JPH10513137A - 除去可能膜を備えた口具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 紙カートンまたは可撓性バッグの孔の周囲に融着できるフランジ（１７）を備えた、カートンまたはバッグの注ぎ口として使用する口具（１６）。フランジから外方に突出する注ぎ口には、該注ぎ口の高さのほぼ中間位置で注ぎ口の内面に設けられた内方突出部（２９）と一体の除去可能膜（３２）が設けられている。膜は凹状が好ましい。水平に配置されたプルリング（３９）が、連結部（３７）を介して膜に取り付けられており、リングを引っ張ると、膜の外縁部と突出部との結合部の引裂き線（３６）が破断されて、膜が除去される。キャップ（４６）は、注ぎ口にスナップ嵌合され、キャップおよび注ぎ口の補完ねじ（５２、２８）を緩めることにより取り外される。いたずら証拠明示バンド（５６）が、脆弱な態様でキャップスカート（４８）の下縁部に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】 除去可能膜を備えた口具発明の背景 １．発明の分野 本発明は、注ぎ口内部を封鎖する除去可能膜を備えた新規で優れた口具（fit- ment）に関する。より詳しくは、本発明は、液体および粉末のパッケージングに 使用される板紙カートンのパネルの孔の周囲にまたは孔を通して取り付けられる 口具または可撓性容器等の孔の周囲に取り付けられる口具、およびこのような口 具の蓋に関する。 ２．関連技術の説明 １９９４年４月１９日付米国特許第5,303,838 号の特に第１４図〜第１６図に は、膜を備えた口具が示されている。膜を開示する他の特許として、１９６９年 ７月２９日付米国特許第3,458,080 号、１９８３年４月１９日付米国特許第4,38 0,303 号等がある。本発明は、膜が注ぎ口の高さのほぼ中間位置に配置されてお りかつ凹状である点で従来技術を改善したものである。従って、この注ぎ口が取 り付けられた容器を圧縮すると、膜がベローズとして機能し、膜が口具の注ぎ口 から外れる危険なくこのような圧縮を吸収する。 口具と係合するいたずら証拠明示バンドを備えた口具キャップを、非回転押下 げ移動により取り付けることができる。発明の要約 本発明の口具は、板紙カートンのパネルまたは可撓性プラスチック容器に融着 されまたは取り付けられる周方向フランジを備えた注ぎ口部分を有する。フラン ジからは注ぎ口が上方に突出し、好ましい実施例では、注ぎ口の上端部に隣接し て雄ねじが設けられている。注ぎ口の高さのほぼ中間位置に、凹状の内部膜が設 けられており、該膜は、弱化線に沿って注ぎ口の内方突出部に結合されている。 リングを引っ張ると、膜が注ぎ口の内方突出部から分離される態様で、リングが 膜に連結されている。凹状膜は、後述のように、ベローズとして機能することが できる。膜が凹状であると、消費者によるリングの把持が容易になりかつ部品の 成形時にも或る利益が得られる。 本発明のキャップは、注ぎ口のねじと係合する雌ねじが設けられたスカートを 有する。キャップの下部には引裂きバンドが設けられており、該バンドは、注ぎ 口の下部に設けられた肩部の下にスナップ係合（パチンと嵌合）するビードを備 えている。引裂きバンドは、脆弱手段を介してスカートの上部に連結されており 、いたずらの証拠を残すことなくキャップを取り外せないようになっている。 本発明の一実施例では、キャップには、その頂部から垂下する中空栓が設けら れており、該中空栓は注ぎ口の上端部の内面をシールする。別の構成として、栓 を省略できる。キャップが取り外され、膜が注ぎ口から引き裂かれかつ容器内容 物の一部が分配された後は、キャップを用いて再閉鎖できる。別の実施例では、 キャップの頂部の下面にリブが形成される。キャップが注ぎ口にねじ込まれると 、リブが注ぎ口の上端部と係合して、内容物の漏れが防止される。 本発明の１つの特徴は、キャップを注ぎ口に対して下方に押し込み、注ぎ口お よびキャップスカートの係合ねじを互いに乗り越えさせ、次に相互係合させるこ とによりキャップを注ぎ口に取り付けることができることである。いたずら証拠 明示バンドは、注ぎ口の肩部と係合するビードを有し、バンドとスカートとを連 結する架橋連結部を断裂させることなく、およびいたずら証拠を残すことなくキ ャップを緩めることができないようにしている。図面の簡単な説明 本明細書の一部を形成する添付図面は、本発明の実施例を例示しかつ本発明の 原理を説明する役割を有する。 