JPH1053849A - 溶融めっき鋼帯の蛇行防止方法及び装置 - Google Patents

溶融めっき鋼帯の蛇行防止方法及び装置

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JPH1053849A
JPH1053849A JP22933996A JP22933996A JPH1053849A JP H1053849 A JPH1053849 A JP H1053849A JP 22933996 A JP22933996 A JP 22933996A JP 22933996 A JP22933996 A JP 22933996A JP H1053849 A JPH1053849 A JP H1053849A
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electromagnets
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Atsushi Kurobe
淳 黒部
Tatsuhiro Den
達博 傳
Shigeo Matsubara
茂雄 松原
Kazunari Nakamoto
一成 中本
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼帯の蛇行,振動,C反り等を抑制し、めっ
き付着量を均一化した溶融めっき鋼帯を得る。 【解決手段】 溶融めっき浴から引き上げられた鋼帯1
に付着している余剰の溶融めっき金属を搾り取る際、め
っき付着量制御装置の上方に配置した蛇行防止用電磁石
13R ,13L で蛇行量に応じた板幅中央方向への電磁
力FR ,FL を鋼帯1に作用させ、鋼帯1の蛇行を抑制
する。また、蛇行防止用電磁石13R ,13L の上方に
配置した位置制御用電磁石23U ,23D の電磁力FU
,FD で、鋼帯1の板幅方向の反りや振動を抑制す
る。板幅方向に反っている鋼帯に対しては、鋼帯1の幅
方向に沿って複数の位置制御用電磁石23U ,23D を
配列させ、各位置制御用電磁石23U ,23D と鋼帯表
面1との間の距離が同一となるように各位置制御用電磁
石23U ,23D で発生する電磁力FU ,FD を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、めっき付着量の変動に
影響を及ぼす鋼帯の蛇行,振動等を防止し、めっき付着
量を均一化させる方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続溶融めっきラインでは、図1に示す
ように、めっき原板である鋼帯1を還元性雰囲気に維持
された還元焼鈍炉2に搬送し、鋼帯1の表面を活性化し
た後、還元焼鈍炉2からスナウト3を経てめっき浴4に
送り込んでいる。鋼帯1は、めっき浴4に浸漬されてい
るシンクロール5を周回し、進行方向を上向きに変更さ
れる。次いで、鋼帯1は、サポートロール6を経由して
めっき浴4から送り出され、ガスワイピング装置7等に
よりめっき付着量が調整される。そして、溶融めっきさ
れた鋼帯1は、後工程に搬送される。
【0003】ガスワイピング装置7等によりめっき付着
量を調整しようとするとき、鋼帯1が蛇行したり、ガス
ワイピング装置7から鋼帯1の表面までの距離が変わる
と、鋼帯表面に吹き付けられるガスの圧力等の過剰めっ
き金属除去作用が変動し、めっき付着量が不規則に変化
する。ガスワイピング装置7から鋼帯1の表面までの距
離が変動する要因には、高速走行している鋼帯1のバタ
ツキ等の振動,板幅方向の反り等が掲げられる。そこ
で、特開昭62−167163号公報では、気体圧によ
って鋼帯を浮遊支持した状態で、鋼帯幅方向のズレ量に
比例して強度が変化する移動磁場を印加することによ
り、めっき浴から引き上げられた鋼帯の蛇行を防止する
ことが紹介されている。また、特開平6−31329号
