JPH1049021A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1049021A
JPH1049021A JP20802196A JP20802196A JPH1049021A JP H1049021 A JPH1049021 A JP H1049021A JP 20802196 A JP20802196 A JP 20802196A JP 20802196 A JP20802196 A JP 20802196A JP H1049021 A JPH1049021 A JP H1049021A
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JP
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cleaning blade
toner
image
blade
forming apparatus
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JP20802196A
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English (en)
Inventor
Koji Matsushita
浩治 松下
Kuniaki Kashiwakura
邦章 柏倉
Yasunori Nakayama
康範 中山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体上に静電潜像を形成し、この潜像を
トナーにより現像して可視トナー像とし、このトナー像
を記録材に転写定着させる画像形成装置であり、転写
後、この像担持体上に残留するトナーを除去するため
の、エッジ部分がこの像担持体に圧接されるクリーニン
グブレードを含むクリーニング装置を備える画像形成装
置であって、長期にわたり使用してもクリーニングブレ
ードの反転現象(めくれ)が生じ難く、安定した十分な
クリーニング性能が得られ、それだけ良好な画像形成が
行えるとともに、クリーニングブレードの反転現象を防
止するために高コストを要しない画像形成装置を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 クリーニングブレード611は、反発弾
性が10%以上65%以下であり、残留トナーは、平均
粒径が3μm以上15μm以下であり、帯電量絶対値が
5μC/g以上50μC/g以下である画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、特
に、感光体や誘電体等の像担持体上に形成されたトナー
像を記録材へ転写したあと該像担持体上に残留するトナ
ーを除去するための該像担持体に圧接されるクリーニン
グブレードを含むクリーニング装置を備える画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機、ファクシミリ、
プリンタ等の画像形成装置においては、感光体や誘電体
等の像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像
剤であるトナーにより現像して、通常は、該トナー像が
記録材に転写される。このとき、大部分のトナーは記録
材に転写されるが、一部のトナーは像担持体上に残留す
る。残留トナーは画像不良等の発生の原因となるため、
クリーニング装置により除去される。
【0003】クリーニング装置は種々のタイプのものが
提案されているが、例えば、クリーニングブレードを使
用するタイプのクリーニング装置においては、クリーニ
ングブレードのエッジ部分が像担持体に圧接され、該エ
ッジ部分により像担持体上の残留トナーが掻き落とされ
る。このタイプのクリーニング装置の場合、クリーニン
グブレードのエッジ部分を像担持体に圧接して使用して
いると、像担持体の表面移動に伴って、エッジ部分に像
担持体との摩擦力が加わり、エッジ部分が次第に像担持
体表面移動方向に引きずられ変形する反転現象(めく
れ)が発生する。この反転現象は、クリーニングブレー
ドの寿命を短くし、また、クリーニング不良、ひいては
画像不良を発生させる。
【0004】この点、特開平1−214890号公報に
よると、クリーニングブレードの少なくとも像担持体に
圧接するエッジ部を含む表面に、粗さ1μm以上、トナ
ーの平均粒径の1/2以下の凹凸を形成することによ
り、ブレードのめくれを防止できることが開示されてい
る。また、実開平2−55270号公報によると、クリ
ーニングブレードの像担持体に接する部分の表面粗さを
3〜7μmRzとすることにより、ブレードのめくれの
他、チャタリングやコメットも防止できることが開示さ
れている。
【0005】ブレードのエッジ部分の表面に前記のよう
な適度な粗さを与える方法としては、該表面をバフ研磨
等で荒らす方法、該表面に小径粒子を含有する樹脂等を
塗布する方法、クリーニングブレード全体に小径粒子を
含ませる方法等が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平1−214890号公報及び実開平2−55270
号公報が教える各画像形成装置は、いずれも、クリーニ
