JPH1061523A - 燃料と添加液とを組み合わせて噴射するための噴射装置 - Google Patents

燃料と添加液とを組み合わせて噴射するための噴射装置

Info

Publication number
JPH1061523A
JPH1061523A JP9171666A JP17166697A JPH1061523A JP H1061523 A JPH1061523 A JP H1061523A JP 9171666 A JP9171666 A JP 9171666A JP 17166697 A JP17166697 A JP 17166697A JP H1061523 A JPH1061523 A JP H1061523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
fuel
valve
pumping
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9171666A
Other languages
English (en)
Inventor
Helmut Dipl Ing Rembold
レンボルト ヘルムート
Walter Dipl Ing Teegen
テーゲン ヴァルター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH1061523A publication Critical patent/JPH1061523A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/02Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
    • F02M63/0225Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M43/00Fuel-injection apparatus operating simultaneously on two or more fuels, or on a liquid fuel and another liquid, e.g. the other liquid being an anti-knock additive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M43/00Fuel-injection apparatus operating simultaneously on two or more fuels, or on a liquid fuel and another liquid, e.g. the other liquid being an anti-knock additive
    • F02M43/04Injectors peculiar thereto
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M47/00Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure
    • F02M47/02Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure of accumulator-injector type, i.e. having fuel pressure of accumulator tending to open, and fuel pressure in other chamber tending to close, injection valves and having means for periodically releasing that closing pressure
    • F02M47/027Electrically actuated valves draining the chamber to release the closing pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 添加液のための付加的なカム範囲を不要に
し、ひいては構造全体を単純でかつ廉価にし、しかも燃
料噴射量の調量を種々様々なパラメータに関連して制御
できるようにする。 【解決手段】 燃料噴射を、電磁弁(57)によって制
御される噴射弁8によって行い、この噴射弁に付加的に
添加液圧力源20に通じた接続部を設け、この添加液圧
力源に、制御された圧力媒体によって駆動される、間欠
圧送式の圧送ピストン22を装備させ、圧力媒体として
圧力を圧力蓄え器から取り出し、この圧力蓄え器に、噴
射したい燃料の高圧形成のために働く高圧フィードポン
プ1から圧力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼室
内に燃料と添加液、特に水とを組み合わせて噴射するた
めの噴射装置であって、噴射弁が設けられており、該噴
射弁が、弁部材によって制御される噴射開口に前置され
た圧力室を有しており、該圧力室が、圧力管路を介して
燃料高圧源に接続されていて、さらに逆止弁と付加的な
管路とを介して添加液のための調量装置に接続されてお
り、該調量装置が、時間的に見て内燃機関の燃焼室内へ
の燃料および添加液の噴射過程のために弁部材によって
前記噴射開口が開放される前にその都度、調量された添
加液を前記圧力室内に間欠的に供給して予貯えするため
に働き、前記燃料高圧源の燃料高圧によって少なくとも
1つの電気制御式の弁を介して間欠的に操作可能な圧送
装置が設けられており、該圧送装置が前記調量装置の一
部であり、さらに、電気制御式の弁の形の制御弁を有す
る、前記燃料高圧源から噴射弁に噴射目的で供給される
燃料噴射量を制御するための噴射量制御装置が設けられ
ている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】燃料と添加液、特に水とを組み合わせて
噴射することは、特に自己着火式の内燃機関において窒
素酸化物や煤煙の放出量を低減させるために役立つ。
【0003】このような形式の噴射装置は、ドイツ連邦
共和国特許第4407052号明細書に基づき公知であ
る。この公知の噴射装置では、ディーゼル内燃機関にお
ける燃料高圧噴射が列型構造の燃料噴射ポンプを用いて
行われ、この燃料噴射ポンプの、1回のポンプピストン
行程当たりの高圧吐出量は公知の傾斜縁制御部によって
可変である。この公知の噴射装置に設けられた添加液の
ための圧送装置は、ポンプピストンの部分吐出行程によ
って助成され、この場合、燃料噴射ポンプのカム駆動装
置には拡張されたカム範囲が設けられている。この拡張
されたカム範囲は主噴射が行われた後に、再びポンプピ
ストンを駆動させ、これによってばね戻し機構を備えた
4ポート2位置電磁弁を介して燃料を上記圧送装置に供
