JPH10511143A - 延伸/仮撚テキスチャーライジング方法およびそれを実施可能とする新しい形式のオーブン - Google Patents

延伸/仮撚テキスチャーライジング方法およびそれを実施可能とする新しい形式のオーブン

Info

Publication number
JPH10511143A
JPH10511143A JP8516608A JP51660896A JPH10511143A JP H10511143 A JPH10511143 A JP H10511143A JP 8516608 A JP8516608 A JP 8516608A JP 51660896 A JP51660896 A JP 51660896A JP H10511143 A JPH10511143 A JP H10511143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
oven
trajectory
stretching
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP8516608A
Other languages
English (en)
Inventor
ギャバルダ, カルロス マタス,
ピエール ミラベル,
Original Assignee
イセベテ ロアンヌ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from FR9414245A external-priority patent/FR2727134B1/fr
Priority claimed from FR9508982A external-priority patent/FR2736938B1/fr
Application filed by イセベテ ロアンヌ filed Critical イセベテ ロアンヌ
Publication of JPH10511143A publication Critical patent/JPH10511143A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/0206Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting
    • D02G1/0266Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist by false-twisting false-twisting machines
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass
    • D02J13/003Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass by contact with at least one stationary surface, e.g. a plate

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 延伸/仮撚テキスチャーライジング方法。糸2の処理中に、テキスチャーライジング領域での温度の上昇中に糸の軌跡に急激な屈曲や変更を引き起こすことによって、延伸の工程中に糸の緊張点を配するようにする。これは、スピンドルによって与えられた撚りを第一供給装置まで戻させることを許容する要素11や表面を押圧することによって達成される。好ましくは、糸2の軌跡の変更は、実際のオーブン中で、糸が加熱されている間に、またはオーブン中の最適な処理温度に達する領域の近傍で達成される。

Description

【発明の詳細な説明】延伸/仮撚テキスチャーライジング方法およびそれを実施可能とする新しい形式 のオーブン 本発明は、仮撚テキスチャーライジング(texturizing)技術に対してなされ た改良に関し、特に、部分的に配向していたり、未配向であったりする糸を、一 般に1000m/min以上の高速で処理することのできる装置に対して実施可 能な新しい形式の方法に関する。この糸は、テキスチャーライジングの工程中に 延伸されるものである。 現在のところ、二つの技術が知られており、一つが”連続延伸/テキスチャー ライジング”という表現で知られており、他の一つが”同時延伸/テキスチャー ライジング”という表現で知られている。これらの技術は、処理される糸の性質 に応じて、仮撚装置に対して採用されている。 ”連続延伸/テキスチャーライジング”技術において、その装置は、延伸し、 テキスチャーライジングする工程が二つの分離した領域で連続して実施されるよ うに設計されている。したがって、良く知られた工程を単純に並置することで実 施される。このことは、処理される糸の性質に応じて、延伸するその領域とテキ スチャーライジングするその領域との両方において、運転上の条件を完全に制御 することを可能とするものである。