JPH1068343A - 排気ガス還流制御装置 - Google Patents

排気ガス還流制御装置

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JPH1068343A
JPH1068343A JP8227218A JP22721896A JPH1068343A JP H1068343 A JPH1068343 A JP H1068343A JP 8227218 A JP8227218 A JP 8227218A JP 22721896 A JP22721896 A JP 22721896A JP H1068343 A JPH1068343 A JP H1068343A
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Hitoshi Kamura
均 加村
Kenjirou Hatayama
健二郎 幡山
Toshiro Nomura
俊郎 野村
Hiroki Tamura
宏記 田村
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、燃料噴射モードを切り換え可能な
内燃機関に用いられる排気ガス還流制御装置に関し、燃
料噴射モードの切り換え時の目標排気ガス再循環量の変
更による燃焼状態の悪化を防止できるようにする。 【解決手段】 異なる目標空燃比に基づいて設定される
複数の燃料噴射モードを切り換え可能な内燃機関におい
て、排気ガスの一部を吸気に還流する排気ガス還流装置
200と、各燃料噴射モード毎に異なる目標排気ガス還
流量を設定する目標排気ガス還流量設定手段100とを
そなえ、燃料噴射モード切り換え時に、目標排気ガス還
流量設定手段100により設定される目標排気ガス還流
量を減少させるように補正する排気ガス還流量補正手段
100aを設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射モードを
切り換え可能な内燃機関に用いられる排気ガス還流制御
装置に関し、特に、内燃機関の燃焼室内に直接燃料を噴
射する筒内噴射式内燃機関に用いて好適の、排気ガス還
流制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用エンジンにおいては、燃
費向上の観点から、燃焼空燃比を理論空燃比よりも大き
く設定したリーンバーンエンジンが提案されている。と
ころで、リーンバーンエンジンは、一般にその燃焼空燃
比を大きくすればするほど燃費向上が図られる反面で、
燃焼悪化による限界が発生する。この限界を極力高める
手法として、燃焼室内の着火点近傍の空燃比をリッチな
混合状態とする一方、燃焼室内の総合空燃比は大きく維
持して、層状燃焼を行なう技術が提案されている。
【0003】また、燃料のより希薄な混合気で機関の運
転を行なえるようにするために、気筒内に直接燃料を噴
射するようにした筒内噴射型エンジンも開発されてい
る。特に、このような筒内噴射型エンジンでは、例えば
圧縮行程後期に燃料噴射を行なうことができるため、気
筒内にタンブル流等の層状の縦渦流を発生させ、この層
状縦渦流へ点火プラグの着火直前(例えば圧縮行程後
期)に燃料噴射を行なうことにより、点火プラグの近傍
のみをリッチな混合気の状態として燃焼性を確保しなが
ら、全体としては極めてリーンな混合気による低燃費運
転を実現できる。
【0004】ところで、リーン燃焼を行なう場合には、
その燃焼空燃比を大きくすればするほどNOx生成量が
低下することが知られているが、リーン層状燃焼を行な
った場合には、着火点近傍の空燃比は比較的小さいた
め、NOx生成量の低減にも一定の限界がある。そこ
で、このNOx低減を行なう手段としては、排気ガスの
還流(EGR)を行なうことが考えられ、例えば圧縮リ
ーンモード時には大量の排気ガスを還流させて、NOX
の低減化を図るのである。
【0005】また、このような内燃機関では、各運転モ
ード(燃料噴射モード)毎に応じた目標排気ガス還流量
が設定されており、運転モード切り換え時には、排気ガ
ス還流量が速やかに目標排気ガス還流量となるようにE
GRバルブの制御が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
燃料噴射モード(運転モード)の切り換えの前後におい
てもEGRを作動させるような場合、切り換え後の燃料
噴射モードに応じて目標排気ガス還流量を一気に切り換
えてしまうと、燃焼室内の燃焼状態が悪化してしまうお
それがある。
【0007】すなわち、燃料噴射モードの切り換え時に
は、エンジンのトルク変動を抑制するために、エアバイ
パスバルブ(ABV)による空気量制御や燃料噴射弁
(インジェクタ)による燃料噴射量制御により目標空燃
比A/Fの変更等を行なっているが、このような場合
に、目標排気ガス還流量のみを燃料噴射モードに応じて
一気に切り換えてしまうと、燃焼状態が急激に変動して
しまうのである。
【0008】さらに、大量の排気ガスを還流させる運転
