JPH10511417A - カチオン性ポリウレタンを基本成分とするポリマー分散物 - Google Patents

カチオン性ポリウレタンを基本成分とするポリマー分散物

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JPH10511417A JP8520173A JP52017396A JPH10511417A JP H10511417 A JPH10511417 A JP H10511417A JP 8520173 A JP8520173 A JP 8520173A JP 52017396 A JP52017396 A JP 52017396A JP H10511417 A JPH10511417 A JP H10511417A
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Abstract

(57)【要約】 水性分散物を製造する方法において、1種類または複数種のビニルモノマーを、乳化剤としてのカチオン的に安定化したポリウレタンの存在下に水中で乳化重合する。この乳化重合は遊離基開始剤を用いて開始する。

Description

【発明の詳細な説明】 カチオン性ポリウレタンを基本成分とするポリマー分散物 本発明はカチオン可溶性ポリウレタンの分散物、その製造方法およびカチオン 電着塗料の添加物としてのその用途に関する。 電着塗装法は金属製薄板を塗装する場合に有利であることが判っている。縁部 、特に尖った縁部を塗装する場合には薄い塗膜厚しか得ることができない。顔料 濃度を増すことで、縁部近辺の被覆が改善されるが、それによって表面に凹凸が 増加する。顔料添加量を著しく増すことは、経済上の理由からも望ましくない。 バインダー中にミクロゲルを存在させることによっても縁部の塗装を改善できる 。かゝる方法は例えば米国特許第4,788,246号明細書、ヨーロッパ特許 出願公開第282,000号明細書およびドイツ特許出願公開第4,204,5 81号明細書に開示されている。 ミクロゲル含有バインダーの製造には追加的な反応段階が必要とされる。ミク ロゲル粒子とバインダーとは、それらの混合物が分離してしまうの避けるために 、互いに化学的に充分に類似していることが必要である。ミクロゲルと浴液との 間の比重差は、沈澱を回避するために僅かだけでなければならない。 コア−シェル構造を有するミクロゲルが提案されている(European Coatings Journal,(1)、第6頁以降、1991)。シェル の材料中のイオン基、特にカチオン基はミクロゲル粒子含有電着塗装浴の親水性 および安定性を改善する。 ミクロゲル粒子の製造は、樹脂混合物に水を添加することによって行うが、そ の際にコア−シェル構造を有する粒子が水に分散した分散物が生じる。混合物の 樹脂の1種類がその際にシェルを形成し、別の樹脂はコアを形成する。この一次 粒子を80〜90℃に1〜7時間加熱することによって架橋させる。架橋した分 散物を浸漬塗装浴に添加する。この方法では両方の樹脂が均一な混合物を生じな ければならず、水の添加に続いて、異なる親水性によってコア−シェル構造を形 成しなければならない。それ故に材料の組合せには限界がある。 他の解決法はヨーロッパ特許出願公開第249,884号明細書に開示されて いる。即ちそこには、ブロックされたイソシアネートの混合物が硬化剤として使 用されており、その際に1種類のイソシアネート成分の析出温度が60〜120 ℃であり、第2種類目のそれが40℃ほど高い。比較的低い温度で解離するブロ ックされたイソシアネートはバインダーを時期尚早的に濃化しそして縁部から流 れ落ちるのを防止する。このバインダーはイソシアネート成分の高い反応性のた めに、時期尚早的硬化によって浴中に凝集物を形成する傾向を有しており、それ によって浴の有効寿命がマイナスの影響を受ける。縁部の保護効果は浴液中のイ ソシアネートのそれぞれの量に依存しており、意図的に変更することもできる。 それ故に本発明の課題は、カチオン電着塗装の際に縁部の保護を、従来技術か ら公知の解決法の欠点なしに改善することである。別の課題は、塗装の準備ので きた浴に用途目的にそれぞれ適合する量で添加することができそして一般に使用 される浴液との相容性が最も高い添加物によってこの改善を達成することであっ た。 驚くべきことに、乳化剤としてのカチオン性ポリウレタンを用いたビニルポリ マーの分散物を通例に使用されるあらゆる浴液と相容性があることは驚くべきこ とである。カチオン性浸漬浴中の添加物としてこれらの分散物は特にそれの架橋 した状態(ミクロゲル分散物)で浸漬塗装の際に縁部の保護を著しく改善する。 更に、この分散物が未架橋状態にて印刷インキのバインダーとしても著しく適し ていることも見出した。その低い乳化剤含有量のために速やかに乾燥しそしてカ チオン“脱墨(deinking)”挙動を容易にもたらし得る。 本発明の対象は、カチオン的に可溶化したポリウレタンを基本成分とする乳化 剤の存在下に水中で1種類以上のビニルモノマーを遊離基開始乳化重合すること によって得られる特にミクロゲル粒子の水性分散物でもある。 本発明の対象は、かゝる分散物を製造する方法において、オレフィン性不飽和 モノマーをカチオン性ポリウレタンの水性分散物の存在下に遊離基開始剤を用い て重合することを特徴とする、上記方法にも関する。 更に本発明の対象は、架橋した分散物(ミクロゲル粒子分散物)の製造方法に おいて、オレフィン性不飽和モノマーをカチオン性ポリウレタンの水性分散物の 存在下に遊離基開始剤を用いて重合し、その際にオレフィン性不飽和モノマーが 複数のオレフィン性不飽和結合を持つ化合物の成分を含有していることを特徴と する、上記方法にも関する。 