しかしながら、この技術は、採用する場合に 、複雑で手の込んだ装置となってしまうという欠点を有する。 結果として、今日最もよく用いられている技術は、”同時延伸/テキスチャー ライジング”と呼ばれる技術である。この技術では、延伸する段階は、仮撚用ス ピンドルの上流で、ねじられた状態の糸に対して行われる。これは、オーブン( oven)の上流側と仮撚用スピンドルの下流側とに備えられた二つの糸供給装置の 速度を単純に調節することによって行われる。しかしながら、この技術には、特 に、緊張点(the point of striction)が発生する領域での完全な制御が必要と されることが知られているポリエステル糸の場合に、実施上の問題がある。 ここでは、改良された延伸/仮撚テキスチャーライジング方法が開発され、そ れが本発明の要旨を構成するものである。本発明は、同時延伸/テキスチャーラ イジング方法を採用した装置の利点を維持するだけでなく、連続延伸/テキスチ ャーライジングの技術の利点をも取り入れたものである。この改良によれば、特 にポリエステル糸を処理する場合に絶対的に必要な条件とされる、延伸の段階中 の糸の緊張点を非常に正確に位置決めすることができる。 ゆえに、本発明の概要は、支持枠上に設けられた複数の同一の作業位置を公知 の方法で構成する装置上で実施することができる延伸/仮撚テキスチャーライジ ング方法に関するものである。 処理中の糸の移動方向の各位置には、 未配向であったり、部分的に配向していたりする処理される糸を供給する巻糸 軸架と、 オーブンと、冷却路と、仮撚用スピンドルとから構成されるテキスチャーライ ジング領域に、所定の速度で、糸を供給することが可能な供給装置と、 第一供給装置よりも高速で、糸に対して実行される延伸の程度と一致する値を 有する第二供給装置と、 延伸されかつテキスチャーライズされた(texturized)糸を巻き取る手段とを 具備し、受入部の直前に配された第三供給装置とともに、ヒートリセット(heat resetting)オーブンによって選択的に前置された延伸/仮撚テキスチャーライ ジング方法に関する。 本発明による方法は、スピンドルによって与えられた撚りを第一供給装置まで 戻させることを許容する部材や表面を押圧することによって達成され、テキスチ ャーライジング領域での温度の上昇中に糸の軌跡中に突然の屈曲(break)や変 更(modification)を引き起こすことによって、延伸の工程中に糸の緊張点を設 けることを特徴とする。 このような方法によれば、均一性のよいテキスチャーライズされた糸を得るた めの望ましい条件の一つは、糸の経路が第一供給ユニットから仮撚用スピンドル の出口までの領域で直線状とされるべきであるというテキスチャーライジングの 分野において一般的に受け入られていることとは反対のことであるが、得られる 糸の品質は、特にポリエステル糸の場合に、優れたものであるということが確認 されている。 緊張点を設けることが可能なように、糸の軌跡にこのような屈曲を設けること は、糸がオーブンに入り込む前に、糸を付加的に予熱し、経路を偏位させる手段 を設けることによって、実行することが可能となる。好ましくは、軌跡中の屈曲 は、前述のオーブンを採用することによって、実際のオーブンの中で行われる。 そのため、軌跡中の変化は、糸が加熱されている間に生じることになる。好まし くは、オーブン中の最適な処理温度に達する領域の近傍で行われるのがよい。 このような方法は、”高温用”オーブンと呼ばれるオーブンを利用すると特に 適切である。この”高温用”オーブンは、米国特許第5,193,293号公報 (欧州特許公開第524,111号公報に対応するもの)の要旨を構成するよう に、熱処理の領域の長さを短くするという目的で、仮撚装置に多用されてきてい る。この公報の内容は、本明細書の中に組み込まれる。 一般に、前述の特許の要旨を構成する形式のオーブンは、異なった直径を有す る連続した複数の円柱状の領域を備えたヒーターユニットを構成している。これ ら円柱状の領域は、直線状に交互に配されている。、処理される糸は、小さな直 径の複数の領域の外周面から一定の距離をもって支持されている。そのため、こ れらの領域では、温度上昇は、輻射によって行われる。一方、大きな直径の複数 の領域では、その表面に接触することになり、接触によって熱の移動が行われる 。糸をガイドする複数の部材は、糸の位置を決定するために、オーブンの長さ方 向に沿って配されている。 本発明を実施するためのこの形式のオーブンは、糸の軌跡に沿って、輻射によ って加熱される入口領域と、それに続く接触加熱による領域と、この領域の後に 、撚りが逆方向に進行することを防ぐことなく、糸の軌跡を変更することが可能 なように配された手段と、前記軌跡が結果的に直線状または曲線状に、連続的に 再び均一になるようにされ、そして糸は、オーブンの出口点まで接触加熱と輻射 加熱により連続的に熱処理され、輻射加熱による領域を適宜構成している最終領 域を具備していることを特徴とする。 