JPH10507490A - アミンオキサイドプロセスからの水性処理液を再利用するためのプロセス - Google Patents
アミンオキサイドプロセスからの水性処理液を再利用するためのプロセスInfo
- Publication number
- JPH10507490A JPH10507490A JP9508737A JP50873797A JPH10507490A JP H10507490 A JPH10507490 A JP H10507490A JP 9508737 A JP9508737 A JP 9508737A JP 50873797 A JP50873797 A JP 50873797A JP H10507490 A JPH10507490 A JP H10507490A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methylmorpholine
- oxide
- aqueous solution
- nmmo
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B1/00—Preparatory treatment of cellulose for making derivatives thereof, e.g. pre-treatment, pre-soaking, activation
- C08B1/003—Preparation of cellulose solutions, i.e. dopes, with different possible solvents, e.g. ionic liquids
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F13/00—Recovery of starting material, waste material or solvents during the manufacture of artificial filaments or the like
- D01F13/02—Recovery of starting material, waste material or solvents during the manufacture of artificial filaments or the like of cellulose, cellulose derivatives or proteins
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
- Y02P70/62—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product related technologies for production or treatment of textile or flexible materials or products thereof, including footwear
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は水中のN−メチルモルホリン−N−オキサイド溶液を生成するためのプロセスに関し、(a)N−メチルモルホリン及びモルホリンを含みpH値が6.0〜9.0である水性溶液が使用され、その後(b)N−モルホリンをN−メチルモルホリン−N−オキサイドに酸化するために前記水性溶液が過酸化オキシダントを使用して処理される。
Description
【発明の詳細な説明】
アミンオキサイドプロセスからの水性処理液を再利用するためのプロセス
本発明は、N−メチルモルホリン及びモルホリンを含むアミン―オキサイドプ
ロセスの水性処理液の再生成プロセスに関する。
この何十年かの間、現在広く使用されているビスコースプロセスに代わり得る
、セルロース成型体の製造プロセスが模索されてきた。数ある理由の中、環境へ
の影響が少ないために興味深い代替物として、セルロースを誘導体化することな
く有機溶媒に溶解してこの溶液から押し出して成型体、例えばファイバ(繊維)
、フィルム及び他の成型体を生成することができることが見出された。このよう
に押し出し成型されたファイバは、BISFA(国際人工ファイバ規格局)から
属名「リオセル(Lyocell)」を与えられた。BISFAは有機溶媒を有
機化学薬品と水との混合物と理解している。
有機溶媒として、3級アミン―オキサイドと水との混合物は、特にセルロース
