JPH1051766A - 画像符号化データ変換装置 - Google Patents

画像符号化データ変換装置

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JPH1051766A
JPH1051766A JP20622696A JP20622696A JPH1051766A JP H1051766 A JPH1051766 A JP H1051766A JP 20622696 A JP20622696 A JP 20622696A JP 20622696 A JP20622696 A JP 20622696A JP H1051766 A JPH1051766 A JP H1051766A
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JP20622696A
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Hirobumi Nishikawa
博文 西川
Kotaro Asai
光太郎 浅井
Atsumichi Murakami
篤道 村上
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像符号化データを一旦復号した後、その復
号画像信号の内容に関係なく再度符号化処理を施してい
るため、変換後の画質が劣化し、変換処理の遅延が増大
して、装置規模が拡大するなどの課題があった。 【解決手段】 画像符号化データ解析部310にて、第
1の画像符号化データ220に第1のディジタル信号処
理を施して信号処理後の符号化データ221を生成し、
その信号処理後の符号化データと第1の画像符号化デー
タに関する複数個の情報222を画像符号化データ合成
部320に入力して、第1の画像符号化データに関する
複数個の情報に基づいて信号処理後の符号化データに第
2のディジタル信号処理を施し、第2の画像符号化デー
タ240を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル化さ
れた入力画像信号に符号化処理を施して得られた第1の
画像符号化データを入力とし、この第1の画像符号化デ
ータにディジタル信号処理を施して第2の画像符号化デ
ータを出力する画像符号化データ変換装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図16は例えば、特開平2−17918
6号公報に示された従来の画像符号化データ変換装置を
示すブロック図であり、多地点間テレビ会議システムに
ついて例示している。図において、1は発信局、2は中
継局、3は着信局であり、10はそれら各局の画像符号
化器、20は画像復号器である。また、101は入力画
像、102は画像符号化データ、103は復号画像信
号、104は画像再符号化データ、105は復号画像信
号である。
【0003】次に動作について説明する。発信局1の画
像符号化器10で入力された入力画像101に対して符
号化処理を施し、得られた画像符号化データ102を中
継局2に送る。中継局2ではその画像符号化データ10
2を画像復号器20で受け取ってそれに復号処理を施
し、得られた復号画像信号103に対して画像符号化器
10により再度の符号化処理を施して画像再符号化デー
タ104を生成する。このようにして、再度の符号化処
理によって生成された画像再符号化データ104は着信
局3に送られ、着信局3ではこの中継局2で中継された
画像再符号化データ104に対して画像復号器20で復
号処理を施し、復号画像信号105として利用する。
【0004】このような復号中継機能をもつ中継局2を
用いてテレビ会議をする場合、発信局1および着信局3
との間で符号化方式が異なる場合には、符号化データ発
生量や各種パラメータ(画像サイズやフレームレートな
ど)を変更するために、中継局2では受け取った画像符
号化データ102を一旦復号して復号画像信号103を
得た後、それを画像再符号化データ104に再度符号化
することによって整合を図っている。
【0005】このように、上記従来の画像符号化データ
変換装置では、画像符号化データを中継したり複製した
りするために、それを一旦復号した後に再符号化処理を
経る方式をとっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像符号化デー
タ変換装置は以上のように構成されているので、画像符
号化データ102を中継したり変換するために、それを
一旦復号画像信号103に復号した後、復号画像信号1
03の内容に関係なく再度符号化処理を施す方式を採っ
ているため、変換後の復号画像信号105の画質が劣化
する、あるいは中継、変換処理における遅延が増大す
る、さらには装置規模が拡大するなどの課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、画質劣化を少なくし、処理遅延を
短縮し、装置規模を縮小し、かつ変換効率を向上させな
がら画像符号化データの変換を行うことができる画像符
号化データ変換装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る画像符号化データ変換装置は、画像符号化データ解析
部において、第1の画像符号化データに第1のディジタ
ル信号処理を施して信号処理後の符号化データを生成す
るとともに、画像符号化データ合成部において、その信
号処理後の符号化データと第1の画像符号化データに関
する複数個の情報を用い、その第1の画像符号化データ
に関する複数個の情報に基づいて信号処理後の符号化デ
ータに第2のディジタル信号処理を施して、第2の画像
符号化データを生成するようにしたものである。
【0009】請求項2記載の発明に係る画像符号化デー
タ変換装置は、第1の画像符号化データより信号処理後
の符号化データを生成する過程で、第1の画像符号化デ
ータに関する複数個の情報を抽出して画像符号化データ
合成部に入力する機能を画像符号化データ解析部に持た
せたものである。
【0010】請求項3記載の発明に係る画像符号化デー
タ変換装置は、分離部を設けて、第1の画像符号化デー
タに合成されて送られてくる、第1の画像符号化データ
を生成する際に使用された当該第1の画像符号化データ
からは抽出できない第1の画像符号化データに関する複
数個の情報を、その第1の画像符号化データから分離
し、それを用いて画像符号化データ合成部が第2の画像
符号化データを生成するようにしたものである。
【0011】請求項4記載の発明に係る画像符号化デー
タ変換装置は、情報抽出推定部を設けて、画像符号化デ
ータ解析部が第1の画像符号化データを画像復号して信
号処理後の符号化データとして出力する画像データよ
り、第2のディジタル信号処理に必要な第1の画像符号
化データに関する複数個の情報を抽出もしくは推定し、
それを用いて画像符号化データ合成部が第2の画像符号
化データを生成するようにしたものである。
【0012】請求項5記載の発明に係る画像符号化デー
タ変換装置は、画像符号化データ解析部に入力される第
1の画像符号化データのデータ量とは異なったデータ量
を有する第2の画像符号化データ画像を符号化データ合
成部より生成するようにしたものである。
【0013】請求項6記載の発明に係る画像符号化デー
タ変換装置は、第1の画像符号化データのデータ量とは
異なったデータ量を有する第2の画像符号化データを画
像符号化データ合成部より生成する際、入力画像信号よ
り第1の画像符号化データを生成するのための符号化処
理、および第2の画像符号化データより復号画像信号を
生成するための復号処理を、変換処理と量子化処理とを
含む変換符号化を基本とした符号化処理に対応するもの
としたものである。
【0014】請求項7記載の発明に係る画像符号化デー
タ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設けて、画像
符号化データ解析部で抽出された変換係数あるいは量子
化インデックスの一部を削減するとともに、変換するデ
ータ量の比率に応じて変換係数あるいは量子化インデッ
クスの補正を行うようにしたものである。
【0015】請求項8記載の発明に係る画像符号化デー
タ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設けて、削減
対象の変換係数あるいは量子化インデックスと近隣の変
換係数あるいは量子化インデックスの関連性に基づく重
み付けを行った上で、削除対象の変換係数あるいは量子
化インデックスを削減するようにしたものである。
【0016】請求項9記載の発明に係る画像符号化デー
タ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設けて、画像
符号化データ解析部で抽出された変換係数あるいは量子
化インデックスに、変換するデータ量の比率に応じた補
正を行った新たな変換係数あるいは量子化インデックス
を追加するようにしたものである。
【0017】請求項10記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設けて、追
加対象およびその近隣の変換係数あるいは量子化インデ
ックスを含めた変換係数あるいは量子化インデックス予
測を行って、画像符号化データ解析部で抽出された変換
係数あるいは量子化インデックスに新たな変換係数ある
いは量子化インデックスの追加を行うようにしたもので
ある。
【0018】請求項11記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設けて、画
像符号化データ解析部にて得られる画像タイプが、今後
の符号化において予測に使用されない画像を示す場合、
画像符号化データ解析部で抽出された変換係数あるいは
量子化インデックスの一部を削減する際の削減比率を高
くするようにしたものである。
【0019】請求項12記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設けて、画
像符号化データ解析部にて得られる画像タイプが、今後
の符号化において予測に使用される画像を示す場合、画
像符号化データ解析部で抽出された変換係数あるいは量
子化インデックスの一部を削減する際の削減比率を低く
するようにしたものである。
【0020】請求項13記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設けて、今
後の符号化において予測に使用される画像タイプの場合
であっても、今後の符号化において予測に使用されない
画像ブロックである場合、画像符号化データ解析部で抽
出された変換係数あるいは量子化インデックスの一部を
削減する際の削減比率を高くするようにしたものであ
る。
【0021】請求項14記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、画像符号化データ解析部に入力される
第1の画像符号化データの復号処理手順とは異なった復
号処理手順を有する第2の画像符号化データを画像符号
化データ合成部より生成するようにしたものである。
【0022】請求項15記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、符号化パラメータ補正/変換部を設け
て、画像符号化データ解析部の抽出した各種符号化パラ
メータの表現形式を、第1の画像符号化データの復号処
理手順における表現形式から第2の画像符号化データの
復号処理手順における表現形式に変換するようにしたも
のである。
【0023】請求項16記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、画像符号化データ解析部に入力される
第1の画像符号化データに含まれる画像サイズとは時間
的あるいは空間的に異なった画像サイズを含む第2の画
像符号化データを画像符号化データ合成部より生成する
ようにしたものである。
【0024】請求項17記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、第1の画像符号化データに含まれる画
像サイズとは時間的あるいは空間的に異なった画像サイ
ズを含む第2の画像符号化データを画像符号化データ合
成部より生成する際、入力画像信号より第1の画像符号
化データを生成するのための符号化処理、および第2の
画像符号化データより復号画像信号を生成するための復
号処理を、動き予測補償処理、変換処理、および量子化
処理を含む変換符号化を基本とした符号化処理に対応す
るものとしたものである。
【0025】請求項18記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設け、変換
する画像サイズの比率に応じた補正を行って、画像符号
化データ解析部で抽出された変換係数あるいは量子化イ
ンデックスの増減を行うようにしたものである。
【0026】請求項19記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、係数削除/追加/補正部を設けて、変
換する画像サイズの比率に応じて画像符号化データ解析
部で抽出された動きベクトルの大きさを補正するように
したものである。
【0027】請求項20記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、画像符号化データ解析部に入力される
第1の画像符号化データに含まれる画像信号の時間的な
並びとは異なる画像信号の時間的な並びを含む第2の画
像符号化データを画像符号化データ合成部より生成する
ようにしたものである。
【0028】請求項21記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、第1の画像符号化データに含まれる画
像信号の時間的な並びとは異なる画像信号の時間的な並
びを含む第2の画像符号化データを画像符号化データ合
成部より生成する際、入力画像信号より第1の画像符号
化データを生成するのための符号化処理、および第2の
画像符号化データより復号画像信号を生成するための復
号処理を、動き予測補償処理、変換処理、および量子化
処理を含む変換符号化を基本とした符号化処理に対応す
るものとしたものである。
【0029】請求項22記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、動き探索部を設けて、変換する画像の
並び情報に応じて画像符号化データ解析部で抽出された
動きベクトルの大きさを推定するようにしたものであ
る。
【0030】請求項23記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、それを復号したときの単位時間あたり
に含まれる復号画像信号の枚数が、画像符号化データ解
析部に入力される第1の画像符号化データのそれとは異
なる第2の画像符号化データを画像符号化データ合成部
より生成するようにしたものである。
【0031】請求項24記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、第1の画像符号化データに関する複数
個の情報として量子化パラメータを抽出または推定する
ようにしたものである。
【0032】請求項25記載の発明に係る画像符号化デ
ータ変換装置は、量子化器推定部を設けて、第1の画像
復号データを生成した際の量子化パラメータを、画像符
号化データ解析部の出力する復号画像より推定するよう
にしたものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による画
像符号化データ変換装置を、当該画像符号化データ変換
装置でディジタル信号処理される入力画像信号を符号化
処理する符号化処理装置と、当該画像符号化データ変換
装置で処理された画像符号化データの復号処理を行う復
号処理装置とともに示したブロック図である。図におい
て、30は画像符号化データ変換装置、40は符号化処
理装置、50は復号処理装置であり、200は符号化処
理装置40に入力されるディジタル化された入力画像信
号、220は符号化処理装置40にてその入力画像信号
200に符号化処理を施すことによって得られた第1の
