JPH104622A - 非円形電線の圧縮接続部 - Google Patents

非円形電線の圧縮接続部

Info

Publication number
JPH104622A
JPH104622A JP8151949A JP15194996A JPH104622A JP H104622 A JPH104622 A JP H104622A JP 8151949 A JP8151949 A JP 8151949A JP 15194996 A JP15194996 A JP 15194996A JP H104622 A JPH104622 A JP H104622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression
electric wire
collar
circular
nonround
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8151949A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Ashida
史朗 芦田
Kenji Yamamoto
健次 山本
Kazuyoshi Otaka
和良 大高
Fumihiko Sagi
史彦 鷺
Shokichi Suzuki
昭吉 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc, Hitachi Cable Ltd filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP8151949A priority Critical patent/JPH104622A/ja
Publication of JPH104622A publication Critical patent/JPH104622A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】相当サイズ(断面積が等価)の円形電線用圧縮
型接続管の圧縮ダイスを用いて圧縮接続でき、工具管理
の煩雑性、適用ミスの潜在要因を解消できる、非円形電
線の圧縮接続部の提供。 【構成】横断面が非円形である非円形電線を挿入する円
筒形の圧縮型接続管とカラーとを用いており、カラーは
圧縮型接続管内で非円形電線との間に形成される複数の
隙間に各々挿入可能となる複数の充填片と、これら充填
片の端部同士を結合してなる一体化部分とを有し、この
一体化部分で各充填片のバラケ防止と間隔保持とを保有
させ、かかる隙間への挿入を容易にした。非円形電線を
鋼心アルミ撚線とすると、カラーの一体化部分に鋼心挿
通用穴を穿っておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横断面が非円形の電線
つまり非円形電線の圧縮接続部に関する。非円形電線と
しては、ヒレ付電線、低風騒音電線などがある。
【0002】
【従来の技術】従来、架空送電線として一般的な横断面
円形の電線(例えば、TACSRなど)の圧縮接続部で
は、図5(イ)に示すように、アルミ製で円筒形の圧縮
型接続管3に電線を挿入した状態で、図5(ロ)の4の
如く六角形状に圧縮することにより、必要な把持加重を
得る構造であった。この例の圧縮接続部は引留クランプ
のアルミクランプスリーブによるもので、圧縮率(圧縮
前の実断面積の減少率)はこれまでの実績から7%程度
に設定されている。
【0003】一方、架空送電線の低風騒音電線として用
いる非円形電線の場合には、図6(イ)に示すように、
非円形電線2を円筒形の圧縮型接続管3′に挿入する
と、圧縮型接続管3′との間に隙間が多くなり、図5の
円形電線の場合と同様に六角形状に圧縮すると、圧縮率
がこれまでの実績値よりも小さくなり、把持加重が期待
される値として得られなくなる。そこで、図6(ロ)の
4′の如く扁平六角形状として断面積を減少させ、圧縮
率をこれまでの実績並にする手段がとられていた。な
お、この例の圧縮接続部は、引留クランプのアルミクラ
ンプスリーブによるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】非円形電線の圧縮接続
部に対する前述の従来技術によれば、圧縮把持特性面で
の欠点はないものの、扁平六角形状に圧縮するために特
殊な扁平六角圧縮ダイスを使用するので、圧縮作業時の
工具(圧縮ダイス)の準備・管理が煩雑となるなどの問
題があった。また、上記の非円形電線と円形電線が同一
場所で使用され場合、圧縮ダイスの適用ミスなどの潜在
要因があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、相当サイズ
(断面積が等価)の円形電線用圧縮型接続管の圧縮ダイ
スを用いて圧縮接続でき、工具管理の煩雑性、適用ミス
の潜在要因を解消できる、非円形電線の圧縮接続部を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する第
一の手段は、横断面が非円形である非円形電線を挿入す
る円筒形の圧縮型接続管とカラーとを用いており、カラ
ーは圧縮型接続管内で非円形電線との間に形成される複
数の隙間に各々挿入可能となる複数の充填片と、これら
充填片の端部同士を結合してなる一体化部分とを有して
なる、非円形電線の圧縮接続部にある。この手段におい
て、圧縮型接続管を引留クランプのスリーブとする場合
には、カラーの一体化部分に鋼心挿通用穴を設ける。
【0007】また、本発明により提供する第二の手段
は、横断面が非円形である非円形電線を挿入する圧縮型
接続管を円筒形をベースにして、その内面に非円形電線
の外面凹部に嵌入可能な凸部を一体形成してなる、非円
形電線の圧縮接続部にある。
【0008】
【作用】本発明の第一の手段によれば、カラーにおける
複数の充填片を円筒形の圧縮型接続管と非円形電線との
間の複数の隙間に挿入することにより、圧縮型接続管内
の実断面積を向上させ、延いては圧縮率をこれまでの実
績値並のものとすることができる。また、カラーは複数
の充填片の端部同士で一体化部分により結合してなるか
ら、各充填片のバラケを防止できるとともに、各充填片
を間隔を保ちつつ一括して非円形電線の要所に装着する
ことができる。
【0009】また、本発明の第二の手段によれば、前述
した第一の手段における圧縮率を確保できることに加え