また本発明の対象は、電着塗装の際に縁部の保護を改善するために電着塗装浴 中に添加物として本発明のミクロゲル粒子分散物を用いることにも関する。 本発明は、少なくとも1種類の陰極析出性樹脂を含有する水性電着塗装浴中に 基体を浸漬し、該基体を陰極として接続し、直流によって該基体の上に塗膜を析 出させ、該基体を浴から取り出しそして析出した塗膜を焼付けることによって、 導電性基体を塗装する方法にも関する。この方法は、水性電着塗装浴が冒頭に規 定した様なミクロゲル粒子を含有していることを特徴としている。 本発明の別の対象は、本発明の分散物を印刷インキのバインダーとして未架橋 の状態で用いることに関する。 本発明の分散物は、120℃で2時間乾燥した後の乾燥残留物として測定して 一般に10〜60重量% 、好ましくは20〜50重量% の粒子含有量を有してお り、そして粒子の数の90% が5〜500nm、好ましくは10〜400nm、 特に好ましくは30〜300nmの直径を有している様な粒度分布を有している 。 本発明にとって、脂肪族ビニルモノマー、例えば酸残基中の炭素原子数1〜1 8の脂肪族カルボン酸のビニルエステルおよびアルキル残基中に1〜8個の炭素 原子を有するビニルエーテルおよびビニルケトン、ビニル−およびビニリデンハ ロゲニド、α,β−オレフィン性不飽和カルボン酸のアルキル残基中に1〜18 個の炭素原子を有するアルキルエステルおよびアルキル残基中に2〜10個の炭 素原子を持つヒドロキシアルキルエステル、場合によってはアルキル置換されて いてもよい相応する酸およびそれの酸アミド;更に芳香族ビニルモノマー、例え ばスチレン、ビニルトルエンおよびビニルナフタレンが適している。酸残基中に 2〜6個の炭素原子を持つ脂肪族カルボン酸のビニルエステル、アクリル−およ びメタクリレート酸のアルキル残基中炭素原子数1〜8のアルキルエステルおよ びアルキル残基中炭素原子数2〜10のヒドロキシアルキルエステルおよびスチ レンが特に有利である。未架橋の分散物を製造するためには、一つのオレフィン 性不飽和結合を持つビニルモノマーを使用する。複数のオレフィン性不飽和結合 を持つ化合物をモノマー混合物に添加すると、架橋しておりそしてミクロゲル粒 子を形成する分散物が得られる。ジビニルモノマー、例えばジビニルベンゼン、 ブタンジオール−ジアクリレート、グリコールジビニルエーテル、アジピン酸ジ ビニルエステル、アリルビニルエーテルおよび三つの不飽和結合を持つ化合物、 例えばトリアリルシアヌレートおよびジアリルフマレートが特に有利である。こ の場合、複数の不飽和結合を持つ化合物の割合はオレフィン性不飽和モノマーの 化合物の合計量を基準として15% まで、好ましくは0.001〜10% 、特に 好ましくは0.01〜5% である。 ビニルモノマーの重合は遊離基開始剤によって開始される。本発明では開始剤 成分として有機アゾ化合物、特に脂肪族アゾ化合物、および特に好ましくはアゾ ビスアルカンを使用する。同様に過酸化化合物、例えば過酸化物、例えば過酸化 水素、過酸の塩、例えば過硫酸塩および過炭酸塩、有機系過酸化合物、例えばア ルキルヒドロペルオキシド、ジアシルペルオキシドおよび有機ペルオキソ酸も適 している。開始剤成分として上述の過酸化化合物を還元剤、例えば亜硫酸塩また は亜硫酸水素塩、ヒドロキシルアミン、ロンガライトおよびエノール化可能なカ ルボニル化合物、例えばアスコルビン酸を使用するのが特に有利である。遷移金 属、例えば鉄、銅またはセリウムの塩の添加は促進効果をもたらす。 乳化剤としてはカチオン性ポリウレタンを、ビニルモノマーの重量を基準とし て5〜50% 、好ましくは10〜30% の量で使用する。これらは少なくとも1 種類のの二官能性−または多官能性イソシアネートより成るイソシアネート成分 B、2つ以上の水酸基を持つ少なくとも1種類の有機化合物より成るポリオール 成分Aおよび少なくとも1つの第三アミノ基並びに、水酸基、メルカプト基、第 一−および第二アミノ基の群から選択されるイソシアネートと反応し得る少なく とも1つの基を持つ少なくとも1種類の有機化合物Cを反応させることによって 得られる。 ポリヒドロキシ化合物Aは例えばポリヒドロキシポリエーテルA1、ポリヒド ロキシポリエステルA2、ポリヒドロキシポリエステルアミドA3、ポリヒドロ キシポリカルボナートA4およびポリヒドロキシポリオレフィンA5から選択さ れる。場合によっては化合物Aに低分子量グリコール、例えばグリコール自体、 ジ−またはトリエチレングリコール、プロパンジオール−1,2または−1,3 、ブタンジオール−1,4、ネオペンチルグリコール、ヘキサアンジオール−1 ,6、シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス−(4’−ヒドロキシシクロ ヘキシル)プロパン並びに多価アルコール、例えばトリスヒドロキシアルキルア ルカン(例えばトリメチロールプロパン)またはテトラキスヒドロキシアルキル アルカン(例えばペンタエリスリット)を添加する。これらのポリヒドロキシ化 合物は個々にまたはそれら相互の混合物として使用することができる。ポリヒド ロキシポリエーテルおよびポリヒドロキシポリエステルが特に有利である。 ポリヒドロキシポリエーテルA1には例えば式 H−〔−O−(CHR)n −〕m −OH 〔式中、Rは水素原子または場合によっては置換基を持つ炭素原子数6までのア ルキル残基あり、 nは2〜6の整数でありそして mは10〜120の整数である。〕 で表されるポリエーテルジオールがある。例にはポリエチレングリコール、ポリ プロピレングリコール、それらの共重合体並びにポリテトラメチレングリコール がある。