JPH1058949A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH1058949A
JPH1058949A JP23737296A JP23737296A JPH1058949A JP H1058949 A JPH1058949 A JP H1058949A JP 23737296 A JP23737296 A JP 23737296A JP 23737296 A JP23737296 A JP 23737296A JP H1058949 A JPH1058949 A JP H1058949A
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JP
Japan
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rotary damper
air
gear
outlet
defrost
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23737296A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosaku Akimoto
良作 秋元
Masanari Shiroyama
勝成 城山
Yuki Izawa
友樹 井澤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1058949A publication Critical patent/JPH1058949A/ja
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デフロスト吹出口3を含む複数の吹出口2、
3を具備するケーシング1内に形成された空気流路中に
空気を冷却するエバポレータ4と、このエバポレータ4
で冷却された空気を再熱するヒータ5と、このヒータ5
を通る冷風量を調整するエアミックスダンパ6と、吹出
口2、3を選択的に切り換える吹出モード切換用ロータ
リダンパ10を配設してなる車両用空気調和装置におい
て、ロータリダンパ10の操作系32、34等に異常が発生し
たときであってもフロントガラスの曇りを防止して車両
の安全走行を確保する。 【解決手段】 吹出モード切換用ロータリダンパ10の操
作系32、34等に異常が発生したとき、ギヤリンク34とギ
ヤとの噛み合いを外す緊急レバー39と、このロータリダ
ンパ10を強制的に回転させてデフロスト吹出モード位置
に付勢するばね30等からなる緊急操作手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗用車に好適な車両
用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は図2ないし図4に示す車両
用空気調和装置について特願平7−310726号によ
り特許出願した。図2は図3のA−A線に沿う断面図、
図3は図2のB−B線に沿う断面図、図4は吹出モード
切換用ロータリダンパの斜視図である。
【0003】センターコンソール内に埋設されるケーシ
ング1の内部にはエバポレータ4、エアミックスダンパ
6、ヒータ5、吹出モード切換用ロータリダンパ10が配
設されている。エバポレータ4はケーシング1の下部に
その空気吸込口25に向かって次第に立ち上がるように傾
斜した姿勢で取り付けられている。
【0004】エアミックスダンパ6はエバポレータ4の
上方においてガイド26に案内されてスライド自在に水平
に設置されている。ヒータ5はエアミックスダンパ6の
上方においてケーシング1内の片側に偏寄して若干傾斜
した姿勢で配設されている。吹出モード切換用ロータリ
ダンパ10はヒータ5の上方のエアミックス領域に水平軸
まわりに回転可能に配設されている。
【0005】このロータリダンパ10は、図4に示すよう
に、全体として中空樽状をなし、その円筒部10a には周
方向に所定の間隔を隔ててデフロスト出口12、フェース
出口13並びに常時エアミックスダンパ領域に連通する取
入口11が形成され、その両端板10b 、10c にはそれぞれ
扇形状のフート出口14が形成されるとともにその中央部
に回転軸15が突設されている。この回転軸15はケーシン
グ1の左右両側壁1b、1cに軸承されている。
【0006】また、ケーシング1に形成された突出部16
a 、16b 、16c は円筒部10a の外周面に周方向に所定の
間隔を隔てて近接することによってシール部を構成して
いる。そして、ケーシング1の上面1aには突出部16a と
16b との間に位置するようにフェース吹出口2が形成さ
れ、突出部16b と16c との間に位置するようにデフロス
ト吹出口3が形成され、ケーシング1の左右両側壁1b、
1cにはそれぞれフート出口14と整合しうるフート吹出口
19が形成されている。
【0007】そして、フェース吹出口2に連通するよう
にフェースダクト21が、デフロスト吹出口3に連通する
ようにデフロストダクト22が、フート吹出口19に連通す
るようにフートダクト23がそれぞれ連結されている。
【0008】しかして、空気調和装置の運転時、図示し
ないブロアによって付勢された車室内空気又は及び外気
が空気吸込口25からケーシング1内に流入し、エバポレ
ータ4を流過する過程で冷媒と熱交換することによって
冷却される。
【0009】この空気はエアミックスダンパ6によって
分流せしめられ、エアミックスダンパ6の片側に形成さ
れたヒータ通路28を流過した空気はヒータ5に入りここ
