JPH10504721A - 微生物のトランスグルタミナーゼ、それらの産生及び使用 - Google Patents

微生物のトランスグルタミナーゼ、それらの産生及び使用

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JPH10504721A JP8508425A JP50842596A JPH10504721A JP H10504721 A JPH10504721 A JP H10504721A JP 8508425 A JP8508425 A JP 8508425A JP 50842596 A JP50842596 A JP 50842596A JP H10504721 A JPH10504721 A JP H10504721A
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Abstract

(57)【要約】 トランスグルタミナーゼは、広範囲の真菌、特に子嚢菌類、担子菌類及び接合菌類、並びにグラム陰性及びグラム陽性バクテリア、特にストレプトマイセス・リジクス (Streptomyces lydicus)、NRRL B−3446により産生され得る。新規のトランスグルタミナーゼをコードし、大腸菌、DSM 10175内のプラスミドから得られうるDNA配列を含むDNA構成物も、前記トランスグルタミナーゼを産生する方法、前記トランスグルタミナーゼを含む組成物並びにゲルもしくは蛋白質ゼラチン組成物を製造するための方法と共に記載される。

Description

【発明の詳細な説明】 微生物のトランスグルタミナーゼ、それらの産生及び使用 本発明は、微生物のトランスグルタミナーゼ、トランスグルタミナーゼをコー ドするDNA構成物、トランスグルタミナーゼを産生する方法、トランスグルタミ ナーゼを含む組成物及びゲルもしくは蛋白質ゼラチン組成物を製造するための方 法;並びにそれらの使用に関する。 発明の背景 トランスグルタミナーゼ(EC 2.3.2.13)は、ペプチド結合グルタミン 残基のγ−カルボキシ−アミド基がアシル供与体であるアシル転移反応を触媒す ることができる酵素である。種々の化合物中の第1アミノ基はアシル受容体とし て機能し、後にペプチド結合グルタミン酸の一置換γ−アミドを形成し得る。ペ プチド鎖中のリシン残基のε−アミノ基がアシル受容体として機能する場合、ト ランスグルタミナーゼは分子内又は分子間γ−グルタミル−ε−リシル架橋を形 成する。 このペプチド架橋活性は、蛋白質のゲル化穀粉のベーキングの質の改良、蛋白 質、脂肪及び水からペーストタイプの食物材料を作ること、ミルク濃縮物からの チーズの調製、乱切りの肉製品をつなぐこと、食物蛋白質の味及び構造の改良、 皮処理におけるカゼイン仕上げ等を含む種々の工業上の目的のために役立つこと が示されている。 広範囲のトランスグルタミナーゼが、いくつかの動物及び少しの植物種から同 定され、キャラクタライズされている。最も広範囲に 用いられる動物由来トランスグルタミナーゼ、FXIIIaは、多くの工業上の適用 に、及び製造に不利である特性である生成物阻害されるCa2+依存性マルチ−サブ ユニット酵素である。粘菌フィサルム・ポリセファルム(Physarum polycephalum ) からのCa2+依存性トランスグルタミナーゼはKlein et al.,(1992)に記載され ている。 少しの微生物のトランスグルタミナーゼのみ、即ちストレプトベルチシリウム ・モバラエンセ(Streptoverticillium mobaraense )、ストレプトベルチシリウ ム・シナモネウム(Streptoverticillium cinnamoneum) 、及びストレプトベルチ シリウム・グリセオカルネウム(Streptoverticillium griseocarneum) 種から(U S 5,156,956)、及びストレプトマイセス・ラベンジュラエ(Streptomyces laven dulae) であると考えられる種から(US 5,252,469)からのトランスグルタミナー ゼが開示されている。 US 5,156,956は、広範囲の生物及び微生物源の5000超の単離物をスクリーニン グすることを含むトランスグルタミナーゼの広範囲の調査の後、先に記載の3の ストレプトベルチシリウム種のみがトランスグルタミナーゼを産生することが見 い出されたことを開示する。この先の属ストレプトベルチシリウムのメンバーは 、ストレプトマイセス属内に一般的に含まれる(Kaempfer et al.(1991)、及び Ochi et al.(1994))。 US 5,252,469は、2の関連する種:ストレプトマイセス種、及びストレプトマ イセス・ラベンジュラエであると信じられているものからのトランスグルタミナ ーゼを開示する。しかしながら、考えられるS.ラベンジュラエ株のための開示 されたデータから、開示された株がS.ラベンジュラエではないことは当業者に 明らかである。 ストレプトベルチシリアは、ストレプトマイセス及び関連する属 のクラスターグループF(55〜67クラスター)に共に分類される(Williams.et al.)。それゆえ、周知の微生物のトランスグルタミナーゼは全て、Williams. et al.に定義されるようなこのクラスターのメンバーから源を発する。ストレプ トマイセス・ラベンジュラエもクラスターグループFに分類される。 全ての周知の微生物のトランスグルタミナーゼが、ヒドロキシルアミンがヒド ロキサム酸に転化される慣用的酵素アッセイを用いることにより、同定されてい る(Folk,J.E.& Cole,P.W.(1966))。 異なる酵素を過剰産生する株を作製するために、組換えDNA技術が広く用いら れる。同目的のために、ストレプトベルチシリウム・モバラエンセ(Streptover ticillium mobaraense )トランスグルタミナーゼ遺伝子は、大腸菌、ストレプト マイセス・リビダンス(streptomyces lividans) 、及びサッカロマイセス セレ ビシアエ(Saccharomyces cerevisiae )において発現のためにクローニングされ ている(Washizu et al.,Tahekana et al.、及びEP-A−0 481 504)。最も成功 したこれらの試み(Washizu et al.)でさえ、多数の実験及び最適化にもかかわ らず、野生型S.モバラエンセ株における収率よりかなり低い産出量である。こ れにより、S.モバラエンセ酵素を過剰発現するための努力は、コドン最適化遺 伝子の化学合成とその次の大腸菌のペリプラズムへの(成熟トランスグルタミナ ーゼへの切断能異種シグナルペプチド融合のような)発現;又はS.セレビシア エ内での成熟トランスグルタミナーゼへの同様の融合としての発現;又はS.セ レビシアエにおけるプロ−トランスグルタミナーゼへの同様の融合としての発現 ;又はS.リビダンスにおけるプレプロ酵素をコードする天然のDNA配列の伝統 的な単離及び発現のようないくつかの異なる試みを含むが、成功したものはな い。 US 5,252,469は、慣用的技術によりより多い量のトランスグルタミナーゼを産 生するS.モバラエンセに密接に関連する株を開示する。 本発明の目的は、好ましくは単一構成物又は単構成物形態における、新規な微 生物由来のトランスグルタミナーゼ、トランスグルタミナーゼをコードする新規 な遺伝子、及び組換えDNA技術により従来可能であるより高収率かつ高純度でト ランスグルタミナーゼを産生するための方法、並びに蛋白質のゲル化;穀粉のベ ーキングの質;蛋白質、脂肪及び水からのペーストタイプの食物もしくは食物成 分を作ること、ミルク濃縮物からのチーズの調製;乱切りの肉又は魚製品をつな ぐこと;食物蛋白質の味及び構造の改良;皮処理におけるカゼイン仕上げ;くつ みがき等を含む種々の工業上の目的における使用のための単独又は他の酵素との 組合せでのトランスグルタミナーゼの使用を提供することである。 発明の概要 広範囲のバクテリア及び真菌株をスクリーニングすることにより、しばしば、 伝統的なヒドロキサメートアッセイにおいて陰性の結果を生じる同じ抽出液のス クリーニングにより、改良されたプトレッシンアッセイにおいて陽性の反応を生 ずることが知られている。従って、プトレッシン組込みアッセイの改良型は、驚 くほど、広範囲の生物においてトランスグルタミナーゼ活性を検出することがで きるスクリーニング手順に適用されている。 従って、そして従来知られているのと反対に、トランスグルタミナーゼ(TGas es)は極めて広範囲の系統的に分散した微生物により産生されることが現在、見 い出されている。また、クラスターグル ープF以外のクラスターグループ、例えばクラスターグループA及びG内でさえ 、トランスグルタミナーゼを産生するメンバーが見つけられている。 供される酵素のいくつかは工業的適用に役立ち得る。その工業的な可能性は、 3つの状況に強調される: 1.本発明の新規のトランスグルタミナーゼはいずれの他の微生物のトランス グルタミナーゼのために得られるより高い収率で得られうる; 2.先に言及されるアッセイにより供されるいくつかのTGase−産生性株は、 現在の使用における工業的産生株に密接に関連しており、従って、密接に関連し た種、例えばバチルス(Bacillus)、ストレプトマイセス(Streptomyces)、 スペルギルス(Aspergillus) 、及びトリコダーマ(Trichoderma)属において組換え DNA発現を行うことができる; 3.本発明の新規のトランスグルタミナーゼは細胞外に見い出され得る。 スクリーニングされるべき生物のためのいくつかの異なる増殖条件を適用する ことにより、本発明者らは、驚くことに、これらの条件が、いくつかの例におい て、抽出液におけるTGase活性の検出のために決定的であることも見い出した。 本発明者らは、トランスグルタミナーゼ活性を示すストレプトマイセス・リジ クス(Streptomyces lydicus )の株からDNA配列を単離してキャラクタライズす るのにも成功し、それにより単一構成物トランスグルタミナーゼを調製すること が可能となる。 従って、他の態様において、本発明は、トランスグルタミナーゼ活性を示す酵 素をコードするDNA配列を含むDNA構成物であって、DNA配列が、 a)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列、又は b)配列番号:1に示されるDNA配列及び/又は大腸菌DSM10175内のプラスミ ドから得られうるDNA配列のアナログであって、 i)配列番号:1に示されるDNA配列及び/又は大腸菌DSM10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列と少くとも80%の相同性を有し、又は ii)配列番号:1に示されるDNA配列及び/又は大腸菌DSM10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列によりコードされるポリペプチドと少くとも79%の 相同性を有するポリペプチドをコードし、及び/又は iii)配列番号:1に示される及び/又は大腸菌DSM10175内のプラスミドか ら得られうるDNA配列によりコードされる精製されたトランスグルタミナーゼに 対する抗体と免疫学的に反応するポリペプチドをコードするアナログ を含むことを特徴とするDNA構成物に関する。 配列番号:1に示されるDNA配列は、大腸菌DSM10175内のプラスミドから得ら れうるDNA配列と同一であると確信される。 その大腸菌株は、ブタペースト条約に従って、DSM-Deutsche Sammlung von Mi kroorganismen und Zellkulturen GmbH,Maascheroder Weg 1b,D-38125 Brauns chweig,Germanyにおいて1995年8月23日に寄託番号DSM10175下で寄託された。 更なる態様において、本発明は、本明細書、実施例及び請求の範囲内で特定さ れる綱、目、科、属及び種のいずれかに属する株、特にストレプトマイセス・リ ジクス、NRRL B−3446を、適切な栄養培地内で培養することを含むトランスグ ルタミナーゼの産生のための方法に関する。 本発明は、本発明のトランスグルタミナーゼ調製物、及び安定剤を含むトラン スグルタミナーゼ組成物に更に関する。 更に他の態様において、本発明は、蛋白質を架橋する方法であって、本発明の トランスグルタミナーゼ調製物を含むトランスグルタミナーゼ組成物が蛋白質の 基質と接触することを特徴とする方法に関する。 更に、本発明は、穀粉、肉製品、魚製品、化粧品、チーズ、ミル製品、ゲル化 食物製品及び靴みがきにおける本発明のトランスグルタミナーゼ調製物の使用に 関する。 発明の詳細な記載 本明細書及び請求の範囲において、“トランスグルタミナーゼ”という言葉は 、ペプチド結合グルタミン残基のγ−カルボキシアミド基がアシル受容体である アシル転移反応を触媒することができる酵素として理解されることを意図する。 “Ca2+−非依存性トランスグルタミナーゼ”という言葉は、Ca2+イオンの欠如下 で、即ち過剰のEDTAの存在下で活性なトランスグルタミナーゼとして理解される ことを意図する。 トランスグルタミナーゼは、与えられた微生物により作られる酵素システムに おいて発生する構成物であり得、このような酵素システムはほとんどの場合、い くつかの異なる酵素構成物を含む。あるいは、トランスグルタミナーゼは単一構 成物、即ち与えられた微生物により作られる酵素システムにおいて通常発生する 他の酵素構成物が本質的にない構成物であり得、ここで該単一構成物は、例えば 単一構成物をコードするDNA配列をクローニングし、次にそのDNA配列で細胞を形 質転換し、宿主内で発現させることにより作られる組換え構成物である。宿主は 好ましくは異種の宿主であるが、宿主 は特定条件下では同種宿主でもあり得る。 ネイティブ又は未修飾のトランスグルタミナーゼは微生物源のものであり得る 。 トランスグルタミナーゼが、真菌、バクテリア又はイーストにより得られうる 、又はそれら由来のものであり得る。得られた酵素構成物は同種又は異種の構成 物のいずれかであり得る。好ましくは、構成物は同種である。しかしながら、高 度に精製されたトランスグルタミナーゼに対する抗体と免疫学的に反応し、特定 の微生物から得られる異種構成物も好ましい。 本文脈において、“得られうる”又は“由来”という言葉は、問題の生物の株 により産生されるトランスグルタミナーゼを示すばかりでなく、このような株か ら単離されたDNA配列によりコードされ、該DNA配列で形質転換された宿主生物に おいて作られたトランスグルタミナーゼも意図する。更に、その語は、合成の及 び/又はcDNAの源のDNA配列によりコードされ、問題のトランスグルタミナーゼ の同定的特徴を有するトランスグルタミナーゼを示すことを意図する。 好ましい実施形態において、本発明は、真菌、好ましくは担子菌亜門、子嚢菌 亜門又は接合菌亜門に属する真菌の培養により産生可能であるトランスグルタミ ナーゼ調製物に関する。 有用な担子菌亜門の例は、アガリカレス(Agaricales)、アフィロホラレス(Aph yllophorales)セラトバシジアレス(Ceratobasidiales)、アウリクラリアレ ス(Auriculariales )及びニジュラリアレス(Nidulariales)目からなる群に属 する株、又はトリコロマタセアエ(Tricholomataceae)、アマニタセアエ(Amani taceae)アガリカセアエ(Agaricaceae)ストロファリアセアエ(Strophariace ae )、コプリナセアエ(Coprinaceae)コルチナリアセアエ( Cortinariaceae )、パキシラセアエ(Paxillaceae)ポリポラシアエ(Polyporac eae )、コリオラシアエ(Coriolaceae)ホミトプシダシアエ(Fomitopsidaceae)ストレレアシアエ(Strereaceae)ヒメノカエタシアエ(Hymenchaetaceae) クノクラジアシアエ(Lachnocladiaceae )、セラトバシジアシアエ(Ceratobasid iaceae)アウリクラリアシアエ(Auriculariaceae)及びニジュラリアシアエ(Nid ulariaceae) 科からなる群に属する株、又はトリコローマ(Tricholoma)、リオ フィルム(Lyophyllum )、アルミラリア(Armillaria)、アマニタ(Amanita)アガリクス(Agaricus )、カマエマイセス(Chamaemyces)ストロファリア(Str opharia )、ハイホローマ(Hypholoma)クーネロマイセス(Kuneromyces)ホリ オタ(Pholiota )、コプリヌス(Coprinus)、サチレラ(Psathyrella)パナエ オルス(Panaeolus)ジムノピルス(Gmnopilus)ハイグロオロプシス(Hygropho ropsis )、プレウロトウス(Pleurotus)ピクノポルス(Pychoporus)、アント ロジア(Antrodia )、トラメーテス(Trametes)、アミロステレウム(Amyloste reum )、ハイメノカエテ(Hymenochaete)、シチノストローマ(Scytinostroma)リゾクトニア(Rhizoctonia)アウリクラリア(Auricularia)及びニジュラ(Ni dula )属からなる群に属する株である。 好ましい株は、トリコローマ・フラボビレンス(Tricholoma flavovirens)も しくはトリコローマ・マイオマイセス(Tricholoma myomyces)種リオフィルム (Lyophyllum)種アルミラリア(Armillaria)種アマニタ・ビローサ(Aman ita virosa )、アガリクス(Agaricus)種カマエマイセス・フラシドゥス(Ch amaemyces fracidus )、ストロファリア・コエルレア(Stropharia coerulea)ハイホローマ・ファシクラレ(Hypholoma fasciculave)クーネロマイセス・バ リアビリス(Kuhneromyces variabilis)ホリオタ・ ジァーニー(Pholiota jahnii)コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)コプリヌス(Coprinus)種サチレラ・マンドレアナ(Psathyrella condolleana )パナエオルス・パピリオナセウス(Panaeolus papilionaceus)ジムノピルス ・ジュノニウス(Gymnopilus junonius)ハイグロホロプシス・アウランチアカ( Hygrophoropsis aurantiaca)プレウロトゥス・ドライヌス(Pleurotus dryinus )プレウロトゥス(Pleurotus)種ピクノポルス・シナバリヌス(Pycnoporus ci nnabarinus)アントロジア・セリアリス(Antrodia serialis)トラメーテス・ ヒルスタ(Trametes hirsuta )、アミロステレウム・カイルッチ(Amylostereum chailletii)ハイメノカエテ・コルチコラ(Hymenochaete corticola)シチ ノストローマ・ポルテントスム(Scytinostroma portentosum)リゾクトニア・ ソラーニ(Rhizoctonia solani )、アウリクラリア・ポリトリカ(Auricularia polytricha )及びニジュラ(Nidula)種に属するものである。 