特に分子量400〜5000g /モルを有するポリプロピレングリコー ルが有利である。他の適するポリヒドロキシポリエーテルには構造式 〔式中、n、n’、n”、n"'=1・・・6 m=10・・・120 p=0、1、2 Y=H、アルキル基〕 で表される分岐したポリヒドロキシポリエーテルがある。この化合物は例えば三 価またはそれ以上の価数のアルコール、例えばグリセリン、トリメチロールプロ パンおよびペンタエリスリットをエポキシド、例えばエチレンオキシドおよび/ またはプロピレンオキシドと反応させることによって得られる。エチレンオキシ ドおよびプロピレンオキシドから誘導されるオリゴマーおよびポリマーが特に有 利である。 ポリヒドロキシポリエステルA2は、ポリカルボン酸またはそれの酸無水物と 有機ポリヒドロキシ化合物とのエステル反応によって製造される。ポリカルボン 酸およびポリヒドロキシ化合物は脂肪族、芳香族または脂肪族/芳香族の混合で もよい。適するポリヒドロキシ化合物にはアルキレングリコール、例えばグリコ ール、プロパンジオール−1,2および−1,3、ブタンジオール−1,4、ネ オペンチルグリコール、ヘキサンジオール−1,6並びに多価アルコール、例え ばトリスヒドロキシアルキルアルカン(例えばトリメチロールプロパン)または テトラキスヒドロキシアルキルアルカン(例えばペンタエリスリット)がある。 分子中炭素原子数2〜18の適するポリカルボン酸にはフタル酸、イソフタル酸 、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、コハク酸、ア ジピン酸、アゼライン酸ン、セバシン酸、マレイン酸、グルタル酸、ヘキサクロ ロヘプタンジカルボン酸、テトラクロロフタル酸、トリメリット酸およびピロメ リット酸がある。これらの酸の替わりに、存在する限りそれらの酸の酸無水物も 使用することができる。ポリカルボン酸としては二量体−および三量体脂肪族酸 も使用できる。炭素原子数2〜4のアルキレングリコールと脂肪族ジカルボン酸 、特にアジピン酸とのポリエステルが特に有利である。 他の適するポリヒドロキシポリエステルはポリラクトン類、例えばε−カプロ ラクトンとポリオールとの反応によって得られるポリカプロラクトンから誘導さ れる。かゝる化合物は例えば米国特許第3,169,945号明細書に開示され ている。この反応によって得られるポリラクトンポリオールは末端水酸基が存在 していることおよびラクトンから誘導されるポリエステルの繰り返し単位がある ことに特徴がある。この繰り返し単位は式 〔式中、nは特に有利には4〜6であり、 置換基Rは水素原子、アルキル残基、シクロアルキル残基またはアルコキシ残 基であり、ただし置換基は炭素原子数が12より多くなくそしてラクトン環中の 置換基の炭素原子数総数が12を超えない。〕 に相当する。 出発材料として使用されるラクトンは任意のラクトンまたはラクトンの任意の 組合せでもよく、その際にこれらのラクトンは環中に少なくとも6個の炭素原子 を有しているべきであり、例えば6〜8個の炭素原子を有しそして環の酸素基に 結合する炭素原子上に少なくとも2つの水素置換基が存在している。出発物質と して使用されるラクトンは次の一般式で表すことができる: 〔式中、nおよびRは上述の意味を有する。〕 本発明において特に有利なラクトンは、nが4の値を持つε−カプロラクトン である。最も有利なラクトンはnが4の値でありそして全てのR−置換基が水素 原子である非置換のε−カプロラクトンである。このラクトンは多量に入手でき そして優れた性質のバインダーをもたらすので特に有利である。更に種々の他の ラクトンを単独でまたは相互の混合物として利用することができる。 ラクトンとの反応に適する脂肪族ポリオールの例にはエチレングリコール、1 ,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ヘキサンジオール−1,6 、ジメチロールシクロヘキサン、トリメチロールプロパンおよびペンタエリスリ ットがある。 ポリヒドロキシポリエステルアミドA3は例えばポリカルボン酸とアミノアル コールとから誘導される。適するポリカルボン酸およびポリヒドロキシ化合物は A2の所に記載しており、適するアミノアルコールは例えばエタノールアミンお よびモノイソプロパノールアミンである。 ポリヒドロキシポリカルボナートA4は一般式 〔式中、R’はアルキレン残基を意味する。〕 で表されるポリカルボナート−ジーオルが特に有利である。OH−官能性ポリカ ルボナートはポリオール、例えばプロパンジオール−1,3、ブタンジオール− 1,4、ヘキサンジオール−1,6、ジエチレングリコール、トリエチレングリ コール、1,4−ビスヒドロキシメチルシクロヘキサン、2,2−ビス〔4’− ヒドロキシシクロヘキシル〕プロパン、ネオペンチルグリコール、トリメチロー ルプロパン、ペンタエリスリットをジカルボナート、例えばジメチル−、ジエチ ル−またはジフェニルカルボナートとまたはホスゲンと反応させることによって 製造できる。かゝるポリオールの混合物も同様に使用することができる。 ポリヒドロキシポリオレフィンA5は例えば少なくとも2つの末端水酸基を持 つオリゴマーのまたはポリマーのオレフィンから誘導される。特にα,ω−ジヒ ドロキシポリブタジエンを挙げるのが有利である。 更に同様に適する別のポリヒドロキシ化合物にはポリアセタール、ポリシロキ サンおよびアルキッド樹脂がある。 多官能性イソシアネートBはポリウレタン化学で通例に使用されているもので ある。