JPH106500A - インクジェットヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及びその製造方法

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JPH106500A
JPH106500A JP16255496A JP16255496A JPH106500A JP H106500 A JPH106500 A JP H106500A JP 16255496 A JP16255496 A JP 16255496A JP 16255496 A JP16255496 A JP 16255496A JP H106500 A JPH106500 A JP H106500A
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JP
Japan
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layer
ink jet
jet head
heating resistor
protective layer
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Application number
JP16255496A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Kondo
信昭 近藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性、熱効率に優れ、高速記録による鮮明
画像の記録を実現できない。 【解決手段】 保護層14は一層の傾斜材料からなり、
この傾斜材料は炭素と珪素を主成分とし、発熱抵抗体層
2近傍では珪素濃度が高く、表面に向かうに従って珪素
濃度が段階的に低下し、最表面部では炭素のみからなる
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ド及びその製造方法に関し、特に発熱抵抗体を覆う保護
層を備えたインクジェットヘッド及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の振
動、騒音が殆どなく、カラー化が容易なことから、コン
ピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力するプリ
ンタの他、ファクシミリやコピー等にも用いられるよう
になっている。このようなインクジェット記録装置とし
ては、例えばインクを加圧するためのアクチュエータ素
子として発熱抵抗体を用いて、発熱抵抗体近傍のインク
を沸騰させてその力でインク滴を吐出させるようにした
サーマルインクジェット(TIJ)ヘッドを備えたもの
が知られている。
【0003】このようにインクジェットヘッドのアクチ
ュエータ素子として発熱抵抗体を用いた場合、インクか
ら発熱抵抗体を化学的、物理的に保護する必要があると
ともに、発熱抵抗体及びその電極の腐食を防止する必要
がある。そこで、例えば特開昭60−236758号公
報に記載されているように、熱発生部には耐熱性、熱伝
導性に優れた無機材料を用い、それ以外の部分では液浸
透防止を図るために有機材料を用いた二層構造の保護層
を設けたもの、或いは無機材料を2回に以上に分けて異
なる膜厚に形成することで二層構造にした保護層を設け
たものなどが知られている。
【0004】また、サーマルインクジェットヘッドでは
ないが、サーマルヘッドの発熱部の保護層として無機材
料とダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜の二層構
造にしてヒートショック等による保護層のダメージによ
って電極や発熱抵抗体が腐食されるのを防止するように
した技術も知られている(特開平7−132628号公
報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにサーマ
ルインクジェットヘッドにおいては、耐熱性、熱伝導
性、耐液性、耐浸透防止性、絶縁性等に優れた保護層を
設けることが要請されるが、この場合、熱発生部上では
耐熱性、熱伝導性に優れ、熱発生部以外の部分では耐液
性、液浸透防止性に優れていることが要求されている。
そのために、従来は、熱発生部上には金属酸化物、金属
窒化物等の無機材料で形成した保護層を設け、熱発生部
以外の部分では樹脂等で形成した保護層を設けることに
よって電極の腐食などを防止している。
【0006】ところが、従来の二層構造の保護層にあっ
ては、長時間の連続使用によって液体(インク)と接触
する部分で剥離や絶縁性の低下が生じている。また、特
質の異なる材料で成膜して二層構造としているために、
密着性の低下や保護層形成時のピンホール、マイクロク
ラック等による欠陥部からの液浸透によって発熱抵抗体
や電極の腐食が発生している。
【0007】特に、高速印字を行なう場合には保護層の
耐久性を確保するためにその厚みを厚くするようにして
いるが、そのために熱伝導性が悪くなって熱効率が低下
し、画像品質が低下している。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、耐久性、熱効率に優れ、高速記録による鮮明画像