それぞれ100mmの長さの輻射加熱をする入口領域と出口領域を有し、かつ 1メートルの長さを有する高温処理(600℃から800℃のオーダー)をする オーブンに対して、特に、ポリエステル糸の場合に、処理される糸について非常 に良い繊維特性を得ることが可能であるということが確認された。このような形 式のオーブンにおいて、入口領域と出口領域との間の中間領域は、上述したよう に、以下のように設計される。つまり、輻射加熱と接触加熱との組み合わせとさ れ、種々の領域は、処理される糸に応じて適合される。 このような形式のオーブンの設計において、輻射加熱と接触加熱との組み合わ せの達成は、欧州特許公開第578,589号公報(米国特許第5,332,8 82号公報に対応するもの)の技術と同様の方法で、可能となる。”ヒーターユ ニット”と呼ばれる着脱が要求される要素は、クリーニングのようなメンテナン ス作業を行う場合や、例えば、異なった種類の糸を処理することが必要とされる ときのように、熱処理を変更する時に、異なったユニットの、ある構造のヒータ ーユニットを取り替える可能性のある場合に容易に脱着されるように設計される 。 本発明の方法を実施するこのようなオーブンにおいては、以下のように設計さ れている。断熱チャンバーとヒーターユニットを覆う囲み板の端面の一つは、取 り外し可能とされ、かつオーブンへの電力供給、その制御、等々・・が可能な全 ての接続部材を支持し、ヒーターユニットは、その端面の一つを介して本発明の 改良である前記取り外し可能な面に対して固定されている。輻射加熱と接触加熱 との組み合わせの達成を可能とする異なった直径を有する領域は、オーブンの囲 い板の取り外し可能な面に対してその一端を介して固定された円柱状のヒーター 上に互いに嵌合させることにより並置させた複数の基本的なモジュールで構成さ れている。前記並置された複数のモジュールは、それ自身が前記取り外し可能な 面に固定された位置決め固定要素により定位置に保持されている。 一つのこのような実施形態において、オーブンは、二本の糸を平行状態で処理 するために適切に設計されている。これら二本の糸は、面に設けられた複数の小 さな孔を通過する入口点とオーブンの他端に設けられた複数の小さな孔を通過す る出口点との間で、加熱部の長さ方向に沿って配置された複数のガイドによって 、オーブン中でガイドされ、位置させられており、糸の経路が変更可能な配置と されている。この糸の経路は、入口領域と、その経路が直線状とされた出口領域 との間で、直線状または一つもしくは二つの螺旋形を形成するようにされている 。 このようなオーブンの形式において、緊張点は、糸の温度が上昇中の時や、ほ ぼ通常の処理温度に達したときには、一本または二本の糸を大きな直径のモジュ ールに接触させることにより、入口領域に位置決めされており、このモジュール から離間した場合は、それらの糸は偏位させられ、それによって前記糸の軌跡中 に急激な屈曲や変更を引き起こされ、その領域において緊張点が設けられる。 このようなオーブンの設計によれば、糸の延伸を行う領域を正確に位置決めさ せることが可能なだけでなく、接触加熱と輻射加熱とが連続する複数の基本的な モジュールを取り替えたり組み合わせたりすることによって、各々の形式の処理 に対し、複数の発熱体を適合させることが可能となり、それらモジュールの長さ は、糸に応じて適合され、ヒーターそのものは、糸のどんな形式に対しても同一 とされる。 しかしながら、本発明とその有利な点について、添付された図によってなされ る以下の記載によってよりよく理解されるであろう。これらの図において、 図1は、本発明による方法を実施可能とする装置の動作位置を示す側面図であ る。 図2は、本発明の一部分をなし、延伸される間に糸の緊張点を位置させるため に特に採用されるオーブンの構造を示す斜視図であり、この図は、本発明におい て、オーブンを通過する糸の軌跡を示したものである。 図3は、本発明による方法を実施するために特に設計されたオーブンの発熱体 の詳細を示した分解斜視図である。 図4と図5は、それぞれ、図3に示した発熱体を含むオーブンの分解斜視図と 断面正面図である。 添付された図1に関して、本発明による方法を実施するための装置の各々の作 動位置に、一般の仮撚装置におけるように、以下のものを含む。それは、 未配向であったり、部分的に配向していたりする処理される糸2を供給する巻 糸軸架1と、 オーブン4と、冷却路5と、仮撚用スピンドル6とから構成されるテキスチャ ーライジング領域に、所定の速度で、糸2を供給することが可能な供給装置3と 、 糸2に対して実行するために延伸する程度と一致する量だけ第一供給装置3よ りも大きな供給速度の第二供給装置7と、 延伸されかつテキスチャーライズされた糸を巻き上げる手段Rとを具備してい る。