JPH104584A - 無線チャネル設定制御方式 - Google Patents

無線チャネル設定制御方式

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JPH104584A
JPH104584A JP8155391A JP15539196A JPH104584A JP H104584 A JPH104584 A JP H104584A JP 8155391 A JP8155391 A JP 8155391A JP 15539196 A JP15539196 A JP 15539196A JP H104584 A JPH104584 A JP H104584A
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弘勝 奈良
Katsutoshi Kimoto
勝敏 木本
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、子機間直接通話用キャリアに対す
るアクセスを規制する無線チャネル設定制御方式に関
し、ランニングコストの大幅な削減を目的とする。 【解決手段】 複数の移動局と、基地局とを備え、各移
動局には、選択された通信モードと自局識別情報とに併
せて第一の通信モードについては通話相手を示す他局識
別情報を基地局に通知する通知手段と、その通知に対す
る応答に応じて、選択された通信モードの待ち受けの規
制またはその解除を行う待ち受け制御手段とを有し、基
地局には、通知手段が通知した通信モードと自局識別情
報とを取り込み、後者に対応付けて前者を記憶する記憶
手段と、同様に通知された自局識別情報と他局識別情報
とについて、記憶手段に個別に対応付けられて記憶され
た通信モードが共に第一の通信モードであるか否かを判
別し、その結果を示す応答を自局識別情報が示す移動局
に送信する応答手段とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルコード
レス電話システムにおいて、子機間直接通話用キャリア
に対する移動局のアクセスを基地局の主導の下で規制す
る無線チャネル設定制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭、事業所および屋外に手軽に
携帯電話の利便性を提供するディジタルコードレス電話
システムの実用化が進められ、特に、PHS(Personal
Handyphone System)については、ディジタル移動通信
技術の結集の下で通話品質が良好であって通話料金が安
く、かつオフィス環境における集中的な使用が可能であ
ると共に、バッテリーの駆動電力による連続運転時間が
長いために、複数の通信事業体によってサービスが開始
されている。
【0003】図8は、PHSの基本的な構成を示す図で
ある。図において、無線基地局611〜61Mは交換機6
2を介して公衆網63に接続され、これらの無線基地局
611〜61Mによって形成される無線ゾーンには移動局
641〜64Nが位置する。このような構成のPHSで
は、移動局641〜64Nは、それぞれ一般家庭における
ディジタルコードレス電話機あるいは事業所に設置され
た事業所用コードレス端末として運用される事業所モー
ドと、屋外、地下街その他の公共空間において公衆網に
アクセスできる携帯電話端末として運用される公衆モー
ドと、無線基地局を介することなく他の移動局との直接
通話を可能とするトランシーバモードとを有する。
【0004】なお、以下では、事業所モードおよび公衆
モードについては、本願発明との技術的な関連性がない
ので、その説明を省略する。また、トランシーバモード
については、上述した直接通話を行う呼に割り付けられ
るべき10波の「子機間直接通話用キャリア」が予め確
保され、これらの「子機間直接通話用キャリア」は、そ
れぞれ図9に示すように8個のタイムスロットT1
4、R1〜R4からなるフレーム単位に時分割され、4
つの全二重回線を並行して形成する。なお、以下では、
簡単のため、発信元の移動局が認識するこれらのタイム
スロットについては、それぞれ添え文字「T1」〜
「T4」、「R1」〜「R4」 を付与して示し、反対に着
信側の移動局が同様にして認識するこれらのタイムスロ
ットについては、それぞれ添え文字「r1」〜「r4」、
「t1」〜「t4」 を付与して示す。
【0005】さらに、移動局641〜64Nの内、例え
ば、移動局641 が移動局642 宛に発信して直接通話
を行う場合には、先ずこれらの移動局は、操作者が行う
指示に基づいてトランシーバモードに移行する。このよ
うなトランシーバモードでは、移動局641、642は、
非同期に受信部に対して駆動電力を供給する(図10
(1)、(1)′)ことにより、上述した10波の「子機間直
接通話用キャリア」の個々について連続して受信を行
う。
【0006】さらに、移動局641 は、操作者が与える
指示に応じて発信する場合には、これらの「子機間直接
通話用キャリア」に形成される8個のタイムスロットの
内、他の何れの呼によっても捕捉(アクセス)されてい
ないもの(以下、「タイムスロットRK 」という。)を
電界強度その他に基づいて求め、そのタイムスロットに
上述したフレーム構成の下で対応するタイムスロットT
K の期間に、予め決められたビット列からなる呼び出し
