JPH10505265A - 履物及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 靴等の履物であって、中間ソール（１７）を含む外側ソール（１６）、及びインソール（２０）を有するアッパー（１２）を含み、該外側ソール（１６）若しくは中間ソール（１７）とインソール（２０）との間にキャビティ（１８）を有する。該キャビティ（１８）は、その中に注入されたクッション用弾性発泡剤材料（１９）を受入れ、該材料（１９）は多層ソールの外側ソール（１６）の又は該外側ソール（１６）についている踵部分（１５）及びヒールユニット（１４）まで延びている。製造方法において、及び該空のキャビティ（１８）を有する靴の組み立ての後、該弾性材料（１９）は次に例えば外側ソール（１６）又は何処かにある穴（２２）を介して該キャビティ（１８）内に注入される。通気穴（２４、２６）によってキャビティ（１８）から空気が逃げられるようになり、該キャビティ（１８）を該発泡剤材料（１９）で充分且つ密接に充填させる。インソール（２０）の所望の輪郭を維持するために該アッパー（１２）は注入中靴型の上に保持される。注入された材料の量及び／又は圧力は、異なる度合いのクッションを得るために変えられることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称： 履物及びその製造方法 本発明は靴等の履物に関する。 幾つかの靴のデザインは外側のソールと靴のアッパーとの間にキャビティ（空 洞）を有し、このキャビティは通常その靴の製造中に該キャビティの中に配置さ れた一片の合成材料を含む。この合成材料片は履き手にあるクッションを提供す るが、靴の踵部分までのように外側ソールにわたって必ずしも有効に延在するわ けではなく、この合成材料片は別個のピースなので、靴のレンジ内でクッション 効果を変化させることができない。 本発明は改良された履物及びこのような履物の製造方法を提供しようとするも のである。 本発明は外側ソール及びインソールを有するアッパー、及び該外側ソールとイ ンソールとの間に少なくとも一つのキャビティを含む靴等の履物を提供し、該キ ャビティの中には弾性材料が注入され、この弾性材料が該外側ソールとインソー ルとの間にクッションを提供する。 本発明はまた、外側ソールをアッパーに固定して前記外側ソールと前記アッパ ーのインソールとの間に少なくとも一つの空のキャビティを提供するためのアセ ンブリと、及び該外側ソールとインソールとの間にクッションを提供するために 前記アセンブリに続いて前記少なくとも一つのキャビティ内に弾性材料を注入す ることと、を含む靴等の履物の製造方法を提供する。 本発明の好適な形態において、該材料は合成材料、好ましくはプラスチック発 泡材（foam）である。 本発明は、例を挙げて添付の図面（各図面は本発明に従った靴の好適な形態の 長手方向に沿った断面図である）を参照しながら以下更に詳しく述べられる。 図面を参照すると、多層ソール及びヒールユニット１４に固定された皮若しく は合成材料の靴アッパー１２を有する靴１０が表されている。該アセンブリは弾 性軽量合成材料からなる外側ソール１６及びヒール１５、中間層若しくは中間ソ ール１７（外側ソール１６及びヒール１５と一体型であってもなくてもよい）、 及びインソール２０を含む。図示された実施の形態では、中間層１７は該外側ソ ール１６（又は中間ソール１７）とインソール２０との間に靴の爪先部分から踵 部分までの靴の全長にわたって延びるキャビティ１８を有する。一般に、靴の製 造中、ユーザにあるクッション効果を提供するために合成発泡材等の弾性材料の （一つ以上の）個別片が該キャビティ内に差し込まれる。しかし、本発明に従っ た好適な過程においては、靴の製造中に該キャビティ１８は空のままにされる。 従って、一度靴の組み立てが完了したら、即ち外側ソール１６及びヒールユニッ ト１５が該アッパー１２に取り付けられた後、続いて合成発泡材料１９が圧力に よってキャビティ１８内に注入され、靴の爪先部分から踵部分まで該キャビティ 全体を充填する。該合成材料は、外側ソール１６を貫通する小さな穴２２を介し て通常注入される。