ングブレードのエッジ部表面をバフ研磨等で荒らすこと
により適度な表面粗さを与える場合、長期にわたり使用
して該エッジ部分が摩耗すると、該表面の凹凸が小さく
なり規定の表面粗さが維持できず、ブレードのめくれが
生じ易くなる。
【0007】また、クリーニングブレードのエッジ部分
表面に小径粒子を含有する樹脂等を塗布する場合も、同
様に長期にわたり使用して該エッジ部分が摩耗すると、
該表面の凹凸が小さくなり規定の表面粗さが維持でき
ず、ブレードのめくれが生じ易くなる。また、この場
合、クリーニングブレード製造工程に樹脂を塗布する工
程が加わるため、手間を要するとともに、コスト高につ
く。
【0008】また、クリーニングブレード自体に小径粒
子を含ませる場合は、長期にわたり使用してエッジ部分
が摩耗しても規定の表面粗さは維持できるが、ブレード
に与える小径粒子の量が多いためコスト高につく。ま
た、エッジ部分の摩耗等によりブレードから遊離した小
径粒子が現像装置等に入り込み、現像特性等に悪影響を
及ぼす恐れもある。
【0009】そこで本発明は、像担持体上に静電潜像を
形成し、該潜像をトナーにより現像して可視トナー像と
し、該トナー像を記録材に転写定着させる画像形成装置
であり、転写後、該像担持体上に残留するトナーを除去
するための、エッジ部分が該像担持体に圧接されるクリ
ーニングブレードを含むクリーニング装置を備える画像
形成装置であって、長期にわたり使用してもクリーニン
グブレードの反転現象(めくれ)が生じ難く、安定した
十分なクリーニング性能が得られ、それだけ良好な画像
形成が行えるとともに、クリーニングブレードの反転現
象を防止するために高コストを要しない画像形成装置を
提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、像担持体上に静電潜像を形成し、該潜像を
トナーにより現像して可視トナー像とし、該トナー像を
記録材に転写定着させる画像形成装置であり、転写後、
該像担持体上に残留するトナーを除去するための、エッ
ジ部分が該像担持体に圧接されるクリーニングブレード
を含むクリーニング装置を備える画像形成装置であっ
て、前記クリーニングブレードは、反発弾性が10%以
上65%以下、より好ましくは10%以上60%以下で
あり、残留トナーは、平均粒径が3μm以上15μm以
下、より好ましくは3μm以上12μm以下であるとと
もに、帯電量絶対値が5μC/g以上50μC/g以
下、より好ましくは10μC/g以上50μC/g以下
であることを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0011】本発明において、クリーニングブレードの
反発弾性を前記範囲に設定したのは、後述する実験で示
されるように、この範囲内でクリーニングブレードのめ
くれが発生し難いからである。なお、ここでいう「反発
弾性」は、温度25℃、湿度50%の環境下で、JIS
K6255に定められる測定方法により測定される値
である。
【0012】また、本発明において、残留トナーの平均
粒径を前記範囲に設定したのは、同様に後述する実験で
示されるように、この範囲内では、クリーニングブレー
ドの反発弾性を広範囲にわたり変化させてもクリーニン
グブレードのめくれが発生し難いからである。トナー平
均粒径が15μmより大きいとクリーニングブレードと
像担持体との間で滑材効果が小さくなり、摩擦力が大き
くなるため、クリーニングブレードのめくれが発生し易
くなると考えられる。また、3μmより小さいとクリー
ニングブレードによってトナーを掻き落とすことは極め
て困難でクリーニング不良、画像不良が発生しやすい。
【0013】また、本発明において、前記トナーの単位
重量あたりの帯電量の絶対値を前記範囲に設定したの
は、同様に後述する実験で示されるように、この範囲内
では、クリーニングブレードの反発弾性を広範囲にわた
り変化させてもクリーニングブレードのめくれが発生し
難いからである。また、トナー帯電量が5μC/gより
小さいとトナーと像担持体の吸着力が弱まり、クリーニ
ングブレードとの接触によりトナーが容易に弾かれて滑
材効果が低下し、その結果、クリーニングブレードのめ
くれが発生し易くなると考えられる。また、50μC/
gより大きいと現像性が悪くなりがちで、これにより画
像上濃度が不足して実用的ではない。
【0014】本発明の画像形成装置によると、クリーニ
ングブレードの反発弾性、残留トナーの平均粒径及び単
位重量あたりの帯電量の絶対値を前記範囲の値に設定し
ているため、後述する実験で示されるように、クリーニ
ングブレードのめくれが発生し難い。これは、クリーニ
ングブレードの反発弾性が65%以下に抑えられている
ため、像担持体の移動に伴うクリーニングブレードのエ
ッジ部の振動が小さくなり、その分クリーニングブレー
ドのめくれる方向に加わる力が小さくなること、残留ト
ナーの平均粒径が15μm以下に抑えられているため、
該トナーが像担持体とクリーニングブレードエッジ部と
の間の潤滑剤として作用すること、及び残留トナーの帯
電量絶対値が5μC/g以上と大きいため、該トナーと
像担持体との吸着力が大きくなり、移動する像担持体と
クリーニングブレードエッジ部との間を極微小なトナー
やトナーの後処理剤等が抜けていき、これらが潤滑剤と
