JPH10503722A - ブランクからケースを製造するための装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数のブランクを山積みに貯蔵する手段（８、９、１０、１２、１３）、これらのブランクの予備折り畳み用マンドレル（１６）に向かってブランクを１枚ずつつかみ移動させる手段（１４、１５、２１）、前記ブランク貯蔵手段（１０）の出口に配置され予備折り畳み用手段（３３）に結びつけられた予備折り畳み用マンドレル（１６）、かくして予備折り畳みされたブランクを予備折り畳み用マンドレルから最終折り畳み用マンドレル（２４）まで移送する手段（２３、２５）、ブランクの糊付け用手段（４２）及び下部面を含む前記最終折り畳み用マンドレル（２４）を有する、シート状材料のブランク（３）からケース（２）を製造するための装置（１）及び方法。

Description

【発明の詳細な説明】 ブランクからケースを製造するための装置及び方法 本発明は、中間フラップを含み互いに平行な第１の折り線によって互いに連結 された一連の矩形フラップ、及びケースの底面を少なくとも部分的に形成するこ とを目的とし第１の折り線に対し垂直な第２の折り線によって前記一連のフラッ プに連結されたこれらのフラップの片側に配置された側方折り返しアセンブリを 有するシート材料のブランク（Blank／素材板）からケースを製造するための装 置において、ブランクを山積みに貯蔵する手段、貯蔵手段の出口に配置された予 備折り畳み用マンドレル、糊付け用手段、及び最終折り畳み用マンドレルに向か ってかくして予備折り畳みされたブランクを移送する手段を有するタイプの装置 に関する。 本発明は同様に、特に上述のタイプの装置を用いてケースを製造する方法にも 関する。 本発明は、排他的ではないが、予め形成された包装材料の中に上から導入され る物品又は一群の物品の包装において、その閉鎖が後に例えば別仕立てのフタに よって行われる包装の分野を、特に重要な利用分野とするものである。 すでに（ＤＥ−４２０９１９１−Ａ１）、上述のタイプの装置は知られている 。 この装置には欠点がある。 特にマンドレルのまわりに予め巻きつけられたカット材料の移送は、そのずれ や変形の危険性をはらんでいる。その上、糊付けの精度は、マンドレル上の締付 けによって左右され、使用される折り返しの折り畳み直しは、反復的に完璧な断 裁のケースを得ることを可能にしてくれない。 本発明は、特に使用の容易な方法で高い加工個数で完璧な断裁のケース を製造できるようにするという点で、これまで知られている方法に比べ実践上の 必要条件をより良く満たす上述のタイプの方法及び装置を提供することを目的と している。 このため、本発明は、基本的に中間フラップを含み互いに平行な第１の折り線 によって互いに連結された一連の矩形フラップ、及びケースの底面を少なくとも 部分的に形成することを目的とし、第２の折り線によって前記一連のフラップに 連結されたこれらのフラップの片側に配置された側方折り返しアセンブリを有す るシート材料のブランクからケースを製造するための装置において、 − 複数のブランクを山積みに貯蔵する手段、 − 前記ブランクの予備折り畳み用マンドレルに向かって前記ブランクを１枚ず つつかみ移動させる手段、 − 前記ブランクの貯蔵手段の出口に配置され予備折り畳み手段に結びつけられ た前記予備折り畳み用マンドレル、 − かくして予備折り畳みされたブランクを予備折り畳み用マンドレルから最終 折り畳み用マンドレルまで移送する手段、 − ブランクの糊付け手段、 − 及び下部面を含む前記最終折り畳み用マンドレル、 を含む装置であって、 最終折り畳み用マンドレルの下部面上にブランクの中間フラップを押しつける 手段が備わっていることを特徴とする装置を提供している。 