JPH1061782A - 磁気シール装置 - Google Patents

磁気シール装置

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JPH1061782A
JPH1061782A JP8239764A JP23976496A JPH1061782A JP H1061782 A JPH1061782 A JP H1061782A JP 8239764 A JP8239764 A JP 8239764A JP 23976496 A JP23976496 A JP 23976496A JP H1061782 A JPH1061782 A JP H1061782A
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昌剋 北田
Satoru Numakura
知 沼倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 N極同士又はS極同士を対向させた状態で複
数のリング状磁石を並べて強固な磁性流体膜を形成する
ようにした磁気シール装置において、その磁気シール装
置内の磁束分布に乱れが発生することを防止して、信頼
性の高い磁気シール装置を提供する。 【解決手段】 複数のリング状磁石9a〜9bによっ
て、各リング状ポールピース8の内周端と回転軸17と
の間に磁気通路を形成し、その磁気通路に沿って磁性流
体12を集束させて複数段の磁性流体膜を形成し、それ
らの磁性流体膜によって大気領域Pと真空領域Qとの間
の圧力差を保持する。同磁極面同士が対向する一対の磁
石から成る複数(図では2組)の磁石ペア9A及び9B
を運動軸の軸方向に並べると共に、それらの磁石ペア相
互間では異磁極面同士、すなわちN極とS極とが対向す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸、直動軸等
といった運動軸のまわりに形成される2つの空間領域を
磁性流体を用いて遮蔽する磁気シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業界においては、内部が気密に遮蔽さ
れた空間内を外部の圧力と異なった圧力状態、すなわち
差圧状態に保持し、その差圧状態下において種々の処理
を行うようにした各種の装置が存在する。また、その差
圧状態に加えて内部を防塵状態、あるいは特殊なガス雰
囲気状態に保持した状態で種々の処理を行う場合もあ
る。例えば、半導体ウエハの減圧処理装置、真空乾燥
機、回転対陰極形式のX線発生装置等においては、真空
に減圧された防塵状態下で所定の処理が行われる。磁気
シール装置は、それらの所定の処理が行われる空間領域
と大気圧領域との2つの空間領域を互いに遮蔽するため
に用いられる。
【0003】例えば、回転対陰極X線発生装置を例にあ
げると、図2に示すように、ケーシング1の内部の真空
で無塵状態である領域Qと大気圧領域Pとの間で、磁気
シール装置2によって差圧状態及び防塵状態を保持す
る。このX線発生装置では、ターボ分子ポンプ、ロータ
リポンプ等によって構成される排気装置4によってケー
シング1の内部を真空状態に排気し、そして、モータ等
の回転駆動装置3によって円筒状のターゲット5を回転
させる。通電によりフィラメント6から放出された熱電
子はターゲット5の表面に高速で衝突し、その衝突部分
からX線が発生する。発生したX線は、ケーシング1の
所定箇所に設けられたベリリウム等によって形成された
X線取出し用窓7を通して外部へ取り出される。このX
線が、X線回折測定等といった物理分析等に用いられ
る。
【0004】磁気シール装置2として、従来、特公昭6
3−24196号公報に開示されたように、複数の磁石
を同磁極面、すなわちN極同士又はS極同士、が対向す
るように運動軸の軸方向に並べて配置し、さらに磁性流
体の大気圧側すなわち高圧側を排気して磁性流体に加わ
る圧力差を低減した磁気シール装置が知られている。こ
の磁気シール装置によれば、隣り合う磁石の磁極面を同
磁極面としたので、各磁石間の磁力線が反発しあって個
々の磁石と運動軸との間に形成される磁力線を狭い幅に
高密度に集束できる。このため、ポールピースと運動軸
との間の間隙に密度の高い強固な磁性流体膜を形成でき
ることになり、よって、それらの磁性流体膜によって区
画される2つの空間領域の間の差圧を確実に保持でき、
しかも磁性流体が低圧側へ漏れ出ることを防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら本発明者
等の経験によれば、この従来の磁気シール装置では、設
計当初に想定していた高精度の軸封能力が希望通りに得
られないことが、しばしば見受けられた。また、稼働当
初は所望の軸封能力が得られていたものの、比較的短期
間の後に軸封能力が予想以上に低下してしまうというこ
とも見受けられた。本発明者等は、そのような現象が何
故起こるのかについて種々の実験を行った。そしてその
結果、ポールピースと運動軸との間に高密度の磁性流体
膜を形成するために各磁石を同磁極面が対向するように