モードから小量の排気ガスを還流させる運転モード(排
気ガスを還流させない運転モードを含む)に切り換えら
れる場合、例えばストイキオモードから圧縮リーンモー
ドに切り換えられる時には、還流される排気ガスが排気
ガス還流通路内や吸気通路内に残留するため、運転モー
ドに応じて単純に目標排気ガス還流量を切り換えてしま
うと、運転モード切り換え直後には、実排気ガス還流量
が目標値よりも増大して燃焼状態が悪化してしまうので
ある。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、運転モードの切り換え時の目標排気ガス再循
環量の変更による燃焼状態の悪化を防止するようにし
た、排気ガス還流制御装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の排気ガス還流制御装置は、異なる目標空燃比
に基づいて設定される複数の燃料噴射モードを切り換え
可能な内燃機関において、排気ガスの一部を吸気に還流
する排気ガス還流装置と、各燃料噴射モード毎に異なる
目標排気ガス還流量を設定する目標排気ガス還流量設定
手段とをそなえ、該燃料噴射モード切り換え時に、該目
標排気ガス還流量設定手段により設定される該目標排気
ガス還流量よりも該排気ガス還流量が小さくなるように
補正する排気ガス還流量補正手段が設けられていること
を特徴としている。
【0011】また、請求項2記載の本発明の排気ガス還
流制御装置は、上記請求項1記載の構成に加えて、該目
標排気ガス還流量設定手段により設定される目標排気ガ
ス還流量が減少する方向に燃料噴射モードが切り換えら
れた時には、該排気ガス還流量補正手段により該排気ガ
ス還流量が略0に補正されるように構成されていること
を特徴としている。
【0012】また、請求項3記載の本発明の排気ガス還
流制御装置は、上記請求項1又は2記載の構成に加え
て、該内燃機関が、該内燃機関の運転状態に応じて、主
として圧縮行程で燃料噴射を行なうとともに理論空燃比
よりも希薄側空燃比で運転する圧縮行程噴射モードと、
主として吸気行程で燃料噴射を行なうとともに該希薄空
燃比よりも濃化側空燃比で運転する吸気行程噴射モード
とを切り換え可能な筒内噴射内燃機関であって、該燃料
噴射モードに応じて、該内燃機関の燃焼室に供給される
空気量を補正する空気量補正手段をそなえていることを
特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の本発明の排気ガス還
流制御装置は、上記請求項1記載の構成に加えて、該内
燃機関が、該燃料噴射モードの切り換え時に空燃比が切
り換えられるように構成され、該空燃比が切り換えられ
た時には、該目標排気ガス還流量設定手段により設定さ
れる該目標排気ガス還流量よりも該排気ガス還流量が小
さく設定されるように構成されていることを特徴として
いる。
【0014】さらに、請求項5記載の本発明の排気ガス
還流制御装置は、 該内燃機関が、該燃料噴射モードの
切り換え時に空燃比が切り換えられるように構成され、
該空燃比の切り換え時には、該空燃比の切り換えに先立
って、該目標排気ガス還流量設定手段により設定される
該目標排気ガス還流量よりも該排気ガス還流量が小さく
設定されるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の一実
施形態としての排気ガス還流制御装置について説明する
と、本装置は、図2に示すような筒内噴射エンジンに設
けられている。まず、本装置を有する筒内噴射エンジン
の構成について、図2を参照しながら説明すると、図2
において、1はエンジン本体、2は吸気通路、3はスロ
ットル弁設置部分、4はエアクリーナ、5はバイパス通
路(第2バイパス通路)、6は第2バイパス通路5内を
流通する空気量を調整しうる第2エアバイパスバルブ
(#2ABV)である。吸気通路2は、上流側から吸気
管7,サージタンク8,吸気マニホールド9の順で接続
された構成になっており、第2バイパス通路5はサージ
タンク8の上流側に設けられている。第2エアバイパス
バルブ6は、ステッパモータで所要の開度に駆動される
ようになっているが、この第2エアバイパスバルブ6
は、電磁弁によるデューティ制御を用いて開度調整を行
なうようにしてもよい。
【0016】さらに、12はアイドルスピードコントロ
ール機能をそなえたものであり、バイパス通路(第1バ
イパス通路)13とバイパスバルブとしての第1エアバ
イパスバルブ(#1ABV)14とからなり、第1エア
バイパスバルブ14は図示しないステッパモータで駆動
されるようになっている。また、15はスロットルバル
ブであり、第1バイパス通路13及び第2バイパス通路
5は、吸気通路2のスロットルバルブ15の装着部分を
バイパスするようにしてそれぞれの上流端及び下流端を
吸気通路2に接続されている。
【0017】さらに、第1エアバイパスバルブ14,第
2エアバイパスバルブ6の各開閉制御は、制御手段とし
ての電子制御装置(ECU)16を通じて行なわれるよ