給する。この燃料の圧力によって負荷された圧送ピスト
ンによって、燃料噴射弁の圧力室には適当な水量が供給
され、この水量は圧力室から、相応する燃料量を押しの
けて、この燃料量を前記4ポート2位置電磁弁を介して
流出させる。上記圧送ピストンは2つの媒体、つまり添
加液と、高圧駆動側の燃料との間を隔離するための隔離
ピストンとしても働く。上記圧送ピストンの制御は3ポ
ート2位置電磁弁を介して行われ、この場合、圧送ピス
トンは添加液を圧送するためには前記ポンプピストンの
吐出圧によって負荷され、かつ添加液の圧送を終了させ
るためには放圧側に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の噴射装置を改良して、添加液のための付
加的なカム範囲が不要となり、ひいては構造全体が単純
でかつ廉価となり、しかも燃料噴射量の調量が著しく自
在になって、かつ種々様々なパラメータに関連して制御
され得るようになり、さらに添加液の調量をも電磁弁に
よって制御して複数のパラメータを考慮することのでき
るような噴射装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、燃料高圧源として高圧フィードポ
ンプが設けられており、該高圧フィードポンプが、燃料
高圧蓄え器に燃料を供給するようになっており、該燃料
高圧蓄え器内で規定の圧力が調節されており、前記燃料
高圧蓄え器からその都度、燃料噴射のために規定された
燃料が、各噴射弁に対応する前記制御弁によって制御さ
れて取り出されるようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明による噴射装置は従来のものに比
べて次のような利点を有している。すなわち、付加的な
カムを用いる手間が不要となり、燃料噴射量の調量が著
しく自在になって種々様々なパラメータに関連して制御
され得るようになり、しかも添加液の調量をも電磁弁に
よって制御して複数のパラメータを考慮し得るようにな
る。燃料高圧蓄え器が設けられていることに基づき、噴
射圧はいつでも規定の高さで提供されるようになり、電
磁弁を有する調量装置によって正確な量および正確な噴
射時機に制御されて噴射される。
【0007】請求項2および請求項3に記載の有利な構
成では、添加液の圧送がもはや、公知先行技術における
ように単独のポンプピストンの作業タイミングに関連し
て行われるのではなく、電気制御式の弁と、常時提供さ
れている燃料高圧とを利用して、所要の時点に合わせて
燃料噴射弁内に添加液を予貯えすることができる。
【0008】請求項3に記載の有利な構成では、圧送装
置の圧送ピストンを駆動する燃料高圧のための燃料高圧
源として燃料高圧蓄え器が使用されるので特に有利であ
る。この場合、作業面と圧送面との間の面積差に基づ
き、圧力増圧が行われ、この場合、燃料噴射弁内に形成
される燃料高圧に抗しても、噴射弁の圧力室に添加液を
導入することができる。
【0009】請求項4に記載の別の有利な構成では、補
助蓄え器が設けられていることにより、圧送装置の圧送
ピストンを操作するための、より高い燃料圧が提供され
る。この補助蓄え器には高圧フィードポンプから直接に
圧力が供給される。この圧力の高さは、燃料高圧蓄え器
に給圧を行う圧力弁によって規定される。逆止弁として
形成されたこの圧力弁は、圧力弁の開放圧が超えられる
と、燃料高圧蓄え器への給圧を可能にする。それに対し
て、燃料高圧蓄え器自体の圧力は圧力制御弁によって、
より低い値に制御することができる。こうして、圧送ピ
ストンの作業面を圧送面と同じ大きさに形成することが
できる。このことは、圧送装置の著しい単純化を可能に
し、この場合、圧送装置はシリンダ内で滑動する単純な
ピストンにより形成することができる。
【0010】補助蓄え器は、請求項5に記載したよう
に、たとえば高圧フィードポンプと圧送装置との間の接
続管路の内容積を有する容積蓄え器として形成されてい
るか、または請求項6に記載したように上記接続管路に
付加的に接続された、戻し力に抗して運動可能な壁を有
する蓄え器として形成されていてよい。このことは、調
量したい添加液を、高圧フィードポンプと圧送装置との
間の接続長さとは全く無関係に調量することを可能にす
る。
【0011】請求項7に記載の構成では、圧送装置がば
ねを備えており、このばねが燃料高圧に抗して圧送ピス
トンに作用して、プレロードばねもしくは予負荷ばねと
して形成されている。この場合、添加液の調量の休止中
に圧送ピストンにプレロードもしくは予負荷をかけて、
調量したい添加液量に対応して設定されたプレロード行
程もしくは予負荷行程を調節することができるので有利
である。添加液量の所要の供給の時機において、圧送ピ
ストンの作業面に隣接した作業室は、たとえば電磁弁と
して形成された電気制御式の弁によって意図的に放圧さ
れる。この場合、添加液の圧送は、プレロードばねもし
くは予負荷ばねの特性線に応じて常に均一に実施され
る。
【0012】本発明のさらに別の有利な構成では、複数
の燃料噴射弁に添加液を供給するために唯一つの圧送装
置しか設けられていない。この場合、請求項11に記載
したように、僅かな手間をかけるだけで、圧送装置の圧
送管路をこの圧送管路から分岐した複数の管路を介し
て、その都度対応する燃料噴射弁に接続することができ
る。この噴射弁の圧力室はそれぞれ逆止弁を介して圧送
装置に向かって遮断されているので、分岐した管路内の
極めて高い圧力は、燃料噴射弁の内部にしか形成され得
ない。
【0013】請求項12に記載したように、圧送装置の
圧送管路に分配器が配置されていると、添加液量の改善
された、一層正確な調量が得られる。この分配器は内燃
機関の回転数に対して同期的に駆動されて、それぞれ次
に燃料噴射を行う燃料噴射弁を制御する。この場合、噴
射弁1つ当たり規定の添加液量を圧送装置によって圧送
することができる。それに対して、前で述べたような、
より単純でかつ僅かな手間をかけるだけで実現し得る手
段では圧送装置が全ての噴射弁に対して同時に適当な時
間に液体量を唯1回の圧送行程で供給するだけで済む。
噴射過程1回当たりに必要となる液体量を導入するため
には、この液体量を圧送ピストンの複数回の圧送行程に
よって供給することもできる。添加液の調量精度を高め
るためには、請求項15に記載したように、圧送ピスト
ンに移動距離測定器が設けられていると有利である。こ
の移動距離測定器はフィードバック信号を電気的な制御
装置に伝送する。この制御装置は、冒頭で述べた運転パ
ラメータを考慮して電磁弁を制御するために働く。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0015】図1に示した噴射装置は、内燃機関、特に
自己着火式の内燃機関に設けられた複数のシリンダ内に
供給を行うために働く。この内燃機関のシリンダには、
内燃機関の燃焼室内での燃焼時に有害物質の形成を低減
する目的で、燃料も添加液、特に水も噴射される。この