有利な実施形態においては、更に以下の措置のうちのいずれか１つ又は複数の ものを利用する：すなわち、 − 押しつけ手段は、移送の際に最終折り畳み用マンドレルの下部面に対してブ ランクの中間フラップを弾性的に徐々に圧縮するよう配置された 形材、薄板又はそれと同等のもので構成されている； − 押しつけ手段には、折り畳み用マンドレルのレベルで中間フラップを距離を おいて支持する手段及び、最終折り畳み用マンドレルの下部面上に前記中間フラ ップを漸進的に接近させて押しつけるように配置された手段が含まれている； − 支持手段が可動プレートで構成されている； − 予備折り畳み用マンドレルが最終折り畳み用マンドレルの形とは異なる形を 呈する断面のものである； − 予備折り畳み用マンドレルが矩形断面を呈し、最終折り畳み用マンドレルが 八角形の断面を呈する； − 予備折り畳み用マンドレルに向かっての前記ブランクのつかみ及び移動手段 が、予備折り畳み用マンドレルの両側で旋回する外部に位置づけされたブランク の吸盤によるつかみ用側方アームならびに、前記予備折り畳み用マンドレルを横 断して前記ブランクを吸盤により再度取り上げる手段を有しており、この吸盤に よる再取り上げ手段が、予備折り畳み用マンドレルから折り畳み用マンドレルま で予備折り畳みされたブランクを移動する手段に結びつけられている； − 装置は、最終折り畳み用マンドレルのレベルに、一方では側壁を形成するた めのフラップ、他方では底面を形成するための折り返しに圧力を加える前に底面 折り返しを中間折り畳みする手段を有している； − 装置は、最終折り畳み用マンドレル上に底面を押しつける同期システムを有 している； − 予備折り畳み用マンドレルが直接、ブランク貯蔵手段の出口の上に配置され ている； − 折り畳み用マンドレルが、第１の予備折り畳み位置と第２のケース形 成位置の間で異なる断面を有している； 本発明は、同様に、中間フラップを含み互いに平行な第１の折り線によって互 いに連結された一連の矩形フラップ、及びケースの底面を少なくとも部分的に形 成することを目的とし第１の折り線に対し垂直な第２の折り線によって前記一連 のフラップに連結されたこれらのフラップの片側に配置された側方折り返しアセ ンブリを有するシート材料のブランクからケースを製造するための方法において 、 − 複数のブランクを山積みに貯蔵し、 − 移動したブランクの予備折り畳み用マンドレルに向かって前記ブランクを１ 枚ずつつかみ移動させ、 − 前記ブランクを予備折り畳みし、 − かくして予備折り畳みされたブランクを、予備折り畳み用マンドレルから最 終折り畳み用マンドレルまで移送し、 − 移送中に前記ブランクを糊付けし、 − かつ下部面を含む前記最終折り畳み用マンドレルのまわりに前記ブランクを 巻きつける、 方法であって、マンドレルのまわりに前記ブランクを巻きつける際に、最終折り 畳み用マンドレルの下部面上にブランクの中間フラップを押しつけることを特徴 とする方法をも提供している。 有利には、この方法は、前記ブランクを押しつけるため、移送の際に最終折り 畳み用マンドレルの下部面に対しブランクの中間フラップを弾性的に徐々に圧縮 することを特徴とする。 もう１つの有利な実施形態において、この方法は、中間フラップを折り畳み用 マンドレルのレベルで押しつけるため、前記中間フラップを、可動プレートを介 して、それが押しつけの終りで完全に支持されることになる 最終折り畳み用マンドレルの下部面（４１）に、漸進的に近づけること、を特徴 とする。 本発明は、以下に制限的な意味のない一例として示すその一実施形態を読むこ とによって、より良く理解できるだろう。 記述は、その添付図面を参考にしている。 なお図面中、 図１は、本発明に従った装置の一実施態様の概略的側面立面図である。 図２は、最終折り畳み用マンドレルのまわりでの移動及びケース形成後の図１ の装置の概略的部分側面図である。 図３は、予備折り畳みようマンドレルをより特定的に示す図１のIII−IIIに沿 った断面図である。 図４〜１０は、最終折り畳み用マンドレルレベルで、ここで更に特定的に記述 される本発明の実施形態に従って実施されたケースの形成を、横断面図で概略的 に示している。 図１及び２は、中間フラップ６６を含み、互いに平行な第１の折り線５によっ て互いに連結された一連の矩形フラップ４、及びケースの底面を少なくとも部分 的に形成することを目的とし、第２の折り線７によって前記一連のフラップに連 結されたこれらのフラップの片側に配置された側方折り返しアセンブリ６を有す るシート材料のブランク３（図１では一点鎖線で表わされている）からケース２ を製造するための装置１を概略的に示している。 