して作用していることによるものと考えられる。
【0015】前記像担持体には、例えば、感光体や誘電
体を用いることができる。感光体としては、有機感光体
(OPC)、セレンヒ素感光体、セレンテルル感光体、
セレン感光体、CdS感光体、アモルファスシリコン感
光体等の公知のものを例示できる。また、誘電体として
は、ポリカーボネイト、ポリエステル、ポリアミド、ア
セテート、アクリル、ポリエチレン、ポリイミド、ポリ
ウレタン等からなるものを例示できる。いずれにしても
像担持体の形状は、ドラム状やベルト状等を例示でき
る。
【0016】前記クリーニングブレードの材質は、耐摩
耗性、耐オゾン性、耐トナー性、化学的安定性(像担持
体との反応性が低い)、加工性等に優れることが要求さ
れる。このような材料としては、ポリウレタン系樹脂、
ポリテトラフルオロエチレン樹脂等を用いることができ
るが、この限りではない。前記クリーニングブレードの
像担持体への圧接方式は、カウンター方式を採用でき
る。
【0017】クリーニングブレードの像担持体への圧接
状態としては、像担持体とクリーニングブレードとの接
点で該像担持体にひいた接線とクリーニングブレードと
のなす角度のうち小さい方の角度(以下、「圧接角度」
という。)が5〜25°程度であることが考えられる。
なお、クリーニングブレードの像担持体への圧接方式
は、カウンター方式とトレーリング方式とがあるが、こ
の圧接角度は、図11(A)に示すカウンター方式のク
リーニングブレードにおいてはθ1 及びθ2 のうち小さ
い方のθ1を指す。図11(B)に示すトレーリング方
式のクリーニングブレードにおいてはθ3及びθ4 のう
ち小さい方のθ3を指す。
【0018】上記圧接角度は、5°より小さいと、クリ
ーニングブレードのエッジ部のみならず中ほどの部分も
像担持体に圧接されるようになり、トナーの阻止力が著
しく低下しトナーがすり抜けやすくなり、25°より大
きいとクリーニングブレードがめくれる方向に大きな応
力が発生し、クリーニングブレードの反発弾性が前記範
囲内にあってもカウンター方式の場合にはクリーニング
ブレードのめくれが発生する場合があり、トレーリング
方式の場合にはトナーのすり抜けが発生する場合があ
る。そして、いずれの場合もその結果帯電装置等により
画像形成装置内が汚れたり、画像にスジ状或いは帯状の
ノイズが発生する場合がある。ここではクリーニングブ
レードのめくれの発生を抑制することを課題としてい
る。
【0019】前記クリーニングブレードの像担持体への
圧接力はトナーを掻き取るための要素として重要で、
0.5〜5g/mm程度が好ましい。これは、0.5g
/mmより小さいとトナー阻止力が弱くなりトナーの拭
き残しが発生し易くなるからであり、5g/mmより大
きいと像担持体とクリーニングブレード間の摩擦力が大
きすぎて、クリーニングブレードの波打ちやめくれ、エ
ッジ部分の欠け等が生じ易く、クリーニング不良、ひい
ては画像不良となり易いからである。また、5g/mm
より大きいと、白ベタ原稿等が多く複写されてブレード
エッジ部のトナー溜まりがなくなってくると、潤滑効果
が低下してブレードのめくれが生じ易くなる。なお、圧
接力が前記範囲内であっても、クリーニングブレードエ
ッジの弾性が失われるような力を加える場合はトナーの
拭き残しが発生し易くなる。
【0020】また、クリーニングブレードのめくれは、
通常、クリーニングブレードのエッジ部が像担持体表面
を円滑に滑らないから発生するのであるが、クリーニン
グブレードによっては像担持体にかかるトルク、換言す
れば、クリーニングブレードと像担持体との摺擦により
ブレードがひっくり返る方向に持っていかれようとする
力もブレードのめくれと関係が深い。クリーニングブレ
ードの長さがL〔cm〕であれば、像担持体にかかるト
ルクが、0.005L〔kg〕以上0.057L〔k
g〕以下、より好ましくは0.005L〔kg〕以上
0.04L〔kg〕以下であるとクリーニングブレード
めくれは発生しにくい。なお、前記のブレード長さL
〔cm〕は、クリーニングブレードと像担持体とが像担
持体の回転軸方向にわたり接触している部分の長さであ
る。また、像担持体がドラム形状の場合は軸トルクで表
わすこともできる。ドラム半径がr〔cm〕の場合、軸
トルクが0.005L・r〔kg・cm〕以上0.05
7L・r〔kg・cm〕以下、より好ましくは0.00
5L・r〔kg・cm〕以上0.04L・r〔kg・c
m〕以下であるとクリーニングブレードめくれは発生し
にくい。
【0021】また、クリーニングブレードの突き出し量
は厚さの1倍以上10倍以下、より好ましくは1倍以上
5倍以下であることが望ましい。これは、突き出し量が
ブレード厚さより小さいと、像担持体の偏心等により像
担持体とクリーニングブレードとのなす角度の変化が大
きくなり、その結果トナーの拭き残しが多くなり易いか
らであり、突き出し量が厚さの10倍より大きいと、ク
リーニングブレードがめくれる方向のモーメントが大き
くなり、クリーニングブレードがめくれ易くなるからで
ある。
【0022】なお、前記クリーニングブレードの突き出
し量とは、クリーニングブレードを支持体上で片持ち支
持した状態で、該支持体から突き出た部分の長さを指
す。また、本発明において、トナーの流動性を向上させ