うになっている。また、17は排気通路、18は燃焼室
であり、吸気通路2及び排気通路17の燃焼室18への
開口部、即ち吸気ポート2A及び排気ポート17Aに
は、吸気弁19及び排気弁20が装備されている。
【0018】そして、21は燃料噴射弁(インジェク
タ)であり、本エンジンでは、このインジェクタ21が
燃焼室18へ直接燃料噴射するように配設されている。
さらに、22は燃料タンク、23A〜23Eは燃料供給
路、24は低圧燃料ポンプ、25は高圧燃料ポンプ、2
6は低圧レギュレータ、27は高圧レギュレータ、28
はデリバリパイプであり、燃料タンク22内の燃料を低
圧燃料ポンプ24で駆動して更に高圧燃料ポンプ25で
加圧して所定の高圧状態で燃料供給路23A,23B,
デリバリパイプ28を通じてインジェクタ21へ供給す
るようになっている。この際、低圧燃料ポンプ24から
吐出された燃料圧力は低圧レギュレータ26で調圧さ
れ、高圧燃料ポンプ25で加圧されてデリバリパイプ2
8に導かれる燃料圧力は高圧レギュレータ27で調圧さ
れるようになっている。
【0019】また、29はエンジン1の排気通路17内
の排出ガス(排気ガス)を吸気通路2内に還流させる排
気ガス還流通路(EGR通路)、30はEGR通路29
を通じて吸気通路2内に還流する排気ガスの還流量を調
整する排気ガス量調整手段としてのステッパモータ式の
バルブ(EGRバルブ)であり、31はブローバイガス
を還元する流路であり、32はクランク室積極換気用の
通路、33はクランク室積極換気用のバルブであり、3
4はキャニスタであり、35は排気ガス浄化用触媒(こ
こでは、三元触媒)である。
【0020】そして、主にEGR通路29及びEGRバ
ルブ30とから排気ガス還流装置(EGR装置)200
が構成されている。ところで、ECU16では、図2に
示すように、第1エアバイパスバルブ14,第2エアバ
イパスバルブ6の開閉制御又は開度制御を行なうほか、
インジェクタ21や図示しない点火プラグのための点火
コイルやEGRバルブ30の制御や高圧レギュレータ2
7による燃圧制御も行なうようになっている。これらの
制御のために、図2に示すように、エアフローセンサ4
4,吸気温度センサ36,スロットル開度を検出するス
ロットルポジションセンサ(TPS)37,アイドルス
イッチ38,エアコンスイッチ(図示略),変速ポジシ
ョンセンサ(図示略),車速センサ(図示略),パワー
ステアリングの作動状態を検出するパワステスイッチ
(図示略),スタータスイッチ(図示略),第1気筒検
出センサ40,クランク角センサ41,エンジンの冷却
水温を検出する水温センサ42,排気ガス中の酸素濃度
を検出するO2 センサ43等が設けられ、ECU16に
接続されている。なお、クランク角センサ41に基づい
てエンジン回転数を算出でき、例えばECU16内にこ
のようなエンジン回転数演算機能がそなえられている。
そこで、このクランク角センサ41とエンジン回転数演
算機能とからエンジン回転数センサが構成されるが、こ
こではクランク角センサ41についても便宜上エンジン
回転数センサとよぶ。
【0021】そして、図1に示すように、これらのスロ
ットルポジションセンサ(TPS)37及びエンジン回
転数センサ41により、エンジンの運転状態を検出する
運転状態検出手段101が構成されている。ここで、E
CU16を通じたエンジンに関する制御内容について、
図3の制御ブロック図に基づいて説明する。
【0022】本エンジンでは、燃焼室18内に均一に燃
料を噴射することで成立しうる予混合燃焼と、燃焼室1
8内に臨んだ図示しない点火プラグの周囲に噴射燃料を
偏在させることで成立しうる層状リーン燃焼とを運転状
態に応じて切り換えるエンジンである。そして、本エン
ジンは、エンジンの運転モード(燃料噴射モード)とし
て、圧縮行程で燃料噴射を行なって層状リーン燃焼を行
なう後期リーン燃焼運転モード(後期リーンモード)
と、吸気行程で燃料噴射を行なって予混合燃焼を行なう
前期リーン燃焼運転モード(前期リーンモード),スト
イキオフィードバック運転燃焼運転モード(ストイキオ
運転モード),オープンループ燃焼運転モード(ストイ
キオ運転モード又はエンリッチ運転モード)の4モード
が設けられている。なお、各モードにおいて、EGRを
作動させる場合とEGRを停止させる場合とが設定され
ており、エンジンの運転状態や車両の走行状態等に応じ
てこれらのモードの何れかが選択され、燃料の供給制御
が行なわれる。
【0023】このため、図1に示すように、ECU16
には、運転状態検出手段101から検出されるエンジン
の運転状態、具体的にはエンジンの負荷状態Peとエン
ジンの機関回転数Neとが入力されるようになってお
り、ECU16では、入力されたエンジンの運転状態
(ここでは、Pe,Ne)に応じて、運転モード選択手
段300により上述のような各運転モードを選択するよ
うになっている。ECU16では、さらに、この選択し
た運転モードに基づいてやはりエンジンの運転状態(P
e,Ne)に応じて空燃比を設定して、この設定した空
