JPH10502649A - ジオキソ−チオピラノ−ピリジン−カルボン酸誘導体および薬剤としてのそれらの使用 - Google Patents

ジオキソ−チオピラノ−ピリジン−カルボン酸誘導体および薬剤としてのそれらの使用

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JPH10502649A
JPH10502649A JP8504631A JP50463196A JPH10502649A JP H10502649 A JPH10502649 A JP H10502649A JP 8504631 A JP8504631 A JP 8504631A JP 50463196 A JP50463196 A JP 50463196A JP H10502649 A JPH10502649 A JP H10502649A
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dioxo
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ハンス−ゲオルク ハイネ,
ボド ユンゲ,
ルドルフ シヨーエ−ロープ,
ヘニング ゾマーマイヤー,
トマス グラザー,
ライリンデ ビトカ,
ジヤン−マリー−ビクトル ド・ブリ,
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Abstract

(57)【要約】 一般式(I)のジオキソ-チオピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体が、対応するアルデヒドをアミノクロトン酸エステルおよびテトラヒドロチオピラン-3-オン-1,1-ジオキシドとを反応させ、そしてこのようにして得た生成物を酸化することにより製造される。本発明の物質は、医薬品の活性薬剤として使用できる。これらは高伝導度のカルシウム−依存性カリウムチャンネルの選択的モジュレーターである。

Description

【発明の詳細な説明】 ジオキソ-チオピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体および薬剤として のそれらの使用 本発明はジオキソ-チオピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体、それらの製造法 および医薬品、特に大脳に活性な薬剤としてのそれらの使用に関する。 サイクリックスルホンジヒドロピリジンはすでに知られている[J.Heterocycl. Chem.27(5),1453-6,1990]。 本発明は、一般式(I) 式中、 Aは、それぞれ場合によってはニトロ、シアノ、3−7個の炭素原子を有する シクロアルキル、ハロゲンおよびトリフルオロメチルから成る群から選択される 同一もしくは異なる置換基により、または各々の場合で最高6個の炭素原子を有 する直鎖もしくは分枝アルキルチオ、アルキルまたはアルコキシにより、3回ま で置換されてもよい6−10個の炭素原子を有するアリール、またはピリジルを 表し、 R1は水素または最高8個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表 す、 で示される新規1,1-ジオキソ-2H-チオピラノ-[2,3-b]ピリジン-7-カルボン酸誘 導体、およびエステル、ならびにそれらの塩に関する。 本発明の内容において、生理的に許容できる塩が好ましい。一般的に、 生理的に許容できる塩は、本発明の化合物と無機もしくは有機酸との塩である。 例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸または硫酸のような無機酸との塩、あるいは例 えば酢酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、安息香 酸またはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、フェニルスルホン酸、トルエン スルホン酸またはナフタレンジスルホン酸のような有機カルボン酸またはスルホ ン酸との塩が好ましい。 本発明の化合物は、像または鏡像(エナンチオマー)として挙動し、すなわち 像または鏡像(ジアステレオマー)としては挙動しない、いずれかの立体異性体 形で存在できる。本発明はまた、対掌体およびラセミ体の両方ならびにジアステ レオマー混合物にも関する。ジアステレオマーのように、ラセミ体は周知な様式 で立体異性体的に均質な成分に分割できる。 一般式(I)の好適な化合物は、式中、 Aが、それぞれ場合によってはニトロ、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素 、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびトリフルオロメチル から成る群から選択される同一もしくは異なる置換基により、または各々の場合 で最高4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルチオ、アルキルまたは アルコキシにより、3回まで置換されてもよいフェニル、ナフチルまたはピリジ ルを表し、 R1は水素または最高6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表 す、 化合物、およびその塩である。 一般式(I)の特に好適な化合物は、式中、 Aが、それぞれ場合によってはニトロ、シアノ、フッ素、塩素、臭素、 ヨウ素、トリフルオロメチル、シクロヘキシル、メチルおよびメトキシから成る 群から選択される同一もしくは異なる置換基により、またはメチルチオにより、 3回まで置換されてもよいフェニルまたはピリジルを表し、 R1は水素または最高4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表 す、 化合物、およびその塩である。 