JPH1066139A - 移動局送信電力制御方法 - Google Patents
移動局送信電力制御方法Info
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- JPH1066139A JPH1066139A JP9173320A JP17332097A JPH1066139A JP H1066139 A JPH1066139 A JP H1066139A JP 9173320 A JP9173320 A JP 9173320A JP 17332097 A JP17332097 A JP 17332097A JP H1066139 A JPH1066139 A JP H1066139A
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- H04W52/18—TPC being performed according to specific parameters
- H04W52/22—TPC being performed according to specific parameters taking into account previous information or commands
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- H04W52/24—TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
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- H04W52/38—TPC being performed in particular situations
- H04W52/50—TPC being performed in particular situations at the moment of starting communication in a multiple access environment
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Probability & Statistics with Applications (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信電力と送信電力を常に最適の状態に自動
制御可能な送信電力制御方法を提供する。 【解決手段】 ＩＦ増幅器１４とリミッタ１６の出力が
対数増幅器１８で直流電圧ＤＶに変換され、これを用い
て制御部２２が当該移動局の受信電力（ＲＳＳＩ) の測
定を行い、該測定結果から送信電力を決定して制御す
る。その方法は、所定時間の間の受信電力平均値と、基
地局から伝送されたパケットより分析される基地局の送
信電力及び基地局で望む受信電力と、から送信電力を計
算して調整することを特徴とする。加入手続中には基地
局の送信電力から受信電力平均値を引いた値を基地局で
望む受信電力に加えて送信電力を決定し、加入手続後に
は基地局の送信電力から受信電力平均値を引いた値を基
地局で望む受信電力に加えて現送信電力を決定する第１
段階と、前の送信電力と現送信電力との間の変化幅に応
じて現送信電力を調整する第２段階と、を行うようにす
る。
制御可能な送信電力制御方法を提供する。 【解決手段】 ＩＦ増幅器１４とリミッタ１６の出力が
対数増幅器１８で直流電圧ＤＶに変換され、これを用い
て制御部２２が当該移動局の受信電力（ＲＳＳＩ) の測
定を行い、該測定結果から送信電力を決定して制御す
る。その方法は、所定時間の間の受信電力平均値と、基
地局から伝送されたパケットより分析される基地局の送
信電力及び基地局で望む受信電力と、から送信電力を計
算して調整することを特徴とする。加入手続中には基地
局の送信電力から受信電力平均値を引いた値を基地局で
望む受信電力に加えて送信電力を決定し、加入手続後に
は基地局の送信電力から受信電力平均値を引いた値を基
地局で望む受信電力に加えて現送信電力を決定する第１
段階と、前の送信電力と現送信電力との間の変化幅に応
じて現送信電力を調整する第２段階と、を行うようにす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局との無線通
信を行う移動局に関し、特に、移動局の送信電力を調節
する方法に関する。
信を行う移動局に関し、特に、移動局の送信電力を調節