並べたときに、各磁石の磁束分布に大きな乱れが発生す
ることが、上記のような不都合な現象の原因ではないか
ということを知見した。
【0006】本発明は、上記の知見に基づいて成された
ものであって、隣り合う磁石を同磁極面が対向するよう
に並べることによって強固な磁性流体膜を形成するとい
う技術をできる限り確保した上で、できる限り磁束に乱
れが発生することを防止して、安定した軸封能力を長期
間にわたって保持できる磁気シール装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気シール
装置は、磁性材料によって形成された運動軸のまわりに
配置される複数のポールピースと、各ポールピースと運
動軸との間に磁気通路を形成する複数の磁石と、各ポー
ルピースと運動軸との間に充填された磁性流体とを有し
ており、運動軸のまわりに2つの空間領域を磁性流体に
よって遮蔽する磁気シール装置に関するものである。そ
して本発明の特徴とするところは、上記複数の磁石が、
同磁極面が対向する一対の磁石から成る磁石ペアを運動
軸の軸方向に複数個並べることによって構成されると共
に、それら複数個の磁石ペアのうち互いに隣り合う少な
くとも1組の磁石ペアに関しては異磁極面同士が対向す
るということである。
【0008】特公昭63−24196号公報にも開示さ
れているように、磁気シール装置には、磁性流体にかか
る圧力差を軽減するために中間排気室を設けることがあ
る。この中間排気室は、特公昭63−24196号公報
に示されるように、複数個の磁石の全てよりも高圧側の
位置に設けられることもあるが、それとは別に複数個の
磁石の中間位置に配置される場合もある。この場合に
は、その中間排気室を設けた所の磁石に関して、特に、
磁束の乱れが大きいことを知見した。従って中間排気室
を複数個の磁石の中間位置に配設した場合には、その中
間排気室の両側に位置する磁石ペアに関して異磁極面同
士を対向させることが望ましい。
【0009】一般に、真空室側が絶えず真空になってい
れば、その隔壁を成している磁性流体は圧力差によって
真空側へ引かれており、これを引き戻す力は磁束によっ
て賄われている。それ故、何等かの不都合により、真空
側の吸引力が磁束力よりも大きくなると、磁性流体が真
空側へ進入して真空室を汚染する。この現象を回避する
ために行われるのが中間排気であり、その詳細を説明す
れば以下の通りである。
【0010】真空状態を維持するために磁性流体膜によ
って形成される複数の小室は、組み付け当初には全て大
気圧となっており、真空排気を行うときにそれらの小室
が徐々に真空度を上げてゆく。このように各小室が徐々
に真空度を上げるというのは、それらの小室が真空室側
への開放を起こしているということに他ならず、このこ
とは、本来であれば清浄に保持されなければならない真
空室を汚しているということである。
【0011】近年、半導体製造プロセス等においては、
プロセスを実施するための部屋内の雰囲気を非常にクリ
ーンに保持することが要求されるようになってきた。こ
のような状況下で磁気シール装置を半導体製造プロセス
に使用する場合、長時間の運転の途中にプロセス室内の
清浄度不良が指摘されることがあり、その原因を調べた
ところ、磁性流体の構成成分である鉄分がプロセス室内
から検出されることがあった。
【0012】このような鉄分の混入は、主に、上記のよ
うにして磁性流体が真空室へ飛散することが原因である
と考えられる。またさらに、磁性流体の製造過程中に使
われた水分を磁性流体から除去することが不十分である
ときに、磁性流体に混入している成分が、プロセス室等
に関する排気時点や真空維持運転中に破裂して、その結
果、脱泡中に見られる泡の破裂のように、あるいはシャ
ボン玉が破裂するときのようにして、破裂片が飛散する
ことも原因となると考えられる。
【0013】以上のような不都合を解消するため、真空
室側と大気圧側との間の中間位置に排気機構を設け、真
空室側と大気圧側との圧力差の大半をその排気機構に分
担させることにより、その排気機構と真空室との間の圧
力差を極力小さくして、その結果、真空室に近い位置に
ある磁性流体内の成分が飛散して真空室内へ浸出するこ
とを防止するのである。
【0014】本発明では、同磁極面同士が対向する一対
の磁石から成る磁石ペアを運動軸の軸方向に複数個並べ
たので、1個の磁石ペア内においては磁力線の反発によ
る磁束の集束化が得られ、これにより強固な磁性流体膜
を得ることができる。そしてその上、複数個の磁石ペア
のうち互いに隣り合う少なくとも1組の磁石ペアに関し
ては、異磁極面同士が対向するように配置されるので、
この所では磁力線の反発は発生せず、その磁石ペアはあ
たかも1つの磁石のように振る舞い、このため、複数の
磁石のまわりの磁束が安定化する。この磁束の安定によ
り、磁気シール装置の軸封能力を長期間にわたって安定
状態に確保できる。また、磁束が安定するので、磁気シ
ール装置の磁力特性に関する設計がし易くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る磁気シール
装置の一実施形態を示している。この磁気シール装置
