JPH1046186A - 液体脂肪酸の分別法 - Google Patents

液体脂肪酸の分別法

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JPH1046186A
JPH1046186A JP20157296A JP20157296A JPH1046186A JP H1046186 A JPH1046186 A JP H1046186A JP 20157296 A JP20157296 A JP 20157296A JP 20157296 A JP20157296 A JP 20157296A JP H1046186 A JPH1046186 A JP H1046186A
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JP
Japan
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fatty acid
liq
freezing point
humectant
liquid fatty
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JP20157296A
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Inventor
Ryuichi Narukawa
隆一 成川
Kuniaki Tsuruoka
邦昭 鶴岡
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NOF Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿潤剤分別法を利用して脂肪酸混合物を種々
の凝固点の成分に分離するに際し、低い凝固点の液体脂
肪酸を高収率で得る方法を提供する。 【解決手段】 液体脂肪酸と固体脂肪酸との脂肪酸混合
物に、湿潤剤と無機電解質とを含む水溶液を混合したの
ち、固体脂肪酸の水分散液と液体脂肪酸とに分ける脂肪
酸の湿潤剤分別法において、脂肪酸混合物に得られた液
体脂肪酸を加えてから、湿潤剤分別を行うことを特徴と
する液体脂肪酸の分別法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿潤剤分別法を利
用して脂肪酸混合物を種々の凝固点の成分に分離する方
法の改良に関し、更に詳細には脂肪酸混合物の結晶化工
程における脂肪酸の組成をコントロールすることにより
液体脂肪酸を高収率で分別する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に低凝固点成分である液体脂肪酸と
高凝固点成分である固体脂肪酸との分別は、(1)圧搾
法、(2)溶剤分別法、(3)湿潤剤分別法などによっ
て行われている。これらの分別効率の指標としては凝固
点およびヨウ素価が一般的に採用されている。圧搾法
は、加熱溶解した脂肪酸混合物を冷却により結晶を析出
させたのち水圧機または油圧機で圧搾し、液体成分と固
体成分に分別する方法である。この方法では、固体脂肪
酸の結晶状態が悪いと分別が困難となり、また固体脂肪
酸の結晶に対しかなりの液体脂肪酸が混入した状態にな
るために、固体脂肪酸の品質だけでなく液体脂肪酸の収
率も低下する欠点がある。
【0003】溶剤分別法は、溶剤としてメタノール、ア
セトンなどを使用し、脂肪酸混合物を溶剤に溶解したの
ち、冷却して結晶を析出させ、これを固液に分けたのち
固体成分を溶剤で洗浄し、それぞれの成分について溶剤
を除去する方法である。この方法では、液体成分と固体
成分の分離がよいため精密な分別が可能であり、また溶
剤を用いるので分別時の溶液の粘度が低く分別工程の連
続化が容易である。しかし製品中への溶剤の残存の恐れ
があるうえ、溶剤の回収設備が必要である。さらに、結
晶析出温度が低くなるので冷却能力の大きい設備が必要
であるという短所がある。
【0004】湿潤剤分別法では、特公昭39−7911
号公報および特公昭51−2087号公報に開示されて
いるように、脂肪酸混合物をスクレーパー冷却器等によ
り冷却して固体成分を析出させ、ついで界面活性剤と無
機電解質とを含む水溶液(以下、湿潤剤水溶液という)
を添加して脂肪酸混合物を湿潤剤水溶液に分散させ、そ
の分散液を遠心分離機にかけ、固体脂肪酸を含んだ水層
と液体脂肪酸との2層に分離し、固体脂肪酸を含んだ水
層は加熱して固体脂肪酸を溶融して湿潤剤水溶液と分離
する方法が採られている。この方法は圧搾法に比べて分
別効率に優れ、液体脂肪酸の収率がよい。さらに、溶剤
を使用しないために安全で、かつ設備費が比較的安い利
点がある。しかし、この方法でさらに低い凝固点の液体
脂肪酸を製造する場合、分別温度をより低くする必要が
あるが、分別温度を低くすると析出する固体脂肪酸の増
加に伴う粘度の上昇により装置への負担が増大し、また
分別効率が低下する。分別を2段階もしくは3段階以上
で行うことにより、粘度の上昇を抑制することができ、