るために、トナーに例えば2酸化ケイ素(SiO2 )や
2酸化チタン(TiO2 )等の後処理剤を添加すること
が考えられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1(A)は本発明に係る画像形
成装置の1例の概略構成図である。この装置は、像担持
体であるドラム状感光体11を備え、感光体ドラム11
の周辺に帯電装置として帯電ローラ21、現像装置3
1、転写装置として転写ローラ41、記録材の除電及び
分離装置として除電針51及びクリーニング装置61が
この順序で配置されている。感光体11は図中矢印で示
すように、反時計回りに、ここでは100mm/sec
の速度で回転駆動される。
【0024】帯電ローラ21には、交流電圧にマイナス
直流電圧を重畳することができる電源が接続されてお
り、感光体ドラム11表面をマイナス電位に帯電させる
ことができる。記録像光Lは、帯電ローラ21と現像装
置31の間から感光体11表面の前記帯電ローラ21に
より一様に帯電せしめられた領域に照射される。記録像
光Lは、画像形成装置がアナログ複写機の場合、照明ラ
ンプ、反射ミラー、結像レンズ等を含む光学走査系によ
り原稿画像の反射光が導かれるものである。画像形成装
置がデジタル複写機の場合、前記光学走査系により読み
取られた原稿画像がCCD等のイメージセンサにより光
電変換され、一旦メモリ等の記憶手段に記憶され、該記
憶手段に記憶されているデータに基づいて半導体レーザ
等を含む露光手段により照射されるものである。画像形
成装置がプリンタ、ファクシミリの場合、該プリンタ、
ファクシミリに接続されるコンピュータ等のホスト機器
から入力される画像データに基づいて半導体レーザ等を
含む露光手段により照射されるものである。
【0025】感光体ドラム11は有機感光体(OPC)
を使用している。この有機感光体は、図1(B)に示す
ように、円筒状のアルミニウム素管111の表面に、ビ
スアゾ顔料及びバインダー樹脂よりなる厚さ1μm以下
の電荷発生層112、ヒドラゾン誘導体とポリカーボネ
イト樹脂よりなる厚さ約23μmの電荷輸送層113を
この順に積層して形成したものである。
【0026】現像装置31は、帯電ローラ21によって
負極性に帯電された感光体ドラム11に、ネガの記録像
光Lを照射することにより作成されるポジの静電潜像
を、現像装置31内に収容されている帯電された粉体や
粒子により顕像化することができるもので、本例では正
極性に帯電した非磁性トナー粉体と磁性キャリアを用い
る2成分乾式現像方式により静電潜像をポジに顕像化す
ることができるものである。
【0027】クリーニング装置61は、ポリウレタン系
樹脂からなるクリーニングブレード611を備えてお
り、ブレード611はエッジ部分が感光体ドラム11に
圧接されている。クリーニングブレード611はカウン
ター方式で感光体ドラム11にエッジ部分を当接してい
る。この画像形成装置において、ブレード611の反発
弾性は常温で10%以上65%以下、より好ましくは6
0%以下であり、ブレード611の突き出し量は厚さの
1〜10倍、より好ましくは1〜5倍であり、感光体ド
ラム11とブレード611とのなす角度のうち小さい方
が5〜25°であり、ブレード611のドラム11への
圧接力は0.5〜5g/mmである。また、用いるトナ
ーは平均粒径が3μm以上、15μm以下、より好まし
くは12μm以下であり、単位重量あたりの帯電量の絶
対値が5μC/g以上、より好ましくは10μC/g以
上、50μC/g以下である。また、ブレード611の
長さがL〔cm〕のとき、感光体ドラム11にかかるト
ルクは0.005L〔kg〕以上0.057L〔kg〕
以下、より好ましくは0.04L〔kg〕以下である。
【0028】この画像形成装置によると、図1(A)中
反時計回りに回転駆動される感光体ドラム11は、その
表面を帯電ローラ21により負電位に均一に帯電され、
帯電された感光体ドラム11に記録像光Lが照射される
ことにより記録像光Lに応じた静電潜像が形成される。
静電潜像は現像装置31によりトナー像とされ、図示し
ない給紙手段により給紙される記録材に転写ローラ41
により転写される。トナー像が転写された記録材は、除
電針51により感光体ドラム11から分離された後、図
示しない定着手段によりトナー像が定着され、装置外に
排出される。
【0029】一方、記録材に転写されずに感光体ドラム
11に残留したトナーは、次の画像形成工程に悪影響を
及ばさないように、クリーニング装置61により除去さ
れる。なお、画像調整用として感光体ドラム11上に作
成されるパターン等は記録材に転写されず、そのままク
リーニング装置61により除去される。トナーを除去す
るにあたり、クリーニングブレード611は、そのエッ
ジ部分が感光体ドラム11の表面に押し当てられ、該エ
ッジ部分で残留トナーを掻きとる。
【0030】次に、図1に示すタイプの画像形成装置を
用いて、クリーニングブレードのめくれに及ぼすクリー
ニングブレードの反発弾性の影響を調べた実験について
説明する。クリーニングブレード611の厚さを2m
m、突き出し量を8mm(厚さの4倍)に、残留トナー
の平均粒径を12μm、帯電量絶対値を10μC/gに
設定し、クリーニングブレード材料であるポリウレタン