画像符号化データ、240は画像符号化データ変換装置
30にてその第1の画像符号化データ220にディジタ
ル信号処理を施すことによって得られた第2の画像符号
化データ、250は復号処理装置50にてその第2の画
像符号化データ240を復号することによって得られた
復号画像信号である。
【0034】また、画像符号化データ変換装置30内に
おいて、310は符号化処理装置40からの第1の画像
符号化データ220に対して第1のディジタル信号処理
を施す画像符号化データ解析部であり、320はこの画
像符号化データ解析部310の出力する信号処理後の符
号化データと、第1の画像符号化データに関する複数個
の情報を受け取り、その信号処理後の符号化データに対
して、第1の画像符号化データに関する複数個の情報に
基づいた第2のディジタル信号処理を施すことによって
第2の画像符号化データ240を生成する画像符号化デ
ータ合成部である。なお、221は前記画像符号化デー
タ解析部310から画像符号化データ合成部320に送
られる信号処理後の符号化データ、222は同じく第1
の画像符号化データに関する複数個の情報であり、22
3は画像符号化データ合成部320に入力される、変換
するデータ量、変換する画像サイズなどの変換を指示す
る情報である。
【0035】さらに、符号化処理装置40内において、
401は離散コサイン変換(以下DCTという)などの
演算を実施して入力画像信号200より変換係数を生成
する変換器、402はこの変換器401で生成された変
換係数にスカラ量子化処理を施して量子化インデックス
を生成する量子化器であり、403はこの量子化器40
2の生成した量子化インデックスに対してハフマン符号
等による可変長符号化処理を施して第1の画像符号化デ
ータ220を生成する可変長符号化器である。また、復
号処理装置50内において、501は第2の画像符号化
データ240に対して可変長復号処理を施す可変長復号
器、502はこの可変長復号器501で復号された量子
化インデックスに対して逆スカラ量子化処理を施す逆量
子化器であり、503はこの逆量子化器502で逆量子
化された変換係数に対して、復号画像信号250を得る
ための逆DCT演算を施す逆変換器である。なお、この
符号化処理装置40、復号処理装置50としては、基本
的な機能を実現するための機器のみについて示されてい
る。
【0036】次に動作について説明する。ディジタル化
された入力画像信号200は、変換器401、量子化器
402および可変長符号化器403からなる符号化処理
装置40に入力され、符号化処理を施されて第1の画像
符号化データ220となる。以下、この符号化処理装置
40の動作について詳細に説明する。
【0037】図2は符号化処理装置40の動作を説明す
るための、具体的構成の一例を示すブロック図である。
なお、401は変換器、402は量子化器、403は可
変長符号化器であって、入力画像信号200を第1の画
像符号化データ220に符号化処理する基本機能を実現
しており、他の部分は動き補償予測の機能を実現するた
めに付加されたものである。図において、404は入力
画像信号200が格納される符号化対象現行フレームメ
モリであり、405はこの符号化対象現行フレームメモ
リ404から読み出された現行フレーム画像201よ
り、後述する動き補償予測器からの予測フレーム画像2
10を減算し、予測誤差フレーム画像202を生成する
減算器である。203は変換器401によるこの予測誤
差フレーム画像202のDCT演算の結果が出力される
変換係数であり、204は量子化器402によるこの変
換係数203のスカラ量子化によって生成されて、可変
長符号化器403に出力される量子化インデックス、2
05は同じく量子化パラメータである。406は量子化
器402より出力された量子化インデックス204の逆
量子化を行う逆量子化器、407はこの逆量子化器40
6による逆量子化にて得られた変換係数206に逆DC
T演算による逆変換処理を施す逆変換器であり、408
はこの逆変換器407による逆変換処理で生成された局
部予測誤差フレーム画像207と、後述する動き補償予
測器からの予測フレーム画像210とを加算する加算器
である。409は加算器408による加算結果である局
部復号フレーム画像208が格納される符号化済先行フ
レームメモリであり、410はこの符号化済先行フレー
ムメモリ409より読み出された先行フレーム画像20
9と符号化対象現行メモリフレーム404から読み出さ
れた現行フレーム画像201に基づいて、前記減算器4
05および加算器408への予測フレーム画像210
と、可変長符号化器403への動きベクトル211を生
成する動き補償予測器である。なお、可変長符号化器4
03はこの動きベクトル211と量子化器402からの
量子化パラメータ205および量子化器402からの量
子化インデックス204より第1の画像符号化データ2
20を生成している。
【0038】この図2に示すように構成された符号化処
理装置40においては、例えば、ISO(国際標準化機
構)とIEC(国際電気標準会議)の合同会議による国
際標準化方式MPEG1(Moving Pictur
es Expert Group1)に示すものとし
て、まずディジタル化された入力画像信号200を符号
化対象現行フレームメモリ404に蓄積し、この符号化
対象現行フレームメモリ404より読み出された符号化
対象の現行フレーム画像201を減算器405に入力
し、動き補償予測器410からの予測フレーム画像21
0との差を演算して予測誤差フレーム画像202を生成
する。次にこの予測誤差フレーム画像202に対して変
換器401でDCTの演算を施す変換処理を行って変換
係数203を生成する。次に量子化器402においてそ
の変換係数203に対する発生符号量の監視を行って、
それが一定になるようにするフィードバック制御、また
は入力画像信号200の分散などの測定によるフィード
フォーワード制御による量子化ステップに従ってスカラ
量子化処理を施す。このようにして量子化器402が生
成した量子化インデックス204に対して、次に可変長
符号化器403において、量子化器402の生成した量
子化パラメータ205や動き補償予測器410の生成し
た動きベクトル211とともに、ハフマン符号等による
可変長符号化処理を施して第1の画像符号化データ22
0を生成し、その第1の画像符号化データ220を通信
回線を介して伝送したり、CD−ROM(Compac
t Disk−Read Only Memory)や
ビデオテープなどによる蓄積メディアに記録したりす
る。
【0039】さらに、量子化器402にて生成された量
子化インデックス204を逆量子化器406において逆
量子化し、得られた変換係数206に対して逆変換器4
07で逆DCT演算を施す逆変換処理を行って、局部予
測誤差フレーム画像207を生成する。次にこのように
して得られた局部予測誤差フレーム画像207を加算器
408に入力し、動き補償予測器410からの予測フレ
ーム画像210と加算して局部復号フレーム画像208
を生成し、それを符号化済先行フレームメモリ409に
蓄積する。次に動き補償予測器410において、この符
号化済先行フレームメモリ409より読み出された符号
化済の先行フレーム画像209に対して、符号化対象現
行フレームメモリ404より読み出された現行フレーム
画像201を用いてパターンマッチング演算を施し、最
小誤差を与える動き補償済みの予測フレーム画像210
を生成し、それを減算器405および加算器408に出
力する。
【0040】ここで、MPEG1動き補償予測方式にお
いては図3に示すように、フレーム内符号化モード、前
方向動き補償フレーム間予測符号化モード、両方向動き
補償フレーム間予測符号化モードの3種類の符号化モー
ドがある。Iピクチャ(フレーム内符号化モードフレー
ム画像)F(0)とF(9)は動き補償予測をしない
(予測フレーム画像210を生成しない)。Iピクチャ
は動き補償予測の参照画像として使用するため復号画像
の画質を高める必要があり、一方で動き補償予測をしな
いため符号量はかなり多くなる。Pピクチャ(前方向動
き補償フレーム間予測符号化モードフレーム画像)F
(3)とF(6)は、時間的に前にある画像だけ(例え
ばF(3)に対するF(0)、F(6)に対するF
(3))を用いて動き補償予測を行う。Pピクチャは動
き補償予測の参照画像として使用することがあるため、
ある程度の復号画像の画質を高める必要がある。Bピク
チャ(両方向動き補償フレーム間予測符号化モードフレ
ーム画像)F(1)とF(2)とF(4)とF(5)と
F(7)とF(8)は、時間的に前後にある2つの画像
を用い動き補償予測を行う。Bピクチャは動き補償予測
の参照画像として使用しないため粗い量子化を行うこと
も可能である。このように、両方向から動き補償予測を
行うため、例えば一定の動きをもつシーケンスで前後の
IピクチャとPピクチャの画質が高ければ、動きベクト
ルだけで復号画像を得られ符号量は少なくて済む。
【0041】なお、符号化対象現行フレームメモリ40
4は図3に示す符号化モードをとる時、F(0)→F
(3)→F(1)→F(2)→F(6)→F(4)→F
(5)→F(9)→F(7)→F(8)の順序でフレー
ム画像を出力する。
【0042】画像符号化データ変換装置30は、この符
号化処理装置40が入力画像信号200に符号化処理を
施して生成した第1の画像符号化データ220を、「符
号化データの大きさ」、「符号化されている画像の大き
さ」、「異なる符号化方式」あるいは「画像の並び」の
いずれかを変換して、第2の画像符号化データ240を
新たに生成するものである。すなわち、符号化処理装置
40からの第1の画像符号化データ220を画像符号化
データ解析部310で受け取り、この画像符号化データ
解析部310においてその第1の画像符号化データ22
0を解析して信号処理後の符号化データ221を生成
し、この信号処理後の符号化データ221の生成過程に
おいて第1の画像符号化データに関する複数個の情報2
22を抽出して出力する。次に、画像符号化データ合成
部320にてこの信号処理後の符号化データ221と第
1の画像符号化データに関する複数個の情報222よ
り、第2の画像符号化データ240を新たに生成して復
号処理装置50に出力する。このように、この画像符号
化データ合成部320は画像符号化データ解析部310
と対になるものであり、画像符号化データ解析部310
が第1の画像符号化データ220の復号を途中まで行
う、画像復号器の一部と考えた場合、画像符号化データ
合成部320は画像符号化データ解析部310によって
途中までの復号が行われた信号処理後の符号化データ2
21の再符号化を行う、画像符号化器の一部と考えるこ
とができる。
【0043】以下、図面を参照しながら詳細に説明す
る。符号化処理装置40において、ディジタル化された
入力画像信号200であるディジタル動画像信号などを
符号化処理することによって得られた第1の画像符号化
データ220は、画像符号化データ変換装置30の画像
符号化データ解析部310に入力される。画像符号化デ
ータ解析部310はこの第1の画像符号化データ220
に対して可変長復号処理を施す機能や、復号された量子
化インデックスに対して逆量子化処理を施す機能などを
備えていて、第1の画像符号化データ220が入力され
るとその第1の画像符号化データ220を解析する。す
なわち、入力された第1の画像符号化データ220に対
して、上記可変長復号処理や逆量子化処理の機能を用い
て第1のディジタル信号処理を施し、当該第1のディジ
タル信号処理を行った結果である信号処理後の符号化デ
ータ221、およびこの第1のディジタル信号処理を行
う過程で第1の画像符号化データ220から抽出される
第1の画像符号化データに関する複数個の情報222
を、画像符号化データ合成部320に出力する。
【0044】一方、画像符号化データ合成部320はこ
の画像符号化データ解析部310からの信号処理後の符
号化データ221についてその変換係数の削除/追加/
補正などを行う係数修正処理を施す機能、係数修正が行
われたデータに対して量子化処理を施す機能、さらには
その量子化インデックスに対して可変長符号化処理を施
す機能などを備えている。信号処理後の符号化データ2
21、第1の画像符号化データに関する複数個の情報2
22、および変換を指示する情報223が入力される
と、画像符号化データ合成部320は当該信号処理後の
符号化データ221に対して、上記係数修正処理、量子
化処理、可変長符号化処理などの機能を用いて符号化デ
ータの合成処理を行う。すなわち、信号処理後の符号化
データ221に対して、第1の画像符号化データに関す
る複数個の情報222や変換を指示する情報223に基
づいた第2のディジタル信号処理を施し、当該第2のデ
ィジタル信号処理を行った結果である第2の画像符号化
データ240を生成する。ここで、画像符号化データ解
析部310が第1のディジタル信号処理を行う過程で第
1の画像符号化データ220より抽出した第1の画像符
号化データに関する複数個の情報222は、第1の画像
符号化データ220を画像に復号することなしにそれと
は別の第2の画像符号化データ240に変換する際に用
いられる。このようにして生成された第2の画像符号化
データ240は、通信回線を介して伝送されたり、CD
−ROMやビデオテープなどによる蓄積メディアに記録
されたりして、復号処理装置50に送られる。
【0045】このようにして通信回線を介して伝送した
り、CD−ROMやビデオテープなどによる蓄積メディ
アに記録された、伝送/記録情報としての第2の画像符
号化データ240は復号処理装置50において復号処理
され、復号画像信号250として出力される。すなわ
ち、この復号処理装置50は前述の符号化処理装置40
の逆過程を構成するものである。
【0046】図4は上記復号処理装置50の動作を説明
するための、具体的構成の一例を示すブロック図であ
る。なお、501は可変長復号器、502は逆量子化
器、503は逆変換器であって、第2の画像符号化デー
タ240を復号画像信号250に復号処理する基本機能
を実現しており、他の部分は動き補償予測の機能を実現
するために付加されたものである。図において、241
は可変長復号器501による第2の画像符号化データ2
40の可変長復号処理によって得られる量子化インデッ
クス、242は同じく量子化パラメータ、243は同じ
く復号動きベクトルであり、244は逆量子化器502
がその量子化インデックス241を逆量子化して生成し
た変換係数、245は逆変換器503がその変換係数2
44に逆DCT演算を施して生成した予測誤差フレーム
画像である。504はこの予測誤差フレーム画像245
と後述する動き補償予測器からの予測フレーム画像24
8との加算を行う加算器、246はこの加算器504よ
り出力される現行フレーム画像であり、505はこの現
行フレーム画像246が格納され、それが復号画像信号
250として読み出される復号対象現行フレームメモリ
である。506は現行フレーム画像246が格納され、
それが次のサイクルで先行フレーム画像247として読
み出される復号済先行フレームメモリであり、507は
この先行フレーム画像247および現行フレーム画像2
46より、可変長復号器501からの復号動きベクトル
243に基づいて、前記加算器504への予測フレーム
画像248を生成する動き補償予測回路である。
【0047】この図4に示すように構成された復号処理
装置50では、画像符号化データ変換装置30において
第1の画像符号化データ220に第1および第2のディ
ジタル信号処理を施すことによって生成され、通信回線
を介して伝送したり、CD−ROMやビデオテープなど
による蓄積メディアに記録された第2の画像符号化デー
タ240がその可変長復号器501に入力される。可変
長復号器501では入力された第2の画像符号化データ
240に対して可変長復号処理を施し、量子化インデッ
クス241に復号するとともに、量子化パラメータ24
2と復号動きベクトル243を生成する。次にこの可変
長復号器501で復号された量子化インデックス241
に対して、逆量子化器502で可変長復号器501から
の復号量子化パラメータ242に従って逆スカラ量子化
処理を施し、逆量子化された変換係数244を得る。次
にこの逆量子化器502で逆量子化された変換係数24