する方法に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】無線通信の移動局にお
いては、受信電力の強度は移動位置によって変化する
が、送信電力の方は最初の加入手続きのときに決定され
た送信電力が常に保持されることになるので、状況に応
じた最適の通信を行えるという訳ではない。
いては、受信電力の強度は移動位置によって変化する
が、送信電力の方は最初の加入手続きのときに決定され
た送信電力が常に保持されることになるので、状況に応
じた最適の通信を行えるという訳ではない。
【０００３】そこで本発明の目的は、受信電力と送信電
力を常に最適の状態に自動制御可能な送信電力制御方法
を提供することにある。
力を常に最適の状態に自動制御可能な送信電力制御方法
を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この目的のために本発明
では、基地局との無線通信を行う移動局における送信電
力制御方法として、所定時間の間の受信電力平均値と、
基地局から伝送されたパケットより分析される基地局の
送信電力及び基地局で望む受信電力と、から送信電力を
計算して調整することを特徴とする移動局送信電力制御
方法を提供する。その受信電力平均値は、所定時間の間
に所定回数得た受信電力値を足して前記所定回数で割る
ことで求めることができる。また、加入手続中には、基
地局の送信電力から受信電力平均値を引いた値を基地局
で望む受信電力に加えて送信電力を決定するようにし、
加入手続後には、基地局の送信電力から受信電力平均値
を引いた値を基地局で望む受信電力に加えて現送信電力
を決定する第１段階と、前記受信電力平均値を求めた所
定時間の前の前送信電力と前記現送信電力との間の変化
幅に応じて前記現送信電力を調整する第２段階と、を行
うようにする。その第２段階は、前送信電力と現送信電
力との間の変化が所定の変化幅を越える場合には所定量
を前記前送信電力に対し増減して調整し送信電力とし、
前記所定の変化幅内に収まっていれば第１段階の現送信
電力をそのまま送信電力とする。
では、基地局との無線通信を行う移動局における送信電
力制御方法として、所定時間の間の受信電力平均値と、
基地局から伝送されたパケットより分析される基地局の
送信電力及び基地局で望む受信電力と、から送信電力を
計算して調整することを特徴とする移動局送信電力制御
方法を提供する。その受信電力平均値は、所定時間の間
に所定回数得た受信電力値を足して前記所定回数で割る
ことで求めることができる。また、加入手続中には、基
地局の送信電力から受信電力平均値を引いた値を基地局
で望む受信電力に加えて送信電力を決定するようにし、
加入手続後には、基地局の送信電力から受信電力平均値
を引いた値を基地局で望む受信電力に加えて現送信電力
を決定する第１段階と、前記受信電力平均値を求めた所
定時間の前の前送信電力と前記現送信電力との間の変化
幅に応じて前記現送信電力を調整する第２段階と、を行
うようにする。その第２段階は、前送信電力と現送信電
力との間の変化が所定の変化幅を越える場合には所定量
を前記前送信電力に対し増減して調整し送信電力とし、
前記所定の変化幅内に収まっていれば第１段階の現送信
電力をそのまま送信電力とする。
【０００５】また本発明によれば、基地局との無線通信
を行う移動局における送信電力制御方法として、所定時
間の間に所定回数得た受信電力値を足して前記所定回数
で割ることで受信電力平均値を求める第１過程と、基地
局の送信電力から前記受信電力平均値を引いた値を基地
局で望む受信電力に加えて現送信電力を決定する第２過
程と、前記受信電力平均値を求めた所定時間の前の前送
信電力と前記現送信電力との間の変化幅に応じて前記現
送信電力を調整する第３過程と、を行うことを特徴とす
る移動局送信電力制御方法を提供する。
を行う移動局における送信電力制御方法として、所定時
間の間に所定回数得た受信電力値を足して前記所定回数
で割ることで受信電力平均値を求める第１過程と、基地
局の送信電力から前記受信電力平均値を引いた値を基地
局で望む受信電力に加えて現送信電力を決定する第２過
程と、前記受信電力平均値を求めた所定時間の前の前送
信電力と前記現送信電力との間の変化幅に応じて前記現
送信電力を調整する第３過程と、を行うことを特徴とす
る移動局送信電力制御方法を提供する。
【０００６】基地局の送信電力及び基地局で望む受信電
力は、基地局から伝送されるパケットの分析によるもの
