JPH1056835A - 代掻同時移植機 - Google Patents

代掻同時移植機

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JPH1056835A
JPH1056835A JP21863996A JP21863996A JPH1056835A JP H1056835 A JPH1056835 A JP H1056835A JP 21863996 A JP21863996 A JP 21863996A JP 21863996 A JP21863996 A JP 21863996A JP H1056835 A JPH1056835 A JP H1056835A
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JP
Japan
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float
planting
muddy water
passage
simultaneous
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Application number
JP21863996A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ishitobi
芳夫 石飛
Yoji Ishida
洋司 石田
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロートの側方から泥水流の排出を抑制して
既植付苗を押倒しを防止するとともに、圃場の水利調節
管理作業を良好に行なうことができる代掻同時作業機を
提供する。 【解決手段】 走行機体1の後部に複数条分の植付装置
6を支持し、この植付装置6の植付部62の下方に、植
付巾の両外側に位置する外フロート70とその内側に位
置する中フロート71等からなるフロート群7を設け、
その前方側で代掻を行なう代掻装置5を装着してなる代
掻同時移植機の、前記フロート7の植付巾中央部に設置
される中フロート71に、その中央部において泥水の通
過を許容する通路73を形成し、中フロート71の前端
部を代掻装置5のロータ取付間隔に対向させるととも
に、該通路73の後方に1条分の苗を植付けるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は代掻と、苗の植付け
とを同時に行なうことができる代掻同時移植機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、耕起された圃場に湛水し代掻作業
と同時に苗の植付作業を行なう代掻同時移植機は、図9
に示すように多条植付型の乗用田植機に装着される植付
装置6(図1)の下部に、外フロート70及び中フロー
ト71からなるフロート群7を支持し、その前方に代掻
装置5を回転駆動させるように構成されている。
【0003】そして上記植付装置6は代掻装置5を設け
ない従来の田植機の植付装置6が兼用利用されるのが普
通であり、中フロート71は、外フロート70と同様な
広巾であって前端ソリ部を有する形状に形成されてい
る。また、このフロートの前端ソリ部と代掻装置5との
前後距離kは機体長の小型化を図る上で近接して配置さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
構成された従来の代掻同時移植機は、フロート前端部が
T形をして広巾に並列され、更に前方の代掻装置5と近
接している。従って代掻装置5の間のロータ取付間隔5
kを通って後方に流れる汚水や、ロータで後方に掻送ら
れる汚水が、代掻装置5とフロート群7との間の前後距
離k部分に合流した状態で滞留する、いわゆる塞き止め
状態となる。この状態になると滞留している汚水等はフ
ロート7の両側から外方に向けて勢いよく排流されるこ
とになる。
【0005】この泥水流はロータが回転して生ずるポン
ピング作用によって勢いがあり、既に植付けられた苗条
を押し倒す等の欠点を生じ、更にフロート群7により塞
き止められた泥水が大きな走行抵抗になる。このような
汚水による問題があることから、代掻同時植付作業を行
なう際に、圃場に湛水した水を一旦落水させて泥水流の
発生を少なくした状態で、上記作業を行なった後、再び
給水・湛水しなければならない等煩雑な水利管理を要す
る等の問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るために本発明の代掻同時移植機は、走行機体1の後部