信号(着信先の移動局の識別情報を含む。)を送信する
(図10(2))。なお、移動局641 に搭載された送信部
にはこのような送信が行われる期間に限って駆動電力が
供給され、その送信の試行は、対向する着信先の移動局
642 が全ての「子機間直接通話用キャリア」について
呼び出し信号が受信されるか否かの判定を行なう時間を
確保するために、後述する同期信号が受信されるまで最
大10秒間に渡って反復される。
【0007】また、移動局641 では、受信部は、上述
タイムスロットTK の個々に対してフレームの長さの半
分に相当する2.5ms隔たったタイムロットRK に受
信動作が可能なタイミングで駆動される。一方、移動局
642 は、上述した呼び出し信号を受信する(図10
(3))と、その時点を起点として対向する移動局641
その移動局宛に送信された信号を次に受信するタイムス
ロットRK の期間(図10(4))を割り出し、その受信タ
イムスロットの期間に同期信号を送信する。
【0008】すなわち、このような同期信号について
は、移動局641 が送信した時点に対して移動局642
が自律的にとる同期の下で送信されるので、その移動局
641はさらに同期をとることなく円滑に受信できる。
また、移動局641 は、その同期信号を受信して認識す
ると、その旨を示す同期信号を上述した呼び出し信号と
同様にして後続するフレームのタイムスロットTK を介
して送信する(図10(5))。
【0009】移動局642 は、その同期信号を受信して
認識すると、図示されないハードウエアを駆動すること
により呼び出し音を出力する(図10(6))。また、移動
局642 は、操作者が応答するとその呼び出し音の出力
を制止して(図10(7))後続するタイムスロットtK
応答信号を送出し(図10(8))、さらに、後続するフレ
ームにおけるそのタイムスロットtK と上述したタイム
スロットrK(TK)とを全二重の通話チャネルとして捕捉
した後に通話状態に移行する。
【0010】また、移動局641 は、上述した応答信号
を受信すると、同様にしてタイムスロットRK とタイム
スロットTK とを全二重の通話チャネルとして捕捉した
後に通話状態に移行する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、発信元の移動局は、着信先の移動局がトラン
シーバモードに移行していることを確認することなく呼
び出し信号を反復して送信するために、多くの電力を消
費し、特に、その着信先の移動局がトランシーバモード
に移行していない場合には、発信動作が反復して行われ
る度に無用に電力が消費された。
【0012】また、着信先の移動局では、自局宛の呼び
出し信号が受信される「子機間直接通話用キャリア」を
予想することはできないので、その呼び出し信号を確実
に受信するために受信部には大きな時間率で駆動電力が
供給され、待ち受け状態であっても消費される電力は多
かった。さらに、複数の移動局が同じ移動局を着信先と
して非同期に発信した場合には、これらの発信元の移動
局の内、発信動作が遅れて行われた移動局では、呼び出
し信号が何ら規制されることなく反復して送信されるた
めに、多くの電力が全く無用に消費される可能性が高か
った。
【0013】本発明は、サービス品質の低下を来すこと
なくトランシーバモードにおけるランニングコストを大
幅に削減できる無線チャネル設定制御方式を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜5に
記載の発明の原理ブロック図である。
【0015】請求項1に記載の発明は、ユニークな識別
情報が個別に割り付けられ、通話相手との間に無線通信
路が直接形成される第一の通信モードと、無線回線制御
および呼処理の下で無線チャネルが動的に割り付けられ
る第二の通信モードとの何れかが適宜選択され、その選
択された通信モードに適応する信号方式に基づいて待ち
受けおよび発着信を行う複数の移動局111〜11Nと、
複数の移動局111 〜11N が位置し得る地域に無線ゾ
ーンを形成し、これらの移動局の内、第二の通信モード
を選択した移動局に個別に生起した呼について、無線回
線制御および呼処理を行う基地局12とを備え、複数の
移動局111〜11Nには、選択された通信モードと自局
を示す自局識別情報とを含み、その通信モードが第一の
通信モードである場合には、通話相手となり得る他の移
動局を示す他局識別情報が付加されてなる組み合わせを
基地局12に通知する通知手段13と、通知に対して基
地局12によって送信された応答を取り込み、その応答
が示す2値情報に応じて選択された通信モードにおける
待ち受けについて規制またはその規制の解除を行う待ち
受け制御手段14とを有し、基地局12には、通知手段
13によって組み合わせとして通知された通信モードお
よび自局識別情報を取り込み、その自局識別情報に対応
付けてその通信モードを記憶する記憶手段15と、通知
手段13によって組み合わせとして通知された自局識別
情報と他局識別情報とについて、記憶手段15に個別に
対応付けられて記憶された通信モードが共に第一の通信
モードであるか否かを判別し、その結果を2値情報とし
て示す応答をその自局識別情報に対応した移動局に向け
て送信する応答手段16とを有することを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明は、ユニークな識別
