JPH1058167A - スキャニング式レーザマーキング装置 - Google Patents

スキャニング式レーザマーキング装置

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JPH1058167A
JPH1058167A JP8242690A JP24269096A JPH1058167A JP H1058167 A JPH1058167 A JP H1058167A JP 8242690 A JP8242690 A JP 8242690A JP 24269096 A JP24269096 A JP 24269096A JP H1058167 A JPH1058167 A JP H1058167A
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marking
scanning
workpiece
laser
marking area
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JP8242690A
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Inventor
Mitsuo Ishikawa
光男 石川
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Miyachi Technos Corp
Original Assignee
Miyachi Technos Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マーキング装置における被加工物の決め位置
を簡単、迅速かつ正確に行う。 【解決手段】 「マーキング領域図投射」モードに入る
と、制御部は、先ず選択されている起動No.を識別
し、次いでこの起動No.に対応するマーキング領域図
の描画データを検索する。次にHe−Neレーザを作動
可視性(赤色)のガイド光を点灯させる。そして、検索
した描画データおよび条件データに応じた制御信号をス
キャニング・ヘッドに送って、被加工物の表面上でガイ
ド光のビームスポットを1回スキャンさせ、この起動N
o.のパターンに係るマーキング領域図を描画する。こ
のスキャニング動作を、所定のコマンドが入力されるま
で連続的に繰り返す。このように、マーキング領域図の
描画が連続的に高速で繰り返され、かつ、人間の持つ視
覚的な残像効果が加味されることによって、被加工物の
表面上にはマーキング領域図の定在的な投射像が形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャニング式の
レーザマーキング装置に関する。
【0020】
【従来の技術】スキャニング式のレーザマーキング法
は、被加工物に高密度に集光されたレーザ光を照射し、
該レーザ光をスキャン・ミラーで振って、被加工物表面
上でレーザスポットをスキャンし、ビームスポットの当
たった被加工物表面の微小部分をレーザエネルギーで瞬
間的に蒸発または変色させながら、文字、図形、記号等
の所望のパターンを描画するようにしてマーキング(刻
印)する技術である。
【0030】一般に、スキャニング式レーザマーキング
装置は、レーザ光を発振出力するレーザ発振部と、この
レーザ発振部からのレーザ光をスキャン(走査)しなが
ら被加工物に向けて集光照射するスキャニングヘッド部
と、レーザ発振部およびスキャニングヘッド部の各々の
動作(レーザ発振動作、スキャニング動作)を制御する
制御部とを備えている。
【0040】スキャニングヘッド部は、そのレーザ出射
口をたとえば作業台上のマーキング加工位置に向けて固
定配置される。作業台上には、装置側から見てソフトウ
ェア上のスキャニング座標が設定されている。被加工物
は、マーキングを施す面(マーキング面)がスキャニン
グヘッド部のレーザ出射口側に向けられて作業台上にセ
ットされる。作業台上の被加工物の位置や向きを変える
ことで、被加工物におけるマーキング位置(パターン形
成位置)を調整できる。
【0050】
【発明が解決しようとする課題】この種のレーザマーキ
ング装置では、被加工物にマーキングされるパターンが
スキャニング座標上の任意の位置に設定され、しかも任
意の拡がりと方向性を有するため、X,Y(水平,垂
直)方向およびθ(回転)方向で被加工物の位置合わせ
をする必要がある。
【0060】従来は、被加工物におけるマーキング位置
を調整ないし決定するために、被加工物のサンプルに所
望のパターンを実際にマーキングしてみて、作業員がそ
の出来具合(マーキング位置)と所望のマーキング位置
との誤差を推し量り、その推し量った誤差に応じて被加
工物の位置を合わせるようにしていた。
【0070】しかし、そのようにマーキング加工を実施