系樹脂の種類をアジペート系、カプロラクトン系等に変
化させたり、クリーニングブレードの製造方法やその条
件を変化させることで反発弾性を種々変え、白ベタ原稿
100枚複写後のブレードのめくれの有無を調べた。白
ベタ原稿を用いたのは、クリーニングブレードエッジ部
のトナー溜まりを少なくして潤滑効果を低下させ、めく
れが生じ易い条件にするためである。なお、この実験は
常温下で行った。なお、感光体11へのブレード圧接角
は11°、圧接力は2g/mm、ブレード長さを350
mm、感光体直径を100mmとした。
【0031】結果を図6に示す。これによると、残留ト
ナーの平均粒径12μm、帯電量絶対値10μC/gの
場合、クリーニングブレードの反発弾性が65%以下で
あればクリーニングブレードのめくれは発生しないこと
が分かる。また、ここには示していないが、反発弾性が
10%より小さいと、クリーニングブレードエッジ部の
復元力が弱くなるため、クリーニングブレードと像担持
体との接触時間が短くなり、その結果クリーニング性能
が低下し、拭き残しが生じ易くなるため、10%以上と
することが望ましい。
【0032】なお、図1に示す画像形成装置において
は、像担持体として、円筒状のアルミニウム素管表面
に、ビスアゾ顔料及びバインダー樹脂よりなる電荷発生
層、ヒドラゾン誘導体とポリカーボネイト樹脂よりなる
電荷輸送層をこの順に積層して形成した有機感光体を使
用したが、この他、円筒状のアルミニウム素管にアルマ
イト処理を行い、フタロシアニン系顔料及びバインダー
樹脂よりなる電荷発生層、ヒドラゾン誘導体とポリカー
ボネイト樹脂よりなる電荷輸送層をこの順に積層して形
成した有機感光体を使用することもできる。また、導電
性基板の上に電荷発生層、電荷輸送層及びオーバーコー
ト層を設けたものや、電荷発生層と電荷輸送層を逆積層
したものや、導電性基板の上にアンダーコート層を設け
たもの等を使用することもできる。有機感光体以外に
も、既述のとおり、像担持体としてセレンヒ素感光体、
セレンテルル感光体、セレン感光体、CdS感光体、ア
モルファスシリコン感光体や誘電体等を使用することも
できる。
【0033】また、ここでは帯電手段として帯電ローラ
を用いたが、この他、スコロトロン帯電チャージャー、
帯電ブラシ、回転帯電ブラシ等の公知の帯電手段を用い
ることもできる。また、ここでは転写手段として転写ロ
ーラを用いたが、この他、転写チャージャー等の公知の
転写手段を用いることもできる。
【0034】また、ここでは分離手段として除電針を用
いたが、この他、分離チャージャー等の公知の分離手段
を用いることもできる。また、掻き落したトナーを収納
するための廃トナーボトルに該廃トナーを搬送するため
の搬送スクリューを設けてもよい。また、クリーニング
ブレードを採用することに加え、像担持体上の紙粉や異
物を取り除いたり、像担持体上の残留トナーを掻き取っ
たり、逆にトナー等の少ない像担持体の部分にトナー等
を供給したり、バイアス電源を接続することで残留トナ
ーの帯電量を制御できるクリーナーブラシ、クリーナー
ローラを備えることもできる。また、ここではクリーニ
ングブレード材料としてポリウレタン系樹脂を用いた
が、この他、ポリテトラフルオロエチレン樹脂等を使用
することもできる。
【0035】また、ここでは現像装置として2成分乾式
現像方式によるものを用いたが、この他トナー粉体のみ
を用いる1成分乾式現像方式等による現像装置を用いる
こともできる。本発明の画像形成装置は、クリーニング
前の像担持体の表面電位やトナーの帯電量を制御するた
めのクリーナー前チャージャや、光除電装置等の除電手
段を備えることもできる。
【0036】上記のように本発明の画像形成装置は像担
持体等の組み合わせにより様々な態様をとることがで
き、その例を図2〜5に示す。図2〜図5はいずれも本
発明にかかる画像形成装置の概略構成図である。図2の
画像形成装置は、像担持体として図1に示すものと同じ
有機感光体ドラム11を備え、その周辺に、スコロトロ
ン帯電チャージャー22、現像装置31、転写チャージ
ャー42、分離チャージャー52、クリーナー前チャー
ジャー7、カウンター方式で感光体ドラム11に圧接さ
れるクリーニングブレード621や、掻き取ったトナー
を図示しない廃棄ボトルに搬送するための搬送スクリュ
ー622を備えるクリーニング装置62、光除電装置8
が配置されている。記録像光Lは、ポジのものが帯電チ
ャージャー22と現像装置31の間から照射される。
【0037】図2に示す画像形成装置によると、記録材
上に転写されずに感光体ドラム11上に残留したトナー
は、直流成分がバイアスされた交流のクリーナー前チャ
ージャー7により残留トナーの帯電量が制御された後、
クリーニング装置62により除去される。また、画像調
整用として感光体ドラム11上に作成されるトナーパタ
ーン等も同様に、クリーニング装置62により除去され
る。
【0038】この画像形成装置においても、ブレード6
21の反発弾性、厚さ、突き出し量、感光体ドラム11
への圧接角、ドラム11への圧接力、トナーの平均粒
径、トナーの単位重量あたりの帯電量の絶対値、感光体
ドラム11にかかるトルク及びドラム11の回転速度は
図1の装置と同様の範囲内に設定する。この画像形成装
置を使用して、クリーナー前チャージャー7により残留