適するイソシアネートの例には脂肪族ジイソシアネート、例えばトリメチ レンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイ ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、1,5−ジイソシ アネート−2−メチルペンタン、1,12−ジイソシアネートドデカン、プロピ レンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、1−メチルトリメチレンジ イソシアネート、1,3−シクロペンチレンジイソシアネート、1,4−シクロ ヘキシレンジイソシアネート、1,2−シクロヘキシレンジイソシアネート、1 ,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2 ,4−および2,6−トルイレンジイソシアネート(TDI)、4,4’−ビフ ェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(M DI)、1,5−ナフチレンジイソシアネート、1,4−ナフチレンジイソシア ネート、1−イソシアナートメチル−5−イソシアナート−1,3,3−トリメ チルシクロヘキサン(IPDI)、ビス−(4−イソシアネートシクロヘキシル )メタン、2,2−ビス(4’−イソシアネートシクロヘキシル)プロパン、4 ,4’−ジイソシアネートジフェニルエーテル、2,3−ビス−(8−イソシア ネートオクチル)−4−オクチル−5−ヘキシルシクロヘキセン、テトラメチル キシリレンジイソシアネート(TMXDI)、上記のジイソシアネートのイソシ アヌレート並びに上記のジイソシアネートのアロファナートがある。かゝるイソ シアネートの混合物も同様に使用できる。脂肪族イソシアネートのIPDIおよ びHDI、並びにTMXDI、TDIおよびMDI並びにそれらの多環式オリゴ マーが特に有利である。 化合物Cはイソシアネートに対して反応性の少なくとも1つの基または少なく とも1つのカチオン性−またはカチオン形成性基を有している。カチオン性−ま たはカチオン形成性基は第三アミノ基から誘導するのが特に有利である。イソシ アネート基に対して反応性の基は水酸基、第一−および第二アミノ基並びにメル カプト基から選択される。これらの基は、イソシアネートに対して反応性の基の 数が2以上であるならば、Cの化合物中に混合状態で存在していてもよい。化合 物Cとしては少なくとも1つの第三アミノ基および少なくとも1つの第一−また は第二アミノ基を持つポリアミン、少なくとも1つの第三アミノ基および少なく とも1つの水酸基および/またはメルカプト基を持つ化合物が有利であることが 判っている。ジメチルアミノプロピルアミンが特に有利である。 成分A、BおよびCの量は、カチオン性ポリウレタンに5〜40、好ましくは 10〜30、特に好ましくは約17〜25mg/g(樹脂固形分含有量を基準と する)のアミン価が得られる様に選択する。 本発明の水性分散物は、カチオン的に安定化したポリウレタンの水性分散物に 60〜98℃、好ましくは70〜95℃の温度で第一段階でそれぞれ5〜20% の開始剤成分およびビニルモノマー成分を添加しそして2〜20分の予備反応時 間の後に開始剤成分およびビニルモノマー成分の残りの80〜95% を計量供給 することによって有利に製造できる。この第二の計量供給は60〜240分にわ たって一様に行う。本発明の方法の特に有利な別の実施形態においては、第二の 計量供給の終了後に別の量のイソシアネート成分を2〜20分の間添加する。開 始剤成分の総量の内のこの第三の添加の量割合は2〜20% である。分散物を更 に60〜240分間、反応温度に維持しそしてその後に濾過する。 一つの不飽和結合を持つビニルモノマーの量の1〜50% 、好ましくは2〜2 0% の部分を二つ以上の不飽和結合を持つビニルモノマーに交換することによっ て、本発明の方法において架橋分散物が得られる。複数の不飽和結合を持つビニ ルモノマーの割合次第で分散粒子の低い架橋密度または高い架橋密度およびそれ 故に低いまたは高い硬度が得られる。 本発明のミクロゲル分散物は添加物として電着塗装浴(ETL浴)で使用する ことができる。このものは浴液の重量を基準として一般に0.1〜10% 、好ま しくは0.5〜5% 、特に好ましくは1〜3% の量で添加する。通例の電気泳動 浴に含まれるカソード析出性バインダーに本発明のミクロゲル分散物を添加する と、同じ電着塗装電圧および一時間にてその他は同じの添加物不含の浴に比較し て尖った縁部の近縁部において均一な層厚に改善される。 本発明の電着塗装浴はこの目的のために慣用されるあらゆるバインダー、架橋 剤、顔料、触媒および添加物を含有している。結合剤としては例えば自己架橋性 のまたは特に有利には異物質により架橋されるカチオン性のアミン変性エポキシ 基樹脂が適している。 カチオン性のアミン変性エポキシ樹脂とは、場合によっては変性されたポリエ ポキシド、第一−および/または第二アミンあるいはそれらの塩および/または 第三アミン類の塩および場合によってはポリオール、ポリカルボン酸、ポリアミ ンまたはポリスルフィドより成るカチオン性反応生成物を意味する。 バインダーとしてはカチオン性アミノウレタン樹脂、例えばヨーロッパ特許出 願公開第274,721号明細書、同第272,665号明細書および同第23 4,395号明細書に記載されているものが適する。 このバインダーが自己架橋性でない場合には、架橋剤としてフェノール樹脂、 多官能性マンニッヒ塩基、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂またはブロック されたポリイソシアネートを使用する。 