しながら試行錯誤的に被加工物の位置合わせを行う従来
の方法では、レーザ発振器や被加工物(サンプル)等を
無駄に消耗または消費するだけでなく、位置合わせのた
めに多くの時間と手間を必要とし、生産性が低いという
問題があった。
【0080】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、被加工物におけるマーキング位置の調整
を簡単、迅速かつ正確に行えるようにしたスキャニング
式レーザマーキング装置を提供することを目的とする。
【0090】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、レーザ
発振部からのマーキング用のレーザ光をスキャン・ミラ
ーを介して被加工物に照射し、制御部からのスキャニン
グ制御信号に応じてスキャニング手段により前記スキャ
ン・ミラーを振らせて、前記被加工物の表面上で前記レ
ーザ光のビームスポットをスキャンして、文字、記号ま
たは図形等からなる所望のパターンをマーキングするス
キャニング式レーザマーキング装置において、前記パタ
ーンのマーキング領域を図形的に表すマーキング領域図
を設定するマーキング領域図設定手段と、前記マーキン
グの工程に先立ち、ガイド光発生手段からの可視性のガ
イド光を前記スキャン・ミラーを介して前記被加工物に
照射し、前記制御部からのスキャニング制御信号に応じ
て前記スキャニング手段により前記スキャン・ミラーを
振らせて、前記被加工物の表面上で前記ガイド光のビー
ムスポットを連続的に繰り返しスキャンして、前記マー
キング領域図の投射像を形成するマーキング領域図投射
手段とを備えることを特徴とする。
【0100】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の装置において、前記マーキング領域図の投射像
を形成するためのスキャニング速度を前記マーキング工
程のためのスキャニング速度よりも高くすることを特徴
とする。
【0110】また、請求項3に記載の発明は、レーザ発
振部からのマーキング用のレーザ光をスキャン・ミラー
を介して被加工物に照射し、制御部からのスキャニング
制御信号に応じてスキャニング手段により前記スキャン
・ミラーを振らせて、前記被加工物の表面上で前記レー
ザ光のビームスポットをスキャンして、文字、記号また
は図形等からなる所望のパターンをマーキングするスキ
ャニング式レーザマーキング装置において、前記パター
ンのマーキング領域を図形的に表すマーキング領域図を
設定するマーキング領域図設定手段と、所定の区域内で
前記被加工物を撮像するためのモニタカメラと、画像を
表示できる画面を有する表示手段と、前記マーキングの
工程に先立ち、前記表示手段の画面上で、前記モニタカ
メラより得られるモニタ画像を表示すると同時に、前記
モニタ画像に重ねて前記マーキング領域図設定手段によ
り設定されている前記マーキング領域図の画像を表示す
る合成表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0120】また、請求項4に記載の発明は、レーザ発
振部からのマーキング用のレーザ光をスキャン・ミラー
を介して被加工物に照射し、制御部からのスキャニング
制御信号に応じてスキャニング手段により前記スキャン
・ミラーを振らせて、前記被加工物の表面上で前記レー
ザ光のビームスポットをスキャンして、文字、記号また
は図形等からなる所望のパターンをマーキングするスキ
ャニング式レーザマーキング装置において、所定の区域
内で前記被加工物を撮像するためのモニタカメラと、画
像を表示できる画面を有する表示手段と、前記マーキン
グの工程に先立ち、前記表示手段の画面上で、前記モニ
タカメラより得られるモニタ画像を表示すると同時に、
前記モニタ画像に重ねて前記パターンの画像を表示する
合成表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0130】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施例を説明する。
【0140】図1に、この実施例によるスキャニング式
YAGレーザマーキング装置の外観を示す。このYAG
レーザマーキング装置は、制御電源ユニット10とレー
ザ発振ユニット12とスキャニング・ヘッド20とを有
する。
【0150】制御電源ユニット10において、上部室に
は表示部のディスプレイ13が設けられ、中間室(前扉
14の奥)にはキーボードや制御基板が設けられ、下部
室(前扉16の奥)にはレーザ電源回路やレーザ冷却装
置等が配置されている。中間室内の制御部より発生され
たスキャニング制御信号は所定の信号線(図示せず)を
介してスキャニング・ヘッド20へ伝送される。スキャ