これらの手段は、熱的にリセットするオーブンの後に、受入部の直前に位置 させた第三供給装置とともに、選択的に位置している。 本発明において、この装置は、テキスチャーライジング領域で温度が上昇して いる間に糸2の軌跡を変更することを可能とする手段を具備している。このテキ スチャーライジング領域は、スピンドルによって与えられた撚りを第一供給装置 3まで同時に戻す間に、最適な処理温度に到達する領域の近傍であるオーブンの ちょうど内部であることが好ましい。 このような軌跡の屈曲は、延伸の工程中に緊張点を位置させることが可能とな るが、オーブン4に入る前に、糸を付加的に予熱して糸の経路を偏位させる手段 を設けることによって達成してもよい。 しかしながら、このような手段は、好ましくは、オーブン4自体の中で一体化 される。 このような、オーブン自体の中に緊張点が位置するようにする手段を一体化す ることは、米国特許第5,193,293号公報と米国特許第5,332,88 2号公報の中に前提条件として掲載された要旨を構成している形式のオーブンを 単に採用してもよい。糸の軌跡を変化させるために公知のオーブンを他のタイプ のオーブンの構成に変形させることは、本発明の範囲を逸脱するものではない。 一般に、本発明を実施するには、オーブンは、好ましくは、互いに直線状に直 接的に配されて異なった直径Dとdを有する連続した円柱状の領域(図2参照) を備えたヒーターユニットBを具備したタイプのものである。糸がオーブンを通 過する間に、処理される糸2は、小さな直径dの各断面から一定の距離で保たれ る。これらの領域において、温度の上昇は輻射によって行われる。一方、大きな 直径Dの領域では、その表面に糸が接触した状態で温度の上昇が行われる。 複数のガイド手段(guiding means)は、糸の位置を定めるために、オーブン の長さ方向に沿って設けられている。 本発明において、ヒーターユニットBは、糸2の軌跡に沿って以下のように設 計されている。輻射加熱のための入口領域10と、その後に続く、接触加熱のた めの第一領域11とを有している。接触加熱のための第一領域11の下流側の直 後には、ガイド12が設けられている。このガイド12は、糸の軌跡を変更する ことによって糸の緊張点の位置決めを可能とするものである。しかしながら、こ の糸の軌跡の変更は、スピンドル6によって与えられた撚りが逆方向に進行する のを防ぐことなしに行うものである。結局のところ、前記軌跡は、再び均一とさ れ、接触加熱と輻射加熱との加熱領域が交互になることとともに、糸がオーブン から出ていく地点まで、図2に示すように、直線状、あるいは曲線状とされる。 好ましくは、接触加熱による最終領域13の後に、輻射加熱による領域14が続 くのがよい。 図3・4・5は、本発明の方法を実施するオーブンの詳細を図示したものであ る。これは、米国特許第5,332,882号公報(欧州特許公開第578,5 89号公報)の要旨を構成する形式の一般的な構造を有するものである。 それは、符号20によって示される断熱チャンバー21で本質的に構成されて いる。断熱チャンバー21は、本発明によって製造されるヒータユニットBを取 り囲む外側の囲い板22によって囲まれた耐火煉瓦21で構成されている。断熱 チャンバーは、処理される糸が通過する長手方向の溝を形成している(図4,5 参照)。 この場合において、オーブンは、二本の糸2を平行状態で処理することを可能 にしている。 耐火性の材質で作られた断熱ブロック21は、好ましくは、円柱形状を有し、 図3の分解組立図で示したような構造を有する発熱部材Bを収納する円柱形状の 凹所を有している。 この実施形態において、発熱部材Bは、その各端部の一つを囲い板の各端面1 6の一つにそれぞれ固定されている。この端面は、取り外し可能となっていると ともに、オーブンへの電力供給とその制御を可能とする接続部材17を支持して いる。 ヒーターユニットBは、異なった直径Dとdを有する連続した領域を有するよ うに設計されている。したがって、これらの糸2は、大きな直径Dの領域では、 接触した状態とされ、熱伝導によって熱が移動する。そして、小さな直径dでは 、糸2が離間して保持され、輻射によって熱が移動する。 これらの糸2は、終端板16に設けられた小孔18を通過する入口点と、オー ブンの他端に設けられた小孔19を通過する出口点との間において、ガイド手段 30,31,32によって、オーブンの中でガイドされ、位置が決定される。こ れらガイド手段は、加熱部の長さ方向に沿って配置されているとともに、例えば 、本実施形態の入口領域と出口領域において、オーブンの長さの一部分を直線状 とし、本実施形態では二つの領域の中間で、一つのもしくはそれ以上の連続した 領域において、螺旋状となるように、これら糸の経路を決定することを可能とし ている。 本発明において、これらの糸は、接触により加熱される領域である大きな直径 Dの領域において、接線方向に接触しており、輻射により加熱される領域である 小さな直径dの領域の表面から離間させて保持されている。 