装置１は、取り出しの間一定のレベルに維持されるブランクの山１０のリフト キャリヤ９を含む水平ブランク又は平らなカット材料の補給用マガジン８を有し ている。ブランクのｘ−ｙでの精確な位置づけ及び固定用手 段１７が具備されている。 各山の終りで、この山は、ローラー１３上に待機状態にあり、その目的で再度 下降させられるリフトキャリヤ山へと押されることになる次の山１２によって置 換される。 ここで更に特定的に記述する装置を用いると、山積みからの取り出しは、６つ 又は８つのつかみ用吸盤すなわち、一方では、上にあるカット材料１８を吸引に よってつかむ第１の位置１７、水平方向にほぼ前記マンドレルの下でカット材料 を水平にする第２の位置１９及び例えばヒンジ留めされた一連の電動又は空気圧 ジャッキを用いてアームを上方へ解放する第３の位置２０をとるように配置され 予備折り畳み用マンドレル１６の両側に設けられたそれぞれ２本の側方アーム１ ５と一体化された２×２個の吸盤１４、そして他方では、最終折り畳み用マンド レル２４に向かっての少なくとも行程の一部分上での予備折り畳みされたブラン クの移送用のキャリヤ２３と一体化され、しかもマンドレル１６との関係におい て軸方向にこのマンドレル１６を横断して配置された、カットの再取り上げのた めのヒンジ留めされた１組又は２組の２つの吸盤２２（図２参照）によって、山 １０の上で直接行われる。 吸盤２２と一体化したキャリヤ２３は例えば、ロッド２７によって起動される １本のアーム２６を含むヒンジ留めされた部品一式２５によって起動され、アー ムは、一つの端部に固定された横方向水平軸２８を中心にして旋回するような形 で取りつけられている、アーム２６は、そのもう一方の端部にヒンジ留めされた ロッド２９を含んでおり、このロッドの片端はこのアーム２６の前記もう一方の 端部に旋回する形で取りつけられ、もう一方の端部３０は一方ではマンドレルに 対し平行に配置された水平誘導レールによって水平方向に誘導され、他方では、 キャリヤ２３と一体化し た部品３１との関係において回転でき、更にこの部品３１にはブランク３の後部 と接触するように配置された推進用つめ３２が備わっている。 下部中間フラップの両側にある２つの長手方向フラップをマンドレル１６上で 垂直に圧縮するための折り返しアーム３４を含む、マンドレル１６上にブランク を少なくとも部分的に予備折り畳み又は巻きつけするための手段３３が具備され ている（図３も参照のこと）。アームは例えば軸３５を中心にしてヒンジ留めさ れ、ブランクとの関係において引下がった引込み位置とマンドレルに対するフラ ップの圧縮活性位置の間でマンドレルの長手方向軸に対して平行に移動可能であ る。 ここでより特定的に記述する実施形態においては、予備折り畳み用マンドレル は、予備折り畳み位置３６（図２参照）と折り畳み位置３７の間で下部に中央吸 盤２２を備えた移送用キャリヤ２３を通過させる長手方向中央くり抜き部分を呈 する矩形断面を有している。 マンドレル１６は例えばその４つのコーナーを形成する矩形で平行かつ金属製 の４つの水平方向バー１６′で構成されている。 装置１には更に、最終折り畳み用マンドレル２４のくり抜き下部面４１上に予 備折り畳みされたブランクの中間フラップ４０を押しつける可動プレート３９及 び、例えば互いの水平方向延長部分内にある予備折り畳み用マンドレル１６と折 り畳み用マンドレル２４の間の行程上に配置された、当事者にとっては既知の低 温糊射出ノズル及び／又は英語で「ホットメルト」という名称で知られている高 温糊の塗布のための射出ノズルを含む糊付け手段４２が含まれており、したがっ て予備折り畳み用マンドレルには、ここでより特定的に記された実施形態の中で は更に小さな断面をもつ折り畳み用マンドレルに変換される。 