情報が個別に割り付けられ、通話相手との間に無線通信
路が直接形成される第一の通信モードと、無線回線制御
および呼処理の下で無線チャネルが動的に割り付けられ
る第二の通信モードとの何れかが適宜選択され、その選
択された通信モードに適応する信号方式に基づいて待ち
受けおよび発着信を行う複数の移動局111〜11Nと、
複数の移動局111 〜11N が位置し得る地域に無線ゾ
ーンを形成し、これらの移動局の内、第二の通信モード
を選択した移動局に個別に生起した呼について、無線回
線制御および呼処理を行う基地局12とを備え、複数の
移動局111〜11Nには、選択された通信モードと自局
を示す自局識別情報とを含み、その通信モードが第一の
通信モードである場合には、通話相手となり得る他の移
動局を示す他局識別情報が付加されてなる組み合わせを
基地局12に通知する通知手段13と、通知に対して基
地局12によって送信された応答を取り込み、その応答
が示す2値情報に応じて選択された通信モードにおける
待ち受けについて規制またはその規制の解除を行う待ち
受け制御手段14とを有し、基地局12には、通知手段
13によって組み合わせとして通知された通信モードお
よび自局識別情報を取り込み、その自局識別情報に対応
付けてその通信モードを記憶する記憶手段15と、通知
手段13によって組み合わせとして通知された自局識別
情報と他局識別情報とについて、記憶手段15に個別に
対応付けられて記憶された通信モードが共に第一の通信
モードであり、かつその他局識別情報が割り付けられた
移動局に呼が生起していないか否かを判別し、その結果
を2値情報として示す応答をその自局識別情報に対応し
た移動局に向けて送信する応答手段21とを有すること
を特徴とする。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の無線チャネル設定制御方式において、
応答手段には、判別の結果の内、偽である旨の結果の確
定については、予め決められた時間または回数に渡って
全ての結果が偽であることを確認するまで保留する手段
を含むことを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請
求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の無線チャネ
ル設定制御方式において、応答手段には、通知手段13
によって組み合わせとして通知された自局識別情報と他
局識別情報とが割り付けられた移動局をランダムに発信
元と着信先とに決定し、その結果を応答に盛り込む手段
を含み、待ち受け制御手段14には、応答手段によって
応答に盛り込まれた決定の結果を取得し、その結果が発
信元を示す場合には発信を行い、反対に着信先を示す場
合にはその発信を差し控える手段を含むことを特徴とす
る。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れか1項に記載の無線チャネル設定制御方
式において、通知手段13によって組み合わせとして通
知された自局識別情報と他局識別情報とについて、先行
する呼の発信元と着信先とを示す発着信モードを記憶す
る発着信モード記憶手段31を備え、応答手段には、自
局識別情報と他局識別情報とについて発着信モード記憶
手段31に記憶された発着信モードを取得し、これらの
発着信モードを交換することにより発信元と着信先とに
決定してその結果を応答に盛り込む手段を含み、待ち受
け制御手段14には、応答手段によって応答に盛り込ま
れた決定の結果を取得し、その結果が発信元を示す場合
には発信を行い、反対に着信先を示す場合にはその発信
を差し控える手段を含むことを特徴とする。
【0019】請求項1に記載の発明にかかわる無線チャ
ネル設定制御方式では、移動局11 1〜11Nに備えられ
た通知手段13は、それぞれ通信モードの更新に際し
て、選択された通信モードと自局に割り付けられた自局
識別情報とを含み、かつその通信モードが第一の通信モ
ードである場合には、通話相手となり得る他の移動局に
割り付けられた他局識別情報が付加されてなる組み合わ
せを基地局に通知する。基地局12では、記憶手段15
は、このような組み合わせとして通知された通信モード
と自局識別情報とを取り込み、その自局識別情報に対応
付けてその通信モードを記憶する。さらに、応答手段1
6は、同様にして組み合わせとして通知された自局識別
情報と他局識別情報とに対応付けられて記憶手段15に
記憶された通信モードを参照し、これらの通信モードが
共に第一の通信モードであるか否かを判別すると共に、
その結果を示す2値情報を応答としてその自局識別情報
に対応した移動局に向けて送信する。移動局111〜1
Nの内、通知手段13が基地局12に上述した組み合
わせを通知した移動局では、待ち受け制御手段14は、
その通知に対する応答として応答手段16から送信され
た2値情報を参照し、その2値情報が通信モードが一致
していないことを示す場合には待ち受け状態への移行を
規制し、反対に一致していることを示す場合にはその規
制を解除したり待ち受け状態への移行を許容する。
【0020】すなわち、移動局111〜11Nは、基地局
12の主導の下で通話相手となるべき他の移動局が自局
と共に第一の通信モードに移行していることが確認され
た場合に限って、その第一の通信モードにおける待ち受