特に役立つ例は、アルミラリア(Armillaria)種、CBS 372.94;コプリヌス・ シネレウス(Coprius cinereus )、IFO 30116;サチレラ・コンドレアナ(Psathy rella condolleana) 、CBS 628.95;パナエオルス・パピリオナシウス(Panaeolus papilionaceus) 、CBS 630.95;アミロステレウム・カイレッチ(Amylostereum c hailletii) 、CBS 373.94;及びハイメノカエテ・コルチコラ(Hymenochaete cor ticola )、CBS 371.94からなる群に属する株である。 役立つ子嚢菌亜門の例は、ジスコマイセーテス(Discomycetes)、ピレノマイ セーテス(Pyrenomycetes)ロクロアスコマイセーテス(Loculoascomycetes)、及 びプレクトマイセーテス(Plectorycetes)綱に属する株、好ましくはレオチアレ ス(Leotiales)キシラリアレス(Xylariales)、ジアポルタレス(Diaporthale s )、ソル ダリアレス(Sordariales)ハロスファエリアレス(Halosphaeriales)ハイポク レアレス(Hypocreales)ドチデアレス(Dothideales)エウロチアレス(Euroti ales )、及び未知の目の特定のアスコマイセーテス(Ascomycetes)目に属する株 である。 好ましい株はレオチアセアエ(Leotiaceae)、キシラリアセアエ(Xylariaceae )アンフィスファエリアセアエ(Amphisphaeriaceae)バルサセアエ(Valsaceae )カエトミアセアエ(Chaetomiaceae)ラシオスファエリアセアエ(Lasiosphaer iaceae)ハロスファエリアセアエ(Halosphaeriaceae)、ヒポクレアセアエ(H ypocreaceae )、プレオスポラセアエ(Pleosporaceae)マイコスファエレラセア エ(Mycosphaerellaceae )、ボトリオスファエリアセアエ(Botryosphaeriaceae )、スポロルミアセアエ(Sporormiaceae)ヘルポトリキエラセアエ(Herpotrich iellaceae) 、及びトリココマタセアエ(Trichocomataceae)科に属する株、特に 、ジモルホスポルム(Dimorphosporum)、キシラリア(Xylaria)アスコトリチ ア(Ascotricha )、ノジュリスポリウム(Nodulisporium)サボリエラ(Savorye lla )、バルサ(Valsa)カエトミウム(Chaetomium)、ポドスポーラ(Podospora )ハロスファエリオプシス(Halosphaeriopsis)、ルルオルチア(Lulworthia )、リグニンコーラ(Lignincola)、フサリウム(Fusarium)、ミロテシウム(M yrothecium)トリコダーマ(Trichoderma)アルテルナリア(Alternaria)、 チリオポルス(Cochliobolus )、クルブラリア(Curvularia)、セルコスポーラ (Cercospora )、クラドスポリウム(Cladosporium)、ボトリオスファエリア( Botryosphaeria )、スポロルミエーラ(Sporormiella)、プレウッシア(Preuss ia )、カルポニア(Carponia)、コニオチリウム(Coniothyrium)、ビッソキラ ミス(Byssochlamys )、タラロマイセス(Talaromyces)ネオサルトリア(Neos artorya)バルクピエラ(Warcupiella)アスペルギルス(Aspergillus)ベアウ ベリア(Beauveria)ホルテア(Hortea)、ヒューミコーラ(Humicola)、モノ ジクチス(Monodictys )及びデンドリフィエラ(Dendryphiella)属に属する株で ある。 好ましいのは、ジモルホスポルム・ジスポラトリチウム(Dimorphosporum disp oratrichum)キシラリア(Xylaria)種、アスコトリチア・エリナセア(Ascotrich a erinacea)ノジュリスポリウム(Nodulisporium)種、サボリエラ・リグニコー ラ(Savoryella lignicola )、バルサ・ピニ(Valsa pini)、カエトミウム・フ ニコルム(Chaetomium funicolum )、ポドスポーラ・テトラスポーラ(Podospor a tetraspora )、ハロスファエリオプシス・メジオセチゲラ(Halosphaeriopsis mediosetigera )、ルルウォルチア・ウニセプタタ(Lulworthia uniseptata)リグニンコーラ(Lignincola)種フサリウム・アルメニアクム(Fusarium arme niacum)フサリウム・デセムセルラレ(Fusarium decemcellulare)フサリウム ・ジメルム(Fusarium dimerum )、フサリウム・メリスモイデス(Fusarium mer ismoides )、フサリウム・レドレンス(Fusarium redolens)、フサリウム・フロ ッチフェルム(Fusarium flocciferum )、マイロテシウム・ロリドウム(Myrothe cium roridum)トリコダーマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)アルテ ルナリア・アルテルナータ(Alternaria alternata )、コクリオボルス・サチブ ス(Cochliobolus sativus )、クルブラリア・ボレイアエ(Curvularia borreiae )セルコスポーラ・ベチコーラ(Cercospora beticola)セルコスポーラ・カリ シス(Cercospora carisis )、セルコスポーラ・フシマクランス(Cercospora fu simaculans)セルコスポーラ・ハイ(Cercospora hayi)セルコスポーラ・セサ ミ(Cercospora sesami)セルコスポーラ・トラベルシアナ(Cercospora trave rsiana )、クラドスポリウム・クラドスポリオデス(Cladosporium cladosporiod es)クラドスポリウム・レシナエ(Cladosporium resinae)、クラドスポリウ ム・オキシスポルム(Cladosporium cladosporiodes)クラドスポリウム・スフ ァエオスペルムム(Cladosporium sphaeospermum )、ボトリオスファエリア・ロ ジナ(Botryosphaeria rhodina )、スポロルミエーラ・アウストラリス(Sporor miella australis )、スポロルミエーラ・ミニマ(Sporormiella minima)プレ ウッシア・イソメラ(Pressia isomera)カルポニア・ソリオマリス(Carponia solliomaris )、コニオチリウム・セレアリス(Coniothyrium cerealis)バイッ ソキラシス・フルバ(Byssochlamys fulva )、タラロマイセス・ヘリクス(Talar omyces helicus)ネオサルタリア・クァドリシネタ(Neosartorya quadricinet a )、ワルクピエーラ・スピヌローサ(Warcuiella spinulosa)、アスペルギル ス・ホエチドゥス(Aspergillus foetidus )、アスペルギルス・ギガンテウス(A spergillus giganteus)アスペルギルス・ヘテロモルフス(Aspergillus hetero morphus)アスペルギルス・プニセウス(Aspergillus puniceus)、アスペルギ ルス・プニセウス(Aspergillus puniceus )、アスペルギルス・タマーリ(Asper gillus tamarii)ビアウベリア・シリンドロスポーラ(Beauvevia cylindrospor a)ビアウベリア・カレンドニカ(Beanveria calendonica)ホルテア・ウェル ネッキ(Hortea werneckii )、ヒュミコーラ・アロパロネラ(Humicola alopall onella )、モノジクチス・ペラギカ(Monodictys pelagica)及びデンドリフィエ ラ・サリナ(Dendryphiella salina )種である。 特に好ましいのはジモルホスポルム・ジスポラトリチウム(Dimorphosporum di sporatrichum) 、ATCC 24562;サボソエラ・リグニコーラ(Savoryella lignicol a )、CBS 626.95;カエトミウム・フニ コルム(Chaetomium funicolum )、ATCC 42779;ルルウォルチア・ユニセプター タ(Lulwothia uniseptata )、IFO 32137;フサリウム・アルメニアクム(Fusari um armeniacum) 、IBT 2173;フサリウム・デセムセルラレ(Fusarium decemcellu lare) 、CBS 315.73;フサリウム・ジメルム(Fusarium dimerum)、IBT 1796;フサリウム・メリスモイデス(Fusarium merismoides )、ATCC 16561;フサリウ ム・レドレンス(Fusarium redolens) 、IBT 2058;ミロセシウム・ロリドゥム(My rothecium roridum) 、ATCC 20605;トリコダーマ・ハルジアヌム(Trichoderma h arzianum) 、CBS 223.93;アルテルナリア・アルテルナータ(Alternario altern ata )、CBS 448.94;クルブラリア・ボレイアエ(Curvularia borreiae)、CBS 85 9.73;セルコスポーラ・ベチコーラ(Cercospora beticola)、ATCC 28056;セル コスポーラ・カリシス(Cercospora carisis )、IMI 167.425;セルコスポーラ ・フシマクランス(Cercospora fusimaculans) 、IMI 167.426;セルコスポーラ・ ハイ(Cercospora hayi) 、IMI 160.414;セルコスポーラ・セサミ(Cercospora se sami) 、IMI 318.913;セルコスポーラ・トラベルシアナ(Cercospora traversia na )。IMI 318.080;クラドスポリウム・レシナエ(Cladosporium resinae)、C BS 174.61;クラドスポリウム・スファエオスペルムム(Cladosporium sphaeosp ermum )、CBS 444.94;バイッソキラミス・フルバ(Byssochlamys fulva)、AHU 9252;タラロマイセス・ヘリクス(Talaromyces helicus)、ATCC 10451;ネオサ ルトリヤ・クアトリシネタ(Neosartoya quadricineta) 、IBT 11057;ワルクピエ ーラ・スピヌローサ(Warcupiella spinulosa) 、NKBC 1495;アスペルギルス・ホ エチドゥス(Aspergillus foetidus )、CBS 565.65;アスペルギルス・ギガンテ ウス(Aspergillus giganteus) 、CBS 526.65;アスペルギルス・ヘテロモルフス( Aspergillus hete romorphus) 、CBS 117.55;アスペルギルス・プニセウス(Aspergillus puniceus )、IAM 13893;アスペルギルス・タマーリ(Aspergillus tamarii)、IBT 3824;ベアウベリア・シリンドロスポーラ(Beauveria cylindrospora) 、CBS 719.70;ベアウベリア・カレンドニカ(Beauveria calendonica) 、CBS 485.88;ホルテア ・ウェルネッキ(Hortea werneckii )、CBS 446.94;モノジクチス・ペラギカ(M onodictys pelagica) 、CBS 625.95;及びデンドリフィエラ・サリナ(Dendryphi ella salina )、CBS 447.94種である。 役立つ接合菌類の例は、ムコラレス(Mucorales)目に属する株、好ましくは コール(Mucor) 及びクニングハメラ(Cunninghamella)属に属する株である。 好ましい種は、ムコール・アリガレンシス(Mucor aligarensis)、好ましくはA TCC 28928、ムコール・ルテウス(Mucor luteus)及びクニングハメラ・エレガ ンス(Cunninghamella elegans )、好ましくはAHU 9445である。 以下の実施例に示されるように、本発明の真菌のトランスグルタミナーゼ調製 物は、比較的高い温度、即ち酵素活性が最適である温度でもα−カゼインを重合 することができる。 本発明の好ましい真菌トランスグルタミナーゼ調製物は、少くとも55℃、好ま しくは少くとも60℃、更に好ましくは少くとも70、いっそう更に好ましくは少く とも80℃、特に少くとも90℃の温度で最適活性を示す。このような調製物は、例 えばサボリエラクラドスポリウムモノジクチスハイメノカエテ及びルルウ ォルチア 属に属する株、特にサボリエラリグニコーラクラドスポリウム・フ ファエオスペルムムハイメノカエテ・コルチコーラモノジクチス・ペラギカ 及びルルウォルチア・ウニセプタータに属する株の培養により産生され得る。 本発明の他の好ましい真菌トランスグルタミナーゼ調製物は、少くとも8.5、 好ましくは少くとも9.0のpHにおいて最適相対活性を示す。このような調製物は 、サボリエラクラバスポリウムセロコスポーラハイメノカエテモノジクチ 及びルルウォルチア属に属するの培養により産生され得る。 更に、真菌トランスグルタミナーゼ活性は、フェニルメチルスルホニルフルオ リド(PMSF)により阻害されることが考えられる。 一般的なトランスグルタミナーゼは、触媒に本質的である活性部位においてシ ステイン残基を含むと考えられる。これは、遊離チオール基と反応する化合物が トランスグルタミナーゼを阻害するという観察を基にする。これらの化合物は、 例えばモノ−ヨード酢酸又は水銀塩である。 他のタイプの化合物により阻害されるトランスグルタミナーゼは異なる触媒機 構を有し得、これによりプロテアーゼの分類に類似したグループにトランスグル タミナーゼを区別し得よう。4のクラスのプロテアーゼが異なる化合物によるそ れらの阻害に基づいて区別される。例えば、セリンプロテアーゼはフェニルメチ ルスルホニルフルオリド(PMSF)により典型的に阻害されるが、システインプロ テアーゼは、トランスグルタミナーゼを阻害する同じ化合物により阻害される。 他の態様において、本発明は、周知の微生物のトランスグルタミナーゼと対照 的に、ストレプトマイセス及び関連する属のクラスターFに属さないバクテリア の培養により産生され得る新規のトランスグルタミナーゼ調製物に関する。 好ましいバクテリアはグラム陰性又はグラム陽性である。 トランスグルタミナーゼ産生性グラム陰性バクテリアの例は、シュードモナス (Pseudomonas)ハフニア(Hafnia)、ヒドロゲノフ ァガ(Hydrogenophaga )及びザイモモナス(Zymomonas)属に属する株である。 TGase産生株グラム陰性バクテリアの好ましい例は、シュードモナス・プチダ (Pseudomonas putida )、シュードモナス・プチダシュードモナス・アミロデ ラモサ(Pseudomonas amyloderamosa)ハフニア・アルベイ(Hafnia alvei)、ハイドロゲノファーガ・パレロニ(Hydrogenophaga palleroni )(バソニム: ュードモナス・パレロニ(Pseudomonas palleroni) )、Moo5A10及びザイモモナス ・モビリス(Zymomonas mobilis) ;特にシュードモナス・プチダ、DSM 1693; ュードモナス・プチダ 、NCIMB 9869;シュードモナス・アミロデラモサ、ATCC 2 1262;ハフニア・アルベイ、DSM 30163;ハイドロゲノファーガ・パレロニ、DSM 63;Moo5A10;DSM 10094;及びザイモモナス・モビリス、DSM 424に属する株で ある。 TGase産生性グラム陽性バクテリアの例は、ストレプトマイセス(Streptomyce s )、ロチア(Rothia)、バチルス(Bacillus)、キタサトア(Kitasatoa)及び クテリジウム(Bacteridium) 属に属する株である。 TGase産生性グラム陽性バクテリアの好ましい例は、ストレプトマイセス・リ ジクス(Streptomyces lydicus )、ストレプトマイセス・ニグレセンス(Strepto myces nigrescens)ストレプトマイセス・シオヤエンシス(Streptomyces sioya ensis)ストレプトマイセス・プラテンシス(Streptomyces platensis)、ロチ ア・デントカリオーサ(Rothia dentocariosa)バチルス・バジウス(Bacillus b adius)バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoide)、バチルス・フィルムス (Bacillus firmus)バチルス・アネウリノリチクス(Bacillus aneurinolyticu s )、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルス種、B.アミロ リクエファンシエン ス(B.amyloliquefaciens )、キタサタオ・プルプレア(Kitasatao purpurea) 、バクテリジウム種、及びバチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)種に 属する株である。 最も好ましいのは、ストレプトマイセス・リジリス、DSM 40555及びNRRL B-34 46;ストレプトマイセス・ニグレセンス、ATCC 23941;ストレプトマイセス・シ オヤエンシ ス、ATCC 13989;ストレプトマイセス・プラテンシス、DSM 40041;バチルス・バジウス 、DSM 23;バチルス・マイコイデス、GJB 371;バチルス・ フィルムス 、ATCC 17060;バチルス・フィルムス;DSM 12;バチルス・アネウリ ノリチクス 、ATCC 12856;バチルス・メガテリウム、ATCC 13632;バチルス・メ ガテリウ ム、ATCC 15450;バチルス・メガテリウム、AJ 3355及びFerm−P1201;バチルス 種、ATCC 21537;B.