とすればよい。また、第２過程は移動局の加入手続中に
も行われ、第３過程は、移動局の加入手続後に通信が行
われる間、受信電力平均値を求める所定時間を１サイク
ルとして繰り返されるものとすることができる。その第
３過程は、前送信電力と現送信電力との間の変化が所定
の変化幅を越える場合には所定量を前記前送信電力に対
し増減して調整し送信電力とし、前記所定の変化幅内に
収まっていれば第２過程の現送信電力をそのまま送信電
力とするものとする。
力は、基地局から伝送されるパケットの分析によるもの
とすればよい。また、第２過程は移動局の加入手続中に
も行われ、第３過程は、移動局の加入手続後に通信が行
われる間、受信電力平均値を求める所定時間を１サイク
ルとして繰り返されるものとすることができる。その第
３過程は、前送信電力と現送信電力との間の変化が所定
の変化幅を越える場合には所定量を前記前送信電力に対
し増減して調整し送信電力とし、前記所定の変化幅内に
収まっていれば第２過程の現送信電力をそのまま送信電
力とするものとする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき添
付図面を参照して詳細に説明する。
付図面を参照して詳細に説明する。
【０００８】図１に、本例の移動局についてブロック図
で示す。アンテナ２を通じて受信される無線信号は、無
線周波数（ＲＦ：Radio Frequency ）増幅器４によって
増幅される。この増幅後の受信信号は、第１混合器８に
よって第１局部発振器６からの周波数と混合され、第１
中間周波数（ＩＦ：Intermediate Frequnecy）信号ＩＦ
１となる。そして更にこのＩＦ１が第２混合器１２によ
って第２局部発振器２０からの周波数と混合され、第２
中間周波数信号ＩＦ２となる。第２中間周波数信号ＩＦ
２はＩＦ増幅器１４によって増幅された後、リミッタ(L
imiter) １６によって振幅に制限が加えられる。通常
は、このリミッタ１６から出力される信号が使用者に提
供される信号である。
で示す。アンテナ２を通じて受信される無線信号は、無
線周波数（ＲＦ：Radio Frequency ）増幅器４によって
増幅される。この増幅後の受信信号は、第１混合器８に
よって第１局部発振器６からの周波数と混合され、第１
中間周波数（ＩＦ：Intermediate Frequnecy）信号ＩＦ
１となる。そして更にこのＩＦ１が第２混合器１２によ
って第２局部発振器２０からの周波数と混合され、第２
中間周波数信号ＩＦ２となる。第２中間周波数信号ＩＦ
２はＩＦ増幅器１４によって増幅された後、リミッタ(L
imiter) １６によって振幅に制限が加えられる。通常
は、このリミッタ１６から出力される信号が使用者に提
供される信号である。
【０００９】本例では、ＩＦ増幅器１４とリミッタ１６
から出力される信号の電流量が対数増幅器１８で直流電
圧ＤＶに変換される。この出力される直流電圧ＤＶを用
いて制御部２２は、当該移動局の受信電力の強度(Recei
ved Signal Strength Indicator ：ＲＳＳＩ) の測定を
行うことができる。そして制御部２２は、ＲＳＳＩの測
定結果から送信電力を決定した後、送信電力を制御する
ための制御信号ＣＯＮＴを出力する。
から出力される信号の電流量が対数増幅器１８で直流電
圧ＤＶに変換される。この出力される直流電圧ＤＶを用
いて制御部２２は、当該移動局の受信電力の強度(Recei
ved Signal Strength Indicator ：ＲＳＳＩ) の測定を
行うことができる。そして制御部２２は、ＲＳＳＩの測
定結果から送信電力を決定した後、送信電力を制御する
ための制御信号ＣＯＮＴを出力する。
【００１０】図２に、そのＲＳＳＩを決定する際の制御
フローチャートを示してある。即ち、所定の周期（１０
０ｍＳ）で受信信号のＲＳＳＩ値を読み込んで電力単位
に変換する過程と、この変換電力を累積合算する過程
と、所定時間（２秒）の間に累積合算された値の平均値
を計算する過程と、が実施される。まず、図２を参照し
てこの受信電力の平均値を求める過程を説明する。
フローチャートを示してある。即ち、所定の周期（１０
０ｍＳ）で受信信号のＲＳＳＩ値を読み込んで電力単位
に変換する過程と、この変換電力を累積合算する過程
と、所定時間（２秒）の間に累積合算された値の平均値
を計算する過程と、が実施される。まず、図２を参照し
てこの受信電力の平均値を求める過程を説明する。
【００１１】２１０段階で制御部２２は、カウンタ値ｎ