キャビティ１８内にトラップされた空気は空気抜き穴２４及 び２６を介して出ることができ、該合成材料を該キャビティ全体に充分密着させ ることができる。 該キャビティ１８及び発泡材料１９は、ヒール１５の窪み１５０の中まで延び ているところが表されており、図２では該窪みは更に深く表されている。 靴は通常注入の間、該靴のインソールの所望の輸郭を保つためにインソール２ ０のための靴型若しくは他の支持体の上に保持される。 例えば反応性高弾性化学発泡材等をキャビティ１８内に圧力注入することは、 特にグッドイヤーウェルテッド履物（goodyear welted footwear）に適している 。これはまた、ユニット（即ち組み合わせられたヒールとソール）が図示された ような前部のくびれ及びヒールの中にキャビティを有する、他の組み立て製造方 法にも適している。注入される合成材料の量及び／又は該材料が注入される圧力 のバリエーションによって、該材料のクッション効果を簡単に変化させることが でき、異なるクッションを提供する履物のレンジを製造することができる。合成 発泡材料を注入することによって、該キャビティ１８全体が該材料によって充填 さ れ、該外側ソールとインソールとの間に充分なクッション効果を提供することが できる。 注入は例えば特別な低圧測定装置を使用して行うことができる。試行では、ベ ース樹脂及び硬化剤（一般にジフェニルメタン４，４’ジ−イソシアネート）の ３：１の混合物が常温で靴のキャビティ１８内に注入された。下の表１は、５つ の異なる靴に注入するのに使用された量の詳細を表し、全ての靴は履物の快適さ において注目すべき向上を呈した。理想的には、発泡材密度０．２〜０．３ｇ／ ｃｍが使用される。使用された混合物はまた、注入された材料の外側に形成され た”膜（ｓｋｉｎ）”になり、この膜は発泡材料の本体への水の浸透を制限する 。 本発明の更なる形態において、ソール１４は単一層ソールであり、１つ以上の キャビティ１８が該単一層ソール内に形成される。 穴２２は外側ソール１６内に提供されるものとして記載されたが、合成材料は 任意の都合のよい場所、例えば靴のインソール２０を介して該キャビティ内に注 入されることもできる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年７月２６日 【補正内容】 明細書 発明の名称: 履物及びその製造方法 本発明は靴等の履物に関する。 幾つかの靴のデザインは外側のソールと靴のアッパーとの間にキャビティ（空 洞）を有し、このキャビティは通常その靴の製造中に該キャビティの中に配置さ れた一片の合成材料を含む。この合成材料片は履き手にあるクッションを提供す るが、靴の踵部分までのように外側ソールにわたって必ずしも有効に延在するわ けではなく、この合成材料片は別個のピースなので、靴のレンジ内でクッション 効果を変化させることができない。 ＥＰ−Ａ−００１８６６３号は、アッパー及び予め形作られたゴムの外側ソー ルがこの二つの間に注入された発泡材(foam)状のポリウレタン中間ソールによっ て共に固定される運動靴を製造する方法について記載している。この中間ソール は外側ソールと該アッパーを共に接着させる。 ＥＰ−Ａ−００４８９６５号は、頚椎の特性を有する埋め込まれた靴ソールに ついて開示しており、この靴ソールは耐摩耗性低ウオーキングソール層及び軽量 発泡材で作られた柔軟なアッパー埋め込み層からなる。ウォーキングソール層又 はアッパー埋め込み層は、型枠内で発泡材を充填されて硬化される。他の層は次 に発泡材を型枠内に充填し、硬化されて、第一層に接着する。該ウォーキングソ ール層はアツパー埋め込み層によって靴のアッパーに接着される。 ＵＳ−Ａ−３８１２６０４号は、中間層によって底部層に接着された甲を有す る靴について開示している。該底部層及び甲は型枠内に配置され、液体状の中間 層は底部層と甲との間のスペースに流し込まれる。該中間層は冷却され、底部層 と甲を共に接着させる。 本発明は改良された履物及びこのような履物の製造方法を提供しようとするも のである。 