公報,特開平6−31330号公報等では、幅方向の移
動磁場を鋼帯に印加する磁場発生装置の前後に流体パッ
ドを配置した設備構成を紹介している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動磁場で鋼帯
の蛇行を防止するとき、鋼帯幅方向に関するズレ量に応
じて大きな電磁力を発生させることが必要となる。しか
し、電磁力は、鋼帯幅方向のズレを解消するばかりでな
く、鋼帯自体を吸引することにも働く。磁気吸引力は磁
場発生装置に鋼帯が近付くほど大きくなるため、鋼帯の
表裏両面に配置している磁場発生装置の一方に鋼帯が近
付くと、より大きな磁気吸引力が発生し、最終的には磁
場発生装置又はその周辺機器に鋼帯表面が接触する。そ
の結果、得られるめっき鋼帯に表面疵等の欠陥が発生す
る。
【0005】鋼帯の磁気吸引は流体パッドから噴出する
流体の圧力を上げることにより防止できるが、吸引力が
高くなるほど高圧力が必要とされる。しかし、高圧力の
流体を鋼帯表面に吹き付けると、高圧流体が衝突したと
きに大きな衝撃音が発生し、作業環境が著しく悪化す
る。本発明は、このような問題を解消すべく案出された
ものであり、流体圧に替えて移動磁場の電磁力で鋼帯を
位置規制することにより、溶融めっき浴から引き上げら
れる鋼帯を正規の走行ラインに沿って走行させ、作業環
境を悪化させることなく、高精度でめっき付着量を制御
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の蛇行防止方法
は、その目的を達成するため、溶融めっき浴から引き上
げられた鋼帯に付着している余剰の溶融めっき金属を搾
り取る際、めっき付着量制御装置の上方に配置した蛇行
防止用電磁石で蛇行量に応じた板幅中央方向への電磁力
を鋼帯に作用させて蛇行を抑制すると共に、蛇行防止用
電磁石の上方に配置した位置制御用電磁石の電磁力で鋼
帯の板幅方向の反りや振動を抑制することを特徴とす
る。板幅方向に反っている鋼帯に対しては、鋼帯の幅方
向に沿って複数の位置制御用電磁石を配列させ、各位置
制御用電磁石と鋼帯表面との間の距離が同一となるよう
に各位置制御用電磁石で発生する電磁力を調整すること
が好ましい。
【0007】また、本発明の蛇行防止装置は、溶融めっ
き浴から引き上げられた鋼帯に付着している余剰の溶融
めっき金属を搾り取るめっき付着量制御装置の上方位置
で鋼帯の幅方向両端部近傍に配置された各一対の蛇行防
止用電磁石と、鋼帯の幅方向両端部近傍に配置され、幅
方向両端部を検出する各一対の蛇行検知センサーと、蛇
行検知センサーで検出された鋼帯の蛇行量が入力され、
蛇行量に応じた電磁力に必要な電流を演算して蛇行防止
用電磁石に出力する蛇行制御装置と、蛇行防止用電磁石
の上方位置で鋼帯の表裏両面に対向する位置制御用電磁
石と、鋼帯幅方向に関して位置制御用電磁石と同じ位置
関係で鋼帯の表裏両面に対向する位置センサーと、位置
センサーで検出された鋼帯の変位量が入力され、変位量
に応じた電磁力に必要な電流を演算して位置制御用電磁
石に出力する蛇行制御装置とを備えている。鋼帯の表裏
両面に対向する位置制御用電磁石を鋼帯の幅方向に沿っ
て複数個配列し、鋼帯幅方向に関して個々の位置制御用
電磁石と同じ位置関係で複数の位置センサーを鋼帯の表
裏両面に対向させた装置では、板幅方向の反りを矯正す
ることもできる。
【0008】
【実施の形態】本発明に従った蛇行防止装置は、溶融め
っき浴から引き上げられた鋼帯の走行ラインに関しめっ
き付着量制御装置より下流側に設けられ、図2に示す設
備構成をもっている。めっき付着量制御装置としては、
図1のガスワイピング装置7の外、電磁力で溶融状態の
めっき金属を絞る磁場発生機構を採用することもでき
る。この蛇行防止装置は、鋼帯1の幅方向端部を検出す
るため、一対の蛇行検知センサー11outR,11inR 及
び11outL,11inL を幅方向両端部に配置している。