け状態への移行が許容され、かつ従来例と同様の無線回
線制御の手順に基づいて着信呼に対する応答や発信を行
うことができるので、このような確認がなされることな
く待ち受け状態への移行が許容されていた従来例に比べ
て、その応答や発信に伴う無用な電力の消費が大幅に削
減される。
【0021】請求項2に記載の発明にかかわる無線チャ
ネル設定制御方式では、応答手段21は、通知手段13
によって組み合わせとして通知された自局識別情報と他
局識別情報とに個別に対応付けられて記憶手段15に記
憶された通信モードが共に第一の通信モードであること
に併せて、その他局識別情報が割り付けられた移動局に
呼が生起していないことを判別し、その判別の結果であ
る2値情報を応答として移動局に向けて送信する点で請
求項1に記載の発明にかかわる無線チャネル設定制御方
式と異なる。なお、その他の構成要素の動作について
は、請求項1に記載の発明と同様であるから、ここでは
その説明を省略する。
【0022】すなわち、移動局111〜11Nは、通話相
手となるべき他の移動局について、自局と共に第一の通
信モードに移行し、かつ何ら呼が生起していないことが
確認された場合に限って、その第一の通信モードにおけ
る待ち受け状態への移行が許容されるので、単に第一の
通信モードに移行していることが確認されたときに同様
の許容がなされていた請求項1に記載の発明に比べて、
無用な待ち受けや発信が行われることによる電力の消費
が抑圧される。
【0023】請求項3に記載の発明にかかわる無線チャ
ネル設定制御方式では、請求項1または請求項2に記載
の無線チャネル設定制御方式において、応答手段は、判
別の結果の内、偽である旨の結果については、予め決め
られた時間または回数に渡って全ての結果が偽であるこ
とを確認するまで確定を保留する。したがって、移動局
と基地局12との間に形成された無線伝送路の伝送特性
の変動その他に起因して、第一の通信モードに移行しよ
うとする移動局が送信した通知やその通知に対する応答
が正常に伝達されなかったり、その基地局において呼処
理や無線回線制御にかかわる過負荷が生じている状態に
おいても、無用な電力の消費が確度高く抑圧される。
【0024】請求項4に記載の発明にかかわる無線チャ
ネル設定制御方式では、請求項1ないし請求項3の何れ
か1項に記載の無線チャネル設定制御方式において、応
答手段は、通知手段13によって通知された自局識別情
報と他局識別情報とが割り付けられた移動局をランダム
に発信元と着信先とに設定し、その結果を応答に盛り込
む。移動局では、待ち受け制御手段14は、このように
して応答に盛り込まれた設定の結果を取得し、その結果
が発信元を示す場合には発信を行い、反対に着信先を示
す場合にはその発信を差し控える。
【0025】すなわち、第一の通信モードにおいて互い
に通話相手となるべき移動局は基地局の主導の下で動的
に発信元と着信先として指定されて無線回線制御を行う
ので、このような発信元の移動局と着信先の移動局とが
消費する電力の格差が圧縮される。
【0026】請求項5に記載の発明にかかわる無線チャ
ネル設定制御方式では、請求項1ないし請求項3の何れ
か1項に記載の無線チャネル設定制御方式において、発
着信モード記憶手段21は、通知手段13によって通知
された自局識別情報と他局識別情報とについて、先行す
る呼の発信元と着信先とを示す発着信モードを記憶す
る。応答手段は、これらの自局識別情報と他局識別情報
とについて発着信モード記憶手段21に記憶された発着
信モードを取得し、これらの発着信モードを交換するこ
とにより発信元と着信先とを決定してその結果を応答に
盛り込む。待ち受け制御手段14は、このようにして応
答に盛り込まれた決定の結果を取得し、その結果が発信
元を示す場合には発信を行い、反対に着信先を示す場合
にはその発信を差し控える。
【0027】すなわち、第一の通信モードにおいて互い
に通話相手となるべき移動局は基地局の主導の下で交互
に発信元と着信先として無線回線制御を行うので、この
ような発信元の移動局と着信先の移動局とが消費する電
力の格差が確度高く圧縮される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0029】以下に示す各実施形態の特徴は、移動局が
行う無線チャネル設定制御の手順とその手順に適応して
交換局が行う呼処理の手順とにあり、これらの移動局お
よび交換局のハードウエアの構成については、図8に示
す従来例と同様であるから、ここではその説明を省略す
る。なお、本実施形態と図1〜図3に示すブロック図と
の対応関係については、移動局641〜64Nは通知手段
13および待ち受け制御手段14を含む移動局11 1
11Nに対応し、無線基地局611〜61Mおよび交換機
62は記憶手段15、応答手段16、21および発着信
モード記憶手段31を含む基地局12に対応する。
【0030】図2は、請求項1〜5に記載の発明に対応
した実施形態の動作を説明する図である。図3は、移動
局の動作フローチャートである。図4は、交換機の動作
フローチャートである。以下、図2〜図4および図8を
参照して請求項1、2に記載の発明に対応した実施形態
の動作を説明する。なお、発信元および着信先となる移
動局については、簡単のため従来例と同様にして、それ
ぞれ移動局641、642であると仮定する。
【0031】交換機62は移動局641〜64Nの加入者