噴射装置は燃料供給のために高圧フィードポンプ1を有
しており、この高圧フィードポンプ1は内燃機関の回転
数に対して同期的に駆動されると有利である。高圧フィ
ードポンプ1は燃料リザーバタンク2から燃料を高圧下
に燃料高圧蓄え器3に供給する。これらの構成部分は一
緒になって燃料高圧源を形成している。燃料高圧蓄え器
3に持ち込まれた燃料は圧力制御弁4によって規定の値
に保持され、この場合、この圧力制御弁4は機械的に制
御されるか、または電子制御装置5を介して制御されて
いてよい。この電子制御装置5は圧力センサ6から燃料
高圧蓄え器3内の圧力に関するフィードバック信号を受
け取って、この圧力を規定の値に調節する。この値は一
定の値であってもよいし、あるいは内燃機関の運転パラ
メータに関連した値であってもよい。
【0016】高圧にもたらされた燃料は各1つの圧力管
路7を介して、燃料高圧蓄え器3から噴射弁8に供給さ
れる。所属の内燃機関のシリンダ1つにつき、このよう
な噴射弁が1つずつ設けられている。これらの噴射弁全
体には1つの燃料高圧源を成す高圧フィードポンプ1と
燃料高圧貯え器3とから燃料が供給される。
【0017】噴射弁8は簡略化されて図示されている。
この噴射弁8は、弁ボディ9と、この弁ボディ9に設け
られたガイド孔内に公知の形式で案内された弁部材10
とを備えた、いわゆる「インジェクタ」である。弁部材
10の、燃焼室に面した先端部は、円錐状のシール面1
1を有しており、このシール面11は弁ボディ9に設け
られた対応する円錐状の弁座12と協働する。弁部材1
0の図示の閉鎖位置では、この弁部材10が、弁ボディ
9に設けられた燃焼室側の盲孔13を、弁ボディ9に設
けられた、他方の側に続く圧力室15から隔離してい
る。盲孔13からは燃焼室に通じる噴射開口14が導出
されている。圧力室15には、燃料高圧蓄え器3から延
びる圧力管路7が開口している。さらに圧力室15には
付加的な管路16が開口しており、この管路16は噴射
弁8の内部に逆止弁17を有している。この逆止弁17
は圧力室15の方向に開く。付加的な管路16は添加
液、つまりこの実施例では有利には水を供給するために
働く。この水は添加液圧力源20によって供給される。
この添加液圧力源20は圧送装置21を有しており、こ
の圧送装置21は圧送ピストン22を備えている。この
圧送ピストン22は段付ピストンの形を有していて、直
径の小さな部分23と、直径の大きな部分27とを有し
ている。直径の小さな部分23は段付シリンダ25内で
端面側に圧送室26を仕切っている。段付ピストン22
の、直径の大きな部分27は、この直径の大きな部分2
7と、直径の小さな部分23との間の環状面で、段付シ
リンダ25の直径の大きな部分と、直径の小さな部分と
の間に形成された対応する環状面と共に作業室29を形
成している。圧送ピストンもしくは段付ピストン22の
直径の大きな部分27は、この作業室29とは反対の側
で、圧縮ばね30によって圧送方向へ負荷される。この
側では段付シリンダ25が放圧されている。圧縮ばね3
0のばね力に抗して圧送ピストンもしくは段付ピストン
22が進む距離は、移動距離測定器32によって検出可
能である。この移動距離測定器32は公知の形式で、た
とえば段付ピストンと連結された部分33を備えた誘導
式の移動距離測定器として形成されていてよい。
【0018】圧送室26は、圧送室26から離れる方向
で圧送方向に開く圧送逆止弁34を有する圧送管路36
を介して、分配器35の入口に接続されている。この分
配器35は内燃機関に対して同期的にシリンダ40内で
回転する。圧送逆止弁34を有する圧送管路36は、分
配器35に設けられた環状溝37に開口している。この
環状溝37は分配器35の回転時に分配通路38と分配
開口39とを介して、各噴射弁8に通じた複数の付加的
な管路16のそれぞれ1つに交互に接続される。分配通
路および分配開口は、環状溝から出発する長手方向溝と
して実現することもできる。複数の付加的な管路16は
分配器35を収容するシリンダ40から分岐していて、
このシリンダ40の周面に、燃料供給されるべき噴射弁
の数およびこの噴射弁の噴射タイミングに応じて分配さ
れて配置されている。
【0019】圧送装置21の圧送室26はさらに、圧送
室26に向かって開く充填逆止弁41を介して、前圧送
ポンプ42に接続されている。この前圧送ポンプ42
は、充填逆止弁41における圧力特性に基づき可能とな
る限り、添加液リザーバタンク43から添加液を圧送室
26へ連続的に圧送する。この場合、前圧送ポンプ42
の吐出圧は汎用の圧力制御弁44を介して調節される。
【0020】圧送ピストンもしくは段付ピストン22を
操作するためには、作業室29が燃料高圧蓄え器3の圧
力によって負荷される。このためには接続管路46が設
けられており、この接続管路46には2ポート3位置弁
が電気制御式の弁の形で、この実施例では2ポート3位
置電磁弁47として配置されている。この2ポート3位
置電磁弁47の弁部材の位置に応じて、作業室29は燃
料高圧蓄え器3に接続されるか、または放圧室48に接
続される。接続管路46には絞り60が設けられてお
り、これによって作業室29は制御された充填速度で均
一に充填される。第1の場合、つまり作業室29が燃料
高圧蓄え器3に接続された場合、圧送ピストンもしくは
段付ピストン22は圧縮ばね30のばね力に抗して所定
の充填行程だけ駆動される。2ポート3位置電磁弁47
の開放状態の時間に応じて、圧送ピストンもしくは段付
ピストン22は、より大きな充填行程を進むか、または
より小さな充填行程を進む。この充填行程時に圧送室2
6は充填逆止弁41を介して添加液で充填され続け、圧
縮ばね30はプレロードもしくは予負荷をかけられる。
その後に2ポート3位置電磁弁が他方の位置へもたらさ
れると、圧力室29は放圧され、圧送ピストン22は圧
縮ばね30のプレロード力もしくは予負荷力の作用を受
けて圧送行程を実施することができる。分配器35の回
転位置に応じて、対応する噴射弁に添加液が供給され、
この添加液は圧力室15内にあらかじめ存在していた燃
料を燃料高圧蓄え器3に向かって押しのけて圧力室15
内に予貯えされる。このためには、圧送装置21の圧送
圧が、燃料高圧蓄え器3内に提供される燃料圧よりも高
く形成されていることが必要となる。この目的のために
は、上で説明した段付ピストンの使用に基づき、圧送ピ
ストン22が燃料高圧蓄え器3内に圧力によって負荷さ
れると、圧力増圧が可能となる。
【0021】噴射を制御するためには、噴射弁8に制御
室49が設けられている。この制御室49は絞り50を
介して圧力管路7に常時接続されている。この制御室4
9はピストン51の端面によって仕切られる。制御室4
9内の圧力により、プランジャ52への力作用が行われ
る。このプランジャ52は弁部材10に閉鎖方向で作用
する。付加的に閉鎖方向に向かってさらに閉鎖ばね53
が作用しているが、しかしこの閉鎖ばね53のばね力だ