第１図は、組み立てられた状態のキャップおよび注ぎ口を示す縦断面図である 。 第２図は、本発明の注ぎ口を示す側面図である。 第３図は、本発明の注ぎ口を示す平面図である。 第４図は、第３図の４−４線に沿う縦断面図である。 第５図は、キャップを示す側面図である。 第６図は、第５図のキャップの平面図である。 第７図は、第５図の７−７線に沿う横断面図である。 第７Ａ図は、第７図の一部を示す部分拡大図である。 第８図は、第６図の８−８線に沿う縦断面図である。 第８Ａ図は、第８図の一部を示す部分拡大図である。 第８Ｂ図は、第８図の一部を示す部分断面図である。 第９図は、キャップの変更例を示す第８Ａ図と同様な部分拡大図である。 第１０図は、口具をカートンのパネル内に挿入する機械のアンビルのスパッド に、如何にして口具を一時的に取り付けるかを示す概略図である。好ましい実施例の詳細な説明 本発明が用いられる１つの環境は、孔１２を備えたカートンパネル１１に取り 付けることである。口具１６にはフランジ１７が設けられており、該フランジ１ ７は、孔１２の周囲でパネル１１の下面に融着または他の方法で取り付けられる 。フランジ１７の内縁部から段部１８が立ち上がっており、該段部１８は、孔１ ２内に嵌合される外径寸法およびパネル１１の厚さにほぼ等しい高さを有する。 口具１６は、その段部１８の上部に、内方に延びた部分１９を有する。該部分１ ９の内縁部から、下方の注ぎ口ストレッチ２１が上方に延びており、該ストレッ チ２１の上には、上方に向かって内方に傾斜する傾斜ストレッチ２２が設けられ 、該傾斜ストレッチ２２は、頂縁部２４に終端する垂直方向に延びた上方のスト レッチ２３に連続している。 下方の注ぎ口ストレッチ２１の下部の内面には、下方に向かって内方に傾斜し た傾斜ビード２６が形成されており、該傾斜ビード２６の目的は後述する。 下方の注ぎ口ストレッチ２１と傾斜ストレッチ２２との結合部には、後述のよ うに、いたずら証拠明示バンドを取り付けることを目的とする外肩部２７が形成 されている。ほぼ傾斜ストレッチ２２と上方のストレッチ２３との結合部の位置 における注ぎ口の内面には、上部内側コーナ３１を備えた内方延長部２９が設け られている。突出部２９の下面および該下面と下方の注ぎ口ストレッチ２１との 結合部は、容器内容物の分配を容易にする湾曲面３０である。突出部２９は、注 ぎ口の長さのほぼ中間に位置している。上方の注ぎ口ストレッチ２３の外面には 、図示のように、小さなピッチで、約２７０°の弧状長さをもつ８個の雄ねじ２ ８が形成されている。 コーナ３１の上方かつ内方には、膜３２が口具１６と一体に成形されている。 膜３２の中央部は、参照番号３２で示すように凹状になっている。膜３２の下方 外縁部３４は突出部２９の上部内側コーナ３１に結合されており、これらの連結 部は薄くかつ弱化線すなわち引裂き線３６を形成している。膜３２の一部には上 向き連結部３７が設けられている。該上向き連結部３７は、薄い垂直ガセット３ ８により補強されかつ頂縁部２４のレベルより下方に位置する水平プルリング３ ９に連結されている。使用者がリング３９を把持しかつ上方に引っ張ると、引裂 き線３６が破断され、膜３２を除去できる。 口具１６に使用されるキャップ４６は頂部４７を有し、該頂部４７には、下方 に丸くなったコーナ４９を介して上方のスカート４８が結合されている。上方の スカート４８の外面には垂直リブが設けられており、該垂直リブは、使用者が口 具１６からキャップ４６のねじを緩めることを補助する。上方のスカート４８に は、口具１６の雄ねじ２８と係合する雌ねじ５２が設けられている。両ねじ２８ 、５２の形状は、キャップ４６を口具１６上で垂直方向に押し下げると、雌ねじ ５２が雄ねじ２８上を滑って再係合できる形状である。 第１図および第５図〜第８図に示す本発明の形態では、頂部５７の下面に中空 栓５３が形成されており、該中空栓５３の下部外側コーナには、上方の口具２３ の内面と液体密封シール係合する湾曲縁部５４が設けられている。 上方のスカート４８の底部には、周方向に間隔を隔てた８個の脆い架橋連結部 ６１を介していたずら証拠明示バンド５６が一体的に取り付けられている。これ らの連結部６１の個数および位置は、適宜変更できることを理解されたい。バン ド５６には内側ビード５７が設けられており、該内側ビード５７は、キャップ４ ６を口具１６に取り付けるときに下肩部２７に対しスナップ係合する。肩部２７ の係合を容易にするため、バンド５６の内側ビード５７の直ぐ上には内側溝５８ が形成されている。バンド５６の上方外縁部にはラベット（さねはぎ溝）５９が 形成されている。