クラス41をデータベースとして有し、そのデータベー
スには、図5に示すように、個々の移動局を示す「移動
局識別情報」とトランシーバモードにおける着信先とし
て予め割り付けられたユニークな「呼び出し番号」とが
含まれる。さらに、交換機62は、図6に示すように、
これらの移動局の個々について、「移動局識別情報」に
対応付けられて、既述の「通信モード」、トランシーバ
モードにおいて通話相手となるべき移動局を示す「通話
相手呼び出し番号」、トランシーバモードの先行する完
了呼について発信元と着信先との何れであったかを示す
「先行通話モード」が格納される子機間直接通話管理テ
ーブル51を有する。
【0032】移動局641〜64Nは、それぞれトランシ
ーバモードに移行する場合には、図7(a) に示すよう
に、「自局の呼び出し番号(ここでは、「000000000000
1」 であると仮定する。)」に併せて通話相手となるべ
き移動局を示す「相手呼び出し番号(ここでは、「0000
000000010」 であると仮定する。)」を含む「モード通
知」を生成し、自局が位置する無線ゾーンの無線基地局
に向けてその「モード通知」を送信する(図2(1)、図
3(1))。
【0033】なお、以下では、このような「モード通
知」を含む制御情報であって後述する一連の無線チャネ
ル設定制御に供されるものは、「子機間直接通話用キャ
リア」と同様のフレーム構成が適用された「個別セル用
チャネル」SCCHを介して送受されるが、その「個別
セル用チャネル」にかかわる捕捉およびアクセスの手順
については、公知の通りであるので、ここではその説明
を省略する。
【0034】また、上述した「相手呼び出し番号」は移
動局641〜64Nの操作者によって指定されたものであ
り、「自局の呼び出し番号」についてはその移動局に予
め割り付けられたものである。無線基地局は、その「モ
ード通知」を受信するとその内容を交換機62に与え
る。なお、無線基地局611〜61Mは、それぞれ自局が
形成する無線ゾーンに位置する移動局と相互に「モード
通知」を含む上述した制御情報を送受することにより無
線チャネル設定制御を行い、その過程において無線伝送
路と交換機62との間におけるインタフェースをとる。
しかし、そのインタフェースについては、その対象とな
る制御情報が公知のものと異なるが、処理の手順は基本
的に従来例と同じであるから、ここでは簡単のためその
詳細な説明を省略する。
【0035】交換機62は、このようなモード通知を認
識する(図2(2))と、そのモード通知に含まれる「自局
の呼び出し番号」を検索キーとしてデータベースの検索
を行い、その検索キーに対応した加入者クラスに含まれ
る「移動局識別情報」を得る(図4(1))。なお、ここで
は、簡単のため、その「移動局識別情報」は「A1」で
あると仮定する。
【0036】さらに、交換機62は、その「移動局識別
情報」を検索キーとして子機間直接通話管理テーブル5
1の検索を行い、その検索キーに対応したレコードの
「通信モード」に「トランシーバモード」を設定する
(図4(2))と共に、「通話相手呼び出し番号」に「相手
呼び出し番号」を設定する(図4(3))。また、交換機6
2は、その「相手呼び出し番号」を検索キーとしてデー
タベースの検索を行うことにより、その検索キーに対応
した加入者クラスに含まれる「移動局識別情報」を求
め、その「移動局識別情報」を検索キーとして子機間直
接通話管理テーブル51の検索を行う(図4(4))。
【0037】さらに、交換機62は、このような検索の
下で求められた「通信モード」に「「トランシーバモー
ド」が設定され、かつ「通話相手呼び出し番号」に「自
局の呼び出し番号(=「0000000000001」)が設定され
ているか否かの判定を行い、その結果が真となるまで同
様の判定を予め決められた頻度で反復しながら待機する
(図4(5))。
【0038】なお、交換機62は、このような子機間直
接通話管理テーブル51に対する「通信モード」と「通
話相手呼び出し番号」との設定に併せて、既述の判定の
処理については、着信先の移動局642 が発する「モー
ド通知」に対しても同様にして行う(図2(1)′、
(2)′)ので、ここではその詳細な説明を省略する。ま
た、以下では、簡単のため、移動局642 によって発せ
られた「モード通知」に含まれる「自局の呼び出し番
号」と「相手呼び出し番号」とはそれぞれ「0000000000
010」と「0000000000001」とであり、かつその移動局に
ついてデータベースに登録された「移動局識別情報」は
「A2」であると仮定する。
【0039】交換機62は、移動局641、642によっ
て個別に発せられた「モード通知」に応じて上述したよ
うに行われる判定の処理の結果が真であると、これらの
移動局641、642に対応した子機間直接通話管理テー
ブル51について、登録されている「先行通話モード」
の何れか一方または双方が逆転する組み合わせとして発
信元と着信先とを設定し、その設定の結果を示す発着信
モード(発信元、着信先の何れかを示す)を「先行通話
モード」の更新値として設定する。
【0040】さらに、交換機62は、このような発着信
モードを個別に含む「モード移行受付通知」(図7(b))
を生成し、これらの「モード移行受付通知」を上述した
「モード通知」の送信元である移動局に向けて送出する
(図2(3)、(3)′、図4(6))。移動局641、642は、