て、非円形電線の外面凹部を埋める凸部が圧縮型接続管
と一体としているために、カラーを使用する場合よりも
部品点数を少なくでき、組み立てが容易である。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の第一の手段により具現され
た非円形電線の圧縮接続部の一例を示したもので、図2
に同圧縮接続部に用いられるカラーを示しており、図3
に同圧縮接続部の組み立て要領を示した。
【0011】この実施例は、引留クランプによる圧縮接
続部を例にしてある。即ち、図3の如く、鋼クランプ6
とアルミクランプスリーブ3′とを用い、非円形電線の
鋼心7を鋼クランプ6で把持し、アルミクランプ3′の
スリーブ部分で非円形電線2を圧縮接続する構造のもの
である。
【0012】本実施例では、さらにカラー5を用いたも
のである。このカラー5は、図2に分かり易く示したよ
うに、複数の充填片51,51とこれら充填片を一端で
結合する一体化部分52とで形成されてなり、一体化部
分52には鋼心挿通用穴53が穿設されている。充填片
51は、非円形電線2の外面凹部に対応するように、螺
旋状に伸長形成される。従って、これを非円形電線2上
に装着するには、スクリューネジの如く回転しながら行
えば良い。この挿着に際しては、複数の充填片51,5
1は、予め一体化部分52で一端側が結合してあるた
め、各充填片を一括して非円形電線2上に装着すること
ができる。尚、鋼心挿通用穴53に非円形電線の剥き出
し鋼心7を予め挿通し、鋼クランプ6の圧縮接続をして
おくものである。
【0013】上記のようにして、充填片51により非円
形電線2の外面凹部を谷埋めがなされたなら、その上か
らアルミクランプ3′のスリーブ部分を装着し、同スリ
ーブ部分を図1(ロ)の4の如く六角形状に圧縮成形
し、圧縮接続部を形成してなるものである。
【0014】いま、電線としてTACSR610mm2
採用した場合について説明すると、従来の円形電線で
は、アルミクランプのスリーブ分の外径寸法は、D=6
0mmであり、圧縮ダイスには対角寸法が60mmの正六角
ダイス(A60)を使用している。一方、断面積相当サ
イズの非円形電線では、図6において、上記の円形電線
と同一外径のアルミクランプを用いるが、圧縮ダイスに
は、A60の正六角形状の対辺部分の寸法を3mm小さく
した扁平六角ダイス(A60H3)であり、一見して圧
縮形状が円形電線のそれ(A60)と判別することが困
難である。この結果、圧縮作業現場においてダイスの適
用ミスなどの潜在要因を有することとなるが、本実施例
の圧縮接続部の構造を採用すれば、圧縮ダイスが円形電
線圧縮接続部用の圧縮ダイスをそのまま転用することが
でき、施工管理面で有利となる。
【0015】尚、カラーとりわけ充填片51は、非円形
電線とアルミクランプ3′のスリーブ部分との電気的接
続部分に介在することから、アルミ系の導電性材料によ
り形成されていると良く、場合によっては、アルミ素線
などを複数本並べて態様のものでも良い。
【0016】図4は、本発明の第二の手段により具現さ
れた非円形電線の圧縮接続部の一例を示すものである。
この実施例においても、前述した実施例と同様に引留ク
ランプによる圧縮接続部を例にした。非円形電線2を挿
入するアルミクランプ3″は、円筒形をベースにして、
内面に複数の凸部31を一体に形成してなるものであ
る。かかる凸部31は、図2のカラーにおける充填片5
1と同様に非円形電線の外面凹部と合うように、その凹
部を埋める大きさで螺旋状に伸長形成されている。この
アルミクランプ3″内に非円形電線2を挿入するには、
非円形電線2若しくはアルミクランプ3″をスクリュー
ネジの如く回転しながら行うことができ、挿入後は、凸
部31が非円形電線2の外面凹部を埋めるように充填し
てなるものである。
【0017】本実施例によれば、凸部31がアルミクラ
ンプ3″に一体に形成されているため、前述した実施例
(図1及び図2)のようなカラー5を別途用意する必要
がなく、従前のアルミクランプだけを操作する要領で組
み立てれば良い。
【0018】以上の各実施例は、引留クランプを例にし
たが、これに限らず、電線の継ぎ足しで行われる中間接
続部にも採用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したような本発明の第一或いは
第二の何れの手段による圧縮接続部においても、カラー
の充填片或いは凸部により非円形電線の実断面積が向上
し、延いては、相当サイズ(断面積が等価)の円形電線
用圧縮型電線圧縮ダイスを用いて圧縮接続でき、工具管
理の煩雑性、適用ミスの潜在要因を解消できる、非円形
電線の圧縮接続部を提供するという所期の目的は十分に
達成される。
【0020】また、本発明の第一の手段によれば、カラ
ーにおける複数の充填片を端部相互で一体するようにし
てあるので、複数の充填片のバラケが防止されるととも
に、複数の充填片が間隔を保ちながら一括して非円形電
線に装着でき、作業性を低下させることなく、容易に組
み立てが行える。
【0021】さらに、本発明の第二の手段によれば、非
円形電線の外面凹部を埋める凸部が圧縮型接続管と一体
としたために、カラーを使用する場合よりも部品点数を
少なくでき、組み立てをより一層簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段により具現された非円形電
線の圧縮接続部の一例を示し、(イ)は横断面説明図、
(ロ)は六角形状に圧縮後の横断面的説明図。
【図2】図1の圧縮接続部において用いられるカラーを
示し、(イ)は左側面図、(ロ)は正面図。
【図3】図1の圧縮接続部の組み立て要領を示す説明
図。
【図4】本発明の第二の手段により具現された非円形電
線の圧縮接続部の一例を示す横断面説明図。
【図5】従来の円形電線の圧縮接続部の例を示し、
(イ)は横断面説明図、(ロ)は六角形状に圧縮後の横
断面説明図。
【図6】従来の非円形電線の圧縮接続部の例を示し、
(イ)は横断面説明図、(ロ)は六角形状に圧縮後の横
断面的説明図。
【符号の説明】