顔料ペーストの製法は一般に公知である〔D.H.Parker、Princ iples of Surface Coating Technology、 Interscience Publischers、ニューヨーク(1965 );H.F.Yates, Electoropainting, Rober t Robert Draper Ltd.Teddington/英国(19 66);H.F. Payne、Organic Coating Techn ology、第2巻、Wiley and Sons、ニューヨーク(1961 )参照〕。顔料ペーストは原則として電着塗料に適するあらゆる顔料を含有して いる。一般に二酸化チタンは唯一のまたは主要な白色顔料である。他の白色顔料 またはエキステンダー、例えば酸化アンチモン、酸化亜鉛、塩基性の炭酸鉛、塩 基性の硫酸鉛、炭酸バリウム、磁器、粘土、炭酸カルシウム、珪酸アルミニウム 、二酸化珪素、炭酸マグネシウムおよび珪酸マグネシウムも使用することができ る。有色顔料としては例えばカドミウム−イエロー、シアナクリドン−レッド、 カーボンブラック、フタロシアニン−ブルー、クロム−イエロー、トルイジル− レッドおよび水和化酸化鉄が利用できる。 顔料ペーストは顔料の他に可塑剤、フィラー、湿潤剤等も含有していてもよい 。 顔料ペーストは、製造された電着塗装浴が電着塗装に必要な性質を有する様な 量でカソード電着塗装合成樹脂の水性分散物に添加する。大抵の場合には顔料と カソード電着塗装樹脂との重量比が0.05〜0.5である。 本発明のミクロゲル分散物は塗料調製の際に添加する。 本発明の電着塗装浴はカソード電着塗装樹脂、顔料ペーストおよび本発明のミ クロゲル粒子分散物の他に更に別の添加物、例えば追加的溶剤、酸化防止剤、界 面活性剤等を含有していてもよい。 本発明の電着塗装浴の固形分含有量は7〜35% 、好ましくは12〜25% で ある。電解塗装用浴のpH値は4〜8、好ましくは5〜7.5である。 本発明の電着塗装浴はあらゆる導電性基体を被覆するのに、特に金属、例えば 鋼鉄、アルミニウム、銅およびこれらの類似物を塗装するのに用いることができ る。鋼鉄は亜鉛メッキ、燐酸塩処理されたまたは燐酸塩処理されていないもので もよい。 電着塗装浴は導電性のアノードおよびカソードとして接続された導電性基体と 接触させる。アノードとカソードとの間に電流を印加した際に、カソードの上に 堅固に付着した塗膜が析出する。 電着塗装浴の温度は15〜40℃、好ましくは25〜35℃である。 印加した電圧は大きな幅で変えることができ、例えば2〜1000Vである。 しかしながら一般には50〜500Vの間の電圧で実施する。電流密度は一般に 10〜3000A/m2である。電着塗装の過程で電流密度は低下する。 電着塗装後に、塗装された物質を洗浄しそして焼付ける。 塗布された塗膜を一般に130〜200℃の温度で10〜60分、好ましくは 150〜180℃で15〜30分にわたって焼付ける。 未架橋の状態の分散物の本発明に従う別の用途は、カチオン脱墨印刷(dei nkable printing)インキのための成分である。驚くべきことに 、本発明の分散物を含有する印刷インキは公知のバインダーを含有する印刷イン キよりも速やかに乾燥することを見出した。 本発明を以下の実施例によって説明する。 百分率および重量部は重量に関し、% 表示は全部で100% して読む。 実施例 実施例1:乳化剤 2モルのジエチレングルコールモノブチルエーテル、5.66モルのブチルグ リコールおよび1.13モルのトリメチロールプロパンを最初に導入し、80℃ で5.89モルの(R)Desmodur VLを4時間にわたって計量供給する 。2.6% のNCO−値が達成された後に、0.75モルのN,N−ジメチルア ミノプロピルアミンを添加する。この場合、物質温度が約110℃に上昇する。 95℃に冷却した後に0.6モルの蟻酸を50% 濃度水溶液として添加しそして 攪拌する。次いで脱イオン水を用いるて分散させそして55% の固形分含有量に 調整する。 実施例2:分散物 実施例1のカチオン性ポリウレタンの55% 濃度分散物524g および脱塩水 975.6g を最初に導入する。この混合物を90℃に加温し、次いでa)10 0g の脱塩水に6.6g の第三ブチルヒドロペルオキシド(80% 濃度)を溶解 した溶液、b)100g の脱塩水に10.4g のアスコルビン酸を溶解した溶液 およびc)651.6g のスチレン、20.4g のヒドロキシエチルメタクリレ ート、28.8g のドデカンチオールおよび55.4g のイソオクチルブチラー トより成る混合物を添加する。この添加を停止し、反応混合物を10分間、90 ±2℃で攪拌する。この停止時間の後に残りの溶液を90分にわたって平行して ±2℃で反応混合物に一様に計量供給する。計量供給30分後に5分にわたって 、0.6gの第三ブチルヒドロペルオキシド80% 濃度および1g のアスコルビ ン酸を100g の脱塩水に溶解した溶液を添加する。この分散物を90℃に更に 2時間維持しそして冷却後に濾過する。40% の固形分含有量、20.7ミリモ ル/100g(固形分含有量)の酸含有量および4.8のpH値を有する微細分 散物が得られる。 実施例3:架橋した分散物 実施例1のカチオン性ポリウレタンの545.5g の55% 濃度分散物および 954.6g の脱塩水より成る分散物に90±2℃でそれぞれa)6.7g の第 三ブチルヒドロペルオキシド(80% 濃度)を水に溶解した溶液、b)11g の アスコルビン酸を100g の脱塩水に溶解した溶液およびc)54.5g のジビ ニルベンゼンおよび627.1g のスチレンより成る溶液のそれぞれ10% を添 加する。