の記録を実現できるインクジェットヘッド及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェットヘッドは、基板上に発熱
抵抗体を設け、この発熱抵抗体上に保護層を形成したイ
ンクジェットヘッドにおいて、前記保護層は一層構造の
傾斜材料で形成した構成とした。
【0010】請求項2のインクジェットヘッドは、上記
請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前記傾斜材
料は炭素と珪素を主成分とし、前記発熱抵抗体近傍では
珪素濃度が高く、表面に向かうに従って珪素濃度が段階
的又は連続的に減少し、最表面部では炭素のみである構
成とした。
【0011】請求項3のインクジェットヘッドは、上記
請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前記傾斜材
料は珪素と窒素を主成分とし、前記発熱抵抗体近傍では
珪素濃度が高く、表面に向かうに従って珪素/窒素比が
3/4に近付いている構成とした。
【0012】請求項4のインクジェットヘッドの製造方
法は、上記請求項1乃至3のいずれかのインクジェット
ヘッドを製造するインクジェットヘッドの製造方法にお
いて、原料ガスの混合比を連続的に変化させながら気相
成長させた傾斜材料からなる一層構造の保護層を形成す
る構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェットヘッドの模式的斜視図、図2は同ヘッドの要
部模式的断面図である。
【0014】このインクジェットヘッドは、熱エネルギ
ーを発生する発熱抵抗体層2を有する基板1上にフォト
レジストを用いて壁部材3を設け、この壁部材3上にガ
ラス等からなる覆い部材4を接着して、インク流路5、
液室6及びオリフィス7を形成し、発熱抵抗体層2の熱
エネルギーの作用でインクに急峻な体積増大を伴う状態
変化を生起し、その状態変化に基づく作用力によってオ
リフィス7からインク滴を吐出させる。
【0015】このインクジェットヘッドにおいては、図
2に示すように、セラミックス基板やガラス基板からな
る基板1上に、畜熱層となる下部層11を成膜して、こ
の下部層11上に発熱抵抗体層2を形成し、この発熱抵
抗体層12上に電極層13を形成して、全体を一層構造
の保護層14で覆っている。
【0016】下部層11はスパッタ等の方法による酸化
珪素(SiO2)、シリコン、酸化ジルコニウム、酸化タ
ンタル、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムなどの無
機酸化物材料にて成膜することができ、ここではSiO2
を用いている。この下部層11は、液吐出の際には発熱
抵抗体層2で発生する熱が基板1側に伝達するよりも、
インク側に伝達する割合ができる限り多くなり、液吐出
後、つまり発熱抵抗体層2への通電がオフされた後は、
発熱抵抗体層2にある熱が速やかに基板1側に放出され
て、発熱抵抗体層2上にあるインク及び発生した気泡が
急冷されるように設けるものである。
【0017】発熱抵抗体層2の具体的材料としては、通
電することで熱を発生するものであれば概略どのような
ものでも使用することができる。例えば、タンタル、タ
ングステン、モリブデン、ニオブ、クロム等の金属、ニ
クロム、銀−パラジウム等の合金、窒化タンタル等の金
属窒化物、硼化ジルコニウム、硼化ランタン、硼化タン
タル、硼化バナジウム、硼化ニオブ等の金属硼化物が好
ましい材料として挙げられ、ここではTaSiO2膜を用
いている。電極層13はアルミニウムを蒸着して形成し
ている。
【0018】保護層14は、傾斜材料から形成した一層
構造をなしている。傾斜材料としては、炭素と珪素を主
成分とし、発熱抵抗体層2近傍では珪素濃度を高くし、
表面に向かうに従って珪素濃度を段階的又は連続的に低
下させ、最表面部では炭素のみである構成としたもの、
或いは、珪素と窒素を主成分とし、発熱抵抗体層2近傍
では珪素濃度を高くし、表面に向かうに従って珪素/窒
素比が3/4に近付いている構成としたものなどを用い
ることができる。
【0019】ここで、保護層について図2を用いて一般
的な説明をすると、保護層は熱発生部15部分ではイン
ク流路内のインクと直接接触すると共に発熱抵抗体層2
で発生した熱をインクに伝達するため、耐熱性及び熱伝
導性に優れた材料を用いる必要がある。この場合、熱発
生部15の保護層が厚いほど層内での熱エネルギーの伝
導性が悪くなって損失が大きくなり、発熱抵抗体層2で
の発熱量を多くしなければならないので、発熱抵抗体層
2の劣化が速くなる。また、熱発生部15における加熱
及び冷却に要する時間が長くなって、吐出応答性が低下
し、記録速度の低下を招くことになる。そのため、熱発
生部15では保護層の膜厚を厚くすることは好ましくな
い。
【0020】他方、保護層の膜厚を薄くすることは、電
極層13等によって発生している段差を完全に被覆する
ことが困難になり、被膜が不完全な保護層の欠陥部から
インクが浸透して発熱抵抗体層2や電極層13を腐食す
るおそれがあるので、あまり薄くすることができない。