本発明は外側ソール及びヒールユニット及びインソールを有するアッパー、及 び該外側ソール及びヒールユニットとインソールとの間に少なくとも一つのキャ ビティを含む靴等の履物を提供し、該キャビティの中には弾性材料が注入され、 この弾性材料が該外側ソール及びヒールユニットとインソールとの間にクッショ ンを提供し、 前記外側ソール及びヒールユニット及び前記アッパーが共に固定されて前記弾 性材料を前記少なくとも一つのキャビティ内に注入する前に前記履物を提供する 。 本発明はまた、靴等の履物の製造方法を提供し、この製造方法は、 外側ソール及びヒールユニット及びインソールを有するアッパーの提供を含み 、 前記外側ソール及びヒールユニットを前記アッパーに固定することによる前記 履物のアセンブリを含み、これによって前記外側ソール及びヒールユニットと前 記アッパーの前記インソールとの間に少なくとも一つの空のキャビティを提供し 、 及び前記アセンブリに続いて前記外側ソール及びヒールユニットと前記インソ ールとの間にクッションを提供するために前記少なくとも一つのキャビティ内に 弾性材料を注入することを含む。 本発明の好適な形態において、該材料は合成材料、好ましくはプラスチック発 泡材(foam)である。 本発明は、例を挙げて添付の図面（各図面は本発明に従った靴の好適な形態の 長手方向に沿った断面図である）を参照しながら以下更に詳しく述べられる。 図面を参照すると、多層ソール及びヒールユニット１４に固定された皮若しく は合成材料の靴アッパー１２を有する靴１０が表されている。該アセンブリは弾 性軽量合成材料からなる外側ソール１６及びヒール１５で形成された外側ソール 及びヒールユニット、中間層若しくは中間ソール１７（外側ソール及びヒールユ ニットと一体型であってもなくてもよい）、及びインソール２０を含む。図示さ れた実施の形態では、中間層１７は該外側ソール１６（又は中間ソール１７）と インソール２０との間に靴の爪先部分から踵部分までの靴の全長にわたって延び るキャビティ１８を有する。一般に、靴の製造中、ユーザにあるクッション効果 を提供するために合成発泡材等の弾性材料の（一つ以上の）個別片が該キャビテ ィ内に差し込まれる。しかし、本発明に従った好適な過程においては、靴の製造 中に該キャビティ１８は空のままにされる。従って、一度靴の組み立てが完了し たら、即ち外側ソール１６及びヒールユニット１５が該アッパー１２に取り付け られた後、続いて合成発泡材料１９が圧力によってキャビティ１８内に注入され 、靴の爪先部分から踵部分まで該キャビティ全体を充填する。該合成材料は、外 側ソール１６を貫通する小さな穴２２を介して通常注入される。キャビティ１８ 内にトラップされた空気は空気抜き穴２４及び２６を介して出ることができ、該 合成材料を該キャビティ全体に充分密着させることができる。 該キャビティ１８及び発泡材料１９は、ヒール１５の窪み１５０の中まで延び ているところが表されており、図２では該窪みは更に深く表されている。 靴は通常注入の間、該靴のインソールの所望の輪郭を保つためにインソール２ ０のための靴型若しくは他の支持体の上に保持される。 例えば反応性高弾性化学発泡材等をキャビティ１８内に圧力注入することは、 特にグッドイヤーウェルテッド履物(goodyear welted footwear)に適している。 これはまた、ユニット（即ち組み合わせられたヒールとソール）が図示されたよ うな前部のくびれ及びヒールの中にキャビティを有する、他の組み立て製造方法 にも適している。注入される合成材料の量及び／又は該材料が注入される圧力の バリエーションによって、該材料のクッション効果を簡単に変化させることがで き、異なるクッションを提供する履物のレンジを製造することができる。合成発 泡材料を注入することによって、該キャビティ１８全体が該材料によって充填さ れ、該外側ソールとインソールとの間に充分なクッション効果を提供することが できる。 注入は例えば特別な低圧測定装置を使用して行うことができる。試行では、ベ ース樹脂及び硬化剤（一般にジフェニルメタン４，４’ジ−イソシアネート）の ３：１の混合物が常温で靴のキャビティ１８内に注入された。下の表１は、５つ の異なる靴に注入するのに使用された量の詳細を表し、全ての靴は履物の快適さ において注目すべき向上を呈した。理想的には、発泡材密度０．２〜０．３ｇ／ ｃｍが使用される。使用された混合物はまた、注入された材料の外側に形成され た”膜（ｓｋｉｎ）”になり、この膜は発泡材料の本体への水の浸透を制限する 。 