ニング・ヘッド20はレーザ発振ユニット12のレーザ
出射口に取り付けられ、ヘッド20の真下に作業台18
が配置されている。この作業台18の上で、被加工物W
にマーキングが施される。また、作業台18上の被加工
物Wを撮像するためのモニタカメラ48が、適当な支持
部材を介してスキャニング・ヘッド20付近に配置され
ている。
【0160】図2に、制御電源ユニット10およびレー
ザ発振ユニット12内の要部の構成を示す。
【0170】レーザ発振ユニット12内には、マーキン
グ用のYAGレーザ光LM を発振出力するためのYAG
レーザ発振器22だけでなく、可視性たとえば赤色のガ
イド光LG を発生するためのHe−Neレーザ24も設
けられている。YAGレーザ発振器22より発振出力さ
れたYAGレーザ光LM は、先ずミラー26で光路が直
角に曲げられ、次にミラー28で光路が直角に曲げられ
てから直進してスキャニング・ヘッド20へ送られる。
He−Neレーザ24より発生されたガイド光LG は、
先ずミラー30で光路が直角に曲げられ、次にミラー3
2で光路が直角に曲げられてからミラー28を裏側から
透過し、そのまま直進してスキャニング・ヘッド20へ
送られる。
【0180】制御電源ユニット10内には、YAGレー
ザ電源部34、He−Neレーザ電源部36、制御部3
8、表示部40、入力部42、インタフェース回路44
等が設けられている。YAGレーザ電源部34は、制御
部38の制御の下でYAGレーザ発振器22内のレーザ
励起手段(たとえば励起ランプ)に電力を供給する。H
e−Neレーザ電源部36は、制御部38の制御の下で
He−Neレーザ24内のレーザ励起手段(たとえばレ
ーザ管)に電力を供給する。
【0190】表示部40は、制御部38からの画像デー
タおよび表示制御にしたがってディスプレイ13に画像
を映し出す。入力部42には、キーボード、マウス、イ
メージスキャナ等の入力装置が含まれる。インタフェー
ス回路44は、外部装置(図示せず)とデータや制御信
号等をやりとりするために用いられる。
【0200】制御部38は、マイクロコンピュータから
なり、内蔵のメモリに蓄積されている所定のソフトウェ
アにしたがって所要のデータ処理を行い、装置内の各部
を制御する。たとえば、制御部38は、後述するような
スキャニング・ヘッド20におけるスキャニング動作を
制御するためのスキャニング制御信号をヘッド20内の
スキャニング駆動回路に供給する。また、YAGレーザ
発振器22にはピーク出力(尖頭値)の極めて高いパル
スレーザ光を得るためのQスイッチが内蔵されており、
制御部38は図示しない制御線を介してこのQスイッチ
の制御を行う。また、制御部38は、モニタカメラ48
からのモニタ画像(動画像)をいったん蓄積するための
画像メモリたとえばフレームメモリをも有している。
【0210】図3に、スキャニング・ヘッド20内のス
キャニング機構の構成を示す。このスキャニング機構
は、互いに直交する回転軸52a,54aに取り付けら
れたX軸スキャン・ミラー52およびY軸スキャン・ミ
ラー54と、両ミラー52,54をそれぞれ回転振動
(首振り)させるX軸ガルバノメータ56およびY軸ガ
ルバノメータ58を有している。
【0220】スキャニング・ヘッド20内に入って来た
レーザ発振ユニット12からのレーザ光LM および/ま
たはガイド光LG は、先ずX軸スキャン・ミラー52に
入射して、そこで全反射してからY軸スキャン・ミラー
54に入射し、このミラー54で全反射してのちfθレ
ンズ60を通って被加工物Wのマーキング加工面に集光
照射する。マーキング面上のビームスポットSPの位置
は、X方向においてはX軸スキャン・ミラー52の振れ
角によって決まり、Y方向においてはY軸スキャン・ミ
ラー54の振れ角によって決まる。
【0230】X軸スキャン・ミラー52は、X軸ガルバ
ノメータ56の駆動で矢印A,A’方向に回転振動(首
振り)する。一方、Y軸スキャン・ミラー54は、Y軸
ガルバノメータ58の駆動で矢印B,B’方向に回転振
動(首振り)する。
【0240】X軸ガルバノメータ56には、X軸スキャ
ン・ミラー52に結合された可動鉄片(回転子)と、こ
の可動鉄片に接続された制御バネと、固定子に取り付け
られた駆動コイルとが内蔵されている。X軸ガルバノメ
ータ駆動回路(図示せず)よりX方向スキャニング制御
信号に応じた駆動電流が電気ケーブル62を介してX軸
ガルバノメータ56内の該駆動コイルに供給されること
で、該可動鉄片(回転子)が該制御バネに抗してX軸ス
キャン・ミラー52と一体にX方向スキャニング制御信
号の指定する角度に振れるようになっている。
【0250】Y軸ガルバノメータ58も同様の構成を有
しており、Y軸ガルバノメータ駆動回路(図示せず)よ
りY方向スキャニング制御信号に応じた駆動電流が電気