燃比に基づいて各気筒毎に設けられた燃料噴射弁21に
よる燃料供給を制御する。
【0024】一般には、エンジン回転数Ne及びエンジ
ン負荷Peに対して、図4に示すような領域傾向で、エ
ンリッチ運転モード,ストイキオ運転モード,前期リー
ンモード,後期リーンモードが設定される。さて、上述
のモードのうち、後期リーンモードは、最も希薄な燃焼
(空燃比が30〜40程度)を実現できるが、このモー
ドでは、燃料噴射を圧縮行程後期のように極めて点火時
期に近い段階で行ない、しかも燃料を点火プラグの近傍
に集めて部分的にはリッチにし全体的にはリーンとしな
がら着火性,燃焼安定性を確保しつつ節約運転を行なう
ようにしている。
【0025】また、前期リーンモードも希薄燃焼(空燃
比が20〜24程度)を実現できるが、このモードで
は、燃料噴射を後期リーンモードよりも前の吸気行程に
行ない、燃料を燃焼室内に拡散させて全体空燃比をリー
ンにしながら着火性,燃焼安定性を確保しつつある程度
の出力を確保するようにして、節約運転を行なうように
している。
【0026】ストイキオ運転モードは、O2 センサの出
力に基づいて、空燃比をストイキオ又はストイキオ近傍
の状態に維持しながら十分なエンジン出力を効率よく得
られるようにしている。また、オープンループ燃焼運転
モードでは、加速時や発進時等に十分な出力が得られる
ように、オープンループ制御によりストイキオ又はこれ
よりもリッチな空燃比での燃焼を行なう。
【0027】まず、各バルブ6,14の開度制御から説
明すると、ECU16にはエンジン運転状態に応じて要
求空気量を設定する機能がそなえられ、設定した要求空
気量に応じて各バルブ6,14の開度制御が行なわれ
る。具体的には、図3に示すように、まず、スロットル
センサで検出されたスロットル開度θth又は図示しない
アクセル開度センサからのアクセル開度情報とクランク
角センサからの検出情報に基づいたエンジン回転速度N
eとから、マップに基づいて目標エンジン負荷(目標P
e)を設定する(ブロックB1)。
【0028】一方、エアコンスイッチからの情報に基づ
いてエアコンディショナがオンであればエンジン回転速
度Neからマップに基づいてエアコン対応補正量ΔPe
acを設定し(ブロックB2)、パワステスイッチからの
情報に基づいてパワーステアリングがオンであればエン
ジン回転速度Neからマップに基づいてパワステ対応補
正量ΔPepsを設定し(ブロックB3)、インヒビタス
イッチからの情報に基づいて始動時にはエンジン回転速
度Neからマップに基づいてインヒビタ対応補正量ΔP
einh を設定する(ブロックB4)。
【0029】そして、適宜これらの対応補正量ΔPea
c,ΔPeps,ΔPeinh によって、目標Peを補正す
る。そして、この補正後目標PeをスイッチS1を通じ
て適宜フィルタリングし(ブロックB5)、このように
して得られた目標Peとエンジン回転速度Neとから、
マップに基づいて要求空気量(又は、目標吸入空気量)
Qに応じたバルブ開度に関する制御量Posを設定す
る。
【0030】この制御量Posの設定にあたっては、ブ
ロックB7に示すように複数のマップからエンジンの運
転状態に応じたものを選択して用いられ、スイッチS
2,S3を通じて、エンジンの運転状態に応じて信号が
出力される。ここでは、エンジンの運転状態として、最
も希薄燃焼となる後期リーンモードと、これに次いだ希
薄燃焼となる前期リーンモードと、ストイキオ運転モー
ドの内のEGR作動中との3モードに関してマップが設
けられ、これらのモードの場合にのみ要求空気量を設定
する。
【0031】また、スイッチS4により、アイドル運転
状態が成立した場合には、ブロックB8に示すようにエ
ンジン回転数のフィードバックに基づいた要求空気量
(又は、目標吸入空気量)#1ABVQの制御量#1A
BVPos(この場合には、第1エアバイパスバルブを
主体とした目標開度となる)を設定する。上述のブロッ
クB7,B8を通じた要求空気量Q,#1ABVQに対
応する量を設定する機能部分は、要求空気量設定手段
(図示略)に相当する。
【0032】このようにして得られた制御量Pos又は
#1ABVPosに応じて、第2エアバイパスバルブ6
の開度位置の設定又はデューティ比の設定(ブロックB
10)、第1エアバイパスバルブ14の開度位置の設定
(ブロックB11)が行なわれ、第1エアバイパスバル
ブ14,第2エアバイパスバルブ6が所要の状態に制御
される。
【0033】さらに、図3に基づいて、インジェクタ2
1,点火コイル,EGRの各制御について説明する。イ
ンジェクタ21の駆動のためには、インジェクタ21の
噴射開始時期と噴射終了時期とを設定する必要がある
が、ここでは、インジェクタ駆動時間Tinj とインジェ
クタ21の噴射終了時期とを設定して、これに基づい
て、インジェクタ21の噴射開始時期を逆算しながら、
インジェクタ21の駆動のタイミングを決定している。
これらの設定は、ECU16で エンジン運転状態に応
じて行なわれる。