に複数条分の植付装置6を支持するとともに、該植付装
置6の植付部62の下方に植付巾の両外側に位置する外
フロート70とその内側に位置する中フロート71等か
らなるフロート群7を設け、その前方側で代掻を行なう
代掻装置5を装着してなる代掻同時移植機において、前
記フロート群7の植付巾中央部に設置される中フロート
71に、その中央部において泥水の通過を許容する通路
73を形成し、中フロート71の前端部を代掻装置5の
ロータ取付間隔に対向させて配設するとともに、該通路
73の後方に1条分の苗を植付けるように構成してい
る。
【0007】また、外フロート70を中フロート71の
外側と略平行なストレート状に形成して併設し、外フロ
ート70と中フロート71間に広巾な泥水通過用の通路
75を形成し、外フロート70及び中フロート71の前
端部を、代掻装置5のロータ取付間隔に対向させて配設
している。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態を図面に
基づいて説明する。図1におけるAは本発明に係る移植
機であり、前輪1aと後輪1bを有する機体1の上部に
前方からエンジンEと操縦ハンドル及び座席シート等か
らなる操縦部2を備え、機体1の後部で植付け深さ自動
制御(図示せず)の油圧シリンダ機構によって昇降され
るトップリンク、ロアリンク等からなる昇降機構3の後
端にヒッチ30を設け、このヒッチ30に後方に向けて
突設したローリング支軸31(図3)に対して、代掻装
置5を備えた植付装置6の幅方向央部をメタル部を介し
て左右に傾動(ローリング)自在に軸装支持している。
【0009】前記植付装置6には、ローリング支軸31
に嵌合するメタル部を形成した植付機枠60に、苗載台
61及び5条植付分の植付爪を有する植付部62を配置
した伝動ケース63が装着されている。そしてこの伝動
ケース63の下方にはフロート式の滑走体からなるフロ
ート群7を、図3に示す以下の配置によって、前後の支
持リンク7a,7b(図2)を介して上下動可能となる
ように設けている。
【0010】即ち、上記滑走体からなるフロート群7
は、植付巾の両外側に設けられ、その両側で各1条分の
苗が植付けられる広巾T字状の2条用の外フロート7
0,70と、この両外フロート70,70の内側に設け
られ、その中央部で1条分の苗を植付け可能とするよう
に、左右一対で、巾狭のストレート形状に形成された中
フロート71,71とにより構成されている。
【0011】また、上記外フロート70の前部は、条間
の滑走面7aより広巾な滑走面を形成するように張出滑
走面7bを両側に突出して形成し、植付位置の前方を押
し均すようにしている。また、中フロート71,71の
ソリ状の先端は泥水流の抵抗の少ない半円弧形状として
おり、中フロート71,71の間に形成される通路73
は、植付位置の前方を後述する中央側のロータ5dによ
って代掻可能に配設し、この中フロート71,71は上
記ロータ5dの両側の未代掻部分を滑走しながら均すよ
うにしている。また、中フロート71,71の外側と、
相隣る外フロート70,70の内側間に通路75,75
をそれぞれ形成している。従って、代掻装置5の後方に
は3本の通路75が配置されていることになる。
【0012】そして外フロート70と中フロート71の
先端は横方向に同一線に並べて前記代掻装置5の後方で
代掻時の泥水流の勢力を逃しながら緩和させるための前
後距離Kを設けて、前記通路73,75及び外フロート
70の外側と通じ、代掻装置5が掻出す泥水や泥土及び
フロート群7がその前面で前押しする泥水や泥土(以下
泥水という)を良好に通過させるようにしている。
【0013】なお、この実施形態において、フロート群
7の中央の中フロート71は従来のものと同様の構成に
よる油圧自動感知制御機構(植付深さ制御機構)と連繋
させており、この中フロート71の地面滑走時の上下動
によって昇降機構3を上下コントロール作動させて植付
け深さを一定とするようにしている。また、図3に示す
ように前記代掻装置5は、滑走体7の前方において植付
巾に横向きに設けられたロータ軸50の両側を、伝動ケ
ース63に軸支される回動軸65に一端を支持させて後
方に延長した支持アーム66,66によって回転可能に
支持するとともに、図1に示す植付機枠60側に設けら
れたハンドル付の上下調節機構67を上記支持アーム6
6と連結し、この上下調節機構67の操作によって代掻
装置5を上下動させて代掻深さを調節可能とするように
設けている。
【0014】また、植付装置6は、前記ローリング支軸