鋼帯1の正規の通板ラインは、右側蛇行検知センサー1
outRと11inR との間及び左側蛇行検知センサー11
outLと11inL との間に板幅方向左右端部が位置するよ
うに設定される。センサー11outR,11inR 及び11
outL,11inL には、たとえば光センサー,渦流式セン
サー等が使用される。
【0009】蛇行検知センサー11outR, 11outLは、
鋼帯1が正規の通板ラインを走行しているとき、鋼帯1
の不存在を検出する。蛇行検知センサー11inR ,11
inLは、鋼帯1が正規の通板ラインを走行していると
き、鋼帯1の存在を検出する。蛇行検知センサー11
outR, 11outL及び11inR ,11inL でそれぞれ鋼帯
1の不存在及び存在が検出されたとき、正規の通板ライ
ンに沿って鋼帯1が走行していると判定される。鋼帯1
が何らかの原因で蛇行し、ズレ量が大きくなると、ずれ
た方の側にある蛇行検知センサー11outR又は11outL
で鋼帯1の幅方向端部が検出され、他側の蛇行検知セン
サー11inL 又は11inR で鋼帯1の不存在が検出され
る。検出された鋼帯1のズレは、検出信号として蛇行制
御装置12R ,12L に出力される。蛇行制御装置12
R ,12L では、入力されたズレ信号に応じて必要とす
る電磁力を演算し、蛇行防止用電磁石13R ,13L に
制御信号を出力する。蛇行防止用電磁石13R ,13L
は、供給電流に応じた強度の移動磁場を発生させ、鋼帯
1のズレを相殺する方向性の電磁力FR 又はFL を鋼帯
に印加する。その結果、鋼帯1は、蛇行が打ち消された
状態で通板される。
【0010】この方式によるとき、鋼帯1が僅かにずれ
た場合でも、そのズレを打ち消すように電磁力FR 又は
FL が働く。そのため、必要とする電磁力FR 又はFL
が小さく、小型の電磁石13R ,13L を使用すること
ができる。また、鋼帯1を電磁石13R ,13L 方向に
吸引する力も小さくなる。しかし、蛇行防止を打ち消す
電磁力FR 又はFL を発生させる電磁石13R ,13L
は、図2(a)に示すように鋼帯1の表裏両側に一対配
置されている。そのため、走行している鋼帯1にバタツ
キ等の表裏方向に関する変位があると、鋼帯1が接近し
た側にある電磁石13R ,13L の電磁力が大きく鋼帯
1に作用し、鋼帯1を電磁石13R ,13L に一層近付
けようとする。本発明にあっては、この表裏方向に関す
る鋼帯1の変位を位置センサー21,21・・で検出す
る。位置センサー21,21・・は、鋼帯1の幅方向に
沿って等間隔で複数個配列されている。各位置センサー
21,21・・で検出された鋼帯1の表面位置情報は、
位置制御装置22に出力される。位置制御装置22で
は、入力された鋼帯1の表面位置情報に応じて必要とす
る電磁力を演算し、鋼帯の表裏両側に配置された位置制
御用電磁石23U ,23D に出力する。位置制御用電磁
石23U ,23D は、供給電流に応じた強度の移動磁場
を発生させる電磁石であり、個々の位置センサー21,
21・・に対応して鋼帯1の幅方向に沿って等間隔で複
数個配列されている。
【0011】個々の電磁石23U ,23D は、位置セン
サー21,21・・で検出された鋼帯1の変位量に比例
した強度の移動磁場を発生させ、電磁力FU ,FD を鋼
帯1に作用させる。すなわち、走行中のバタツキによっ
て鋼帯1が片方の電磁石23U 又は23D から離間する
と、その離間状態に応じて大きな変位量が位置センサー
21,21・・で検出される。そこで、この変位量に比
例した電磁力FU 又はFD を鋼帯1に作用させると、電
磁力FU 又はFD で鋼帯1が電磁石23U 又は23D 側
に引っ張られ、変位が矯正される。そのため、電磁石1
3R ,13L や23R ,23L 又はその周辺機器に鋼帯
1が接触することがなく、めっき鋼帯に表面疵が発生す
ることが防止される。このとき、板幅方向に沿って配置