【0034】インジェクタ駆動時間Tinj の設定には、
まず、フィルタリング処理(ブロックB6)された補正
後目標Peとエンジン回転速度Neとから、マップに基
づいて空燃比A/Fを設定する(ブロックB12)。こ
の場合の設定マップも、後期リーンモードでEGR作動
中と、後期リーンモードでEGR停止中と、前期リーン
モードと、オープンループモードとの4モードに関して
設けられており、エンジンの運転状態に応じたものを選
択して用いられる。
【0035】こうして得られた空燃比A/Fと、エアフ
ロセンサで検出された吸気量Qpbとから、インジェクタ
駆動時間Tinj を算出する(ブロックB13)。そし
て、このインジェクタ駆動時間Tinj に、気筒別インジ
ェクタ不均率補正(ブロックB14)及び気筒別デッド
タイム補正(ブロックB15)を施す。一方、目標Pe
とエンジン回転速度Neとから減速時用噴射時間TDEC
を算出して(ブロックB16)、減速時で且つ後期リー
ン運転時には、スイッチS5を通じて、ブロックB13
で得られたインジェクタ駆動時間Tinj とこの減速時用
噴射時間TDEC とのうちの小さいほうを選択して(ブロ
ックB17)、これをインジェクタ駆動時間に決定す
る。
【0036】インジェクタ21の噴射終了時期の設定
も、フィルタリング処理(ブロックB6)された補正後
目標Peとエンジン回転速度Neとから、マップに基づ
いて噴射終了時期を設定する(ブロックB18)。この
場合の設定マップも、後期リーンモードでEGR作動中
と、後期リーンモードでEGR停止中と、前期リーンモ
ードと、オープンループ運転又はストイキオフィードバ
ック運転のモードとの4モードに関して設けられてお
り、エンジンの運転状態に応じたものを選択して用いら
れる。
【0037】こうして得られた噴射終了時期に後期リー
ンモードの場合には水温補正を施して噴射終了時期を得
るようにしている。このようにして得られたインジェク
タ駆動時間Tinj 及び噴射終了時期に基づいて、インジ
ェクタ21の駆動を行なう。また、点火コイルによる点
火プラグの点火時期についても、フィルタリング処理
(ブロックB6)された補正後目標Peとエンジン回転
速度Neとから、マップに基づいて点火時期を設定する
(ブロックB20)。この場合の設定マップは、後期リ
ーンモードでEGR作動中と、後期リーンモードでEG
R停止中と、前期リーンモードと、ストイキオフィード
バック運転でEGR作動中と、オープンループ運転又は
ストイキオフィードバック運転でEGR停止中の5モー
ドに関して設けられている。こうして得られた点火時期
に各種リタード補正を施して(ブロックB21)、これ
に基づいて点火コイルの制御を行なう。
【0038】また、EGRの流量制御についても、フィ
ルタリング処理(ブロックB6)された補正後目標Pe
とエンジン回転速度Neとから、マップに基づいてEG
Rの流量を設定する(ブロックB22)。この場合の設
定マップは、Dレンジでの後期リーンモードと、Nレン
ジでの後期リーンモードと、Dレンジでのストイキオフ
ィードバック運転モードと、Nレンジでのストイキオフ
ィードバック運転モードとの4モードに関して設けられ
ている。
【0039】こうして得られたEGRの流量を水温補正
(ブロックB23)を施して、開度に応じた制御量(デ
ューティ比)を設定して(ブロックB24)、EGRの
流量制御を行なう。そして、これらのブロックB22,
ブロックB23及びブロックB24から目標排気ガス還
流量設定手段100が構成されている。なお、水温補正
(ブロックB23)に関しても、エンジンの運転状態
(ここでは、後期リーンモードとストイキオフィードバ
ック運転モードとの2モード)に応じたマップが用いら
れている。
【0040】次に、本発明の要部について図1及び図5
を用いて説明すると、本装置は、運転モード(又は燃料
噴射モード)の切り換え前後でEGRを作動させる場合
の排気ガス還流量の制御に関するものであって、上述の
ような運転モード切り換え時に、排気ガス還流量を目標
排気ガス還流量設定手段100で設定される目標排気ガ
ス還流量よりも一時的に減少させるようになっている。
【0041】このため、図1に示すように、ECU16
には、排気ガス還流量補正手段100aが設けられてお
り、上述のような運転モード切り換え時には、この排気
ガス還流量補正手段100aにより、目標排気ガス還流
量設定手段100で設定される目標排気ガス還流量が補
正されるようになっている。具体的には、ストイキオ運
転モードから後期リーンモードへ切り換える場合、及び
後期リーンモードからストイキオ運転モードへ切り換え
る場合に、一時的に目標排気ガス還流量よりも実排気ガ
ス還流量が少なくなるように、排気ガス還流装置(EG
R装置)200が制御されるようになっているのであ
る。
【0042】このような制御を行なうのは、主に以下の
理由によるものである。すなわち、運転モードの切り換
え時には、エンジンのトルク変動を抑制するために、第
2エアバイパスバルブ(#2ABV)6による空気量制