バンド５６の上縁部には、ラベット５９の内側でかつ脆 い連結部６１の間で上方に延びた複数のバンパー６２が形成されている。これら のバンパー６２は、キャップ４６を成形する射出金型からキャップ４６を取り出 すときに、バンド５６が押し潰されないようにするのに使用される。また、バン パー６２は、スナップオンアクションによりキャップ４６を注ぎ口に組み付ける ときに、バンド５６が押し潰される傾向および連結部６１が早期破断する傾向を 低減させる。ラベット５９が設けられているため、消費者は、連結部６１が完全 な状態にあるか否かを一層容易に観察でき、従っていたずらを感知できる。 第９図に示す実施例では、栓５３が省略されている。栓５３よりかなり短いビ ード６６が頂部４７ａの下面から垂下している。キャップ４６が口具１６から緩 められかつ膜３２が除去された後は、使用者が容器内容物の一部のみを分配した いと望むであろうことは理解されよう。キャップ４６の上部は再閉キャップとし て機能する。ビード６６は、注ぎ口の上方のストレッチ２３の内面と係合する。 第９図の実施例が前の実施例と類似している他の点に関しては、前の実施例で使 用した参照番号に添字「ａ」を付した参照番号で対応部品が示されている。 第１０図に示すように、口具のフランジ１７をパネル１１の下面に融着させる 自動機械は当業界で知られている。このような機械の一形態では、アンビル７１ は、スパッド７３が取り付けられたフランジ７２を有し、スパッド７３が下方の 注ぎ口ストレッチ３１の内部に嵌合されることにより、口具１６をシュート（図 示せず）から拾い上げるようになっている。膜３２の凹状領域３３の最下方部分 は、スパッド７３の上縁部より上方に位置している。第１０図に示す本発明の形 態では、スパッド７３は、該スパッド７３が口具１６の下端部から挿入されると き、内側ビード２６がスパッド７３の外面と摩擦係合できる外径を有している。 スパッド７３には凹部７４が形成されており、膜３２の凹部３３と干渉しないよ うになっている。スパッド７３の孔７６は、口具１６が第１図に示すようにカー トンパネル１１に配置されたときに、スパッド７３からの口具１６の解放を妨げ る虞れのあるあらゆる真空を除去する。 以上、添付図面に例示した本発明の好ましい実施例に関連して詳細に説明した 。本発明は好ましい実施例に関連して説明したが、これらの実施例が、本発明を これらの実施例に限定するものではないことを理解すべきである。一方、本発明 は、 請求の範囲に記載の本発明の精神および範囲内に包含される変更例および均等物 をもカバーするものである。 本発明の特定実施例の上記説明は、例示および説明を目的とするものである。 上記説明は本発明を上記正確な形態に限定するものではなく、上記教示から種々 の変更が可能である。本発明の実施例は、本発明の原理およびその実用法を最も 良く説明するため、従って当業者が、本発明および意図する特定用途に適した変 更例を最も良く利用できるようにするため、選択されかつ説明された。本発明の 範囲は請求の範囲の記載およびその均等物により定められる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１月１０日 【補正内容】 第３図は、本発明の注ぎ口を示す平面図である。 第４図は、第３図の４−４線に沿う縦断面図である。 第５図は、キャップを示す側面図である。 第６図は、第５図のキャップの平面図である。 第７図は、第５図の７−７線に沿う横断面図である。 第７Ａ図は、第７図の一部を示す部分拡大図である。 第８図は、第６図の８−８線に沿う縦断面図である。 第８Ａ図は、第８図の一部を示す部分拡大図である。 第８Ｂ図は、第８図の一部を示す部分断面図である。 第９図は、キャップの変更例を示す第８Ａ図と同様な部分拡大図である。 第１０図は、口具をカートンのパネル内に挿入する機械のアンビルのスパッド に、如何にして口具を一時的に取り付けるかを示す概略図である。好ましい実施例の詳細な説明 本発明が用いられる１つの環境は、孔１２を備えたカートンパネル１１に取り 付けることである。口具１６にはフランジ１７が設けられており、該フランジ１ ７は、孔１２の周囲でパネル１１の下面に融着または他の方法で取り付けられる 。フランジ１７の内縁部から段部１８が立ち上がっており、該段部１８は、孔１ ２内に嵌合される外径寸法およびパネル１１の厚さにほぼ等しい高さを有する。 口具１６は、その段部１８の上部に、内方に延びた部分１９を有する。