31(図3)のセンター軸芯Pの延長線後方に、前記中
フロート71,71のセンター及びこれに関連する植付
爪62aを配しており、伝動ケース63内に軸支される
横方向の回動軸63aは、前記ローリング支軸31の右
方に所定距離Hだけ離間させて機体1側から駆動される
駆動軸8によって、膨出形成された入力部ケース63b
内に設けられたベベルギヤ8a,8bを介して回転駆動
され、そして苗載台61の左右往復動及び植付爪62の
苗植付作動等を行なうようにしている。
【0015】このとき前記駆動軸8は、機体1の後方か
ら見て「右回転」させて植付装置6を駆動するようにし
ていることにより、その駆動反力によって右側の外フロ
ート70及び代掻装置5が、圃場の接地圧力によって植
付装置6をローリング支軸31を中心に右側を上方に持
上げ方向に作動されるとき、これを打ち消すように作用
する。
【0016】そして、横方向に配置された代掻装置5の
ロータ軸50は、その中間部位でロータケース51内に
軸支され、機体1側から後方に延設されて、機体1後方
から見て「左回転」する駆動軸9によって、ベベルギヤ
9a、9bを介して代掻回転方向に駆動させている。こ
の駆動軸9は中央に配置された前記ローリング支軸31
から左方に所定距離Lだけ離間させて駆動しており、そ
の駆動反力によって左側の滑走体70及び代掻装置5
が、圃場の接地反力によって植付装置6をローリング支
軸31を中心に左側を上方に持ち上げ作動されるとき、
これを打ち消すように作用するようになっている。この
ように植付装置6を駆動する前記駆動軸8と、代掻装置
5を駆動する駆動軸9とが互いに逆方向の駆動すること
によって、発生するその反力を利用して植付装置6のロ
ーリングを抑制し、振動の少ない良好な植付作業を行な
うことができるようにしている。
【0017】なお、前記両駆動軸8,9は、図6に示し
た伝動系統によって各別に駆動されている。即ち、エン
ジンEから伝動される動力は、前輪1aを支架して変速
可能に伝動する前部ミッション1Fから駆動軸8を介し
て植付装置6の植付部(植付爪)62並びに苗載台61
等を駆動するようにしている。また、前記前部ミッショ
ン1Fは走行PTO軸1Sを介して後輪1bを支持し、
伝動する後部ミッション1Rに入力し、この後部ミッシ
ョン1Rから駆動軸9を分岐伝動させて代掻装置5を回
転駆動するように構成している。
【0018】この動力伝導構成により前記両駆動軸8,
9は、ローリング支軸31(図3)の両側で相反する方
向に回転しているので、互いの駆動反力を打消すことが
できるものである。そして、各駆動軸8,9から伝動さ
れる植付装置6の伝動ケース63及び代掻装置5の入力
部にベベルギヤ等を内装して形成される重量構造のケー
ス部は、図3に示すようにローリング支軸31の左右
に、バランスよく離間させて設けられるので、植付装置
6の地面に沿うローリング支軸31を中心として、左右
方向の傾動を円滑に行うことができる。
【0019】そして駆動軸8は代掻装置5のロータ5d
と5cとの間の上部を通すことができるので、側面視に
おいて、伝動ケース63とロータケース51を接近させ
て伝動ケース63の構成を簡潔なものにすることができ
る。また、前記ロータ軸50には、図5に示すように軸
止孔52を有する左右の枠板53の外周を、所定間隔毎
に代掻板55で連結してカゴ型に形成している。そして
図3等に示すようにカゴ型のロータ5a〜5dを異なる
長さに形成し、更に各植付部62の前方を的確に代掻を
行なうことができるように、相隣るロータ5a〜5dの
間に取付間隔5kをあけて個別に軸に固定している。
【0020】即ち、最長のロータ5a,5aは代掻装置
5の両外側に配置し、2本の支持アーム66の間に次の
長さのロータ5b,5cを配置し、更に最短のロータ
(センターロータ)5dをロータケース51の右方に配
置して、そのセンター線が前述の中フロート71,71
のセンター線と一致するように配置している。前記のよ
うに配設された5本のロータ5a〜5dは、後方に配置
されている各植付部62の植付爪62a毎の前方におい
て植付条を的確に代掻を行ない、苗の植付けを良好に行
なうことができる。
【0021】また、前記のように各植付部毎に短く構成
された5本のロータは、相隣るロータとの間に取付間隔
5kを充分に拡げた状態で設けており、従って、この間
隔5kを通じて代掻時にロータ5a〜5dによって生ず
る、泥水流を後方に的確に逃がすことができる。このよ
うに小型化に構成されるロータ5a〜5dは、製作が容
易であることから製造コストを低減することができ、ま
た、ロータ破損時等における着脱交換作業を容易にする