アミロリクエファンシエンス、ATCC 23843;キタ サタホプルプレア 、DSM 43362;バクテリジウム種、DSM 10093、バクテリジウム 種、CBS 495.74株である。 本発明の好ましいバクテリアトランスグルタミナーゼ調製物は、少くとも6.5 、好ましくは少くとも7.0、更に好ましくは少くとも7.5、いっそう更に好ましく は少くとも8.0、更に少くとも8.5、最も好ましくは少くとも9.0のpHにおいて最 適活性を示す。 更に、本発明の好ましいバクテリアトランスグルタミナーゼ調製物のトランス グルタミナーゼ活性はフェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)により阻害 される。実施例16を参照のこと。 好ましくは、トランスグルタミナーゼは組換えトランスグルタミナーゼ、即ち 親微生物からの他の蛋白質又は酵素蛋白質が本質的にないトランスグルタミナー ゼである。組換えトランスグルタミナーゼは当業者に慣用的な標準的技術に従っ てクローニングされ、発現され得る。 有利には、バクテリア源の親トランスグルタミナーゼ、例えばストレプトマイ セスアクチノプラネスアモルホスポランギウムアミコラータダクトロス ポランギウムバクテリジウムキタサトアミクロノスポーラ、又はバチルス 属の株由来のトランスグルタミナーゼが用いられ得る。例えば、親トランスグル タミナーゼは、(ARS Patent Culture Collection North Central Region,1815 North University Street,Peonia,Illinois 61640,U.S.A.,NRLL B−3446 (先のStreptomyces libani)において寄託された)ストレプトマイセス・リジク 種の株から得られ得る。 好ましい実施形態において、親トランスグルタミナーゼはストレプトマイセス ・リジクス 、NRRL B−3446、トランスグルタミナーゼ、又は i)親トランスグルタミナーゼのアミノ酸配列と少くとも60%の相同性である アミノ酸配列を含み、 ii)親トランスグルタミナーゼに対する抗体と反応し、及び/又は iii)親トランスグルタミナーゼをコードするDNA配列と同じプローブとハイブ リダイズするDNA配列によりコードされた前記親トランスグルタミナーゼの機能 的アナログである。 アナログの特性i)は、第2の配列から第1の配列の起源を示すアナログと親 トランスグルタミナーゼとの間の同一性の程度を示すことが意図される。特に、 ポリペプチドは、各々のアミノ酸配列の比較が70%,80%,85%,90%又は95% 超のような約60%より大きい同一性を示すなら、親トランスグルタミナーゼに相 同性があると考えられる。配列比較は、Lipman及びPearson(1985)により記載 されるもののような周知のアルゴリズムにより行われ得る。 親トランスグルタミナーゼのアナログの更なる特性ii)及びiii) は以下のように決定され得る: 特性ii)、即ち免疫交差反応性は、親トランスグルタミナーゼの少くとも1のエ ピトープに対する抗体又はそれとの反応性を用いてアッセイされ得る。モノクロ ーナル又はポリクローナルのいずれかであり得る抗体は、例えばHudson et al. により記載されるような当該技術で周知である方法により作られ得る。免疫交差 反応性は、例えばHudson et al.,1989により記載されるようなウエスタン・ブ ロッティング又は放射免疫拡散アッセイのような当該技術で周知であるアッセイ を用いて決定され得る。 先に定義される特性iii)に従うアナログのキャラクタリゼーションに用いら れるプローブは、新トランスグルタミナーゼの全てもしくは部分的なヌクレオチ ド又はアミノ酸配列を基にして適切に調製され得る。ハイブリダイゼーションは 、DNA配列がハイブリダイズするのを許容するいずれかの適切な条件下で行われ 得る。例えば、このような状況は、例えば5×SSC中にプレソーキングし、20% ホルムアミド、5×Denhardt's溶液、50mMリン酸ナトリウム、pH6.8、及び50μ gの変性音波処理ウシ胸腺DNAの溶液中に約40℃で1時間、ハイブリダイズし、 次に100μM ATPが供された同溶液中で約40℃で18時間、ハイブリダイズする又 は例えばSambrook et al.,1989により記載される他の方法を含む特定の条件下 でのハイブリダイゼーションである。 親トランスグルタミナーゼの他の例は、ストレプトマイセス・プラテントシス (Streptomyces platentsis) 、好ましくはDSM 40041、ストレプトマイセス・ニグ レセンス(Streptomyces nigrescens) 、好ましくはATCC 23941又はストレプトマ イセス・シオヤエンシス(Streptomyces sioyaensis) 、好ましくはATCC 13989か ら得られる又はそれらにより産生され得るものである。 これらの親トランスグルタミナーゼはα−カゼインを重合させることができ、 これにより多くの工業的目的のために役立つ。 更なる態様において、本発明は、トランスグルタミナーゼの産生のための方法 であって、本明細書で特定される綱、目、科、属及び種のいずれかに属する株、 特にストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446を適切な栄養培地内で培養す ることを含むことを特徴とする方法に関する。 更に更なる態様において、本発明は先に記載の真菌又はバクテリアトランスグ ルタミナーゼ調製物及び安定剤を含むトランスグルタミナーゼ組成物に関する。 本発明は、蛋白質を架橋する方法であって、本発明の真菌又はバクテリアトラ ンスグルタミナーゼ調製物を含むトランスグルタミナーゼ組成物を蛋白質の基質 に接触させることを含むことを特徴とする方法にも関する。 本発明のトランスグルタミナーゼ調製物は、穀粉、肉製品、魚製品、化粧品、 チーズ、ミルク製品、ゲル化食物製品及び靴みがきに役立つ。 本文脈において、配列番号:1に示されるDNA配列の“アナログ”は特性i) 〜iii)のいずれか又は全てを有するトランスグルタミナーゼ活性を示す酵素を コードするいずれかのDNA配列を示すことが意図される。アナログDNA配列は、 a)例えば本明細書に記載される方法を用いて、配列番号:1に示されるDNA 配列に基づいてトランスグルタミナーゼ活性を有する酵素を産生する他の又は関 連する(例えば同じ)生物から単離され得、例えば本明細書に示されるDNA配列 を含むDNA配列の対立又は種変異体であり得る。 b)例えばDNA配列によりコードされるが、酵素の産生を意図さ れた宿主生物のコドン利用に相当するトランスグルタミナーゼの他のアミノ酸配 列を生じないヌクレオチド置換の導入により、又は異なるアミノ酸配列を生じ得 るヌクレオチド置換の導入により、配列番号:1に示されるDNA配列に基づいて 作製され得る。しかしながら、後者の場合、アミノ酸変換は、好ましくは少し天 然のもの、即ち蛋白質のホールディング又は活性に大きな影響を与えない保存性 アミノ酸置換、典型的には1〜約30アミノ酸の小さな欠失、アミノ末端メチオニ ン残基のような小さなアミノ−もしくはカルボキシル末端伸長、約20〜25残基ま での小さなリンカーペプチド、又はポリヒスチジン域、抗原エピトープもしくは 結合ドメインのような精製を容易にする小さな伸長のものである。一般的なFord et al.(1991)を参照のこと。保存性置換の例は、(アルギニン、リシン、ヒス チジンのような)塩基性アミノ酸、グルタミン酸及びアスパラギン酸のような) 酸性アミノ酸、(システイン、グルタミン及びアスパラギンのような)極性アミ ノ酸、(プロリン、ロイシン、イソロイシン、バリンのような)疎水性アミノ酸 、(フェニルアラニン、トリプトファン、チロシンのような)芳香族アミノ酸及 び(グリシン、アラニン、セリン、トレオニン、メチオニンのような)小さなア ミノ酸のグループ内である。 このような置換が、分子の機能に重大である領域の外側で行われ得、なお活性 なポリペプチドとなることは当業者に明らかであろう。本発明のDNA構成物によ りコードされるポリペプチドの活性に本質的であり、それゆえ好ましくは置換さ れないアミノ酸は、部位特異的変異誘発又はアラニン−スキャニング変異誘発( Cunningham and Wells,(1989))のような当業者に周知である手順に従って同定 され得る。後者の技術において、変異は分子内の全ての残基に導入され、生ずる 変異分子は、分子の活性に重大であるアミノ酸残基を 同定するために生物学的(即ちトランスグルタミナーゼ)活性についてテストさ れる。基質−酵素相互作用は、核磁気共鳴、結晶学又はホトアフィニティーラベ リングのような技術により決定されるような結晶構造の分析によっても決定され 得る。例えば、de Vos et al.,(1992);Smith et al.,(1992);Wlodaver et a l.,(1992)を参照のこと。 先のi)に言及される相同性は、第2の配列からの第1の配列の由来を示す2 つの配列の間の同一度として決定される。相同性は、GCGプログラム・パッケー ジ(Needleman,S.B.and Wunsch,C.D.,(1970))において供されるGAPのよ うな当該技術で周知であるコンピュータープログラムの手段により適切には決定 され得る。例えばDNA配列比較のための次のセッティング:5.0のGAPクリエーシ ョン・ペナルティ及び0.3のGAPエクステンション・ペナルティでGAPを用いて、D NA配列のコーディング領域は配列番号:1に示されるDNA配列又は大腸菌DSM 101 75内のプラスミドから得られうるDNA配列のコーディング領域と少くとも80%、 更に好ましくは少くとも82%、更に好ましくは少くとも85%、特に少くとも90% の同一度を示し得る。 先のii)に言及される相同性は、第2の配列からの第1の配列の由来を示す2 つの配列間の同一度として決定される。相同性は、適切には、GCGプログラム・ パッケージ(Needleman,S.B.and Wunsch,C.D.,(1970))のような当該技術 において周知であるコンピュータープログラムの手段により決定され得る。例え ば次のポリペプチド配列比較のためのセッティング:3.0のGAPクリエーション・ ペナルティ及び0.1のGAPエクステンション・ペナルティでGAPを用いて、類似し たDNA配列によりコードされるポリペプチドは、配列番号:1に示されるDNA配列 又は大腸菌、DSM 10175内のプラ スミドから得られうるDNA配列を含むDNA構成物によりコードされる酵素と好まし くは少くとも79%、更に好ましくは少くとも80%、より更に好ましくは少くとも 82%、特に少くとも90%の同一度を示し得る。 先の特性iii)に関連して、株DSM 10175から単離されたDNA配列によりコード され、該DNA配列で形質転換された宿主生物内で産生されるか、又は株DSM 10175 により産生されるトランスグルタミナーゼを示すことが意図される。免疫学的反 応性は、後の材料及び方法のセクションに記載される方法により決定され得る。 更なる態様において、本発明は、本発明のDNA構成物を有する発現ベクター、 該DNA構成物又は発現ベクターを含む細胞、並びにトランスグルタミナーゼ活性 を示す酵素を産生する方法であって、該方法が前記酵素の産生を許容する条件下 で前記細胞を培養し、そしてその培養物から前記酵素を回収することを含むこと を特徴とする方法に関する。 更なる態様において、本発明は、トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素であ って、該酵素が、 a)本発明のDNA構成物によりコードされ、 b)本発明の方法により産生され、及び/又は c)配列番号:1に示されるDNA配列又は大腸菌、DSM 10175内のプラスミドか ら得られうるDNA配列によりコードされた精製されたトランスグルタミナーゼに 対する抗体と免疫学的に反応することを特徴とする酵素に関する。 先のc)に言及されるトランスグルタミナーゼは大腸菌株、DSM 10175から単 離されたDNA配列によりコードされ、そして該DNA配列で形質転換された宿主生物 内で産生されるか、又はストレプトマイセス・リジクス、好ましくはAgricultur al Research Service Cu lture Collection,1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604, U.S.A.により供され、それから利用できるストレプトマイセス・リジクス株、 NRRL B−3446により産生され得る。 トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素をコードする本発明のDNA配列は、 ストレプトマイセス・リジクスからのDNAライブラリーを適切なベクター内で クローニングするステップと、 適切なバクテリア又はイーストの宿主細胞を前記ベクターで形質転換するステ ップと、 前記DNAライブラリー内のクローンによりコードされた関心のいずれかの酵素 を発現するために適切な条件下で前記宿主細胞を培養するステップと、 それらクローンにより産生された前記酵素のいずれかのトランスグルタミナー ゼ活性を測定することにより陽性クローンをスクリーニングするステップと、 それらのクローンから前記酵素コーディングDNAを単離するステップと、 を含む一般的方法により単離され得る。 この一般的方法は、その内容が引用により本明細書に組み込まれるWO 94/1495 3に更に開示される。そのスクリーニング方法のより詳細な記載は後の実施例15 に与えられる。 本発明のDNA構成物のDNA配列は公知の方法により単離され得る。これにより、 そのDNA配列は、例えばその配列を有することが予想される生物からcDNA又はゲ ノムライブラリーを確立し、慣用的手順により陽性のクローンについてスクリー ニングすることにより単離され得る。このような手順の例は、配列番号:2に示 される全アミノ酸配列、又は標準的技術(例えばSambrook et al.,1989)、及 び/又は先に記載されるようなトランスグルタミナーゼ活性を発現するクローン のための選択、及び/又は配列番号:2に示されるアミノ酸配列を含むトランス グルタミナーゼ酵素に対する抗体と反応性のある蛋白質を産生するクローンのた めの選択に従うそのサブ配列に基づいて合成されたオリゴヌクレオチドプローブ とのハイブリダイゼーションである。 cDNA又はゲノムライブラリーから本発明のDNA構成物を単離する好ましい方法 は、親トランスグルタミナーゼ酵素のアミノ酸配列に基づいて調製された縮退オ リゴヌクレオチドプローブを用いるポリメラーゼ鎖反応(PCR)の使用によるもの である。例えばPCRは米国特許第4,683,202号又はR.K.Saiki et al.(1988)に より記載される技術を用いて行われ得る。 あるいは、本発明のDNA構成物のDNA配列は、確立された標準的方法、例えばBe aucage and Caruthers(1981)により記載されるホスホアミジト法、又はMatthe s et al.(1984)により記載される方法により合成的に調製され得る。ホスホ アミジト法に従ってオリゴヌクレオチドは、例えば自動DNA合成機において合成 され、精製され、アニールされ、連結され、そして適切なベクター内でクローン される。 最後に、DNA構成物は、標準的技術に従って、全体の組換えDNA分子の種々の部 分に対応する(適切なものとして)合成、ゲノム又はcDNA源のフラグメントと連 結反応させることにより調製されたゲノム及び合成の混合、合成及びcDNAの混合 又はゲノム及びcDNAの混合の源のものであり得る。 トランスグルタミナーゼ酵素をコードするDNA配列は、例えばストレプトマイ セス・リジクス のDNAライブラリーをスクリーニングし、そして適切な酵素活性 (即ちトランスグルタミナーゼ活性)を 表現し、又はDSM(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen G mbH,Mascheroder Weg 16,D-38124 Braunschweig,Germany)において1995年8 月23日にブタペスト条約下で寄託された大腸菌、DSM 10175からのクローンにつ いて選択することにより単離され得る。その後、適切なDNA配列が、例えば実施 例1に記載されるようにクローンから単離され得る。 相同的な酵素、即ち類似したDNA配列をコードするDNA配列は他の微生物から得 られうることが予想される。例えば、DNA配列は、他のバクテリア、好ましくは グラム陽性バクテリア、更に好ましくはストレプトマイセス種の株、特にS.プ ラテンシス の株のDNAライブラリーを同様にスクリーニングすることにより得ら れうる。 あるいは、本発明のトランスグルタミナーゼをコードするDNAは、公知の手順 に従って、便利には本明細書に開示されるDNA配列を基にして調製される合成オ リゴヌクレオチドプローブを用いることにより、先に言及される生物のいずれか のような適切なソースからのDNAから単離され得る。例えば、適切なオリゴヌク レオチドプローブは配列番号:1に示されるヌクレオチド配列又はそのいずれか の適切なサブ配列に基づいて調製され得る。 次にそのDNA配列は組換え発現ベクター内に挿入され得る。これは、便利に組 換えDNA手順が行われ得るいずれかのベクターであり得、ベクターの選択は、し ばしば、それが導入されるべき宿主細胞によるだろう。これにより、そのベクタ ーは、自己複製ベクター、即ち染色体外存在物として存在し、その複製が染色体 の複製から独立しているベクター、例えばプラスミドであり得る。あるいは、そ のベクターは、宿主細胞内に導入された時に宿主細胞ゲノム内に一体化され、そ れか一体化されている染色体と共に複製されるものであり得る。 ベクターにおいて、トランスグルタミナーゼをコードするDNA配列は、適切な プロモーター及びターミネーター配列に作用的に接続されるべきである。そのプ ロモーターは、選択された宿主細胞内で翻訳活性を示すいずれかのDNA配列であ り得、宿主細胞に対して同種又は異種のいずれかの蛋白質をコードする遺伝子か ら得られうる。トランスグルタミナーゼをコードするDNA配列、プロモーター及 びターミネーター各々を接合し、それらの適切なベクター内に挿入するのに用い られる手順は、当業者に公知である(例えば、Sambrook et al.,Molecular Clon ing.A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor,NY,1989)。 本発明の酵素をコードするDNA配列で形質転換された宿主細胞は、好ましくは 真核細胞、特にイースト又は糸状菌細胞のような真菌細胞、又はバクテリア細胞 のような原核細胞である。