御やインジェクタ21による燃料噴射量制御により目標
空燃比A/Fの変更等を行なっているが、このような場
合に、目標排気ガス還流量のみを運転モードに応じて一
気に切り換えてしまうと、燃焼状態が急激に変動してし
まい、燃焼状態が悪化することが考えられる。
【0043】そこで、本装置では、上述したように、運
転モードの切り換え時には、排気ガス還流量補正手段1
00により、目標排気ガス還流量設定手段100で設定
される目標排気ガス還流量よりも実際の排気ガス還流量
が一時的に小さくなるように補正して、燃焼室18内の
燃焼状態の悪化を防止するようにしているのである。な
お、このような排気ガス還流量の調整は、実際にはEG
Rバルブ30の作動を補正することにより実行される。
【0044】以下、このような運転モード切り換え時の
排気ガス還流量の制御について、図5(a)〜(d)を
用いて説明する。まず、運転モード切り換え時の目標空
燃比A/Fの制御について説明する。目標空燃比A/F
は、運転モード切り換え時には、上述したように第2エ
アバイパスバルブ(#2ABV)6による空気量制御や
インジェクタ21による燃料噴射量制御により変更され
るようになっている。このうち、第2エアバイパスバル
ブ6は、エンジン1の燃焼室18に供給される空気量を
補正するための空気量補正手段として構成されており、
運転モード切り換え時の目標空燃比A/Fの変更は、主
に第2エアバイパスバルブ6の開度制御により実行され
るようになっている。
【0045】そして、ストイキオ運転モードから後期リ
ーンモードへの切り換え時、及び後期リーンモードから
ストイキオ運転モードへの切り換え時には、目標空燃比
A/Fは、空気量補正手段により、図5(a)に示すよ
うに制御されるようになっている。すなわち、ストイキ
オ運転モードから後期リーンモードへの切り換え時に
は、目標空燃比A/Fは、一気に(ステップ状に)変更
されるのではなく、実際の切り換えタイミングAよりも
所定時間前(タイミングA1 で示す)から目標空燃比A
/Fを徐々にリーン側に変更し、燃料噴射切り換えタイ
ミングAにおいて所定量だけ一気に目標空燃比A/Fを
変更するのである。そして、この切り換えタイミングA
から所定時間後(タイミングA2 で示す)までの間に、
さらに目標空燃比A/Fを徐々に増加させて、後期リー
ンモードの目標空燃比A/Fに切り換えるようになって
いる。
【0046】また、これと同様に、後期リーンモードか
らストイキオ運転モードへの切り換え時においても、目
標空燃比A/Fは、一気に(ステップ状に)変更される
のではなく、実際の切り換えタイミングBよりも所定時
間前(タイミングB1 で示す)から目標空燃比A/Fを
徐々にリッチ側に変更し、燃料噴射切り換えタイミング
Bにおいて所定量だけ一気に目標空燃比A/Fを変更す
るのである。そして、この切り換えタイミングBから所
定時間後(タイミングB2 で示す)までの間に、さらに
目標空燃比A/Fを徐々に増加させて、ストイキオ運転
モードの目標空燃比A/Fに切り換えるようになってい
る。
【0047】これにより、燃焼室18に供給される空気
量は、図5(d)に示すようになり、運転モード切り換
え時には急激に空気量が変化することなく、緩やかに空
気量が増加又は減少するようになる。これにより、運転
モード切り換え時のトルク変動が抑制されるのである。
一方、このときの排気ガス還流量は、図5(b)に示す
ようにEGRバルブ30の開度調整を行なうことで、制
御されるようになっている。
【0048】すなわち、ストイキオ運転モードから後期
リーンモードへの切り換え時には、通常では、図5
(b)の一点鎖線に示すように運転モードの切り換えタ
イミングAに同期させてEGRバルブ30を目標開度ま
で一気に開放し、目標排気ガス還流量が得られるように
設定することが考えられるが、本装置では、燃焼状態の
悪化を防止すべく、図5(b)の実線に示すように、運
転モードの切り換えタイミングAよりも所定時間前のタ
イミングA1 において、一旦EGRバルブ30の開度を
略全閉近くまで絞り、運転モードの切り換えタイミング
Aから所定時間経過後のタイミングA2 に、EGRバル
ブ30を目標開度まで開放して目標排気ガス還流量を得
るように設定されているのである。
【0049】また、後期リーンモードからストイキオ運
転モードへの切り換え時についても、通常では、運転モ
ードの切り換えタイミングBに同期させてEGRバルブ
30を一気に目標開度まで絞り、目標排気ガス還流量が
得られるように設定することが考えられるが、本装置で
は、運転モードの切り換えタイミングBよりも所定時間
前のタイミングB1 において、一旦EGRバルブ30の
開度を略全閉近くまで絞り、運転モードの切り換えタイ
ミングBから所定時間経過後のタイミングB2に、EG
Rバルブ30を目標開度まで開放して目標排気ガス還流
量を得るように設定されているのである。
【0050】これにより、燃焼室18に還流される排気
ガス量(実EGR量)は、図5(c)に示すような特性