は、図1(a)に示すように、円筒状のハウジング10
を有している。ハウジング10の右側内部にはベアリン
グ16が固定状態にはめ込まれ、磁性材料によって形成
された運動軸17がそのベアリングによって支持されて
いる。運動軸17は、回転軸であっても良いし、直動軸
であっても良い。磁性材料というのは、磁石によって磁
化される性質を有する材料のことであり、例えば、鋼材
等によって形成される。運動軸17のまわりには大気圧
領域すなわち高圧領域P及び真空領域すなわち低圧領域
Qの2つの空間領域が設定されており、これらの領域間
の圧力差が本磁気シール装置によって維持される。ま
た、本磁気シール装置は、高圧領域P内の塵、ゴミ、ガ
ス等が低圧領域Q内に侵入することを防止して低圧領域
Q内をクリーンな状態に維持する。
【0016】ハウジング10の内部には、5個のリング
状のポールピース8と、各ポールピースの間に挟まれた
4個のリング状の磁石9a,9b,9c,9dとが収納
されている。図1(b)に示すように、左側の一対の磁
石9a及び9bは第1磁石ペア9Aを構成し、右側の一
対の磁石9c及び9dは第2磁石ペア9Bを構成してい
る。第1磁石ペア9Aと第2磁石ペア9Bとの間には中
間排気室20が形成され、その中間排気室の排気口21
には真空ポンプその他の排気装置22が接続されてい
る。
【0017】第1磁石ペア9A内の一対の磁石9a及び
9bは、N磁極面同士が対向すなわち同磁極面が対向し
ている。また、第2磁石ペア9B内の一対の磁石9c及
び9dは、S磁極面同士が対向すなわち同磁極面が対向
している。そしてさらに、中間排気室20を挟んで対向
するそれらの磁石ペア9A及び9Bは異磁極面同士が対
向すなわちN磁極面とS磁極面とが対向している。換言
すれば、中間排気室20を挟んで互いに隣り合う一対の
磁石9b及び9cは異磁極面同士が対向していて、残り
の磁石9a及び9dは、それぞれが隣り合う磁石9b及
び9cに対して同磁極面同士が対向している。
【0018】各ポールピース8の内周端と運動軸17と
の間に形成される間隙には磁性流体12が注入、すなわ
ち充填されている。この磁性流体12は、非磁性の流体
媒体に磁性体の金属微粒子をコロイド状に分散させるこ
とによって形成された流体であり、例えば、炭化水素、
炭化フッ素、あるいは脂肪酸等の流体にフェライトその
他の磁性体粉末を分散した流体を用いることができる。
充填された磁性流体は、各磁石9a〜9dのN極から出
て各ポールピース8及び運動軸17を通って各磁石のS
極へ到達する磁力線に集中して磁性流体膜を形成する。
こうして各ポールピースの内周端の適所に形成した複数
段の磁性流体膜によって、高圧領域Pと低圧領域Qとの
間の差圧状態及び低圧領域Q内のクリーンな雰囲気が保
持される。
【0019】磁石9aと磁石9bとによって挟まれるポ
ールピース8aの内部及び磁石9cと磁石9dとによっ
て挟まれるポールピース8bの内部には、冷却水通路1
3が形成され、図1(a)に示すように、これらの冷却
水通路13に給水ポンプその他の冷却水供給装置15が
接続されている。冷却水通路13内を流れる冷却水は、
磁性流体12を冷却し、磁性流体12に含まれるフッ素
系オイルやアルキル系オイルが蒸散するのを防止する。
【0020】本実施形態に係る磁気シール装置は以上の
ように構成されているので、磁力の作用によって各ポー
ルピース8と運動軸17との間に形成された磁性流体膜
12の働きによって、低圧領域Q内の低圧状態及びクリ
ーン状態が維持される。また、同磁極面であるN極同士
が対向する一対の磁石9a及び9bから成る第1磁石ペ
ア9Aと、同磁極面であるS極同士が対向する一対の磁
石9c及び9dから成る第2磁石ペア9Bとを運動軸1
7の軸線方向に並べたので、個々の磁石ペア9A又は9
Bのそれぞれの内部においては磁力線の反発による磁束
の集束化が得られ、これにより強固な磁性流体膜12を
得ることができる。
【0021】しかもその上、互いに隣り合う第1磁石ペ
ア9Aと第2磁石ペア9Bとの関係においては、異磁極
面同士が対向するよう、すなわちN極とS極とが対向す
るように配置されるので、この所では磁力線の反発は発
生せず、その磁石ペアはあたかも1つの磁石のように振
る舞い、このため、複数の磁石9a〜9dのまわりの磁
束が安定化する。この磁束の安定により、磁気シール装
置の軸封能力を長期間にわたって安定状態に保持でき
る。また、磁束が安定するので、磁気シール装置の磁力
特性に関する設計がし易くなる。
【0022】以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を
説明したが、本発明はその実施形態に限定されるもので
はなく、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改
変できる。例えば、図1に示した実施形態では、4個の
リング状磁石によって2個の磁石ペアを形成する場合を
示したが、6個の磁石によって3個の磁石ペアを形成し
たり、あるいは、より多くの磁石によってより多くの磁
石ペアを形成することもできる。但しそのような場合で