それぞれ上述した「モード通知」を送信した後にはこの
ような「モード移行受付通知」が受信されるか否かを判
別しつつ待機し(図3(2))、その判別の結果が真である
ことを認識すると、図示されない表示部に通信モードが
トランシーバモードに切り替わったことを表示する。さ
らに、移動局641、642は、その「モード移行受付通
知」に含まれる発着信モードが発信元と着信先との何れ
であるかを識別すると共に、その発信元および着信先と
して個別にかつ自動的に発信モードや着信モードに移行
する(図3(3)、(3)′)。なお、このような発信モードや
着信モードにおける無線チャネル設定制御の手順(図2
(4)、図3(4))については、従来例と同様であるから、
ここではその説明を省略する。
【0041】このように本実施形態によれば、互いに子
機間直接通話にかかわる呼の通話相手として指定された
移動局の組み合わせが交換機62に登録されて一括して
管理され、これらの組み合わせについてのみトランシー
バモードにおける待ち受けと発信とが許容される。した
がって、個々の移動局がその待ち受けや発信を行うこと
が何ら限定されることなく許容されていた従来例に比べ
て無用な電力の消費が大幅に抑えられ、かつ発信元と着
信先とにおける発信や待ち受けのタイミングが適正に調
整されて無線チャネル設定制御の効率が高められる。
【0042】なお、上述した各実施形態では、通話相手
となるべき移動局がトランシーバモードに移行している
ことに併せて、その移動局の通話相手となるべき移動局
が自局である条件の下でそのトランシーバモードの待ち
受けや発信が許容されているが、本発明はこのような条
件に限定されず、例えば、単に通話相手となるべき移動
局が自局と共にトランシーバモードに移行している条件
が適用されたり、付帯条件としてその移動局に何ら呼が
生起していないことが付加されてもよい。
【0043】以下、図2〜図4および図8を参照して請
求項3に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明
する。本実施形態では、交換機62は、移動局641
642から個別に発せられた「モード通知」に応じて請
求項1に記載の発明に対応した実施形態と同様の手順に
基づいて処理を行うことにより、かつこれらの移動局に
対応した子機間直接通話管理テーブル51に、それぞれ
「通信モード」として「トランシーバモード」を設定
し、かつ「通話相手呼び出し番号」に通話相手となるべ
き移動局の呼び出し番号が設定されているか否かを判定
する(図4(1)〜(5))。
【0044】また、交換機62は、その判定を開始する
時点で予め決めれらたインターバル(例えば、上述した
フレーム構成の下で10フレーム分に相当する。)のタ
イマーを起動する(図4(a))。なお、このようなタイマ
ーについては、図示されないが、ソフトウエアによって
実現されてもよい。さらに、交換機62は、その判定の
処理に並行して該当するタイマーの計数値が最終値に達
したか否かを判別し(図4(b))、その結果が真である場
合には、先行して行われた子機間直接通話管理テーブル
51の更新を無効化する(図4(c))と共に、図7(c) に
示す「モード受付不可通知」を該当する移動局に向けて
送出する(図4(d))。なお、このような計数値が最終値
に達する前に上述した判定の結果が真となった場合に
は、交換機62はそのタイマーの計時を規制し、かつ請
求項1に記載の発明に対応した実施形態と同様の後続す
る処理(図4(6)、…)を行う。
【0045】一方、移動局641、642は、それぞれ上
述した「モード通知」を送信した後にはこのような「モ
ード受付不可通知」が受信されるか否かを判別しながら
(図3(a) 待機し、その判別の結果が真であることを認
識すると、図示されない表示部に通信モードがトランシ
ーバモードに切り替えできないことを表示する(図3
(b))。
【0046】このように本実施形態によれば、互いに通
話相手となるべき移動局の組み合わせが予め決められた
期間内に子機間直接通話管理テーブル51に登録されな
いことが確実に検出され、かつその旨が移動局に通知さ
れるので、これらの移動局と基地局との間に形成される
無線伝送路の伝送特性の変動等に起因して正常に「モー
ド通知」が伝送されない場合であっても、請求項1に記
載の発明に対応した実施形態と同様にして無用な電力の
消費が大幅に抑えられ、かつ発信元と着信先とにおける
発信および待ち受けのタイミングが確度高く調整されて
無線チャネル設定制御の効率が高められる。
【0047】以下、図2〜図4および図8を参照して請
求項4、5に記載の発明に対応した本実施形態の動作を
説明する。本実施形態では、交換機62は、共にトラン
シーバモードに移行した移動局に生起した呼について、
子機間直接通話管理テーブル51に登録された「先行通
話モード」を参照することにより下記の手順に基づいて
発着信モードを設定する。
【0048】(1) 一方の移動局の「先行通話モード」が
発信元であり、かつ他方の移動局の「先行通話モード」
が着信先である場合には両者を論理的に入れ替えること
によって発着信モードを設定する。 (2) その他の場合には何れか一方の移動局を発信元と
し、かつ他方の移動局を着信先とする発着信モードを設
定する。
【0049】このように本実施形態によれば、トランシ