分別効率を改善できるが、液体脂肪酸の収率は低下す
る。さらに工数が増える問題が生じる。特公昭51−1
5048号公報および特公昭58−24480号公報
に、湿潤剤水溶液の存在下、乳化系で冷却結晶化を行う
方法が開示されているが、分層時に中間相が生成し、収
率良く液体脂肪酸を得ることはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、湿潤
剤分別法を利用して脂肪酸混合物を種々の凝固点の成分
に分離するに際し、低い凝固点の液体脂肪酸を高収率で
得る方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体脂肪酸と
固体脂肪酸との脂肪酸混合物に、湿潤剤と無機電解質と
を含む水溶液を混合したのち、固体脂肪酸の水分散液と
液体脂肪酸とに分ける脂肪酸の湿潤剤分別法において、
脂肪酸混合物に得られた液体脂肪酸を加えてから、湿潤
剤分別を行うことを特徴とする液体脂肪酸の分別法であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】液体脂肪酸を加える量は、原料の
脂肪酸混合物の組成と得られる液体脂肪酸の凝固点の設
定により適宜決められるが、5〜60重量%が好まし
い。また、冷却および遠心分離の操作を複数段繰り返す
場合、最終段で得られた液体脂肪酸を加えることが好ま
しい。本発明における脂肪酸混合物とは、不飽和脂肪
酸、短鎖の直鎖飽和脂肪酸や分岐脂肪酸などの凝固点が
低い液体脂肪酸と、中鎖の直鎖飽和脂肪酸、長鎖の直鎖
飽和脂肪酸などの凝固点が高い固体脂肪酸との混合物で
ある。このような脂肪酸混合物の例として、牛脂、豚
脂、魚油、パーム油、パーム核油、大豆油、ヤシ油など
の天然油脂を原料とする脂肪酸等である。
【0008】本発明に用いられる湿潤剤水溶液は、従来
行われている湿潤剤分別法と同様なものである。界面活
性剤として、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
スルホン酸塩、アルコール硫酸エステル塩やせっけんな
どが用いられる。その量は湿潤剤水溶液中に0.05〜
5重量%が適当である。また、無機電解質として例えば
硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウ
ム、塩化ナトリウムなどが用いられる。その量は、湿潤
剤水溶液中に0.1〜5重量%が適当である。湿潤剤水
溶液は、脂肪酸混合物の1.0〜2.5倍重量が適当で
ある。
【0009】
【発明の効果】本発明の湿潤剤分別法によって、低い凝
固点の液体脂肪酸を高効率、高収率で得ることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例を挙げて更に
詳細に説明する。 参考例 従来より行われている2段階の湿潤剤分別法により液体
脂肪酸を調製した。溶融した牛脂脂肪酸[中和価20
1.2、ヨウ素価53.2、凝固点41.3]2500
gを掻き取り式攪拌羽根をつけた10リットル容量のビ
ーカーに仕込み、掻き取り式撹拌羽根を100rpmで
回転し、牛脂脂肪酸の温度が60℃になった時点から、
0.2℃/分の速度で30℃に冷却した。このとき掻き
取り式攪拌羽根に掛かるトルクは1.2kg−cmであ
った。これにあらかじめ30℃に調製した湿潤剤水溶液
(1重量%硫酸マグネシウム、0.3重量%ドデシルス
ルホン酸ナトリウム)3750gを加えて10分間攪拌
したのち、国産遠心機(株)製のH−700Fを用いて遠
心分離し、液体脂肪酸A[中和価199.7、ヨウ素価
74.2、凝固点29.7]1513gと固体脂肪酸を
含む湿潤剤水溶液とを得た。液体脂肪酸A500gを、
掻き取り式攪拌羽根をつけた2リットルビーカーに仕込
み、掻き取り羽根を100rpmで回転し、液体脂肪酸
の温度が30℃になった時から、0.3℃/分の速度で
8℃に冷却した。このとき掻き取り式攪拌羽根に掛かる
トルクは1.1kg−cmであった。これにあらかじめ
8℃に調製した湿潤剤水溶液(1重量%硫酸マグネシウ
ム、0.3重量%ドデシルスルホン酸ナトリウム)75
0gを加えて10分間攪拌したのち、国産遠心機(株)製
のH−700Fを用いて3000rpmで遠心分離し、
液体脂肪酸B[中和価201.8、ヨウ素価88.5、
凝固点7.9]285gと固体脂肪酸を含む湿潤剤水溶
液とを得た。
【0011】実施例1 液体脂肪酸A255gと2段目液体脂肪酸B45gを掻
き取り式攪拌羽根をつけた2リットル容量のビーカーに
仕込み、掻き取り式攪拌羽根を100rpmで回転し、
脂肪酸の温度が30℃になった時から、0.3℃/分の
速度で4.6℃に冷却した。このとき掻き取り式攪拌羽
根に掛かるトルクは0.7kg−cmであった。これに
あらかじめ4.6℃に調製した湿潤剤水溶液(1重量%
硫酸マグネシウム、0.3重量%ドデシルスルホン酸ナ
トリウム)450gを加えて攪拌したのち、参考例と同
様の方法で遠心分離し、液体脂肪酸[中和価199.