10分停止後に、これぞれの溶液の残り90% を90分にわたって一様 に、かつ平行して90±2℃で計量供給する。30分計量供給の後に5分にわた って、0.7g の第三ブチルペルオキシド(80% 濃度)および1.1g のアス コルビン酸を100g の脱塩水に溶解した溶液を添加する。その後に分散物を更 に2時間、90℃に維持しそして冷却後に濾過する。40% の固形分含有量、4 .5のpH値および21ミリモル/100g (固形分含有量)の酸含有量を有す る、有機溶剤に透明に溶解しない微細なミクロゲル分散物が得られる。 実施例4:顔料ペーストの製造 ドイツ特許第3,940,781号明細書(実施例5)と同様にジブチル酸化 錫含有触媒ペーストを製造する。 4.1:エポキシ−アミン−付加物 1224部のエトキシプロパノールに204部(2モル)のN,N−ジメチル アミノプロピルアミンを溶解した溶液に60〜80℃で1時間の間に1708部 (4モル)のDenacol(R)EX−145〔フェノール−(EO5)−グリ シジルエーテル〕を添加する。次にこの混合物をエポキシ含有量が検出限界以下 に低下するまで(固形分含有量を基準とするアミン価:約117mg/g、固形 分含有量約50% )、80〜100℃に維持する。 4.2:ウレタン 296部のキシレンに348部のDesmodur(R)T80(80% の2, 4−および20% の2,6−トルイレンジイソシアネートの混合物)を溶解した 溶液に、40〜60℃で540部のイソ−オクタデシルアルコールおよび0.9 部のジブチル錫ジラウレートを1時間にわたって添加する。この混合物を、遊離 イソシアネート含有量が約9.5に低下するまで(固形分含有量約75% )この 温度に維持する。 4.3:エポキシウレタン 1280部(2モルのエポキシド)のBecopox(R)SEP311(キシ レン75% 濃度溶液)を80% に加温する。この溶液に1時間にわたって118 4部のウレタン(実施例4.2、75% 濃度)を添加する。この混合物を、遊離 イソシアネートがもはや検出できなくなるまで80℃に維持する。次いで溶剤を 減圧下に留去し、残渣を1232部のエトキシプロパノールにて約60% の固形 分含有量に希釈する。 4.4:バインダー 4.3の溶液中に、4.1で得られる溶液を導入する。この混合物を、酸価お よびエポキシ含有量が実質的に0に低下するまで60〜80℃に維持する。この 混合物をブチルグリコールにて55% の固形分含有量に希釈する。 4.5:グラインド型樹脂(ヨーロッパ特許出願公開第0,183,025号 明細書の実施例3) 攪拌機、温度計、滴加ロート、還流冷却器および水分離器を備えた反応器で、 ビスフェノールAを基本構成成分とする380部のエポキシ樹脂(分子量を1分 子当たりのエポキシ基の平均数で割った“エポキシ当量”は約190g/モル) を268部の獣脂アミンおよび104部のN,N−ジエチルアミノプロピルアミ ンと75〜80℃で、エポキシ含有量が0に低下するまで反応させる。80℃に 冷却した後に60部のパラホルムアルデヒド(91% 濃度)を添加し、共沸剤の トルエンを用いて38部の反応水を共沸留去する。共沸剤は減圧下に留去し、残 渣を90部の2−メトキシプロパノールに採る。樹脂は以下のデータを示す: 25℃での粘度: 7000mPa.s アミン価: 188mg/g 脂肪族構造部の重量割合: 33% 分子量(計算値): 744g/モル 固形分含有量: 55% 4.6:触媒ペースト(ドイツ特許出願公開第3,940,781号明細書の 実施例5) 30g の2−エトキシプロパノール、3g の市販の湿潤剤、2g の氷酢酸およ び40g のジブチル錫酸化物をディソルバー中で混合し、60℃で2時間分散さ せる。実施例4.5のグラインド型樹脂60g および脱塩水64g を添加し、こ の混合物を必要な粒度までミルで摩砕する。 4.7:ペースト樹脂 実施例4.4の10.6g のバインダー、0.6g の酢酸(50% 濃度)、0 .6部の2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール(Su rfynol 104(R)、湿潤剤)および実施例4.6の12.3部の触媒ペ ーストを互いに混合する。これに攪拌下に4.0部の珪酸鉛、0.4部のカーボ ンブラックおよび40.2部の二酸化チタンを添加する。31.3部の脱塩水に て適当な粘度に調製し、顔料ペーストを適当なミル中で適当な粒度に摩砕する。 実施例5:アミノ−エポキシ樹脂 攪拌機、温度計、滴下ロートおよび還流冷却器を備えた反応器で、ビスフェノ ールAを基本構成成分とする566.4g のポリグリシジルエーテル(エポキシ 当量:472g/モル)を322g のメトキシプロパノール中に溶解した溶液に 、52.6gの(R)Texanol、42g のジエタノールアミンを40℃で計 量供給する。次いで20.4g のジメチルアミノプロピルアミン、および116 gの1,6−ジアミノヘキサンと500g のCardura(R)E10(α位で 分岐した炭素原子数9〜11のモノカルボン酸のグリシジルエステル)との付加 生成物123.2g を40〜50℃で添加しそしてこの溶液をゆっくり90〜1 00℃に加熱する。反応が完了した後に、所定の温度を更に3時間維持する。そ の時のエポキシ含有量は0である。 アミン価: 98(mgKOH)/g(固体樹脂) 固形分含有量: 70重量% 実施例6:樹脂と硬化剤とよりバインダー 攪拌機、温度計、滴下ロートおよび還流冷却器を備えた反応器で、90〜10 0℃に加温した実施例5のアミノ−エポキシ樹脂を最初に導入しそして減圧蒸留 に付す。溶剤の全量を除いたら直ちに90〜95℃に冷却する。この混合物を1 1g の85% 濃度蟻酸で中和する。