トナーの帯電量を10μC/gに制御しながら前記図1
の装置による実験と同様の実験を行ったところ、クリー
ニングブレードのめくれの発生状況は図6に示すものと
ほぼ同様の結果が得られた。
【0039】次に、図2に示すタイプの画像形成装置を
用いて、クリーニングブレードのめくれに及ぼすクリー
ニングブレードの反発弾性の影響を調べた実験について
説明する。直流成分がバイアスされた交流のクリーナー
前チャージャー7の直流成分を変えることにより、残留
トナーの帯電量絶対値を5μC/gに設定し、またその
平均粒径を15μmとした。また、クリーニングブレー
ドの反発弾性を前記実験と同様にして種々変え、白ベタ
原稿100枚複写後のブレードのめくれの有無を調べ
た。なお、他の実験条件(ブレード圧接角等)は図1の
装置による実験の場合と同様にした。この実験も常温下
で行った。
【0040】結果を図7に示す。これによると、残留ト
ナーの平均粒径15μm、帯電量絶対値5μC/gの場
合、クリーニングブレードの反発弾性が60%以下であ
ればクリーニングブレードのめくれは発生しないことが
分かる。図1に示すタイプの画像形成装置を用い、残留
トナーの平均粒径12μm、帯電量絶対値10μC/g
として同様の実験を行った結果(図6)と比べると、残
留トナーの帯電量絶対値は5μC/g以上50μC/g
以下の範囲内では大きい方が、残留トナーの平均粒径は
3μm以上15μm以下の範囲内では小さい方が、クリ
ーニングブレードのめくれが発生し難いことが分かる。
【0041】これは、トナーの帯電量が大きく、トナー
の平均粒径が小さいことにより、像担持体(感光体ドラ
ム)に対する残留トナーの吸着力が高くなり、その結
果、画像等に悪影響を及ぼさない程度の極微小径の残留
トナーや後処理剤等がブレードと像担持体との間をすり
抜けることにより潤滑効果が増大し、クリーニングブレ
ードエッジ部が像担持体上を滑って、ブレードめくれを
防止できるためと考えられる。
【0042】また、図2に示すタイプの画像形成装置を
用いて、感光体ドラム11の回転速度を300mm/s
ecとして、クリーニングブレードのめくれに及ぼすク
リーニングブレードの反発弾性の影響を調べた。また、
クリーナー前チャージャー7の直流成分を変えることに
より、残留トナーの帯電量絶対値を10μC/gに設定
し、またトナー平均粒径を12μmとした。クリーニン
グブレードの反発弾性を前記実験と同様にして種々変
え、白ベタ原稿100枚複写後のブレードのめくれの有
無を調べた。なお、他の実験条件(ブレード圧接角等)
は図1の装置による実験のときと同様にした。この実験
も常温下で行った。
【0043】結果を図8に示す。感光体ドラムの回転速
度を100mm/secとして同様の実験を行った前記
結果(図6)と比べると、ブレードのめくれが発生しな
い反発弾性の上限値は若干低いが、反発弾性65%以下
であれば実用上問題はない。なお、クリーニングブレー
ドは原料や製造方法等により、通常その反発弾性が±数
%程度ばらつく。しかし残留トナーの帯電量絶対値が5
μC/g以上50μC/g以下で、且つ、その平均粒径
が3μm以上15μm以下であれば、今回作成したクリ
ーニングブレードの4/5がブレードめくれが発生しな
い反発弾性の範囲内にあった。今回作成したクリーニン
グブレードは、原料や製造方法を変えることで反発弾性
を意図的に変化させたものであるが、反発弾性のばらつ
きを考慮しても残留トナーの帯電量絶対値が10μC/
g以上50μC/g以下で、且つ、その平均粒径が3μ
m以上12μm以下であれば、殆どがブレードめくれが
発生しない反発弾性の範囲内にあったことから、残留ト
ナーの帯電量絶対値及びその平均粒径を前記範囲内にす
ることにより、めくれが生じないクリーニングブレード
を今回作成したよりもさらに数多く選択できるといえ
る。
【0044】また、図9は、図2に示すタイプの画像形
成装置において、ブレードの反発弾性及び残留トナー帯
電量とブレードエッジ部のめくれ発生状況との関係を示
した図である。めくれが発生した場合を×で、発生しな
かった場合を○で、そのいずれにも判定し難い場合を△
で示した。残留トナーの平均粒径は12μmとした。他
の実験条件(ブレード圧接角等)は図1の装置による実
験のときと同様にした。これによると、残留トナー帯電
量が5μC/g以上であれば、ブレードの反発弾性値を
幅広い範囲から選択してもブレードのめくれが発生しな
いことが分かる。
【0045】また、図10は、図2に示すタイプの画像
形成装置において、ブレードの反発弾性及び残留トナー
の平均粒径とブレードエッジ部のめくれ発生状況との関
係を示した図である。めくれが発生した場合を×で、発
生しなかった場合を○で、そのいずれにも判定し難い場
合を△で示した。残留トナー帯電量は10μC/gとし
た。他の実験条件(ブレード圧接角等)は図1の装置に
よる実験のときと同様にした。これによると、残留トナ
ーの平均粒径が15μm以下であれば、ブレードの反発
弾性値を幅広い範囲から選択してもブレードのめくれが
発生しないことが分かる。
【0046】なお、クリーナー前チャージャー7により
残留トナーの帯電量を制御する例を示したが、転写装置
や分離装置の出力、トナーやキャリアの材質、現像装置
の攪拌機能等を適宜調整又は選択することでも、残留ト