ことができる等の利点がある。
【0022】また、上記ロータ5a〜5dの間に各取付
間隔5kを持つように上記外フロート70と、平行に接
地部を形成された中フロート71からなる3個のフロー
ト群7が配設されている。一方、図3に示すように前記
中央に配置されたセンターロータ5dの幅は、センター
フロート71の幅よりも幅狭に形成してある。従って、
このセンタロータ5dによってその後方にある中央の植
付部62の前方を的確に代掻を行ない、その両側に未代
掻きの耕土面を残し、そしてこの両側の耕土面に、後続
する巾狭な中フロート71,71の接地面を滑走させて
押し均すようにしている。
【0023】従って、前記油圧自動感知制御機構と連繋
させた中フロート71は、植付装置6の中央部において
硬い耕土面を的確に感知することができ、沈下を防止し
ながら良好に滑走することができると共に、この中フロ
ート71を植付深さ自動制御用の感知用フロートとして
利用することができるのである。以上のように構成した
代掻同時移植機Aは、耕起され湛水された圃場において
植付装置6を下降して滑走体からなるフロート群7を地
表上を滑走させながら、代掻装置5を駆動軸9によって
回転させ、更に植付部62及び苗載台61等を駆動軸8
で駆動して代掻を行ないながら苗の植付けを同時に行な
うことができる。
【0024】また、各植付爪62a毎に短い長さで単体
状に形成した各ロータ5a〜5dは、地表に局部的な凹
凸があっても各植付条分の地面を的確に代掻をすること
ができるので、苗の植付けを良好に行なわせることがで
きる。また植付装置6は植付深さ制御を、センターフロ
ート71で的確に感知させて昇降機構3を介して上下コ
ントロールさせるので、苗を一定深さに良好に植付ける
ことができる。
【0025】そしてローリング支軸31を中心とするロ
ーリング行動を、両駆動軸8,9の駆動反力に支障され
ることなく円滑に行なうことができて、植付装置6の両
外側に位置する植付爪62による苗の深植えや浅植えを
防止した植付作業を良好に行なうことができるものであ
る。このとき代掻装置5は、代掻方向の回転及び進行に
伴って地表の泥水を掻出しする。この泥水流は各ロータ
5a〜5d間に形成された取付間隔5kを通過して後方
に排水されるので、従来の装置のように代掻装置5の後
方に配置されたフロートの両側から泥水流を勢いよく排
水することがなくなり、この部位における植付苗の傾倒
を良好に防止することができる。
【0026】そして上記取付間隔5k,5k……を通過
した泥水は、この部分の後方に対設された外フロート7
0及び中フロート71の前端部ソリ面に当って勢いを緩
和された状態で、各ロータ5a〜5dで掻送られる泥水
流を合流させながら中央の通路73と側方の通路75を
通って後方に円滑に排出されるので、従来の装置のよう
に前後間隔kに滞留してフロート群7の両外側方に勢い
よく排流しようとする泥水流は、中フロート71の中央
部に形成された通路73と、この通路73の側方に形成
された通路75から効率よく後方に排流される。
【0027】また、ストレート状の中フロート71と外
フロート70間で形成される通路75を通って大部分の
泥水流を、複数のフロートで構成されるフロート群7の
巾で逃がすことができるので、両外フロート70,70
の側方から排流される泥水流の量を少なくし、且つ勢い
を弱めることができることとなり、既に植付けられた側
方の植付苗の押し倒し等を良好に防止することができ
る。
【0028】また、ロータの取付間隔5k,5k……の
未代掻部分は、中フロート71、外フロート70,70
の滑走自重によって地中に押圧されて均平されたフロー
ト跡を形成するので、この部位が水面から突出するよう
なこともなく、雑草の繁茂を防止できる。従って、従来
の装置のように代掻同時植付作業を行なう際に、圃場に
湛水した水を一旦落水させる等の工程を省略するか、又
は落水の程度を少なくすることができるので、水を節約
することができるとともに水利調節管理を簡単にするこ
とができる等の利点を提供することができるものであ
る。
【0029】次に図7及び図8に示す本発明の実施形態
について説明する。図8の中フロート71,71は前記
実施形態のものと同一の構成としており、外フロート7
0は前部両側に突出ソリ部(張出滑走面)を設けない、
ストレートな等巾状の滑走面7aで、前後部を半円弧状
に形成することにより、中フロート71の外側と外フロ
ート70の内側とで平行した広巾な通路75を構成し、
且つこの外フロート70の滑走面7a巾は、前記中フロ
ート71のそれよりも広巾に形成することにより植付装