該部分１ ９の内縁部から、下方の注ぎ口ストレッチ２１が上方に延びており、該ストレッ チ２１の上には、上方に向かって内方に傾斜する傾斜ストレッチ２２が設けられ 、該傾斜ストレッチ２２は、頂縁部２４に終端する垂直方向に延びた上方のスト レッチ２３に連続している。 下方の注ぎ口ストレッチ２１の下部の内面には、下方に向かって内方に傾斜し た傾斜ビード２６が形成されており、該傾斜ビード２６の目的は後述する。 下方の注ぎ口ストレッチ２１と傾斜ストレッチ２２との結合部には、後述のよ うに、いたずら証拠明示バンドを取り付けることを目的とする外肩部２７が形成 されている。ほぼ傾斜ストレッチ２２と上方のストレッチ２３との結合部の位置 における注ぎ口の内面には、上部内側コーナ３１を備えた内方突出部２９が設け られている。突出部２９の下面および該下面と下方の注ぎ口ストレッチ２１との 結合部は、容器内容物の分配を容易にする湾曲面３０である。突出部２９は、注 ぎ口の長さのほぼ中間に位置している。上方の注ぎ口ストレッチ２３の外面には 、図示のように、小さなピッチで、約２７０°の弧状長さをもつ８個の雄ねじ２ ８が形成されている。 コーナ３１の上方かつ内方には、膜３２が口具１６と一体に成形されている。 膜３２の中央部は、参照番号３２で示すように凹状になっている。膜３２の下方 外縁部３４は突出部２９の上部内側コーナ３１に結合されており、これらの連結 部は薄くかつ弱化線すなわち引裂き線３６を形成している。膜３２の一部には上 向き連結部３７が設けられている。該上向き連結部３７は、薄い垂直ガセット３ ８により補強されかつ頂縁部２４のレベルより下方に位置する水平プルリング３ ９に連結されている。使用者がリング３９を把持しかつ上方に引っ張ると、引裂 き線３６が破断され、膜３２を除去できる。 口具１６に使用されるキャップ４６は頂部４７を有し、該頂部４７には、下方 に丸くなったコーナ４９を介して上方のスカート４８が結合されている。上方の スカート４８の外面には垂直リブ５１が設けられており、該垂直リブは、使用者 が口具１６からキャップ４６のねじを緩めることを補助する。上方のスカート４ ８には、口具１６の雄ねじ２８と係合する雌ねじ５２が設けられている。両ねじ ２８、５２の形状は、キャップ４６を口具１６上で垂直方向に押し下げると、雌 ねじ ５２が雄ねじ２８上を滑って再係合できる形状である。 第１図および第５図〜第８図に示す本発明の形態では、頂部５７の下面に中空 栓５３が形成されており、該中空栓５３の下部外側コーナには、上方の口具２３ の内面と液体密封シール係合する湾曲縁部５４が設けられている。 上方のスカート４８の底部には、周方向に間隔を隔てた８個の脆い架橋連結部 ６１を介していたずら証拠明示バンド５６が一体的に取り付けられている。これ らの連結部６１の個数および位置は、適宜変更できることを理解されたい。バン ド５６には内側ビード５７が設けられており、該内側ビード５７は、キャップ４ ６を口具１６に取り付けるときに下肩部２７に対しスナップ係合する。肩部 ２７の係合を容易にするため、バンド５６の内側ビード５７の直ぐ上には内側溝 ５８が形成されている。バンド５６の上方外縁部にはラベット（さねはぎ溝）５ ９が形成されている。バンド５６の上縁部には、ラベット５９の内側でかつ脆い 連結部６１の間で上方に延びた複数のバンパー６２が形成されている。これらの バンパー６２は、キャップ４６を成形する射出金型からキャップ４６を取り出す ときに、バンド５６が押し潰されないようにするのに使用される。また、バンパ ー６２は、スナップオンアクションによりキャップ４６を注ぎ口に組み付けると きに、バンド５６が押し潰される傾向および連結部６１が早期破断する傾向を低 減させる。ラベット５９が設けられているため、消費者は、連結部６１が完全な 状態にあるか否かを一層容易に観察でき、従っていたずらを感知できる。 第９図に示す実施例では、栓５３が省略されている。栓５３よりかなり短いビ ード６６が頂部４７ａの下面から垂下している。キャップ４６が口具１６から緩 められかつ膜３２が除去された後は、使用者が容器内容物の一部のみを分配した いと望むであろうことは理解されよう。キャップ４６の上部は再閉キャップとし て機能する。ビード６６は、注ぎ口の上方のストレッチ２３の内面と係合する。 第９図の実施例が前の実施例と類似している他の点に関しては、前の実施例で使 用した参照番号に添字「ａ」を付した参照番号で対応部品が示されている。 第１０図に示すように、口具のフランジ１７をパネル１１の下面に融着させる 自動機械は当業界で知られている。