けでは、弁部材10を閉鎖位置に保持するためには不十
分である。弁部材10はこの閉鎖ばね53のばね力の他
に、圧力室15内の圧力によっても常時負荷され、この
場合、この圧力室15内の圧力は弁部材10に設けられ
た肩部55に閉鎖部材の開放方向で作用する。
【0022】制御室49は付加的に別の絞り56と、電
気制御式の弁、この実施例では電磁弁57とを介して放
圧可能である。電磁弁57が開くと、圧力室15の側か
ら閉鎖部材10に加えられる開放力が優勢となるので、
噴射弁は噴射過程のために開く。この噴射過程において
は、噴射弁8が電磁弁57によって制御されて開放位置
に位置している限り、圧力室15内にあらかじめ予貯え
られた水量が、燃料高圧蓄え器3から後供給される燃料
と共に燃焼室内に導入される。噴射弁を閉鎖するために
は、電磁弁57が再び閉じられるので、制御室49には
再び燃料高圧蓄え器3の圧力が生ぜしめられる。これに
より、弁部材10は閉鎖位置に移動し、噴射は終了され
る。電磁弁57はやはり電子制御装置5を介して、内燃
機関の作業シーケンスの同期的な所要タイミングで制御
される。それと同時に、この時間的制御の他に、所要の
燃料噴射量の制御も行われる。燃焼室内に一緒に流入す
る添加液量は電子制御装置5によって2ポート3位置電
磁弁47の制御を介して制御される。この2ポート3位
置電磁弁47はこの場合、唯一つの圧送装置21を用い
てそれぞれ個々の規定の噴射弁に順次に、正確に制御す
ることのできる所要の添加液量を供給することができ
る。圧送装置21を駆動するためには、既存の燃料高圧
が利用されるので、別の圧力源が必要とならず、また僅
かな手間をかけるだけで添加液の噴射という目的を達成
することができるので有利である。
【0023】前記実施例とは異なり、2ポート3位置電
磁弁47の代わりに、電気制御式の2つの2ポート2位
置弁58,58′の組合せを使用することもできる(図
2参照)。両2ポート2位置弁58,58′はこの場
合、電磁弁として形成されている。一方の2ポート2位
置弁58は燃料高圧蓄え器3と、作業室29に直接に通
じた接続管路46との間に設けられており、他方の2ポ
ート2位置弁58′はこの接続管路46と放圧室との間
に設けられている。両2ポート2位置弁はプッシュプル
式に駆動されるので、常に両2ポート2位置弁のうちの
それぞれ一方が開かれていて、他方が閉じられている。
しかし、圧送ピストン22のバランス状態(Behar
rungszustand)を調節するために両2ポー
ト2位置弁を同時に閉じた状態に保持することも可能で
ある。
【0024】図3には、図1に示した圧送ピストンの別
の実施例が示されている。図1に示した実施例では、圧
送ピストン22の直径の大きな部分27の、規定された
環状室もしくは作業室29を仕切る環状面が作業面59
として働くのに対して、図3に示した実施例では圧送ピ
ストン22′の直径の大きな部分27′の横断面全体が
作業面59′として形成されている。この作業面59′
によって段付シリンダ25′内で取り囲まれた作業室2
9′は、やはり3ポート2位置電磁弁47に相当する3
ポート2位置電磁弁47′を介して、燃料高圧蓄え部3
に接続されるか、または放圧室に接続される。この場
合、燃料高圧蓄え器3への接続は図1に示した実施例の
場合と同様に、作業室29;29′を均一に充填するた
めの絞り60を介して行われる。圧送ピストン22′の
直径の大きな部分27′の、作業室29′とは反対の側
で取り囲まれた環状室は、放圧室に向かって放圧され、
この放圧室には特に漏れ燃料が流出し得る。圧送ピスト
ン22′の直径の小さな部分の端面もしくは圧送面6
2′には、圧縮ばね30′が作用している。この圧縮ば
ね30′はこの場合、圧送ピストン22′を圧送時に戻
すために働くのではなく、作業室29′が放圧されてい
る場合に圧送ピストン22′の吸込行程を実施するため
に働く。さらに、圧送ピストン22′の直径の小さな部
分23′と、この圧送ピストン22′を案内する段付シ
リンダ25′との間には、環状溝63が設けられてい
る。この環状溝63は添加液の漏れ量をリザーバタンク
に戻すために働く。圧送室26は図1に示した実施例の
場合と同様に前圧送ポンプ42もしくは噴射弁8に接続
されている。
【0025】このような構成には、やはり移動距離測定
器を対応させることもできる。このような構成には、圧
送面62′に比べて、より大きな作業面59′が提供さ
れていて、しかも図1に示した実施例に比べて同じ構成
寸法において、より大きな増圧を得ることができるとい
う利点がある。
【0026】図4に簡略的に示した実施例では、図1に
示した実施例で設けられた分配器35の代わりに、管路
分配器65が設けられている。この場合、圧送管路36
は、燃料供給されるべき燃料噴射弁の数に応じて付加的
な管路16a,16b,16c,16dに直接に分岐さ
れている。これらの付加的な管路16a,16b,16
c,16dは、図1に示した実施例の場合と同様に各1
つの逆止弁17を介して噴射弁の圧力室15に通じてい
る。圧送ピストン22;22′の各圧送行程時では、所
属の噴射弁8の全ての圧力室15へ同時に圧送が行われ
る。圧送ピストン22の圧送位相は、噴射弁への添加液
圧送がそれぞれ噴射弁の噴射休止中に行われるように設
定されている。唯1回の圧送行程だけで、全ての噴射弁
における燃料および添加液の各噴射過程のために十分と
なる添加液の全量が圧送されなくて済むようにするため
に、添加液の圧送は複数の圧送行程で実施される(図5
の線図参照)。この場合、添加液の予貯えは、意図され
た噴射過程(稲妻矢印で図示する)の直前に添加液の最
大量が達成されるまで、所定のシーケンスにより規定の
ステップで行われる。この部分線図の下方には、圧送ピ
ストン22の圧送運動がクランク軸角度との関係で示さ
れている。
【0027】図6にはさらに別の実施例が示されてい
る。この場合、圧送ピストン122の駆動は直接に燃料
高圧蓄え器3によって行われるのではなく、補助蓄え器
67を介して行われる。この実施例では、燃料噴射弁へ
の、噴射したい燃料の給圧が、図1に示した実施例の場
合と同様に行われる。したがって、高圧フィードポンプ
1が設けられている。この高圧フィードポンプ1は燃料
リザーバタンク2から燃料を高圧下に燃料高圧蓄え器3
へ圧送する。この燃料高圧蓄え器3の圧力は圧力センサ
6によって監視されて、圧力制御弁4によって制御され
る。次いで、圧力管路7が各噴射弁8にまで通じてい
る。この噴射弁8は図1に示した実施例の場合と同様に
形成されているので、図6では省略されている。高圧フ
ィードポンプ1によって圧送された燃料の供給は、1つ
または2つの圧力逆止弁68を介して行われ、この圧力
逆止弁68の開放圧は、燃料高圧蓄え器3で維持したい
燃料圧よりも高く設定されている。さらに高圧フィード
ポンプ1の吐出側には、補助蓄え器67が逆止弁69を
介して接続されている。この逆止弁69は燃料を、圧力
