JPH1064841A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1064841A
JPH1064841A JP21457796A JP21457796A JPH1064841A JP H1064841 A JPH1064841 A JP H1064841A JP 21457796 A JP21457796 A JP 21457796A JP 21457796 A JP21457796 A JP 21457796A JP H1064841 A JPH1064841 A JP H1064841A
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JP
Japan
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resist
positive resist
oxide film
semiconductor device
ion implantation
Prior art date
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Withdrawn
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JP21457796A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Honma
俊廣 本間
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストを除去する際の残渣の発生をなく
し、信頼性の高い半導体装置を得る。 【解決手段】 基板20上に下地酸化膜21を形成し、
その上にイオン注入のマスクとなるレジストとして、ネ
ガレジスト22とポジレジスト23の2層構造で形成す
る。その後、高ドーズイオン注入24を行う。次に、ポ
ジレジスト23をアッシングにより除去する。次に、ネ
ガレジスト22を硫酸過水等のウェット法により除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、特に
ポジレジストをマスクに高ドーズイオン注入を行う半導
体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
以下に示すようなものがあった。図2はかかる従来の半
導体装置の製造工程断面図である。 (1)まず、図2(a)に示すように、基板1上にウェ
ル2を形成し、素子分離のためのフィールド酸化膜3を
形成する。その後、ゲート絶縁膜4を生成し、ゲート電
極5を形成し、第1の低濃度不純物6を注入する。次
に、CVD酸化膜を用い、サイドウォール8を形成す
る。7は第2の低濃度不純物である。
【0003】(2)次に、図2(b)に示すように、イ
オン注入の表面保護膜となる酸化膜9を生成し、ホトリ
ソによりレジストパターン10を形成し、それをマスク
に不純物を高ドーズイオン注入し、第1の高濃度不純物
層を形成する。 (3)次に、図2(c)に示すように、同様に、反対導
電型の不純物をイオン注入して、第2の高濃度不純物層
を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の半導体装置の製造方法においては、図3(a)
に示すように、例えば、基板15上の酸化膜16上に形
成したレジスト17をマスクに高ドーズイオン注入18
を行った際に、図3(b)に示すように、レジスト17
表面のイオン注入された領域が変質する。レジスト17
を除去する際に、通常のアッシングによる除去では、図
3(c)に示すように、残渣(主成分は酸化物)19が
除去しきれずに残ってしまうという問題点があった。
【0005】特に、パターンが微細になり、ポジレジス
トを用いた場合、非常に多くの残渣が発生するという問
題点があった。この残渣は、その後の製造過程において
パターン欠陥等の原因となり、半導体装置の不良原因と
なるという問題があった。本発明は、上記問題点を除去
し、レジストを除去する際の残渣の発生をなくし、信頼
性の高い半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)ポジレジストをマスクとして高ドーズイオン注入
を行う半導体装置の製造方法において、下地酸化膜上に
ネガレジストを形成し、このネガレジスト上にポジレジ
ストを形成した2層構造のレジストを形成する工程と、
この2層構造のレジストをマスクとして高ドーズイオン
注入を行う工程と、前記ポジレジストを除去する工程
と、前記ネガレジストを除去する工程とを施す。
【0007】このように、残渣が残るポジレジストの下
に、残渣の残り難いネガレジストを形成するようにした
ことにより、ポジレジスト除去時の残渣をネガレジスト
の除去時にリフトオフ効果により除去できるため、下地
酸化膜表面上に残渣が残らない。したがって、後の製造
過程での欠陥の要因が除去できるため、半導体装置の歩
留りの向上を図ることができる。
【0008】(2)ポジレジストをマスクとして高ドー
ズイオン注入を行う半導体装置の製造方法において、下
地酸化膜上に、この下地酸化膜とエッチング選択比のと