このような機械の一形態では、アンビル７１ は、スパッド７３が取り付けられたフランジ７２を有し、スパッド７３が下方の 注ぎ口ストレッチ２１の内部に嵌合されることにより、口具１６をシュート（図 示せず）から拾い上げるようになっている。膜３２の凹状領域３３の最下方部分 は、スパッド７３の上縁部より上方に位置している。第１０図に示す本発明の形 態では、スパッド７３は、該スパッド７３が口具１６の下端部から挿入されると き、内側ビード２６がスパッド７３の外面と摩擦係合できる外径を有している。 スパッド７３には凹部７４が形成されており、膜３２の凹部３３と干渉しないよ うになっている。スパッド７３の孔７６は、口具１６が第１図に示すようにカー トンパネル１１に配置されたときに、スパッド７３からの口具１６の解放を妨げ る虞れのあるあらゆる真空を除去する。 以上、添付図面に例示した本発明の好ましい実施例に関連して詳細に説明した 。本発明は好ましい実施例に関連して説明したが、これらの実施例が、本発明を これらの実施例に限定するものではないことを理解すべきである。一方、本発明 は、請求の範囲に記載の本発明の精神および範囲内に包含される変更例および均 等物をもカバーするものである。 本発明の特定実施例の上記説明は、例示および説明を目的とするものである。 上記説明は本発明を上記正確な形態に限定するものではなく、上記教示から種々 の変更が可能である。本発明の実施例は、本発明の原理およびその実用法を最も 良く説明するため、従って当業者が、 請求の範囲 １．一定外形寸法をもつ外面を有するマンドレルのスパッドに対し着脱可能に固 定される形状および寸法を有し、容器壁に接着され、容器壁の孔を包囲するのに 使用される口具において、 前記孔を包囲する容器壁に接着される寸法をもつ環状の注ぎ口フランジと、 下端部、上端部、内壁および外壁をもつ、フランジから上方に突出する注ぎ 口と、 該注ぎ口を密閉するための、注ぎ口と一体の膜とを有し、該膜は周方向の脆 い弱化線に沿って前記内壁に結合された周縁部を備え、前記弱化線は、前記注ぎ 口の長さのほぼ中間距離だけ、前記下端部から上方に間隔を隔てた位置にあり、 前記注ぎ口の前記下端部に隣接する前記内壁に設けられた内側ビードを有し 、該ビードはスパッドの一定外形寸法より僅かに小さい直径を有し、 前記注ぎ口の前記内壁は、ほぼ前記弱化線に至るまで前記内側ビードの上方 には障害物がなく、これにより、スパッドを前記下端部内に挿入したとき、スパ ッドが前記内側ビードと着脱可能に係合しかつほぼ前記弱化線まで前記注ぎ口の 内壁に対して心出しされ、 前記膜の上方で前記注ぎ口内に配置されたプルタブと、 該プルタブと前記膜との間の連結部とを有し、これにより、前記プルタブを 引っ張ると前記膜が前記弱化線に沿って前記注ぎ口から分離されることを特徴と する口具。 ２．一定外形寸法をもつ外面を有するマンドレルのスパッドに対し着脱可能に固 定される形状および寸法を有し、容器壁に接着されて容器壁の孔を包囲するのに 使用される口具において、 前記孔を包囲する容器壁に接着される寸法をもつ環状の注ぎ口フランジと、 下端部、上端部、内壁および外壁をもつ、フランジから上方に突出する注ぎ 口と、 該注ぎ口を密閉するための、注ぎ口と一体の膜とを有し、該膜は周方向の脆 い弱化線に沿って前記内壁に結合された周縁部を備え、前記弱化線は、前記注ぎ 口の下端部内への前記スパッドの挿入時に、前記スパッドが容器壁の厚さよりか なり大きい距離進入できるように、前記下端部から充分な距離だけ上方に間隔を 隔てた位置にあり、 前記注ぎ口の前記下端部に隣接する前記内壁に設けられた内側ビードを有し 、該ビードはスパッドの一定外形寸法より僅かに小さい直径を有し、 前記注ぎ口の前記内壁は、ほぼ前記弱化線に至るまで前記内側ビードの上方 には障害物がなく、これにより、スパッドを前記下端部内に挿入したとき、スパ ッドが前記内側ビードと着脱可能に係合しかつほぼ前記弱化線まで前記注ぎ口の 内壁に対して心出しされ、 前記膜の上方で前記注ぎ口内に配置されたプルタブと、 該プルタブと前記膜との間の連結部とを有し、これにより、前記プルタブを 引っ張ると前記膜が前記弱化線に沿って前記注ぎ口から分離されることを特徴と する口具。 ３．前記内壁は、前記ビードの上方の円筒体からなり、該円筒体は、前記ビード の高さよりかなり大きい高さを有することを特徴とする請求の範囲第１項または 第２項に記載の口具。 ４．