された複数の電磁石23U ,23D の電磁力が合成され
て電磁力FU ,FD になるため、個々の電磁石23U ,
23D に小型の電磁石を使用しても、必要とする大きさ
の電磁力FU ,FD が得られる。
【0012】めっき浴から引き上げられる鋼帯1は、幅
方向に沿っていること(以下、C反りという)が多い。
C反りは、バタツキ等による変位量と同様に片方の電磁
石23U 又は23D で鋼帯1を吸引する原因となる。本
発明では、板幅方向に配置した複数個の電磁石23U ,
23D で発生させる電磁力FU ,FD の大きさを調節す
ることにより、C反りによるトラブルも解消される。た
とえば、図3に実線で示すように鋼帯1がC反りしてい
るとき、鋼帯1の板幅方向両端部に対向する電磁石23
U ,23U の電磁力を大きくし、電磁石23D ,23D
の電磁力を小さくする。また、板幅方向中央部に対向す
る電磁石23U ,23U の電磁力を小さくし、電磁石2
3D ,23D の電磁力を大きくする。これにより、鋼帯
1は、C反りした形状C0 から図3に二点鎖線で示した
フラットな形状C1 に矯正される。形状が矯正された鋼
帯1は、蛇行防止用電磁石13R ,13L や位置制御用
電磁石23R ,23L に吸引されなくなることは勿論、
ガスワイピング装置7等のめっき付着量制御装置による
溶融めっき金属の絞り作用を鋼帯1の幅方向に関して均
一化させる。その結果、めっき付着量が均一化された溶
融めっき鋼帯が得られる。また、C反りも矯正されるた
め、熱歪みのない溶融めっき鋼帯となる。
【0013】
【実施例】板厚0.8mm,板幅1200mmの普通鋼
帯を100m/分で温度460℃のZnめっき浴に導入
し、Znめっき浴から引き上げられた鋼帯に付着してい
る余剰の溶融めっき金属をガスワイピングにより搾り取
り、めっき付着量を90g/m2 に調整した。鋼帯の蛇
行は、ガスワイピング装置7(図1)から200mm離
れた上方に配置した電磁石13R ,13L の電磁力で規
制した。また、鋼帯の位置は、電磁石13R ,13L か
ら100mm離れた上方に配置した電磁石23U ,23
D の電磁力で制御した。何れの電磁石13R ,13L 及
び23U ,23D も、鋼帯までの距離を10mmに設定
した。蛇行防止用電磁石13R ,13L としては、高さ
100mm,幅400mmの電磁石を使用し、600ヘ
ルツの三相交流を供給した。供給電流は、鋼帯の蛇行量
に応じて1相当り0〜150Aの範囲で調整した。
【0014】位置制御用電磁石23U ,23D として
は、直径100mmで2000ターンの電磁石を鋼帯の
板幅方向に関して等間隔で5個(両面で合計10個)を
配列した。個々の電磁石23U ,23D に対しては、鋼
帯の振動及びC反りに応じて50〜200Aの直流電流
を供給した。この条件下で溶融めっきを行ったところ、
めっき中に鋼帯の蛇行やバタツキが抑制された。また、
目付け量の板幅方向に関するバラツキは、目標目付け量
90g/m2 に対して±10g/m2 の範囲に抑えられ
ていた。鋼帯の蛇行量も、±3mm以内に抑えられてい
た。これは、調整された電磁力FR ,FL 及びFU ,F
D が効率よく蛇行,バタツキ,C反りを抑制し、ワイピ
ング作用を板幅方向に関して均一化させた結果である。
これに対し、C反り矯正用の電磁力FU ,FD を制御し
なかった場合、板幅方向に関するめっき付着量のバラツ
キを±20g/m2 に抑えることが限界であった。ま
た、蛇行防止用の電磁力FR ,FL を印加しないと、鋼
帯が±10mmと大きく蛇行し、安定条件下でめっき付
着量制御ができなかった。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、溶融めっき浴から引き上げられた鋼帯から余剰の溶
融めっき金属を搾り取ってめっき付着量を調整する際、
鋼帯の蛇行を打ち消す電磁力を作用させると共に、正規
の通板ラインに沿って鋼帯が走行するように鋼帯表面方