【0021】この保護層の形成方法としては、所望の形
状を有する発熱抵抗体層2及び電極層13が設けられた
基板1との密着性に優れた膜を成膜性良く形成すること
ができるCVD法、スパッタリング法、蒸着法等の堆積
法を用いることが行われている。そして、保護層の形成
材料としては、耐熱性、熱伝導性を主とし、耐液性、絶
縁性に優れた無機材料、例えば、炭化物、SiO2等の無
機酸化物、Si34等の無機窒化物、酸化チタン、酸化
タンタル、酸化クロム、窒化シリコン、窒化アルミニウ
ム等の高抵抗薄膜を形成可能な材料を用いている。な
お、主な材料の熱伝導率を表1に示している。
【0022】
【表1】
【0023】ところで、材料として最も熱伝導率が高
く、しかも硬度が高くて緻密性にも優れたものが炭素
(C)、特にダイヤモンドであることは一般に知られて
いる。そこで、このダイヤモンド(C)のみの保護層を
形成する試行を行ったが、要求を満足する結果が得られ
なかった。
【0024】そこで、本発明においては、図3を参照し
て、保護層14を形成する材料として、炭素(C)及び
珪素(Si)を主成分として、発熱抵抗体層2及び電極
層13側近傍部分(最下層部分)14aでは緻密性を考
慮して靱性を大きくするためにSi濃度を高くし、最表
面部分14cでは熱伝導を考慮してダイヤモンド(C)
材質として、中間部分14bではSiとCを中間濃度に
した傾斜材料を用いた。
【0025】この保護層14の形成は、プラズマCVD
法を用いて、炭化水素化合物(CH4、C26、C
22)と水素化物(SiH4)の混合ガスを原料ガスに用
いて基板1上に気相成長させて成膜した。膜堆積に当っ
ては、上記の原料ガスの混合比を段階的(連続的でもよ
い。)に変化させて形成した。混合比については、図3
に示すように保護層14の最下層部分(界面)14c近
傍でSi濃度を最も高くし、中間部分14bでSi濃度を
低下させ、最表面部分14cでダイヤモンド(C)濃度
リッチとした。
【0026】また、保護層14の膜厚については、靱性
に富み、破損がなく、耐熱性や熱伝導性に優れたものが
得られる範囲内であれば良く、0.3〜3.0μm程度
が好ましいが、より好ましくは0.4〜2.0μmであ
る。
【0027】次に、保護層14の材料としては、珪素
(Si)と窒素(N)を主成分とし、最下層部分14a
では緻密性を考慮して靱性を大きくするためにSi濃度
を高くし、最表面部分14cに向かうに従ってSi/窒
素比が3/4の理論的なSi34膜となる傾斜材料を用
いることもできる。このような保護層でも、靱性に富
み、破損がなく、耐熱性や熱伝導性に優れたものが得ら
れる。
【0028】この保護層14の形成は、上述したと同様
にプラズマCVD法を用いて、SiH4/NH3の混合ガ
スを原料ガスに用いて、保護層14の最下層部分(界
面)14c近傍ではSiH4流量を多くしてSiリッチに
なるようにし、その後中間部分14bでSiH4の流量を
低下させて、最表面部分14cでSi/N比が3/4に
なるようにして安定したSi3N4膜となるように形成す
る。なお、基板温度を変化させることによっても傾斜度
を変えることができるが、プロセス時間が長くなる。
【0029】そこで、具体的な実施例について説明す
る。 〈実施例1〉SiH4/CH4の混合ガスを用いて、SiH
4/CH4混合ガスのトータル流量50SCCMにて最下
層部分14aを形成し、次いでSiH4の流量を減少し
た混合ガスで中間部分14bを形成し、更にSiH4の流
量を減少し、CH4濃度を2%として、最表面部分14
cがCリッチのダイヤモンドライクカーボン膜となる保
護層14を設けた。なお、デポジットのトータルの時間
は60分間とし、トータルの膜厚は2μmとした。
【0030】〈実施例2〉実施例1において、最表面部
分14cを形成する際のCH4濃度を3%にした以外
は、実施例1と同様である。
【0031】〈実施例3〉実施例1において、最表面部
分14cを形成する際のCH4濃度を3.5%にした以
外は、実施例1と同様である。
【0032】〈実施例4〉SiH4/NH3の混合ガスを
用いて、SiH4/NH4混合ガスのトータル流量300
SCCMにて最下層部分14aを形成し、次いでSiH4
の流量を減少した混合ガスで中間部分14bを形成し、
更にSiH4の流量を減少し、最表面部分14cではSi
/N比を1.2にして窒化珪素膜とした保護層14を設
けた。トータルの膜厚は2μmとした。
【0033】〈実施例5〉実施例4において、最表面部
分14cを形成する際のSi/N比を1.0にした以外
は、実施例4と同様である。
【0034】〈実施例6〉実施例4において、最表面部
分14cを形成する際のSi/N比を0.8にした以外
は、実施例4と同様である。
【0035】このようにして得られた実施例1〜3、6
のインクジェットヘッドの耐久性を寿命として評価し
た。これは、普通紙を用いて所定の印字濃度が得られる
印字距離を測定して行った。この結果について、表2に
示している。また、従来の2層構造の保護膜を用いた場
合を比較例として同様の評価を行い、実施例1、実施例
4及び比較例の寿命を相対値で表わしたものを図4に示
している。
【0036】
【表2】
【0037】この結果から分かるように、本発明に係る
傾斜材料を用いたインクジェットヘッドは耐久性におい
