JPH105667A - 紫外線照射装置およびその方法 - Google Patents

紫外線照射装置およびその方法

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JPH105667A
JPH105667A JP16593196A JP16593196A JPH105667A JP H105667 A JPH105667 A JP H105667A JP 16593196 A JP16593196 A JP 16593196A JP 16593196 A JP16593196 A JP 16593196A JP H105667 A JPH105667 A JP H105667A
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JP
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work
reflecting mirror
light
cylindrical body
ultraviolet irradiation
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JP16593196A
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English (en)
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Minoru Watanuki
貫 稔 綿
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Orc Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークに対する光の照度分布を平均に近づける
ことができず、光の照度分布の低い側の乾燥度合いに合
わせてワークの通過速度を決定することになり、ワーク
の照度分布の高い側とのギャップが大きいと、ワークの
光照射により乾燥する被覆部材が劣化してしまう。ま
た、ワークの照度分布が低い箇所は、未乾燥状態となる
ため、その対応として複数の放電灯を配置し電源設備の
増設などを行う必要があった。 【解決手段】前記の課題を解決するため、この発明は、
一方の楕円面反射鏡2とこの楕円面反射鏡に対向する他
方の楕円面反射鏡3とからなる筒状体4と、前記筒状体
の第1焦点軸に配置した光源5と、前記筒状体の第2焦
点軸に走行配置した線状あるいは棒状の長尺状のワーク
Wと、前記筒状体の楕円面反射鏡にその反射面と法線反
射角度の異なる異反射面7を形成した紫外線照射装置と
して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単線引きあるい
は多心線に構成した、光ファイバーや銅電線やニクロム
線等の導線等の線状あるいは棒状などの長尺状のワーク
に紫外線硬化材を塗布し、その紫外線硬化材を光照射に
より乾燥させる紫外線照射装置およびその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光フィアバーなどの長尺状のワ
ークに被覆部材を塗布して乾燥させる紫外線照射装置
は、種々提案されている。前記紫外線照射装置として
は、楕円形反射鏡を対向して筒体に形成し、前記筒体の
第1焦点軸に紫外線を含む光線を照射する放電灯を設置
し、前記筒体の第2焦点軸に沿ってワークを通過させる
構成のものが有る。
【0003】前記楕円反射鏡を用いた紫外線照射装置
は、図10で示すように、第1焦点に設置した光源から
照射した光が、第2焦点に集光する構成としているた
め、ワークに対する光照射が適切にできるが、第2焦点
に設置したワークの照度分布を見てみると以下のような
ことが分かる。すなわち、第2焦点に集光する360°
方向の光を10°間隔で分割し、その間に入射する光線
束が、光源のどれだけの角度幅になるかを見てみる。な
お、光源の角度幅が光量に比例するものとする。
【0004】例えば、180°に対応する光量は170
°と190°に対応する点ABがCを見込む角ACBに
比例する。同様に、0°の方向に入射する光線束は、1
0°と350°とを見込む角DCEに比例する。このと
き、前記光源に入射する角度は、角DCEからの光線束
と、角ACBからの光線束とが著しく異なることがわか
る。すなわち、図11で示すように、各入射光線束の光
量を折れ線で表示してみると、180の部分をほぼ最大
値とし、0°と360°の位置が最小値となることが解
析できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来の構成
ではワークに対する光の照度分布を平均に近づけること