でエンジン冷却水と熱交換することによって加熱された
後、エアミックスダンパ6の他側に形成されたバイパス
通路27を流過した空気とエアミックス領域で合流混合し
て所定温度の調和空気となる。
【0010】この調和空気はロータリダンパ10の取入口
11を通ってその内部に入り、ロータリダンパ10を回転軸
15まわりに回転することによって選択された吹出口2、
3、19のいずれか1又は2から吹き出される。
【0011】即ち、ロータリダンパ10が図2に示す回転
角度位置を占めている場合には、調和空気はフェース出
口13、フェース吹出口2、フェースダクト21を通って車
室内乗員の上半身に向かって吹き出される。
【0012】ロータリダンパ10を図2において反時計方
向に若干回動すると、フェース出口13が部分的に閉塞さ
れ、かつ、フート出口14が部分的にフート吹出口19に整
合するので、調和空気の一部がフェース吹出口2から吹
き出されると同時に残部がフート出口14、フート吹出口
19、フートダクト23を通って車室内乗員の足元に向かっ
て吹き出される。
【0013】ロータリダンパ10を更に反時計方向に回動
すると、フェース出口13とフェース吹出口2との連通が
遮断され、フート出口14のみがフート吹出口19と整合す
るので、調和空気はフート吹出口19のみから吹き出され
る。
【0014】ロータリダンパ10を更に回動すると、フー
ト出口14とフート吹出口19とが部分的に整合すると同時
にデフロスト出口12がデフロスト吹出口3と部分的に連
通するので、調和空気の一部がフート吹出口19から吹き
出されると同時に残部がデフロスト出口12、デフロスト
吹出口3、デフロストダクト22を通ってフロントガラス
等の内面に向かって吹き出される。
【0015】ロータリダンパ10を更に回動すると、フー
ト出口14とフート吹出口19との整合が遮断され、デフロ
スト出口12のみがデフロスト吹出口3に整合するので、
調和空気はデフロスト吹出口3のみから吹き出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置の運転
中、吹出モード切換用ロータリダンパ10の操作系に異常
が発生してこのロータリダンパ10をデフロスト吹出モー
ドに切り換えることができなくなると、フロントガラス
の内面に付着した露や霜を除去することができず、極寒
時には自動車の安全走行が妨げられるという問題があっ
た。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、デフロスト吹出口を含む複数の吹出口を具備す
るケーシング内に形成された空気流路中に空気を冷却す
るエバポレータと、このエバポレータで冷却された空気
を再熱するヒータと、このヒータを通る冷風量を調整す
るエアミックスダンパと、上記吹出口を選択的に切り換
える吹出モード切換用ロータリダンパを配設してなる車
両用空気調和装置において、上記ロータリダンパの操作
系に異常が発生したとき、このロータリダンパを強制的
に回転させてデフロスト吹出モードとなす緊急操作手段
を設けたことを特徴とする車両用空気調和装置にある。
【0018】他の特徴とするところは、上記ロータリダ
ンパの回転軸に楔着されたギヤ及びこのギヤに噛み合う
ギヤリンク等によって上記ロータリダンパの操作系を構
成するとともに上記ロータリダンパをデフロスト吹出モ
ード位置に回転付勢する回転付勢手段と、上記ロータリ
ダンパの操作系に異常が発生したとき上記ギヤリンクと
ギヤとの噛み合いを外す緊急レバーによって上記緊急操
作手段を構成したことにある。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1に示さ
れ、(A) は断面図、(B) は(A) のB矢に沿う矢視図であ
る。吹出モード切換用ロータリダンパ10の一方の回転軸
15a とケーシング1の左側壁1bとの間にはロータリダン
パ10をデフロスト吹出モード側、即ち、図1(B) の反時
計方向に向かって付勢するぜんまい状のばね30が取り付
けられている。また、他方の回転軸15b にはギヤ32が楔
着され、ボルト33によって抜止めされている。
【0020】このギヤ32と噛み合うギヤリンク34が軸35
まわりに回転可能にケーシング1の右側壁1cに支持され
ている。このギヤリンク34に突設されたピン41にはワイ
ヤ40の一端が係止されている。
【0021】また、このギヤリンク34に取り付けられた
リンク押さえ36は緊急レバー39の先端に連結され、この
緊急レバー39はその中間部においてケーシング1の右側
壁1cに突設されたステー37の先端に軸38まわりに回動可
能に支持されている。他の構成は図2ないし図4に示す
従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号を
付してその説明を省略する。
【0022】しかして、正常時にはワイヤ40を図1(B)
に示す矢印方向に牽引することによってギヤリンク34は
軸35まわりに時計方向に回転し、これに伴ってギヤ32、
回転軸15a 、15b 、ロータリダンパ10がばね30の弾発力
に抗して回転することによって吹き出しモードがデフロ
スト吹出モード、デフロスト及びフート吹出モード、フ
ート吹出モード、フート及びフェース吹出モード、フェ
ース吹出モードの順に切り換えられる。
【0023】ワイヤ40を弛めると、ロータリダンパ10は
上記と逆に時計方向に回転することによって吹出モード
が上記と逆に順次切り換えられる。
【0024】ロータリダンパ10の操作系に異常が発生し
たときは、緊急レバー39を矢印方向に軸38まわりに回動