逆止弁68の開放圧によって規定された圧力で補助蓄え
器67に放出する。この補助蓄え器67は図6に示した
ようにほぼ固定の容積を備えた管路蓄え器であるか、ま
たは容積蓄え器であってよい。しかし、より大きな圧力
媒体量を蓄えるためには、図6に破線で示したような可
動の壁70によって制限される補助蓄え器67′を設け
ることもできる。
【0028】補助蓄え器67内に駆動のために提供され
る、燃料高圧蓄え器3内の圧力よりも高い圧力に基づ
き、この実施例の圧送ピストン122を標準のピスト
ン、つまり段付けされていないピストンとして形成する
ことが可能となる。このピストンは、たとえば戻しばね
71によって出発位置の方向へ負荷される。この図示の
出発位置において、圧送ピストン122の圧送室126
には、図1に示した実施例と同様に前圧送42によっ
て、充填逆止弁41を介して添加液が供給される。圧送
ピストン22の各位置はこの場合、図1に示した実施例
の場合と同様に移動距離信号発生器72によって監視さ
れ、検出された移動距離信号は電子制御装置5にフィー
ドバックされる。圧送ピストン122を操作するために
は、中間蓄え器として働く補助蓄え器67と圧送ピスト
ン122の作業室129との間の接続管路146に設け
られた2ポート2位置弁74、つまりこの実施例ではや
はり2ポート2位置電磁弁が開かれるので、高圧下の燃
料は圧送ピストン122をその圧送行程分だけ移動させ
る。この圧送行程を終了するためには、前記2ポート2
位置電磁弁74が再び閉じられ、その代わりに第2の2
ポート2位置電磁弁75が開かれ、この第2の2ポート
2位置電磁弁75を介して作業室129が放圧される。
このことは、図2につき既に説明したような構成におい
て行われる。
【0029】圧送ピストン122によって圧送された添
加液の供給は、図1に示した実施例の場合のように内燃
機関の回転数に対して同期的に駆動される分配器35を
介して実施されるか、または図4に示した実施例の場合
のように管路分配器65を介して実施され得る。その場
合、圧送ピストン122の作業シーケンスも同様に調節
される。図6に示した実施例では、単純な圧力弁を使用
して、段付けされて形成された圧送ピストンを準備する
ためにかかる、比較的高い加工手間を回避することがで
きる。したがって、特に図4に示した実施例で使用され
る管路分配器と相まって、極めて廉価な手段が得られ
る。その場合、少しだけ高められた手間をかけるだけ
で、可動の壁を備えた補助蓄え器67′も実現可能とな
る。
【0030】管路分配器65を用いる図4に示した実施
例において、また分配器35を用いる図1に示した実施
例においても、噴射装置の運転時では、分配器と各噴射
弁8の圧力室15との間の圧力レベルが最初に補償され
ているにもかかわらず、予貯えに続く噴射過程時に圧力
室15内で圧力低下が生じて、その結果、少量の添加液
が付加的な管路16から後吸入されるようなケースが生
じる恐れがある。
【0031】このことを回避するために、図7に示した
分配器135は第2の環状溝80を備えている。この第
2の環状溝80は第1の環状溝37から延びる分配開口
39をはさんで第1の環状溝37とは反対の側に配置さ
れていて、第1の環状溝37に向けられた分配溝81を
有している。この分配溝81は、やはりシリンダ40か
ら導出された付加的な複数の管路16と協働する。これ
らの管路16は噴射の作業シーケンスに応じて、それぞ
れ分配開口39との接続の遮断後に前記分配溝81に接
続される。第2の環状溝80は常時、放圧管路82に接
続されており、この放圧管路82では、圧力室15内で
形成される圧力よりも下に安全間隔を置いて設定され
た、減じられた一定の圧力を維持するために、圧力制限
弁84が使用されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示した実施例において使用される3ポー
ト2位置電磁弁の代わりに使用される2つの2ポート2
位置弁の部分的概略図である。
【図3】圧送装置に設けられた圧送ピストンの別の駆動
原理を有する、本発明の別の実施例を示す概略図であ
る。
【図4】図1に示した実施例において使用される分配器
の代わりに使用される管路分配器の概略図である。
【図5】図4に示した実施例を使用した場合の、個々の
噴射弁における添加液の予貯えの時間的な経過を示す線
図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例を示す回路図であ
る。
【図7】図1に示した実施例に対する変化実施例を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 高圧フィードポンプ、 2 燃料リザーバタンク、
3 燃料高圧蓄え器、 4 圧力制御弁、 5 電子
制御装置、 6 圧力センサ、 7 圧力管路、 8
噴射弁、 9 弁ボディ、 10 弁部材、 11 シ
ール面、 12弁座、 13 盲孔、 14 噴射開
口、 15 圧力室、 16,16a,16b,16
c,16d 管路、 17 逆止弁、 20 添加液圧
力源、 21 圧送装置、 22,22′ 圧送ピスト
ン、 23,23′ 直径の小さな部分、 25,2
5′ 段付シリンダ、 26 圧送室、 27,27′
直径の大きな部分、 29,29′ 作業室、 3
0,30′ 圧縮ばね、 32移動距離測定器、 33
部分、 34 圧送逆止弁、 35 分配器、 36
圧送管路、 37 環状溝、 38 分配通路、 39
分配開口、 40シリンダ、 41 充填逆止弁、
42 前圧送ポンプ、 43 添加液リザーバタンク、
44 圧力制御弁、 46 接続管路、 47,4
7′ 3ポート2位置電磁弁、 48 放圧室、 49
制御室、 50 絞り、 51 ピストン、 52
プランジャ、 53 閉鎖ばね、 55 肩部、 56
絞り、57 電磁弁、 58,58′ 2ポート2位
置弁、 59,59′ 作業面、 60 絞り、 6
2,62′ 圧送面、 63 環状溝、 65 管路分
配器、 67,67′ 補助蓄え器、 68 圧力逆止
弁、 69 逆止弁、 70 壁、 71 戻しばね、
72 移動距離信号発生器、 74 2ポート2位置
電磁弁、 75 第2の2ポート2位置電磁弁、 80
第2の環状溝、81 分配溝、 82 放圧管路、
84 圧力制限弁、 122 圧送ピストン、 126
圧送室、 129 作業室、 135 分配器、 1
46 接続管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァルター テーゲン ドイツ連邦共和国 ヴァイプリンゲン イ ム ライスガー 4

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室内に燃料と添加液とを
    組み合わせて噴射するための噴射装置であって、噴射弁
    (8)が設けられており、該噴射弁(8)が、弁部材