も、個々の磁石ペア内の一対の磁石については同磁極面
同士を対向させ、そして少なくとも1組の互いに隣り合
う磁石ペア間では異磁極面同士を対向させる。
【0023】また、請求項3に記載した磁気シール装置
は、上記のような磁石ペアの考えに拘束されるのではな
く、少なくとも、複数個の磁石のうち中間排気室を挟ん
で互いに隣り合う一対の磁石に関しては、異磁極面同士
を対向させるということを要旨とするものである。よっ
て、磁石ペアという概念を考えた場合には、必然的に、
磁石の総個数が偶数になるが、請求項3に記載の磁気シ
ール装置においては、磁石の総個数が偶数の場合もある
し、奇数の場合もある。但し、本発明者の実験によれ
ば、磁石の数を偶数にした方が磁気シール装置内の磁束
の安定化を達成する上でより効果的であった。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の磁気シール装置によれ
ば、運動軸に沿って並べられた複数個の磁石のうちの互
いに隣り合う磁石を同磁極面同士が対向するように並べ
ることによって、強固な磁性流体膜を形成するという技
術をできる限り確保した上で、さらにその磁石列群の中
の少なくとも1箇所に異磁極面同士が対向する磁石対を
形成することにより、磁気シール装置内の磁束分布に乱
れが発生することをできる限り防止した。これにより、
安定した軸封能力を長期間にわたって保持できる磁気シ
ール装置が得られた。
【0025】請求項2及び請求項3記載の磁気シール装
置によれば、特に磁束の乱れが発生しやすい中間排気室
の両側に位置する磁石を互いに異磁局面同士が対向する
ように配置したので、磁気シール装置内の磁束の状態を
より一層安定にすることができた。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気シール装置の一実施形態を示
す図、特に(a)はその磁気シール装置の全体の側面断
面図であり、(b)は要部の拡大断面図である。
【図2】磁気シール装置を使用するシステムの一例であ
る回転対陰極方式のX線発生装置を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 磁気シール装置 3 回転駆動装置 4 排気装置 5 ターゲット 6 フィラメント 7 X線取出し用窓 8,8a,8b ポールピース 9a,9b,9c,9d 磁石 9A,9B 磁石ペア 10 ハウジング 12 磁性流体 13 冷却水通路 15 冷却水供給装置 16 ベアリング 17 運動軸 20 中間排気室 21 中間排気口 22 排気装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気通路を形成する複数の磁石と、
    各ポールピースと運動軸との間に充填された磁性流体と
    を有しており、運動軸のまわりの2つの空間領域を磁性
    流体によって遮蔽する磁気シール装置において、 上記複数の磁石は、同磁極面が対向する一対の磁石から
    成る磁石ペアを運動軸の軸方向に複数個並べることによ
    って構成されており、それら複数個の磁石ペアのうち互
    いに隣り合う少なくとも1組の磁石ペアは異磁極面が対
    向することを特徴とする磁気シール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気シール装置におい
    て、複数の磁石の中間位置に中間排気室が配設され、そ
    の中間排気室の両側に位置する磁石ペアは異磁極面が対
    向することを特徴とする磁気シール装置。
  3. 【請求項3】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気通路を形成する複数の磁石と、
    各ポールピースと運動軸との間に充填される磁性流体
    と、上記複数の磁石の中間位置に配設された中間排気室
    とを有しており、運動軸のまわりの2つの空間領域を磁
    性流体によって遮蔽する磁気シール装置において、 中間排気室を挟んで互いに隣り合う一対の磁石は異磁極
    面が対向し、残りの磁石は同磁極面が対向することを特
    徴とする磁気シール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010187566A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Globeride Inc 魚釣用リール
JP4595148B2 (ja) * 1999-12-01 2010-12-08 Nok株式会社 磁性流体シール装置の性能安定化方法及び磁性流体シール装置
CN105508619A (zh) * 2016-02-04 2016-04-20 苏州市职业大学 膜带料连续化等离子改性装置的进出口密封结构
CN107504192A (zh) * 2016-06-14 2017-12-22 哈尔滨盛迪电力设备有限公司 高压浮动油环磁力氢气密封装置

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