このバイダー分散物の7部の固形分含有量に 、実施例1の硬化剤の3部の固形分含有量を添加し、この混合物を酸価およびエ ポキシ価が実質的に0に低下するまで60〜80℃に維持する。次いで脱塩水を 、固形分含有量が40% になるまで脱塩水を混入する。 実施例7:塗料調製物 実施例6の300部のバインダー分散物を攪拌下に180部の脱塩水で約25 % の固形分含有量に希釈する。この透明塗料溶液を実施例4.7の109部の顔 料ペーストおよび1.2部の50% 濃度蟻酸と混合する。次いで脱塩水で約18 % の固形分含有量に調整する。顔料/バインダー比は約0.4:1である。 実施例8:電着塗装/電着塗装の結果 塗料調製物を、開放されたガラス製容器中での電着塗装に付す。カソードとし て亜鉛メッキした基体を利用しそしてアノードとしてカソードから5〜10cm 離してブライト(bright)鋼鉄製薄板を使用する。浴温度は28℃であり 、電着塗装時間は2分である。攪拌はPTFE被覆されたマグネット−スタラー を用いて行う。 塗料調製物に本発明の添加物I(実施例2のもの)および添加 物II(実施例3のもの)を浴液の重量を基準としてそれぞれ1あるいは3% の樹 脂固形分含有量で添加する。 それぞれに達成される塗膜厚および、塗布されそして次いで硬化(焼付条件: 20分、165℃の炉温度)された塗膜の表面品質並びに塩水噴霧試験の後の孔 空き薄板への縁部保護試験(Herberts GmbH:電着塗装での縁部保 護試験)を以下の表に総括掲載する:
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年11月14日 【補正内容】 明細書 カチオン性ポリウレタンを基本成分とするポリマー分散物 本発明はカチオン可溶化されたポリウレたンの分散物、その製造方法およびカ チオン電着塗料の添加物としてのその用途に関する。 英国特許出願公開第2,068,391号明細書には、重合可能なモノマーの 水性エマルジョンをポリウレタン−プレポリマーのアミン塩の存在下に重合する ポリマーラテックスの製造方法が開示されている。このポリウレタン−プレポリ マーは4つの段階、即ち親水性ポリオールと過剰のポリイソシアネートとの反応 、ケトキシムでのイソシアネート基のブロッキング、ブロックされたイソシアネ ート基を末端に持つプレポリマーと多官能性アミンとの反応および最後の、塩形 成のための酸の添加によって製造される。 ドイツ特許出願公開第3,718,520号明細書には、そこで開示っしたエ マルジョンポリマーを紙用サイジング剤として用いることが開示されている。乳 化剤としてカチオン変性されたポリウレタンが使用されている。 ヨーロッパ特許出願公開第0,334,032号明細書には、オレフィン性不 飽和モノマーを分岐した分子構造、およびオリゴウレタンの専らまたは主として 末端に組入れられた親水性基を持つオリゴウレタンの存在下に水中で重合するこ とによるポリマー分散物の製造方法が開示されている。 電着塗装法は金属製薄板を塗装する場合に有利であることが判っている。縁部 、特に尖った縁部を塗装する場合には薄い塗膜厚しか得ることができない。顔料 濃度を増すことで、縁部近辺部の被覆が改善されるが、それによって表面に凹凸 が増加する。顔料添加量を著しく増すことは、経済的理由からも望ましくない。 バインダー中にミクロゲルを存在させることによっても縁部の塗装を改善できる 。かゝる方法は例えば米国特許第4,788,246号明細書、ヨーロッパ特許 出願公開第282,000号明細書およびドイツ特許出願公開第4,204,5 81号明細書に開示されている。 ミクロゲル含有バインダーの製造には追加的な反応段階が必要とされる。ミク ロゲル粒子とバインダーとは、それらの混合物が分離してしまうの避けるために 、互いに化学的に充分に類似していることが必要である。ミクロゲルと浴液との 間の比重差は、沈澱を回避するために僅かだけでなければならない。 コア−シェル構造を有するミクロゲルが提案されている(European Coatings Journal,(1)、第6頁以降、1991)。シェル の材料中のイオン基、特にカチオン基はミクロゲル粒子含有電着塗装浴の親水性 および安定性を改善する。 驚くべきことに、乳化剤としてのカチオン性ポリウレタンを用いたビニルポリ マーの分散物が通例に使用されるあらゆる浴液と相容性があることは驚くべきこ とである。カチオン性浸漬浴中の添加物としてこれらの分散物は特に架橋した状 態(ミクロゲル分散物)で浸漬塗装の場合に縁部の保護を著しく改善する。更に 、その低い乳化剤含有量のために速やかに乾燥しそしてカチオン“脱墨(dei nking)”法に容易に使えるので、この分散物は未架橋状態にて印刷インキ のバインダーとしても著しく適していることも見出した。 本発明の対象は、カチオン的に可溶化したポリウレタンを基本成分とする乳化 剤の存在下に水中で1種類以上のビニルモノマーを遊離基開始乳化重合すること によって得られる特に水性分散物、特にミクロゲル粒子の水性分散物を電着塗装 浴で添加物として用いることである。 本発明の対象は、基体をカソードとして接続しそして浴液中に請求項1に従う 分散物を0.1〜10%の添加する、電着塗装法による導電性基体を塗装する方 法にも関する。 また本発明の対象は、電着塗装の際に縁部の保護を改善するために電着塗装浴 中に添加物として本発明のミクロゲル粒子分散物を用いることにも関する。 請求の範囲 1.カチオン的に安定化したポリウレタンが乳化剤として存在する水中で1種類 以上のビニルモノマーを遊離基開始乳化重合することによって製造される水性分 散物の、カチオン電着塗装浴の添加物としての用途。 こと 2.