    (10)によって制御される噴射開口(14)に前置さ
    れた圧力室(15)を有しており、該圧力室(15)
    が、圧力管路(7)を介して燃料高圧源(1,3)に接
    続されていて、さらに逆止弁(17)と付加的な管路
    (16)とを介して添加液のための調量装置(20)に
    接続されており、該調量装置(20)が、時間的に見て
    内燃機関の燃焼室内への燃料および添加液の噴射過程の
    ために弁部材(10)によって前記噴射開口(14)が
    開放される前にその都度、調量された添加液を前記圧力
    室(15)内に間欠的に供給して予貯えするために働
    き、前記燃料高圧源(1,3)の燃料高圧によって少な
    くとも1つの電気制御式の弁(47,74,75)を介
    して間欠的に操作可能な圧送装置(21)が設けられて
    おり、該圧送装置(21)が前記調量装置(20)の一
    部であり、さらに、電気制御式の弁(57)の形の制御
    弁を有する、前記燃料高圧源(1,3)から噴射弁
    (8)に噴射目的で供給される燃料噴射量を制御するた
    めの噴射量制御装置が設けられている形式のものにおい
    て、燃料高圧源として高圧フィードポンプ(1)が設け
    られており、該高圧フィードポンプ(1)が、燃料高圧
    蓄え器(3)に燃料を供給するようになっており、該燃
    料高圧蓄え器(3)内で規定の圧力が調節されており、
    前記燃料高圧蓄え器(3)からその都度、燃料噴射のた
    めに規定された燃料が、各噴射弁(8)に対応する前記
    制御弁(57)によって制御されて取り出されるように
    なっていることを特徴とする、燃料と添加液とを組み合
    わせて噴射するための噴射装置。
  2. 【請求項2】 添加液のための圧送装置(21)が、圧
    送ピストン(22)を有しており、該圧送ピストン(2
    2)が、ばね(30,30′)によって優先位置にもた
    らされるようになっていて、シリンダ(25)内で圧送
    室(26)を仕切っており、該圧送室(26)が、充填
    逆止弁(41)を介して添加液供給部(42)に接続可
    能であり、該添加液供給部(42)を介して圧送休止中
    に前記圧送室(26)が添加液で充填されるようになっ
    ており、さらに前記圧送室(26)が、圧送方向で開く
    圧送逆止弁(34)を介して圧送管路(36)によって
    少なくとも1つの噴射弁(8)に接続されており、前記
    圧送ピストン(22)が、電気制御式の弁(47)を介
    して供給された燃料高圧によって前記ばね(30,3
    0′)のばね力に抗して移動可能である、請求項1記載
    の噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記圧送ピストン(22)を操作するた
    めの燃料高圧が前記燃料高圧蓄え器(3)から取り出さ
    れるようになっており、前記圧送ピストン(22)に作
    用接続された、高圧にさらされた作業面(59,5
    9′)が、前記圧送ピストン(22)の、前記圧送室
    (26)に隣接した圧送面(62)よりも大きく形成さ
    れている、請求項2記載の噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記圧送ピストン(122)を操作する
    ための燃料高圧が、補助蓄え器(67,67′)から取
    り出されるようになっており、該補助蓄え器(67,6
    7′)が、該補助蓄え器の方向に開く逆止弁(69)を
    介して高圧フィードポンプ(1)に接続されており、前
    記逆止弁(69)の上流側で高圧フィードポンプ(1)
    から燃料高圧蓄え器(3)に通じた管路が分岐してお
    り、該管路がフィード弁として圧力弁(68)を有して
    おり、該圧力弁(68)の開放圧が、燃料高圧蓄え器
    (3)内に圧力制御弁(4)によって調節される最高圧
    よりも上に設定されている、請求項2記載の噴射装置。
  5. 【請求項5】 前記補助蓄え器(67)が、容積蓄え器
    である、請求項4記載の噴射装置。
  6. 【請求項6】 前記補助蓄え器(67′)が、可動の壁
    (70)を有している、請求項4記載の噴射装置。
  7. 【請求項7】 燃料高圧に抗して前記圧送ピストン(2
    2)に作用するばね(30)が、プレロードばねもしく
    は予負荷ばねとして形成されており、前記作業面(5
    9)に隣接した作業室(29)が、添加液の圧送のため
    には電気制御式の弁(47)を介して放圧され、かつ前
    記圧送室(26)を再充填するためには電気制御式の弁
    (47)を介して再び燃料高圧にさらされる、請求項3
    記載の噴射装置。
  8. 【請求項8】 燃料高圧に抗して前記圧送ピストン(2
    2′)に作用するばねが、戻しばね(31′)として形
    成されており、前記圧送ピストン(22′)に設けられ
    た作業面(59′)に隣接した作業室(29′)が、添
    加液の圧送のためには電気制御式の弁(47′)を介し
    て高圧に接続され、かつ添加液の圧送を終了させるため
    には電気制御式の弁(47′)を介して再び放圧され
    る、請求項3記載の噴射装置。
  9. 【請求項9】 前記電気制御式の弁(47,47′)
    が、2ポート3位置弁である、請求項7または8記載の
    噴射装置。
  10. 【請求項10】 前記圧送ピストン(22)の運動を制
    御するために2つの電気制御式の弁(58,58′)が
    設けられており、両弁のうち一方の弁が、前記作業室
    (29)を燃料高圧源(3,67)に接続するために働
    き、他方の弁が、前記作業室(29)を放圧するために
    働く、請求項7または8記載の噴射装置。
  11. 【請求項11】 前記圧送室(26,126)が、圧送
    管路(36)から分岐した付加的な管路(16a,16
    b,16c,16d)を介して各1つの噴射弁(8)
    に、それぞれ当該噴射弁(8)に対応する逆止弁(1
    7)を介して接続されている、請求項3または4記載の
    噴射装置。
  12. 【請求項12】 前記圧送室が、圧送管路(36)に配
    置された、内燃機関の回転数に対して同期的に駆動され
    る分配器(35)を介して、各1つの噴射弁(8)に、
    それぞれ当該噴射弁(8)に対応する逆止弁(17)を
    介して接続されている、請求項3または4記載の噴射装
    置。
  13. 【請求項13】 前記分配器(135)が、圧送管路
    (36)に常時接続された第1の分配開口(39)を有
    しており、該第1の分配開口(39)が、前記分配器