5、ヨウ素価92.5、凝固点4.3]241.5gと
固体脂肪酸を含む湿潤剤水溶液とを得た。
【0012】実施例2 液体脂肪酸B45gと溶融した牛脂脂肪酸255gを掻
き取り式攪拌羽根をつけた2リットル容量のビーカーに
仕込み、掻き取り式撹拌羽根を100rpmで回転し、
脂肪酸の温度が60℃になった時から、0.2℃/分の
速度で27℃に冷却した。このとき掻き取り式攪拌羽根
に掛かるトルクは0.8kg−cmであった。これにあ
らかじめ27℃に調製した湿潤剤水溶液(1重量%硫酸
マグネシウム、0.3重量%ドデシルスルホン酸ナトリ
ウム)450gを加えて10分間攪拌したのち、液体脂
肪酸[中和価199.7、ヨウ素価78.7、凝固点2
6.5]207gと固体脂肪酸を含む湿潤剤水溶液とを
得た。次に、液体脂肪酸207gを掻き取り式撹拌羽根
をつけた2リットルビーカーに仕込み、掻き取り式撹拌
羽根を100rpmで回転し、脂肪酸の温度が27℃に
なった時から、0.3℃/分の速度で5.6℃に冷却し
た。このとき掻き取り式攪拌羽根に掛かるトルクは0.
8kg−cmであった。これにあらかじめ5.6℃に調
製した湿潤剤水溶液(1重量%硫酸マグネシウム、0.
3重量%ドデシルスルホン酸ナトリウム)310.5g
を加えて攪拌したのち、参考例と同様に遠心分離し、液
体脂肪酸[中和価200.1、ヨウ素価91.8、凝固
点5.2]135gと固体脂肪酸を含む湿潤剤水溶液と
を得た。
【0013】実施例3 液体脂肪酸A45gと牛脂脂肪酸255gを掻き取り式
攪拌羽根をつけた2リットル容量のビーカーに仕込み、
掻き取り式撹拌羽根を100rpmで回転し、脂肪酸の
温度が60℃になった時から、0.2℃/分の速度で2
8℃に冷却した。このとき掻き取り式攪拌羽根に掛かる
トルクは0.9kg−cmであった。これにあらかじめ
28℃に調製した湿潤剤水溶液(1重量%硫酸マグネシ
ウム、0.3重量%ドデシルスルホン酸ナトリウム)4
50gを加えて10分間攪拌したのち、参考例と同様に
遠心分離し、液体脂肪酸[中和価199.5、ヨウ素価
76.8、凝固点27.8]196gと固体脂肪酸を含
む湿潤剤水溶液とを得た。次に、液体脂肪酸196gを
掻き取り式撹拌羽根をつけた2リットルビーカーに仕込
み、掻き取り羽根を100rpmで回転し、脂肪酸の温
度が28℃になった時から、0.3℃/分の速度で6.
5℃に冷却した。このとき掻き取り式攪拌羽根に掛かる
トルクは1.0kg−cmであった。これにあらかじめ
6.5℃に調製した湿潤剤水溶液(1重量%硫酸マグネ
シウム、0.3重量%ドデシルスルホン酸ナトリウム)
294gを加えて攪拌したのち、参考例と同様に遠心分
離し、液体脂肪酸[中和価200.6、ヨウ素価91.
2、凝固点6.1]121gと固体脂肪酸を含む湿潤剤
水溶液とを得た。
【0014】実施例4 液体脂肪酸A180gと2段目液体脂肪酸B120gを
掻き取り式攪拌羽根をつけた2リットル容量のビーカー
に仕込み、掻き取り式攪拌羽根を100rpmで回転
し、脂肪酸の温度が30℃になった時から、0.3℃/
分の速度で3.3℃に冷却した。このとき掻き取り式攪
拌羽根に掛かるトルクは0.6kg−cmであった。こ
れにあらかじめ3.3℃に調製した湿潤剤水溶液(1重
量%硫酸マグネシウム、0.3重量%ドデシルスルホン
酸ナトリウム)450gを加えて攪拌したのち、参考例
と同様に遠心分離し、液体脂肪酸[中和価199.4、
ヨウ素価90.3、凝固点3.1]253gと固体脂肪
酸を含む湿潤剤水溶液とを得た。
【0015】比較例1 溶融した牛脂脂肪酸300gを掻き取り式攪拌羽根をつ
けた5リットル容量のビーカーに仕込み、掻き取り式撹
拌羽根を100rpmで回転し、牛脂脂肪酸の温度が6
0℃になった時から、0.2℃/分の速度で30℃に冷
却した。このとき掻き取り式攪拌羽根に掛かるトルクは
1.2kg−cmであった。これにあらかじめ30℃に
調製した湿潤剤水溶液(1重量%硫酸マグネシウム、
0.3重量%ドデシルスルホン酸ナトリウム)450g
を加えて10分間攪拌したのち、参考例と同様に遠心分
離し、液体脂肪酸[中和価199.7、ヨウ素価74.