4に対して逆変換器503で逆DCT演算を施し、予測
誤差フレーム画像245を生成する。次にこの逆変換器
503で逆変換された予測誤差フレーム画像245を加
算器504に入力し、動き補償予測器507からの予測
フレーム画像248と加算して復号対象の現行フレーム
画像246を生成する。この現行フレーム画像246は
復号対象現行フレームメモリ505に蓄積され、復号対
象現行フレームメモリ505より復号画像信号250と
して読み出されて出力される。さらにこの現行フレーム
画像246は復号済先行フレームメモリ506にも蓄積
されており、それが次のフレームの動き補償予測時に復
号済の先行フレーム画像247として読み出され、動き
補償予測器507に送られる。動き補償予測器507で
は、この復号済の先行フレーム画像247と加算器50
4の出力する現行フレーム画像246より、可変長復号
器501からの復号動きベクトル243に従って、加算
器504への予測フレーム画像248を生成する。
【0048】なお、上記説明では、符号化処理装置40
および復号処理装置50において動き補償予測処理を行
う場合について説明したが、当該動き補償予測処理を割
愛してもかまわない。
【0049】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、第2の画像符号化データ240を生成するための第
2のディジタル信号処理に際して、第1の画像符号化デ
ータ220に第1のディジタル信号処理を施す過程で抽
出された第1の画像符号化データに関する複数個の信号
222を用いているので、当該第2のディジタル信号処
理のために特別な情報を付属させる必要がなく、無駄な
情報を必要としない情報量的に効率のよいものとなる効
果がある。
【0050】実施の形態2.上記実施の形態1では、第
1の画像符号化データ220に第1のディジタル信号処
理を施す過程で抽出された第1の画像符号化データに関
する複数個の信号222を用いて、信号処理後の符号化
データ221に第2のディジタル信号処理を施して第2
の符号化データ240を生成するものについて説明した
が、符号化処理装置40が入力画像信号200に符号化
処理を施して第1のディジタル符号化信号220を生成
する際に使用した、画像符号化データ変換装置30にお
ける第1の画像符号化データ220に第1のディジタル
信号処理を施す過程では抽出できない情報を、第1の画
像符号化データ220に合成して画像符号化データ変換
装置30に送り、画像符号化データ変換装置30ではそ
れを第1の画像符号化データ220から分離して、当該
第1の画像符号化データに関する複数個の情報として、
第1の画像符号化データ220に第2のディジタル信号
処理を施す際に用いるようにしてもよい。
【0051】図5はそのようなこの発明の実施の形態2
による画像符号化データ変換装置30を、符号化処理装
置40および復号処理装置50とともに示したブロック
図であり、実施の形態1の各部に相当する部分には図1
と同一符号を付してその説明を省略する。図において、
404は符号化処理装置40内に設けられ、当該符号化
処理装置40が入力画像信号200に符号化処理を施す
際、変換器401、量子化器402にて使用された、画
像符号化データ変換装置30における第1の画像符号化
データ220に第1のディジタル信号処理を施す過程に
おいては抽出できない情報を、可変長符号化器403よ
り出力される第1の画像符号化データ220に合成する
合成部であり、260はこの合成部404より出力され
る合成データである。340は画像符号化データ変換装
置30内に設けられ、符号化処理装置40から送られて
きた合成データ260より、第1の画像符号化データ2
20と第1のディジタル信号処理の過程においては抽出
できない情報との分離を行う分離部であり、224がそ
の第1のディジタル信号処理の過程においては抽出でき
ない情報による第1の画像符号化データに関する複数個
の情報である。なお、分離部340で分離された第1の
画像符号化データ220は画像符号化データ解析部31
0に、第1の画像符号化データに関する複数個の情報2
24は画像符号化合成部データ320にそれぞれ入力さ
れる。
【0052】次に動作について説明する。ここで、符号
化処理装置40は基本的には実施の形態1におけるそれ
と同様に動作し、ディジタル化された入力画像信号20
0に符号化処理を施して第1の画像符号化データ220
を得る。ただし、その符号化処理に際して変換器401
および量子化器402にて使用した、画像符号化データ
変換装置30における第1の画像符号化データ220に
第1のディジタル信号処理を施す過程では抽出できない
情報を合成部404に送り、合成部404においてそれ
を可変長符号化器403より出力された第1の画像符号
化データ220と合成して合成データ260を生成し、
その合成データ260を画像符号化データ変換装置30
に送っている点で、実施の形態1の場合とは異なってい
る。なお、この変換器401および量子化器402より
出力される、画像符号化データ変換装置30における第
1の画像符号化データ220に第1のディジタル信号処
理を施す過程では抽出できない情報は、適用されている
符号化方式によって異なるものであり、例えばMPEG
1を想定した場合には、変換器401からは変換器の種
類を決めたときに使用したパラメータが出力され、量子
化器402からは量子化の特性を決定したときに使用し
たパラメータが出力される。
【0053】画像符号化データ変換装置30ではこのよ
うにして符号化処理装置40より送られてくる合成デー
タ260を受けると、分離部340において、それを第
1の画像符号化データ220と、第1のディジタル信号
処理の過程においては抽出できない情報による第1の画
像符号化データに関する複数個の情報224とに分離す
る。そして、分離された第1の画像符号化データ220
は分離部340より画像符号化データ解析部310に入
力され、画像符号化データ解析部310はその第1の画
像符号化データ220に対して第1のディジタル信号処
理を施して、当該第1のディジタル信号処理を行った結
果である信号処理後の符号化データ221を画像符号化
データ合成部320に出力する。従って、この場合も、
画像符号化データ解析部310は画像復号器の一部と考
えることができる。一方、分離部340で分離された第
1の画像符号化データに関する複数個の情報224は画
像符号化データ合成部320に入力される。この画像符
号化データ合成部320は画像符号化データ解析部31
0と対になるもので、これら信号処理後の符号化データ
221と第1の画像符号化データに関する複数個の情報
224が入力されると、変換するデータ量や変換する画
像サイズなどを規定している変換を指示する情報223
に従って第2のディジタル信号処理を施して符号化デー
タの合成処理を行う。従って、この場合も、画像符号化
データ合成部320は画像符号化器の一部と考えること
ができる。なお、この画像符号化データ合成部320に
おける符号化データの合成処理は、画像符号化データ解
析部310の抽出した第1の画像符号化データに関する
複数個の情報222の代わりに、分離部340が合成デ
ータ260より分離した第1の画像符号化データに関す
る複数個の情報224が用いられて、実施の形態1の場
合と同様に行われる。ここで、この第1の画像符号化デ
ータに関する複数個の情報224は、第1の画像符号化
データ220を画像に復号することなしにそれとは別の
第2の画像符号化データ240に変換する際に用いられ
るものであるが、第2の画像符号化データ240を生成
する際に、第1の画像符号化データに関する複数個の情
報222よりも画質を向上させるために利用できる情報
である。この第2のディジタル信号処理を行った結果生
成された第2の画像符号化データ240は、通信回線を
介して伝送されたり、CD−ROMやビデオテープなど
による蓄積メディアに記録されたりする。この第2の画
像符号化データ240は復号処理装置50に入力され、
実施の形態1の場合とまったく同様にして復号画像信号
250に復号処理される。
【0054】このように、この実施の形態2において
は、画像符号化データ合成部320における第2のディ
ジタル信号処理のために、第1のディジタル信号処理の
過程においては抽出できない情報による第1の画像符号
化データに関する複数個の情報224を用いているの
で、それを用いていない場合に比べて効率のよい変換を
行うことができる可能性があるという効果がある。
【0055】実施の形態3.上記各実施の形態では、画
像符号化データ解析部310を画像復号器の一部、画像
符号化データ合成部320を画像符号化器の一部とし
て、第1の画像符号化データ220に第1のディジタル
信号処理を施す過程で抽出された第1の画像符号化デー
タに関する複数個の情報222、あるいは符号化処理装
置40において第1の画像符号化データ220に合成さ
れた、第1のディジタル信号処理の過程においては抽出
できない情報による第1の画像符号化データに関する複
数個の情報224を用いて、信号処理後の符号化データ
221に第2のディジタル信号処理を施し、第2の画像
符号化データ240を生成するものについて説明した
が、画像符号化データ解析部310を画像復号器そのも
の、画像符号化データ合成部320を画像符号化器その
ものとして、第1の画像符号化データ220に第1のデ
ィジタル信号処理を施して復号することによって得られ
た信号処理後の符号化データ221より、当該信号処理
後の符号化データ221の再符号化のために必要な情報
を抽出もしくは推定し、それを第1の画像符号化データ
に関する複数個の情報として、第1の画像符号化データ
220に第2のディジタル信号処理を施す際に用いるよ
うにしてもよい。
【0056】図6はそのようなこの発明の実施の形態3
による画像符号化データ変換装置30を、符号化処理装
置40および復号処理装置50とともに示したブロック
図であり、実施の形態1の各部に相当する部分には図1
と同一符号を付してその説明を省略する。図において、
350は画像符号化データ解析部310が第1の画像符
号化データ220に第1のディジタル信号処理を施すこ
とによって復号した信号処理後の符号化データ221よ
り、当該信号処理後の符号化データ221に第2のディ
ジタル信号処理を施して再符号化するために必要な情報
を抽出もしくは推定し、それを第1の画像符号化データ
に関する複数個の情報として画像符号化データ合成部3
20に送る情報抽出推定部であり、225はこの情報抽
出推定部350より出力される第1の画像符号化データ
に関する複数個の情報である。
【0057】次に動作について説明する。なお、符号化
処理装置40が入力画像信号200に符号化処理を施し
て第1の画像符号化データ220を生成するまでの過
程、および復号処理装置50が第2の画像符号化データ
240に復号処理を施して復号画像信号250を生成す
るまでの過程は、実施の形態1の場合と同様であるため
その説明は省略し、ここでは画像符号化データ変換装置
30の動作について説明する。
【0058】画像符号化データ変換装置30は符号化処
理装置40より第1の画像符号化データ220を受ける
と、画像符号化データ解析部310において、その入力
された第1の画像符号化データ220に対して第1のデ
ィジタル信号処理を施してそれを復号し、その復号され
た画像データを信号処理後の符号化データ221として
情報抽出推定部350および画像符号化データ合成部3
20に出力する。情報抽出推定部350では、この画像
符号化データ解析部310より入力された信号処理後の
符号化データ221から、画像符号化データ合成部32
0における第2のディジタル信号処理に必要な、第1の
画像符号化データに関する複数個の情報225を抽出も
しくは推定し、それを画像符号化データ合成部320に
出力する。画像符号化データ合成部320にはこの第1
の画像符号化データに関する複数個の情報225および
画像符号化データ解析部310からの信号処理後の符号
化データ221とともに、変換するデータ量や変換する
画像サイズなどを規定している変換を指示する情報22
3が入力されており、画像符号化データ合成部320は
これらの情報に基づいて、信号処理後の符号化データ2
21に第2のディジタル信号処理を施して画像符号化処
理を行い、第2の画像符号化データ240を生成する。
ここで、情報抽出推定部350が信号処理後の画像符号
化データ221より抽出もしくは推定した第1の画像符
号化データに関する複数個の情報225は、第1の画像
符号化データ220を画像に復号してから、再度それと
は別の第2の画像符号化データ240を構築する際に用
いられる。このようにして生成された第2の画像符号化
データ240は、当該画像符号化データ変換装置30よ
り復号処理装置50に出力される。
【0059】このように、この実施の形態3によれば、
入力された第1の画像符号化データ220より一旦復号
された信号処理後の符号化データ221から、画像符号
化データ合成部320における第2のディジタル信号処
理に必要な、第1の画像符号化データ220に関する複
数個の情報225を抽出もしくは推定しているため、復
号に際して特別な処理を行うことが不要であるため、画
像符号化データ変換装置30の構成が単純化される効果
がある。
【0060】実施の形態4.図7は第1の画像符号化デ
ータ220と第2の画像符号化データ240との間でデ
ータ量を小さくする、この発明の実施の形態4における
画像符号化データ変換装置30を、画像符号化データ解
析部310と画像符号化データ合成部320の内部構成
について示したブロック図である。図において、311
は図示を省略した符号化処理装置40より入力された第
1の画像符号化データ220の可変長復号処理を行う可
変長復号器であり、226はこの可変長復号器311に
よる復号処理の結果が出力される量子化インデックスで
ある。312はこの量子化インデックス226に対して
逆量子化処理を施す逆量子化器、227はこの逆量子化
器312による逆量子化処理の結果が出力される変換係
数であり、この逆量子化された変換係数227は信号処
理後の符号化データ221として出力される。この実施
の形態4による画像符号化データ解析部310はこれら
可変長復号器311および逆量子化器312を含んでい
る。
【0061】また、321は変換するデータ量を規定し
ている変換を指示する情報223に基づいて、画像符号
化データ解析部310より信号処理後の符号化データ2
21として送られてくる逆量子化された変換係数227
について、その一部の削除、追加あるいは補正などの修
正を行う係数削除/追加/補正部であり、228はこの
係数削除/追加/補正部321による修正処理の結果が
出力される、修正処理後の変換係数である。322はこ
の修正処理後の変換係数228に対して量子化処理を施
す量子化部であり、229はこの量子化部322による
量子化処理の結果が出力される量子化インデックスであ
る。323はこの量子化インデックス229に対して符
号化処理を施し、得られた第2の画像符号化データ24
0の図示を省略した復号処理部50に出力する可変長符
号化器である。この実施の形態4による画像符号化デー
タ合成部320はこれら係数削除/追加/補正部32
1、量子化器322および可変長符号化器323を含ん
でいる。
【0062】次に動作について説明する。ここで、入力
画像信号200を符号化処理して第1の画像符号化デー
タ220を生成し、それをこの画像符号化データ変換装
置30に入力する符号化処理装置40(図示省略)と、
この画像符号化データ変換装置30が出力する第2の画
像符号化データ240を復号処理して復号画像信号25
0を生成する復号処理装置50(図示省略)とが、変換
処理と量子化処理を含む変換符号化を基本とした符号化
方式をとり、かつ画像符号化データ解析部310が復号
処理の一部である場合、画像符号化データ解析部310
において第1の画像符号化データ220を逆量子化する
ことによって変換係数あるいは量子化インデックスの抽
出を行い、その逆量子化された変換係数あるいは量子化
インデックスの一部を削除するとともに、変換するデー
タ量の比率に応じて残った変換係数あるいは量子化イン
デックスの補正を行う。これによって、単純に変換係数
あるいは量子化インデックスの一部を削除するのに比べ
て、逆変換後の画質を考慮したデータ量の変換が可能と