カチオン的に安定化したポリウレタンを、少なくとも1種類の二官能性−ま たは多官能性イソシアネートより成るイソシアネート成分、2つ以上の水酸基を 持つ少なくとも1種類の有機化合物より成るポリオール成分および少なくとも1 つの第三アミノ基並びに、水酸基、メルカプト基、第一−および第二アミノ基の 群から選択されるイソシアネートと反応し得る少なくとも1つの基を持つ少なく とも1種類の有機化合物を反応させることによって得る、請求項1に記載の用途 。 3.ビニルモノマーが、酸残基中の炭素原子数が2〜6の脂肪族カルボン酸のビ ニルエステル、アクリル−およびメタクリル酸の炭素原子数1〜8のアルキルエ ステルおよび炭素原子数2〜10のヒドロキシアルキルエステルおよびスチレン より成る群から選択される、請求項1に記載の方法。 4.重合開始剤として過酸化物および還元剤とより成るレドックス系を使用する 請求項1に記載の用途。 5.遷移金属の塩を促進剤として追加的に使用する請求項1に記載の用途。 6.カチオン的に安定化したポリウレタンをビニルモノマーの重量を基準として 5〜50% の量で使用する請求項1に記載の用途。 7.カチオン的に安定化したポリウレタンの水性分散物に、第一段階で開始剤成 分およびビニルモノマーのそれぞれ5〜20% を添加し、そして2〜20分の予 備反応時間の後に残量の開始剤−およびビニルモノマー成分を計量供給する請求 項1に記載の用途。 8.第二計量供給の終了10〜60分後に開始剤成分の別の量を添加し、その割 合が開始剤総量の2〜20% である請求項7に記載の用途。 9.ビニルモノマーの15% までが複数のオレフィン性不飽和結合を持つている 請求項1に記載の用途。 10.エマルジョンポリマー中の粒子の少なくとも90% が5〜500nmの平 均直径を有する請求項1に記載の用途。 11.分散した粒子の含有量が10〜60重量% である請求項1に記載の用途。 12.分散した粒子が架橋しておりそしてミクロゲルを形成する請求項1に記載 の用途。 13.カチオン的に安定化したポリウレタンが乳化剤として存在する水中で1種 類以上のビニルモノマーを遊離基開始重合することによって製造される水性分散 物の、印刷インキのバインダーとしての用途。 14.電着塗装法に従って導電性基体を被覆する方法において、基体をカソード として接続し、そして浴液に請求項1の分散物を0.1〜10%添加することを 特徴とする、上記方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 157/00 C09D 157/00 // C08F 2/28 C08F 2/28 C09D 151/08 C09D 151/08 (72)発明者 クライン・クラウスイエルク ドイツ連邦共和国、デー−42289 ヴュッ ペルタール、リヒアルト−シュトラウス− アレー、33

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.カチオン的に安定化したポリウレタンが乳化剤として存在する水中で1種類 以上のビニルモノマーを遊離基開始剤で乳化重合することによって水性分散物を 製造する方法。 2.ビニルモノマーが、酸残基中炭素原子数2〜6の脂肪族カルボン酸のビニル エステル、アクリル−およびメタクリル酸の炭素原子数1〜8のアルキルエステ ルおよび炭素原子数2〜10のヒドロキシアルキルエステルおよびスチレンより 成る群から選択される、請求項1に記載の方法。 3.重合用開始剤として過酸化物と還元剤とより成るレドックス系を使用する請 求項1に記載の方法。 4.遷移金属の塩を促進剤として追加的に使用する請求項1に記載の方法。 5.カチオン的に安定化したポリウレタンを、少なくとも1種類の二官能性−ま たは多官能性イソシアネートより成るイソシアネート成分、2つ以上の水酸基を 持つ少なくとも1種類の有機化合物より成るポリオール成分および少なくとも1 つの第三アミノ基並びに、水酸基、メルカプト基、第一−および第二アミノ基の 群から選択されるイソシアネートと反応し得る少なくとも1つの基を持つ少なく とも1種類の有機化合物を反応させることによって得る、請求項1に記載の方法 。 6.カチオン的に安定化したポリウレタンをビニルモノマーの重量を基準として 5〜50% の量で使用する請求項1に記載の方法。 7.カチオン的に安定化したポリウレタンの水性分散物に、第一段階で開始剤成 分およびビニルモノマーのそれぞれ5〜20% を添加し、そして2〜20分の予 備反応時間の後に残量の開始剤−およびビニルモノマー成分を計量供給する請求 項1に記載の方法。 8.第二の計量供給の終了10〜60分後に開始剤成分の別の量を添加し、その 割合が開始剤総量の2〜20% である請求項7に記載の方法。 9.ビニルモノマーの15% までが複数のオレフィン性不飽和結合を持つている 請求項1に記載の方法。 10.請求項1に記載の方法で得られる水性分散物。 11.粒子の少なくとも90% が5〜500nmの平均直径を有する請求項10 に記載の水性分散物。 12.分散した粒子の含有量が10〜60重量% である請求項10に記載の水性 分散物。 13.分散した粒子が架橋しておりそしてミクロゲルを形成する請求項10に記 載の水性分散物。 14.請求項10の水性分散物の、カチオン電着塗装浴の添加物としての用途。 15.請求項10の水性分散物の、印刷インキのバインダーとしての用途。 16.電着塗装法に従って導電性基体を被覆する方法において、基体をカソード として接続し、そして浴液が請求項10の分散物を0.1〜10% 添加含有する ことを特徴とする、上記方法。
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