前記内壁には、前記円筒体の上方に向かうにつれて内方に細くなるストレッ チが形成されており、該ストレッチは、ほぼ前記弱化線の位置に終端しており、 これにより、前記下端部内への前記スパッドの挿入時に、スパッドが前記ストレ ッチと接触することを特徴とする請求の範囲第２項に記載の口具。 ５．前記注ぎ口の外壁には第１ねじが形成されており、 頂部および垂下スカートからなるキャップを更に有し、該キャップが、内壁 、および前記第１ねじと係合する、前記内壁上に形成された第２ねじを備え、 前記第１ねじおよび第２ねじは、前記キャップが、該キャップと前記注ぎ口 とを相対回転させることなく下方に直線移動させることにより前記注ぎ口に取り 付けられるように形成されかつ寸法を有することを特徴とする請求の範囲第１項 または第２項に記載の口具。 ６．前記スカートの下に配置されるいたずら証拠明示バンドを更に有し、該バン ドが、内部注ぎ口係合手段、前記バンドの上縁部と前記スカートの下縁部とを連 結する脆弱手段、および前記フランジの上方に位置する下縁部を備え、 前記注ぎ口の外壁にはバンド係合手段が設けられ、前記注ぎ口係合手段およ び前記バンド係合手段は、前記キャップが該キャップと前記口具とを相対回転さ せることなく下方に直線移動されることにより前記口具に取り付けられるときに 相互係合し、 前記キャップは、脆弱手段が完全である限り前記注ぎ口に固定されており、 かつ前記脆弱手段を破断することなく前記口具から取り外すことができないこと を特徴とする請求の範囲第５項に記載の組合せ。 ７．前記膜は下方に凹んでいることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項 に記載の口具。 ８．前記内壁には内方突出部が形成され、前記周縁部が前記突出部に結合されて いることを特徴とする請求の範囲第１項または第２項に記載の口具。 ９．前記突出部は第１上部内側コーナを有し、前記膜の前記縁部は第２下部外側 コーナを有し、該第２コーナは前記第１コーナの上方かつ内方に配置されかつ前 記弱化線の位置で前記第１コーナに結合されていることを特徴とする請求の範囲 第８項に記載の口具。 10．前記プルタブがリングからなることを特徴とする請求の範囲第１項または第 ２項に記載の口具。 11．前記連結部の垂直ガセットを更に有し、該ガセットの幅が前記連結部の幅よ り小さいことを特徴とする請求の範囲第１項または第２項に記載の口具。 12．前記膜は、前記フランジの周囲、前記注ぎ口の上端部および前記プルタブか らほぼ等距離にある中心点を有することを特徴とする請求の範囲第７項に記載の 口具。 13．容器壁の孔に挿入するための、口具キャップを備えた口具を有し、 前記口具本体は、孔を包囲する壁に接着できる寸法をもつ環状注ぎ口フラン ジを備え、 下端部、上端部、内壁および外壁をもつ、フランジから上方に突出する注ぎ 口と、 該注ぎ口を密閉するための、注ぎ口と一体の膜とを有し、該膜は周方向の脆 い弱化線に沿って前記内壁に結合された周縁部を備え、 前記膜の上方で前記注ぎ口内に配置されたプルタブと、 前記タブ上の一点と前記膜上の一点との間の連結部とを有し、これにより、 前記プルタブを引っ張ると前記膜が前記弱化線に沿って前記注ぎ口から分離され 、 前記外壁上の第１ねじを有し、 前記キャップが、頂部と、内壁を備えた垂下スカートとからなり、 前記第１ねじと係合する、前記内壁上の第２ねじを更に有し、 前記第１ねじおよび第２ねじは、前記キャップが該キャップと前記口具とを 相対回転させることなく下方に直線移動されることにより前記口具に取り付けら れるように形成されかつ寸法を有し、前記第１ねじおよび第２ねじは、互いに乗 り越えてスリップできるように変形し、次に再係合することを特徴とする組合せ 。 14．内部注ぎ口係合手段を備えた、前記スカートの下のいたずら証拠明示バンド と、該バンドの上縁部と前記スカートの下縁部とを連結する脆弱手段とを更に有 し、前記いたずら証拠明示バンドが前記フランジの上方に位置する下縁部を備え 、 前記注ぎ口が、前記外壁上のバンド係合手段を有し、前記注ぎ口係合手段お よび前記バンド係合手段は、前記キャップと前記口具とを相対回転させることな く下方に直線移動させることにより前記キャップが前記口具に取り付けられると きに相互係合し、 前記キャップは、脆弱手段が完全である限り前記注ぎ口に固定されており、 かつ前記脆弱手段を破断することなく前記口具から取り外すことができないこと を特徴とする請求の範囲第１３項に記載の組合せ。 15．