て比較例に対して飛躍的に向上している。また、熱効率
においても実験の結果優れた特性が得られた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェットヘッドによれば、基板上に発熱抵抗体を設け、
この発熱抵抗体上に保護層を形成したインクジェットヘ
ッドにおいて、保護層は一層構造の傾斜材料から形成し
た構成としたので、耐久性、熱効率に優れ、高速記録に
よる鮮明画像の記録を実現できるインクジェットヘッド
が得られる。
【0039】請求項2のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1のインクジェットヘッドにおいて、傾
斜材料は炭素と珪素を主成分とし、発熱抵抗体近傍では
珪素濃度が高く、表面に行くに従って珪素濃度が段階的
又は連続的に減少し、最表面部では炭素のみである構成
としたので、下地との密着性が向上し、最表面の高硬質
材料による耐久性の向上、薄層による熱伝導性の向上に
よる熱効率の向上によって高速記録による鮮明画像の記
録を実現できるインクジェットヘッドが得られる。
【0040】請求項3のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前
記傾斜材料は珪素と窒素を主成分とし、前記発熱抵抗体
近傍では珪素濃度が高く、表面に行くに従って珪素/窒
素比が3/4に近付いている構成としたので、下地との
密着性が向上し、最表面の高硬質材料による耐久性の向
上、薄層による熱伝導性の向上による熱効率の向上によ
って高速記録による鮮明画像の記録を実現できるインク
ジェットヘッドが得られる。
【0041】請求項4のインクジェットヘッドの製造方
法によれば、上記請求項1乃至3のいずれかのインクジ
ェットヘッドを製造するインクジェットヘッドの製造方
法において、原料ガスの混合比を段階的又は連続的に変
化させながら気相成長で形成した傾斜材料からなる保護
膜を形成する構成としたので、高速記録による鮮明画像
の記録を実現できるインクジェットヘッドを簡単な工程
で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの模式
的斜視図
【図2】同ヘッドの要部模式的断面図
【図3】同インクジェットヘッドの保護層の傾斜濃度の
説明に供する説明図
【図4】同インクジェットヘッドの耐久性の説明に供す
る説明図
【符号の説明】
1…基板、2…発熱抵抗体層、3…壁部材、4…覆い部
材、5…インク流路、6…液室、7…オリフィス、11
…下部層、13…電極層、14…保護層、15…発熱
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に発熱抵抗体を設け、この発熱抵
    抗体上に保護層を形成したインクジェットヘッドにおい
    て、前記保護層は一層構造の傾斜材料で形成したことを
    特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    において、前記傾斜材料は炭素と珪素を主成分とし、前
    記発熱抵抗体近傍では珪素濃度が高く、表面に向かうに
    従って珪素濃度が段階的又は連続的に低下し、最表面部
    では炭素のみであることを特徴とするインクジェットヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    において、前記傾斜材料は珪素と窒素を主成分とし、前
    記発熱抵抗体近傍では珪素濃度が高く、表面に向かうに
    従って珪素/窒素比が3/4に近付いていることを特徴
    とするインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のイン
    クジェットヘッドを製造するインクジェットヘッドの製
    造方法において、原料ガスの混合比を段階的又は連続的
    に変化させながら気相成長させた傾斜材料からなる一層
    構造の保護層を形成することを特徴とするインクジェッ
    トヘッドの製造方法。
JP16255496A 1996-06-24 1996-06-24 インクジェットヘッド及びその製造方法 Pending JPH106500A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020019205A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社リコー 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置及び液体吐出ヘッドの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020019205A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社リコー 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置及び液体吐出ヘッドの製造方法

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