を“０”にセットする。このカウンタ値を設定する理由
は、所定時間（２秒) 内に所定周期（１００ｍＳ) の回
数＝この例では“２０”をカウントするためである。そ
して２１２段階では、内部タイマをチェックして１００
ｍＳの経過を判断する。この１００ｍＳは、適宜設定可
能である。１００ｍＳが経過した場合は２１４段階に進
行して制御部２２は、ＲＳＳＩ値を読み込む。このＲＳ
ＳＩ値は、ＩＦ増幅器１４及びリミッタ１６から出力さ
れる信号の電流量を対数増幅器１８で変換した直流電圧
ＤＶによって提供される。制御部２２は、読み込んだＲ
ＳＳＩ値を電力単位に変換する。下記［表１］は、対数
増幅器１８から出力される直流電圧ＤＶに対応する電力
単位を示している。
を“０”にセットする。このカウンタ値を設定する理由
は、所定時間（２秒) 内に所定周期（１００ｍＳ) の回
数＝この例では“２０”をカウントするためである。そ
して２１２段階では、内部タイマをチェックして１００
ｍＳの経過を判断する。この１００ｍＳは、適宜設定可
能である。１００ｍＳが経過した場合は２１４段階に進
行して制御部２２は、ＲＳＳＩ値を読み込む。このＲＳ
ＳＩ値は、ＩＦ増幅器１４及びリミッタ１６から出力さ
れる信号の電流量を対数増幅器１８で変換した直流電圧
ＤＶによって提供される。制御部２２は、読み込んだＲ
ＳＳＩ値を電力単位に変換する。下記［表１］は、対数
増幅器１８から出力される直流電圧ＤＶに対応する電力
単位を示している。
【表１】
【００１２】［表１］によって変換された電力単位は、
２１８段階で、前の所定周期で変換された電力単位に累
積加算されて臨時バッファにＰRSSI＿READとして貯蔵さ
れる。制御部２２は続く２２０段階で、カウンタ値ｎが
１９より小さいか否かを確認する。この２２０段階を行
う理由は、所定時間（２秒) が経過したかどうかを判断
するためである。
２１８段階で、前の所定周期で変換された電力単位に累
積加算されて臨時バッファにＰRSSI＿READとして貯蔵さ
れる。制御部２２は続く２２０段階で、カウンタ値ｎが
１９より小さいか否かを確認する。この２２０段階を行
う理由は、所定時間（２秒) が経過したかどうかを判断
するためである。
【００１３】２２０段階でカウンタ値ｎが１９より小さ
ければ、これは即ち所定時間（２秒) が経過していない
と判断され、２２４段階へ進行してｎを１増加させた後
に２１２段階へリターンする。一方、ｎが１９以上であ
れば、これは即ち所定時間（２秒) が経過したと判断さ
れるので、制御部２２は２２２段階へ行し、２１８段階
で累積加算されてバッファにＰRSSI＿READとして貯蔵さ
れている受信電力を所定の回数２０で割り、所定時間
（２秒) の間の受信電力の平均値を計算する。この平均
値の計算を数式で表すと、ＰRSSI＝ＰRSSI＿READ／２０
である。
ければ、これは即ち所定時間（２秒) が経過していない
と判断され、２２４段階へ進行してｎを１増加させた後
に２１２段階へリターンする。一方、ｎが１９以上であ
れば、これは即ち所定時間（２秒) が経過したと判断さ
れるので、制御部２２は２２２段階へ行し、２１８段階
で累積加算されてバッファにＰRSSI＿READとして貯蔵さ
れている受信電力を所定の回数２０で割り、所定時間
（２秒) の間の受信電力の平均値を計算する。この平均
値の計算を数式で表すと、ＰRSSI＝ＰRSSI＿READ／２０
である。
【００１４】これにより計算された平均値は、臨時バッ
ファにＰRSSIとして貯蔵される。このように平均値を求
める本例の全過程は、２秒（１００ｍｓ×２０) を１サ
イクルとして行われる。
ファにＰRSSIとして貯蔵される。このように平均値を求
める本例の全過程は、２秒（１００ｍｓ×２０) を１サ
イクルとして行われる。
【００１５】図３に、これに続く送信電力決定のための
制御フローチャートを示してある。即ち、加入手続中に
所定時間（２秒）の間の受信電力平均から移動局の送信
電力初期値を設定する過程と、この加入手続後、所定時
間（２秒）の間の受信電力平均による現送信電力と所定
時間（２秒) 前の前送信電力とを比較して変化幅を調
べ、その変化幅に応じて前記現送信電力を調整する過程
と、を実施する。この図３を参照して、所定時間（２
秒) を１サイクルとして行われる送信電力決定過程を説
明する。
制御フローチャートを示してある。即ち、加入手続中に
所定時間（２秒）の間の受信電力平均から移動局の送信
電力初期値を設定する過程と、この加入手続後、所定時