向に電磁力を作用させている。これにより、片方の電磁
石に鋼帯が接近することが防止され、電磁石又はその周
辺機器との接触に起因する疵をめっき鋼帯の表面に発生
させることなく、良好な表面性状をもち、めっき付着量
が均一化された溶融めっき鋼帯が製造される。また、使
用する電磁石も小型なものですむため、設備負担も少な
く、従来法に比較して大幅に静寂な作業環境下での溶融
めっきが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 溶融めっき設備のめっき付着量を制御する説
明図
【図2】 本発明に従った蛇行防止装置を鋼帯板幅方向
(a)及び板厚方向(b)に見た図
【図3】 C反り矯正の説明図
【符号の説明】
1:鋼帯 2:還元焼鈍炉 3:スナウト 4:
めっき浴 5:シンクロール 6:サポートロール
7:ガスワイピング装置 11outR,11inR ,11outL,11inL :蛇行検知セ
ンサー 12R ,12L :蛇行制御装置 13R ,13L :
蛇行防止用電磁石 21,21・・:位置センサー 22:位置制御装
置 23U ,23D :位置制御用電磁石 FR ,FL :鋼帯の蛇行を規制する電磁力 FU ,FD :鋼帯表面に直行する方向に関する鋼帯の変
位を規制する電磁力 S0 :C反りのある鋼帯のプロフィール S1 :形状矯正した鋼帯のプロフィール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 一成 兵庫県尼崎市鶴町1番地 日新製鋼株式会 社技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融めっき浴から引き上げられた鋼帯に
    付着している余剰の溶融めっき金属を搾り取る際、めっ
    き付着量制御装置の上方に配置した蛇行防止用電磁石で
    蛇行量に応じた板幅中央方向への電磁力を鋼帯に作用さ
    せて蛇行を抑制すると共に、蛇行防止用電磁石の上方に
    配置した位置制御用電磁石の電磁力で鋼帯の板幅方向の
    反りや振動を抑制することを特徴とする溶融めっき鋼帯
    の蛇行防止方法。
  2. 【請求項2】 鋼帯の幅方向に沿って複数の位置制御用
    電磁石を配列し、各位置制御用電磁石と鋼帯表面との間
    の距離が同一となるように各位置制御用電磁石で発生す
    る電磁力を調整する請求項1記載の溶融めっき鋼帯の蛇
    行防止方法。
  3. 【請求項3】 溶融めっき浴から引き上げられた鋼帯に
    付着している余剰の溶融めっき金属を搾り取るめっき付
    着量制御装置の上方位置で鋼帯の幅方向両端部近傍に配
    置された各一対の蛇行防止用電磁石と、鋼帯の幅方向両
    端部近傍に配置され、幅方向両端部を検出する各一対の
    蛇行検知センサーと、蛇行検知センサーで検出された鋼
    帯の蛇行量が入力され、蛇行量に応じた電磁力に必要な
    電流を演算して蛇行防止用電磁石に出力する蛇行制御装
    置と、蛇行防止用電磁石の上方位置で鋼帯の表裏両面に
    対向する位置制御用電磁石と、鋼帯幅方向に関して位置
    制御用電磁石と同じ位置関係で鋼帯の表裏両面に対向す
    る位置センサーと、位置センサーで検出された鋼帯の変
    位量が入力され、変位量に応じた電磁力に必要な電流を
    演算して位置制御用電磁石に出力する蛇行制御装置とを
    備えている溶融めっき鋼帯の蛇行防止装置。
  4. 【請求項4】 鋼帯の表裏両面に対向する位置制御用電
    磁石を鋼帯の幅方向に沿って複数個配列し、鋼帯幅方向
    に関して個々の位置制御用電磁石と同じ位置関係で複数
    の位置センサーを鋼帯の表裏両面に対向させている請求
    項3記載の溶融めっき鋼帯の蛇行防止装置。
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