ケーブル64を介してY軸ガルバノメータ58内の駆動
コイルに供給されることで、Y軸ガルバノメータ58内
の可動鉄片(回転子)がY軸スキャン・ミラー54と一
体にY方向スキャニング制御信号の指定する角度に振れ
るようになっている。
【0260】したがって、レーザ発振ユニット12から
のレーザ光LM および/またはガイド光LG がスキャニ
ング・ヘッド20内に所定のタイミングで入ってくる度
に、それと同期して両ガルバノメータ56,58がX方
向およびY方向スキャニング制御信号に応じてX軸スキ
ャン・ミラー52およびY軸スキャン・ミラー54をそ
れぞれ所定の角度で振ることにより、被加工物Wのマー
キング面上でレーザ光LM および/またはガイド光LG
のビームスポットSPがスキャンされる。
【0270】図4に、制御電源ユニット10のディスプ
レイ13で表示される設定画面の一例を示す。画面の左
側領域において、最上段には現在のモード(図示のモー
ドは「起動待機」モード」)が表示される。その下に、
当該マーキング動作を指定するための起動No.が表示
され、その下にその起動No.のマーキング動作を規定
する条件データすなわちQスイッチ周波数、マーキング
速度、ランプ電流、アパーチャNo.等の各種条件デー
タの設定入力値が列挙して表示される。画面の右側領域
には、当該起動No.のパターンを規定する描画データ
に応じた静止画像MSがX−Y座標上に表示される。な
お、この画面右側領域では、モニタカメラ48より得ら
れるモニタ画像も表示可能となっている。
【0280】制御部38内のROMには、起動No.単
位で所望のパターンを規定する描画データや各種条件デ
ータを設定入力するための「設定入力」モード用のソフ
トウェア、起動No.単位でマーキング動作を実行制御
するための「マーキング実行」モード用のソフトウェア
等が格納される。また、制御部38内のRAMまたは外
部記憶装置には、各起動No.毎に設定入力された描画
データおよび条件データ等が図5に示すような対応関係
をもって所定の記憶位置に格納される。
【0290】なお、本実施例では、後述するような「マ
ーキング領域図設定」モード、「マーキング領域図投
射」モード、「合成表示」モード等を実行するためのソ
フトウェアおよび設定値もそれぞれ制御部38内のRO
MおよびRAMに格納される。
【0300】このレーザマーキング装置では、図4に示
すような「起動待機」モード以外に「設定入力」モー
ド、「マーキング実行」モード、そして本実施例による
「マーキング領域図設定」モード、「マーキング領域図
投射」モード、「合成画像表示」モードがある。入力部
42のキーボードまたはマウス等から所定のコマンドを
入力することによって、各モードに切り換えられる。
【0310】図6に、「マーキング領域図設定」モード
における制御部38の処理動作をフローチャートで示
す。
【0320】たとえば図4に示す例で、この「マーキン
グ領域図設定」モードに入ると、制御部38は、先ずデ
ィスプレイ13の画面に現在表示されている起動No.
3を識別し(ステップA1 )、次いでこの起動No.3
に対応する描画データDm3(“ABCD”の画像デー
タ)をメモリから検索する(ステップA2 )。その際
に、描画位置を規定する位置(座標)データも一緒に検
索する。
【0330】次に制御部38は、検索した画像データD
m3 および位置データを基に当該パターン(“ABC
D”)がマーキングされる領域を決定する(ステップA
3 )。
【0340】次に、制御部38は、図7に示すように予
め設定(用意)されている領域図のモードまたは種類
(a),(b),(c),(d)(一例として4種類を
示す)を指定するユーザからのコマンドを入力し(ステ
ップA4 )、その指定された図形モードでマーキング領
域を図形的に表すマーキング領域図ESをディスプレイ
13の画面上に当該パターン(“ABCD”)の画像M
Sと一緒に表示する(ステップA5 )。したがって、起
動No.3の例でユーザがたとえば図形モード(a)を
選択した場合には、図10に示すような画像がディスプ
レイ画面13の右側領域に表示される。ここで、ディス
プレイ画面上では、マーキング領域図ESとパターンM
Sとを明確に識別できるように異なる色付けで表示され
るのが好ましい。
【0350】ユーザ(作業員)は、ディスプレイ画面1
3に表示されている図形モード(a)のマーキング領域
図ESが気に入らなければ、別の図形モードたとえば
(d)のマーキング領域図ESに変更することが可能で
あり(ステップA6 →A7 →A4 →A5 )、ディスプレ
イ画面に気に入ったマーキング領域図ESが表示されて
いれば、そこで“確認”のコマンドを入力すればよい
(ステップA6 )。そうすると、その選択されたマーキ
ング領域図が設定登録される(ステップA8 )。本実施