ができず、光の照度分布の低い側の乾燥度合いに合わせ
てワークの通過速度を決定することになり、ワークの照
度分布の高い側とのギャップが大きいと、ワークの光照
射により乾燥する被覆部材が劣化してしまう。また、ワ
ークの照度分布が低い箇所は、未乾燥状態となるため、
その対応として複数の放電灯を配置し電源設備の増設な
どを行う必要があった。
【0006】さらに、ワークは、単心線の場合と多心線
の場合では、その直径が大きく異なり、ワークの直径の
大きさに比例して、光源とは反対側のワークの照度分布
の低い部位が広がり、ワークの照度分布の格差が広がる
ことで、ワークの乾燥作業に支障をきたしていた。
【0007】また、ワークの構成が単線のように細く、
ワークの走行通過に伴い、振動して第2焦点軸からずれ
た場合、第2焦点軸位置に集光する光は、反射鏡に反射
した後に、第1焦点軸に集光するためワークに照射でき
ず、ワークの乾燥にムラができることになった。
【0008】この発明は、前述の問題点を解決すべく創
案されたもので、ワークの直径が大きな場合でもワーク
の処理に優れ,ワークの表面の照度分布を均等に近づけ
ると共に、構成が簡単で、ワークが振動しても対応でき
る紫外線照射装置およびその方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、この発明は、一方の楕円面反射鏡とこの楕円面反射
鏡に対向する他方の楕円面反射鏡とからなる筒状体と、
前記筒状体の第1焦点軸に配置した光源と、前記筒状体
の第2焦点軸に走行配置した線状あるいは棒状の長尺状
のワークと、前記筒状体の楕円面反射鏡にその反射面と
法線反射角度の異なる異反射面を形成した紫外線照射装
置として構成した。
【0010】また、一方の楕円面反射鏡と、この楕円面
反射鏡に対向し、かつ、その楕円面反射鏡の第2焦点軸
に、円曲面反射鏡の中心軸を合わせて構成した筒状体
と、前記筒状体の楕円面反射鏡の第1焦点軸に光源を配
置すると共に、前記円曲面反射鏡の中心軸に沿って、長
尺状のワークを走行配置させる紫外線照射装置として構
成した。
【0011】さらに、前記筒体内部でワークの配置位置
を含む空間を、光透過部材で仕切り、その仕切られた側
の空間にワークの乾燥状態を変更する媒質を供給する構
成としても良い。
【0012】そして、前記ワークの配置位置を仕切る光
透過部材は、その形状を中空管に形成し、前記光源は、
前記中空管の直径より大きな直径を有する放電灯を使用
する構成としても構わない。
【0013】また、楕円面反射鏡を対向して形成した筒
状体の第1焦点軸に配置した光源から光照射し、前記筒
状体の第2焦点軸に沿って所定速度で走行しているワー
クの表面に塗布した紫外線硬化材を硬化する際、前記楕
円面反射鏡の少なくとも一部に設けた異反射面から、前
記光源とは反対側のワークの側面に反射光を反射して照
射する紫外線照射方法として構成した。
【0014】さらに、曲率の異なる曲面を有する一方と
他方の反射鏡を対向させた筒状体の焦点軸の一方に、長
尺状のワークを所定速度で、その焦点軸に沿って走行さ
せると共に、他方の焦点軸に配置した放電灯から所定波
長の紫外線を含む光線を照射し、前記ワークの通過に伴
う振動により、その焦点軸からワークがずれた場合に、
その焦点軸を素通りした前記光線が前記反射鏡に反射し
て再びワークに光照射を行う紫外線照射方法として構成
した。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図面に基づいて説明する。図1は、紫外線照射装置の全
体を示す斜視図、図2は、紫外線照射装置の構成を示す
原理図、図3(a)(b)は、紫外線照射装置の応用例
の構成を示す原理図、図4は、紫外線照射装置を使用す
る際の全体の構成を示す原理図、図5は、紫外線照射装
置を使用する際の他の構成を示す原理図、図6は、ワー
クを360度に展開した状態での光照射の照度分布を示
すグラフ図、図7は、他の構成の紫外線照射装置を示す
原理図、図8は、他の構成を示す紫外線照射装置の原理
図、図9は、他の構成を示す紫外線照射装置の原理図で
ある。
【0016】図1および図2で示すように、紫外線照射
装置1は、一方の楕円面反射鏡2と、この一方の楕円面
反射鏡2に対向して設けた他方の楕円面反射鏡3とから
なる筒状体としての楕円面筒体4と、前記楕円面筒体4
の第一焦点軸に沿って設けた放電灯5と、前記楕円面筒
体4の第2焦点に沿って通過位置させる線状あるいは棒
状の長尺状のワークWと、このワークWの通過通路を内
部に包含するように配設された中空管6と、前記他方の
楕円面反射鏡3の所定位置に形成した、その楕円面と法
線反射角度の異なる異反射面7、7とから構成されてい
る。
【0017】図1および図2で示すように、前記放電灯
5は、少なくともワークWの直径より大きな直径に形成