2、凝固点29.7]181.5gと固体脂肪酸を含む
湿潤剤水溶液とを得た。次に、上記液体脂肪酸181g
を、掻き取り式撹拌羽根をつけた2リットルビーカーに
仕込み、掻き取り式撹拌羽根を100rpmで回転し、
30℃になった時から、0.3℃/分の速度で5℃に冷
却した。このとき掻き取り式攪拌羽根に掛かるトルクは
3.2kg−cmであった。これにあらかじめ5℃に調
製した湿潤剤水溶液(1重量%硫酸マグネシウム、0.
3重量%ドデシルスルホン酸ナトリウム)272.3g
を加えて10分間攪拌したのち、参考例と同様に遠心分
離し、液体脂肪酸[中和価201.5、ヨウ素価88.
8、凝固点5.2]63.3gと固体脂肪酸を含む湿潤
剤水溶液とを得た。
【0016】比較例2 溶融した牛脂脂肪酸300gを掻き取り式攪拌羽根をつ
けた5リットル容量のビーカーに仕込み、掻き取り式撹
拌羽根を100rpmで回転し、牛脂脂肪酸の温度が6
0℃になった時から、0.2℃/分の速度で27℃に冷
却した。このとき掻き取り式攪拌羽根に掛かるトルクは
1.8kg−cmであった。これにあらかじめ27℃に
調製した湿潤剤水溶液(1重量%硫酸マグネシウム、
0.3重量%ドデシルスルホン酸ナトリウム)450g
を加えて10分間攪拌したのち、参考例と同様に遠心分
離し、液体脂肪酸[中和価200.1、ヨウ素価75.
6、凝固点26.8]162gと固体脂肪酸を含む湿潤
剤水溶液とを得た。次に、上記液体脂肪酸162gを、
掻き取り式撹拌羽根をつけた2リットルビーカーに仕込
み、掻き取り式撹拌羽根を100rpmで回転し、27
℃になった時から、0.3℃/分の速度で5℃に冷却し
た。このとき掻き取り式攪拌羽根に掛かるトルクは2.
1kg−cmであった。これにあらかじめ5℃に調製し
た湿潤剤水溶液(1重量%硫酸マグネシウム、0.3重
量%ドデシルスルホン酸ナトリウム)243gを加えて
10分間攪拌したのち、参考例と同様に遠心分離し、液
体脂肪酸[中和価201.5、ヨウ素価89.0凝固点
4.8]65.1gと固体脂肪酸を含む湿潤剤水溶液と
を得た。
【0017】実施例1〜4および比較例1、2で得られ
た液体脂肪酸について、収率、中和価、ヨウ素価および
凝固点を下記の方法で試験を行なった。結果を表1に示
す。 [中和価] 日本油化学協会制定の基準油脂分析試験法
4.4.1−81に従い行った。 [ヨウ素価]日本油化学協会制定の基準油脂分析試験法
4.4.3−81に従い行った。 [凝固点] 日本油化学協会制定の基準油脂分析試験法
4.3.3.1−81に従い行った。
【0018】
【表1】
【0019】*1:1段目収率=((分別によって得ら
れた液体脂肪酸量(g)−加えた液体脂肪酸量(g))
/牛脂脂肪酸量(g))×100 *2:2段目収率=((分別によって得られた液体脂肪
酸量(g)−加えた2段目液体脂肪酸量(g))/1段
目液体脂肪酸量(g))×100 *3トータル収率=(1段目収率)×(2段目収率)/
100
【0020】表1の結果から明らかなように、比較例に
示した従来の湿潤剤分別法を用いるよりも本発明の分別
法によれば、高収率で低凝固点の液体脂肪酸が得られ
る。また、本発明の分別法によれば、比較例の分別法よ
りも低いトルクで掻き取り式撹拌羽根が回転可能なため
装置への負担が少ない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体脂肪酸と固体脂肪酸との脂肪酸混合物
    に、湿潤剤と無機電解質とを含む水溶液を混合したの
    ち、固体脂肪酸の水分散液と液体脂肪酸とに分ける脂肪
    酸の湿潤剤分別法において、脂肪酸混合物に得られた液
    体脂肪酸を加えてから、湿潤剤分別を行うことを特徴と
    する液体脂肪酸の分別法。
JP20157296A 1996-07-31 1996-07-31 液体脂肪酸の分別法 Pending JPH1046186A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013129581A1 (ja) 2012-02-29 2013-09-06 花王株式会社 脂肪酸組成物の製造方法

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