例では、この登録されたマーキング領域図を表す描画デ
ータ(画像データおよび位置データ)がたとえば図5の
フォーマットで当該起動No.(No.3)に対応付け
られてメモリに格納されてよい。
【0360】なお、マーキング領域図は、当該パターン
をマーキングすべき領域を図形的に表すものであれば任
意の図柄が使用可能であるが、通常は図7に示すように
マーキング領域の外郭または外枠を示す簡単な図形たと
えば四辺形を用いるのが好適である。図示の例のパター
ン(“ABCD”)は比較的簡単な1個の文字列である
が、複数個の文字列や複雑な図形あるいは塗り潰し部分
を有する図形等でも、マーキング領域図はやはりパター
ン全体の外郭または外枠を示す簡単な図形として設定さ
れる。
【0370】後述するように、本実施例の「マーキング
領域図投射」モードでは、被加工物Wの表面に可視性の
ガイド光LC を繰り返しスキャニングしてマーキング領
域図を投射する。その際、マーキング領域図の図柄が簡
単であるため、1回のスキャニング時間(周期)が短く
て済み、マーキング領域図の投射像を明瞭に形成するこ
とができる。
【0380】図9に、「マーキング領域図投射」モード
における制御部38の処理動作をフローチャートで示
す。
【0390】たとえば上記の起動No.3の例で、この
「マーキング領域図投射」モードに入ると、制御部38
は、先ずディスプレイ13の画面に現在表示されている
起動No.3を識別し(ステップB1 )、次いでこの起
動No.3に対応するマーキング領域図ESの描画デー
タをメモリから検索する(ステップB2 )。ただし、ス
キャニング速度等の条件データについては「マーキング
領域図投射」モード用の設定値を検索する(ステップB
3 )。なお、「マーキング領域図投射」モード用のスキ
ャニング速度は、マーキング工程用の設定値よりも高い
値に設定されるのが普通である。
【0400】次に、制御部38は、YAGレーザ発振器
22をオフ状態にしたまま、He−Neレーザ電源部3
6を通じてHe−Neレーザ24を作動させ、ガイド光
LGを点灯させる(ステップB4 )。そして、上記検索
したマーキング領域図ESの描画データおよび条件デー
タに応じたスキャニング制御信号をスキャニング・ヘッ
ド20に送って、被加工物Wの表面上でガイド光LG の
ビームスポットSPを1回スキャンさせ、被加工物Wの
表面上にこの起動No.3のパターン(“ABCD”)
に係るマーキング領域図ESを描画する(ステップB5
)。このスキャニング動作を、所定のコマンドが入力
されるまで連続的に繰り返す(ステップB5 →B6 →B
7 →B5 )。
【0410】この繰り返しのスキャニングにおいて、ビ
ームスポットSPはパターンの終点から始点へ幾らかの
時間を費やして戻る。スキャン・ミラーの限界速度を上
げることで、このビームスポットSPのリターン時間を
短縮化できる。また、マーキング領域図ESは、概して
当該パターンよりも格段に簡単な図柄であるから、1回
のスキャニング時間(周期)自体が非常に短くて済む。
【0420】このように、可視性(赤色)のカイド光L
G によるマーキング領域図ESの描画が連続的に高速で
繰り返されることで、しかも人間の持つ視覚的な残像効
果が加味されることによって、被加工物Wの表面上には
該マーキング領域図ESの定在的な投射像が形成され
る。
【0430】したがって、作業員は、マーキング領域図
ESの投射像が被加工物Wにおいて所望のマーキング位
置(箇所)に一致するように被加工物Wの位置を調整す
ればよい。
【0440】たとえば、図10に示すように、図形モー
ド(a)のマーキング領域図ESの投射像に対して被加
工物Wがずれているときは(図10の(A) )、被加工物
Wをθ方向に回転移動させたり、X,Y方向に平行移動
させることによって、マーキング領域図ESを被加工物
Wの所望のマーキング位置に合わせることができる(図
10の(B) )。その際、マーキング領域図ESの投射像
は同じ位置に定在しているので、この投射像を基準とし
て被加工物Wの位置合わせを迅速かつ適確に行うことが
できる。
【0450】上記のようにして「マーキング領域図投
射」モードで被加工物Wの位置合わせを行った後、作業
員は所定のコマンドたとえば「マーキング実行」モード
のコマンドを入力すればよい。そうすると、制御部38
は、スキャニング制御信号を止め(ステップB8 )、ガ
イド光LC を消灯して(ステップB9 )、「マーキング
領域図投射」モードを終了し、それから「マーキング実
行」モードに入る。
【0460】図11に、「マーキング実行」モードにお
ける制御部38の処理動作をフローチャートで示す。
【0470】たとえば、上記の起動No.3の例で「マ
ーキング実行」モードに入ると、制御部38は、先ずデ
ィスプレイ13の画面に現在表示されている起動No.