されており(図2では、中空管6の直径より大きく形成
されている)、ワークに塗布される紫外線硬化樹脂や紫
外線硬化塗料など紫外線硬化材の相違に対応して放電灯
5を適宜、取り替えて使用することができる構成として
いる。また、放電灯5の直径をある程度大きく形成する
ことで、その放電灯5の長さ寸法を大きくでき、ワーク
Wに照射される積算光量を増加させることが可能とな
る。
【0018】図1および図2で示すように、前記ワーク
Wは、その両側に設置したワークの搬送機構および、処
理後のワークWを巻き取る巻取り機構(図4、図5参
照)により、前記第2焦点に沿って所定速度で通過する
ように構成されてる。ワークWの通過速度は、ワークW
の直径の大きさや、構成の違い(単線、多心線)、材
質、あるいは、そのワークWに塗布される紫外線硬化材
の材質の違い、あるいは、前記放電灯5の輝度、または
積算光量などにより決定される。
【0019】図1および図2で示すように、前記中空管
6は、紫外線透過材料で形成され、その中空管6内に、
所定の気体が充満するように流通されている。前記気体
は、ワークWに塗布されている紫外線硬化材の乾燥度合
いを左右する例えば、窒素ガスのような嫌気性ガスや、
酸素を含む非嫌気性ガスが使用され、単線や多心線など
のワークWの構成によって使い分けられている。
【0020】図2で示すように、前記異反射面7、7
は、他方の楕円面反射鏡3の少なくとも1箇所(図面で
は2箇所)以上の位置に所定幅Aで形成されている。こ
の異反射面7、7は、図2では、平面状に形成され、ワ
ークWが太い場合に、そのワークWの、前記放電灯5の
設置空間とは反対側のワーク面に反射光が照射するよう
に法線反射角度が設定されている。
【0021】すなわち、放電灯5の中心位置から照射さ
れる光線の内、他方の楕円面反射鏡3側に直接到達し、
かつ、ワークWの近傍を通る光線aの反射光bが、楕円
面筒体4の横中心軸HCを越えてワークWに照射するよ
うに、その異反射面7を形成する。また、光線cの反射
光dと、楕円面反射鏡3に反射してワークWに到達する
反射光fが重なる位置まで異反射面7を形成している。
なお、図2では、ワークWの直径より放電灯5の直径を
大きく形成しているが、放電灯5の直径がワークWの直
径より小さくとも構わない。
【0022】そのため、前記構成の紫外線照射装置1で
は、つぎのような作用を有する。図2で示すように、放
電灯5が点灯して、ワークWが走行すると、放電灯5か
らの直射光は、ワークWの光源側表面(図6のほぼ11
0度から250度の範囲)を照射する。そして、放電灯
5から楕円面反射鏡2、3に到達した照射光は、反射し
て第二焦点に集まるようにしてワークWに照射する(図
6ではほぼ50度から145度の範囲と215度から3
10度の範囲)。
【0023】また、図2で示すように、放電灯5から異
反射面7、7に到達する光線(例えば光線a,c)は、
楕円反射面では本来照射することができないワークWの
面(図6では50度から0度経由の310度まで)に反
射して照射することが可能となる。
【0024】したがって、図6で示すように、楕円反射
鏡の組み合わせの照度分布である折れ線200と、異反
射面を有する楕円反射鏡の照度分布である曲線100を
比べると、光照射が少なかった部分の照度が向上されて
いることが確認できる(図1参照)。また、ワークWの
照射面の内、最高値と最小値の変化分を大幅に是正でき
る。なお、異反射面7の形成長さによっては、図6で示
す80度および260度近辺(ワークの縦中心線の近
辺)の照射光の向上をすることもできる。
【0025】さらに、図3(a)で示すように、放電灯
5の直径がワークの直径より大きな場合は、放電灯5の
内部のプラズマ各点から照射される光線の一部も楕円反
射鏡3の反射面Bで示す位置に反射してワークWの反対
面側(図6では50度から0度経由の310度まで)に
照射することができる。これは、放電灯5内に分布する
プラズマが、放電灯管内のあらゆる位置で光を発してい
ることによる。
【0026】また、図3(b)で示すように、中空管6
の表面に、制御干渉膜8および透過干渉膜9を設ける構
成とすると都合が良い。すなわち、ワークWの照度分布
の最高値と最小値の格差をさらに縮めるため、最高値
(図6参照)を示すワークWの光照射面側に、その照射
光の強度を緩和する制御干渉膜8を設け、一方、ワーク
の照射光の強度を向上したい位置には透過干渉膜9、
9、9を設ける構成としても良い。
【0027】一方、前記紫外線照射装置1は、図4およ
び図5で示すような構成で使用されている。すなわち、
ワークWの送出機構12にワークWを巻き付けたボビン
11を設ける。そして、ワークWが、紫外線硬化材を塗
布する皮膜塗布機構13や、紫外線照射装置1あるい
は、キャパスタン14などを介して巻取ボビン15に巻