このような実施形態において、本発明による方法を実施するために、オーブン 中の糸の軌跡は、直径Dの第一モジュール11を第一ガイド部材30と組み合わ せることによって、急激に変化させられる。第一ガイド部材30は、モジュール 11の端部11aを越えて糸を偏位させるように設計されており、それゆえ、ガ イド12のような機能を果たす。このようにして、この領域において、緊張点を 位置決めさせることが可能となる。糸が第一モジュール11に接触する領域の長 さは、糸の性質に応じて変化させることが可能であり、一般に、2〜10cmの オーダーとされる。 このような形式のオーブンにおいて、発熱体Bは、図3に図示するように設計 されており、モールディングによって得られるマトリクス中に埋め込まれた一つ 以上の抵抗で構成され、点線で示した円柱状のヒーター15で本質的に構成され ている。このヒーターは、温度を正確に制御することが可能なように、熱電対も 具備している。実施される処理に応じて、各抵抗は、異なった方法で設計される 。例えば、オーブンの長さの全体にわたって一定の温度となるように、もしくは 、温度の変化が可能なように設計される。その場合に、例えば、オーブンの全長 にわたって、一方の抵抗が他方の抵抗に対して、同一の長さとするかもしくは交 互に配置するかして、二つの抵抗を平行に配置してもよい。 本実施形態において、異なった直径を有する連続した領域を形成するために、 実行される処理に応じた長さを有する複数の基本的なモジュールが用いられる。 これらのモジュールは、ヒーター10に沿ってスライドさせることによって、互 いに嵌合される。そして、これらモジュールは、異なった直径Dとdを有する円 柱状の表面を形成している。各々のモジュールは、小さな直径dを有する領域か もしくは大きな直径Dを有する領域をそれ自体で形成する。場合によっては、図 3に示すように、大きな直径Dを有する領域と小さな直径dを有する領域を交互 に組み合わせてもよい。 各々のモジュールの内径は、発熱抵抗15の外径と一致している。したがって 、発熱抵抗15を単にスライドさせることによって、複数のモジュールが互いに 嵌合されることになる。 このような設計をすることによって、実行される熱処理と処理される糸のタイ プに応じたオーブンの構造を採用することが可能となる。 様々なモジュールとガイドは、例えば、固定リングやネジのような何らかの適 切な手段によって、ヒーター10の周りに保持されている。様々なモジュールは 、入口面16に対して連結棒17を固定し、その端部33を出口側ガイド32に 設けられた切欠34に嵌合させて固定する方法によって、長手方向に移動しない ようにされている。オーブンの入口部における第一モジュール11の位置は、適 切な長さのスペーサ35によって調節される。このスペーサによって、必要に応 じて採用される長さを有し、輻射によって加熱が行われる入口領域10を形成す ることが可能となる。 このような設計をすることにより、ヒーターは、オーブンの全長にわたって、 大きな直径Dの領域や小さな直径dの領域の長さを変更したり、これらの領域の 位置を変更することによって、処理条件や処理される材質に対して簡単に適合さ れることができる。 このようなオーブンの形式は、延伸の段階中に糸の緊張点を完全に位置決めす ることができ、ポリエステル糸を含むどんな人工糸に対しても延伸/テキスチャ ーライジングの操作を実行することが可能となる。 しかしながら、本発明による方法の実施は、限定されずに以下に与えられる特 定の実施例により、さらに明らかにされるであろう。 実施例: 処理前は線密度167デニールテックス(dtex)を有し、34本のフィラ メントを有する部分的に配向されたポリエステル糸は、図1に示すような仮撚機 によって処理される。 この装置は、図2に示した構造を有する、長さ100cmの高温用オーブンを 備えている。このオーブンは、長さ20cmの輻射加熱による入口領域10と、 これに続き、接触加熱による長さ2cmの直径Dの領域11を備えている。接触 加熱による領域11の直後において、ガイド30によって、糸2の軌跡が偏位さ れる。したがって、このガイド30は、緊張点の位置決めが可能な、前記表面1 1に関するずれを生じさせることになる。偏位ガイド30の下流には、それぞれ 1.2cmと5.5cmの長さを有する直径Dと直径dの領域が連続して設けら れている。これらの領域においては、糸の軌跡は、オーブンの出口点まで、直線 状あるいは曲線状とされ、一定となっている。直径Dの最終領域13の後に、輻 射によって加熱される長さ16cmを有する直径dの領域が続いている。 ヒーターユニット中に組み込まれた発熱体は、添付図2において示したもので はないが、600℃まで昇温させられる。 オーブンの後には、1.25m長の冷却領域5と、1分間あたり11000回転 の速度で回転し、セラミック製のディスクを備えた外接摩擦式仮撚スピンドル6 が続いている。 