させると、リンク押さえ36を介してギヤリンク34が右方
に牽引されギヤ32との噛み合いが外れると同時に軸35か
ら抜き出される。すると、ロータリダンパ10はばね30の
弾発力により付勢されて時計方向に回転してデフロスト
吹出モード位置に到達して停止する。
【0025】かくして、ロータリダンパ10の操作系に異
常が発生したとき、緊急レバー39を操作すれば、ロータ
リダンパは自動的にデフロスト吹出モード位置となるの
で、フロントガラスの曇りを防止できる。
【0026】上記実施形態においては、緊急レバー39を
操作することによってギヤリンク34を操作系から取り外
しているが、ギヤ32を取り外すこともでき、また、操作
系が複数のレバー、リンク、ワイヤ等からなる場合には
その1又は2以上を操作系から取り外すようにしても良
い。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、ロータリダンパの操
作系に異常が発生したとき、このロータリダンパを緊急
操作手段により強制的に回転させてデフロスト吹出モー
ドとなすため、フロントガラスに露や霜が付着するのを
防止することができ、従って、自動車の安全走行に資す
ることができる。
【0028】上記ロータリダンパの回転軸に楔着された
ギヤ及びこのギヤに噛み合うギヤリンク等によって上記
ロータリダンパの操作系を構成するとともに上記ロータ
リダンパをデフロスト吹出モード位置に回転付勢する回
転付勢手段と、上記ロータリダンパの操作系に異常が発
生したとき上記ギヤリンクとギヤとの噛み合いを外す緊
急レバーによって緊急操作手段を構成すれば、構造が簡
単で安価であり、かつ、信頼性、耐久性に富む緊急操作
手段を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、(A) は断面図、(B)
は(A) のB矢に沿う矢視図である。
【図2】従来の車両用空気調和装置を示す図3のA−A
線に沿う断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】従来の車両用空気調和装置の吹出モード切換用
ロータリダンパの斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 フェース吹出口 3 デフロスト吹出口 4 エバポレータ 5 ヒータ 6 エアミックスダンパ 10 ロータリダンパ 15a 、15b 回転軸 32 ギヤ 34 ギヤリンク 30 回転付勢手段 39 緊急レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井澤 友樹 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフロスト吹出口を含む複数の吹出口を
    具備するケーシング内に形成された空気流路中に空気を
    冷却するエバポレータと、このエバポレータで冷却され
    た空気を再熱するヒータと、このヒータを通る冷風量を
    調整するエアミックスダンパと、上記吹出口を選択的に
    切り換える吹出モード切換用ロータリダンパを配設して
    なる車両用空気調和装置において、 上記ロータリダンパの操作系に異常が発生したとき、こ
    のロータリダンパを強制的に回転させてデフロスト吹出
    モードとなす緊急操作手段を設けたことを特徴とする車
    両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記ロータリダンパの回転軸に楔着され
    たギヤ及びこのギヤに噛み合うギヤリンク等によって上
    記ロータリダンパの操作系を構成するとともに上記ロー
    タリダンパをデフロスト吹出モード位置に回転付勢する
    回転付勢手段と、上記ロータリダンパの操作系に異常が
    発生したとき上記ギヤリンクとギヤとの噛み合いを外す
    緊急レバーによって上記緊急操作手段を構成したことを
    特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
JP23737296A 1996-08-21 1996-08-21 車両用空気調和装置 Withdrawn JPH1058949A (ja)

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JPH1058949A true JPH1058949A (ja) 1998-03-03

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000034121A (ko) * 1998-11-27 2000-06-15 신영주 자동차 공조장치의 송풍전환용 도어 조립체
KR20000032411A (ko) * 1998-11-14 2000-06-15 신영주 차량 공조장치의 템프도어
US6609563B1 (en) * 1999-04-13 2003-08-26 Calsonic Kansei Corporation Vehicular air conditioning apparatus including a detachably installed mix door assembly
CN102892602A (zh) * 2010-05-24 2013-01-23 株式会社利富高韩国 汽车用通风口的风挡操作装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104