3を識別し(ステップC1 )、次いでこの起動No.3
に対応する描画データDm3(“ABCD”の描画デー
タ)および条件データ(Qスイッチ周波数、マーキング
速度等)をメモリから検索する(ステップC2 )。
【0480】次に、制御部38は、YAGレーザ電源部
34およびHe−Neレーザ電源部36を通じてそれぞ
れYAGレーザ発振器22およびHe−Neレーザ24
を作動させ、YAGレーザ光LM およびガイド光LG を
それぞれ点灯させる(ステップC3 ,C4 )。そして、
上記検索した描画データおよび条件データに応じたスキ
ャニング制御信号をスキャニング・ヘッド20に送っ
て、被加工物Wの表面上でYAGレーザ光LM およびガ
イド光LG のビームスポットSPを1回スキャンさせ、
被加工物Wの表面上にこの起動No.(No.3)によ
るパターンMS(“ABCD”の文字)を描画する(ス
テップC5 )。
【0490】このスキャニング動作により、被加工物W
の表面上では、YAGレーザ光LMのビームスポットの
当たった被加工物表面の微小部分がレーザエネルギーで
瞬間的に蒸発または変色し、結果として当該パターンM
S(“ABCD”)がマーキング(刻印)される。ま
た、可視光(赤色)のガイド光LG のビームスポットが
非可視光(赤外線)のYAGレーザ光LM のビームスポ
ットと同じパターンを描くため、マーキングの軌跡が目
視で確認できる。
【0500】なお、作業台18上の被加工物Wにマーキ
ング加工が施される様子をモニタカメラ48で撮像し、
そのモニタ画像(動画)をディスプレイ13の画面に表
示することもできる。特に、被加工物Wのサイズまたは
マーキング・パターンのサイズが小さいときは、目視よ
りも、モニタカメラ48より得られる大きな画角のモニ
タ画像を通してマーキング加工の様子を確認するのが便
利である。また、作業員の目の安全等のためにスキャニ
ング・ヘッド20と被溶接物Wとの間に遮光カバーを設
ける場合にも、被加工物Wを直接目視することが難しい
ので、モニタ画像を利用するのが便利である。
【0510】通常は、1回のスキャニングでマーキング
加工は完了する。したがって、1回のスキャニングを行
ったなら、そこでスキャニング制御信号を止め(ステッ
プC6 )、YAGレーザ光LM およびガイド光LG を消
灯させる(ステップC7 )。なお、必要に応じてマーキ
ング加工用のスキャニングを複数回繰り返し行うことも
可能である。
【0520】上記のような「マーキング実行」モードで
YAGレーザ光LM によるスキャニングが行われること
により、被加工物Wの表面上には、たとえば図12に示
すように直前の「マーキング領域図投射」モードで位置
合わせした位置に所望のパターン(“ABCD”)がマ
ーキング(刻印)される。
【0530】なお、ガイド光発生手段(He−Neレー
ザ24)は、人間(作業員)に「マーキング実行」モー
ドにおけるマーキングの軌跡を目視確認させる目的で、
従来より備えられているものである。本実施例の装置で
は、このガイド光発生手段(He−Neレーザ24)を
「マーキング領域図投射」モードに兼用させて、ガイド
光LG によるパターン投射像を得るようにしている。し
たがって、「マーキング領域図投射」モードのために、
新たにガイド光発生手段を設ける必要はない。
【0540】次に、図13〜図18につき「合成画像表
示」モードについて説明する。この「合成画像表示」モ
ードは、上記した「マーキング領域図投射」モードの代
わりとして利用できる。つまり、「マーキング実行」モ
ードによるマーキング工程に先立って作業台18上で被
加工物Wの位置合わせを行うときに使われてよい。特
に、被加工物Wのサイズまたはマーキング・パターンの
サイズが小さい場合や、スキャニング・ヘッド20付近
に遮光カバーを付けた場合、モニタカメラ48の使用と
併せて「合成画像表示」モードを選択してよい。
【0550】本実施例の「合成画像表示」モードには、
2種類の副モード、すなわち、モニタカメラ48より得
られるモニタ画像にマーキング領域図を重ねて表示する
「第1の合成画像表示」モードと、モニタ画像にマーキ
ングすべきパターンを重ねて表示する「第2の合成画像
表示」モードとがある。
【0560】図13に、「第1の合成画像表示」モード
における制御部38の処理動作をフローチャートで示
す。
【0570】この「第1の合成画像表示」モードに入る
と、制御部38は、選択されている起動No.を識別し
(ステップD1 )、この起動No.のパターンにつき予
め「マーキング領域図設定」モードで設定されているマ
ーキング領域図の描画データを検索する(ステップD2
)。次いで、モニタカメラ48からのモニタ画像をフ
レームメモリに取り込むとともに(ステップD3 )、検
索したマーキング領域図の描画データをフレームメモリ
に書き込むことにより、フレームメモリ内でモニタ画像
にマーキング領域図を重ね合わせる(ステップD4 )。
そして、この合成画像をディスプレイ13の画面に映し
出す(ステップD5 )。この合成画像表示を所定のコマ
ンドが入力されるまで続ける(ステップD5 →D6 →D
7 →D3 →D4 →D5 )。
【0580】これにより、図14に示すように、ディス
プレイ13の画面には、作業台18上の被加工物Wを映
すモニタ画像が表示されると同時に、このモニタ画像の
上に重ねて起動No.のパターン(“ABCD”)に係
るマーキング領域図ESも表示される。ここで、作業員
は、このディスプレイ13に表示されている合成画像を
見ながら作業台18上の被加工物WをX,Y,θ方向に
適当に移動させればよい。そうすると、作業台18上で