ナーの帯電量を大まかに制御することができる。次に、
図3の画像形成装置は、像担持体としてドラム状感光体
12を備え、その周辺に、帯電ブラシ23、現像装置3
2、転写ローラ41、カウンター方式で感光体ドラム1
1に圧接されるクリーニングブレード631やクリーナ
ーブラシ632を備えるクリーニング装置63が配置さ
れている。記録像光Lは、帯電ブラシ23と現像装置3
2の間から照射される。
【0047】感光体ドラム12は有機感光体(OPC)
を使用している。この有機感光体は、円筒状のアルミニ
ウム素管にアルマイト処理を行い、フタロシアニン系顔
料及びバインダー樹脂よりなる厚さ1μm以下の電荷発
生層、ヒドラゾン誘導体とポリカーボネイト樹脂よりな
る厚さ約20μmの電荷輸送層をこの順に積層して形成
したものである。
【0048】現像装置32は2成分乾式現像方式のもの
であり、マイナス極性に帯電した非磁性トナー粉体と磁
性キャリアにより、マイナス極性に帯電される感光体ド
ラム12にポジの記録像光Lを照射して作成するネガの
静電潜像に応じて、感光体ドラム12上に該記録像に応
じたポジのトナー像を形成する。現像装置32は、図1
に示す現像装置31とは逆極性のものを使用している。
また、クリーナーブラシ632には、バイアス電源(図
示せず)が接続されている。クリーナーブラシ632
は、感光体ドラム12上の紙粉や異物を取り除いたり、
感光体ドラム12上の残留トナーを掻き取ったり、逆に
トナー等の少ない部分にトナー等を供給したりする役割
がある。また、ブラシ632の材質を適宜選択したり、
バイアス電源を接続したりすることで感光体ドラム12
上に残留するトナーの帯電量を制御することもでき、図
2に示すクリーナー前チャージャー7と同様の機能も合
わせもつ。
【0049】この画像形成装置においても、ブレード6
31の反発弾性、厚さ、突き出し量、感光体ドラム12
への圧接角、ドラム12への圧接力、トナーの平均粒
径、トナーの単位重量あたりの帯電量の絶対値、感光体
ドラム12にかかるトルク及びドラム12の回転速度は
図1の装置と同様の範囲内に設定する。この画像形成装
置を使用して前述と同様の実験を行ったところ、クリー
ニングブレードのめくれの発生状況は、図6、7及び8
に示すものとほぼ同様の結果が得られた。
【0050】この実験の際、クリーナーブラシ632に
接続されているバイアス電源(図示せず)を制御して、
トナーの帯電量を−10μC/g及び−5μC/gにし
て実験を行ったことから、トナーの帯電量とクリーニン
グブレードのめくれの発生状況との関係は、トナーの帯
電量については絶対値を考慮すればよいことが分かっ
た。
【0051】また、図3の画像形成装置において、クリ
ーニングブレード631の厚さを2mm、突き出し量を
20mm(厚さの10倍)、感光体ドラム12への圧接
角を20°、圧接力を5g/mmとすると、作成した殆
どのブレードのエッジ部にめくれが生じた。これは、ク
リーニングブレード631の厚さに対する突き出し量が
大きすぎ、ブレード631の腰がなくなったためと考え
られる。
【0052】図4の画像形成装置は、像担持体として図
1に示すものと同じ有機感光体ドラム11を備え、その
周辺に、回転帯電ブラシ24、現像装置31、転写ロー
ラ41、カウンター方式で感光体ドラム11に圧接され
るクリーニングブレード641やクリーナーローラ64
2を備えるクリーニング装置64が配置されている。記
録像光Lは、回転帯電ブラシ24と現像装置31の間か
ら照射される。
【0053】この画像形成装置においても、ブレード6
41の反発弾性、厚さ、突き出し量、感光体ドラム11
への圧接角、ドラム11への圧接力、トナーの平均粒
径、トナーの単位重量あたりの帯電量の絶対値、感光体
ドラム11にかかるトルク及びドラム11の回転速度は
図1の装置と同様の範囲内に設定する。クリーナーロー
ラ642には、バイアス電源(図示せず)が接続されて
おり、感光体ドラム11上に残留するトナーの帯電量を
制御することもでき、図3に示すクリーナー前チャージ
ャー7と同様の機能も合わせもつ。
【0054】このバイアス電源により残留トナーの帯電
量を制御しながら、図4に示す画像形成装置を使用して
前述と同様の実験を行ったところ、クリーニングブレー
ドのめくれの発生状況は、図6、7及び8に示すものと
ほぼ同様の結果が得られた。図5の画像形成装置は、像
担持体としてドラム状の誘電体13を備え、その周辺
に、記録電極91、現像装置31、転写ローラ41、カ
ウンター方式で誘電体ドラム13に圧接されるクリーニ
ングブレード651を備えるクリーニング装置65、除
電ブラシ92が配置されている。誘電体ドラム13は、
円筒状のアルミニウム素管の上に、誘電体の樹脂を塗布
して形成したものである。この画像形成装置では、記録
電極91により誘電体ドラム13上に静電潜像が形成さ
れる。
【0055】この画像形成装置においても、ブレード6
51の反発弾性、厚さ、突き出し量、ドラム状誘電体1
3への圧接角、誘電体13への圧接力、トナーの平均粒
径、トナーの単位重量あたりの帯電量の絶対値、ドラム
状誘電体13にかかるトルク及び誘電体13の回転速度
は図1の装置と同様の範囲内に設定する。図5に示す画
像形成装置を使用して前述と同様の実験を行ったとこ