ーバモードにおいて互いに通話相手となる移動局の組み
合わせについて、発信元と着信先とが交互に設定される
ので、各移動局の消費電力が平均化される。なお、本実
施形態では、「先行通話モード」が交互に切り替えられ
ているが、本発明はこのような構成に限定されず、例え
ば、乱数等に基づいてランダムに切り替えることも可能
である。
【0050】また、本実施形態では、「先行通話モー
ド」の更新は、例えば、完了呼が認識された(通話が開
始された)ときやその完了呼の終話が行われるときに行
われてもよい。さらに、上述した各実施形態では、子機
間直接通話管理テーブル51の内容の初期設定について
は何ら記述されていないが、例えば、始動時に併せて、
トランシーバモードの各移動局に生起した呼が消滅する
ときや通信モードがそのトランシーバモード以外のもの
に移行するときに行うことができる。
【0051】また、上述した各実施形態では、移動局6
1〜64Nはトランシーバモードを含む3つの通話モー
ドを有するが、子機間直接通話が行われるべき通話モー
ドに併せて、少なくともこのような子機間直接通話が行
われない1つの通話モードが適宜選択されて適用される
ならば、如何なる移動通信システムにも適用可能であ
る。
【0052】さらに、上述した各実施形態では、子機間
直接通話にかかわる無線チャネル設定制御の開始に先行
して該当する移動局が無線基地局611〜61Mおよび交
換機62にアクセスしているにもかかわらず、これらの
移動局が何ら課金の対象となっていないが、本発明はこ
のような構成に限定されず、そのアクセスの実体(例え
ば、無線チャネルの占有時間、無線基地局および交換機
に要求される処理量)に即した課金体系に適応する情報
が確実に収集されるならば、如何なる課金方式が適用さ
れてもよい。
【0053】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、従来例に比べて第一の通信モードにおいて無用に消
費される電力が大幅に削減される。また、請求項2に記
載の発明では、請求項1に記載の発明に比べて、第一の
通信モードにおいて無用に消費される電力がさらに削減
される。
【0054】さらに、請求項3に記載の発明では、移動
局と基地局との間に形成された無線伝送路の伝送特性の
変動その他に起因して、第一の通信モードに移行しよう
とする移動局が送信した通知やその通知に対する応答が
正常に伝達されなかったり、その基地局において呼処理
や無線回線制御にかかわる過負荷が生じている状態にお
いても、無用な電力の消費が確度高く抑圧される。
【0055】また、請求項4、5に記載の発明では、第
一の通信モードにおいて発信元の移動局と着信先の移動
局とが消費する電力の格差が圧縮される。したがって、
これらの発明が適用されたディジタルコードレス電話シ
ステムでは、サービス品質や伝送品質の低下を来すこと
なくランニングコストの削減とバッテリーから供給され
る駆動電力よる連続運転時間の拡大とがはかられ、多様
な運用形態に対する柔軟な適応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜5に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図2】請求項1〜5に記載の発明に対応した実施形態
の動作を説明する図である。
【図3】移動局の動作フローチャートである。
【図4】交換機の動作フローチャートである。
【図5】加入者クラスの構成を示す図である。
【図6】子機間直接通話管理テーブルの構成を示す図で
ある。
【図7】無線基地局と移動局との間で送受される制御信
号を示す図である。
【図8】PHSの基本的な構成を示す図である。
【図9】フレーム構成を示す図である。
【図10】従来の子機間直接通話に関する無線回線制御
の手順を示す図である。
【符号の説明】 11,64 移動局 12 基地局 13 通知手段 14 待ち受け制御手段 15 記憶手段 16,21 応答手段 31 発着信モード記憶手段 41 加入者クラス 51 子機間直接通話管理テーブル 61 無線基地局 62 交換機 63 公衆網

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニークな識別情報が個別に割り付けら
    れ、通話相手との間に無線通信路が直接形成される第一
    の通信モードと、無線回線制御および呼処理の下で無線
    チャネルが動的に割り付けられる第二の通信モードとの
    何れかが適宜選択され、その選択された通信モードに適
    応する信号方式に基づいて待ち受けおよび発着信を行う
    複数の移動局と、 前記複数の移動局が位置し得る地域に無線ゾーンを形成
    し、これらの移動局の内、前記第二の通信モードを選択
    した移動局に個別に生起した呼について、前記無線回線
    制御および前記呼処理を行う基地局とを備え、 前記複数の移動局には、 前記選択された通信モードと自局を示す自局識別情報と
    を含み、その通信モードが前記第一の通信モードである
    場合には、通話相手となり得る他の移動局を示す他局識
    別情報が付加されてなる組み合わせを前記基地局に通知
    する通知手段と、 前記通知に対して前記基地局によって送信された応答を
    取り込み、その応答が示す2値情報に応じて前記選択さ