特に、真核細胞は、アスペルギルスフサリウム又はトリコデルマ の種、最も好ましくはアスペルギルス・オリザエアスペルギルス ・ニジュランス 又はアスペルギルス・ニゲルに属し得る。真菌細胞は、プロトプ ラスト形成及びそのプロトプラストの形質転換、次のそれ自体周知の様式におけ る細胞壁の再生を含む方法により形質転換され得る。宿主微生物としてのアスペ ルギルスの使用は、その内容が引用により本明細書に組み込まれる(Novo Nordi sk A/Sの)EP 238023に記載される。宿主細胞は、イースト細胞、例えば、サッ カロマイセス 、特にサッカロマイセス・クルイベリもしくはサッカロマイセス・ ウバルム の株、スキゾサッカロマイセス・ポムベのようなスキゾサッカロマイセ 種の株、ハンセヌラ種、ピキア種、ヤロウィア・リポリチカのようなヤロウィ 種、又はクルイベロマイセス・ラクチスのようなクルイベロマイセス種の株で もあり得る。宿主細胞は、バクテリア細胞、好ましくはグラム陽性バクテリアさ らに好ましく はバチルス又はストレプトマイセス、特にバチルス・サブチリスバチルス・リ ケニホルミスバチルス・レントゥスバチルス・ブレビスバチルス・ステア ロサーモフィルスバチルス・アルカロフィルスバチルス・アミロリクエファ シエンスバチルス・コアギュランスバチルス・サーキュランスバチルス・ ラウトゥスバチルス・メガテリウムバチルス・シュリンジエンシス、又は トレプトマイセス・リビダンスS.リジクスもしくはストレプトマイセス・ム リヌス ;又はグラム陰性バクテリア、好ましくはエスケリチア(Escherichia)、 更に好ましくは大腸菌の株でもあり得る。バクテリアの形質転換は、例えばプロ トプラスト形質転換により、又はそれ自体周知の様式におけるコンピテント細胞 を用いることにより行われ得る。 本発明のDNA構成物、プロモーター、ターミネーター及び他の要素各々を連結 し、それらを複製のために必要な情報を含む適切なベクター内に挿入するのに用 いられる手順は当業者に公知である(例えばSambrook et al.(1989))。 本発明の発現ベクターは、適切な転写ターミネーター、及び真核生物において 本発明の蛋白質ジスルフィドレドックス剤をコードするDNA配列に作用的に接続 されたポリアデニル化配列も含み得る。ターミネーション及びポリアデニル化配 列は、適切にはプロモーターと同じソースから得られうる。 更なる態様において、本発明は、本発明に従う酵素を産生する方法であって、 該酵素をコードするDNA配列で形質転換された適切な宿主細胞を前記酵素の産生 を許容する条件下で培養し、その培養物から結果として生ずる酵素を回収するこ とを特徴とする方法に関する。 形質転換された宿主細胞を培養するのに用いられる培地は、問題 の宿主細胞を増殖させるのに適切ないずれかの慣用的培地であり得る。発現され たトランスグルタミナーゼは便利には培養培地内に分泌され得、遠心又はろ過に より培地から細胞を分離し、硫酸アンモニウムのような塩の手段により培地の蛋 白質の構成物を沈殿させ、次にイオン交換クロマトグラフィー又はアフィニティ ークロマトグラフィー等のようなクロマトグラフィーの手順を行うことを含む公 知の手順によりそれから回収され得る。発現されたトランスグルタミナーゼは細 胞壁に結合したものでもあり得る。 本発明の組成物 有用なトランスグルタミナーゼが添加され得るが、適切な組成物内に製剤化さ れることが好ましい。工業的に用いられるべきトランスグルタミナーゼは、問題 の使用に適切ないずれかの形態、例えば乾燥粉体又は粒状体、特に非散布性粒状 体、液体、特に安定化された液体又は保護された酵素の形態であり得る。粒状体 は例えばUS 4,106,991及びUS 4,661,452に開示されるように製造され得、当該技 術で周知である方法により任意に被覆され得る。液体酵素調製物は、例えば、確 立された方法に従って、糖、糖アルコールもしくは他の多価アルコール、又は乳 酸もしくは他の有機酸のような栄養的に許容される安定剤を加えることにより安 定化され得る。保護された酵素は、EP 238,216に開示される方法に従って調製さ れ得る。本発明の酵素調製物は防腐剤も含み得る。 通常、穀物、肉製品、チーズ及び他のミルク製品、魚製品、化粧品、種々のゲ ル化食物中の包含のために、酵素調製物は乾燥品、例えば非散布粒状物の形態で あることが有利であり得、他方液体と共の包含のために、液体形態が有利である 。 本発明は以下の非限定の実施例に更に詳説される。 実施例1 トランスグルタミナーゼを産生する微生物の同定 〔1,4−14C〕−プトレッシン組込みアッセイの検出限界はヒドロキサメー トアッセイの検出限界の1/20であることが見い出された。 用いられるアッセイは、もとの手順の少し改良されたバージョンである(Curti s,C.G.& Lorand,L.(1976))。トランスグルタミナーゼ活性は〔1,4−14 C〕プトレッシンのα−カゼイン内への組込みとして測定される。 A.トランスグルタミナーゼ産生性真菌: トランスグルタミナーゼを以下に詳細に記載されるアッセイを用いて真菌源の いくつかの微生物の培養ブイヨン内で同定した。EP−A−0 481 504に記載され るようなヒドロキサメートアッセイ(Folk,J.E.& Cole,P.W.(1966))を用 いてこれらのトランスグルタミナーゼ活性を検出することが可能であった。 PDAスラント(39g/lポテトデキストロース寒天)から菌糸体を収集するこ とにより真菌を振とうフラスコ内に接種した。振とうフラスコは、培地E(4g /l肉エキス、4g/lイーストエキス、40g/lグルコース、8g/lトリプ トン、 0.001g/l FeSO4 7H2O,2タブレット/l EBIOS,pH7.0)、培 地D(50g/lポテト粉、25g/l大麦粉、0.025g/l BAN 800 MG,5g/ l Na−カゼイン、10g/l大豆粉、4.5g/l Na2HPO4,0.05ml/lプルロニ ック)、培地A(75g/lポテト粉、0.075g/l BAN 800 MG,40g/l大豆粉 、9g/l Na2HPO4,1.5g/l KH2PO4,0.1ml/lプルロニック)、培地F( 4g/lイーストエキス、15g/lグルコース、1g/l K2HPO4,0.5g/l MgSO4,pH 7.0)、培地B(30g/l大豆粉、15g/lマルトデキストリン 、5g/lバクトペプトン、0.2g/lプルロニック)、培地G(グルコース40 g/l,Soytone 10g/l,CaCl210g/l,FeSO410mg/l,MnSO4・4H2O 1m g/l,ZnSO4・7H2O 1mg/l,CuSO4・5H2O 2mg/l、軟材のパルプ(枝分 かれしていないマツ)2.5g/l(乾燥重量),pHを5.0に調整or培地C(KH2PO4 0.2g/l;MgSO4,7H2O 0.05mg/l;CaCl2,2H2O 0.013mg/l;(NH4)H2PO4 0.24mg/l;0.01M酢酸ナトリウム(pH4.5);鉱物溶液7ml/l;グルコース1 g/l;蒸留水863mg/l;pHを6.0に調整;寒天15g/l;チアミン(オートク レーブ後)1mg/l)のいずれかを含む。その培養物を振とうしながら3〜30日 間、26℃で培養した。結果として生ずる培養ブイヨンを10分間、2300gで遠心し て無細胞培養ブイヨン(トランスグルタミナーゼ調製物)を供した。 20μlのサンプルに5μlの〔1,4−14C〕プトレッシン(2%エタノール 水溶液中1.85MBq/ml;特異活性4.22GBq/mmol)及び20μlカゼイン(50ml Tris−HCl,100mM NaCl,5mM DTT,pH7.5中2%)を加える。室温で2時間、 インキュベートした後、30μlのアッセイ混合物を小さな円形のWhatmann 3MM フィルター上にスポットする。そのフィルターを冷やした10%トリクロロ酢酸中 に浸水されたバスケット内に直ちにおき、過剰の放射能を除去するために20分間 、洗浄する。この最初の洗浄の後、そのフィルターを冷やした5%トリクロロ酢 酸で3回、冷やしたエタノール:アセトン(50:50,U:U)で1回、冷やした アセトンで1回、洗浄する。これらの洗浄の各々を5分間行う。全ての洗浄ステ ップにおいて、洗浄液の量は少くとも5ml/フィルターであるべきである。その 洗浄したフィルターをシンチレーションバイアル内で直接計数する。 ユニット:時間当り1nmol〔1,4−14C〕−プトレッシンを組み込む酵素活 性を1Uとして定義する。 以下の表は、培養に基づく特定の増殖培地においてトランスグルタミナーゼを 産生する種を示す。酵素活性はトランスグルタミナーゼのユニット単位で示す。 トランスグルタミナーゼ陽性担子菌亜門 トランスグルタミナーゼ陽性子嚢菌亜門: トランスグルタミナーゼ産生性バクテリア: トリブトン−イースト寒天プレート上で増殖したバクテリアを振とうフラスコ の接種のために用いた。振とうフラスコは以下に列挙される100mlの塩地を含ん でいる。培養物を250rpmで振とうしながら1〜12日間、30℃でインキュベートし た。サンプル(5ml)をブイヨンから取り、(2300×gでの15分間の遠心の後の )無細胞上清において、又は当量の滅菌培地内に懸濁された細胞ペレットにおい て、いずれかの粗ブイヨン内でTgase活性について分析した。 以下の表は、列記される培地内での培養に基づいてTGaseを産生するバクテリ ア種の例を示す。Tgase活性はユニット/mlで与えられる。 用いた培地は: 培地Kのためのトレース要素溶液(mg/l MilliQ水):MnCl2×4H2O:100 ,CoCl×6H2O:36.34,CuSO4×5H22O:15.64,Na2MoO4×2H2O:10,ZnCl2:2 0,LiCl:5,SnCl2×2H2O:5,H3BO3、:310,KBr:20,KI:20,Na2−EDTA :8。 実施例2 トランスグルタミナーゼの培地依存発現 微生物の培養ブイヨン内で見い出されるトランスグルタミナーゼ活性の量は、 培養のために用いられた増殖培地によることが見い出された。これは、全ての微 生物、即ち真菌又はバクテリアについて確かであると信じられる。 A.真菌: 以下の表は、3つの異なる培地(用いられた培地の組成について実施例1を参 照のこと)上で各々培養された真菌ヒメノカエテ・コルチコーラ及びセロコスポ ーラ・カリシスの培養ブイヨン中で見い出されたトランスグルタミナーゼ活性を 示す。 B.バクテリア: バクテリアについても、バクテリアの培養ブイヨン内で見い出されたTGase活 性の量が培養のために用いられた増殖培地によることが見い出された。 TGase活性の発現への培地の効果を研究するために、選択された株を異なる培 地(先の実施例1参照)中で増殖させた。以下の表において、シュードモナス・ プチダ 及びヒドロゲノファーガ・パルレロニTGaseのための例が与えられる。研 究した他の株は、ストレプトマイセス・リジクスシュードモナス・プチダ(DS M 1693)、ロチア・デントカリオザバチルス・フィルムスバチルス・バジウ バチルス・アミロリクエファシエンスバチルス・アネウリノリチクス チルス・メガテリウム (3株、実施例1参照)、バチルス・マイコイデスザイ モモナス・モビリスハフニア・アルベイキタサタオ・プルプレアバクテリ ジウム 種、株Moo5A10である。 実施例3 A.真菌のトランスグルタミナーゼの温度依存性 クラドスポリウム・スファエオスペルムヒルコスポーラ・カリシスサボリ エーラ・リグニコーラ 及びルルウォルチア・ウニセプタ(寄託番号について実施 例1参照)のトランスグルタミナーゼ調製物内に存在するトランスグルタミナー ゼの温度依存性を、実施例1に記載されるプトレッシンアッセイの改良を用いて 研究した。 温度依存性の決定のために、40℃,55℃,60℃,70℃,80℃又は90℃のいずれ かの室温において1時間、インキュベーションを行った。 以下の表は、真菌のトランスグルタミナーゼの温度依存性を示す。酵素活性は 相対活性で与えられる。 B.バクテリアのトランスグルタミナーゼの温度依存性 本実験において次の株:シュードモナス・プチダ(NCIMB 9869)、バクテリジウ 種(DSM 10093)、株Moo5A10、バチルス・フィルムスバチルス・バジクス及びロチア・デトカリオーサ においてTgaseの温度依存性を検査した。 これらの株からのTGase含有サンプルを20,30,40及び55℃(2時間のインキ ュベーション)においてアッセイした。サンプルは、無細胞培養流体(シュード モナス・プチダバクテリジウム種、株Moo5A10)、滅菌培地中に再懸濁された 遠心された細胞(バチルス・フィルムスバチルス・バジウス)、又は粗培養ブ イヨン(ロチア・デントカリオサ)のいずれかである。 実施例4 A.真菌のトランスグルタミナーゼのpH依存性 クラドスポリウム・スファエオスペルムムセルコスポーラ・カリシスサボ リエーラ・リグニコーラ 及びルルウォルチア・ウニセプタのトランスグルタミナ ーゼ調製物中に存在するトランスグルタミナーゼのpH依存性を、実施例1に記載 されるプトレッシンアッセイの改良を用いて研究した。 50mM Tris−HCl,100mM NaCl,pH7.5内に4%α−カゼイン溶液を作り、以 下に示されるpH値における改良型200mM Britton−Robinson緩衝液(0.1M CH3CO OH,0.2M H3BO3)中に1:1に希釈した。アッセイする前に、CaCl2及びシステ インを加えて各々5mM及び1mMの最終濃度にした。 pH依存性の決定のために、pH7.0,7.5,8.0,8.5又は9.0において1時間、室 温においてインキュベーションを行う。 以下の表は、真菌のトランスグルタミナーゼのpH依存性を示す。酵素活性は相 対活性で与えられる。 B.バクテリアのトランスグルタミナーゼのpH依存性 選択された株からのTGase活性を、pH6.5,7,7.5,8,8.5及び9に調整された 改良型Britton−Robinson緩衝液を用いて研究した。4%α−カゼイン溶液を50m M Tris−HCl,100mM NaCl,pH7.5中に作り、先に示されるpH値における200mM Britton−Robinson緩衝液(0.1M CH3COOH,0.2M H3BO3)中に1:1に希釈した 。 TGase活性を2時間のインキュベーション及び2mM EDTAでの標準的アッセイ において20℃で測定した。研究した株は、バクテリジウム種、Moo5A10、バチル ス・フィルムスバチルス・マイコイデスバチルス・バジウスバチルス・ア ネウリノリチクスロチア・デントカリオサである。 結果: 実施例5 A.真菌のトランスグルタミナーゼのCa2+依存性 セルコスポーラ・カリシス及びサボリエラ・リグニコーラのトランスグルタミ ナーゼ調製物中に存在するトランスグルタミナーゼのCa2+依存性を、実施例1に 記載される改良型プトレッシンアッセイを用いて研究した。 トランスグルタミナーゼ調製物をFiltronからのMacrosepTM濃縮器を用いて約1 0倍濃縮した。次にサンプルを、50mM Tris−HCl,100mM NaCl,1mMシステイ ン、pH7.5(−Ca2+)中において、又は50mM Tris−HCl,100mM NaCl,1mMシス テイン+5mM CaCl2,pH7.5(+Ca2+)で10倍希釈した。 Ca2+依存性の決定のために、1時間、40℃でインキュベーションを行った。α −カゼインを50mM Tris−HCl,100mM NaCl,1mMシステイン、pH7.5、又は50m M Tris−HCl,100mM NaCl,1mMシステイン+5mM CaCl2,pH7.5のいずれか 中に溶かした。 結果を次の表に示す。 B.バクテリアのトランスグルタミナーゼのCa2+依存性 Tgase活性へのCa2+イオンの効果を、セントリコン処理の後に得られた選択さ れたCa2+のないサンプルにおいて研究した。サンプルを10KDセントリコン(Centr icon)濃縮器内に入れ、遠心し(ろ液に活性はない)、保留物中の酵素を等量のC a2+のないトリス緩衝液(0.1M,pH7.5)中に再懸濁して、再び遠心してそれらを ろ液から分離した。全てのサンプルを遠心して、Ca2+のない状態を確実にするた めに第2の時間希釈した。 第2のセントリコン処理からのサンプルをCa2+効果を決定するためにCa2+(5 mM EDTA)の存在(2mM CaCl2)及び欠如の両方においてインキュベートした。 TGase活性を、(100%にセットされた)セントリコン処理の前かつ第1及び第2 のセントリコン処理の後に測定した。選択された株:バクテリジウム、Moo5A10 、バチルス・フィルムス及びバチルス・バジウスのみを研究した。 結果は: 本実験において、バクテリジウム、Moo5A10及びバチルス・フィルムスから研 究されたTGaseはCa2+非依存性である:EDTA含有アッセイにおけるろ過の後の活 性は未処理のサンプルにおける遠心の前とほぼ同じくらいであった(80〜99%) 。第2のセントリコンの後、Moo5A10及びバクテリジウムのためのCa2+の添加に より活性が少し刺激された。バクテリジウムについてはなお約80%,Moo5A10に ついては約93%の活性がCa2+なしで測定された。それゆえ、これらの活性はCa2+ 非依存性として定義される。 バチルス・バジウスTGaseはCa2+依存性であった:第1のセントリコンの後、C a2+を添加しないで活性(5%)は測定されなかった。その活性は、2mM Ca2+ を加えた後約50℃に回復し得た。 実施例6 トランスグルタミナーゼのカゼインの重合 いくつかの選択されたトランスグルタミナーゼ産生性微生物の無細胞培養ブイ ヨンを、溶液中でカゼインを重合するそれらの能力について研究した。更に、2 つの精製された微生物のトランスグルタミナーゼも研究した。 一般に、100μlのサンプルを0.2M Tris−HCl,pH7.9中の0.1Mグルタチオ ン 20μl、及び0.2MのTris−HCl中1.5%α −カゼイン100μlと混合し、37℃で種々の時間、インキュベートした。その反 応を、SDS−PAGEのために20μlのインキュベーション混合物を20μlのサンプ ル緩衝液と混合することにより停止させ、10分間、95℃に加熱した。重合をSDS −PAGEにより視覚化した。 研究した発酵ブイヨンは、ストレプトマイセス・リジクスセルコスポーラ・ カリシスクラドスポリウム・スファエオスペルムム及びサボリエラ・リグニコ ーラ からのものであり、他方精製されたサンプルは、ストレプトマイセス・リジ クス 及びストレプトマイセス・プラテンシスからのものである。 本実験は、唯一の違いが70℃及び90℃においてインキュベーションを行ったこ とであるルルウォルチア・ウニセプタータからの発酵ブイヨンでも行った。更に 、80℃でのインキュベーションを伴うクラドスポリウム・スファエオスペルムム からの発酵ブイヨンでも実験を行った。 全ての場合において、インキュベーションによりα−カゼインモノマーの還元 を伴って形成された極めて高分子量のカゼインポリマーの迅速な形成を生じた。 