成型体の製造のために特に適切であることが分かった。そのアミン−オキサイド
として、主にN−メチルモルホリン−N−オキサイド(NMMO)が使用される
。他のアミン−オキサイドは、例えば、EP−A−0553070中で述べられ
ている。成型可能セルロース溶液の製造プロセスは、例えばEP−A−0356
419により公知である。本明細書及び本発明の請求の範囲では、3級アミン―
オキサイドを使用するセルロース成型体の製造を一般に、アミン―オキサイドプ
ロセスと呼ぶ。
EP−A−0356419号には紡糸可能セルロース溶液を生成するためのア
ミン―オキサイドプロセスが記載されており、この中では開始材料として他の物
質の中でも液体、水性N−メチルモルホリン−N−オキサイド(NMMO)中の
セルロース懸濁液が使用されている。このプロセスは、薄膜処理装置内で該懸濁
液を単一ステップで連続的に成型可能溶液に変えることからなる。最後に、成型
可能溶液は、紡績器等の成形工具によってフィラメントに紡糸され、該フィラメ
ントを沈澱バスに通過させる。
該沈澱バス内でセルロースが沈澱する。3級アミン―オキサイドが該沈澱バス
内に蓄積される。該沈澱バスは、アミン―オキサイドを30重量%まで収容し得
る。アミン―オキサイドプロセスの経済性のために、アミン―オキサイドをでき
るだけ完全に回収し、成型可能セルロース溶液を生成するためにこれを再利用す
ることが大変重要である。従って、該沈澱バスからNMMOを回収する必要があ
る。
しかし、アミン―オキサイドに加え、アミン―オキサイドの分解生成物もまた
該沈澱バス内に蓄積される。これらの分解生成物は強烈な色が付く場合があり、
製造されたセルロース成型体の質を低下させ得る。一方、ある条件下ではアミン
―オキサイドは高い発熱分解反応を見せる傾向があり、これらの分解反応はある
物質によって誘導又は加速されることがあるため、他の物質は安全面での更なる
リスクを呈示するであろう。これらの物質はNMMOが濃縮し分離される前に再
生成される沈澱バスから除去されなければならない。
これらの望ましくない物質を除去したあと、浄化された沈澱バスから水が引き
出されるが、この沈澱バスはセルロース溶液の生成中に生成された蒸発凝縮物等
のようなアミン―オキサイドプロセスの他の処理液と任意に結合される。これは
、例えば蒸発によって行われる。この蒸発の残留物は、高濃縮された水性アミン
―オキサイドを含み、これはアミン―オキサイドプロセスに再びリサイクルされ
る。該蒸発の蒸気は主に水を含むが、多量のN−メチルモルホリン、NMMOの
主な分解生成物もまたその中に溶解している。更に、該蒸気はまたNMMO及び
モルホリンも含む。一般に、該蒸気は1リットル中にNMMOを最大100mg
、N−メチルモルホリンを240mg、及び30mgのモルホリンを含む。一般
的には、これらの蒸気は例えば逆浸透によって濃縮される。こうして得られた水
性溶液は、一般にNMMOを最大4g、N−メチルモルホリンを最大10g、及
び最大約1gのモルホリンを含む。
NMMOの無駄を最小限に止めるために、N−メチルモルホリンをNMMOに
再び酸化する。これは、例えば過酸化オキシダントを使用して行われる。
3級アミンの酸化による3級アミン―オキサイドの準備生成プロセスは、例え
ばEP−A−0092862号より公知である。このプロセスに従って、アミン
―オキサイドは水性溶媒中の分子状酸素で圧力をかけて酸化され、前記溶媒は該
3級アミンのpKa値とほぼ同じ又はそれより高いpH値を有する。
DD−A−259863号は、N−メチルモルホリンをH2O2で酸化し、該反
応溶液を、スルホネート基を含むスチレン/ジビニルベンゼンコポリマーを充填
した一つ以上の交換カラムを通過させると同時に、ホスホン酸を加えて該溶液の
pH値を8から5の間に調整することによる、水性NMMO溶液の生成に関する
。
酸化において、3級アミンとともに汚染物質として誘導された該処理液中のモ
ルホリンの一部が有毒N−ニトロソモルホリンに変化し、これがNMMOサイク
ル内に不慮に蓄積されるのは、不利益である。更に、他のニトロソアミンもまた
該酸化反応中に生成される。
N−メチルモルホリンをH2O2でNMMOに酸化することは、例えばEP―A
−0254803号より公知である。DE−A−4140259号より、ニトロ
ソアミンの生成が、例えば酸ハロゲン化物によって第一アミン及び第二アミンを
浄化することによって制限されるプロセスによる、NMMOの生成が公知である
。EP−A−0320690号は、ニトロソアミン抑制剤として作用するCO2