被加工物Wが移動したとおりにディスプレイ13の画面
でも被加工物Wは移動する。しかし、マーキング領域図
ESは描画位置に対応した表示位置で固定(静止)した
ままである。
【0590】したがって、作業員は、図15に示すよう
にディスプレイ13の画面上でマーキング領域図ESが
モニタ画像の被加工物Wにおける所望のマーキング位置
(箇所)に一致するように作業台18上の被加工物Wの
位置を調整すればよい。上記した「マーキング領域図投
射」モードと同様に、この「第1の合成画像表示」モー
ドでも、静止しているマーキング領域図ESを基準とし
て被加工物Wの位置合わせを迅速かつ正確に行うことが
できる。
【0600】図16に、「第2の合成画像表示」モード
における制御部38の処理動作をフローチャートで示
す。「第2の合成画像表示」モードは、マーキング領域
図ESの代えて、図17に示すようにパターンMS
(“ABCDEF”)をディスプレイ13の画面に表示
するものである。「第2の合成画像表示」モードによれ
ば、ディスプレイ画面上でパターンMS(“ABCDE
F”)が被加工物Wにおける所望のマーキング位置に一
致するように作業台18上の被加工物Wの位置を調整す
ればよい。なお、「第2の合成画像表示」は、マーキン
グ領域図を設定しなくても実行できる。
【0610】図18は、一変形例による「第3の合成画
像表示」モードにおけるディスプレイ13の画面の例を
示す。この「第3の合成画像表示」モードは、モニタカ
メラ48より得られるモニタ画像にマーキング領域図E
SおよびバターンMSの双方を重ねて表示するようにし
たものである。
【0620】上記した実施例では、マーキング領域図が
予め「マーキング領域図設定」モードで設定されメモリ
に蓄積され、「マーキング領域図投射」モードや「第1
の合成画像表示」モードあるいは「第2の合成画像表
示」モードで検索されるようにしていた。しかし、「マ
ーキング領域図設定」モードを省き、「マーキング領域
図投射」モード等で必要の都度(随時)、選択されたパ
ターンの画像データおよび位置データからマーキング領
域図を設定(作成)してもよい。
【0630】被加工物Wにおけるマーキング位置を調整
するために、上記した実施例では被加工物Wを移動させ
たが、スキャニング・ヘッド20側を移動させるように
してもよい。
【0640】上記した実施例によるYAGレーザマーキ
ング装置は、マーキング用のレーザ発振部をYAGレー
ザ発振器で構成し、ガイド光発生手段をHe−Neレー
ザで構成した。しかし、それらは一例であり、本発明に
おいては任意のマーキング用レーザ発振部および任意の
ガイド光発生手段が使用可能である。
【0650】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザ・マーキング工程に先立ち、被加工物の表面上で
可視性のガイド光のビームスポットを連続的に繰り返し
スキャンして、マーキングのパターンの領域を図形的に
表すマーキング領域図の投射像を形成するようにしたの
で、被加工物におけるマーキング位置の調整を簡単、迅
速かつ正確に行うことができる。
【0660】また、本発明によれば、レーザ・マーキン
グ工程に先立ち、表示手段の画面上で被加工物を映すモ
ニタ画像に重ねてマーキング領域図を表示するようにし
たので、被加工物におけるマーキング位置の調整を簡
単、迅速かつ正確に行うことができる。
【0670】また、本発明によれば、レーザ・マーキン
グ工程に先立ち、表示手段の画面上で被加工物を映すモ
ニタ画像に重ねてパターンを表示するようにしたので、
被加工物におけるマーキング位置の調整を簡単、迅速か
つ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスキャニング式YAG
レーザマーキング装置の外観を示す斜視図である。
【図2】実施例の装置における制御電源ユニットおよび
レーザ発振ユニット内の要部の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】実施例の装置におけるスキャニング・ヘッド内
のスキャニング機構の構成例を示す斜視図である。
【図4】実施例の装置において制御電源ユニットのディ
スプレイで表示される設定画面の一例を示す図である。
【図5】実施例の装置における設定値のデータ管理のフ
ォーマット例を示す図である。
【図6】実施例の装置における「マーキング領域図設
定」モードのための制御部の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】実施例の「マーキング領域図設定」モードで用
意されているマーキング領域図のモード(種類)の一例
を示す図である。
【図8】実施例の「マーキング領域図設定」モードでデ
ィスプレイ画面に表示されるマーキング領域図の例を示
す図である。
【図9】実施例の「マーキング領域図投射」モードのた
めの制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】実施例の「マーキング領域図投射」モードで
の被加工物の位置合わせの例を示す図である。
【図11】実施例の「マーキング実行」モードのための
制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図12】実施例の「マーキング実行」モードで被加工
物にマーキングされたパターンの一例を示す図である。
【図13】実施例の「第1の合成画像表示」モードのた
めの制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図14】実施例の「第1の合成画像表示」モードでデ