間（２秒）の間の受信電力平均による現送信電力と所定
時間（２秒) 前の前送信電力とを比較して変化幅を調
べ、その変化幅に応じて前記現送信電力を調整する過程
と、を実施する。この図３を参照して、所定時間（２
秒) を１サイクルとして行われる送信電力決定過程を説
明する。
【００１６】３１０段階で制御部２２は、移動局が加入
手続中であるか否かを所定時間（２秒）の内に判断す
る。この加入手続は、一番最初に基地局との通信のため
に行われる手続を意味している。３１０段階で加入手続
中と判断されれば制御部２２は、３１８段階に進行して
最初の送信電力を決定する。この３１８段階で、送信電
力の決定は次の数式によって行われる（一般にＢＥＲ＝
１０-4の場合、−１０５ｄＢｍ）。ＰMTX ＝ＰRTX −Ｐ
RSSI＋ＰREF …ＰMTX ：移動局の送信電力，ＰRTX ：基
地局の送信電力，ＰRSSI：移動局の受信電力平均値，Ｐ
REF ：基地局で望む受信電力。
手続中であるか否かを所定時間（２秒）の内に判断す
る。この加入手続は、一番最初に基地局との通信のため
に行われる手続を意味している。３１０段階で加入手続
中と判断されれば制御部２２は、３１８段階に進行して
最初の送信電力を決定する。この３１８段階で、送信電
力の決定は次の数式によって行われる（一般にＢＥＲ＝
１０-4の場合、−１０５ｄＢｍ）。ＰMTX ＝ＰRTX −Ｐ
RSSI＋ＰREF …ＰMTX ：移動局の送信電力，ＰRTX ：基
地局の送信電力，ＰRSSI：移動局の受信電力平均値，Ｐ
REF ：基地局で望む受信電力。
【００１７】制御部２２は、３１０段階で加入手続が完
了したと判断されると３１２段階へ進行し、加入手続後
の送信電力ＰMTX を計算する。この計算の数式も前記初
期送信電力の計算式と同一であるが、但し、ＰRSSIは上
述のようにして求める受信電力の平均値で、変動する値
となる。
了したと判断されると３１２段階へ進行し、加入手続後
の送信電力ＰMTX を計算する。この計算の数式も前記初
期送信電力の計算式と同一であるが、但し、ＰRSSIは上
述のようにして求める受信電力の平均値で、変動する値
となる。
【００１８】３１２段階で移動局の送信電力ＰMTX が決
定されると制御部２２は、３１４段階と３１６段階で、
その決定した送信電力ＰMTX と所定時間（２秒) 前の送
信電力ＰMTX ＿２との変化幅を確認する。３１４段階で
は＋側への変化幅が確認され、所定の変化幅（１．５ｄ
Ｂｍ）を越えると判断されると３２０段階へ進行する。
この３１４段階を数式で表すと、ＰMTX ＞ＰMTX ＿２＋
１. ５［ｄＢｍ］になる。３２０段階へ進んだ制御部２
２は、移動局の送信電力ＰMTX を所定の大きさ（３ｄＢ
ｍ）だけ増加させて決定する。この３２０段階を数式で
表すと、ＰMTX＝ＰMTX ＿２＋３［ｄＢｍ］になる。
定されると制御部２２は、３１４段階と３１６段階で、
その決定した送信電力ＰMTX と所定時間（２秒) 前の送
信電力ＰMTX ＿２との変化幅を確認する。３１４段階で
は＋側への変化幅が確認され、所定の変化幅（１．５ｄ
Ｂｍ）を越えると判断されると３２０段階へ進行する。
この３１４段階を数式で表すと、ＰMTX ＞ＰMTX ＿２＋
１. ５［ｄＢｍ］になる。３２０段階へ進んだ制御部２
２は、移動局の送信電力ＰMTX を所定の大きさ（３ｄＢ
ｍ）だけ増加させて決定する。この３２０段階を数式で
表すと、ＰMTX＝ＰMTX ＿２＋３［ｄＢｍ］になる。
【００１９】一方、３１４段階でＮＯであれば３１６段
階で−側への変化幅が確認され、所定の変化幅（１. ５
ｄＢｍ) を上回っていると判断されると制御部２２は、
３２４段階へ進行する。この３１６段階を数式で表す
と、ＰMTX ＜ＰMTX ＿２−１.５［ｄＢｍ］になる。３
２４段階へ進んだ制御部２２は、移動局の送信電力ＰMT
X を所定の大きさ（３ｄＢｍ) だけ減少させて決定す
る。この３２０段階を数式で表すと、ＰMTX ＝ＰMTX ＿
２−３［ｄＢｍ］になる。
階で−側への変化幅が確認され、所定の変化幅（１. ５
ｄＢｍ) を上回っていると判断されると制御部２２は、
３２４段階へ進行する。この３１６段階を数式で表す
と、ＰMTX ＜ＰMTX ＿２−１.５［ｄＢｍ］になる。３
２４段階へ進んだ制御部２２は、移動局の送信電力ＰMT
X を所定の大きさ（３ｄＢｍ) だけ減少させて決定す
る。この３２０段階を数式で表すと、ＰMTX ＝ＰMTX ＿
２−３［ｄＢｍ］になる。
【００２０】３１６段階でもＮＯであった場合は３２２