なる。
【0063】以下、図面を参照しながら具体的に説明す
る。可変長復号器311は第1の画像符号化データ22
0が入力されると、当該可変長復号器311があらかじ
め備えているテーブルを参照して可変長復号処理を実行
し、入力された第1の画像符号化データ220に対応し
た量子化インデックス260を出力する。このテーブル
の一例を次に示す。
【0064】
【表1】
【0065】上記テーブルには6個のデータについて、
その発生確率に応じたコードの割り振りがなされてお
り、発生確率が高いデータほど短いコードが割り当てら
れ、発生確率が低いデータほど長いコードが割り当てら
れている。これによって、量子化インデックスの発生確
率に従って長さの異なる符号化データの対応付けが行わ
れ、可変長復号器311による可変長復号処理は、この
ようなテーブルのコード(符号化データ)から対応する
データを抽出することによって行われる。
【0066】このようにして可変長復号器311より出
力された量子化インデックス226は逆量子化器312
に入力される。逆量子化器312では入力された量子化
インデックス226に対して可変長復号器311の出力
する量子化パラメータ(図示省略)に従って逆量子化処
理を施すことにより、逆量子化された変換係数227を
生成して、それを信号処理後の符号化データ221とし
て画像符号化データ合成部320に出力する。なお、こ
のディジタル処理における量子化は、一般に除算処理に
よって実現することが可能であり、これに対して逆量子
化は乗算処理によって実現することができる。
【0067】画像符号化データ合成部320の係数削除
/追加/補正部321には変換を指示する情報223が
入力されており、この変換を指示する情報223によっ
て送られてくる変換するデータ量に基づいて、画像符号
化データ解析部310より信号処理後の符号化データ2
21として送られてくる、逆量子化器312によって逆
量子化された変換係数227について、その一部を削除
するとともに、前記変換を指示する情報223によって
規定される変換するデータ量の比率に応じて残りの変換
係数の補正を行う。
【0068】この実施の形態4は当該画像符号化データ
変換装置30によってデータ量を小さく変換するもので
あるが、変換係数上でデータ量を小さくする場合、変換
係数上では低周波数成分の方が高周波数成分に比べてよ
り大きな意味を持つため、復号画像の品質を考えると、
変換係数は高周波数成分から削除することが有利とな
る。ここで、変換係数のある位置のデータを単純に削除
することは、データ量を削減するという目的に対しては
有効であるが、削減された変換係数から復号される画像
の品質に影響を及ぼす。それを防ぐためにこの実施の形
態4では、変換係数227の一部を削除するとともに、
変換を指示する情報223にて規定される変換するデー
タ量の比率に応じて当該変換係数227の他の部分の補
正を行っている。そのとき、削除された変換係数227
の一部が復号画像に及ぼす影響をあらかじめ予測して、
その影響を最小限にするようにこの変換係数227の残
りの部分の補正が行われる。
【0069】このようにして、係数削除/追加/補正部
321が、入力された変換係数227の一部を削除し、
他の部分を補正して生成した修正処理後の変換係数22
8は量子化器322に入力される。量子化器322では
その修正処理後の変換係数228を量子化処理して量子
化インデックス229を生成し、それを可変長符号化器
323に入力する。可変長符号化器323では入力され
た量子化インデックス229に対して量子化器322の
出力する量子化パラメータ(図示省略)に従って可変長
符号化処理を施すことにより、第2の画像符号化データ
240を生成して、それを復号処理装置50に出力す
る。
【0070】このように、この実施の形態4によれば、
画像符号化データ解析部40より信号処理後の符号化デ
ータ221として送られてくる変換係数227の一部を
削除しているため、データ量の削減が可能となり、ま
た、一部が削除された変換係数227の残りの部分を変
換するデータ量の比率に応じて補正しているので、単純
に変換係数を間引いた場合に比べて、復号画像の品質を
向上させることができる効果がある。
【0071】実施の形態5.上記実施の形態4では、第
1の画像符号化データ220と第2の画像符号化データ
240との間でデータ量を小さくする際、逆量子化され
た変換係数あるいは量子化インデックスの一部を削減す
るとともに、変換するデータ量の比率に応じて変換係数
を補正する場合について説明したが、抽出された変換係
数あるいは量子化インデックスより、削除対象の変換係
数あるいは量子化インデックスの近隣の変換係数あるい
は量子化インデックスとの重みづけによって変換係数あ
るいは量子化インデックスの一部を削除するようにして
もよい。
【0072】そのような、この実施の形態5による画像
符号化データ変換装置の場合、図7に示した画像符号化
データ解析部310では、第1の画像符号化データ22
0を可変長復号器311で復号して得られた量子化イン
デックス226を逆量子化器312でさらに逆量子化
し、得られた変換係数227を信号処理後の符号化デー
タ221として画像符号化データ合成部320に送る。
画像符号化データ合成部320では、受け取った変換係
数227を係数削除/追加/補正部321に入力して、
その変換係数227の一部を削除する際に、削除対象の
変換係数の近隣の変換係数とある重み付けを行ってか
ら、それに基づいて受け取った変換係数227の一部の
削除を行っている。すなわち、係数削除/追加/補正部
321は変換係数227の一部を削除する前に、削除対
象となった変換係数とその周囲の変換係数との関連性を
調べて、復号画像の画質への影響が最小限となるような
変換係数の変更、重み付けを行った上で、その削除対象
の変換係数の削除を行うものである。
【0073】このように、この実施の形態5によれば、
実施の形態4の場合と同様に、単純に変換係数を間引い
た場合に比べて、復号画像の品質を向上させることがで
きる効果がある。
【0074】実施の形態6.上記実施の形態4および実
施の形態5においては、第1の画像符号化データ220
と第2の画像符号化データ240との間でデータ量を小
さくする場合について説明したが、逆にデータ量を大き
くすることもできる。すなわち、逆量子化された変換係
数あるいは量子化インデックスに、新たな変換係数ある
いは量子化インデックスを追加してデータ量を増やす
際、変換するデータ量の比率に応じて追加する変換係数
の補正を行う。
【0075】そのような、この実施の形態6による画像
符号化データ変換装置の場合、図7に示した画像符号化
データ解析部310では、第1の画像符号化データ22
0を可変長復号器311で復号し、得られた量子化イン
デックス226を逆量子化器312で逆量子化して得ら
れた変換係数227を画像符号化データ合成部320に
送る。画像符号化データ合成部320では、その係数削
除/追加/補正部321において、受け取った変換係数
227と画像符号化データ復号手順で得られる画像タイ
プとを用いて、変換後の第2の画像符号化データ240
のデータ量を増やすために新たな変換係数の追加を行う
際、変換を指示する情報223によって規定された変換
するデータ量の比率に応じて、復号画像の画質への影響
が最小限となるように、新たに追加される変換係数の補
正を行う。
【0076】ここで、第1の画像符号化データ220と
第2の画像符号化データ240との間でデータ量を大き
くする場合には、当該データ量を小さくする場合と同様
に、復号画像の画質への影響を考慮すれば、変換係数あ
るいは量子化インデックスは高周波成分について追加す
るのが有利である。また、一般的に、高周波領域での変
換係数あるいは量子化インデックスの追加の方が、低周
波領域での変換係数あるいは量子化インデックスの変更
よりもデータ量の変更は大きくなる。
【0077】このように、この実施の形態6によれば、
追加される新たな変換係数あるいは量子化インデックス
を変換するデータ量の比率に応じて補正しているため、
単純に変換係数あるいは量子化インデックスを追加する
場合に比べて、逆変換後の画質を考慮したデータ量の追
加が可能となり、より高画質な変換が可能となる効果が
ある。
【0078】実施の形態7.上記実施の形態6では、第
1の画像符号化データ220と第2の画像符号化データ
240との間でデータ量を大きくするため、逆量子化さ
れた変換係数あるいは量子化インデックスに、新たな変
換係数あるいは量子化インデックスを追加する際、その
追加する変換係数あるいは量子化インデックスを変換す
るデータ量の比率に応じて補正する場合について説明し
たが、追加対象の変換係数あるいは量子化インデックス
とその近隣の変換係数あるいは量子化インデックスとを
含めた変換係数あるいは量子化インデックス予測を行
い、変換係数あるいは量子化インデックスの追加を行う
ようにしてもよい。
【0079】そのような、この実施の形態7による画像
符号化データ変換装置の場合、図7に示した画像符号化
データ解析部310では、第1の画像符号化データ22
0を可変長復号器311で復号し、得られた量子化イン
デックス226を逆量子化器312で逆量子化して得ら
れた変換係数227を画像符号化データ合成部320に
送る。画像符号化データ合成部320では、その係数削
除/追加/補正部321においてそれを受け取り、この
受け取った変換係数227を用いて、変換後の第2の画
像符号化データ240のデータ量を増やす場合、新たに
追加される変換係数と当該追加対象の変換係数の近隣の
変換係数とを含めた変換係数の予測を行って、変換係数
の追加を行う。
【0080】このように、この実施の形態7によれば、
追加対象とその近隣の変換係数あるいは量子化インデッ
クスの予測を行って変換係数あるいは量子化インデック
スを追加しているので、単純に変換係数あるいは量子化
インデックスを追加する場合に比べ、視覚的に見やすい
画像とすることが可能となり、より高画質な変換を行う
ことができる効果がある。
【0081】実施の形態8.図8は第1の画像符号化デ
ータ220と第2の画像符号化データ240との間でデ
ータ量を小さくする、この発明の実施の形態8における
画像符号化データ変換装置30を、画像符号化データ解
析部310と画像符号化データ合成部320の内部構成
について示したブロック図である。図において、230
は符号化処理装置40(図示省略)より入力された第1
の画像符号化データ220の可変長復号処理を行う可変
長復号器311よりその復号処理の結果が出力される、
画像タイプを示す符号化パラメータとしての符号化ピク
チャ情報の一つであり、他の部分については、図7の相
当部分と同一の符号を付してその説明を省略する。な
お、可変長復号器311は量子化インデックス226と
ともに、この符号化ピクチャ情報230を出力している
点で、また係数削除/追加/補正部321は変換を指示
する情報223に基づく変換するデータ量とともに、こ
の符号化ピクチャ情報230も用いて、変換係数227
の一部の削除、追加あるいは補正などの修正を行ってい
る点で、実施の形態4におけるそれらとは異なってい
る。なお、上記符号化ピクチャ情報230とは、ピクチ
ャ単位に多重化されるパラメータで、ピクチャのサイ
ズ、ピクチャの符号化タイプ(MPEG1でいうところ
の、フレーム内符号化、片方向動き補償フレーム間予測
符号化、両方向動き補償フレーム間予測符号化)、ピク
チャで使用するベクトルの最大値、ピクチャで使用する
適応パラメータなどの属性を示すものである。
【0082】次に動作について説明する。この実施の形
態8による画像符号化データ変換装置では、画像符号化
データ解析部310において、第1の画像符号化データ
220を逆量子化して得られた変換係数あるいは量子化
インデックスと、当該第1の画像符号化データ220の
復号途中で得られる画像タイプとを用いて、今後の符号
化において予測に使用されない画像タイプに含まれる変
換係数あるいは量子化インデックスについては、それを
削除する比率を高くすることによって、トータルとして
の画質劣化を抑えた変換を可能としている。
【0083】図8に示した画像符号化データ解析部31
0では、第1の画像符号化データ220を可変長復号器
311で復号し、復号結果の量子化インデックス226
を逆量子化器312に送り、その復号過程で得られた符
号化ピクチャ情報230を画像符号化データ合成部32
0に送る。逆量子化器312では受け取った量子化イン
デックス226を逆量子化し、得られた変換係数227
を信号処理後の符号化データ221として画像符号化デ
ータ合成部320に送る。一方、画像符号化データ合成
部320では、その逆量子化された変換係数227と符
号化ピクチャ情報230とを、変換するデータ量を規定
している変換を指示する情報223とともに係数削除/
追加/補正部321に入力し、受け取った変換係数22
7の一部を削除する。その際、今後の符号化において予
測に使用されない符号化ピクチャを示している場合に
は、変換係数の削除の比率を高くする。ここで、受け取
った符号化ピクチャ情報230には前述のようにピクチ
ャの符号化タイプが含まれており、その符号化タイプ
が、例えばMPEG1における両方向動き補償フレーム
間予測符号化を示している場合には、そのピクチャ情報
は以後の符号化のために使用されることがないため、デ
ータ量の削減によって画質の劣化が起こったとしても、
その劣化が時間的に継続するおそれはない。従って、そ
のようなピクチャ情報においては変換係数の削除比率を
増やすことにより、データ量の削減効率を向上させるこ
とができる。
【0084】このように、この実施の形態8によれば、
符号化フレームが次の時間単位の符号化で使用されない
場合にはそのデータ量の削減を大きくすることにより、
トータルとして効率のよいデータの削減を行うことが可
能となる効果がある。
【0085】実施の形態9.上記実施の形態8において
は、今後の予測において使用されない符号化ピクチャを
示している場合に、変換係数の削減比率を高くするもの
について説明したが、今後の予測において使用される符
号化ピクチャを示している場合には、変換係数の削減比
率を低くするようにしてもよい。すなわち、図8に示し
た画像符号化データ解析部310において、第1の画像
符号化データ220を逆量子化することによって得られ
た変換係数あるいは量子化インデックスと、第1の画像
符号化データ220の復号途中で得られる画像タイプと
を用いて、今後の符号化において予測に使用される画像
タイプである場合には、変換係数あるいは量子化インデ
ックスの削減の比率を低くする。これにより、予測によ
って未来に劣化を継続することを抑えた変換を行うこと
ができる。
【0086】このように、この実施の形態9によれば、
符号化フレームが次の時間単位の符号化で使用される場
合にはそのデータ量の削減を小さくすることにより、ト
ータルとして効率のよいデータの削減を行うことが可能
となる効果がある。
【0087】実施の形態10.図9は第1の画像符号化
データ220と第2の画像符号化データ240との間で
データ量を小さくする、この発明の実施の形態10にお
ける画像符号化データ変換装置30を、画像符号化デー
タ解析部310と画像符号化データ合成部320の内部
構成について示したブロック図である。図において、2
31は符号化処理装置40(図示省略)より入力された
第1の画像符号化データ220の可変長復号処理を行う
可変長復号器311よりその復号処理の結果が出力され
る、画像ブロックの予測タイプを示す符号化パラメータ
としての符号化ブロック情報であり、他の部分について
は、図8の相当部分と同一の符号を付してその説明を省
略する。なお、可変長復号器311は量子化インデック
ス226および符号化ピクチャ情報230とともに、こ
の符号化ブロック情報231を出力している点で、また
係数削除/追加/補正部321は変換を指示する情報2
23で規定される変換するデータ量、および符号化ピク
チャ情報230とともに、この符号化ブロック情報23
1も用いて、変換係数227の一部の削除、追加あるい
は補正などの修正を行っている点で、実施の形態4にお
けるそれらとは異なっている。なお、上記符号化ブロッ
ク情報231とは符号化の最小単位である符号化ブロッ