    (135)の回転時に、各噴射弁(8)に通じた付加的
    な管路(16a,16b,16c,..)に順次に接続
    されるようになっており、さらに前記分配器(135)
    が、第2の分配開口(81)を有しており、該第2の分
    配開口(81)が、放圧管路(82)に常時接続されて
    いて、しかも第2の分配開口(81)は、前記第1の分
    配開口(39)と付加的な各管路(16a,16b,1
    6c)との接続に続いて、該付加的な管路(16a,1
    6b,16c)に接続されるようになっている、請求項
    12記載の噴射装置。
  14. 【請求項14】 前記放圧管路(82)に圧力保持弁
    (84)が配置されている、請求項13記載の噴射装
    置。
  15. 【請求項15】 前記圧送ピストン(22,122)に
    移動距離測定器(32,72)が対応しており、該移動
    距離測定器(32,72)を介して、電気制御式の弁
    (47,47′;58,58′;74,75)を制御す
    るための制御装置(5)に制御信号が伝送される、請求
    項1から14までのいずれか1項記載の噴射装置。
JP9171666A 1996-06-27 1997-06-27 燃料と添加液とを組み合わせて噴射するための噴射装置 Pending JPH1061523A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19625698A DE19625698B4 (de) 1996-06-27 1996-06-27 Einspritzeinrichtung zum kombinierten Einspritzen von Kraftstoff und Zusatzflüssigkeit
DE19625698.4 1996-06-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1061523A true JPH1061523A (ja) 1998-03-03

Family

ID=7798144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9171666A Pending JPH1061523A (ja) 1996-06-27 1997-06-27 燃料と添加液とを組み合わせて噴射するための噴射装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5762033A (ja)
JP (1) JPH1061523A (ja)
DE (1) DE19625698B4 (ja)
FR (1) FR2750458B1 (ja)
GB (1) GB2314588B (ja)
IT (1) IT1292381B1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19706661A1 (de) * 1997-02-20 1998-08-27 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzventil für Brennkraftmaschinen
DE19746491A1 (de) * 1997-10-22 1999-04-29 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzanlage für eine Brennkraftmaschine
DE19747268A1 (de) * 1997-10-25 1999-04-29 Bosch Gmbh Robert Zweistoffdüse zur Einspritzung von Kraftstoff und einer Zusatzflüssigkeit
DE19812011A1 (de) * 1998-03-19 1999-08-26 Mtu Friedrichshafen Gmbh Verfahren zur Einspritzung von Kraftstoff in den Brennraum einer Brennkraftmaschine und Kraftstoffeinspritzsystem
EP1022458A3 (en) * 1999-01-12 2001-08-08 Lucas Industries Limited Fuel system
US6405709B1 (en) * 2000-04-11 2002-06-18 Cummins Inc. Cyclic pressurization including plural pressurization units interconnected for energy storage and recovery
US6460491B1 (en) 2001-05-11 2002-10-08 Southwest Research Institute Method of water/fuel co-injection for emissions control during transient operating conditions of a diesel engine
US6637381B2 (en) * 2001-10-09 2003-10-28 Southwest Research Institute Oxygenated fuel plus water injection for emissions control in compression ignition engines
DE10218021A1 (de) * 2002-04-23 2003-11-06 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzeinrichtung für eine Brennkraftmaschine
CA2633846C (en) * 2008-06-27 2009-12-29 Westport Power Inc. Fuel injection valve and method for co-injecting a liquid and a gaseous fuel into the combustion chamber of an internal combustion engine
DE102008041384A1 (de) * 2008-08-20 2010-02-25 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Versorgung einer Verbrennungskraftmaschine mit Treibstoff
US20110232601A1 (en) * 2010-03-25 2011-09-29 Caterpillar Inc. Compression ignition engine with blended fuel injection