/アスコルビン酸の組み合わせの存在下で、過酸化物で酸化することによってニ
トロソアミンを実質的に含まないアミン―オキサイドの生成について記載してい
る。EP−A−0401503号より、水中のH2O2及び助溶剤、好ましくはカ
ルボン酸エステルでの酸化は公知である。FR−A−8808039号に従って
酸化を行ないながらCO2を添加し、US−A−5,216,154号に従って
純粋なCO2雰囲気の中でNMMOへの酸化が行われた。
当技術の現状では、ニトロソアミンの生成は、防止されていないか、N−ニト
ロソモルホリンの出発物質を除去するか、又は添加物を使用してN−ニトロソモ
ルホリンの生成率を遅めることによって、その生成を防止するかのいずれかが行
われる。特に閉鎖されたサイクルを含むアミン―オキサイドプロセスにおいて、
酸ハロゲン化物若しくはアスコルビン酸等の様々な化学薬品又はCO2を該プロ
セスに加えると、添加された化学薬品とともに誘導された分解生成物を該プロセ
スから取り除かなければならないために、処理液の浄化において問題が起こる。
多くの化学薬品の場合、発熱反応のリスク等の安全面を考慮することが必要であ
る。従って、上記のプロセスはどちらも、アミン―オキサイドプロセスの処理液
の再生成には適当ではない。
従って、N−メチルモルホリンがNMMOに簡単に酸化され、有毒なN−ニト
ロソモルホリンの生成を制限する、処理液の再生成プロセスを提供することが本
発明の目的である。これは例えば誘導体化によって、N−ニトロソモルホリンを
生成するための開始産物、例えばモルホリン等を浄化する化学添加物を使用しな
いで達成される。更に、酸化中に生成されるN−ニトロソモルホリンの量が減少
しても化学添加物を使用しないで大部分破壊されるように、このプロセスを実行
することが本発明の目的である。
N−メチルモルホリンがNMMOに酸化されて有毒N−ニトロソモルホリンの
生成が制限される、処理液の再生成プロセスを提供するという目的は、以下のプ
ロセスによって達成される。
(a)N−メチルモルホリン及びモルホリンを含み、6.0〜9.0のpH値
を有する水性溶液が提供され、その後、
(b)前記水性溶液を過酸化オキシダントで処理してN−メチルモルホリンを
N−メチルモルホリン−N−オキサイドに酸化する。
指示された範囲内で該酸化混合物のpHを単に調節することによって、有毒N
−ニトロソモルホリンの生成を制限し、且つ同時にN−メチルモルホリンをNM
MOに最大限に酸化することができることが分かった。これらの二つの反応方法
のpH依存性は、添付した図面から分かる。
図1は、該溶液のpH値に依存して生成されたNMMOの収率(理論値%)を
表し、6.0〜9.0の範囲内で達成された最大値は、本実施例では約50%で
ある。図2はpH値に依存する酸化後の該溶液内のN−ニトロソモルホリン濃度
(ppb)を表す。pH値が8〜9でN−ニトロソモルホリンの生成は増大し、
pH10から最大値に達することが分かる。本発明に従って酸化される該溶液の
pH値を6.0〜9.0の範囲に調節することによって、NMMOの収量が最大
化されると同時に有毒N−ニトロソモルホリンの生成が最小限に止められる。
モルホリンを吸収できる陽イオン交換体に再生成される該溶液を通過させるこ
とによって、該水性溶液のpH値を所望の範囲内に調整することが大変有益であ
ることが証明された。このステップは、ニトロソアミンの減少に関して2つの重
大な影響を与える。陽イオン交換体を使用して、モルホリンは該溶液から選択的
に除去され、ニトロソアミンを新しく生成するために使用できるモルホリンが実
際的になくなる。更に、他の組成物に比べて最も強塩基度を呈するモルホリンを
分離させることによって、該溶液のpH値が該範囲に正確に低められ、NMMO
の生成は高レベルに達し、ニトロソアミンの生成は更に抑制される。
一般的には、陽イオン交換体はカルボキシル基又はスルホン酸基を含む。
酸化中に生成された少量のN−ニトロソモルホリンまでもが化学添加物なしで
大部分破壊されるような、本発明に従ったプロセスを実行する目的は、該水性溶
液を過酸化オキシダントで処理する間又は処理後に実質的に254nmの波長を
有する紫外線にさらすことによって達成される。
陽イオン交換体を使用してpH値を調整するための本発明に従ったプロセスの
好適な実施の形態において、pH調整はモルホリンの選択的な除去に基づくので
、後続する酸化においてN−ニトロソモルホリンの新しい生成は実際には起こら
ないであろう。この場合、本発明に従った露光によって、該プロセスで提供され