    れた通信モードにおける待ち受けについて規制またはそ
    の規制の解除を行う待ち受け制御手段とを有し、 前記基地局には、 前記通知手段によって前記組み合わせとして通知された
    通信モードおよび自局識別情報を取り込み、その自局識
    別情報に対応付けてその通信モードを記憶する記憶手段
    と、 前記通知手段によって前記組み合わせとして通知された
    自局識別情報と他局識別情報とについて、前記記憶手段
    に個別に対応付けられて記憶された通信モードが共に前
    記第一の通信モードであるか否かを判別し、その結果を
    前記2値情報として示す応答をその自局識別情報に対応
    した移動局に向けて送信する応答手段とを有することを
    特徴とする無線チャネル設定制御方式。
  2. 【請求項2】 ユニークな識別情報が個別に割り付けら
    れ、通話相手との間に無線通信路が直接形成される第一
    の通信モードと、無線回線制御および呼処理の下で無線
    チャネルが動的に割り付けられる第二の通信モードとの
    何れかが適宜選択され、その選択された通信モードに適
    応する信号方式に基づいて待ち受けおよび発着信を行う
    複数の移動局と、 前記複数の移動局が位置し得る地域に無線ゾーンを形成
    し、これらの移動局の内、前記第二の通信モードを選択
    した移動局に個別に生起した呼について、前記無線回線
    制御および前記呼処理を行う基地局とを備え、 前記複数の移動局には、 前記選択された通信モードと自局を示す自局識別情報と
    を含み、その通信モードが前記第一の通信モードである
    場合には、通話相手となり得る他の移動局を示す他局識
    別情報が付加されてなる組み合わせを前記基地局に通知
    する通知手段と、 前記通知に対して前記基地局によって送信された応答を
    取り込み、その応答が示す2値情報に応じて前記選択さ
    れた通信モードにおける待ち受けについて規制またはそ
    の規制の解除を行う待ち受け制御手段とを有し、 前記基地局には、 前記通知手段によって前記組み合わせとして通知された
    通信モードおよび自局識別情報を取り込み、その自局識
    別情報に対応付けてその通信モードを記憶する記憶手段
    と、 前記通知手段によって前記組み合わせとして通知された
    自局識別情報と他局識別情報とについて、前記記憶手段
    に個別に対応付けられて記憶された通信モードが共に前
    記第一の通信モードであり、かつその他局識別情報が割
    り付けられた移動局に呼が生起していないか否かを判別
    し、その結果を前記2値情報として示す応答をその自局
    識別情報に対応した移動局に向けて送信する応答手段と
    を有することを特徴とする無線チャネル設定制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の無線チ
    ャネル設定制御方式において、 応答手段には、 判別の結果の内、偽である旨の結果については、予め決
    められた時間または回数に渡って全ての結果が偽である
    ことを確認するまで確定を保留する手段を含むことを特
    徴とする無線チャネル設定制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の無線チャネル設定制御方式において、 応答手段には、 通知手段によって組み合わせとして通知された自局識別
    情報と他局識別情報とが割り付けられた移動局をランダ
    ムに発信元と着信先とに設定し、その結果を応答に盛り
    込む手段を含み、 待ち受け制御手段には、 前記応答手段によって応答に盛り込まれた設定の結果を
    取得し、その結果が発信元を示す場合には発信を行い、
    反対に着信先を示す場合にはその発信を差し控える手段
    を含むことを特徴とする無線チャネル設定制御方式。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の無線チャネル設定制御方式において、 通知手段によって組み合わせとして通知された自局識別
    情報と他局識別情報とについて、先行する呼の発信元と
    着信先とを示す発着信モードを記憶する発着信モード記
    憶手段を備え、 応答手段には、 前記自局識別情報と他局識別情報とについて前記発着信
    モード記憶手段に記憶された発着信モードを取得し、こ
    れらの発着信モードを交換することにより前記発信元と
    前記着信先とを決定してその結果を応答に盛り込む手段
    を含み、 待ち受け制御手段には、 前記応答手段によって応答に盛り込まれた決定の結果を
    取得し、その結果が発信元を示す場合には発信を行い、
    反対に着信先を示す場合にはその発信を差し控える手段
    を含むことを特徴とする無線チャネル設定制御方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2014042346A (ja) * 2013-11-07 2014-03-06 Nokia Siemens Networks Oy ピアツーピア通信のためのページングメッセージを送信する装置及び方法

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