本発明の一般式(I)の化合物の製造法は、さらに一般式(II) A−CHO (II) 式中、Aは上記の意味を有する、 のアルデヒドを、一般式(III) 式中、R3は上記R1の意味を有するが、水素は表さない、 の化合物およびテトラヒドロチオピラン-3-オン-1,1-ジオキシドとを、不活性溶 媒中で反応させ、初めに一般式(IV) 式中、AおよびR3は上記の意味を有する、 の化合物を生成し、そして第二工程では不活性溶媒中で酸化を行い、そして酸( R1=H)の場合にはエステルを加水分解する、ことを特徴と することを見い出した。 本発明の方法は、以下の反応スキームを例示することにより具体的に説明でき る: 本発明との関連で適当な溶媒は、反応条件下で変化しないすべての不活性な有 機溶媒である。これらは好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノールも しくはイソプロパノールのようなアルコール類、またはジエチルエーテル、ジオ キサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルもしくはジエチレン グリコールジメチルエーテルのようなエーテル類、アセトニトリルまたはヘキサ メチルホスホロアミドもしくはジメチルホルムアミドのようなアミド類、または 酢酸または塩化メチレンもしくは四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素、また はベンゼンもしくはトルエンのような炭化水素を含む。上述した溶媒の混合物を 使用することも可能である。エタノールが好ましい。 反応温度は比較的広い範囲で変動できる。一般的に、反応は+10℃から+150 ℃の間、好ましくは+20℃から+100℃の間、特に特定溶媒の沸 点で行われる。 反応は常圧で、しかし加圧または減圧(例えば0.5−3バール)でも行うことが できる。一般的に反応は、常圧で行う。 酸化に適当な溶媒は、反応条件下で変化しないすべての不活性な有機溶媒であ る。これらは好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノールもしくはイソ プロパノールのようなアルコール類、またはジエチルエーテル、ジオキサン、テ トラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルもしくはジエチレングリコール ジメチルエーテルのようなエーテル類、アセトニトリルまたはヘキサメチルホス ホロアミドもしくはジメチルホルムアミドのようなアミド類、または酢酸または 塩化メチレンもしくは四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素、またはベンゼン もしくはトルエンのような炭化水素を含む。上述した溶媒の混合物を使用するこ とも可能である。塩化メチレンが好ましい。 一般的に適当な酸化剤は、2,3-ジクロロ-4,5-ジシアノ-p-ベンゾキノンおよび その誘導体、ピリジニウム、ジクロメート、元素臭素またはヨウ素および二酸化 マンガンである。二酸化マンガンが好ましい。 一般的に、酸化剤は一般式(IV)の化合物1モルに対して、1モルから20モル 、好ましくは1モルから5モルの量で使用する。 反応温度は比較的広い範囲内で変動できる。一般的に、反応は+10℃から+15 0℃の間、好ましくは+20℃から+100℃の間、特に使用する溶媒の沸点で行われ る。 反応は常圧で、しかし加圧または減圧(例えば0.5−3バール)でも行うことが できる。一般的に反応は、常圧で行う。 カルボン酸エステルの加水分解は、エステルを不活性溶媒中で通例の 塩基により処理することにより常法に従い行う。 加水分解のために適当な塩基は、通例の無機塩基である。これらには好ましく は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化バリウムのようなア ルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物、あるいは炭酸ナトリウム または炭酸カリウムまたは炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸塩を含 む。好ましくは、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムが使用される。 加水分解のために適当な溶媒は、水または加水分解に通常使用される有機溶媒 である。これらは好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ ロパノールもしくはブタノールのようなアルコール類、またはテトラヒドロフラ ンもしくはジオキサンのようなエーテル類、またはジメチルホルムアミドもしく はジメチルスルホキシドを含む。メタノール、エタノール、プロパノールまたは イソプロパノールのようなアルコールが好ましく使用される。上述の溶媒の混合 物も使用できる。 一般的に加水分解は、0℃から+100℃、好ましくは+20℃から+80℃の温度 範囲で行われる。 加水分解は一般的に常圧で行われる。しかし減圧または加圧(例えば0.5−5バ ール)で処理することも可能である。 鏡像異性体的に純粋な形は、例えばR1が光学的に活性なエステル基を表す一 般式(I)の化合物のジアステレオマー混合物を常法に従い分離し、次に直接エ ステル交換を行うか、または始めにキラルなカルボン酸を製造し、そして次に鏡 像異性体的に純粋な化合物をエステル化により製造するかのいずれかにより得ら れる。 ジアステレオマーの分離は、一般的に分別結晶によるか、カラムクロ マトグラフィーによるか、または向流分配のいずれかにより行われる。