出力供給ユニット7のスピードは、延伸比1.73の場合、1000m/mi nに調節されている。 従来のオーブンは、図1に示すものとは異なり、供給ユニット7の下流にオー ブンが配置され、1.20mの長さを有し、200℃まで加熱させられるように なっている。 巻取り速度は、980m/minである。 この方法を実行することにより得られる糸は、以下の特性を有する。 強度:650g 伸度:22% 弾性度:27% 捲縮度:18% 安定度:85% 本発明による装置は、工業生産過程において、たて糸切れ(broken ends)を 回避することができ、各装置の様々な処理をする位置の間で、極めて均一な生産 を実現することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ, TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 支持枠上に設けられた複数の同一の作業位置を公知の方法で構成する装置 上で実施可能とし、 処理中の糸の移動方向の各位置には、 未配向であったり、部分的に配向していたりする処理される糸2を供給する巻 糸軸架1と、 オーブン4と、冷却路5と、仮撚用スピンドル6とから構成されるテキスチャ ーライジング領域に、所定の速度で、糸2を供給することが可能な供給装置3と 、 第一供給装置3よりも高速で、糸2に対して実行される延伸の程度と一致する 値を有する第二供給装置7と、 延伸されかつテキスチャーライズされた糸を巻き取る手段とを具備し、受入部 の直前に配された第三供給装置とともに、ヒートセットオーブンの後に選択的に 配置された延伸/仮撚テキスチャーライジング方法において、 スピンドル6によって与えられた撚りを第一供給装置3まで戻させることを許 容する要素11や表面を押圧することによって達成され、テキスチャーライジン グ領域での温度の上昇中に糸2の軌跡中に急激な屈曲や変更を引き起こすことに よって、延伸の工程中に糸の緊張点を設けることを特徴とする延伸/仮撚テキス チャーライジング方法。 2. 緊張点を設けることを可能とする糸2の軌跡中の屈曲や変更は、糸がオー ブン5に入る前に、糸2を付加的に予熱し、経路を偏位させる手段を設けること によって達成されることを特徴とする請求項1記載の延伸/仮撚テキスチャーラ イジング方法。 3. 糸2の軌跡の屈曲や変更は、実際のオーブン5中で、糸2が加熱されてい る間に、またはオーブン中の最適な処理温度に達する領域の近傍で実施されるこ とを特徴とする請求項1記載の延伸/仮撚テキスチャーライジング方法。 4. 請求項1から3のいずれかの方法を実施可能とするオーブンに対し、異な った直径dとDを有する連続した複数の円柱状の領域を備え、これら円柱状の領 域は、直線状に交互に配され、処理される糸2が小さな直径dの複数の領域の外 周面から一定の距離をもって支持され、これらの領域では、温度上昇が輻射によ って行われ、一方、大きな直径Dの複数の領域では、その表面に接触し、接触に よって熱の移動が行われるヒーターユニットBと、糸の位置を決定するための、 オーブンの長さ方向に沿って配された糸をガイドする複数の部材を具備してなり 、 糸2の軌跡に沿って、輻射によって加熱される入口領域10と、それに続く接 触加熱による領域11と、この領域の後には、撚りが逆方向に進行することを防 ぐことなく、糸2の軌跡を変更することが可能な複数の手段12が配され、前記 軌跡が直線状または曲線状に、結果的に再び均一になるようにされ、そして糸2 は、オーブンの出口点まで接触加熱と輻射加熱により連続的に熱処理されるよう になっており、輻射加熱による領域を適切に構成している最終領域14とを具備 していることを特徴とするオーブン。 5. 輻射加熱と接触加熱との組み合わせの達成を可能とする異なった直径d、 Dを有する領域は、オーブンの囲い板の取り外し可能な面16に対してその一端 を介して固定された円柱状のヒーター15上に互いに嵌合させることにより並置 させた複数の基本的なモジュールと、それ自身が前記取り外し可能な面16に固 定される位置決め固定要素17により定位置に保持され、ヒーターに沿って並置 されている複数のモジュールとから構成されていることを特徴とする請求項4記 載のオーブン。 6. 二本の糸2を平行状態で処理するために適切に設計され、これら二本の糸 2は、面16に設けられた複数の小さな孔18を通過する入口点とオーブンの他 端に設けられた複数の小さな孔19を通過する出口点との間で、加熱部の長さ方 向に沿って配置された複数のガイド30,31,32によって、オーブン中でガ イドされ、位置させられていることを特徴とする請求項5記載のオーブン。 7. オーブン中の糸の軌跡は、糸2を前記第一モジュール11の端部11aに 対して偏位させることが可能なガイド30と協働する直径Dのモジュール11に よって変更されることを特徴とする請求項6記載の加熱装置。