DE102013214484A1 (de) * 2013-07-24 2015-01-29 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kraftstoff-Pumpeneinheit
DE102018007614B4 (de) 2018-09-25 2023-04-27 Otto-Von-Guericke-Universität Magdeburg Injektor und Verfahren zur Einspritzung von Kraftstoff und einer Zusatzflüssigkeit sowie Verwendung des Injektors

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3931456A1 (de) * 1989-09-21 1991-04-04 Bosch Gmbh Robert Einspritzeinrichtung fuer dieselmotoren
JP3212408B2 (ja) * 1993-03-31 2001-09-25 三菱重工業株式会社 燃料・水噴射装置
DE4337048C2 (de) * 1993-10-29 1996-01-11 Daimler Benz Ag Kraftstoffeinspritzanlage für eine Brennkraftmaschine
DE4341739C1 (de) * 1993-12-08 1995-03-30 Mtu Friedrichshafen Gmbh Einspritzsystem
DE4425339C2 (de) * 1994-02-11 1998-10-22 Mtu Friedrichshafen Gmbh Einspritzsystem
WO1995021998A1 (de) * 1994-02-11 1995-08-17 Mtu Motoren- Und Turbinen-Union Friedrichshafen Gmbh Einspritzsystem
DE4407052C1 (de) * 1994-03-03 1995-03-09 Mtu Friedrichshafen Gmbh Einspritzanlage für die Einspritzung eines Kraftstoffs und einer Zusatzflüssigkeit in die Brennräume einer Brennkraftmaschine
DE4445980C2 (de) * 1994-12-22 1999-12-30 Mtu Friedrichshafen Gmbh Einspritzsystem
DE19619522A1 (de) * 1995-08-30 1997-03-06 Bosch Gmbh Robert Einspritzeinrichtung
EP0760425B1 (de) * 1995-08-30 2000-11-15 Robert Bosch Gmbh Einspritzeinrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
FR2750458B1 (fr) 2005-05-06
IT1292381B1 (it) 1999-02-08
DE19625698B4 (de) 2005-09-22
ITMI971444A1 (it) 1998-12-19
GB2314588A (en) 1998-01-07
GB9712481D0 (en) 1997-08-20
GB2314588B (en) 1998-07-15
ITMI971444A0 (ja) 1997-06-19
FR2750458A1 (fr) 1998-01-02
DE19625698A1 (de) 1998-01-02
US5762033A (en) 1998-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4279385A (en) High pressure fuel injection apparatus for internal combustion engines
US10294906B2 (en) Electronically controlled inlet metered single piston fuel pump
US6067964A (en) Fuel injection system for an internal combustion engine
US20070086899A1 (en) Fuel system with variable discharge pump
JPH1061523A (ja) 燃料と添加液とを組み合わせて噴射するための噴射装置
JPH06323220A (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
US7574995B2 (en) Fuel injection system
JPH059634B2 (ja)
JPS6339790B2 (ja)
US4590903A (en) Fuel injection apparatus for definite pilot injection and main injection in internal combustion engines
JPH03264761A (ja) 自己着火式の内燃機関用の燃料噴射ポンプ
JP2003507638A (ja) 燃料噴射装置
GB2278648A (en) A fuel-injection device for an internal combustion engine
US5377636A (en) Solenoid operated pump-line-nozzle fuel injection system and inline pump therefor
JPS6120303Y2 (ja)
JP7330188B2 (ja) 大型低速2ストロークエンジン及びそのようなエンジンを潤滑する方法、並びにこのようなエンジン及び方法のための電気ポンプシステムを備えた噴射器
CA1170903A (en) Single solenoid floating piston distributor pump
JP7275135B2 (ja) 大型低速2ストロークエンジン、その潤滑方法、及びそのようなエンジン及び方法のために油圧駆動ポンプシステムを備えた噴射器
JP2001506729A (ja) 内燃機関のための燃料噴射装置
JP4623930B2 (ja) 自動車用のコモンレール式燃料噴射装置
JPH10115257A (ja) 二流体噴射装置
EP0441738A2 (en) High pressure fuel injection system
JPH0454064B2 (ja)
JPS6358247B2 (ja)
JPH0571790B2 (ja)