どれが最 適な方法であるかは、その場その場で決めなければならず、個々の方法を組み合 わせて使用することが好都合な場合もある。結晶法または向流分配または両方法 の組み合わせによる分離が特に適当である。 鏡像異性体的に純粋な化合物は、キラル相でのラセミエステルのクロマトグラ フィーによっても得ることができる。 一般式(II)および(III)の化合物自体は、周知である。 一般式(IV)の化合物は知られている場合もあるが、または例えば上記のよう に製造できる。 本発明の一般式(I)の化合物は、予見できない、有用な薬理学的活性スペク トルを表す。 この化合物は高伝導度(BK(Ca)チャンネル)、特に中枢神経系のカルシ ウム−依存性カリウムチャンネルに選択性を持つモジュレーターである。 この化合物の薬理学的性質から、これらは例えば多発性脳梗塞痴呆(MID) 、一次性変性痴呆(PDD)、アルツハイマー疾患型の初期および老年痴呆、H IV痴呆ならびに他の種類の痴呆を初めとする痴呆、パーキンソン病または筋萎 縮性側索硬化症および多発性硬化症のような変性中枢神経系疾患の処置用の医薬 品の製造に使用できる。 この活性化合物はさらに、老年における脳機能疾患、器官脳症候群(organic brain syndrome:OBS)および加齢−に関連する記憶疾患(加齢−に関連する記憶 障害、AAMI)の処置に適する。 これらの化合物は、例えば大脳虚血、発作、頭蓋脳の外傷およびクモ膜下出血 のような大脳循環疾患の続発症の予防および処置に適する。 これらの化合物はまた、例えば***症のような鬱および精神病の処置に有用で ある。それらはさらに、神経内分泌物質の分泌、および神経伝達物質の分泌の疾 患、およびそれに関連する、例えばマニア、アルコール症、薬物乱用、依存症ま たは異常な摂食行動のような健康疾患の処置に適当である。他の応用分野は、片 頭痛、睡眠疾患および神経障害の処置である。それらはさらに鎮痛剤としても適 する。 この活性化合物はさらに、免疫系、特にT−リンパ球増殖、および特に子宮、 膀胱および気管支管のような平滑筋系に影響を及ぼす疾患の処置、ならびにそれ に関連する例えば喘息および尿失禁の様な疾患の処置、ならびに高血圧、不整脈 、狭心症および糖尿病の処置に適する。C6−BU1グリオーム細胞からの86ルビジウム流出 この実験は、Tasら(Neurosci.Lett.94,279-284(1988))により記載された方 法に従いわずかに変更して行った。このために、ラットC6-BUIグイオーム細胞を 、24-ウェル培養皿中で培養する;実験日に、培養基を取り出し、そして細胞を インキューベーション媒質(HEPES-緩衝化塩溶液:HBS、HEPES 20mM、NaCl 150、 KCl 5.4、CaCl2 1.8、MgCl2 0.8、NaHPO4 0.84、グルコース5.5から成る)で徹 底的に洗浄する。細胞に次にインキューベーション媒質中の86ルビジウム(86Rb 、0.25μCi/ウェル)を60分間のせる。86Rb溶液を吸引濾過し、そして細胞を洗 浄した後、試験物質の不在または存在下で1μMのイオノマイシンをインキュー ベーション緩衝液(全量0.5ml)にピペットで入れ、86Rb流出を刺激し、そして 混合物を37℃で10分間インキューベーションする。流出を測定するために、上清 を計数容器に移す。まだ残っている細胞内86Rbを測定するために、細胞を0.5M N aOH/0.1 % Triton X 100で30分間処理する。溶液を次に 計数容器に移す。計数容器に含まれる86Rbの量は、液体シンチレーションカウン ター中で測定する。イオノマイシンにより生成される上記の基本的な流出の増加 をデータから計算し、そして100%と設定する。試験物質存在下での剌激は、こ の値に基づく。 本発明はまた、不活性な、非毒性の、薬学的に適する補助剤および賦形剤に加 えて、1つ以上の式(I)の化合物を含む医薬組成物、または1つ以上の式(I )の活性物質を含む医薬組成物、およびこれら組成物の調製法を含む。 式(I)の活性物質は、組成物中に全混合物の0.1−99.5重量%、好ましくは0 .5−95重量%濃度で存在すべきである。 式(I)の活性物質に加えて、医薬組成物は他の薬学的に活性な物質も含んで よい。 上記の医薬組成物は、例えば補助剤(1つまたは複数)および賦形剤(1つま たは複数)を使用して既知の方法に従い常法で調製できる。 一般的に、式(I)の活性物質(1つまたは複数)を、体重を基本として24時 間毎に、全量約0.01−約100mg/kg、好ましくは全量約1mg/kg−50mg/kgを、適当 であるならば幾つかに分割した投与量の状態で投与して所望の結果を達成するこ とが有利であると証明された。 しかし、種および処置される患者の体重により、医薬品に対する個人的な挙動 により、疾患の性質および重症度により、調製および投与の種類により、そして 投与する時間または間隔により、上記の量からはずれることが有利な場合もある 。 溶出混合液: a:塩化メチレン/AcOEt 10+1 b:塩化メチレン/MeOH 10+1 c:pE/AcOEt 7+3 d:PE/AcOEt 1+3出発化合物 実施例I イソプロピル 3,4,5,8-テトラヒドロ-8-(4-クロロフェニル)-1,1-ジオキソ-2H -チオピラノ-[2,3-b]-ピリジン-7-カルボキシレート 2.40g(20ミリモル)の4-クロロベンズアルデヒド、4.86g(20ミリモル)のイソプ ロピルアミノクロトネートおよび2.96g(20ミリモル)のテトラヒドロチオピラン- 3-オン-1,1-ジオキシドを、エタノール中、還流下で3時間沸騰させる。沈殿し た固体を吸引濾過し、そしてエタノールで洗浄(5g、63%)する。