JP8516608A 1994-11-22 1995-10-16 延伸/仮撚テキスチャーライジング方法およびそれを実施可能とする新しい形式のオーブン Ceased JPH10511143A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9414245A FR2727134B1 (fr) 1994-11-22 1994-11-22 Dispositif de chauffage d'un fil en mouvement
FR94/14245 1994-11-22
FR9508982A FR2736938B1 (fr) 1995-07-19 1995-07-19 Procede d'etirage-texturation par fausse torsion et nouveau type de four permettant sa mise en oeuvre
FR95/08982 1995-07-19
PCT/FR1995/001361 WO1996016210A1 (fr) 1994-11-22 1995-10-16 Procede d'etirage-texturation par fausse torsion et nouveau type de four permettant sa mise en ×uvre

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10511143A true JPH10511143A (ja) 1998-10-27

Family

ID=26231570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8516608A Ceased JPH10511143A (ja) 1994-11-22 1995-10-16 延伸/仮撚テキスチャーライジング方法およびそれを実施可能とする新しい形式のオーブン

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5918455A (ja)
EP (1) EP0802993B1 (ja)
JP (1) JPH10511143A (ja)
CN (1) CN1061711C (ja)
AU (1) AU3749895A (ja)
DE (1) DE69510955T2 (ja)
ES (1) ES2133815T3 (ja)
TW (1) TW351349U (ja)
WO (1) WO1996016210A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9718983D0 (en) * 1997-09-05 1997-11-12 Rieter Scragg Ltd Textile machine arrangement
DE10162299A1 (de) * 2001-12-19 2003-07-03 Barmag Barmer Maschf Texturiermaschine
US20060201129A1 (en) * 2005-03-09 2006-09-14 Keith Bumgardner Continuous constant tension air covering
CN109837633B (zh) * 2019-03-18 2021-07-20 张家港欣欣高纤股份有限公司 一种聚酯纤维的热定型装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3152436A (en) * 1961-04-10 1964-10-13 Chester J Dudzik Process for the manufacture of torque stretch yarn
US4567721A (en) * 1983-11-01 1986-02-04 Teijin Limited Method for producing textured yarn
GB8432736D0 (en) * 1984-12-28 1985-02-06 Du Pont Canada Spin-draw texturing process
EP0412429B1 (de) * 1989-08-09 1994-11-17 Barmag Ag Heizeinrichtung
US5138829A (en) * 1990-02-10 1992-08-18 Teijin Seiki Co., Ltd. Apparatus for heat treating a synthetic yarn
DE69200684T2 (de) * 1991-07-18 1995-03-16 Icbt Roanne Vorrichtung zur thermischen Behandlung von laufenden Garnen.