るN−ニトロソモルホリンのある基本レベルを破壊させる目的が満たされる。
更に、本発明に従った露光によって、N−ニトロソモルホリンの非常に効果的
な破壊が可能になり、過酸化オキシダントの存在によってこの破壊が妨害されな
いだろうということが分かった。
該露光率は例えば200〜500mJ/cm2であり、この率はランプのデザ
イン及び処理状況、特に温度に依存する。本発明に従ったプロセスのこの実施の
形態は、追加的な化学薬品を何ら含まない。
UV露光を使用したニトロソアミンの定量分析及び後続する生成された亜硝酸
塩の測定の一般的な方法は公知である(D.E.G.Shuker,S.R.Tannenbaum,Anal
.Chem.,1983, 55, 2152-2155; M.Rhighezza,M.H.Murello,A.M.Siouffi,J
. Chromat.,1987, 410,145-155; J.J.Conboy,J.H.Hotchkiss,Analyst,19
89, 114,155-159; B.Buchele,L.Hoffmann,J.Lang,Fresen.J.Anal.Che
m.,1990, 336,328-333)。しかし、これらの分析方法はN−ニトロソモルホリ
ンの破壊を取り扱うものではない。
過酸化オキシダントとして、本発明に従ったプロセスでは好ましくはH2O2が
使用される。H2O2は好ましくはH2O2を30〜50重量%有する水性溶液とし
て使用される。H2O2はN−メチルモルホリンのモルあたり0.8〜2モルの量
で最も良く使用される。
該水性溶液がさらされる紫外線は、水銀低圧ランプから最も良く発光される。
これらの低圧ランプは、254nmの最大エネルギー強度を有する。
低圧ランプを使用した本発明に従った露光のために、該ランプは処理される処
理液を含む容器内に入れて吊り下げられる。しかし、該ランプは他の方法で配置
されることもできる。更に、露光は例えば薄膜UV−反応器内でさらされるべき
該溶液を連続的にリサイクルする間に実行される。
本発明に従ったプロセスの他の好適な実施の形態は下記のステップを含む。
(1)例えば逆浸透によって濃縮された上記蒸気を、選択的にモルホリンを吸
収することができる陽イオン交換体に通過させ、その後pH値を6.0〜9.0
の範囲内に保つステップ
(2)陽イオン交換体から得られた溶出液をアミン―オキサイドプロセスの浄
化された沈澱バスと結合させるステップであって、前記沈澱バスがNMMOを1
0〜30重量%含み、及び
(3)該沈澱バスと結合させた溶出液を蒸発反応器内で過酸化オキシダントで
処理してN−メチルモルホリンを酸化させ、濃縮させて、得られた濃縮水性NM
MOを再びアミン―オキサイドプロセスに再利用させ、得られた蒸気をステップ
(1)において濃縮及び使用するステップ。
下記の実施例によって、本発明は更に詳細に説明される。下記に記される略語
NMOR、NMMO、NMM及びMは、N−ニトロソモルホリン、N−メチルモ
ルホリン−N−オキサイド、N−メチルモルホリン及びモルホリンをそれぞれ表
す。
実施例1
NMORを284ppb有し、1リットルあたりNMMを6097mg、Mを
272mg及びNMMOを1085mg含む7水性溶液(50ml)を、HCl
/NaOHを使用してpH値を4、6、7、8、10、12及び14に調整した
。その後、H2O2を30重量%有する水性水素過酸化物がNMMに基づいて1.
3モルの過剰に達するように加えられ、50°Cで4時間加熱された。次に、新
しく生成されたNMMOの収率及びNMORの濃縮は、HPLC(図2参照)に
よって測定された。結果は図1及び図2にグラフで表されている。
図1では、pH値が横軸で、生成されたNMMOの収率(理論値%)が縦軸で
表されている。6.0〜9.0の範囲内に、約50%の最大値があることがはっ
きり分かる。図2では、pH値が横軸で、酸化後の該溶液中のNMOR濃度(p
pb)が縦軸で表されている。8〜9のpH値からのみN−ニトロソモルホリン
がかなり増大するであろうことが分かる。従って、6.0〜9.0の範囲内で、
NMMOの生成が最大になり、同時に有毒N−ニトロソモルホリンの生成が最小
限に止められる。これは、特に7.0〜9.0のpH範囲に当てはまる。
実施例2
1リットルあたりNMORを25μg、NMMOを2530mg、NMMを3
923mg及びMを30mg含む水性溶液を30%のH2O2(NMMのモル/H2
O2のモル=1/1.2)と混合してNMMをNMMOに酸化し、(カタジン(
katadyn)によって製造されたカタジンUVプロジェクタ EK−36、no.