予備折り畳み用マンドレル１６上でＵ字形に予備折り畳みされキャリヤ ２３を介して輸送されているブランク３は、マンドレル１６とマンドレル２４の 間での輸送中、移送用装置と予備折り畳み用マンドレルの間の間隙がブランクの 材料厚みよりも大きい値で設けられていることから、第２のマンドレルの断面が 最も小さいために重大な摩擦による抵抗を受けることがない。 ブランクの移送は、常時マンドレルの表面上に押しつけられるように、真空シ ステム（吸盤）及び機械的プッシャーによって行われる。 なお、誘導レールが具備され、アセンブリは、移送プロセスに際し転がり摩擦 しか発生させないように配置されている。 装置１には同様に、包装材料の底面を形成するための折り返し６の折り畳み用 手段４３も含まれている。 これらの手段４３は、推進ジャッキ４４、及び底面の接着のための加圧の際に 応力に耐えるための釣合い支承として役立つための端面４７を有する、マンドレ ル上への底面の押しつけ用位置と水平方向引込み位置の間のカム装置４６などに よって起動させられる閉鎖用プレート４５を含んで成る。 ここでより特定的に記述される実施態様においては、装置４６は同様に、プレ ート４５と同時にロッド２７を介してキャリヤ２３を起動させることをも可能に しており、こうして、以下で記述するように運動が機械的に結びつけられている ことから、完璧な機械的反復性ひいては非常に高い精度が可能となる。 このため、アーム２６とは反対のロッド２７の端部４８は、装置１のシャーシ と一体化されもう１つの頂点にある横方向水平軸５１を中心として回転できる１ つの三角形５０の１つの頂点４９に、回転する形で固定されている。 第３の頂点５２はというと、これは、キャリヤ２３が折り畳みステーションに いる低位置と、キャリヤが予備折り畳みステーションにいる高位置の間でころ５ ６を介してカム５５と一体化されている、もう一方の端部で可動アーム５４に固 定された一本のロッド５３と回転的に一体化されている。 プレート４５の方は、一方の端部が装置１のシャーシ６１に固定され他方の端 部がプレート４５の制御ロッド６２と一体化されているアーム６０の中央部分に 固定されたころ５９を介しカム５７によってその位置が制御されており、空気圧 ジャッキ５８が、プレートと一体化された他方の端部をもつ１本のロッドとそれ 自体一体化されているヒンジ留めされたロッドの上に作用する。 したがってプレートは、キャリヤ２３の位置の関数である規定の機械的時間図 に従って、垂直位置と水平位置の間で可動である。 例えばマンドレル２４を超えたところにある極限位置をとることのできるキャ リヤ２３を介しての、形成されたボックスの放出手段及び、例えばベルトコンベ ヤを含むこのボックスの回収手段６３が、最終的にこの装置を補完する。 ここで、横断面図の形で折り畳みステーション３７の一部分を示す図４〜１０ を参照しながら、放出前のケースの最終的形成について説明する。 以下では、同じ要素を表わすのに同じ参照番号を利用した。 ここでより特定的に記述する実施形態においては、折り畳み用マンドレル２４ は、切断されたコーナー６４及び水平下部面６５を呈する八角形の断面をもち、 押しつけ手段３８には、マンドレルの下部に相補的な形をもつプレート３７が含 まれている。 前述のとおり、下部面６５は、例えばくり抜かれていてもよいし、又は当事者 にとって等価の他のあらゆる形の体裁をとっていてもよい。例えば、折り畳み用 マンドレルは、予備折り畳み用マンドレルと類似の要領で、マンドレルの切断さ れた４つのコーナーを形成する金属製の平行かつ水平で特定断面をもつ４本の棒 材によって形成されていてよい。 予備折り畳み用マンドレル上で予備形成されたＵ字形のブランク３は、折り畳 みステーションに至るまで側方レールによって誘導され、このステーションでは その中間フラップ６６はプレート３９の底面から距離をとって位置づけされる（ 図４参照）。 例えばマンドレルに対してブランクの中間フラップ６６を押しつけることによ って油圧ジャッキ６７を介して、このフラップにプレート３９を近づける（図５ 参照）。 ケースの切断されたコーナーはかくして、下から上への唯一の垂直運動で、マ ンドレルの切断されたコーナー上に押しつけられる。 