実施例7 ストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446(先のストレプトマイセス・リ バーニ )からのトランスグルタミナーゼの精製 ストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446(先のストレプトマイセス・リ バーニ )を1lのZym培地(20g/lイーストエキス、12g/lグルコース、10g /lバクトペプトン、0.01%プルロニック、pH6.5)内に接種し、24時間、30℃で 振とうしながら培養した。結果として生ずる種培養液を16lのZym培地に加え、 その後それを4日間、30℃で振とうしながら培養した。結果として生ずる培養ブ イヨンをろ過して11.8lの培養ろ液を供した。培養ろ液中のトラ ンスグルタミナーゼ活性は3U/mlであった。 培養ろ液を3KDaカットオフのFiltron Minisette膜を用いて6倍濃縮した。そ の濃縮物の500ml部から、周囲温度で硫酸アンモニウムを65%飽和まで加えるこ とにより沈殿させた。この沈殿物を10mM酢酸ナトリウム、pH6.0中に溶かした。 更に10mM酢酸ナトリウムpH6.0に対して透析した後、そのサンプルを10mM酢酸ナ トリウムpH6.0で平衡化されたSP−セファロースカラムにかけた。0から0.5M塩 化ナトリウムの直線勾配を用いてトランスグルタミナーゼを溶出した。高特異活 性を有する画分を収集して、そのプールを、10KDaカットオフのDiaflo膜を備え たAmiconセル内で濃縮した。Amiconセルにおいて20mMリン酸ナトリウムpH6.5へ の緩衝液変換を行った。その調製物中の最後の不純物を、それを20mMリン酸ナト リウムpH6.5で平衡化されたBlue−セファロースカラムを通すことにより除去し た。トランスグルタミナーゼを0から1.0M塩化ナトリウムの直線勾配を用いて 溶出した。この酵素は、SDS−PAGE及びN末端シーケンシングにより判断して純 粋であった。この純粋なトランスグルタミナーゼの特異活性は、培養ろ液のそれ の90倍であった。 実施例8 ストレプトマイセス・プラテンシスからのCa2+非依存性トランスグルタミナー ゼの精製 ストレプトマイセス・プラテンシスを500mlのH培地(7g/lイーストエキ ス、10g/lグルコース、7g/lポリペプトン、30g/l可溶性デンプン、3 g/l NaCl,5g/l CaCO3,PH7.0)内に接種して24時間、30℃で振とうし ながら培養した。結果として生ずる種培養液を8lのH培地に加え、その後、そ れを2日間、30℃で振とうしながら培養した。結果として生ずる培養ブイヨンを ろ過して5.0lの培養ろ液を供した。その培養ろ液中のトランスグ ルタミナーゼ活性は2.4U/mlであった。 その培養ろ液を3KDaカットオフのFiltron Minisettc膜を用いて300mlに濃縮 した。更に10mM酢酸ナトリウム、pH5.5に対して透析した後、トランスグルタミ ナーゼを0から0.25Mの塩化ナトリウムの直線勾配を用いて溶出した。高特異活 性を有する画分を収集して、そのプールを10mM Tris−HCl,pH9.0に対して透析 した。そのプールを5mlアリコートにおいて10mM Tris−HCl,pH9.0で平衡化さ れた1ml Mono−Qセファロースカラムに適用した。0〜0.25M塩化ナトリウム の直線勾配を用いてトランスグルタミナーゼを溶出した。トランスグルタミナー ゼ含有画分をプールして10KDaカットオフのDiaflo膜を備えたAmiconセル内で濃 縮した。Amiconセルにおいて100mMリン酸ナトリウムへの緩衝液変換を行った。 調製物中の最後の不純物を100mMリン酸ナトリウム、pH6.5で平衡化されたセファ デックス75カラムを用いるゲルろ過により除去した。その酵素はSDS−PAGE及び N末端シーケンシングにより判断して純粋であった。その培養ろ液に対する特異 活性は培養ブイヨンのそれの800倍であった。 最適温度は45℃であることが見い出され、最適pHはpH9超であることが見い出 された。 実施例9 ストレプトマイセス・プラテンシスからのCa2+非依存性トランスグルタミナー ゼの阻害 一般的なトランスグルタミナーゼは遊離Cys−残基の存在に依存すると考えら れるので、ストレプトマイセス・プラテンシスからのトランスグルタミナーゼを システインに対して9倍モル過剰なインヒビター(50mMの存在及び欠損下でイン キュベーションした。4つのシステイン反応性化合物:モノ−ヨード酢酸、ZnCl2 ,HgCl2、及 びFeCl3を用いた。サンプルを、活性を測定する前に室温で2時間、インヒビタ ーを有する及び有さないプトレッシンアッセイにおいてインキュベートした。イ ンキュベーションは重複して行った。 モノ−ヨード酢酸、ZnCl2、又はHgCl2と共にインキュベートされたサンプルに おいて、残った活性はなかった。FeCl3でのサンプルにおいて、1%未満の残余 活性が見い出された。これはS.モバラエンセでのトランスグルタミナーゼでの Ando et al.(Agric.Biol.Chem.53(10),2313〜2317,1989)により得られ た結果から異なる。これらの著者は、1mMモノ−ヨード酢酸、1mM FeCl3及び 1mM ZnCl2での25℃における30分間のトランスグルタミナーゼのプンインキュ ベーションの後、各々76%,89%及び11%の残余活性を見つけている。これによ り、2つのトランスグルタミナーゼの阻害プロファイルは明らかに異なる。 実施例10 ストレプトマイセス・リジクスからのトランスグルタミナーゼの構造的キャラ クタリゼーション トランスグルタミナーゼの構造的キャラクタリゼーションを、小量の高度に精 製された酵素(1.5ml;A280=0.3)に基づいて行った。直接的N末端アミノ酸シ ーケンジングのために5分の1を用いた。残った材料を凍結乾燥して、350μl の6M塩化グアニジニウム、0.3M Tris−HCl,pH8.3中に再び溶かして37℃で 一晩、変性させた。その溶液に10μlの0.1M DTTを加え、20μlの0.5Mの新し く調製されたICH2COOHを加える前に室温で4時間、インキュベートした。還元さ れ、S−カルボキシメチル化されたサンプルを平衡化されたNAP 5カラム(Pharm acia)を用いて脱塩し、20mM NH4HCO3で溶出した。 真空濃縮した後、S−カルボキシメチル化トランスグルタミナー ゼを10μgのリシン特異的プロテアーゼ(Achromobacter proteaseI)で37℃で 16時間、分解した。結果として生ずるペプチドを0.1%TFA中80%の2−プロパノ ールの直線勾配で溶出するVydac C18カラムによる逆相HPLCを用いて分画した。 選択されたペプチド画分を、0.1%TFA中80%のアセトニトリルの直線勾配で溶出 する他のVydec C18カラムによる逆相HPLCを用いて再精製した。 完全なトランスグルタミナーゼのN末端アミノ酸シーケンシング及び精製され たペプチドのシーケンシングを、製造元の説明に従って稼動させたApplied Bios ystems 473A protein Sequencerにおいて行った。 得られた配列は次の通りである: 以下に、ストレプトベルチシリウムからのトランスグルタミナーゼの配列にア ラインしたこれらの配列を示す(Kanajiet al.,1994;Washizu et al.,1994;EP -A−0 481 504)。2つの酵素は相同的であるが、ストレプトマイセス・リジク トランスグルタミナーゼから配列決定された残基の22%(279中62)がストレプ トベルチシリウム トランスグルタミナーゼにおける対応する残基から異なるよう に明らかに異なる。見い出された置換の多くが非保存的であることが強調される べきである。−例えばAsplAla,Pro19Ala,Pro22Ala,Ser23Tyr,Tyr24Gly,Glu 28Thr,Thr29Val,Arg49IIe,Lys49Gln,Ser84Phe,Lys95Glu,Ser101Pro,Gly1 02Asn,Arg105Gln,Gln124Lys,Lys152Thr,Gly157Lys,Asn163Tyr,Pro169Asn ,His188Tyr,Arg208Gln,Ser209Arg,Ala226Asp,Pro227Gln,Ala287Pro,His2 89Asn,Glu300Ala,Asp324Ala,Lys325Glu及びPro331Serである。最初に記載さ れる残基はストレプトベルチシリウムからのトランスグルタミナーゼにおいて見 い出されたものであり、第2の残基はストレプトマイセス・リジクスからのトラ ンスグルタミナーゼにおいて見い出されたものである。 ストレプトベルチシリウムトランスグルタミナーゼのアミノ酸配列に対する トレプトマイセス・リジクス トランスグルタミナーゼ から得られたペプチド配列のアラインメント: 上側配列:ストレプトマイセス・リジクストランスグルタミナーゼ 下側配列:ストレプトベルチシリウムトランスグルタミナーゼ 相違 :配列決定された279残基のうち62 (22%) 差異をアスタリスク(*)でマークする。 実施例11 ストレプトマイセス・プラテンシスからのCa2+非依存性トランスグルタミナー ゼの構造的キャラクタリゼーション トランスグルタミナーゼの構造的キャラクタリゼーションを高度に精製された 酵素のアリコート(4ml:A280=0.74)に基づいて行った。その材料を凍結乾 燥して、350μlの6M塩化グアニジニウム、0.3M Tris−HCl,pH8.3中に再び 溶かして37℃で一晩、変性させた。その溶液に5μlの0.1M DTTを加えて、25 μlの0.5Mの新しく調製されたICH2COOHを加える前に室温で4時間、インキュ ベートした。還元され、S−カルボキシメチル化されたサンプルを20mM NH4HCO3 で平衡化し、溶出されるNAP5カラム(Pharmacia)を用いて脱塩した。そのサン プルを凍結乾燥して500μlの20mM NH4HCO3中に溶かした。 S−カルボキシメチルトランスグルタミナーゼの、200μlに20μgのリシン 特異的プロテアーゼ(Achromobacter proteaseI)を加え、37℃で16時間、分解 し、他方更に200μlにシュードモナス・フラジからのAsp−Nプロテアーゼ2μ gを加えて37℃で16時間分解した。結果として生ずるペプチドを、0.1%TFA中80 % 2−プロパノールの直線勾配で溶出するVydac C18カラムによる逆相クロマ トグラフィーを用いて分画した。選択されたペプチド画分を0.1%TFA中80%のア セトニトリルの直線勾配で溶出する他のVydac C18カラムによる逆相HPLCを用い て再精製した。 完全なトランスグルタミナーゼのN末端アミノ酸シーケンシング、及び精製さ れたペプチドのシーケンシングを、製造元の説明に従 って、稼動されるApplied Biosystems 473A protein sequencerにおいて行った 。 得られた配列は次の通りである: (Xaaは未同定の残基を示し、AsxはAsp又はAsnのいずれか存在するかが決定さ れ得ない位置を示す) 以下に、ストレプトベルチシリウムからのトランスグルタミナーゼの配列に、 組み合わされた配列がアラインされる(Kanaji et al.,1994;Washizu et al., 1994;EP−A−0 481 504)。2つの酵素は相同的であるが、それらは、ストレプ トマイセス・プラテンシス トランスグルタミナーゼから配列決定された残基の19 %(240のう ち46)がストレプトベルチシリウムトランスグルタミナーゼにおける対応する残 基から異なるように明らかに異なる。見い出された置換の多くが非保存的である ことが強調されるべきである。一例えば、AsplAla,Ser84Phe,Glu115Gly,Glu1 19Ala,Glu120Phe,Gln124Lys,Asn149His,Lys152Thr,Gly157Lys,Pro169Ser ,His188Tyr,Arg208Pro,Ser209Arg,Ala226Asp,Pro227Gln,Ser246Lys,Gly2 50Pro,Ala287Pro,His289Asx,Glu300Ala,Asp324Ala及びLys325Gluである。最 初に示される残基はストレプトベルチシリウムからのトランスグルタミナーゼに おいて見い出されたものであり、第2の残基はストレプトマイセス・プラテンシ からのトランスグルタミナーゼにおいて見い出されたものである。 ストレプトベルチシリウムトランスグルタミナーゼのアミノ酸配列に対する トレプトマイセス・プラテンシスト ランスグルタミナーゼから得られた組み合わ されたペブチド配列のアラインメント:Xは未同定の残基を示し、BはAsxを示 す。 上側配列:ストレプトマイセス・プラテンシストランスグルタミナ ーゼ 下側配列:ストレプトベルチシリウムトランスグルタミナーゼ 相違 :配列決定された240残基のうち46 差異をアスタリスク(*)でマークする。 実施例12 ストレプトマイセス・リジクストランスグルタミナーゼ−最適pH及び温度、並 びにストレプトマイセス・モバラエンセからのトランスグルタミナーゼとの免疫 学的交差反応性 酵素アッセイ: プトレッシンアッセイ: 主にLorand et al.(1972)に従ってプトレッシンアッセイを行った。 反応混合物は、0.2M Tris−HCl,pH7.9又は関連したpHにおける40mM Britto n−Robinson緩衝液で1mlにされた50nmolの(14C)−プトレッシン(4.03GBq/ mmol;Amersham)、6mgのα−カゼイ ン(脱リン酸化、Sigma no.C−8032)、5μmolのグルタチオン、及び5〜10 μgのTGaseを含んでいる。周囲温度でインキュベーションを行った。各々1及 び2時間後、30μlのアリコートを取り、Whatman 3MMフィルター(D=2cm) 上にスポットした。そのフィルターを氷冷10%TCAに浸されたバスケット内に直 ちに置き、20分間、洗浄した。最初の洗浄の後、そのフィルターを氷冷5%TCA で3回洗浄し、氷冷アセトンで2回洗浄した。各々の洗浄ステップにおいて、そ れはフィルター当り少くとも5mlの洗浄溶液であるべきである。そのフィルター を乾燥させて、8mlのシンチレーション流体(Optiphase,Wallac)を含む計数バ イアル内に入れ、Packard Tri−Carl液体シンチレーションスペクトロメーター において放射能を測定した。3回重複して各々の測定を行った。 ヒドロキシメートアッセイ: 主にFolk and Cole(1965)により記載されるようにヒドロキシメートアッセイ を行った。 停止剤を等量の15%酢酸、5%FeCl3、及び2.5N HClから作った。 反応混合物は、40mM Britton−Robinson緩衝液、pH7.5で1mlにされた5μmol のグルタチオン、100μmolのヒドロキシルアミンクロライド、30μmolのCBZ-Gln -Gly及び0.1mgのTGaseを含んでいる。異なる温度でインキュベーションを行い、 等量の停止試薬を加えることにより20分のインキュベーションの後に停止させた 。490nmにおける吸収を、UVmax反応速度マイクロプレートリーダーで測定した。 S.リジクスTGaseのための最適温度をヒドロキシメートアッセイにおいて測 定し、最適なのは50℃であることを見い出した。 結果は: S.リジクスのためのpHプロファイルを、6から9にpHを変化させるプトレッ シンアッセイにおいて決定した。最適なのは約pH8であることを見い出した。結 果は: S.リジクスからのTGaseを、ストレプトベルチシリウム・モバラエンセから のTGaseとの免疫学的交差反応性について分析した。ポリクローナル抗体を純粋 なS.モバラエンセ酵素に対して発生させ、Ouchterlony免疫拡散アッセイを用 いて、S.リジクス及びS.モバラエンセからのTGaseの間の交差反応性がない ことを見い出した。 実験: 4のウサギを標準的に手順に従ってS.モバラエンセからの純粋なTGaseで免 疫化した。全ての4のウサギからの抗血清をプールし、推奨される手順に従いPh armaciaからのHiTrap Protein Gカラム上で抗体を精製した。その精製された抗 体を、抗原としてS.モバラエンセ及びS.リジクスからの純粋なTGaseを用い るOuchterlony免疫拡散法(0.1M Tris−HCl中1%アガロース)に用いた。 実施例13 発酵、及びストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446(先のストレプトマ イセス・リバーニ )からのTGaseの産生 磁気共役撹拌駆動装置、pH及び温度制御、並びに固定された速度で炭素ソース を加えるためのぜん動ポンプを備えた2リッター発酵容器内で株を増殖させた。 30℃でYPGアガースラント上で3日間、増殖させた後、菌糸体の塊りをYPDブイヨ ン(2%イーストエキス、1%バクトペプトン、6%グルコース)を概に含む50 0ml振とうフラスコ内に接種し、250rpm,30℃で24時間、増殖させた。この培養 物100mlを用いて以下の組成を有する1.3リッターブイヨンを含む発酵槽に接種し た。 イーストエキス,50%: 60g Amicase: 30g MgS2SOO4・7H2O: 3g K2SO4: 4g 微量金属: 3ml ビタミンI: 1.5ml ビタミンII: 1.5ml Pluronic(消泡剤): 3ml 容量を水道水で1.3リッターに調節した。60分間、121℃でのオ ートクレーブにおける滅菌の前にpHを7.0に調節した。更に、水道水中に250gの グルコース、1H2O及び0.25グラムのクエン酸を含む1リッターフラスコ内にグ ルコース溶液を分離して作った。先に記載のオートクレーブの前に容量を500ml に調節した。 生物量増殖及び酵素生成 先に記載のような培養物の接種の後、グルコース溶液を次の17時間にわたり発 酵槽に一定速度(9g/h)で供給した。ぜん動Watson−Marlowポンプを用いた 。更に滅菌ろ過した空気を、1.4リッター/分の速度での底のドライブにおいて 発酵槽内にまきちらし、この速度を発酵全体にわたり維持した。撹拌速度は開始 時に300rpmにセットしたが、溶解された酸素圧シグナル及び10%DOTの設定値と 自動的に関連し、それゆえ17時間後に最大値1100rpmに近づく。グルコース供給 速度を14.5グラム/時間に増加させて、次の24時間、それを維持し、グルコース リザーバーを仕上げる。この間、撹拌速度は最大(1150rpm)であり、DOTは0に近 い。過剰のグルコースも存在し、これを次の7時間にわたり約0.1%グルコース に減らした。温度を30+/−0.1℃に制御し、水中の希釈アンモニアを加えるこ とによりpHを7.00+/−0.05に制御する。 これら48時間の増殖の後、リッター当り45gの乾燥重量の生物量を有する培養 物を収集し、極めて粘性の菌糸体を500mlの水道水を加えることによりほぼ定量 的に除いた。その懸濁液を3日間、冷やして(4℃)保存した。4000rpmで30分 間の遠心後上清を除去した。その沈殿を水道水でもとの容量まで希釈して、懸濁 して再び45分間、遠心した。2つの上清の酵素濃度をヒドロキサメートアッセイ により決定した。 収量を以下の表に示す: この収量は約180mg/lの未希釈ブイヨンに相当する。 