れる絶縁性膜を形成する工程と、ポジレジストを形成す
る工程と、このポジレジストをマスクとして高ドーズイ
オン注入を行う工程と、前記ポジレジストを除去する工
程と、前記絶縁性膜を除去する工程とを施す。
【0009】したがって、ポジレジストを除去した後、
発生した残渣を表面の膜を除去することにより、同時に
除去できるため、残渣が残らない。それにより、半導体
装置の歩留りの向上を図ることができる。また、表面の
膜は下地の全面を覆っているため、イオン注入した領域
の表面に付着または、注入された汚染物質を除去するこ
とができる。
【0010】(3)ポジレジストをマスクとして高ドー
ズイオン注入を行う半導体装置の製造方法において、所
定の厚さより厚めの下地酸化膜を形成する工程と、この
厚めの下地酸化膜上にポジレジストを形成する工程と、
このポジレジストをマスクとして高ドーズイオン注入を
行う工程と、前記ポジレジストを除去する工程と、前記
厚めの下地酸化膜の表面をエッチングする工程とを施
す。
【0011】したがって、ポジレジストを除去した後、
発生した残渣を下地酸化膜表面をエッチングして同時に
除去するようにしたことにより、残渣が残らない。ま
た、残渣自体が酸化物系であるために、酸化膜エッチン
グ液で除去することにより除去効果の向上を図ることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例を示す
半導体装置の製造工程断面図である。 (1)まず、図1(a)に示すように、基板20上に下
地酸化膜21を形成し、その上にイオン注入のマスクと
なるレジストとして、ネガレジスト22とポジレジスト
23の2層構造で形成する。
【0013】(2)その後、図1(b)に示すように、
高ドーズイオン注入24を行う。 (3)次に、図1(c)に示すように、ポジレジスト2
3をアッシングにより除去する。 (4)次に、図1(d)に示すように、ネガレジスト2
2を硫酸過水等のウェット法により除去する。
【0014】このように構成したので、残渣が残るポジ
レジスト23の下に残渣の残り難いネガレジスト22を
形成するようにしたので、ポジレジスト除去時の残渣を
ネガレジストの除去時にリフトオフ効果により除去でき
るため、下地酸化膜表面上に残渣が残らないようにする
ことができる。次に、本発明の第2実施例について説明
する。
【0015】図4は本発明の第2実施例を示す半導体装
置の製造工程断面図である。 (1)まず、図4(a)に示すように、基板30上の下
地酸化膜31上に、酸化膜とエッチング選択比のとれる
膜32、例えば窒化膜等を数十Å程度生成し、その後、
ポジレジスト33を形成する。 (2)その後、図4(b)に示すように、高ドーズイオ
ン注入34を行う。
【0016】(3)次に、図4(c)に示すように、ポ
ジレジスト33をアッシングにより除去する。 (4)次に、図4(d)に示すように、前記膜32をリ
ン酸等の等のウェット法により除去する。このように構
成したので、ポジレジスト33を除去した後、発生した
残渣をその表面の前記膜32を除去することにより、同
時に除去できるため、残渣が残らないようにすることが
できる。
【0017】また、表面の膜32は下地の全面を覆って
いるため、イオン注入した領域の表面に付着または、注
入された汚染物質を除去できる。ここで、汚染物質と
は、イオン注入時のパーティクルやイオンビームのスパ
ッタによって導入された金属汚染(Al、Fe等)を指
す。次に、本発明の第3実施例について説明する。
【0018】図5は本発明の第3実施例を示す半導体装
置の製造工程断面図である。 (1)まず、図5(a)に示すように、基板40の表面
に酸化膜を形成する際、予め数十Å程度の厚さの下地酸
化膜41を生成し、次に、ポジレジスト42を形成す
る。 (2)次に、図5(b)に示すように、高ドーズイオン
注入43を行う。
【0019】(3)次に、図5(c)に示すように、ポ
ジレジスト42をアッシングにより除去する。 (4)次に、希釈フッ酸等の酸化膜を数十Åエッチング
するようなエッチング液を用いて、厚めの下地酸化膜4
1表面をエッチングし、図5(d)に示すように、所定
の厚さの下地酸化膜44を形成する。
【0020】このように構成したので、ポジレジスト4
2を除去した後、発生した残渣を下地酸化膜41表面を
エッチングして同時に除去するようにしたことにより、
残渣が残らない。また、残渣自体が酸化物系であるため
に、酸化膜エッチング液で除去することにより除去効果
の向上を図ることができる。なお、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種
々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除
するものではない。
【0021】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、残渣が残るポジレ
ジストの下に残渣の残りにくいネガレジストを形成する
ようにしたことにより、ポジレジスト除去時の残渣をネ
ガレジストの除去時にリフトオフ効果により除去できる
ため、下地酸化膜表面上に残渣が残らないという効果が
ある。
【0022】これにより、後の製造過程での欠陥の要因
が除去できるため、半導体装置の歩留りの向上を図るこ