同様にして例えば、同等のやり方で、切断されたコーナーと相補的な形の２本 の側方ジャッキを具備し、これらのジャッキの垂直、斜め又は側方の運動によっ て、折り畳み用マンドレルに向き合った切断されたコーナーに対して中間フラッ プを取り囲む切断されたコーナーを圧縮するだけで、マンドレルの下部面に対し 中間フラップを押しつけることも可能である。 相補的な形状を考慮すると、かくして、側方フラップ６８をマンドレルに近づ けることになり、したがってこれらは接触状態となる。なおここで、推進フィン ガー４４も又この形成を補完することになる。 こうして、例えばジャッキ７０によって起動されるスキッド６９（図６）がマ ンドレルに対し上部フラップ７１を押しつけることになり、 タブ７２も同様に、上部の切断されたコーナー７４上に部品７３によって押しつ けられる。 次に、切断されたコーナーと相補的な形の１つの面を呈する部品７５（図７） が、タブ７２の上にフラップ７１に連結された端部フラップ７６を押しつけ、巻 つけを終結する。 上記の作業とともに又はこれらの作業の後で、ケースの底面の閉鎖作業をも行 う（図８〜１０）。 ２本の側方推進ジャッキ７７が垂直側方折り返し７８を閉じる；次に水平側方 折り返し７９が２段階で、つまりまずジャッキ８０により（上部フラップ８１用 ）、そして次にジャッキ８０が引込んだ後プレート４５を用いて、折り返しされ る。 底面８１がひとたび完了すると、プレート４５は引っ込み、プレート３９はカ ム５９により制御されて下降し、マンドレルの内部放出装置が長手方向の動きを 行い、ケースを、装荷前に、ケース回収手段６３に向かって放出する。 当然、上述のことからわかるように、本発明は、より特定的に記述された実施 形態に制限されるものではない。本発明は、遂に、そのすべての変形形態、特に 、折り畳み及び予備折り畳み手段が異なる形で起動される、つまりカムシステム によってではなく、むしろ例えばプログラミング可能なオートマトンによって互 いに制御される空気式、電気式又は油圧式の手段によって起動されるような変形 形態も内含している。 同様に、折り畳み用マンドレル上の押しつけ手段も異なるものであってよいが 、肝要なのは、ケースを反復的及び精確な形で得ることができるようにする押し つけ機能を実施することである。 ここで、特に図１を参照しながら、装置１の作動について説明する。 予備折り畳み用マンドレル１６のすぐ下にあるブランク３は装置２１が低位置 にある状態で、それ自体既知の要領で真空化装置に連結された吸盤１４によって 捕捉される。 次に、アーム１５が上昇させられ、ブランク３は、矩形マンドレル１６の内部 面の下に来る。 このとき、吸盤２２は、マンドレル１６の内部からブランクを捕まえ、吸盤１ ４はこのとき大気にさらされており、アーム１５は完全に垂直位置にもち上げら れる。 アーム３４はこのとき旋回し、通過しながら、Ｕ字形にされマンドレル上に押 しつけられたブランク３の側面フラップを捕捉する。 吸盤２２と一体化されたキャリヤ２３は、その後カムシステムにより自動的に 移動され、つめ３２がブランクをマンドレル２４上の折り畳み位置まで押す。 通過中、マンドレル２４上での折り畳み位置に至るまで、糊付け手段４２は、 既知の要領で底面を形成するため折り返し同士の固定及びフラップ同士の固定に 必要な糊を被着させる。 このときプレート３９は、スキッド６９による上部フラップの再折り畳みの前 又はそれと同時に、マンドレル上に近づけられ押しつけられ、次に、タブ部分７ ４は予めタブ部分との接触部分に糊付けされている上部フラップ上に圧縮される 。 タブ部分を付ける前又はそれと同時に、底面の小さな側面折り返し７５はマン ドレルの底面４７上で加圧しながら折返され、次にタブ部分７２が取りつけられ る：上部折り返し７７は再度折り畳まれ、上下折り返しアセンブリはこのときプ レート４５によりマンドレルの底面上に押しつけられる。 形成中、キャリヤ２３は、ブランクを再び取り上げ作業を反復するよう、しか るべく寸法決定されたカムシステムによって起動されてその初期位置に戻る。 ケースの形成がひとたび終了すると、新しいブランクを伴ってキャリヤが戻っ た時点でケースは放出され、形成に携ったジャッキその他の装置のアセンブリは その初期位置に戻り、同様に作業が続いていく。