これは、ヒドロキサメートアッセイにおける約2.47ユニット/mlほど高くない と報告されるトランスグルタミナーゼの先行技術分野と比較すべきである(US 5 ,252,469参照のこと)。 微量金属溶液 Conc.HCl 5ml Zncl2 3.4g FeCl3・6H2O 27g MnCl2・4H2O 9.55g CuSO4・5H2O 1.1g CoCl2 1.29g H3BO3 0.31g (NH4)6Mo7O24・4H2O 0.1g 蒸留水で 1000ml ビタミンI ビオチン 1.25g チアミン 20g D−パントテレ酸カルシウム 250g ミオイノシトール 500g コリシクロライド 500g ピリドキシン 16g ナイアシンアミド 12g 葉酸 2g 蒸留水で 10l ビタミンII リボフラビン 4g 蒸留水で 10l 実施例14 Na−カゼイネート溶液における粘度増加 9%蛋白質を含むNa−カゼイネート(Miprodan 30,MD Foods,Denmark)の溶 液を調製した。pHをNaOHを用いて7.0に調節した。 Sofraser MIVI 2000粘度計を用いて粘度を測定した。酵素添加なしで測定する 時0mVに設定値をmVでセットして粘度の読み取りを与える。 実験は2つのトランスグルタミナーゼを比較した: 1.デキストリン24%、乳酸カルシウム75%及び酵素1%で製剤化された市販 のトランスグルタミナーゼ(Ajinomoto TG−K)。 2.ストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446(先のストレプトマイセス ・リバーニ )発酵からの凍結乾燥酵素調製物。 EP 0379606 A1に記載されるようなヒドロキサメートアッセイにより両酵素の 活性を測定する。これに基づいて、両酵素のための投与量は5ml基質溶液のため に0.36mg酵素であった。 実験は、50℃及び55℃で各々2回行い、その結果を以下の表に示す。 両酵素は、50℃及び55℃で活性を示す。その結果は、ストレプトマイセス・リ ジクス 、NRRL B−3446(先のストレプトマイセス・リバーニ)トランスグルタミ ナーゼの活性がTG−Kトランスグルタミナーゼに比較して55℃においてより高い ことを示し、ストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446(先のストレプトマ イセス・リバーニ )酵素についてより高い最適温度及び/又はより高い熱安定性 を示した。 実施例15 ストレプトマイセス・リジクスからのトランスグルタミナーゼをコードする遺 伝子 材料及び方法 ドナー生物: ストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446からDNAを単離し た。用いた宿主は大腸菌SJ2(Diderichsen,B.et al.,(1990))である。 プラスミド・ジーンバンクベクターは引用により本明細書に組み込まれるWO94 /19454に更に開示されるpSJ1678である。クローニングベクターはpPL1759である 。 ストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446から染色体DNAを制限酵素Sau3A 1で部分的に消化した。そのフラグメントをクローニングベクターpSJ1678のBamH I部位内にクローンし(例えば図1及びWO95/01425)、大腸菌SJ2(Diderichse n,B.et al.,(1990))内に形質転換し、それによりS.リジクスの遺伝子ライ ブラリーを形成した。 S.リジクストランスグルタミナーゼ蛋白質を配列決定することにより作られ た蛋白質配列かに2つのPCRプライマーを予想した。PstI部位及び予想される5 ’末端の30塩基を含むプライマー(プライマー7854)、並びに制限酵素HindIII 制限配列及びS.リジクスからの成熟トランスグルタミナーゼの予想されるトラ ンスグルタミナーゼ3’配列(プライマー7855)に相補的な30塩基を含むプライ マーを調製した。 S.リジクスからの2〜4mgの染色体DNAを、プライマー7854及び7855並びにS uper Taq DNAポリメラーゼを用いて、製造元の説明に従って、PCR反応(20サイ クル)においてテンプレートとして用いた(Super TaqTMDNAポリメラーゼ/PCR緩 衝液、HT,BIOTECHNOL OGY LTD)。 S.リジクスからのトランスグルタミナーゼの予想されるサイズに相当するPC Rフラグメントをアガロースゲルから回収し、制限酵素HndIII及びPstIで消化し た。 プラスミドpPL1759(図2及びHansen,C.(1992)を参照のこと)を制限酵素P stI−HindIIIで消化し、その大きなベクターフラグメントをPCRフラグメントに 連結した。連結混合物をバチルス・サブチリスDN1885(P.L.Jprgensen et al. ,(1991))内に形質転換した。 形質転換体についての選択及びこれらの再単離を10μgカナマイシン/mlを有 するLBPG培地上で行った。DNAシークエンシングキット(SEQUENASETM(United St ates Biochemicals))を用いるこれらのクローンからのプラスミドのDNA分析は、 翻訳され、S.リジクスの部分的に配列決定されたトランスグルタミナーゼ蛋白 質と比較した時、成熟トランスグルタミナーゼコーディング領域の予想される配 列(配列番号:1)を示した。このプラスミドをpJA243と呼ぶ、このプラスミド を有するB.サブチリス DN1885株をJA243と呼ぶ。pJA243のプラスミドマップ を図3に示す。 pJA243のPstI−HindIIIフラグメントを、製造元により記載されるようなTran slation KitTM(Amershamからのコード番号5500)を用いて放射能標識プローブ を作製するためのテンプレートとして用いた。この放射能プローブをS.リジク スのジーンバンクへのコロニーハイブリダイゼーションのために用いた。ネイテ ィブトランスグルタミナーゼ遺伝子を見つけるために、陽性クローンを単離した 。このバクテリアはプラスミドpSJ1678内に挿入されたフラグメントを含んでい る。クローンされたDNAは、正確なサイズのフラグメントを与えるプライマー785 4及び7855で増幅され得る。そのクロー ンはJA260と示され、DSM10175(大腸菌;として1995年8月23日にブタベスト条 約下で寄託された。 実施例16 PMSF(フェニルメチルスルホニルフルオリド)でのバクテリアのTGaseの阻害 異なるバクテリアの株からのTGaseがPMSF(フェニルメチルスルホニルフルオ リド)に対して感受性があるか否かを研究するためにプトレッシン対照アッセイ を行った。S.リジクス及びS.モバラエンセからの精製されたトランスグルタ ミナーゼがPMSFに対して感受性がないことが分かった。 最適条件(実施例1〜3を参照のこと)、即ち30℃,pH8.5での1時間のイン キュベーション(100ml改良型Britton−Robinson−緩衝液0.1M,pH8.5中2%α −カゼイン+EDTA)下でアッセイを行った。PMSFの最終濃度は1.6mMであった。対 照として、プロパノールを含むアッセイが含まれる:プロパノールはPMSFの溶媒 である。このアッセイは溶媒効果が排除されることを確かにする。このアッセイ は、0.9Mの2−プロパノール(2−プロパノール中8μlのPMSFのかわりの13 Mからの8μlプロパノールの添加)、即ちPMSF含有アッセイと同じ濃度を含む 。 結果: S.リジクスを除く研究された全ての株のTGase活性は、PMSFの添加により阻 害された:バチルス・バジウスバチルス・フィルムスバチルス・マイコイデ バチルス・アネウリノリチクス、株Moo5A10バクテリジウム(DSM10093) 及びバクテリジウム(CBS495.74)。 この結果は、ストレプトマイセス・リジクス及び周知の微生物のトランスグル タミナーゼからのTGaseに対照的である。この結果は、先に列記されるPMSF−セ ンシティブTGaseがストレプトマイセスからのTGase及び(因子XIIIを含む)全 ての他の周知のTGaseより異なる触媒活性部位を有することを意味する。 実施例17 バクテリアのTGaseでのスキムミルクのゲル化 実験: 150μlのスキムミルク溶液(15及び20%)及び50μlの上清(即ち異なるTGa se活性)をサーモスタット振とう器上で700rpmで振とうしながらエッペンドルフ チューブ内で30℃でインキュベートした。 時間ごとに、そして一晩のインキュベーション(約18時間)の後にアッセイを 視覚的に制御した。 用いたサンプルを(Ca2+イオンを除去するために)セントリコン処理した:対 応するサンプル(1ml)を10KDaセントリコン(Centricon)チューブ内で濃縮し( ろ液にTGase活性はない)、Ca2+のな いTris緩衝液(0.1M,pH7.5)で1mlに再懸濁し、再び遠心して、その保留物を0. 25mlのトリス緩衝液で再懸濁することにより濃縮した。 対照:用いられた培地のいくつかは高濃度のCa2+(培地H:34mM;培地K及び Q:3.4mM;培地L:13.6mM)を含むので、Ca2+依存(Tgase依存)効果をチェッ クするために対照を用いた。その培地はセントリコンチューブでのサンプルにつ いて記載されるように処理した。 結果: 研究された全ての株は15及び/又は20%スキムミルクのゲル化を示した: バクテリジウム(2株)、バチルス・フィルムスバチルス・マイコイデスバチルス・バジウムバチルス・アネウリノリチクス、株Moo5A10及びロチア・ デントカリオーサバチルス・マイコイデス及びバチルス・アネウリノリチクス は60分のインキュベーションの後に明確な効果を示し、他の全ては一晩のインキ ュベーションの後、明確になった。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年10月7日 【補正内容】 32.前記トランスグルタミナーゼ活性が、フェニルメチルスルホニルフルオリ ド(PMSF)により阻害されることを特徴とする請求項25〜30のいずれか一に記載 の調製物。 33.ストレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus)NRRL B−3446か ら得られ、もしくはそれにより産生され得る親トランスグルタミナーゼ、又は i)前記親トランスグルタミナーゼのアミノ酸配列と少くとも82%の相同性を 有するアミノ酸配列を含み、 ii)前記親トランスグルタミナーゼに対する抗体と反応し、及び/又は iii)前記親トランスグルタミナーゼをコードするDNA配列と同じプローブとハ イブリダイズするDNA配列によりコードされる 前記トランスグルタミナーゼの機能的アナログ。 34.ストレプトマイセス・プラテントシス(Streptomyces platentsis)、好ま しくはDSM 40041、ストレプトマイセス・ニグレセンス(Streptomyces nigrescen s) 、好ましくはATCC 23941、又はストレプトマイセス・シオヤエンシス(Strepto myces sioyaensis) 、好ましくはATCC 13989から得られる又はそれにより産生さ れ得る請求項33に記載のトランスグルタミナーゼ。 35.α−カゼインを重合させることを特徴とする請求項33又は34に記載のトラ ンスグルタミナーゼ。 36.先の請求項のいずれかに記載の綱、目、科、属及び種に属する株、特に トレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus )、NRRL B−3446を適切な 栄養培地内で培養することを含むことを特徴とするトランスグルタミナーゼの産 生のための方法。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年10月15日 【補正内容】 17.α−カゼインを重合させることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一に 記載の調製物。 18.前記トランスグルタミナーゼが、少くとも55℃、好ましくは少くとも60℃ 、更に好ましくは少くとも70℃、より更に好ましくは少くとも80℃、特に少くと も90℃の温度において最適活性を示すことを特徴とする請求項1〜17のいずれか 一に記載の調製物。 19.前記トランスグルタミナーゼがサボリエラ(Savoryella)、クラドスポリ ウム(Cladosporium )、モノジクチス(Monodictys)、ヒメノカエテ(Hymenoch aete )及びルルウォルチア(Lulworthia)属に属する株により産生され得ること を特徴とする請求項18に記載の調製物。 20.前記トランスグルタミナーゼが、サボリエラ・リグニコラ(Savoryella l ignicola )、クラドスポリウム・スファエオスペルムム(Cladosporium sphaeos perm )、ヒメノカエテ・コルチコラ(Hymenochaete corticola)、モノジクチス ・ペラジカ(Monodictys pelagica) 及びルルウォルチア・ウニセプタータ(Lulwor thia uniseptata) 種に属する株により産生され得ることを特徴とする請求項19に 記載の調製物。 21.前記トランスグルタミナーゼが、少くとも8.5、好ましくは少くとも9.0の pHにおいて最適相対活性を示すことを特徴とする請求項1〜17のいずれか一に記 載の調製物。 22.前記トランスグルタミナーゼが、サボリエラ(Savoryella)、クラドスポ リウム(Cladosporium )、セルコスポラ(Cercospora)、ヒメノカエテ(Hymeno chaete )、モノジクチス(Monodictys)及びルルウォルチア(Lulworthia)属に 属する株により産生され得ることを特徴とする請求項21に記載の調製物。 23.前記トランスグルタミナーゼ活性が、フェニルメチルスルホ ニルフルオリド(PMSF)により阻害されることを特徴とする請求項1〜22のいず れか一に記載の調製物。 24.前記バクテリアがストレプトマイセス(Streptomyces)のクラスターF及 び関連する属に属さないなら、バクテリアの培養により産生され得ることを特徴 とするトランスグルタミナーゼ調製物。 25.前記バクテリアがグラム陰性であることを特徴とする請求項24に記載の調 製物。 26.前記グラム陰性バクテリアが、シュードモナス(Pseudomonas)、ハフニア (Hafnia )、ヒドロゲノファーガ(Hydrogenophaga)及びザイモモナス(Zymomon as) からなる群に属する株から選択されることを特徴とする請求項25に記載の調 製物。 27.前記グラム陰性バクテリアが、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas pu tida )、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)、シュードモナス・ア ミロデラモサ(Pseudomonas amyloderamosa)ハフニア・アルベイ(Hafnia alve i )、ヒドロゲノファーガ・パレロニ(Hydrogenophaga palleroni)(バソニム :シュードモナス・パレロニ(Pseudomonas palleroni) )、Moo5A10及びザイモ モナス・モビリス(Zymomonas mobilis) 種からなる群に属する株から選択される ことを特徴とする請求項26に記載の調製物。 28.前記バクテリアがグラム陽性であることを特徴とする請求項24に記載の調 製物。 29.前記グラム陽性バクテリアが、ストレプトマイセス(Streptomyces)、 チア(Rothia )、バチルス(Bacillus)、キタサトア(Kitasatoa)及びバクテリ ジウム(Bacteridium) 属からなる群に属する株から選択されることを特徴とする 請求項28に記載の調製物。 30.前記グラム陽性バクテリアが、ストレプトマイセス・リジクス(Streptom yces lydicus )、ストレプトマイセス・ニグレセンス (Streptomyces nigrescens)ストレプトマイセス・シオヤエンシス(Streptomyc es sioyaensis)ストレプトマイセス・プラテンシス(Streptomyces platensis )、ロチア・デントカリオサ(Rothia dentocariosa)バチルス・バジウス(Baci llus badius)バチルス・マイコイデス(Bacillus mycoide)、バチルス・フィ ルムス(Bacillus firmus)バチルス・アネウリノリチクス(Bacillus aneurino lyticus )、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)バチルス種(Baci llus sp. )、B.アミロリクエファンシエンス(B.amyloliquefaciens)、キタ サタオ・プルプレア(Kitasatao purpurea )、バクテリジウム種(Bacteridium s p.) 及びバチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)種からなる群に属する株 から選択されることを特徴とする請求項29に記載の調製物。 31.前記トランスグルタミナーゼが、少くとも6.5、好ましくは少くとも7.0、 更に好ましくは少くとも8.0より更に好ましくは少くとも8.5、特に少くとも9.0 のpHにおいて最適相対活性を示すことを特徴とする請求項25〜30のいずれか一に 記載の調製物。 37.請求項1〜35のいずれかに記載のトランスグルタミナーゼ調製物、及び安 定剤を含むトランスグルタミナーゼ組成物。 38.請求項1〜35のいずれかに記載のトランスグルタミナーゼ調製物を含むト ランスグルタミナーゼ組成物が、蛋白質の基質と接触されることを特徴とする蛋 白質を架橋する方法。 39.穀粉、肉製品、魚製品、化粧品、チーズ、ミルク製品、ゲル化食物製品及 び靴みがきにおける請求項1〜35のいずれかに記載のトランスグルタミナーゼ調 製物の使用。 40.トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素をコードするDNA配列を含むDNA構 成物であって、該DNA配列が、 a)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列、又は b)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列のアナログであって、 i)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列と少くとも80%の相同性を有し、又は ii)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列を含むDNA配列によりコードされるポリペプチドと少 くとも79%の相同性を有するポリペプチドをコードし、又は iii)配列番号:1に示される及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラスミドから 得られ得るDNA配列によりコードされる精製されたトランスグルタミナーゼに対 する抗体と免疫学的に反応するポリペプチドをコードするアナログ を含むことを特徴とするDNA構成物。 41.前記トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素をコードするDN A配列が、微生物好ましくはバクテリアから得られうることを特徴とする請求項4 0に記載のDNA構成物。 42.前記DNA配列が、グラム陽性バクテリアの株、好ましくは放線菌類、更に 好ましくはストレプトマイセス(Streptomyces)の株、又はグラム陰性バクテリ アの株、好ましくはバチルス種(Bacillus sp.)の株のDNAライブラリーに基づ いて単離され、又は産生されることを特徴とする請求項41に記載のDNA構成物。 43.前記DNA配列が、ストレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus )、特にストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446の株のDNAライブラリー に基づいて単離され又は産生されることを特徴とする請求項42に記載のDNA構成 物。 44.請求項40〜43のいずれかに記載のDNA構成物を含む組換え発現ベクター。 45.請求項40〜43のいずれかに記載のDNA構成物又は請求項44に記載の組換え 発現ベクターを含む細胞。 46.微生物細胞、好ましくはバクテリア細胞又は真菌細胞であることを特徴と する請求項45に記載の細胞。 47.前記バクテリア細胞がグラム陽性バクテリア、例えばバチルス(Bacillus )もしくはストレプトマイセス(Streptomyces)属の細胞、又はグラム陰性バク テリア、例えばエスケリチア(Escherichia)属の細胞であり、前記真菌細胞が、 イースト細胞、例えばサッカロマイセス(Saccharomyces)の細胞、又は糸状菌、 例えばアスペルギルス(Aspergillus)トリコデルマ(Trichoderma)もしくはフサ リウム(Fusarium )の細胞であることを特徴とする請求項46に記載の細胞。 48.前記エスケリチアが大腸菌であることを特徴とする請求項47に記載の細胞 。 49.前記アスペルギルスがアスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger) スペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae )、又はアスペルギルス・ニジュ ランス(Aspergillus nidulans )であることを特徴とする請求項47に記載の細胞 。 50.前記バチルスが、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis) 、バチルス・レントゥス(Bacillus lentus)、又はバチルス・サブチリス(Bacill us subtilis) であることを特徴とする請求項47に記載の細胞。 51.前記細胞がストレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus)の株 に属することを特徴とする請求項47に記載の細胞。 52.トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素を産生する方法であって、該方法 が、前記酵素の産生を許容する条件下で請求項45〜51のいずれかに記載の細胞を 培養し、その培養物から前記酵素を回収することを含むことを特徴とする方法。 53.トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素であって、該酵素が、 a)請求項40〜43のいずれかに記載のDNA構成物によりコードされ、 b)請求項52に記載の方法により産生され、及び/又は c)配列番号:1に示される及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラスミドから 得られうるDNA配列によりコードされ、ストレプトマイセス・リジクス(Strepto myces lydicus )、NRRL B−3446から得られる精製されたトランスグルタミナー ゼに対する抗体と免疫学的に反応する ことを特徴とする酵素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12N 9/10 C12R 1:125) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ホルキェール,トルベン デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト ノボ アレ(番地なし),ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ (72)発明者 ラスミュッセン,グレゼ デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト ノボ アレ(番地なし),ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ (72)発明者 ショファー,トーマス デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト ノボ アレ(番地なし),ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ (72)発明者 アンデルセン,イェン テーン デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト ノボ アレ(番地なし),ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.真菌の培養により産生され得るトランスグルタミナーゼ調製物。 2.前記真菌が、担子菌亜門、子嚢菌亜門又は接合菌亜門であることを特徴と する請求項1に記載の調製物。 3.前記真菌が、ハラタケ目(Agaricales)、ヒダナシタケ目(Aphyllophoral es)、ツノタンシキン目(Ceratobasidiales)、キクラゲ目(Auriculariales) 及びチャダイゴケ目(Nidulariales)からなる群に属する株から選択される担子 菌亜門であることを特徴とする請求項2に記載の調製物。 4.前記真菌が、トリコロマタセアエ(Tricholomataceae)、アマニタセアエ (Amanitaceae)アガリカセアエ(Agaricaceae)ストロファリアセアエ(Stroph ariaceae )、コプリナセアエ(Coprinaceae)コルチナリアセアエ(Cortinariac eae )、パキシラセアエ(Paxillaceae)ポリポラセアエ(Polyporaceae)、コリ オラセア(Coriolaceae)ホミトプシダセアエ(Fomitopsidaceae)、ステレアセ アエ(Strereaceae)ヒメノカエタセアエ(Hymenchaetaceae)ラクノクラジアセ アエ(Lachnocladiaceae)、セラトバシジアセアエ(Ceratobasidiaceae)アウ リクラリアセアエ(Auriculariaceae)びニジュラリアセアエ(Nidulariaceae)科 からなる群に属する株から選択される担子菌亜門であることを特徴とする請求項 3に記載の調製物。 5.前記真菌が、トリコロマ(Tricholoma)、リオフィルム(Lyophyllum)、アルミラリア(Armillaria )、アマニタ(Amanita)アガリクス(Agaricus)、カマエマイセス(Chamaemyces)ストロファリア(Stropharia)、ヒホロマ(Hyph oloma)クーネロマイセ ス(Kuneromyces)ホリオタ(Pholiota)、コプリヌス(Coprinus)、サチレラ( Psathyrella)パナエオルス(Panaeolus)ジムノピルス(Gmnopilus)ヒグロオ ロプシス(Hygrophoropsis )、プレウロトゥス(Pleurotus)ピクノポルス(Pyc hoporus )、アントロジア(Antrodia)、トラメテス(Trametes)、アミロステ レウム(Amylostereum )、ヒメノカエテ(Hymenochaete)、シチノストロマ(Scy tinostroma)リゾクトニア(Rhizoctonia)アウリクラリア(Auricularia)及びニジュラ(Nidula )属からなる群に属する株から選択される担子菌亜門であるこ とを特徴とする請求項4に記載の調製物。 6.前記真菌が、トリコロマ・フラボビレンス(Tricholoma flavovirens)も しくはトリコロマ・マイオマイセス種(Tricholoma myomyces sp.)リオフィル ム種(Lyophyllum sp. )、アルミラリア種(Armillaria sp.)、アマニタ・ビロ サ(Amanita virosa )、アガリクス種(Agaricus sp.)、カマエマイセス・フラ シドゥス(Chamaemyces fracidus )、ストロファリア・コエルレア(Stropharia coerulea)ヒホロマ・ファシクラレ(Hypholoma fasciculave)クーネロマイセ ス・バリアビリス(Kuhneromyces variabilis)ホリオタ・ジァーニ(Pholiota j ahnii )、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)コプリヌス種(Coprinu s sp. )、サチレラ・コンドレアナ(Psathyrella condolleana)パナエオルス・ パピリオナセウス(Panaeolus papilionaceus)ジムノピルス・ジュノニウス(Gy mnopilus junonius)ヒグロホロプシス・アウランチアカ(Hygrophoropsis aura ntiaca)プレウロトゥス・ドライヌス(Pleurotus dryinus)プレウロトゥス種 (Pleurotus sp.)ピクノポルス・シナバリヌス(Pycnoporus cinnabarinus) ントロジア・セリアリス(Antrodia serialis)トラメテス・ヒルスタ(Tramet es hirsuta )、アミロステレウム・カイルッチ(Amylostereum chailletii) メノカエテ・コルチコラ(Hymenochaete corticola)シチノストロマ・ポルテ ントスム(Scytinostroma portentosum)リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani )、アウリクラリア・ポリトリカ(Auricularia polytricha)及びニジ ュラ種(Nidula sp. )からなる群に属する株から選択される担子菌亜門であるこ とを特徴とする請求項5に記載の調製物。 7.前記真菌がアルミラリア種(Armillaria sp.)、CBS 372.94;コプリヌス ・シネレウス(Coprius cinereus )、IFO 30116;サチレラ・コンドレアナ(Psat hyrella condolleana) 、CBS 628.95;パナエロルス・パピリオナセウス(Panaeol us papilionaceus) 、CBS 630.95;アミロステレウム・カイレッチ(Amylostereum chailletii) 、CBS 373.94;及びヒメノカエテ・コルチコラ(Hymenochaete cor ticola )、CBS 371.94からなる群に属する株から選択される担子菌亜門であるこ とを特徴とする請求項6に記載の調製物。 8.前記接合菌亜門がケカビ目に属する株から選択されることを特徴とする請 求項2に記載の調製物。 9.前記真菌が、ムコル(Mucor)及びクンニンガメラ(Cunninghamella)から なる群に属する株から選択される接合菌亜門であることを特徴とする請求項8に 記載の調製物。 10.前記真菌が、ムコル・アリガレンシス(Mucor aligarensis)、好ましく はATCC 28928、ムコル・ルテウス(Mucor luteus)及びクンニングハメラ・エレ ガンス(Cunninghamella elegans )、好ましくはAHV 9445からなる群に属する株 から選択される接合菌亜門であることを特徴とする請求項9に記載の調製物。 11.前記子嚢菌類が、盤菌綱(Discomycetes)、核菌綱(Pyrenomycetes)、小 房子嚢菌綱(Loculoascomycetes)、及び不整子嚢菌綱 (Plectomycetes)からなる群に属する株から選択されることを特徴とする請求項 2に記載の調製物。 12.前記子嚢菌類が、ズキンダケ目(Leotiales)、マメザヤダケ目(Xylariale s )、ジアポルテ目(Diaporthales)、ソルダリア目(Sordariales)、ハロスファ エラレス目(Halosphaeriales)、ボタンタケ(Hypocreales)、クロイボタケ目(Dot hideales) 、スウジカビ目(Eurotiales)、及び未知の目の子嚢菌類からなる群 に属する株から選択されることを特徴とする請求項2又は11に記載の方法。 13.前記子嚢菌類が、レオチアセアエ(Leotiaceae)、キシラリアセアエ(Xyl ariaceae)アンフィスファエリアセアエ(Amphisphaeriaceae)バルサセアエ(V alsaceae)カエトミアセアエ(Chaetomiaceae)ラシオスファエリアセアエ(Las iosphaeriaceae)ハロスファエリアセアエ(Halosphaeriaceae)、ヒポクレア セアエ(Hypocreaceae )、プレオスポラセアエ(Pleosporaceae)マイコスファ エレラセアエ(Mycosphaerellaceae )、ボトリオスファエリアセアエ(Botryosp haeriaceae )、スポロルミアセアエ(Sporormiaceae)ヘルポトリキエラセアエ( Herpotrichiellaceae) 、及びトリココマタセアエ(Trichocomataceae)科からな る群に属する株から選択されることを特徴とする請求項2又は12に記載の調製物 。 14.前記子嚢菌類が、ジモルホスポルム(Dimorphosporum)、キシラリア(Xyl aria)アスコトリチア(Ascotricha)、ノジュリスポリウム(Nodulisporium)サボリエラ(Savoryella )、バルサ(Valsa)カエトミウム(Chaetomium)、ポド スポラ(Podospora)ハロスファエリオプシス(Halosphaeriopsis)、ルルオル チア(Lulworthia )、リグニンコラ(Lignincola)、フサリウム(Fusarium)、ミロテシウム(Myrothecium)トリコダーマ(Trichoderma)アルテルナリア(Al ternaria )、コチリオポルス(Cochliobolus) 、クルブラリア(Curvularia)、セルコスポラ(Cercospora)、クラドスポリウ ム(Cladosporium )、ボトリオスファエリア(Botryosphaeria)、スポロルミエ ラ(Sporormiella )、プレウッシア(Preussia)、カルポニア(Carponia)、 ニオチリウム(Coniothyrium )、ビッソキラミス(Byssochlamys)、タラロマイ セス(Talaromyces)ネオサルトリア(Neosartorya)バルクピエラ(Warcupiella )アスペルギルス(Aspergillus)ベアウベリア(Beauveria)ホルテア(Hor tea )、ヒューミコラ(Humicola)、モノジクチス(Monodictys)及びデンドリ フィエラ(Dendryphiella) 属からなる群に属する株から選択されることを特徴と する請求項2又は13に記載の調製物。 15.前記子嚢菌類が、ジモルホスポルム・ジスポラトリチウム(Dimorphosporu m disporatrichum)キシラリア種(Xylaria sp.)アスコトリチア・エリナセア (Ascotricha erinacea)ノジュリスポリウム種(Nodulisporium sp.)サボリエ ラ・リグニコラ(Savoryella lignicola )、バルサ・ピニ(Valsa pini)、カエ トミウム・フニコルム(Chaetomium funicolum )、ポドスポラ・テトラスポラ( Podospora tetraspora )、ハロスファエリオプシス・メジオセチゲラ(Halospha eriopsis mediosetigera )、ルルウォルチア・ウニセプタタ(Lulworthia unisep tata)リグニンコラ種(Lignincola sp.)、フサリウム・アルメニアクム(Fusa rium armeniacum)フサリウム・デセムセルラレ(Fusarium decemcellulare)フサリウム・ジメルム(Fusarium dimerum )、フサリウム・メリスモイデス(Fu sarium merismoides )、フサリウム・レドレンス(Fusarium redolens)フサリ ウム・フロッチフェルム(Fusarium flocciferum )、マイロテシウム・ロリドゥ ム(Myrothecium roridum)トリコダーマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianu m)アルテルナリ ア・アルテルナータ(Alternaria alternata )、コクリオボルス・サチブス(Co chliobolus sativus )、クルブラリア・ボレイアエ(Curvularia borreiae) ルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola )、セルコスポラ・カリシス(Cerco spora carisis )、セルコスポラ・フシマクランス(Cercospora fusimaculans)セルコスポラ・ハイ(Cercospora hayi)セルコスポラ・セサミ(Cercospora ses ami)セルコスポラ・トラベルシアナ(Cercospora traversiana)、クラドスポ リウム・クラドスポリオデス(Cladosporium cladosporiodes)クラドスポリウ ム・レシナエ(Cladosporium resinae )、クラドスポリウム・オキシスポルム(C ladosporium cladosporiodes)クラドスポリウム・スファエオスペルムム(Cla dosporium sphaeospermum )、ボトリオスファエリア・ロジナ(Botryosphaeria rhodina )、スポロルミエラ・アウストラリス(Sporormiella australis)、 ポロルミエラ・ミニマ(Sporormiella minima)プレウッシア・イソメラ(Pressi a isomera)カルポニア・ソリオマリス(Carponia solliomaris)、コニオチリ ウム・セレアリス(Coniothyrium cerealis)バイッソキラシス・フルバ(Bysso chlamys fulva )、タラロマイセス・ヘリクス(Talaromyces helicus)ネオサル タリア・クァドリシネタ(Neosartorya quadricineta )、ワルクピエラ・スピヌ ロサ(Warcuiella spinulosa )、アスペルギルス・ホエチドゥス(Aspergillus foetidus )、アスペルギルス・ギガンテウス(Aspergillus giganteus)アスペ ルギルス・ヘテロモルフス(Aspergillus heteromorphus)アスペルギルス・プ ニセウス(Aspergillus puniceus )、アスペルギルス・プニセウス(Aspergillu s puniceus )、アスペルギルス・タマーリ(Aspergillus tamarii)ビアウベリ ア・シリンドロスポラ(Beauvevia cylindrospora)ビアウベリア・カレンドニ カ(Beanveria calendonica)ホルテア・ウェルネッキ(Hortea werneckii )、ヒュミコラ・アロパロネラ(Hu micola alopallonella )、モノジクチス・ペラギカ(Monodictys pelagica)及びデンドリフィエラ・サリナ(Dendryphiella salina )種からなる群に属する株か ら選択されることを特徴とする請求項2又は14に記載の調製物。 