き取れるようにセットする。なお、キャパスタン14
は、その回転速度を制御し、外径測定機(図5参照)を
介して皮膜塗布機構13の厚みを調整するようにフィー
ドバック制御する構成としている。
【0028】装置を作動させ、ワーク10が送り出され
ると、皮膜塗布機構13を通過する際に、ワークの表面
に光硬化皮膜が一定厚みで塗布され、その後、紫外線照
射装置1内に送られる。紫外線照射装置1内に送られて
来た紫外線硬化材が塗布されたワーク10は、図2およ
び図3(a)で示すように、放電灯5からの直射光と、
楕円面反射鏡2、3からの反射光と、異反射面7、7か
らの反射光により所定波長の紫外線を含む光の照射を受
ける。このとき、ワークは、図6で示すように、曲線1
00のような照度分布となり、ワークWを適切に処理す
ることが可能となる。
【0029】また、ワークWは、ファイバーなどの細い
構成であっても対応ができる。そして、図5で示すよう
に、紫外線照射装置1を複数台(図面では2台)使用し
てワークWの処理をする構成として使用されることもあ
る。
【0030】すなわち、図5で示すように、装置の構成
は、母材送り機構21と、この母材送り機構21に保持
された石英の母材22と、この母材22を加熱する抵抗
加熱炉23と、この抵抗加熱炉23の出口近傍に設置し
た外径測定機24と、この外径測定機24の後部側に設
けた光硬化皮膜を塗布するプライマリーコート25と、
このプライマリーコート25の後部側に配置した紫外線
照射装置1と、この紫外線照射装置1の後部側に設けた
次の光硬化皮膜を塗布するバッファコート26と、この
バッファコート26の後部側に配置した紫外線照射装置
1と、この紫外線照射装置1の後部側に設けた光ファイ
バーを連続的に引き出すキャパスタン27と、このキャ
パスタンで引き出した光ファイバーを巻き取る巻取ドラ
ム29と、前記外径測定機24からの情報を読み取りキ
ャパスタン27の回転速度を制御する外径自動制御機構
28などから構成されている。
【0031】そして、光ファイバーは、母材22から溶
解して線状になり、プライマーコート25で光硬化皮膜
が塗布され、紫外線照射装置1に送られてくると、図2
で示すように、紫外線照射装置1の放電灯から所定波長
の紫外線を含む光線が照射される。そのため、直射光お
よび楕円面反射鏡3よる反射光、ならびに、異反射面7
からの反射光によりワークWの表面を図6で示す曲線1
00の照度分布に近い状態で照射することができる。
【0032】なお、前記構成のように、ワークWに2層
以上の処理をする場合は、重ねられる紫外線硬化材が完
全に乾燥されるより、乾燥度合いがやや未乾燥のほう
が、重なる紫外線硬化材の乗りが良くなるため、始めの
紫外線照射装置1の中空管6内には、非嫌気性ガス(酸
素をある程度含む)を流通させ、二番目の位置にある紫
外線照射装置1の中空管6内には、嫌気性ガス(窒素ガ
スなど)を流通させている。
【0033】特に、窒素ガスを流通させた場合は、ワー
クWに冷却効果があり、ワークの乾燥に大きな影響を与
える。また、ワークWが細い場合であっても、前記異反
射面7からの反射光が、本来なら照射しずらいワークW
の部分まで照射するため適切な処理が可能となる。ま
た、ワークWが走行に伴い振動していても、第2焦点軸
から所定範囲でカバーできるように異反射面7から、ワ
ークW側にむかって放電灯5からの照射光を反射できる
ため、ワークWの照度分布は、図6の曲線100、10
1で示す値と同等またはそれ以上となる。
【0034】つぎに、図7で示すように、この発明の紫
外線照射装置の他の構成について説明する。図7で示す
ように、紫外線照射装置31は、対向する一方と他方の
楕円面反射鏡32、33からなる筒状体34と、この筒
状体34の第1焦点軸に配置した放電灯35と、前記筒
状体34の第2焦点軸に走行配置した線状および棒状な
どの長尺状のワークWと、前記ワークWの通過経路を含
む空間を包含するように設けた中空管36と、前記他方
の楕円面反射鏡33の所定位置に設けた、その楕円面と
は法線反射角度が異なる異反射面37とから構成されて
いる(全体構成は図1参照)。
【0035】前記異反射面37は、凸状あるいは凹状
(図面では凸状)に形成した凸面37aが、所定数で設
置幅Aで形成されている。この凸面37aは、放電灯5
からの直射光を、ワークWの反対側、つまり放電灯のあ
る面とは反対側のワーク面に反射するように設定されて
いる。
【0036】そして、横中心軸HCに近い側の凸面37
aは、横中心軸HCを越えてワークWに反射するように
その反射面が設定されている。また、縦中心軸VCに向
かうにしたがって徐々に反射角度を調整し、ワークWの
反対側が適切に光照射できるように構成されている。さ
らに、縦中心軸VCに近い側の凸面37aはその一部の
反射光(2点鎖線)が、楕円面反射鏡33からの反射光