穴２２は外側ソール１６内に提供されるものとして記載されたが、合成材料は 任意の都合のよい場所、例えば靴のインソール２０を介して該キャビティ内に注 入されることもできる。 請求の範囲： １．外側ソール及びヒールユニット（１５、１６）及びインソール（２０）を 有するアッパー（１２）、及び該外側ソール及びヒールユニットとインソールと の間に少なくとも一つのキャビティ（１８）を含む靴（１０）等の履物であって 、該外側ソール及びヒールユニットとインソールとの間にクッションを提供する 弾性材料（１９）が該キャビティ内に注入されており、 前記弾性材料を前記少なくとも一つのキャビティ内に注入する前に前記履物を 提供するために前記外側ソール及びヒールユニット及び前記アッパーが共に固定 されている、履物。 ２．弾性材料（１９）が発泡材組織である、請求項１に記載の履物。 ３．前記外側ソール及びヒールユニット（１５、１６）が外側ソール（１６） 及びヒール（１５）を有し、前記ヒール（１５）若しくは前記外側ソール（１６ ）の一部がそれと内側ソールとの間に注入された弾性材料（１９）を受け入れて 該ヒールユニット若しくはその一部と該インソール（２０）との間にクッション を提供する、請求項１又は請求項２に記載の履物。 ４．ヒールユニット（１５）又はその一部が内側に窪んでおり、それと内側ソ ール（２０）との間に注入された弾性材料を受け入れる、請求項３に記載の履物 。 ５．靴（１０）等の履物の製造方法であって、 外側ソール及びヒールユニット（１５、１６）及びインソール（２０）を有す るアッパー（１２）を提供し、 前記外側ソール及びヒールユニット（１５、１６）を前記アッパー（１２）に 固定させて前記外側ソール及びヒールユニット（１５、１６）と前記アッパー（ １２）の前記インソール（２０）との間に少なくとも一つの空のキャビティを形 成することによる前記履物のアセンブリを含み、 及び、前記アセンブリに続いて前記少なくとも一つのキャビティ内に弾性材料 （１９）を注入して前記外側ソール及びヒールユニット（１５、１６）と前記イ ンソール（２０）との間にクッションを提供することを含む、 靴等の履物の製造方法。 ６．前記少なくとも一つのキャビティ（１８）内への弾性材料（１９）の注入 が、該弾性材料が該キャビティ内に充分且つ密接に広がるようになされる、請求 項５に記載の履物の製造方法。 ７．前記少なくとも一つのキャビティ（１８）内に弾性材料（１９）を注入す る間、該アッパー（１２）が該インソール（２０）のための靴型若しくは他の支 持体上に保持され、該靴型若しくは他の支持体が該インソールの所望の輪郭を維 持する、請求項５又は請求項６に記載の方法。 ８．弾性材料（１９）の量及び／又は該弾性材料が前記少なくとも一つのキャ ビティ内に注入される圧力が、所望の程度のクッションを簡単に提供できるよう に、変化させることができる、請求項５、請求項６、又は請求項７の何れかに記 載の方法。 ９．該弾性材料（１９）が前記少なくとも一つのキャビティ（１８）内に注入 された後に発泡材組織である、又はこのような組織になるとされる、請求項５か ら請求項８の何れかに記載の方法。 １０．該弾性材料（１９）の発泡材密度が、０．２〜０．３ｇ／ｃｍである、請 求項９に記載の方法。 １１．発泡材組織及びそれに加えられた任意の硬化剤から成る弾性材料（１９） が、前記少なくとも一つのキャビティ（１８）内に注入された後そのまわりに膜 を形成する特性を有し、該発泡材組織の弾性材料の中に水が浸透するのを該膜が 防ぐ、請求項９又は請求項１０に記載の方法。 １２．該履物のアセンブリの任意の都合の良い部分を介して、例えば外側ソール 及びヒールユニット内の小さな穴（２２）又はインソール（２０）を介して、該 弾性材料（１９）が前記少なくとも一つのキャビティ（１８）内に注入される、 請求項５から請求項１１の何れかに記載の方法。 １３．該履物のアセンブリの都合の良い部分を通った、例えば外側ソール及びヒ ールユニットを通った、一つ以上の通気孔（２４、２６）が前記少なくとも一つ のキャビティ（１８）に提供されて該キャビティ（１８）内にトラップされる空 気を逃し、該弾性材料（１９）によって後者を充分且つ密接に充填させる、請求 項５から請求項１２の何れかに記載の方法。 １４．前記弾性材料（１９）の注入中にヒール（１５）又は外側ソールの一部が それとインソール（２０）との間に該弾性材料を受け入れる、請求項５から請求 項１３のいずれかに記載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ 【要約の続き】 ために変えられることができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．外側ソール及びインソールを有するアッパー、及び該外側ソールとインソ ールとの間に少なくとも一つのキャビティを含む靴等の履物であって、該外側ソ ールとインソールとの間にクッションを提供する弾性材料が該キャビティ内に注 入されている履物。 ２．弾性材料が発泡材組織である、請求項１に記載の履物。 ３．外側ソールの若しくは外側ソールについているヒールユニット若しくは部 分がそれと内側ソルとの間に注入された弾性材料も受け入れて、該ヒールユニッ ト又は部分とインソールとの間にクッションを提供する、請求項１又は請求項２ に記載の履物。 ４．ヒールユニット又は部分が内側に窪んでおり、それと内側ソールとの間に 注入された弾性材料を受け入れる、請求項３に記載の履物。 ５．実質的に添付の図面を参照して本明細書中に述べられたような靴等の履物 。 ６．（ａ）外側ソールをアッパーに固定させ、前記外側ソールと前記アッパー のインソールとの間に少なくとも一つの空のキャビティを形成するアセンブリと 、 （ｂ）前記アセンブリに続いて前記少なくとも一つのキャビティ内に弾性 材料を注入して該外側ソールと該インソールとの間にクッションを提供すること と、 を含む、靴等の履物の製造方法。 ７．前記少なくとも一つのキャビティ内への弾性材料の注入が、該弾性材料が 該キャビティ内に充分且つ密接に広がるようになされる、請求項６に記載の履物 の製造方法。 ８．前記少なくとも一つのキャビティ内に弾性材料を注入する間、該アッパー が該インソールのための靴型若しくは他の支持体上に保持され、該靴型若しくは 他の支持体が該インソールの所望の輪郭を維持する、請求項６又は請求項７に記 載の履物の製造方法。 ９．弾性材料の量及び／又は該弾性材料が前記少なくとも一つのキャビティ内 に注入される圧力が、例えば異なるクッション特性を有する履物のレンジを提供 する際に所望の程度のクッションを簡単に提供できるように、変化させることが できる、請求項６、請求項７、又は請求項８の何れかに記載の履物の製造方法。 １０．該弾性材料が発泡材組織である、又は前記少なくとも一つのキャビティ内 に注入された後にこのような組織になるとされる、請求項６から請求項９の何れ かに記載の履物の製造方法。 １１．該弾性材料の発泡材密度が、０．２〜０．３ｇ／ｃｍである、請求項１０ に記載の履物の製造方法。 １２．発泡材組織及びそれに加えられた任意の硬化剤から成る弾性材料が、前記 少なくとも一つのキャビティ内に注入された後そのまわりに膜を形成する特性を 有し、該発泡材組織の弾性材料の中に水が浸透するのを該膜が防ぐ、請求項１０ 又は請求項１１に記載の履物の製造方法。 １３．該履物のアセンブリの任意の都合の良い部分を介して、例えば外側ソール 内の小さな穴やインソールを介して、該弾性材料が前記少なくとも一つのキャビ ティ内に注入される、請求項６から請求項１２の何れかに記載の履物の製造方法 。 １４．該履物のアセンブリの都合の良い部分を通った、例えば外側ソールを通っ た、一つ以上の通気孔が前記少なくとも一つのキャビティに提供されてキャビテ ィ内にトラップされる空気を逃し、該弾性材料によって後者を充分且つ密接に充 填させる、請求項６から請求項１３の何れかに記載の履物の製造方法。 １５．外側ソールの若しくは外側ソールに取り付けられたヒールユニット若しく は部分もまた、該弾性材料の注入中にそれとインソールとの間に前記弾性材料を 受入れる、請求項６から請求項１４のいずれかに記載の履物の製造方法。 １６．添付の図面を参照して本明細書中に記載されたように、実際に靴等の履物 を製造する方法。 １７． 請求項６から請求項１６のいずれかに記載の製造方法によって製造され た時の靴等の履物。