前記口具は一定外形寸法をもつ外面を有するマンドレルのスパッドに対し着 脱可能に固定される形状および寸法を有し、前記口具は容器壁に超音波融着でき る材料からなり、前記内壁上の内側ビードを更に有し、該ビードは、前記口具を スパッドに対し着脱可能に固定するため、スパッドの一定外形寸法より僅 かに小さい直径を有し、 前記注ぎ口の前記内壁は、スパッドを前記下端部内に充分な距離挿入できる ように、前記内側ビードの上方には障害物がなく、前記内側ビードをスパッドの 外面に対し着脱可能に係合させることができることを特徴とする請求の範囲第１ ３項に記載の組合せ。 16．孔が形成された容器壁を備えた容器を更に有し、前記注ぎ口フランジが超音 波振動により容器壁に接着され、 前記スカートの下のバンドが前記注ぎ口と係合し、脆弱手段が前記バンドの 上縁部と前記スカートの下縁部とを連結し、前記バンドが前記フランジの上方に 位置する下縁部を備え、 前記バンドは超音波融着により前記注ぎ口に接着され、前記ねじは、前記脆 弱手段が切断された後に互いに回転できることを特徴とする請求の範囲第１３項 に記載の組合せ。 17．前記バンドが内部注ぎ口係合手段を有し、前記注ぎ口の外壁にはバンド係合 手段が設けられ、前記注ぎ口係合手段およびバンド係合手段は、前記キャップが 該キャップと前記口具とを相対回転させることなく下方に直線移動されて前記口 具に取り付けられるときに相互係合し、 前記キャップは、脆弱手段が完全である限り前記注ぎ口に固定されており、 かつ前記脆弱手段を破断することなく前記口具から取り外すことができないこと を特徴とする請求の範囲第１６項に記載の組合せ。 18．前記脆弱手段は周方向に間隔を隔てて配置された架橋連結部からなることを 特徴とする請求の範囲第１４項に記載の口具。 19．前記頂部の下面に取り付けられた第３注ぎ口係合手段を更に有し、該手段は 前記注ぎ口の内壁をシールする形状を有していることを特徴とする請求の範囲第 １３項に記載の口具。 20．前記第３注ぎ口係合手段が中空栓からなることを特徴とする請求の範囲第１ ９項に記載の口具。 21．前記第３注ぎ口係合手段は、前記キャップを前記口具から最初に取り外した 後、前記注ぎ口を再閉鎖するときに前記注ぎ口と係合できるビードからなるこ とを特徴とする請求の範囲第１５項に記載の口具。 22．請求の範囲第１項または第２項に記載の口具と、一定外形寸法をもつ外面を 有するスパッドを備えたマンドレルとの組合せにおいて、前記スパッドは前記下 端部内に嵌合されかつ前記内側ビードと着脱可能に係合することを特徴とする組 合せ。 23．前記膜は下方に凹んでおり、前記スパッドは前記膜と補完関係をなす凹状を 有することを特徴とする請求の範囲第２２項に記載の組合せ。 24．前記マンドレルは、前記注ぎ口フランジと係合する、前記スパッドの下のマ ンドレルフランジを有することを特徴とする請求の範囲第２３項に記載の組合せ 。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｂ６５Ｄ 53/00 (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＵＡ(ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ )，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ， ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，Ｋ Ｇ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ ，ＶＮ (72)発明者 チェノールト ローソン エル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95112 サン ホセ フォールスティック コート 890 キャップ スナップ カ ンパニー内 (72)発明者 サンドー ラズロー ジー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95112 サン ホセ フォールスティック コート 890 キャップ スナップ カ ンパニー内 (72)発明者 ルーク ダニエル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95112 サン ホセ フォールスティック コート 890 キャップ スナップ カ ンパニー内

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．容器壁の孔を包囲するのに使用する口具において、前記孔を包囲する前記壁 に接着される寸法を有する環状フランジと、該フランジから外方に突出しかつ内 壁および外壁を有する注ぎ口と、該注ぎ口を閉鎖するための注ぎ口と一体の膜で あって、周方向の弱化線に沿って前記内壁に結合された周縁部を有する膜と、該 膜の上方に配置されるプルタブと、該タブ上の一点と前記膜の前記縁部上の一点 との間の連結部とを有することを特徴とする口具。 ２．前記膜が凹状であることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の口具。 ３．前記内壁には内方突出部が形成され、前記周縁部が前記突出部に結合されて いることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の口具。 ４．前記突出部が第１上部内側コーナを有し、前記膜の前記縁部が第２下部外側 コーナを有し、前記第２コーナが、前記第１コーナの上方かつ内方に配置されて おりかつ前記弱化線を介して第１コーナに結合されていることを特徴とする請求 の範囲第３項に記載の口具。 ５．前記プルタブがリングからなることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の 口具。 ６．前記連結部の垂直ガセットを更に有し、該ガセットの幅が前記連結部の幅よ り小さいことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の口具。 ７．前記口具を前記容器の壁に取り付ける外部装置のスパッドと係合するための 、前記膜の下の前記注ぎ口の内部のスパッド係合手段を更に有することを特徴と する請求の範囲第１項に記載の口具。 ８．前記注ぎ口にはキャップ係合手段が形成され、頂部と、前記キャップ係合手 段に対し着脱可能に係合できる注ぎ口係合手段を備えた垂下スカートとからなる キャップを更に有することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の口具。 ９．前記キャップ係合手段および前記注ぎ口係合手段は、前記キャップを、下方 への非回転直線移動により前記口具に取り付けることができるように形成されか つ寸法が定められていることを特徴とする請求の範囲第８項に記載の口具。 10．前記キャップ係合手段が前記注ぎ口の外部にありかつ前記スカートの前記注 ぎ口係合手段が内部にあることを特徴とする請求の範囲第８項に記載の口具。 11．前記キャップ係合手段および注ぎ口係合手段が係合ねじからなることを特徴 とする請求の範囲第８項に記載の口具。 12．前記キャップが更に、前記スカートの下のいたずら証拠明示バンドと、該バ ンドの上縁部と前記スカートの下縁部とを連結する脆弱手段と、脆弱手段バンド 上の第２注ぎ口係合手段とを有し、前記口具が、前記第２注ぎ口係合手段と係合 できるように配置されかつ寸法が定められたバンド係合手段を更に有し、前記キ ャップは、前記脆弱手段を破断させることなく前記口具から取り外すことができ ないことを特徴とする請求の範囲第８項に記載の口具。 13．前記脆弱手段が、周方向に間隔を隔てて配置された架橋連結部からなること を特徴とする請求の範囲第１２項に記載の口具。 14．前記第２注ぎ口係合手段が内側ビードからなり、前記バンド係合手段が前記 注ぎ口の外方突出部からなり、該突出部の下面が肩部として形成され、前記ビー ドが前記肩部の下にロックされることを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の 口具。 15．前記注ぎ口の内壁をシールする形状をもつ、前記頂部の下面に設けられた第 ３注ぎ口係合手段を更に有することを特徴とする請求の範囲第１２項に記載の口 具。 16．前記第３注ぎ口係合手段が中空栓からなることを特徴とする請求の範囲第１ ５項に記載の口具。 17．前記注ぎ口係合手段は、前記口具から前記キャップを最初に取り外した後、 前記注ぎ口に前記キャップを閉鎖するときに前記注ぎ口と係合できるビードから なることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載の口具。 18．請求の範囲第１項に記載の口具と、内面および外面を備えた容器との組合せ において、前記内面に接着された前記フランジが前記孔を包囲し、前記フランジ には、内縁部と、該内縁部から上方に延びかつ前記孔から出る段部と、該段部と 前記注ぎ口とを結合する手段とが形成されていることを特徴とする組合せ。