FR2690694B1 (fr) * 1992-04-29 1994-06-17 Icbt Roanne Procede pour le traitement de fils chimiques, notamment lors d'une operation de texturation, et installation textile mettant en óoeuvre ce procede.
KR970002558B1 (ko) * 1992-06-06 1997-03-06 바마크 악티엔게젤샤프트 주행사 가열장치
FR2693480B1 (fr) * 1992-07-08 1994-08-19 Icbt Roanne Dispositif de chauffage d'un fil en mouvement.
FR2695654B1 (fr) * 1993-03-11 1994-10-21 Icbt Roanne Dispositif de chauffage d'un fil en mouvement.
US5471828A (en) * 1993-05-04 1995-12-05 Wellman, Inc. Hot feed draw texturing for dark dyeing polyester
FR2695655B1 (fr) * 1993-07-20 1995-03-03 Icbt Roanne Dispositif pour le traitement thermique de fils en mouvement.
EP0691429B1 (de) * 1994-06-22 1999-08-04 B a r m a g AG Heizschiene zur Erwärmung eines laufenden synthetischen Fadens
DE59509332D1 (de) * 1994-10-07 2001-07-19 Barmag Barmer Maschf Heizeinrichtung mit auswechselbaren Fadenführern
EP0731197B1 (de) * 1995-03-10 1999-05-12 B a r m a g AG Heizeinrichtung zum Erhitzen eines laufenden Fadens

Also Published As

Publication number Publication date
EP0802993A1 (fr) 1997-10-29
DE69510955D1 (de) 1999-08-26
AU3749895A (en) 1996-06-17
TW351349U (en) 1999-01-21
WO1996016210A1 (fr) 1996-05-30
EP0802993B1 (fr) 1999-07-21
DE69510955T2 (de) 1999-12-09
ES2133815T3 (es) 1999-09-16
CN1164262A (zh) 1997-11-05
CN1061711C (zh) 2001-02-07
US5918455A (en) 1999-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5359845A (en) Process and apparatus for cooling a heated yarn
JP3176434B2 (ja) 移動する糸の熱処理装置
US3041814A (en) Apparatus for producing crimped yarn
US4501046A (en) Method and apparatus for producing synthetic multifilament yarn
US3376698A (en) Production of stretch or bulked textile yarns
US2891375A (en) Apparatus for the production of high-bulk yarn
US7712197B2 (en) Method and apparatus for crimping a multifilament thread
US4296598A (en) Apparatus for providing false twist to moving yarn
US2983026A (en) Method for producing crimped fiber
JP3634860B2 (ja) 走行中の糸のための加熱装置
JPH10511143A (ja) 延伸/仮撚テキスチャーライジング方法およびそれを実施可能とする新しい形式のオーブン
US5487224A (en) Device for the heat treatment of moving yarns
GB1093422A (en) Process for the manufacture of polyamide filaments having a low tendency to shrink
US7150083B2 (en) Compressive crimping device for a synthetic multi-threaded yarn
JPH0665824A (ja) 移動する糸の加熱装置
US3732395A (en) Yarn heater
US4557689A (en) Texturing machine
US3696601A (en) Textile heating and cooling
JP3195289B2 (ja) ポリエステル繊維糸条の熱処理装置およびポリエステル繊維糸条の熱処理方法
JPH04308240A (ja) 移動する糸の熱処理のための装置
JP4383682B2 (ja) 仮撚加工糸の製造方法
JP2000355840A (ja) 仮撚加工機
JPH07501366A (ja) 走行する糸のための加熱部材
JPH05171533A (ja) 複合加工糸の製造方法
JPH08260270A (ja) 糸条の弛緩熱処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040121

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040308

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20040524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629