段階に進んで制御部２２は、所定時間（２秒) 前の送信
電力ＰMTX ＿２をそのまま保持する。つまり、所定時間
（２秒) あけて計った送信電力の変化幅が所定の変化幅
（−１. ５ｄＢｍ〜＋１. ５ｄＢｍ）以内である場合
は、同じ送信電力を維持する。
段階に進んで制御部２２は、所定時間（２秒) 前の送信
電力ＰMTX ＿２をそのまま保持する。つまり、所定時間
（２秒) あけて計った送信電力の変化幅が所定の変化幅
（−１. ５ｄＢｍ〜＋１. ５ｄＢｍ）以内である場合
は、同じ送信電力を維持する。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、加入手続中に所定時間
の間の受信電力平均から適切な送信電力を決定した後、
所定時間の間の受信電力平均により決定される現送信電
力とこの現送信電力を求めた所定時間分前の前送信電力
との変化幅を判断して前記現送信電力を調整するように
したので、通信に必要な適正送信電力を自動調節制御す
ることができ、より良好な通信状況を得られるようにな
る。
の間の受信電力平均から適切な送信電力を決定した後、
所定時間の間の受信電力平均により決定される現送信電
力とこの現送信電力を求めた所定時間分前の前送信電力
との変化幅を判断して前記現送信電力を調整するように
したので、通信に必要な適正送信電力を自動調節制御す
ることができ、より良好な通信状況を得られるようにな
る。
【図１】本発明に係る移動局の要部ブロック図。
【図２】本発明に係る受信電力平均値抽出制御のフロー
チャート。
チャート。
【図３】本発明に係る送信電力調整制御のフローチャー
ト。
ト。
Claims (9)
- 【請求項１】 基地局との無線通信を行う移動局におけ
る送信電力制御方法であって、所定時間の間の受信電力
平均値と、基地局から伝送されたパケットより分析され
る基地局の送信電力及び基地局で望む受信電力と、から
送信電力を計算して調整することを特徴とする移動局送
信電力制御方法。 - 【請求項２】 受信電力平均値は、所定時間の間に所定
回数得た受信電力値を足して前記所定回数で割ることで
求める請求項１記載の移動局送信電力制御方法。 - 【請求項３】 加入手続中には、基地局の送信電力から
受信電力平均値を引いた値を基地局で望む受信電力に加
えて送信電力を決定する請求項１又は請求項２記載の移
動局送信電力制御方法。 - 【請求項４】 加入手続後には、基地局の送信電力から
受信電力平均値を引いた値を基地局で望む受信電力に加
えて現送信電力を決定する第１段階と、前記受信電力平
均値を求めた所定時間の前の前送信電力と前記現送信電
力との間の変化幅に応じて前記現送信電力を調整する第
２段階と、を行う請求項３記載の移動局送信電力制御方
法。 - 【請求項５】 第２段階は、前送信電力と現送信電力と
の間の変化が所定の変化幅を越える場合には所定量を前
記前送信電力に対し増減して調整し送信電力とし、前記
所定の変化幅内に収まっていれば第１段階の現送信電力
をそのまま送信電力とする請求項４記載の移動局送信電
力制御方法。 - 【請求項６】 基地局との無線通信を行う移動局におけ
る送信電力制御方法であって、 所定時間の間に所定回数得た受信電力値を足して前記所
定回数で割ることで受信電力平均値を求める第１過程
と、基地局の送信電力から前記受信電力平均値を引いた
値を基地局で望む受信電力に加えて現送信電力を決定す
る第２過程と、前記受信電力平均値を求めた所定時間の
前の前送信電力と前記現送信電力との間の変化幅に応じ
て前記現送信電力を調整する第３過程と、を行うことを
特徴とする移動局送信電力制御方法。 - 【請求項７】 基地局の送信電力及び基地局で望む受信
電力は、基地局から伝送されるパケットの分析による請
求項６記載の移動局送信電力制御方法。 - 【請求項８】 第２過程は移動局の加入手続中にも行わ
れ、第３過程は、移動局の加入手続後に通信が行われる
間、受信電力平均値を求める所定時間を１サイクルとし
て繰り返される請求項６又は請求項７記載の移動局送信
電力制御方法。 - 【請求項９】 第３過程は、前送信電力と現送信電力と
の間の変化が所定の変化幅を越える場合には所定量を前
記前送信電力に対し増減して調整し送信電力とし、前記
所定の変化幅内に収まっていれば第２過程の現送信電力
をそのまま送信電力とする請求項６〜８のいずれか１項
に記載の移動局送信電力制御方法。
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