となる。すなわち、運転モード切り換えタイミングAに
おいては、切り換え前の実EGR量よりも減少すること
になり、その後増加して、通常の目標排気ガス還流量と
なるのである。したがって、ストイキオ運転モードから
後期リーンモードへの切り換え時には、一旦還流される
排気ガスが低減されるので、運転モードの切り換え時に
急激に排気ガス還流量が増加することがなく、燃焼状態
の悪化を生じることなく速やかに運転モードを切り換え
ることができるのである。
【0051】また、後期リーンモードからストイキオ運
転モードへの切り換えタイミングBにおいては、排気ガ
ス還流量は、速やかに減少することになり、後期リーン
モード時の残留EGRガスの影響を排除することができ
るのである。本発明の一実施形態としての排気ガス還流
制御装置は、上述のように構成されているので、EGR
装置200を作動させながらストイキオ運転モードから
後期リーンモードへの切り換えが行なわれる場合、EG
Rバルブ30の開度を一旦略全閉近くまで絞ることで、
目標排気ガス還流量設定手段100で設定される目標排
気ガス還流量よりも実際の排気ガス還流量(実EGR
量)の方が一時的に少なく設定される。
【0052】これにより、実EGR量の急激な増大を抑
制することができ、このような運転モード切り換え時の
EGR量の急激な変化に起因する燃焼状態の悪化を防止
することができる。また、EGR装置200を作動させ
ながら後期リーンモードからストイキオ運転モードへの
切り換えが行なわれる場合も、上述と同様にEGRバル
ブ30の開度を一旦略全閉近くまで絞ることで、目標排
気ガス還流量設定手段100で設定される目標排気ガス
還流量よりも実際の排気ガス還流量(実EGR量)の方
が一時的に少なく設定されることになる。
【0053】ところで、後期リーンモード時には還流さ
れる排気ガスは比較的多く、一方、ストイキオ運転モー
ドで要求されるEGR量は後期リーンモードに比べれば
僅かである。このため、後期リーンモードからストイキ
オ運転モードへの切り換え直後には、排気ガス還流通路
(EGR通路)29内及び吸気通路内に後期リーンモー
ドで要求された排気ガスが残留してしまい、ストイキオ
運転モードに切り換わっているにもかかわらず、要求さ
れるEGR量よりも多量の排気ガスが燃焼室18に供給
されることが考えられるが、本装置のように、運転モー
ド切り換え時に、EGRバルブ30の開度を一旦略全閉
近くまで絞ることで、このような残留排気ガス(残留E
GR)による燃焼状態への影響を極力排除することがで
き、やはり、燃焼状態の悪化を防止することができるの
である。
【0054】すなわち、後期リーンモードからストイキ
オ運転モードへの切り換え時のように、空気量を減少さ
せる場合には上述のようにEGR量も減少させたいとい
う要望があるが、第2エアバイパスバルブ6を閉方向に
駆動すると新気空気量が減少するためEGR率は増加す
る方向にあり、EGR率を低下させるためには新気空気
量の減少度合いよりもEGR率の減少度合いを大きくす
る必要がある。しかしながら、通常は上述したような残
留EGRガスによる影響により、運転モード切り換え直
後では、EGR量が必要以上に多くなりがちであった。
【0055】これに対して、運転モード切り換え時に、
EGRバルブ30の開度を一旦略全閉近くまで絞ること
で、このような切り換え時の燃焼状態の悪化を防止する
ことができるのである。また、このとき運転モード切り
換え時のEGRバルブ30の開度を一時的に全閉とすれ
ば、より一層運転モード切り換え時間を短くすることが
でき、排気ガス性能の悪化を低減することもできるとい
う利点がある。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の排気ガス
還流制御装置によれば、排気ガス還流装置を作動させな
がら燃料噴射モードを切り換える場合、目標排気ガス還
流量設定手段で設定される目標排気ガス還流量よりも実
際の排気ガス還流量の方が一時的に少なく設定されるの
で、実際の排気ガス還流量の急激な増大を抑制すること
ができ、これに起因する燃焼状態の悪化を防止すること
ができるという利点がある。
【0057】また、燃料噴射モードの切り換え前におけ
る残留排気ガスによる燃焼状態への影響を極力排除する
ことができ、やはり、燃焼状態の悪化を防止することが
できるのである。また、燃料噴射モード切り換え時に排
気ガス還流量を0にすれば、運転モード切り換え時間を
短くすることができ、排気ガス性能の悪化を低減するこ
ともできるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての排気ガス還流量制
御装置における要部機能に着目した機能ブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態としての排気ガス還流制御
装置を有する内燃機関の全体構成を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態としての排気ガス還流制御