とができる。 (2)請求項2記載の発明によれば、ポジレジストを除
去した後、発生した残渣を表面の膜を除去することによ
り、同時に除去できるため、残渣が残らないという効果
がある。
【0023】それにより、半導体装置の歩留りの向上を
図ることができる。また、表面の膜は下地の全面を覆っ
ているため、イオン注入した領域の表面に付着または、
注入された汚染物質を除去できるという効果も期待でき
る。ここで、汚染物質とは、イオン注入時のパーティク
ルやイオンビームのスパッタによって導入された金属汚
染(Al、Fe等)を指す。
【0024】(3)請求項3記載の発明によれば、ポジ
レジストを除去した後、発生した残渣を下地酸化膜表面
をエッチングして同時に除去するようにしたことによ
り、残渣が残らないという効果が得られる。また、残渣
自体が酸化物系であるために、酸化膜エッチング液で除
去することにより除去効果の向上を図ることができる。
これにより、半導体装置の歩留りの向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す半導体装置の製造工
程断面図である。
【図2】従来の半導体装置の製造工程断面図である。
【図3】従来技術の問題点を示す半導体装置の製造工程
断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す半導体装置の製造工
程断面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す半導体装置の製造工
程断面図である。
【符号の説明】
20,30,40 基板 21,31 下地酸化膜 22 ネガレジスト 23,33,42 ポジレジスト 24,34,43 高ドーズイオン注入 32 酸化膜とエッチング選択比のとれる膜 41 厚めの下地酸化膜 44 所定の厚さの下地酸化膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポジレジストをマスクとして高ドーズイ
    オン注入を行う半導体装置の製造方法において、(a)
    下地酸化膜上にネガレジストを形成し、該ネガレジスト
    上にポジレジストを形成した2層構造のレジストを形成
    する工程と、(b)該2層構造のレジストをマスクとし
    て高ドーズイオン注入を行う工程と、(c)前記ポジレ
    ジストを除去する工程と、(d)前記ネガレジストを除
    去する工程とを施すことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 ポジレジストをマスクとして高ドーズイ
    オン注入を行う半導体装置の製造方法において、(a)
    下地酸化膜上に該下地酸化膜とエッチング選択比のとれ
    る絶縁性膜を形成する工程と、(b)ポジレジストを形
    成する工程と、(c)該ポジレジストをマスクとして高
    ドーズイオン注入を行う工程と、(d)前記ポジレジス
    トを除去する工程と、(e)前記絶縁性膜を除去する工
    程とを施すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポジレジストをマスクとして高ドーズイ
    オン注入を行う半導体装置の製造方法において、(a)
    所定の厚さより厚めの下地酸化膜を形成する工程と、
    (b)該厚めの下地酸化膜上にポジレジストを形成する
    工程と、(c)該ポジレジストをマスクとして高ドーズ
    イオン注入を行う工程と、(d)前記ポジレジストを除
    去する工程と、(e)前記厚めの下地酸化膜の表面をエ
    ッチングする工程とを施すことを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
JP21457796A 1996-08-14 1996-08-14 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH1064841A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014835A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Sony Corp 半導体デバイスの製造方法,パターン形成方法
JP2016025285A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 富士電機株式会社 炭化珪素半導体装置の製造方法および炭化珪素半導体装置
JP2017092256A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 富士電機株式会社 半導体デバイスの製造方法
EP3416182A1 (en) * 2017-06-14 2018-12-19 Renesas Electronics Corporation A method for manufacturing a semicondutor device

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Effective date: 20031104