ろ、クリーニングブレードのめくれの発生状況は、図
6、7及び8に示すものとほぼ同様の結果が得られた。
これにより、像担持体は感光体、誘電体いずれであって
も本発明の効果が得られることが分かった。
【0056】
【発明の効果】本発明によると、像担持体上に静電潜像
を形成し、該潜像をトナーにより現像して可視トナー像
とし、該トナー像を記録材に転写定着させる画像形成装
置であり、転写後、該像担持体上に残留するトナーを除
去するための、エッジ部分が該像担持体に圧接されるク
リーニングブレードを含むクリーニング装置を備える画
像形成装置であって、長期にわたり使用してもクリーニ
ングブレードの反転現象(めくれ)が生じ難く、安定し
た十分なクリーニング性能が得られ、それだけ良好な画
像形成が行えるとともに、クリーニングブレードの反転
現象を防止するために高コストを要しない画像形成装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(A)は本発明に係る画像形成装置の1例の
概略構成図であり、図(B)は図(A)の画像形成装置
における感光体ドラムの断面図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の他の例の概略構成
図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置のさらに他の例の概
略構成図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置のさらに他の例の概
略構成図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置のさらに他の例の概
略構成図である。
【図6】図1の装置における、クリーニングブレードの
反発弾性とめくれ発生との関係を示す図である。
【図7】図3の装置における、クリーニングブレードの
反発弾性とめくれ発生との関係の1例を示す図である。
【図8】図3の装置における、クリーニングブレードの
反発弾性とめくれ発生との関係の他の例を示す図であ
る。
【図9】図2の装置における、クリーニングブレードの
反発弾性及び残留トナーの帯電量絶対値とブレードのめ
くれ発生との関係を示す図である。
【図10】図2の装置における、クリーニングブレード
の反発弾性及び残留トナーの平均粒径とブレードのめく
れ発生との関係を示す図である。
【図11】クリーニングブレードを像担持体に当接させ
る方式を説明するための図であり、図(A)はカウンタ
ー方式を、図(B)はトレーリング方式を説明するため
の図である。
【符号の簡単な説明】
11、12 感光体ドラム(像担持体) 13 誘電体ドラム(像担持体) 21 帯電ローラ 22 スコロトロン帯電チャージャー 23 帯電ブラシ 24 回転帯電ブラシ 31、32 現像装置 41 転写ローラ 42 転写チャージャー 51 除電針 52 分離チャージャー 61、62、63、64、65 クリーニング装置 611、621、631、641、651 クリーニン
グブレード 622 廃トナー搬送スクリュー 632 クリーナーブラシ 642 クリーナーローラ 7 クリーナー前チャージャー 8 光除電装置 91 記録電極 92 除電ブラシ L 記録像光 θ1 、θ2 、θ3 、θ4 クリーニングブレードと感光
体ドラム(像担持体)とのなす角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に静電潜像を形成し、該潜像を
    トナーにより現像して可視トナー像とし、該トナー像を
    記録材に転写定着させる画像形成装置であり、転写後、
    該像担持体上に残留するトナーを除去するための、エッ
    ジ部分が該像担持体に圧接されるクリーニングブレード
    を含むクリーニング装置を備える画像形成装置であっ
    て、 前記クリーニングブレードは、反発弾性が10%以上6
    5%以下であり、残留トナーは、平均粒径が3μm以上
    15μm以下であるとともに、帯電量絶対値が5μC/
    g以上50μC/g以下であることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】前記像担持体と前記クリーニングブレード
    との接点で前記像担持体にひいた接線と前記クリーニン
    グブレードとのなす角度のうち小さい方が5〜25°、
    前記クリーニングブレードの前記像担持体への圧接力が
    0.5〜5g/mmである請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記クリーニングブレードの突き出し量が
    厚さの1倍以上10倍以下である請求項1又は2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記クリーニングブレードの長さがL〔c
    m〕であるときに、前記像担持体にかかるトルクが0.
    005L〔kg〕以上0.057L〔kg〕以下である
    請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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