装置を有する内燃機関の機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態としての排気ガス還流制御
装置を有する内燃機関の運転モードについて説明する図
である。
【図5】本発明の一実施形態としての排気ガス還流制御
装置の燃料噴射モード切り換え時における動作を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 2 吸気通路 2A 吸気ポート 3 スロットル弁設置部分 4 エアクリーナ 5 バイパス通路(第2バイパス通路) 6 第2エアバイパスバルブ(#2ABV) 7 吸気管 8 サージタンク 9 吸気マニホールド 12 アイドルスピートコントロール機能を備えたもの 13 バイパス通路(第1バイパス通路) 14 第1エアバイパスバルブ(#1ABV) 15 スロットルバルブ 16 電子制御装置(ECU) 17 排気通路 17A 排気ポート 18 燃焼室 19 吸気弁 20 排気弁 21 燃料噴射弁(インジェクタ) 22 燃料タンク 23A〜23E 燃料供給路 24 低圧燃料ポンプ 25 高圧燃料ポンプ 26 低圧レギュレータ 27 高圧レギュレータ 28 デリバリパイプ 29 排気ガス還流通路(EGR通路) 30 EGRバルブ 31 ブローバイガス還元流路 32 クランク室積極換気用通路 33 クランク室積極換気用バルブ 34 キャニスタ 35 排気ガス浄化用触媒 36 吸気温度センサ 37 スロットルポジションセンサ(TPS) 38 アイドルスイッチ 40 第1気筒検出センサ 41 クランク角センサ 42 水温センサ 43 O2 センサ 100 目標排気ガス還流量設定手段 101 運転状態検出手段 100a 排気ガス還流量補正手段 200 排気ガス還流装置(EGR装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 301 F02D 43/00 301E 301J 301K 301N 45/00 301 45/00 301F 301G 312 312A F02M 25/07 550 F02M 25/07 550F 550R (72)発明者 田村 宏記 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる目標空燃比に基づいて設定される
    複数の燃料噴射モードを切り換え可能な内燃機関におい
    て、 排気ガスの一部を吸気に還流する排気ガス還流装置と、 各燃料噴射モード毎に異なる目標排気ガス還流量を設定
    する目標排気ガス還流量設定手段とをそなえ、 該燃料噴射モード切り換え時に、該目標排気ガス還流量
    設定手段により設定される該目標排気ガス還流量よりも
    該排気ガス還流量が小さくなるように補正する排気ガス
    還流量補正手段が設けられていることを特徴とする、排
    気ガス還流制御装置。
  2. 【請求項2】 該目標排気ガス還流量設定手段により設
    定される目標排気ガス還流量が減少する方向に燃料噴射
    モードが切り換えられた時には、該排気ガス還流量補正
    手段により該排気ガス還流量が略0に補正されるように
    構成されていることを特徴とする、請求項1記載の排気
    ガス還流制御装置。
  3. 【請求項3】 該内燃機関が、該内燃機関の運転状態に
    応じて、主として圧縮行程で燃料噴射を行なうとともに
    理論空燃比よりも希薄側空燃比で運転する圧縮行程噴射
    モードと、主として吸気行程で燃料噴射を行なうととも
    に該希薄空燃比よりも濃化側空燃比で運転する吸気行程
    噴射モードとを切り換え可能な筒内噴射内燃機関であっ
    て、 該燃料噴射モードに応じて、該内燃機関の燃焼室に供給
    される空気量を補正する空気量補正手段をそなえている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の排気ガス還流
    制御装置。
  4. 【請求項4】 該内燃機関が、該燃料噴射モードの切り
    換え時に空燃比が切り換えられるように構成され、 該空燃比が切り換えられた時には、該目標排気ガス還流
    量設定手段により設定される該目標排気ガス還流量より
    も該排気ガス還流量が小さく設定されるように構成され
    ていることを特徴とする、請求項1記載の排気ガス還流
    制御装置。
  5. 【請求項5】 該内燃機関が、該燃料噴射モードの切り
    換え時に空燃比が切り換えられるように構成され、 該空燃比の切り換え時には、該空燃比の切り換えに先立
    って、該目標排気ガス還流量設定手段により設定される
    該目標排気ガス還流量よりも該排気ガス還流量が小さく
    設定されるように構成されていることを特徴とする、請
    求項1記載の排気ガス還流制御装置。
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