16.前記子嚢菌類が、ジモルホスポルム・ジスポラトリチウム(Dimorphosporu m disporatrichum) 、ATCC 24562;サボソエラ・リグニコラ(Savoryella lignic ola )、CBS 626.95;カエトミウム・フニコルム(Chaetomium funicolum)、ATC C 42779;ルルウォルチア・ユニセプタータ(Lulwothia uniseptata)、IFO 321 37;フサリウム・アルメニアクム(Fusarium armeniacum)、IBT 2173;フサリウ ム・デセムセルラレ(Fusarium decemcellulare) 、CBS 315.73;フサリウム・ジ メルム(Fusarium dimerum )、IBT 1796;フサリウム・メリスモイデス(Fusari um merismoides )、ATCC 16561;フサリウム・レドレンス(Fusarium redolens) 、IBT 2058;ミロセシウム・ロリドゥム(Myrothecium roridum)、ATCC 20605;トリコダーマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum) 、CBS 223.93;アルテル ナリア・アルテルナータ(Alternario alternata )、CBS 448.94;クルブラリア ・ボレイアエ(Curvularia borreiae) 、CBS 859.73;セルコスポラ・ベチコラ(Ce rcospora beticola) 、ATCC 28056;セルコスポラ・カリシス(Cercospora caris is )、IMI 167.425;セルコスポラ・フシマクランス(Cercospora fusimaculans) 、IMI 167.426;セルコスポラ・ハイ(Cercospora hayi)、IMI 160.414;セルコ スポラ・セサミ(Cercospora sesami) 、IMI 318.913;セルコスポラ・トラベルシ アナ(Cercospora traversiana )、IMI 318.080;クラドスポリウム・レシナエ (Cladosporium resinae )、CBS 174.61;クラドスポリウム・スファエオスペル ムム(Cladospo rium sphaeospermum )、CBS 444.94;バイッソキラミス・フルバ(Byssochlamys fulva )、AHU 9252;タラロマイセス・ヘリクス(Talaromyces helicus)、ATCC 10451;ネオサルトリヤ・クアトリシネタ(Neosartoya quadricineta)、IBT 1105 7;ワルクピエラ・スピヌロサ(Warcupiella spinulosa)、NKBC 1495;アスペル ギルス・ホエチドゥス(Aspergillus foetidus )、CBS 565.65;アスペルギルス ・ギガンテウス(Aspergillus giganteus) 、CBS 526.65;アスペルギルス・ヘテ ロモルフス(Aspergillus heteromorphus) 、CBS 117.55;アスペルギルス・プニ セウス(Aspergillus puniceus )、IAM 13893;アスペルギルス・タマーリ(Aspe rgillus tamarii) 、IBT 3824;ベアウベリア・シリンドロスポラ(Beauveria cyl indrospora) 、CBS 719.70;ベアウベリア・カレンドニカ(Beauveria calendonic a) 、CBS 485.88;ホルテア・ウェルネッキ(Hortea werneckii)、CBS 446.94;モノジクチス・ペラジカ(Monodictys pelagica) 、CBS 625.95;及びデンドリフ ィエラ・サリナ(Dendryphiella salina )、CBS 447.94種からなる群に属する株 から選択されることを特徴とする請求項15に記載の調製物。 17.α−カゼインを重合させることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一に 記載の調製物。 18.前記トランスグルタミナーゼが、少くとも55℃、好ましくは少くとも60℃ 、更に好ましくは少くとも70℃、より更に好ましくは少くとも80℃、特に少くと も90℃の温度において最適活性を示すことを特徴とする請求項1〜17のいずれか 一に記載の調製物。 19.前記トランスグルタミナーゼがサボリエラ(Savoryella)、クラドスポリ ウム(Cladosporium )、モノジクチス(Monodictys)、ヒメノカエテ(Hymenoch aete )及びルルウォルチア(Lulworthia)属に属する株により産生され得ること を特徴とする請求項18に記 載の調製物。 20.前記トランスグルタミナーゼが、サボリエラ・リグニコラ(Savorye1la l ignicola )、クラドスポリウム・スファエオスペルムム(Cladosporium sphaeos perm )、ヒメノカエテ・コルチコラ(Hymenochaete corticola)、モノジクチス ・ペラジカ(Monodictys pelagica) 及びルルウォルチア・ウニセプタータ(Lulwor thia uniseptata) 種に属する株により産生され得ることを特徴とする請求項19に 記載の調製物。 21.前記トランスグルタミナーゼが、少くとも8.5、好ましくは少くとも9.0の pHにおいて最適相対活性を示すことを特徴とする請求項1〜17のいずれか一に記 載の調製物。 22.前記トランスグルタミナーゼが、サボリエラ(Savoryella)、クラドスポ リウム(Cladosporium )、セルコスポラ(Cercospora)、ヒメノカエテ(Hymeno chaete )、モノジクチス(Monodictys)及びルルウォルチア(Lulworthia)属に 属する株により産生され得ることを特徴とする請求項21に記載の調製物。 23.前記トランスグルタミナーゼ活性が、フェニルメチルスルホニルフルオリ ド(PMSF)により阻害されることを特徴とする請求項1〜22のいずれか一に記載 の調製物。 24.前記バクテリアがストレプトマイセス(Streptomyces)のクラスターF及 び関連する属に属さないなら、バクテリアの培養により産生され得ることを特徴 とするトランスグルタミナーゼ調製物。 25.前記バクテリアがグラム陰性であることを特徴とする請求項24に記載の調 製物。 26.前記グラム陰性バクテリアが、シュードモナス(Pseudomonas)ハフニア (Hafnia )、ヒドロゲノファーガ(Hydrogenophaga)及びザイモモナス(Zymomon as) からなる群に属する株から選択され ることを特徴とする請求項25に記載の調製物。 27.前記グラム陰性バクテリアが、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas pu tida )、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)、シュードモナス・ア ミロデラモサ(Pseudomonas amyloderamosa)ハフニア・アルベイ(Hafnia alve i )、ヒドロゲノファーガ・パレロニ(Hydrogenophaga palleroni)(バソニム :シュードモナス・パレロニ(Pseudomonas palleroni) )、Moo5A10 及びザイモ モナス・モビリス(Zymomonas mobilis) 種からなる群に属する株から選択される ことを特徴とする請求項26に記載の調製物。 28.前記バクテリアがグラム陽性であることを特徴とする請求項24に記載の調 製物。 29.前記グラム陽性バクテリアが、ストレプトマイセス(Streptomyces)、 チア(Rothia )、バチルス(Bacillus)、キタサトア(Kitasatoa)及びバクテリ ジウム(Bacteridium) 属からなる群に属する株から選択されることを特徴とする 請求項28に記載の調製物。 30.前記グラム陽性バクテリアが、ストレプトマイセス・リジクス(Streptom yces lydicus )、ストレプトマイセス・ニグレセンス(Streptomyces nigrescens )ストレプトマイセス・シオヤエンシス(Streptomyces sioyaensis)ストレプ トマイセス・プラテンシス(Streptomyces platensis )、ロチア・デントカリオ サ(Rothia dentocariosa)バチルス・バジウス(Bacillus badius)バチルス・ マイコイデス(Bacillus mycoide )、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)バチルス・アネウリノリチクス(Bacillus aneurinolyticus)、バチルス・メ ガテリウム(Bacillus megaterium)バチルス種(Bacillus sp.)、B.アミロ リクエファンシエンス(B.amyloliquefaciens )、キタサタオ・プルプレア(Ki tasatao purpurea )、バクテリジウム種(Bacteridium sp.)及びバチルス・ メガテリウム(Bacillus megaterium) 種からなる群に属する株から選択されるこ とを特徴とする請求項29に記載の調製物。 31.前記トランスグルタミナーゼが、少くとも6.5、好ましくは少くとも7.0、 更に好ましくは少くとも8.0より更に好ましくは少くとも8.5、特に少くとも9.0 のpHにおいて最適相対活性を示すことを特徴とする請求項25〜30のいずれか一に 記載の調製物。 32.前記トランスグルタミナーゼ活性が、フェニルメチルスルホニルフルオリ ド(PMSF)により阻害されることを特徴とする請求項25〜30のいずれか一に記載 の調製物。 33.ストレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus)NRRL B−3446か ら得られ、もしくはそれにより産生され得る親トランスグルタミナーゼ、又は i)前記親トランスグルタミナーゼのアミノ酸配列と少くとも80%の相同性を 有するアミノ酸配列を含み、 ii)前記親トランスグルタミナーゼに対する抗体と反応し、及び/又は iii)前記親トランスグルタミナーゼをコードするDNA配列と同じプローブとハ イブリダイズするDNA配列によりコードされる 前記トランスグルタミナーゼの機能的アナログ。 34.ストレプトマイセス・プラテントシス(Streptomyces platentsis)、好ま しくはDSM 40041、ストレプトマイセス・ニグレセンス(Streptomyces nigrescen s) 、好ましくはATCC 23941、又はストレプトマイセス・シオヤエンシス(Strepto myces sioyaensis) 、好ましくはATCC 13989から得られる又はそれにより産生さ れ得る請求項33に記載のトランスグルタミナーゼ。 35.α−カゼインを重合させることを特徴とする請求項33又は34に記載のトラ ンスグルタミナーゼ。 36.先の請求項のいずれかに記載の綱、目、科、属及び種に属する株、特に トレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus )、NRRL B−3446を適切な 栄養培地内で培養することを含むことを特徴とするトランスグルタミナーゼの産 生のための方法。 37.請求項1〜35のいずれかに記載のトランスグルタミナーゼ調製物、及び安 定剤を含むトランスグルタミナーゼ組成物。 38.請求項1〜35のいずれかに記載のトランスグルタミナーゼ調製物を含むト ランスグルタミナーゼ組成物が、蛋白質の基質と接触されることを特徴とする蛋 白質を架橋する方法。 39.穀粉、肉製品、魚製品、化粧品、チーズ、ミルク製品、ゲル化食物製品及 び靴みがきにおける請求項1〜35のいずれかに記載のトランスグルタミナーゼ調 製物の使用。 40.トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素をコードするDNA配列を含むDNA構 成物であって、該DNA配列が、 a)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列、又は b)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列のアナログであって、 i)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列と少くとも80%の相同性を有し、又は ii)配列番号:1に示されるDNA配列、及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラス ミドから得られうるDNA配列を含むDNA配列によりコードされるポリペプチドと少 くとも79%の相同性を有するポリペプチドをコードし、又は iii)配列番号:1に示される及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラスミドから 得られ得るDNA配列によりコードされる精製されたト ランスグルタミナーゼに対する抗体と免疫学的に反応するポリペプチドをコード するアナログ を含むことを特徴とするDNA構成物。 41.前記トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素をコードするDNA配列が、微 生物好ましくはバクテリアから得られうることを特徴とする請求項40に記載のDN A構成物。 42.前記DNA配列が、グラム陽性バクテリアの株、好ましくは放線菌類、更に 好ましくはストレプトマイセス(Streptomyces)の株、又はグラム陰性バクテリ アの株、好ましくはバチルス種(Bacillus sp.)の株のDNAライブラリーに基づ いて単離され、又は産生されることを特徴とする請求項41に記載のDNA構成物。 43.前記DNA配列が、ストレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus )、特にストレプトマイセス・リジクス、NRRL B−3446の株のDNAライブラリー に基づいて単離され又は産生されることを特徴とする請求項42に記載のDNA構成 物。 44.請求項40〜43のいずれかに記載のDNA構成物を含む組換え発現ベクター。 45.請求項40〜43のいずれかに記載のDNA構成物又は請求項44に記載の組換え 発現ベクターを含む細胞。 46.微生物細胞、好ましくはバクテリア細胞又は真菌細胞であることを特徴と する請求項45に記載の細胞。 47.前記バクテリア細胞がグラム陽性バクテリア、例えばバチルス(Bacillus )もしくはストレプトマイセス(Streptomyces)属の細胞、又はグラム陰性バク テリア、例えばエスケリチア(Escherichia)属の細胞であり、前記真菌細胞が、 イースト細胞、例えばサッカロマイセス(Saccharomyces)の細胞、又は糸状菌、 例えばアスペルギルス(Aspergillus)トリコデルマ(Trichoderma)もしくは サリウム(Fusarium )の細胞であることを特徴とする請求項46に記載の細胞。 48.エスケリチアが大腸菌であることを特徴とする請求項47に記載の細胞。 49.前記アスペルギルスがアスペルギルス・ニゲル(Aspergillus niger) スペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae )、又はアスペルギルス・ニジュ ランス(Aspergillus nidulans )であることを特徴とする請求項47に記載の細胞 。 50.前記バチルスが、バチルス・リケニホルミス(Bacillus licheniformis) 、バチルス・レントゥス(Bacillus lentus)、又はバチルス・サブチリス(Bacill us subtilis) であることを特徴とする請求項47に記載の細胞。 51.前記細胞がストレプトマイセス・リジクス(Streptomyces lydicus)の株 に属することを特徴とする請求項47に記載の細胞。 52.トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素を産生する方法であって、該方法 が、前記酵素の産生を許容する条件下で請求項45〜51のいずれかに記載の細胞を 培養し、その培養物から前記酵素を回収することを含むことを特徴とする方法。 53.トランスグルタミナーゼ活性を示す酵素であって、該酵素が、 a)請求項40〜43のいずれかに記載のDNA構成物によりコードされ、 b)請求項52に記載の方法により産生され、及び/又は c)配列番号:1に示される及び/又は大腸菌DSM 10175内のプラスミドから 得られうるDNA配列によりコードされ、ストレプトマイセス・リジクス(Strepto myces lydicus )、NRRL B−3446から得られる精製されたトランスグルタミナー ゼに対する抗体と免疫学的 に反応する ことを特徴とする酵素。
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