(点線)と重なるように反射面が設定されている。
【0037】また、前記放電灯35は、ワークWの直径
が、大きな場合は、そのワークの直径より大きな直径で
形成されることが望ましい(図面では中空管6より大き
な直径)。そして、前記中空管36の内側には、ワーク
Wの構成に応じてその乾燥度合いを左右する媒質である
嫌気性ガスや、非嫌気性ガスが充満するように流通させ
ている。
【0038】そのため、図7で示す紫外線照射装置31
を使用する場合は、上記したように図4および図5で示
すような構成として使用し、ワークWの構成も単線およ
び多心線(直径が太いもの)に対応できるものである。
また、ワークが細い場合、走行に伴う振動で第2焦点軸
からずれた場合、放電灯35から楕円面に反射して異反
射面に到達した光線が、異反射面でワーク側に向かって
反射する。そのため、異反射面からの反射光のうち、第
2焦点軸の近傍側に反射される反射光と、縦中心軸VC
に近い側の凸面37aが第2焦点軸近傍に反射する反射
光とにより、ワークを適切に光照射できる。
【0039】つぎに、図8で示すように、この発明の紫
外線照射装置41の他の構成を説明する。紫外線照射装
置41は、一方の楕円面反射鏡42と、この楕円面反射
鏡42の曲率と異なる他方の曲面反射鏡として円曲面反
射鏡43とを対面させて形成した筒状体44と、前記一
方の楕円面反射鏡42の焦点軸に沿って設けた放電灯4
5と、前記他方の円曲面反射鏡43の焦点軸に沿って所
定速度で走行配置した長尺状のワークWとから構成され
ている。なお、前記円曲面反射鏡の中心点位置を前記楕
円面反射鏡42の第二焦点位置に合致するように曲面反
射鏡43を配置している(全体の構成は図1を参照)。
【0040】また、円曲面反射鏡43の設置角度は、図
面では180度の範囲で設定されているが、前記筒状体
44の横中心軸HCから左右に50度づつの範囲で設け
る構成としても良く、放電灯35から反対側のワークW
側面に適切に光照射できれば、その円曲面の設定範囲は
限定されるものではない。そして、円曲面以外の曲面は
一方の楕円面反射鏡の曲率曲面となる。
【0041】そして、例えば、長尺状のワークWとして
銅線の回りに紫外線硬化材を設けるエナメル線のような
ものを使用する構成であれば、前記した図4で示すよう
な装置の構成と同じ構成となる。すなわち、ワークWが
巻かれた送りボビン11から回動送り機構12により、
ワークWが皮膜塗布機構13や、紫外線照射装置1およ
びキャパスタン14を介して巻取ボビン15に巻き取ら
れる構成に成っている。
【0042】ワークWが紫外線照射装置1内を通過する
場合は、図8の仮想線で示すように、ワークWはその直
径が細い程振動し易く、楕円面反射鏡42の反射光や、
放電灯45からの直射光が本来照射される第2焦点軸に
照射しても、ワークがその第2焦点軸から振れた状態で
走行する場合がある。
【0043】そのため、ワークWが中心軸から外れて走
行すると、楕円面反射鏡2に反射してワークWの本来有
るべき位置(第2焦点位置)を素通りした照射光は、円
曲面反射鏡3に反射して再び円曲面反射鏡3の中心軸位
置に到達し、ワークWの放電灯5とは反対側のワークW
表面に光照射を行うことが可能となる。
【0044】したがって、図6の曲線101で示すよう
に、ワークWの照度分布を見てみると(楕円面は、ε=
0.43のとき)最高値と、最小値の格差が縮まりワー
クWへの光照射がワークWの放電灯5側(正面側)と、
円曲面反射鏡側(反対側)は、ほぼ対象になることがわ
かる。また、楕円面反射鏡2の曲率を円に近づけること
で、全体的にワークWに照射する光量が平均化している
ことが図10と比較して分かる。
【0045】なお、前記した筒状体44の内部にワーク
Wの乾燥速度を速める媒質、例えば、嫌気性ガスとして
の窒素ガスなどを充填する構成としても構わない。前記
筒状体44内に窒素ガスを充填する構成とすると、放電
灯5を冷却できると共に、ワークWの乾燥速度を向上す
ることが可能となる。
【0046】また、嫌気性ガスを充填し流通させる場合
は、例えば、筒状体44の縦中心軸の位置に、光透過性
部材の石英ガラスなどの仕切り板で空間を仕切り、ワー
クW側の空間に前記媒質を充填し、流通する構成とする
と、ワークWを冷却して光照射によるワークの劣化を防
止することが可能となる共に、仕切り板が有ることで、
ワークWに塗布した紫外線硬化材が反射鏡面に飛散する
ことが防ぐことができ都合が良い。ワークWの種類とし
ては、光ファイバーや上記した構成のワークであっても
使用できることは勿論である。
【0047】つぎに、図9に基づいて紫外線照射装置を
説明する。なお、図8で説明した構成と同じ部材は、同
じ符号を付して説明する。図9で示すように、紫外線照
射装置41Aは、一方の楕円面反射鏡42と、この楕円
面反射鏡42に対向して設けた円曲面反射鏡43とから
なる筒状体44と、前記楕円面反射鏡42の第一焦点軸
に沿って設けた放電灯45と、前記円曲面反射鏡43の
中心軸に沿って設置された石英などの透光ガラスからな
る中空管46とから構成されている。そして、前記中空
管46の中心軸(円曲面反射鏡の中心軸)に沿って所定
速度でワークWが通過できるように構成されている。
【0048】前記中空管46内には、ワークWの種類に
応じてワークに塗布された紫外線硬化材の乾燥速度を変
化させる媒質を、前記中空管46に導管などを介して供
給している。前記媒質は、ワークWの被覆層の層数によ
り異なり、ワークWの被覆層の層数が1層ならワークW
に塗布される紫外線硬化材が、ほぼ完全に乾燥できるよ
うに、嫌気性気体の窒素ガスを充填する構成とすること
で、ワークWの乾燥の度合いを早めると共に、ワークW
を冷却して光照射によるワークの劣化を防止することが
可能となる。そして、中空管46が有ることで、ワーク
Wに塗布した紫外線硬化材が反射鏡面に飛散することが
防ぐことができる。
【0049】また、ワークWに紫外線硬化材を複数層設
ける場合は、前記中空管46内に充填させる媒質の種類
が、設置する紫外線照射装置の位置により異なる。すな
わち、ワークに塗布される第2層目以降の紫外線硬化材
の接着状態は、その直前に設けられた紫外線硬化材の乾
燥状態に依存する。そのため、直前の紫外線硬化材の乾
燥状態が乾燥過度であると、その次に塗布される紫外線
硬化材の接着状態を悪くし、また、乾燥不足であると、
その次に塗布される紫外線硬化材は弾かれて、いわゆる
バックトラッピング現象を生じてしまう。
【0050】そのため、第1膜目の紫外線硬化材の乾燥
度合いを、第2膜目の紫外線硬化材のことを考慮した適
切な状態に乾燥させるために、前記中空管内に媒質とし
の酸素を含む気体を充満させ、第1膜目の紫外線硬化材
の乾燥度合いを加減することで、第2膜目の紫外線硬化
材が、第1膜目の紫外線硬化材上に適正に塗布されるよ
うにする。また、第2膜目の紫外線硬化材が、最外層で
あれば、ワークが通過する中空管内に乾燥度合いが完全
になるように、嫌気性ガスとして窒素ガスを供給する構
成とすると都合が良い。
【0051】なお、媒質として気体を例にとって説明し
たが、前記媒質として純水を循環させて使用する構成と
しても良い。また、中空管内を真空状態として使用して
も構わない。さらに、嫌気性ガスとしての窒素ガスを前
もって冷却しておく方法であっても構わない。
【0052】また、ワークを低速走行させる場合は、ワ
ークが集光する光で燃えないようにするため、光量を制
御して減少させることや、前記した中空管内に流通させ
る媒質の冷却温度を下げて流通させるなどの構成にする
と都合が良い。
【0053】つぎに、前記紫外線照射装置41Aが、ワ
ークWを光照射して乾燥する場合の装置の配置およびそ
の作用について説明する。なお、ワークWとして石英の
光ファイバーを形成し、その光ファイバーの表面に紫外
線硬化材を設ける構成は、すでに述べた図5で示すもの
と同じ構成となる。
【0054】すなわち、図5で示すように、母材送り機
構21で保持された石英の母材22は、抵抗加熱炉23
により加熱され、出口近傍に設置した外径測定機24お
よび紫外線硬化材を塗布するプライマリーコート25を
介して紫外線照射装置41A内に送られる。さらに、つ
ぎの紫外線硬化材を塗布するバッファコート26および
紫外線照射装置41Aあるいは、キャパスタン27を介
して巻取ドラム29に巻き取られる。なお、前記外径測
定機24からの情報を外径自動制御機構28により読み
取りキャパスタン27の回転速度を制御することで、ワ
ークWの直径が決定されることになる。
【0055】そして、光ファイバーは、母材22から溶
解して線状になり、プライマーコート25で紫外線硬化
材が塗布され、紫外線照射装置1Aに送られてくると、
図9で示すように、紫外線照射装置41Aの放電灯から
所定波長の紫外線を含む光線が照射され、楕円面反射鏡
に反射する光線は、第2焦点軸位置(円曲面反射鏡お中
心軸位置)つまり、ワークの位置に集光して照射され
る。
【0056】このとき、図9で示すように、光ファイバ
ーは、所定速度で通過する間に光線により照射される
が、光ファイバーは通過する際に、振動して中心軸の位
置からずれることがある。このとき、その中心軸を素通
りした光線は、円曲面反射鏡3に反射され、再び中心軸
に到達、つまり光ファイバーの裏側を照射することにな
る。したがって、光ファイバーの表面に照射される光線
の照度分布は、図6の曲線101で示すように、光ファ
イバーの正面側の照度の一番強い側に対して、光ファイ
バーの後ろ側の照度が近づいているのが分かる。これ
は、楕円面反射鏡を対向してワークに光線を照射するも
のと比べても(折れ線200)、格段にワークの後ろ側
の照度が向上していることが分かる。
【0057】なお、図9で示すように、放電灯45を仮
想線のように直径を大きくすると、放電灯45の構成を
長手方向に寸法が大きくでき、ワークWの種類によって
は、積算光量を増やすことで、ワークWの乾燥状態を向
上する構成とすることが可能となる。
【0058】なお、上記した各紫外線照射装置は、中空
管を使用する代わりに平板透光ガラスを仕切り板として
筒状体の所定位置に介在させる構成であっても良く、放
電灯側の空間と、ワーク側の空間とを、その平板透光ガ
ラスで仕切る構成としても良い。また、ワークの種類に
拠っては、仕切り板や中空管を設けることが必要の無い
場合もある。
【0059】また、仕切り板や中空管を設けた場合にそ
の内部に充満して流通させる媒質としては、液体(紫外
線照射の妨げにならない水など)や、窒素ガス以外の嫌
気性ガスや、ワークの構成により使用する非嫌気性ガ
ス、あるいは、霧状のガスなどであっても良い。
【0060】さらに、上記した図2および図3で示した
楕円面反射鏡に設けた異反射面の構成は、1箇所であっ
ても、3箇所あるいはそれ以上の複数箇所でもよく、設
ける位置は、連続して設けることや、間隔を開けてその
異反射面を設ける構成としても構わない。また、その異
反射面の構成は、ダイヤ型状や亀甲状に設ける構成にし
ても良い。あるいは、その異反射面を砂目状としても構
わない。
【0061】また、放電灯の直径は、ワークの直径が太
くなった場合に、中空管の構成より太く形成することが
望ましく、放電灯の太さを中空管の太さより大きくする
ことで、放電灯から照射された光線が、中空管を通過す
ることなく反射面に反射でき光の減衰を抑えるとができ
る。
【0062】さらに、各紫外線反射面は、放電灯により
高温になるため、筒状体内に空冷気体を流通させ、装置
全体を冷却すると共に、放電灯も空冷する構成とすると
都合が良い。空冷気体を筒状体に送り込む場合は、筒状
体の横中心軸上の位置で反射鏡に空冷気体の供給口およ
び排出口を設ける構成としたり、図1で示す筒状体で紙
面側あるいは向こう側の側面の位置に供給口および排出
口を設ける構成としている。
【0063】また、ワークの通過速度は、ワークの直径
や、形状などワークの種類に応じて異なり、また、放電
灯から照射される光強度によっても変わり、さらに、媒
質の種類によっても左右される。そして、ワークの断面
形状は、丸以外の多角形や、偏平した形状のものでも構
わない。
【0064】なお、上記図8および図9の構成の紫外線
照射装置は、円に近い形状の楕円面を使用して説明した
が、図10で示すような構成の楕円面反射鏡を使用し
て、上記したように適切な位置に異反射面を形成する構
成としても構わない。また、図10で示す構成の楕円面
反射鏡と、円曲面反射鏡を組み合わせた筒状体に形成し
ても構わない。その場合、図11で示す曲線のような照
度分布が可能となりワークの反対側に対して有効な紫外
線照射を可能とする。
【0065】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明は次の優れた
効果を発揮する。 紫外線照射装置は、ワークの直径が大きくなって
も、放電灯とは反対側のワークの側面も異反射面からの
反射光により適切に光照射でき、ワークの太さに左右さ
れることなく適切なワークの紫外線照射を行い処理する
ことが可能となる。
【0066】 紫外線照射装置は、ワークが振動して
本来の光照射位置からずれても、円曲面反射鏡からの反
射光がワークに照射できるため、ワークの光照射ムラを
最小限におさえることができる。 紫外線照射装置は、ワークの照度分布を均等状態に
近づけることができるため、ワークの被覆部材を適切に
高速で乾燥することが可能となる。
【0067】 紫外線照射装置は、ワークの照度分布
を均等に近づけることが可能であると共に、ワークに紫
外線硬化材を何層も形成する場合に、ワーク側を光透過
部材で仕切り、その仕切った側にワークの乾燥状態を左
右する嫌気性ガスや非嫌気性ガスあるいは液体などの媒
質を充填し流通させる構成としているので、ワークの単
線あるは多心線などの構成に左右されることなく、紫外
線硬化材が最適に接着できるように構成することが可能
である。
【0068】 紫外線照射装置は、ワークの適切な光
照射が行えると共に、ワークを仕切る光透過部材を中空
管状に形成し、前記媒質を流通させることで、ワークW
の乾燥の度合いを早めると共に、ワークWを冷却して光
照射によるワークの劣化を防止することが可能となる。
そして、中空管が有ることで、ワークWに塗布した紫外
線硬化材が反射鏡面に飛散することが防ぐことができ
る。
【0069】 紫外線照射装置に設けた放電灯の直径
を中空管より大きくすることで、ワークの光源とは反対
側のワーク側面の光照射量を増やすことが可能となるの
で、ワークの直径が大きくなることで、ワークに反射光
が届かない影となる部分を最小限にすることができる。
また、ワークが通過中に中心軸からずれても、ワークの
表面に適切に光照射できる。さらに、ワークの積算光量
を増やすことで適切にワークの光照射が可能となる。
【0070】 紫外線照射装置は、ワークが円曲面反
射鏡の中心軸からずれて通過した場合、光源側から到来
した光は、円曲面反射鏡の中心を素通りして円曲面反射
鏡に反射して再び中心軸にもどりワークを照射するた
め、ワークの光源とは反対側の照度分布が向上できる。
そのため、ワークに塗布した紫外線硬化材の適正な乾燥
が可能となる。
【0071】 紫外線照射装置は、他方の楕円面反射
鏡の所定位置に設けた異反射面からの反射光が、光源と
は反対側のワークの側面に反射光を照射するため、ワー
クの直径が大きくなっても対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の紫外線照射装置の構成を示す斜視図
である。
【図2】この発明の紫外線照射装置の構成を示す原理図
である。
【図3】(a)(b)は、この発明の紫外線照射装置の
構成を示す原理図である。
【図4】この発明の紫外線照射装置を使用する際の構成
を示す原理図である。
【図5】この発明の紫外線照射装置を使用する際の構成
を示す原理図である。
【図6】この発明の紫外線照射装置のワークに対する照
度分布を示すグラフ図である。
【図7】この発明の紫外線照射装置の他の構成を示す原
理図である。
【図8】この発明の紫外線照射装置の他の構成を示す原
理図である。
【図9】この発明の紫外線照射装置の他の構成を示す原
理図である。
【図10】従来の紫外線照射装置の構成を示す原理図で
ある。
【図11】従来の紫外線照射装置のワークに対する照度
分布を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1、31,41,41A 紫外線照射装置 2 楕円面反射鏡 3 楕円面反射鏡 4 筒状体 5 放電灯(光源) 6 中空管 7 異反射面 42 楕円面反射鏡 43 円曲面反射鏡

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の楕円面反射鏡とこの楕円面反射鏡に
    対向する他方の楕円面反射鏡とからなる筒状体と、前記
    筒状体の第1焦点軸に配置した光源と、前記筒状体の第
    2焦点軸に走行配置した線状あるいは棒状の長尺状のワ
    ークと、前記筒状体の楕円面反射鏡にその反射面と法線
    反射角度の異なる異反射面を形成したことを特徴とする
    紫外線照射装置。
  2. 【請求項2】一方の楕円面反射鏡と、この楕円面反射鏡
    に対向し、かつ、その楕円面反射鏡の第2焦点軸に、円
    曲面反射鏡の中心軸を合わせて構成した筒状体と、前記
    筒状体の楕円面反射鏡の第1焦点軸に光源を配置すると
    共に、前記円曲面反射鏡の中心軸に沿って、長尺状のワ
    ークを走行配置させることを特徴とする紫外線照射装
    置。
  3. 【請求項3】前記筒体内部でワークの配置位置を含む空
    間を、光透過部材で仕切り、その仕切られた側の空間に
    ワークの乾燥状態を変更する媒質を供給する請求項1ま
    たは2に記載の紫外線照射装置。
  4. 【請求項4】前記ワークの配置位置を仕切る光透過部材
    は、その形状を中空管に形成し、前記光源は、前記中空
    管の直径より大きな直径を有する放電灯を使用すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の紫外線照射
    装置。
  5. 【請求項5】楕円面反射鏡を対向して形成した筒状体の
    第1焦点軸に配置した光源から光照射し、前記筒状体の
    第2焦点軸に沿って所定速度で走行しているワークの表
    面に塗布した紫外線硬化材を硬化する際、前記楕円面反
    射鏡の少なくとも一部に設けた異反射面から、前記光源
    とは反対側のワークの側面に反射光を反射して照射する
    紫外線照射方法。
  6. 【請求項6】曲率の異なる曲面を有する一方と他方の反
    射鏡を対向させた筒状体の焦点軸の一方に、長尺状のワ
    ークを所定速度で、その焦点軸に沿って走行させると共
    に、他方の焦点軸に配置した放電灯から所定波長の紫外
    線を含む光線を照射し、前記ワークの通過に伴う振動に
    より、その焦点軸からワークがずれた場合に、その焦点
    軸を素通りした前記光線が前記反射鏡に反射して再びワ
    ークに光照射を行う紫外線照射方法。
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