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年８月６日 【補正内容】 明細書 ブランクからケースを製造するための装置及び方法 本発明は、中間フラップを含み互いに平行な第１の折り線によって互いに連結 された一連の矩形フラップ、及びケースの底面を少なくとも部分的に形成するこ とを目的とし第１の折り線に対し垂直な第２の折り線によって前記一連のフラッ プに連結されたこれらのフラップの片側に配置された側方折り返しアセンブリを 有するシート材料のブランク（Blank／素材板）からケースを製造するための装 置において、ブランクを山積みに貯蔵する手段、貯蔵手段の出口に配置された予 備折り畳み用マンドレル、糊付け用手段、及び最終折り畳み用マンドレルに向か ってかくして予備折り畳みされたブランクを移送する手段を有するタイプの装置 に関する。 本発明は同様に、特に上述のタイプの装置を用いてケースを製造する方法にも 関する。 本発明は、排他的ではないが、予め形成された包装材料の中に上から導入され る物品又は一群の物品の包装において、その閉鎖が後に例えば別仕立てのフタに よって行われる包装の分野を、特に重要な利用分野とするものである。 すでに（ＥＰ−Ａ−０４６８８６０）、滑動の可能性なく唯一の折り畳み用マ ンドレルのまわりに巻きつける第１の装置が知られている。 この装置は、マンドレルの隣りに供給手段を必要とする。 同じく、上述のタイプの装置が１つ知られている（ＤＥ−Ａ−４２０９１４１ ）。 この装置もまた欠点を有している。 特にマンドレルのまわりに予め巻きつけられたカット材料の移送は、そのずれ や変形の危険性をはらんでいる。その上、糊付けの精度は、マンド レル上の締付けによって左右され、使用される折り返しの折り畳み直しは、反復 的に完璧な断裁のケースを得ることを可能にしてくれない。 本発明は、特に使用の容易な方法で高い加工個数で完璧な断裁のケース

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．中間フラップ（６６）を含み互いに平行な第１の折り線（５）によって互 いに連結された一連の矩形フラップ（４）、及びケースの底面を少なくとも部分 的に形成することを目的とし第１の折り線に対し垂直な第２の折り線（７）によ って前記一連のフラップに連結されたこれらのフラップの片側に配置された側方 折り返しアセンブリ（６）を有するシート材料のブランク（３）からケース（２ ）を製造するための装置（１）において： − 複数のブランクを山積みに貯蔵する手段（８、９、１０、１２、１３）、 − 前記ブランクの予備折り畳み用マンドレル（１６）に向かって前記ブランク を１枚ずつつかみ移動させる手段（１４、１５、２１）、 − 前記ブランクの貯蔵手段（１０）の出口に配置され予備折り畳み手段（３３ ）に結びつけられた前記予備折り畳み用マンドレル（１６）、 − かくして予備折り畳みされたブランクを、予備折り畳み用マンドレルから最 終折り畳み用マンドレル（２４）まで移送する手段（２３、２５）、 − ブランクの糊付け手段（４２）、 − 及び下部面を含む前記最終折り畳み用マンドレル（２４）、 を含む装置であって、 最終折り畳み用マンドレルの下部面（６５）上にブランクの中間フラップを押し つける手段（３８）が備わっていることを特徴とする装置。 ２．折り畳み用マンドレルが八角形の断面を呈していることを特徴とする、請 求項１記載の装置。 ３．押しつけ手段（３８）には、折り畳み用マンドレルのレベルで中間 フラップを距離を置いて支持する手段（３９）及び、最終折り畳み用マンドレル の下部面上に前記中間フラップ（６６）を漸進的に接近させ押しつけるように配 置された手段（６７）が含まれていることを特徴とする、請求項１及び２のいず れか１項記載の装置。 ４．前記支持手段（３９）が可動プレートで構成されていることを特徴とする 、請求項３記載の装置。 ５．前記押しつけ手段が、折り畳み用マンドレル上に前記中間フラップを押し つける機能を果たすための下から上への垂直作用ジャッキを少なくとも１つ有し ていることを特徴とする、請求項１〜４のいずれか１項記載の装置。 ６．前記押しつけ手段が、前記中間フラップを取り囲む切断されたコーナーを 前記折り畳み用マンドレルと向き合う切断されたコーナー上に圧縮する２本の垂 直斜め又は側方作用ジャッキを含んでいることを特徴とする、請求項２に従属す る請求項５記載の装置。 ７．押しつけ手段（３８）が、移送の際に最終折り畳み用マンドレルの下部面 に対してブランクの中間フラップを弾性的に徐々に圧縮するよう配置された形材 、薄板又はそれと同等のもので構成されていることを特徴とする、請求項１及び ２のいずれか１項記載の装置。 ８．予備折り畳み用マンドレル（１６）が最終折り畳み用マンドレル（２４） の形とは異なる形を呈する断面のものであることを特徴とする、請求項１〜７の いずれ１項記載の装置。 ９．予備折り畳み用マンドレル（１６）が矩形断面を呈し、最終折り畳み用マ ンドレル（２１）が八角形の断面を呈することを特徴とする、請求項８記載の装 置。 １０．予備折り畳み用マンドレルに向かっての前記ブランクのつかみ及 び移動手段（１４、１５、２１）が、予備折り畳み用マンドレル（１６）の両側 で旋回する外部に位置づけされたブランクの吸盤（１４）によるつかみ用側方ア ーム（１５）ならびに、前記予備折り畳み用マンドレル（１６）を横断して前記 ブランクを吸盤により再度取り上げる手段（２２）を有しており、この吸盤によ る再取り上げ手段が、予備折り畳み用マンドレルから折り畳み用マンドレルまで 予備折り畳みされたブランクを移動する手段（２３）に結びつけられていること を特徴とする、請求項１〜９のいずれか１項記載の装置。 １１．最終折り畳み用マンドレル（２４）のレベルに、一方では側壁を形成す るためのフラップ、他方では底面を形成するための折り返しに圧力を加える前に 底面折り返しを中間折り畳みする手段（４４）を有することを特徴とする、請求 項１〜１０のいずれか１項記載の装置。 １２．２重カム（５５、５７）を伴う最終折り畳み用マンドレル上に底面を押 しつけるシステム（４５、４６）を有することを特徴とする、請求項１〜１１の いずれか１項記載の装置。 １３．予備折り畳み用マンドレル（２４）が直接、ブランクの貯蔵手段の出口 の上に配置されていることを特徴とする、請求項１〜１２のいずれか１項記載の 装置。 １４．折り畳み用マンドレル（２４）が、第１の引込み位置と第２のケース形 成位置の間で伸縮可能であることを特徴とする、請求項１〜１３のいずれか１項 記載の装置。 １５．中間フラップ（６６）を含み互いに平行な第１の折り線（５）によって 互いに連結された一連の矩形フラップ（４）、及びケースの底面を少なくとも部 分的に形成することを目的とし第１の折り線に対し垂直な第２の折り線（７）に よって前記一連のフラップに連結されたこれらのフ ラップの片側に配置された側方折り返しアセンブリ（６）を有するシート材料の ブランク（３）からケース（２）を製造するための方法において： − 複数のブランクを山積みに貯蔵し、 − ブランクの予備折り畳み用マンドレル（１６）に向かって前記ブランクを１ 枚ずつつかみ移動させ、 − 前記ブランクを予備折り畳みし、 − かくして予備折り畳みされたブランクを、予備折り畳み用マンドレルから最 終折り畳み用マンドレル（２４）まで移送し、 − 移送中に前記ブランクを糊付けし、 − かつ下部面を含む前記最終折り畳み用マンドレルのまわりに前記ブランクを 巻つける、 方法であって、マンドレルのまわりに前記ブランクを巻つけるために、最終折り 畳み用マンドレルの下部面上にブランクの中間フラップ（１６）を押しつけるこ とを特徴とする方法。 １６．前記ブランクを押しつけるため、移送の際に最終折り畳み用マンドレル の下部面に対しブランクの中間フラップを弾性的に徐々に圧縮することを特徴と する、請求項１５記載の方法。 １７．中間フラップを折り畳み用マンドレルのレベルで押しつけるため、前記 中間フラップを、それが押しつけの終りで完全に支持されることになる最終折り 畳み用マンドレルの下部面（４１）に、漸進的に近づけることを特徴とする、請 求項１５記載の方法。