79000型)水銀低圧ランプ(波長:254nm)を使用してUV反応器
内で放射線に当てた。該処理液の温度は50°Cであった。
NMOR濃度はHPLC(カラム:Hypersil ODS 250 x 4mm; 50°C; 溶出液
:A = アセトニトリル0.6%; B =H2O49.7%;変化度(gradient)1ml/分、10
分−100% A; 7分−100% B; 検出器: UV 238 nm)によって測定された。
最初の90分でNMOR濃度は45μg/lに増大し、これは該溶液中に存在
するMの急速な反応によるものである。しかし、その後NMOR濃度は再び急速
に減少した。6時間後、NMORは全くなかった。
20時間の全酸化時間の後、該溶液は1リットルあたりNMMOを5386m
g含んでいた。これは理論値の62%の収量になる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
// D01F 2/00 D01F 2/00 Z
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,
CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H
U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ
,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,
MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R
O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM
,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 マンゲング、ブルノ
オーストリア国 アー−4863 ズィーエバ
ルヒェン ドクトル−ルドルフ−シュー−
シュトラーセ 25
(72)発明者 フィルゴ、ハインリッヒ
オーストリア国 アー−4840 フェークラ
ブルック オーバーシュタットグリース
7/4
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.(a)6.0〜9.0のpH値を有するN−メチルモルホリン及びモルホ リンを含む水性溶液を提供し、その後、 (b)前記水性溶液を過酸化オキシダントで処理してN−メチルモルホリンを N−メチルモルホリン−N−オキサイドに酸化する、 ステップを特徴とする、N−メチルモルホリン−N−オキサイド溶液の生成プ ロセス。 2.ステップ(a)においてpH値を調整するためにモルホリンを吸収するこ とができる陽イオン交換体を通過させられた水性溶液が使用される、請求項1に 記載のプロセス。 3.前記陽イオン交換体がカルボキシル基を含むことを特徴とする、請求項2 に記載のプロセス。 4.前記陽イオン交換体がスルホン酸基を含むことを特徴とする、請求項2に 記載のプロセス。 5.過酸化オキシダントで処理される間または処理後に254nmの波長を実 質的に有する紫外線に前記水性溶液がされされることを特徴とする、請求項1か ら4のうち一つに記載のプロセス。 6.前記紫外線が水銀低圧ランプから発光されることを特徴とする、請求項5 に記載のプロセス。 7.アミン―オキサイドプロセスからのモルホリン及びN−メチルモルホリン 処理液を含む前記水性溶液が使用されることを特徴とする、請求項1から6のう ち一つに記載のプロセス。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT0139895A AT402510B (de) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | Verfahren zur aufarbeitung einer wässrigen prozessflüssigkeit des aminoxidverfahrens |
AT1398/95 | 1995-08-18 | ||
PCT/AT1996/000150 WO1997007138A1 (de) | 1995-08-18 | 1996-08-16 | Verfahren zur aufarbeitung einer wässrigen prozessflüssigkeit des aminoxidverfahrens |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10507490A true JPH10507490A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=3513019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9508737A Ceased JPH10507490A (ja) | 1995-08-18 | 1996-08-16 | アミンオキサイドプロセスからの水性処理液を再利用するためのプロセス |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0787153B1 (ja) |
JP (1) | JPH10507490A (ja) |
CN (1) | CN1072230C (ja) |
AT (2) | AT402510B (ja) |
AU (1) | AU699419B2 (ja) |
BR (1) | BR9606587A (ja) |
CA (1) | CA2202362A1 (ja) |
DE (1) | DE59600066D1 (ja) |
NO (1) | NO971721L (ja) |
WO (1) | WO1997007138A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT404033B (de) * | 1996-07-02 | 1998-07-27 | Chemiefaser Lenzing Ag | Verfahren zur herstellung einer wässrigen lösung von n-methylmorpholin-n-oxid |
DE19842556C2 (de) * | 1998-09-17 | 2003-02-06 | Alceru Schwarza Gmbh | Verfahren zur Herstellung von cellulosischen Formkörpern |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3362496D1 (en) * | 1982-04-21 | 1986-04-17 | Procter & Gamble | Process for the oxidation of tertiary amines to amine oxides |
DE3618352A1 (de) * | 1986-05-31 | 1987-12-03 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur herstellung von waessrigen n-methylmorpholin-n-oxid-loesungen |
US4783502A (en) * | 1987-12-03 | 1988-11-08 | Ppg Industries, Inc. | Stable nonaqueous polyurethane microparticle dispersion |