ク(MPEG1などではマイクロブロックと呼ぶことが
ある)に関する情報であり、符号化ブロックで使用する
量子化パラメータ、動きベクトル、動き補償予測の有無
などを示すものである。
【0088】次に動作について説明する。この実施の形
態10による画像符号化データ変換装置では、画像符号
化データ解析部310において、第1の画像符号化デー
タ220を逆量子化して得られた変換係数あるいは量子
化インデックスと、当該第1の画像符号化データ220
の復号途中で得られる画像タイプと画像ブロックの予測
タイプとを用いて、今後の符号化において予測に使用さ
れる画像タイプであっても、今後の予測において使用さ
れない画像ブロックである場合には、その画像ブロック
に含まれる変換係数あるいは量子化インデックスを削除
する比率を高くすることによって、劣化を未来に継続す
ることを防止して、トータルとしての画質劣化を抑えた
変換を可能としている。
【0089】図9に示した画像符号化データ解析部31
0では、第1の画像符号化データ220を可変長復号器
311で復号し、復号結果の量子化インデックス226
を逆量子化器312に送り、その復号過程で得られた符
号化ピクチャ情報230および符号化ブロック情報23
1を画像符号化データ合成部320に送る。逆量子化器
312では受け取った量子化インデックス226を逆量
子化し、得られた変換係数227を信号処理後の符号化
データ221として画像符号化データ合成部320に送
る。一方、画像符号化データ合成部320では、その逆
量子化された変換係数227、符号化ピクチャ情報23
0および符号化ブロック情報231を、変換するデータ
量を規定している変換を指示する情報223とともに係
数削除/追加/補正部321に入力し、受け取った変換
係数227の一部を削除する。その際、符号化ピクチャ
単位ではなく、より細かな制御が可能な画像ブロック単
位で、その画像ブロックの情報を今後の符号化で使用す
るか否かを、受け取った符号化ブロック情報231に基
づいて判断し、今後の符号化において予測に使用される
符号化ピクチャであっても、その画像ブロックが今後の
符号化において予測に使用されないブロックを示してい
る場合には、変換係数の削除の比率を高くする。
【0090】このように、この実施の形態10によれ
ば、符号化ピクチャ情報230に加えて、符号化ブロッ
ク情報231も使用し、変換係数あるいは量子化インデ
ックスの削除の比率を高くするか否かを判断しているた
め、より細かな単位での制御が可能となり、より品質の
高い変換が可能となる効果がある。
【0091】実施の形態11.図10は第1の画像符号
化データ220と第2の画像符号化データ240との復
号処理手順が異なる方式に変換する、この発明の実施の
形態11における画像符号化データ変換装置30を、画
像符号化データ解析部310と画像符号化データ合成部
320の内部構成について示したブロック図である。図
において、311は図示を省略した符号化処理装置40
より入力された第1の画像符号化データ220の可変長
復号処理を行う可変長復号器である。226はこの可変
長復号器311による復号処理の結果が出力される符号
化パラメータとしての量子化インデックス、230は同
じく符号化ピクチャ情報、231は同じく符号化ブロッ
ク情報、232は同じく量子化パラメータ情報、233
は同じく動きベクトル情報であり、これら各情報は信号
処理後の符号化データ221として画像符号化合成部3
20に出力される。この実施の形態11による画像符号
化データ解析部310はこの可変長復号器311を含ん
でいる。なお、上記量子化パラメータ情報232および
動きベクトル情報233は、符号化ブロック情報231
の一つとして位置づけられるものである。
【0092】また、324は画像符号化データ解析部3
10より信号処理後の符号化データ221として送られ
てくる量子化インデックス226、符号化ピクチャ情報
230、符号化ブロック情報231、量子化パラメータ
情報231および動きベクトル情報233などの符号化
パラメータについて、それらを変換後の符号化方式に適
合するように変換する符号化パラメータ補正/変換部で
ある。323はこの符号化パラメータ補正/変換部32
4の変換出力に対して符号化処理を施し、得られた第2
の画像符号化データ240の図示を省略した復号処理部
50に出力する可変長符号化器である。この実施の形態
11による画像符号化データ合成部320はこれら符号
化パラメータ補正/変換部324と可変長符号化器32
3とを含んでいる。
【0093】次に動作について説明する。ここで、画像
符号化データ解析部310に入力される第1の画像符号
化データ220の復号処理手順と、画像符号化データ合
成部320から出力される第2の画像符号化データ24
0の復号処理手順とが異なる手順になるように構成しよ
うとする場合、以下のような処理が施される。今、例え
ば、入力される第1の画像符号化データ220がMPE
G1であり、出力する第2の画像符号化データ240が
TV電話・TV会議用の符号化方式であるH.261で
ある場合について考える。画像符号化データ解析部31
0では、可変長符号化器311によって入力されたMP
EG1による第1の画像符号化データ220より、量子
化インデックス226、符号化ピクチャ情報230、符
号化ブロック情報231、量子化パラメータ情報232
および動きベクトル情報233などの符号化パラメータ
が抽出され、信号処理後の符号化データ221として画
像符号化データ合成部320に出力される。画像符号化
データ合成部320では受け取った信号処理後の符号化
データ221を符号化パラメータ補正/変換部324に
入力して、それら各符号化パラメータをMPEG1にお
ける表現形式からH.261における表現形式に変換す
る。
【0094】具体的には、このようにMPEG1の画像
符号化データをH.261の画像符号化データに変換す
る際に、例えば動きベクトル情報233の変換を行う場
合、MPEG1では半画素単位の動きベクトルが存在す
るのに対して、H.261では整数画素精度の動きベク
トルしかとり得ないので、符号化パラメータ補正/変換
部324はMPEG1における最も適当と思われる動き
ベクトルの整数部分のみを抽出して、それをH.261
の動きベクトルとして使用するといった変換処理を行
う。同様に、量子化パラメータ情報232や量子化イン
デックス226などのその他の符号化パラメータについ
ても、MPEG1とH.261とでまったく同じ意味で
使用されていない限り、H.261においてもっとも適
当と思われるパラメータ値に変換する。このようにし
て、符号化パラメータ補正/変換部310によって変換
後の符号化方式であるH.261に適合するように変換
された各種符号化パラメータは、可変長符号化器323
において第2の画像符号化データ240に合成されて出
力される。
【0095】このように、この実施の形態11によれ
ば、画像符号化データ解析部310に入力される第1の
画像符号化データ220を、それとは復号処理手順の異
なる第2の画像符号化データ240に変換して画像符号
化データ合成部320から出力するような場合でも、第
1の画像符号化データ220を一旦画像にまで復号して
から、それを該当する符号化方式による画像符号化器で
再度符号化する必要がなくなるため、装置の小型化、低
価格化が可能となる効果がある。
【0096】実施の形態12.図11は第1の画像符号
化データ220と第2の画像符号化データ240との間
で異なった画像サイズに変換する、この発明の実施の形
態12における画像符号化データ変換装置30を、画像
符号化データ解析部310と画像符号化データ合成部3
20の内部構成について示したブロック図であり、各部
には図7の相当部分と同一符号を付してその説明を省略
する。なお、この実施の形態12においては、変換を指
示する情報223によって変更する画像サイズが規定さ
れ、係数削除/追加/補正部321がこの変換を指示す
る情報223に基づく変換する画像サイズを用いて、逆
量子化器312によって逆量子化された変換係数227
の削除や補正などを行っている点で、実施の形態4にお
けるそれとは異なっている。
【0097】次に動作について説明する。ここで、例え
ば、画像符号化データ解析部310に入力される第1の
画像符号化データ220に含まれる画像信号の画像サイ
ズと、画像符号化データ合成部320から出力される第
2の画像符号化データ240に含まれる画像信号の画像
サイズとが異なるサイズになるように変換しようとする
場合で、かつ第1の画像符号化データ220を生成する
符号化処理装置40が図2に示すように、また第2の画
像符号化データ240を復号するための復号処理装置5
0が図4に示すように、それぞれ動きベクトルを用いた
動き補償予測処理と変換処理と量子化処理とを含む変換
符号化を基本とした符号化処理により生成されたもので
ある場合、画像符号化データ解析部310にて逆量子化
された変換係数あるいは量子化インデックスの抽出を行
い、抽出された変換係数あるいは量子化インデックスの
増減を行う際に、変換される画像サイズの比率に応じて
増減する変換係数あるいは量子化インデックスの修正を
行う。これにより、画像サイズを変換する際に発生しや
すい、解像度感の極端な劣化や不自然さを抑えることが
可能となる。
【0098】以下、図面を参照しながら具体的に詳細に
説明する。図11に示した画像符号化データ解析部31
0では、第1の画像符号化データ220を可変長復号器
311で復号して得られた量子化インデックス226を
逆量子化器312でさらに逆量子化し、得られた変換係
数227を信号処理後の符号化データ211として画像
符号化データ合成部320に送る。画像符号化データ合
成部320では、変換を指示する情報223とともに、
この受け取った変換係数227を係数削除/追加/補正
部321に入力する。係数削除/追加/補正部321は
逆量子化された変換係数227の増減を行う際に、変換
を指示する情報223によって規定された変換する画像
サイズの比率に応じて、増減する変換係数の削除/追加
/補正などの修正を行う。ここで、例えば画像サイズを
縮小する場合について考えた場合、画像サイズの縮小の
際にはもとの大きさの画像に比べてサンプル数が減るこ
とになり、含まれる周波数成分が低くなる。従って、何
らかの形で帯域制限をする必要があるが、この場合には
それを変換係数227上で行っている。すなわち、高周
波成分を抑制して、画像サイズの小さな符号化データに
変換するための修正を行う。この修正処理後の変換係数
228は係数削除/追加/補正部321より量子化器3
22に入力され、その量子化処理にて量子化インデック
ス229が生成され、さらに可変長符号化器323にて
その量子化インデックス229に対して可変長符号化処
理を施すことによって得られた第2の画像符号化データ
240が復号処理装置50に出力される。
【0099】このように、この実施の形態12によれ
ば、画像サイズ変更時における符号化データの変換の際
に、変換する画像サイズに応じて、増減させる変換係数
の補正を行うことにより、画像サイズを変換する際に発
生しやすい、解像度感の極端な劣化や不自然さを抑える
ことが可能となり、画像サイズ変更後の画像品質の低下
を防止できる効果がある。
【0100】実施の形態13.上記実施の形態12で
は、第1の画像符号化データ220と第2の画像符号化
データ240との間で異なった画像サイズに変換する
際、増減する変換係数を変換する画像サイズの比率に応
じて修正して、変換係数の増減を行うものについて説明
したが、抽出した動き補償に使用される動きベクトルの
大きさを、変換する画像サイズの比率に応じて修正し
て、第1の画像符号化データ220をそれとは画像サイ
ズの異なった第2の画像符号化データ240に変換する
ようにしてもよい。
【0101】図12はそのようなこの発明の実施の形態
13における画像符号化データ変換装置30を、画像符
号化データ解析部310と画像符号化データ合成部32
0の内部構成について示したブロック図である。図にお
いて、233は符号化処理装置40(図示省略)より入
力された第1の画像符号化データ220の可変長復号処
理を行う可変長復号器311よりその復号処理の過程で
出力される動き補償のための動きベクトル情報であり、
他の部分については、図11の相当部分と同一の符号を
付してその説明を省略する。なお、可変長復号器311
は量子化インデックス226とともに、この動きベクト
ル情報233を出力している点で、また係数削除/追加
/補正部321は変換を指示する情報223にて規定さ
れた変換する画像サイズとともに、この動きベクトル情
報233も用いて、変換係数227の増減や補正などの
修正を行っている点で、実施の形態12におけるそれら
とは異なっている。
【0102】次に動作について説明する。図12に示し
た画像符号化データ解析部310では、第1の画像符号
化データ220を可変長復号器311で復号し、復号結
果の量子化インデックス226を逆量子化器312に送
り、その復号過程で得られた動きベクトル情報233を
画像符号化データ合成部320に送る。逆量子化器31
2では受け取った量子化インデックス226を逆量子化
し、得られた変換係数227を信号処理後の符号化デー
タ221として画像符号化データ合成部320に送る。
一方、画像符号化データ合成部320では、その逆量子
化された変換係数227と動きベクトル情報233と
を、変換する画像サイズを規定した変換を指示する情報
223とともに係数削除/追加/補正部321に入力す
る。係数削除/追加/補正部321ではその変換を指示
する情報223によって指定された変換する画像サイズ
の比率に応じて、動きベクトルの大きさの補正を行う。
このように、画像サイズの大きさが変更された比率に応
じて動きベクトルの大きさも変更すれば、変換する前に
使用していたベクトルをほぼそのまま使用することが可
能となる。従って、ここで算出されたベクトルを中心に
再検索する場合でも、最初から検索する場合に比べてよ
り検索効率を向上させることができる。
【0103】このように、この実施の形態13によれ
ば、変更する画像サイズの比率に応じて動きベクトルの
大きさを補正しているので、変換後の画像符号化データ
における動きベクトルの探索効率を向上させることがで
き、補正された動きベクトルを基準としたより狭い範囲
の動き補償探索によっても、より広い範囲の動き補償探
索範囲と同等の特性とすることが可能になる効果があ
る。
【0104】実施の形態14.図13は第1の画像符号
化データ220の画像の時間的な並びと、第2の画像符
号化データ240の画像の時間的な並びとを変換する、
この発明の実施の形態14における画像符号化データ変
換装置30を、画像符号化データ解析部310と画像符
号化データ合成部320の内部構成について示したブロ
ック図であり、各部には図12の相当部分と同一符号を
付してその説明を省略する。なお、この実施の形態14
においては、変換を指示する情報223によって変換す
る画像の並び情報が規定されている。
【0105】図中の画像符号化データ解析部310内に
おいて、313は逆量子化器312より出力される逆量
子化された変換係数227に逆DCT演算等を施して逆
変換処理を行う逆変換器であり、314はこの逆変換器
313の処理結果と後述する動き補償部の処理結果との
加算を行う加算器である。234は信号処理後の符号化
データ221としてこの加算器314より出力される復
号画像であり、315はこの復号画像234が一時格納
されるフレームメモリである。316は可変長復号器3
11が復号過程で生成した動きベクトル情報233に基
づいて、フレームメモリ315から読み出された1サイ
クル前の復号画像に対して動き補償処理を施し、その処
理結果を加算器314出力する動き補償部である。
【0106】また、画像符号化データ合成部320内に
おいて、325は量子化器322より出力される変換係
数229を逆量子化する逆量子化器、326はこの逆量
子化器325の出力に逆DCT演算等を施して逆変換す
る逆変換器であり、327はこの逆変換器326の処理
結果と後述する動き探索部の出力するフレーム画像との
加算を行う加算器である。328はこの加算器327に
よる加算出力が一時格納されるフレームメモリであり、
329はこのフレームメモリ328から読み出された1
サイクル前の画像データと、画像符号化データ解析部3
10からの動きベクトル情報233、および信号処理後
の符号化データ221としての復号画像234と、変換
する画像の並び情報を規定した変換を指示する信号22
3とが入力され、前記変換する画像の並び情報に応じて
抽出した動きベクトルの大きさを推定して、その結果を
もとに動き探索を行う動き探索部であり、235はこの
動き探索部329より前記加算器327および後述する
減算器へ出力されるフレーム画像である。330は信号
処理後の符号化データ221として画像符号化データ解
析部310から送られてくる復号画像234と、この動
き探索部329の出力する画像データ235との差を演
算する減算器であり、331はこの減算器330の出力
に対してDCT演算等による変換処理を施して、処理結
果を量子化器322に入力する変換器である。
【0107】次に動作について説明する。ここで、例え
ば、画像符号化データ解析部310に入力される第1の
画像符号化データ220に含まれる画像信号の時間的な
並びと、画像符号化データ合成部320から出力される
画像符号化データ240に含まれる画像信号の時間的な
並びとを異なる順序になるように変換しようとする場合
で、かつ第1の画像符号化データ220を生成する符号
化処理装置40が図2に示すように、また第2の画像符
号化データ240を復号するための復号処理装置50が
図4に示すように、それぞれ動きベクトルを用いた動き
補償予測処理と変換処理と量子化処理とを含む変換符号
化を基本とした符号化処理により生成されたものである
場合、画像符号化データ解析部310において動き補償
に使用される動きベクトルの抽出を行い、動き探索部3
29において変換する画像の並び情報に応じて、抽出し
た動きベクトルの大きさを推定する。これにより符号化
の画像タイプを変換する際などに、推定された動きベク
トルを基準として探索を行うことにより、大量の演算を
伴う動き探索範囲をより狭くした場合でも、より広い範
囲の動き補償探索範囲と同様の効率を保つことができ
る。
【0108】図13に示した画像符号化データ解析部3
10では、第1の画像符号化データ220を可変長復号
器311で復号し、復号結果の量子化インデックス22
6を逆量子化器312に送り、その復号過程で得られた
動きベクトル情報233を画像符号化データ合成部32
0に送るとともに動き補償部316にも入力する。逆量
子化器312ではその量子化インデックス226を逆量
子化し、得られた変換係数227に逆変換器313で逆
DCT演算等による逆変換処理が施されて加算器314
に入力される。一方、動き補償部316はフレームメモ
リ315から読み出された1サイクル前の復号画像に対
して、可変長復号器311より受け取った動きベクトル
情報233に従って動き補償処理を施し、その結果を加
算器314に入力する。加算器314はこれら逆変換器
313および動き補償部316から送られてくるフレー
ム画像を加算して復号画像234を生成し、それを信号
処理後の符号化データ221として画像符号化データ合
成部320に送る。このように、画像符号化データ解析
部310は、通常の動き補償つき変換符号化方式の復号
動作と同等の動作を行うが、信号処理後の符号化データ
221としての復号画像234とともに、可変長復号器
311で抽出された動きベクトル情報233も画像符号
化データ合成部320に出力する。
【0109】また、画像符号化データ合成部320で
は、その復号画像234と動きベクトル情報233と
を、変換する画像の並び情報が規定された変換を指示す
る情報223とともに動き探索部329に入力する。な
お、この動き探索部329には、量子化器322より出
力される変換係数229を逆量子化器325で逆量子化
し、この逆量子化器325の出力に対して逆変換器32
6で逆DCT演算等による逆変換処理を施し、さらに加
算器327でこの逆変換器326の処理結果と当該動き
探索部329の処理結果との加算結果が格納されたフレ
ームメモリ328から読み出された1サイクル前の画像
データも入力されている。動き探索部329ではこれら
の情報をもとにフレーム画像235を生成して、通常の
動き補償つき変換符号化方式の符号化動作と同等の動作
を実現しているが、変換を指示する情報223によって
規定された変更する画像の並び情報、および画像符号化
データ解析部310からの動きベクトル情報233を用
いて現符号化データについての動きベクトルを推定し、
その結果をもとに動き探索を行っている。動き補償部3
29より出力されたフレーム画像235は減算器330
に入力されて、画像符号化データ解析部310から信号
処理後の符号化データ221として送られてきた復号画
像234との差が演算される。この減算器330の演算
結果は変換器331でDCT演算が施されて変換処理さ
れ、さらに量子化器322で量子化処理が施されて、得
られた変換係数が可変長符号化器323で第2の画像符
号化データ240に符号化される。このように、この画
像符号化データ合成部320では、画像符号化データ解
析部310からの復号画像234と動きベクトル情報2
33を入力し、通常の動き補償つき変換符号化方式の符
号化動作と同等の処理を行うが、動き探索部329にお
いて、画像符号化データ解析部で抽出された動きベクト
ルの大きさを、変換を指示する情報223による変更す
る画像の並び情報に応じて推定し、その結果をもとに動
き探索を行っている。
【0110】このように、この実施の形態14によれ
ば、再生時の画像の時間的な並びと変換後の画像の時間
的な並びとを変更する変換を行うことにより、符号化の
遅延を少なくすることができ、また、当該画像の時間的
な並びを変更する変換において、動きベクトルの大きさ
を、変換する画像の並び情報に応じて推定することによ
り、変換後の動きベクトルによる符号化効率が向上させ
ることができるなどの効果がある。
【0111】実施の形態15.図14は第1の画像符号
化データ202に含まれる画像信号の枚数と、第2の画
像符号化データ20に含まれる画像信号の枚数とを変換
する、この発明の実施の形態15における画像符号化デ
ータ変換装置30を、画像符号化データ解析部310と
画像符号化データ合成部320の内部構成について示し
たブロック図であり、各部には図8の相当部分と同一符
号を付してその説明を省略する。なお、この実施の形態
15においては、変換を指示する情報223が画像のフ
レームレート情報を規定するものであり、係数削除/追
加/補正部321がこの変換を指示する情報223に基
づく画像のフレームレート情報を用いて、逆量子化器3
12によって逆量子化された変換係数227の削除や補
正などを行っている点で、実施の形態8におけるそれと
は異なっている。
【0112】次に動作について説明する。ここで、例え
ば、画像符号化データ合成部320から出力される第2
の画像符号化データを画像に復号したときの時間単位あ
たりに含まれる復号画像信号の枚数を、画像符号化デー
タ解析部310に入力される第1の画像符号化データ2
10を画像に復号したときの時間単位あたりに含まれる
復号画像信号の枚数とが異なる枚数になるように変換し
ようとする場合、第1の画像符号化データ220から抽
出された情報として画像符号化モードを用い、この画像
符号化モードが今後の画像の符号化のために使用されな
い画像を示している場合には、その画像のデータを削除
する。これにより、今後の画像の品質に大きな影響を与
えることなくフレームレートの変換を行うことができ
る。
【0113】図14に示した画像符号化データ解析部3
10では、第1の画像符号化データ220を可変長復号
器311で復号し、復号結果の量子化インデックス22
6を逆量子化器312に送るとともに、その復号過程で
得られた符号化ピクチャ情報230を画像符号化データ
合成部320に送る。逆量子化器312ではその量子化
インデックス226を逆量子化し、得られた変換係数2
27を信号処理後の符号化データ221として画像符号
化データ合成部320に送る。一方、画像符号化データ
合成部320では、その逆量子化された変換係数227
と符号化ピクチャ情報230とを、画像フレームレート
情報を規定した変換を指示する情報223とともに係数
削除/追加/補正部321に入力し、係数削除/追加/
補正部321では、その変換係数227、符号化ピクチ
ャ情報230、および変換を指示する情報223にて規
定された画像のフレームレート情報に基づいて判定を行
い、今後の符号化において予測に使用されない符号化ピ
クチャを示している場合には、実施の形態8の場合と同
様の考え方を応用してそのピクチャのデータの削除を行
い、等価的にフレームレートの変換を行う。
【0114】このように、この実施の形態15によれ
ば、変換後の第2の画像符号化データ240に含まれる
画像信号の枚数を、変換前の第1の画像符号化データ2
20に含まれる画像信号の枚数とは異なる値にすること
により、方式の異なるテレビジョン信号間での変換が容
易になる効果がある。
【0115】実施の形態16.図15は第1の画像符号
化データ220の復号画像から量子化パラメータを推定
し、それを用いて第2の画像符号化データ240を生成
する際の量子化に用いる、この発明の実施の形態16に
おける画像符号化データ変換装置30を、画像符号化デ
ータ解析部310と画像符号化データ合成部320の内
部構成について示したブロック図であり、相当部分には
図13と同一符号を付してその説明を省略する。図にお
いて、236は逆変換器313が逆量子化器312の出
力する変換係数227に逆DCT演算等を施して復号し
た復号画像であり、信号処理後の符号化データ221と
して画像符号化データ合成部320に送られるものであ
る。332はこの信号処理後の符号化データ221とし
て送られてくる復号画像236より、第1の画像復号デ
ータ220を生成した際の量子化パラメータを推定する
量子化推定部、237はこの量子化推定部332より量
子化器322に出力される量子化パラメータ情報であ
り、238は変換器331が前記復号画像236より生
成した変換係数である。
【0116】次に動作について説明する。第1の画像符
号化データ220の画像のレートと第2の画像符号化デ
ータ240の画像のレートとを変換する際、画像符号化
データ解析部310において、第1の画像符号化データ
220から抽出される情報として特に量子化における量
子化パラメータを抽出し、画像符号化データ合成部32
0においてその量子化パラメータを利用した量子化を行
う。これにより、画像符号化データ解析部310が復号
処理、画像符号化データ合成部320が符号化処理であ
り、変換の前後でのビットレート、符号化方式が同じで
ある際に、最も品質の良い変換を行うことが可能とな
る。また、ビットレートが異なる場合でも、その比率に
応じて量子化パラメータを制御することにより最適な変
換を行うことができる。
【0117】図15に示した画像符号化データ解析部3
10では、第1の画像符号化データ220を可変長復号
器311で可変長復号して量子化インデックス226を
生成し、逆量子化器312がそれを逆量子化して変換係
数227を生成する。逆変換器313はその変換係数2
27に逆DCT演算等を施して復号画像236を生成
し、それを信号処理後の符号化データ221として画像
符号化データ合成部320に送出する。このように、画
像符号化データ解析部310は通常の復号動作と同等の
動作を行い、信号処理後の符号化データ221として復
号画像236を出力する。一方、画像符号化データ合成
部320では、その信号処理後の符号化データ221と
して送られてきた復号画像236を変換器に入力してD
CT演算などを施して変換処理を行い、生成した変換係
数238を量子化器322に入力する。なお、前記復号
画像236は量子化器推定部332にも入力され、量子
化器推定部332は受け取った復号画像236から第1
の画像符号化データ220を生成した際の量子化パラメ
ータの推定を行い、推定結果である量子化パラメータ情
報237を量子化器322に送る。以下、この量子化器
推定部332からの量子化パラメータ情報237に基づ
いて、量子化器322が変換器331からの変換係数2
38に量子化処理を施し、可変長符号化器323がその
量子化インデックスに符号化処理を施して第2の画像符
号化データ240を生成、出力する。
【0118】このように、この実施の形態16によれ
ば、復号画像236から量子化パラメータの推定を行っ
て、新たに生成する第2の画像符号化データ240の画
質を向上させることができ、中継伝送といった用途にお
いて変換後の画像品質を保つことができる効果があり、
特に、変換の前後でのレートが同じであれば、推定した
量子化パラメータを使用することによって、複数回に渡
る符号化を繰り返した場合でもその画質を保つことが可
能となり、また、レートが異なる場合でも、その比率に
応じて量子化パラメータを制御することによって最適な
変換を行うことができるなどの効果がある。
【0119】実施の形態17.上記各実施の形態で示し
た通信イメージの構成だけでなく、多地点間の画像変換
システムや、蓄積メディアにおける画像データのコピー
などのシステムを構成できるのはいうまでもない。
【0120】また、上記各実施の形態では、係数削除/
追加/補正部321、符号化パラメータ補正/変換部3
24、量子化器推定部332等の変換に中心的役割をす
る部分を画像符号化データ合成部320の中に配置した
ものについて示したが、それらは必ずしも画像符号化デ
ータ合成部320内にある必要はなく、構成の方法によ
っては画像符号化データ解析部310の中にあっても、
それらの外部に独立して配置するようにしてもかまわな
い。
【0121】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第1の画像符号化データに第1のディジタル信号
処理を施して信号処理後の符号化データを生成し、第1
の画像符号化データに関する複数個の情報に基づいて、
その信号処理後の符号化データに第2のディジタル信号
処理を施して第2の画像符号化データを生成するように
構成したので、第1の画像符号化データを常に復号画像
に復号してから、その復号画像に関係なく第2の画像符
号化データに再符号化処理する場合に比べて、変換後の
画質の劣化を少なくすることができ、処理遅延を短縮す
ることが可能となるばかりか、装置規模を小さくできる
画像符号化データ変換装置が得られる効果がある。
【0122】請求項2記載の発明によれば、第1の画像
符号化データより信号処理後の符号化データを生成する
過程で第1の画像符号化データに関する複数個の情報を
抽出し、それに基づいて信号処理後の符号化データに第
2のディジタル信号処理を施して第2の画像符号化デー
タを生成するように構成したので、第2の符号化データ
を生成するための第2のディジタル信号処理に際して特
別な情報を付属させる必要がなく、無駄な情報を必要と
しない情報量的に効率のよい画像符号化データ変換装置
が得られる効果がある。
【0123】請求項3記載の発明によれば、分離部によ
って、第1の画像符号化データに合成されて送られてく
る、第1の画像符号化データを生成する際に使用された
当該第1の画像符号化データからは抽出できない第1の
画像符号化データに関する複数個の情報を分離し、それ
に基づいて信号処理後の符号化データに第2のディジタ
ル信号処理を施して第2の画像符号化データを生成する
ように構成したので、第2の符号化データを生成するた
めの第2のディジタル信号処理に際して第1のディジタ
ル信号処理の過程においては抽出できない情報を用いる
ことが可能となり、当該情報を用いない場合に比べて効
率のよい変換を行うことができる可能性がある画像符号
化データ変換装置が得られる効果がある。
【0124】請求項4記載の発明によれば、情報抽出推
定部によって、第1の画像符号化データより復号された
信号処理後の符号化データとしての画像データより、第
2のディジタル信号処理に必要な第1の画像符号化デー
タに関する複数個の情報を抽出もしくは推定し、それに
基づいて信号処理後の符号化データに第2のディジタル
信号処理を施して第2の画像符号化データを生成するよ
うに構成したので、復号を行う際に特別な処理を行うこ
とが不要となるため、装置構成を単純化することができ
る画像符号化データ変換装置が得られる効果がある。
【0125】請求項5記載の発明によれば、画像符号化
データ解析部に入力される第1の画像符号化データのデ
ータ量とは異なったデータ量を有する第2の画像符号化
データ画像を符号化データ合成部より生成するように構
成したので、変換後の画質の劣化や処理遅延が少ない、
データ量の異なった画像符号化データへの変換が行える
画像符号化データ変換装置が得られる効果がある。
【0126】請求項6記載の発明によれば、第1の画像
符号化データとは異なるデータ量を有した第2の画像符
号化データを生成する際、第1の画像符号化データを生
成する符号化処理、および第2の画像符号化データを復
号する復号処理を、変換処理と量子化処理とを含む変換
符号化を基本とした符号化処理とするように構成したの
で、変換や量子化に特化することによりデータ量の変換
を効率化することが可能になる効果がある。
【0127】請求項7記載の発明によれば、係数削除/
追加/補正部によって、画像符号化データ解析部で抽出
された変換係数あるいは量子化インデックスの一部の削
減を行い、残りの変換係数あるいは量子化インデックス
を変換するデータ量の比率に応じて変換するように構成
したので、変換係数あるいは量子化インデックスの一部
を削除することによりデータ量の削減が可能となり、ま
た残りの部分を変換するデータ量の比率に応じて補正し
ているので、単純に変換係数あるいは量子化インデック
スを間引いた場合に比べて、復号画像の品質を向上させ
ることができる効果がある。
【0128】請求項8記載の発明によれば、係数削除/
追加/補正部によって、削減対象の変換係数あるいは量
子化インデックスの近隣の変換係数あるいは量子化イン
デックスとの重みづけにより画像符号化データ解析部で
抽出された変換係数あるいは量子化インデックスの一部
を削減するように構成したので、データ量の削減が可能
となり、また単純に変換係数を間引いた場合に比べて復
号画像の品質を向上させることができる効果がある。
【0129】請求項9記載の発明によれば、係数削除/
追加/補正部によって、変換するデータ量の比率に応じ
た補正を行った新たな変換係数あるいは量子化インデッ
クスを、抽出された変換係数あるいは量子化インデック
スに追加するように構成したので、追加される新たな変
換係数あるいは量子化インデックスが変換するデータ量
の比率に応じて補正されるため、単純に変換係数あるい
は量子化インデックスを追加する場合に比べて、逆変換
後の画質を考慮したデータ量の追加が可能となり、より
高画質な変換が可能となる効果がある。
【0130】請求項10記載の発明によれば、係数削除
/追加/補正部によって、追加対象とその近隣の変換係
数あるいは量子化インデックスを含めた変換係数あるい
は量子化インデックス予測を行った上で、新たな変換係
数あるいは量子化インデックスを抽出された変換係数あ
るいは量子化インデックスに追加するように構成したの
で、変換係数あるいは量子化インデックスの追加に際し
て、復号した際の画像品質を向上させることが可能とな
るような予測が行われているため、単純に変換係数ある
いは量子化インデックスを追加する場合に比べて視覚的
に見やすい画像とすることが可能になり、より高画質な
変換を行うことができる効果がある。
【0131】請求項11記載の発明によれば、係数削除
/追加/補正部によって、変換係数あるいは量子化イン
デックスの抽出過程で得られた画像タイプが、今後の符
号化において予測に使用されないものであれば、変換係
数あるいは量子化インデックスを削減する比率を高くす
るように構成したので、時間単位のフレームの符号化ご
とに、そのフレームが次の時間単位の符号化で使用され
ない場合には、その画像に関するデータ量だけを削減す
ることができ、時間軸上でのトータルの画像品質を保っ
た、高品質な変換が可能となる効果がある。
【0132】請求項12記載の発明によれば、係数削除
/追加/補正部によって、変換係数あるいは量子化イン
デックスの抽出過程で得られた画像タイプが、今後の符
号化において予測に使用されるものであれば、変換係数
あるいは量子化インデックスを削減する比率を低くする
ように構成したので、そのフレームが次の時間単位の符
号化で使用される場合には、そのフレームでのデータ量
の削減比率が小さくなり、時間軸上でのトータルの画像
品質を保った、高品質な変換が可能となる効果がある。
【0133】請求項13記載の発明によれば、係数削除
/追加/補正部によって、今後の符号化で予測に使用さ
れる画像タイプであっても、今後の符号化にて予測に使
用されない画像ブロックであれば、変換係数あるいは量
子化インデックスを削減する比率を高くするように構成
したので、符号化ピクチャ情報ばかりでなく符号化ブロ
ック情報も使用して変換係数あるいは量子化インデック
スの削除比率を高くするか否かが判断されるため、より
細かな単位での制御が可能化となって、時間軸上でみた
場合に、より品質の高い変換を行うことができる効果が
ある。
【0134】請求項14記載の発明によれば、画像符号
化データ解析部に入力される第1の画像符号化データの
復号処理手順とは異なった復号処理手順を有する第2の
画像符号化データを画像符号化データ合成部より生成す
るように構成したので、異なった符号化方式の画像符号
化データを生成する際に、変換後の画像品質の高い変換
が可能になる効果がある。
【0135】請求項15記載の発明によれば、符号化パ
ラメータ補正/変換部によって、抽出された符号化パラ
メータの表現形式を、第1の画像符号化データの復号処
理手順における表現形式から第2の画像符号化データの
復号処理手順に変換するように構成したので、画像符号
化データ解析部に入力される第1の画像符号化データ
を、それとは復号処理手順の異なる第2の画像符号化デ
ータに変換して画像符号化データ合成部から出力するよ
うな場合でも、第1の画像符号化データを一旦画像にま
で復号してから、それを該当する符号化方式に従って再
度符号化する必要がなくなるため、装置の小型化、低価
格化をはかることができる効果がある。
【0136】請求項16記載の発明によれば、画像符号
化データ解析部に入力される第1の画像符号化データに
含まれる画像サイズとは時間的あるいは空間的に異なっ
た画像サイズを含む第2の画像符号化データを画像符号
化データ合成部より生成するように構成したので、変換
後の画像品質が高い、時間的あるいは空間的に画像サイ
ズの異なった画像符号化データへの変換が容易に行える
画像符号化データ変換装置が得られる効果がある。
【0137】請求項17記載の発明によれば、第1の画
像符号化データとは時間的あるいは空間的に異なった画
像サイズを有する第2の画像符号化データを生成する
際、第1の画像符号化データを生成する符号化処理、お
よび第2の画像符号化データを復号する復号処理を、動
き予測補償処理、変換処理、および量子化処理を含む変
換符号化を基本とした符号化処理とするように構成した
ので、動きベクトルを使用した動き補償予測、あるいは
変換係数や量子化ステップを変更することによる画像サ
イズの変換が可能になる効果がある。
【0138】請求項18記載の発明によれば、係数削除
/追加/補正部によって、変換する画像サイズの比率に
応じた補正を行った上で抽出された変換係数あるいは量
子化インデックスの増減を行うように構成したので、画
像サイズ変更時における符号化データの変換に際して、
変換する画像サイズに応じた変換係数量子化インデック
スの補正が行われるため、画像サイズを変換する際に発
生しやすい、解像度感の極端な劣化や不自然さを抑える
ことが可能となって、画像サイズ変更後の画像品質の劣
化を低減することができる効果がある。
【0139】請求項19記載の発明によれば、係数削除
/追加/補正部によって、変換する画像サイズの比率に
応じた抽出された動きベクトルの大きさの補正を行うよ
うに構成したので、動きベクトルの大きさが変更する画
像サイズの比率に応じて補正され、変換後の画像符号化
データにおける動きベクトルの効率を向上させることが
でき、補正されたベクトルを基準としたより狭い範囲の
動き補償探索によっても、より広い範囲の動き補償探索
範囲と同等の特性を得ることが可能となる効果がある。
【0140】請求項20記載の発明によれば、画像符号
化データ解析部に入力される第1の画像符号化データに
含まれる画像信号の時間的な並びとは異なる画像信号の
時間的な並びを含む第2の画像符号化データを画像符号
化データ合成部より生成するように構成したので、変換
後の画像品質が高い、異なる画像信号の時間的な並びを
含んだ画像符号化データへの変換が行える画像符号化デ
ータ変換装置が得られる効果がある。
【0141】請求項21記載の発明によれば、第1の画
像符号化データとは含まれる画像信号の時間的な並びが
異なる第2の画像符号化データを生成する際、第1の画
像符号化データを生成する符号化処理、および第2の画
像符号化データを復号する復号処理を、動き予測補償処
理つきの変換符号化を基本とした符号化処理とするよう
に構成したので、並びかえ後の動きベクトルを推定する
ことにより、効率のよい動き補償予測を行うことができ
る変換が可能になる効果がある。
【0142】請求項22記載の発明によれば、動き探索
部によって、画像符号化データ解析部で抽出された動き
ベクトルの大きさを、変換する画像の並び情報に応じて
推定するように構成したので、動きベクトルの大きさを
変換する画像の並び情報に応じて推定することにより、
変換後の動きベクトルによる符号化効率が向上する効果
がある。
【0143】請求項23記載の発明によれば、復号時の
単位時間あたりに含まれる復号画像信号の枚数が第1の
画像符号化データとは異なる第2の画像符号化データを
画像符号化データ合成部より生成するように構成したの
で、変換後の画像品質が高い、含まれる復号画像信号に
含まれる画像枚数の異なった画像符号化データへの変換
が行える画像符号化データ変換装置が得られる効果があ
る。
【0144】請求項24記載の発明によれば、第1の画
像符号化データに関する複数個の情報として量子化パラ
メータを抽出または推定するように構成したので、復号
画像から量子化パラメータの推定を行って、新たに生成
する第2の画像符号化データの画質を向上させることが
可能となるため、中継伝送といった用途において変換後
の画像品質を保つことができる画像符号化データ変換装
置が得られる効果がある。
【0145】請求項25記載の発明によれば、推定量子
化器推定部によって、画像符号化データ解析部の出力す
る復号画像より、第1の画像符号化データを生成した際
の量子化パラメータを推定するように構成したので、画
像符号化データ解析部が通常の復号動作と同等の動作を
行う場合に有効であり、変換の前後でレートが同一の場
合には最も品質の良い変換を行うことが可能となり、ま
た、レートが異なる場合でも、その比率に応じて量子化
パラメータを制御することにより最適な変換を行うこと
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像符号化デ
ータ変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 上記実施の形態における符号化処理装置の構
成例を示すブロック図である。
【図3】 上記符号化処理装置における符号化モードを
説明するための概念図である。
【図4】 上記実施の形態における復号処理装置の構成
例を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による画像符号化デ
ータ変換装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による画像符号化デ
ータ変換装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4から実施の形態7に
よる画像符号化データ変換装置の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】 この発明の実施の形態8および実施の形態9
による画像符号化データ変換装置の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図9】 この発明の実施の形態10による画像符号化
データ変換装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態11による画像符号
化データ変換装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態12による画像符号
化データ変換装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態13による画像符号
化データ変換装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態14による画像符号
化データ変換装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態15による画像符号
化データ変換装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明の実施の形態16による画像符号
化データ変換装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図16】 従来の画像符号化データ変換装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
30 画像符号化データ変換装置、40 符号化処理装
置、50 復号処理装置、200 入力画像信号、22
0 第1の画像符号化データ、221 信号処理後の符
号化データ、222,224,225 第1の画像符号
化データに関する複数個の情報、226 量子化インデ
ックス(符号化パラメータ)、227変換係数、230
符号化ピクチャ情報(符号化パラメータ)、231
符号化ブロック情報(符号化パラメータ)、232 量
子化パラメータ情報(符号化パラメータ)、233 動
きベクトル情報(符号化パラメータ)、236 復号画
像、240 第2の画像符号化データ、250 復号画
像信号、310 画像符号化データ解析部、320 画
像符号化データ合成部、321 係数削除/追加/補正
部、324 符号化パラメータ補正/変換部、329
動き探索部、332 量子化器推定部、340 分離
部、350 情報抽出推定部。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化された入力画像信号を符号
    化処理する符号化処理装置の生成した第1の画像符号化
    データを入力とし、前記第1の画像符号化データにディ
    ジタル信号処理を施して第2の画像符号化データを生成
    する画像符号化データ変換装置において、 前記第1の画像符号化データに第1のディジタル信号処
    理を施して、信号処理後の符号化データを生成する画像
    符号化データ解析部と、 前記画像符号化データ解析部から出力された信号処理後
    の符号化データ、および第1の画像符号化データに関す
    る複数個の情報を用いて、前記第1の画像符号化データ
    に関する複数個の情報に基づく第2のディジタル信号処
    理を前記信号処理後の符号化データに施して、前記第2
    の画像符号化データを生成する画像符号化データ合成部
    とを備えたことを特徴とする画像符号化データ変換装
    置。
  2. 【請求項2】 画像符号化データ解析部が、第1の画像
    符号化データに第1のディジタル信号処理を施して信号
    処理後の符号化データを生成する過程で、第1の画像符
    号化データに関する複数個の情報の抽出を行う機能を有
    し、 画像符号化データ合成部が、前記画像符号化データ解析
    部から出力された、前記信号処理後の符号化データ、お
    よび前記第1の画像符号化データに関する複数個の情報
    を用いて、前記第1の画像符号化データに関する複数個
    の情報に基づく第2のディジタル信号処理を前記信号処
    理後の符号化データに施して、第2の画像符号化データ
    を生成するものであることを特徴とする請求項1記載の
    画像符号化データ変換装置。
  3. 【請求項3】 第1の画像符号化データに合成されて送
    られてくる、第1の画像符号化データを生成する際に使
    用された当該第1の画像符号化データからは抽出できな
    い第1の画像符号化データに関する複数個の情報を、第
    1の画像符号化データから分離する分離部を設け、 画像符号化データ合成部が、画像符号化データ解析部か
    ら出力された信号処理後の符号化データと、前記分離部
    から出力された第1の画像符号化データに関する複数個
    の情報とを用いて、前記第1の画像符号化データに関す
    る複数個の情報に基づく第2のディジタル信号処理を前
    記信号処理後の符号化データに施して、第2の画像符号
    化データを生成するものであることを特徴とする請求項
    1記載の画像符号化データ変換装置。
  4. 【請求項4】 画像符号化データ解析部が、第1の画像
    符号化データに第1のディジタル信号処理を施してそれ
    を復号し、その復号された画像データを信号処理後の符
    号化データとして出力するものであり、 前記画像符号化データ解析部が生成した信号処理後の符
    号化データから、第2のディジタル信号処理に必要な、
    第1の画像符号化データに関する複数個の情報を抽出も
    しくは推定する情報抽出推定部を設け、 画像符号化データ合成部が、前記画像符号化データ解析
    部から出力された信号処理後の符号化データと、前記情
    報抽出推定部から出力された第1の画像符号化データに
    関する複数個の情報とを用いて、前記第1の画像符号化
    データに関する複数個の情報に基づく前記第2のディジ
    タル信号処理を前記信号処理後の符号化データに施し
    て、第2の画像符号化データを生成するものであること
    を特徴とする請求項1記載の画像符号化データ変換装
    置。
  5. 【請求項5】 画像符号化データ合成部が、画像符号化
    データ解析部からの第1の画像符号化データに関する複
    数個の情報に基づいて、前記画像符号化データ解析部か
    らの信号処理後の符号化データに対して第2のディジタ
    ル信号処理を施し、第2の画像符号化データの生成を行
    う際に、 前記画像符号化データ解析部に入力される第1の画像符
    号化データのデータ量とは異なったデータ量を有する前
    記第2の画像符号化データを生成するものであることを
    特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項
    記載の画像符号化データ変換装置。
  6. 【請求項6】 画像符号化データ解析部に入力される第
    1の画像符号化データを生成する際の、符号化処理装置
    におけるディジタル化された入力画像信号の符号化処
    理、および画像符号化データ合成部より出力される第2
    の画像符号化データより復号画像信号を生成する際の、
    復号処理装置における前記第2の画像符号化データの復
    号処理が、変換処理と量子化処理とを含む変換符号化を
    基本とした符号化処理に対応するものであることを特徴
    とする請求項5記載の画像符号化データ変換装置。
  7. 【請求項7】 画像符号化データ解析部が、逆量子化さ
    れた変換係数あるいは量子化インデックスを抽出するも
    のであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された変換係数ある
    いは量子化インデックスの一部を削減するとともに、変
    換するデータ量の比率に応じて前記変換係数あるいは量
    子化インデックスの補正を行う係数削除/追加/補正部
    を設けたことを特徴とする請求項6記載の画像符号化デ
    ータ変換装置。
  8. 【請求項8】 画像符号化データ解析部が、逆量子化さ
    れた変換係数あるいは量子化インデックスを抽出するも
    のであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された変換係数ある
    いは量子化インデックスの一部を削減する際に、削減対
    象の前記変換係数あるいは量子化インデックスと近隣の
    変換係数あるいは量子化インデックスの関連性を調べた
    上で重み付けを行い、それに基づいて前記変換係数ある
    いは量子化インデックスの一部を削減する係数削除/追
    加/補正部を設けたことを特徴とする請求項6記載の画
    像符号化データ変換装置。
  9. 【請求項9】 画像符号化データ解析部が、逆量子化さ
    れた変換係数あるいは量子化インデックスを抽出するも
    のであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された変換係数ある
    いは量子化インデックスに新たな変換係数あるいは量子
    化インデックスを追加する際に、前記新たな変換係数あ
    るいは量子化インデックスに対して変換するデータ量の
    比率に応じた補正を行って追加する係数削除/追加/補
    正部を設けたことを特徴とする請求項6記載の画像符号
    化データ変換装置。
  10. 【請求項10】 画像符号化データ解析部が、逆量子化
    された変換係数あるいは量子化インデックスを抽出する
    ものであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された変換係数ある
    いは量子化インデックスに新たな変換係数あるいは量子
    化インデックスを追加する際に、追加対象の変換係数あ
    るいは量子化インデックスとその近隣の変換係数あるい
    は量子化インデックスとを含めた変換係数あるいは量子
    化インデックスの予測を行って、変換係数あるいは量子
    化インデックスを追加する係数削除/追加/補正部を設
    けたことを特徴とする請求項6記載の画像符号化データ
    変換装置。
  11. 【請求項11】 画像符号化データ解析部が、逆量子化
    された変換係数あるいは量子化インデックスを抽出する
    ものであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された変換係数ある
    いは量子化インデックスの一部を削減する際に、前記画
    像符号化データ解析部にて得られる画像タイプを示す符
    号化パラメータを用いて現処理対象画像が今後の符号化
    において予測に使用されるか否かを判断し、今後の符号
    化において予測に使用されない画像タイプの場合、削減
    の比率を高くする係数削除/追加/補正部を設けたこと
    を特徴とする請求項6記載の画像符号化データ変換装
    置。
  12. 【請求項12】 画像符号化データ解析部が、逆量子化
    された変換係数あるいは量子化インデックスを抽出する
    ものであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された変換係数ある
    いは量子化インデックスの一部を削減する際に、前記画
    像符号化データ解析部にて得られる画像タイプを示す符
    号化パラメータを用いて現処理対象画像が今後の符号化
    において予測に使用されるか否かを判断し、今後の符号
    化において予測に使用される画像タイプの場合、削減の
    比率を低くする係数削除/追加/補正部を設けたことを
    特徴とする請求項6記載の画像符号化データ変換装置。
  13. 【請求項13】 画像符号化データ解析部が、逆量子化
    された変換係数あるいは量子化インデックスを抽出する
    ものであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された変換係数ある
    いは量子化インデックスの一部を削減する際に、前記画
    像符号化データ解析部にて得られる画像タイプを示す符
    号化パラメータ、および画像ブロックの予測タイプを示
    す符号化パラメータを用いて現処理対象画像が今後の符
    号化において予測に使用されるか否かを判断し、今後の
    符号化において予測に使用される画像タイプの場合であ
    っても、今後の符号化において予測に使用されない画像
    ブロックである場合には、削減の比率を高くする係数削
    除/追加/補正部を設けたことを特徴とする請求項6記
    載の画像符号化データ変換装置。
  14. 【請求項14】 画像符号化データ合成部が、画像符号
    化データ解析部からの第1の画像符号化データに関する
    複数個の情報に基づいて、前記画像符号化データ解析部
    からの信号処理後の符号化データに対して第2のディジ
    タル信号処理を施し、第2の画像符号化データの生成を
    行う際に、 前記画像符号化データ解析部に入力される第1の画像符
    号化データの復号処理手順とは異なった復号処理手順を
    有する前記第2の画像符号化データを生成するものであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいず
    れか1項記載の画像符号化データ変換装置。
  15. 【請求項15】 画像符号化データ解析部が、第1の画
    像符号化データよりその復号処理手順における表現形式
    による各種符号化パラメータを抽出するものであり、 前記画像符号化データ解析部にて抽出された各種符号化
    パラメータの表現形式を、前記第1の画像符号化データ
    の復号処理手順における表現形式から第2の画像符号化
    データの復号処理手順における表現形式に補正/変換す
    る符号化パラメータ補正/変換部を設けたことを特徴と
    する請求項14記載の画像符号化データ変換装置。
  16. 【請求項16】 画像符号化データ合成部が、画像符号
    化データ解析部からの第1の画像符号化データに関する
    複数個の情報に基づいて、前記画像符号化データ解析部
    からの信号処理後の符号化データに対して第2のディジ
    タル信号処理を施し、第2の画像符号化データの生成を
    行う際に、 前記画像符号化データ解析部に入力される第1の画像符
    号化データに含まれている画像信号の画像サイズとは、
    時間的あるいは空間的に異なる画像サイズの画像信号を
    含んだ前記第2の画像符号化データを生成するものであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいず
    れか1項記載の画像符号化データ変換装置。
  17. 【請求項17】 画像符号化データ解析部に入力される
    第1の画像符号化データを生成する際の、符号化処理装
    置におけるディジタル化された入力画像信号の符号化処
    理、および画像符号化データ合成部より出力される第2
    の画像符号化データより復号画像信号を生成する際の、
    復号処理装置における前記第2の画像符号化データの復
    号処理が、動きベクトルを用いた動き補償予測処理、変
    換処理、および量子化処理を含む変換符号化を基本とし
    た符号化処理に対応するものであることを特徴とする請
    求項16記載の画像符号化データ変換装置。
  18. 【請求項18】 画像符号化データ解析部が、逆量子化
    された変換係数あるいは量子化インデックスを抽出する
    ものであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された変換係数ある
    いは量子化インデックスの増減を行うとともに、変換す
    る画像サイズの比率に応じて前記増減する変換係数ある
    いは量子化インデックスの補正を行う係数削除/追加/
    補正部を設けたことを特徴とする請求項17記載の画像
    符号化データ変換装置。
  19. 【請求項19】 画像符号化データ解析部が、動き補償
    に使用される動きベクトルを抽出するものであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された動きベクトル
    の大きさを、変換する画像サイズの比率に応じて補正す
    る係数削除/追加/補正部を設けたことを特徴とする請
    求項17記載の画像符号化データ変換装置。
  20. 【請求項20】 画像符号化データ合成部が、画像符号
    化データ解析部からの第1の画像符号化データに関する
    複数個の情報に基づいて、前記画像符号化データ解析部
    からの信号処理後の符号化データに対して第2のディジ
    タル信号処理を施し、第2の画像符号化データの生成を
    行う際に、 前記画像符号化データ解析部に入力される第1の画像符
    号化データに含まれている画像信号の時間的な並びとは
    異なる画像信号の時間的な並びを含んだ前記第2の画像
    符号化データを生成するものであることを特徴とする請
    求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の画像符
    号化データ変換装置。
  21. 【請求項21】 画像符号化データ解析部に入力される
    第1の画像符号化データを生成する際の、符号化処理装
    置におけるディジタル化された入力画像信号の符号化処
    理、および画像符号化データ合成部より出力される第2
    の画像符号化データより復号画像信号を生成する際の、
    復号処理装置における前記第2の画像符号化データの復
    号処理が、動きベクトルを用いた動き補償予測処理、変
    換処理、および量子化処理を含む変換符号化を基本とし
    た符号化処理に対応するものであることを特徴とする請
    求項20記載の画像符号化データ変換装置。
  22. 【請求項22】 画像符号化データ解析部が、動き補償
    に使用される動きベクトルを抽出するものであり、 前記画像符号化データ解析部で抽出された動きベクトル
    の大きさを、変換する画像の並び情報に応じて推定し、
    その推定値をもとに探索する動き探索部を設けたことを
    特徴とする請求項21記載の画像符号化データ変換装
    置。
  23. 【請求項23】 画像符号化データ合成部が、画像符号
    化データ解析部からの第1の画像符号化データに関する
    複数個の情報に基づいて、前記画像符号化データ解析部
    からの信号処理後の符号化データに対して第2のディジ
    タル信号処理を施し、第2の画像符号化データの生成を
    行う際に、 前記第2の画像符号化データを復号したときの単位時間
    あたりに含まれる復号画像信号の枚数が、前記画像符号
    化データ解析部に入力される第1の画像符号化データに
    含まれる単位時間あたりの復号画像信号の枚数とは異な
    った前記第2の画像符号化データを生成するものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれ
    か1項記載の画像符号化データ変換装置。
  24. 【請求項24】 画像符号化データ合成部が、画像符号
    化データ解析部からの信号処理後の符号化データに第2
    のディジタル信号処理を施して第2の画像符号化データ
    を生成する際に、 第1の画像符号化データに関する複数個の情報として抽
    出もしくは推定された量子化パラメータを用いて前記第
    2の画像符号化データを生成するものであることを特徴
    とする請求項6記載の画像符号化データ変換装置。
  25. 【請求項25】 画像符号化データ解析部が、信号処理
    後の符号化データとして第1の画像符号化データを復号
    した復号画像を出力するものであり、 前記画像符号化データ解析部の出力する復号画像より、
    前記第1の画像符号化データを生成した際の量子化パラ
    メータを推定する量子化器推定部を設けたことを特徴と
    する請求項24記載の画像符号化データ変換装置。
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