置6の両側を安定よく接地することができるようにして
いる。
【0030】これにより、中フロート70と外フロート
71との間においても、広い通路75を確保することが
でき、この通路75を通じて泥水流を排出し、植付巾内
での排出をより促進させてフロート群7の前端の側方か
らの排流を抑制し、全体としてストレート形状の外フロ
ート70と中フロート71によって泥水の前押しが少な
く、走行抵抗の小さい代掻同時植付作業を能率よく行な
うことができる。また、簡潔で廉価なフロート構成を提
供することができる等の特徴を有するものである。
【0031】上記中フロート71,71は前記のように
単独に形成することができるが、図8(A)に示すよう
に左右の中フロート71,71の前方側上方を下向きコ
字状の連結部材76で一体的に連結形成し、これらの中
フロート71、71との間に通路73を構成すると良
い。また、同図(B)に示すように中フロート71,7
1の下面部を連結部材76で連結し、その上方を泥水流
が通過するように構成することもできる。何れにしても
中フロート71,71を恰もスキーのように平行に配置
し、それ等の間に通路73或いは通路73を形成するこ
とによって積極的に流水を後方に案内するようにしてい
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したことによ
り次の効果を奏する。代掻同時植付作業を行なうとき、
代掻装置5から後方に送られる泥水流は中フロート71
で形成される通路73を通って植付巾内においての排流
が促進されるされる。従って外フロート70,70の前
方から外側に向けて排流される泥水流を抑制して勢いを
弱めることができて、これに伴う既植付苗の押倒し等を
防止することができる。
【0033】また、走行抵抗の少ない良好な代掻同時植
付作業を行なうことができる。また、外フロート70及
び中フロート71の前端部で代掻装置5のロータ取付間
隔から勢いよく排流される泥水流を接当させて勢いを弱
めた状態で通路を通すことができるから、該通路内に苗
を良好に植付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】代掻同時移植機の側面図である。
【図2】植付装置と代掻装置の側面図である。
【図3】図2の植付装置と代掻装置の要部を示す展開図
である。
【図4】図3の植付装置と代掻装置の要部を示す斜視図
である。
【図5】(A)はロータの正面図、(B)は(A)の側
面図である。
【図6】伝動系統図である。
【図7】フロートの別実施形態を示す平面図である。
【図8】(A)は中フロートの別実施形態の斜視図、
(B)はさらに別実施形態の斜視図を示す。
【図9】本発明と対比して示す在来フロートを備えた比
較例の平面図である。
【符号の説明】
5a,5b,5c,5d ロータ 6 植付装置 7 フロート(滑走体) 8,9 駆動軸 50 ロータ軸 51 ロータケ
ース 62 植付爪(植付部) 63 伝動ケー
ス 70 外フロート 71 中フロート(センターフロート) 73,75 通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体1の後部に複数条分の植付装置
    6を支持するとともに、該植付装置6の植付部62の下
    方に、植付巾の両外側に位置する外フロート70とその
    内側に位置する中フロート71等からなるフロート群7
    を設け、その前方側で代掻を行なう代掻装置5を装着し
    てなる代掻同時移植機において、 前記フロート群7の植付巾の中央部に設置される中フロ
    ート71に、その中央部において泥水の通過を許容する
    通路73を形成し、中フロート71の前端部を代掻装置
    5のロータ取付間隔に対向させて配設するとともに、該
    通路73の後方に1条分の苗を植付けるように構成した
    ことを特徴とする代掻同時移植機。
  2. 【請求項2】 外フロート70を、中フロート71の外
    側と略平行なストレート状に形成して併設し、外フロー
    ト70と中フロート71間に広巾な泥水通過用の通路7
    5を形成し、外フロート70及び中フロート71の前端
    部を代掻装置5のロータ取付間隔に対向させて配設した
    る請求項1記載の代掻同時移植機。
JP21863996A 1996-08-20 1996-08-20 代掻同時移植機 Pending JPH1056835A (ja)

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