2 非円形電線 3′ アルミクランプ(円筒形の圧縮型接続管) 4 アルミクランプの圧縮後断面形状 5 カラー 51 充填片 52 一体化部分 53 鋼心挿通用穴 6 鋼クランプ 7 鋼心 3″ アルミクランプ(円筒形ベースの圧縮型接続管) 31 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大高 和良 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内 (72)発明者 鷺 史彦 茨城県日立市日高町4丁目12番1号 日立 電線機器株式会社内 (72)発明者 鈴木 昭吉 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線株式会社豊浦工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面が非円形である非円形電線を挿入す
    る円筒形の圧縮型接続管とカラーとを用いており、カラ
    ーは圧縮型接続管内で非円形電線との間に形成される複
    数の隙間に各々挿入可能となる複数の充填片と、これら
    充填片の端部同士を結合してなる一体化部分とを有して
    なる、非円形電線の圧縮接続部。
  2. 【請求項2】前記圧縮型接続管は引留クランプのスリー
    ブからなり、カラーの一体化部分には鋼心挿通用穴を有
    してなる、請求項1記載の圧縮接続部。
  3. 【請求項3】横断面が非円形である非円形電線を挿入す
    る圧縮型接続管を円筒形をベースにして、その内面に非
    円形電線の外面凹部に嵌入可能な凸部を一体形成してな
    る、非円形電線の圧縮接続部。
JP8151949A 1996-06-13 1996-06-13 非円形電線の圧縮接続部 Pending JPH104622A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8151949A JPH104622A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 非円形電線の圧縮接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8151949A JPH104622A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 非円形電線の圧縮接続部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH104622A true JPH104622A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15529733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8151949A Pending JPH104622A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 非円形電線の圧縮接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH104622A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195661A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社ビスキャス 架空送電線の支持構造、及び、クランプ
JP2019022314A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 住電機器システム株式会社 圧縮接続部材の組立部品、送電線の圧縮接続構造、及び圧縮接続部材の施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195661A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社ビスキャス 架空送電線の支持構造、及び、クランプ
JP2019022314A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 住電機器システム株式会社 圧縮接続部材の組立部品、送電線の圧縮接続構造、及び圧縮接続部材の施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU622497B2 (en) Cable anchorage
US3996417A (en) Cable core grip, electrical cable and connector assembly, and electrical connector kit
JP6853941B2 (ja) 圧縮接続部材の組立部品、送電線の圧縮接続構造、及び圧縮接続部材の施工方法
SU597355A3 (ru) Электрический соединитель
JPH104622A (ja) 非円形電線の圧縮接続部
US4037979A (en) Anchoring arrangement, especially for pre-stressed concrete constructions
US7531747B2 (en) Energy directing unitized core grip for electrical connector
JP4976230B2 (ja) スリーブを用いた電線の接続方法
JP2008262760A (ja) 電線用無圧縮型スリーブ
JP2787286B2 (ja) 鋼製引張材端部定着装置及びその組立方法
JP2545514Y2 (ja) ファイバ補強アルミ撚線用圧縮型引留クランプ
JP2019021487A (ja) 圧縮接続部材の組立部品、送電線の圧縮接続構造、及び圧縮接続部材の施工方法
JPH0545630Y2 (ja)
JP2847054B2 (ja) グラウンドアンカー工法
JP2928017B2 (ja) 扇形導体のスリーブ接続方法
JP3213899B2 (ja) 圧縮型引留クランプ
JP2924944B2 (ja) アンカー緊張材用スペーサー
JPH1155842A (ja) 非円形断面電線用圧縮接続部
JP3417690B2 (ja) 被覆電線管用継手
JP3152379B2 (ja) 圧縮型引留クランプおよびプレハブ電線
JPH01110012A (ja) 引留めクランプ
JPH08237839A (ja) 撚合せ電線の引留端部
JPH0853837A (ja) アンボンドpc鋼より線
JPS6322614Y2 (ja)
JP2626477B2 (ja) 同軸コネクタ