ィスプレイ画面に表示される合成画像(位置合わせ前)
の一例を示す図である。
【図15】実施例の「第1の合成画像表示」モードでデ
ィスプレイ画面に表示される合成画像(位置合わせ後)
の一例を示す図である。
【図16】実施例の「第2の合成画像表示」モードのた
めの制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図17】実施例の「第2の合成画像表示」モードでデ
ィスプレイ画面に表示される合成画像(位置合わせ後)
の一例を示す図である。
【図18】実施例の一変形例による「第3の合成画像表
示」モードでディスプレイ画面に表示される合成画像
(位置合わせ後)の一例を示す図である。
【符号の説明】
13 ディスプレイ 20 スキャニング・ヘッド 22 YAGレーザ発振器 24 He−Neレーザ 38 制御部 40 表示部 42 入力部 48 モニタカメラ W 被加工物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振部からのマーキング用のレー
    ザ光をスキャン・ミラーを介して被加工物に照射し、制
    御部からのスキャニング制御信号に応じてスキャニング
    手段により前記スキャン・ミラーを振らせて、前記被加
    工物の表面上で前記レーザ光のビームスポットをスキャ
    ンして、文字、記号または図形等からなる所望のパター
    ンをマーキングするスキャニング式レーザマーキング装
    置において、 前記パターンがマーキングされる領域を図形的に表すマ
    ーキング領域図を設定するマーキング領域図設定手段
    と、 前記マーキングの工程に先立ち、ガイド光発生手段から
    の可視性のガイド光を前記スキャン・ミラーを介して前
    記被加工物に照射し、前記制御部からのスキャニング制
    御信号に応じて前記スキャニング手段により前記スキャ
    ン・ミラーを振らせて、前記被加工物の表面上で前記ガ
    イド光のビームスポットを連続的に繰り返しスキャンし
    て、前記マーキング領域図の投射像を形成するマーキン
    グ領域図投射手段とを備えることを特徴とするスキャニ
    ング式レーザマーキング装置。
  2. 【請求項2】 前記マーキング領域図の投射像を形成す
    るためのスキャニング速度を前記マーキング工程のため
    のスキャニング速度よりも高くすることを特徴とする請
    求項1に記載のスキャニング式レーザマーキング装置。
  3. 【請求項3】 レーザ発振部からのマーキング用のレー
    ザ光をスキャン・ミラーを介して被加工物に照射し、制
    御部からのスキャニング制御信号に応じてスキャニング
    手段により前記スキャン・ミラーを振らせて、前記被加
    工物の表面上で前記レーザ光のビームスポットをスキャ
    ンして、文字、記号または図形等からなる所望のパター
    ンをマーキングするスキャニング式レーザマーキング装
    置において、 前記パターンのマーキング領域を図形的に表すマーキン
    グ領域図を設定するマーキング領域図設定手段と、 前記被加工物を撮像するためのモニタカメラと、 画像を表示できる画面を有する表示手段と、 前記マーキングの工程に先立ち、前記表示手段の画面上
    で、前記モニタカメラより得られるモニタ画像を表示す
    ると同時に、前記モニタ画像に重ねて前記マーキング領
    域図設定手段により設定されている前記マーキング領域
    図の画像を表示するモニタ表示制御手段とを備えること
    を特徴とするスキャニング式レーザマーキング装置。
  4. 【請求項4】 レーザ発振部からのマーキング用のレー
    ザ光をスキャン・ミラーを介して被加工物に照射し、制
    御部からのスキャニング制御信号に応じてスキャニング
    手段により前記スキャン・ミラーを振らせて、前記被加
    工物の表面上で前記レーザ光のビームスポットをスキャ
    ンして、文字、記号または図形等からなる所望のパター
    ンをマーキングするスキャニング式レーザマーキング装
    置において、 前記被加工物を撮像するためのモニタカメラと、 画像を表示できる画面を有する表示手段と、 前記マーキングの工程に先立ち、前記表示手段の画面上
    で、前記モニタカメラより得られるモニタ画像を表示す
    ると同時に、前記モニタ画像に重ねて前記パターンの画
    像を表示するモニタ表示制御手段とを備えることを特徴
    とするスキャニング式レーザマーキング装置。
JP8242690A 1996-07-02 1996-08-26 スキャニング式レーザマーキング装置 Pending JPH1058167A (ja)

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DE19727957A DE19727957A1 (de) 1996-07-02 1997-06-26 Lasermarkiervorrichtung vom Abtasttyp
US09/176,956 US6066829A (en) 1996-07-02 1998-10-22 Apparatus for entering, formatting, and storing a variety of characters, symbols, and figures for use in a laser marking system

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