製造例 実施例1 イソプロピル3,4-ジヒドロ-8-(4-クロロフェニル)-1,1-ジオキソ-2H-チオピラ ノ-[2,3-b]-ピリジン-7-カルボキシレート 2.0g(5.0ミリモル)の実施例Iからの化合物を、150mlのCH2Cl2に溶解し、そし て7.0gのMnO2で処理する。混合物を還流下で2時間維持し、Celiteを通して吸引 濾過し、そして濃縮する。残渣をエーテル/石油エーテルから晶出する。1.77g( 90%)を得る、(MS:393)、Rf(b)0.86。 表Iに掲げる化合物は、実施例1の方法に準じて製造する:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,L K,LV,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,RO,RU,SD,SI,SK,UA,US,UZ, VN (72)発明者 シヨーエ−ロープ, ルドルフ ドイツ連邦共和国デー−42327ブツペルタ ール・アルントシユトラーセ10アー (72)発明者 ゾマーマイヤー, ヘニング ドイツ連邦共和国デー−51061ケルン・サ ルバトールシユトラーセ25 (72)発明者 グラザー, トマス ドイツ連邦共和国デー−51491オフエラー ト・バイデンホフ8 (72)発明者 ビトカ, ライリンデ ドイツ連邦共和国デー−51069ケルン・ハ イデシユトラーセ21 (72)発明者 ド・ブリ, ジヤン−マリー−ビクトル ドイツ連邦共和国デー−51503レスラト・ アデレンホフ36

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式(I) 式中、 Aは、それぞれ場合によってはニトロ、シアノ、3−7個の炭素原子を有する シクロアルキル、ハロゲンおよびトリフルオロメチルから成る群から選択される 同一もしくは異なる置換基により、または各々の場合で最高6個の炭素原子を有 する直鎖もしくは分枝アルキルチオアルキルまたはアルコキシにより、3回まで 置換されてもよい6−10個の炭素原子を有するアリール、またはピリジルを表 し、 R1は水素または最高8個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表 す、 のジオキソ-チオピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体、およびそれらの塩。 2.Aが、それぞれ場合によってはニトロ、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ 素、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシ ルから成る群から選択される同一もしくは異なる置換基により、または各々の場 合で最高4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルチオ、アルキルまた はアルコキシにより、3回まで置換されてもよいフェニル、ナフチルまたはピリ ジルを表し、 R1は水素または最高6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アル キルを表す、 請求の範囲第1項に記載のジオキソ-チオピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体、 およびそれらの塩。 3.Aが、それぞれ場合によってはニトロ、シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ 素、トリフルオロメチル、シクロヘキシル、メチルおよびメトキシから成る群か ら選択される同一もしくは異なる置換基により、またはメチルチオにより、3回 まで置換されてもよいフェニルまたはピリジルを表し、 R1は水素または最高4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝アルキルを表 す、 請求の範囲第1項に記載のジオキソ-チオピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体、 およびそれらの塩。 4.治療に使用するための、請求の範囲第1ないし第3項に記載のジオキソ-チ オピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体。 5.一般式(II) A−CHO (II) 式中、 Aは上記意味を有する、 のアルデヒドを、一般式(III) 式中、 R3は上記R1の意味を有するが、水素は表さない、 の化合物およびテトラヒドロチオピラン-3-オン-1,1-ジオキシドと、不 活性溶媒中で反応させて、初めに一般式(IV) 式中、 AおよびR3は上記の意味を有する、 の化合物を生成し、そして第二工程で不活性溶媒中で酸化を行い、そして酸(R1 =H)の場合には、エステルを加水分解する、ことを特徴とする、請求の範囲 第1ないし第3項に記載のジオキソ-チオピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体の 製造法。 6.二酸化マンガンを酸化剤として使用することを特徴とする、請求の範囲第5 項に記載の方法。 7.請求の範囲第1ないし第3項に記載の少なくとも1つのジオキソ-チオピラ ノ-ピリジン-カルボン酸誘導体を含む医薬品。 8.高伝導度のカルシウム−依存性カリウムチャンネルの選択的モジュレーショ ンのための、請求の範囲第7項に記載の医薬品。 9.医薬品を製造するための、請求の範囲第1ないし第3項に記載のジオキソ- チオピラノ-ピリジン-カルボン酸誘導体の使用。 10.高伝導度のカルシウムー依存性カリウムチャンネルの選択的モジュレータ ー生成のための、請求の範囲第9項に記載の使用。
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