AT392972B (de) * | 1988-08-16 | 1991-07-25 | Chemiefaser Lenzing Ag | Verfahren zur herstellung von loesungen von cellulose sowie einrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
CA2014201A1 (en) * | 1989-04-26 | 1990-10-26 | Albemarle Corporation | Solid non-hygroscopic trialkylamine oxides |
AT396930B (de) * | 1992-01-23 | 1993-12-27 | Chemiefaser Lenzing Ag | Aminoxide |
US5466870A (en) * | 1993-10-29 | 1995-11-14 | The Procter & Gamble Company | Process for reducing the levels of nitrite contaminants in amine oxide surfactants |
-
1995
- 1995-08-18 AT AT0139895A patent/AT402510B/de not_active IP Right Cessation
-
1996
- 1996-08-16 AT AT96926964T patent/ATE161544T1/de not_active IP Right Cessation
- 1996-08-16 AU AU66958/96A patent/AU699419B2/en not_active Ceased
- 1996-08-16 DE DE59600066T patent/DE59600066D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-16 EP EP96926964A patent/EP0787153B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-16 WO PCT/AT1996/000150 patent/WO1997007138A1/de active Application Filing
- 1996-08-16 CA CA002202362A patent/CA2202362A1/en not_active Abandoned
- 1996-08-16 CN CN96191119A patent/CN1072230C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-16 BR BR9606587A patent/BR9606587A/pt not_active Application Discontinuation
- 1996-08-16 JP JP9508737A patent/JPH10507490A/ja not_active Ceased
-
1997
- 1997-04-15 NO NO971721A patent/NO971721L/no not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
NO971721L (no) | 1997-06-10 |
CN1072230C (zh) | 2001-10-03 |
AU6695896A (en) | 1997-03-12 |
AU699419B2 (en) | 1998-12-03 |
CN1165522A (zh) | 1997-11-19 |
EP0787153B1 (de) | 1997-12-29 |
ATE161544T1 (de) | 1998-01-15 |
EP0787153A1 (de) | 1997-08-06 |
BR9606587A (pt) | 1998-06-09 |
AT402510B (de) | 1997-06-25 |
WO1997007138A1 (de) | 1997-02-27 |
CA2202362A1 (en) | 1997-02-27 |
DE59600066D1 (de) | 1998-02-05 |
NO971721D0 (no) | 1997-04-15 |
ATA139895A (de) | 1996-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0553070B1 (de) | Aminoxide | |
KR100227631B1 (ko) | 재생 셀룰로우스 제품 제조방법 | |
JP2703117B2 (ja) | セルロース成形体の製造方法 | |
EP3521248A1 (en) | Alkali recycle in cellulose spinning process | |
WO2023274038A1 (zh) | N-甲基吗啉-n-氧化物的纯化方法、***及得到的n-甲基吗啉-n-氧化物 | |
US5362867A (en) | Method of making cellulose yarn solution | |
JPH10507686A (ja) | アミンオキサイドプロセスにおける水性溶液を処理するための方法 | |
JPH10511144A (ja) | セルロース系成形体の製造法 | |
JPH10507490A (ja) | アミンオキサイドプロセスからの水性処理液を再利用するためのプロセス | |
JPH10507498A (ja) | 第3アミンオキサイドの水性溶液の精製方法 | |
US5611932A (en) | Method for the purification of reclaimed aqueous N-methylmorpholine N-oxide solution | |
US5904818A (en) | Process for the regeneration of an aqueous process liquid of the amine-oxide process | |
JPH11511764A (ja) | N−メチルモルホリン−n−オキサイド水溶液の製造方法 | |
US5847129A (en) | Process for the regeneration of an aqueous process liquid of the amine-oxide process | |
JPH10508318A (ja) | モルホリンの選択的な分離方法 | |
US6113799A (en) | Process for selective separation of morpholine | |
CA2344162A1 (en) | Method for producing cellulosic forms | |
JPH07126912A (ja) | N−メチルモルホリン−n−オキシド水溶液の精製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070605 |
|
A313 | Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313 Effective date: 20071024 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |