JPH1045724A - N−スルホニルピリミジンカルボン酸アミド誘導体の製造法 - Google Patents

N−スルホニルピリミジンカルボン酸アミド誘導体の製造法

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JPH1045724A
JPH1045724A JP22041396A JP22041396A JPH1045724A JP H1045724 A JPH1045724 A JP H1045724A JP 22041396 A JP22041396 A JP 22041396A JP 22041396 A JP22041396 A JP 22041396A JP H1045724 A JPH1045724 A JP H1045724A
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JP
Japan
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general formula
carboxylic acid
compound
formula
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Application number
JP22041396A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Takabe
文明 高部
Takumi Yoshimura
巧 吉村
Nobuhide Wada
信英 和田
Nobuyuki Oba
伸之 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】除草剤として有用なN−スルホニルピリミジン
カルボン酸アミド誘導体を効率的に製造することができ
る方法を提供する。 【解決手段】 一般式(II)[式中、Rはアルコキシ基を示し、Yは
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基など、を示
し、nは0、1又は2を示す。]で表される4,6−ジ
アルコキシピリミジン−2−カルボン酸フェニルエステ
ル誘導体と一般式(III)[式中、Rは置換又は無
置換のアルキル基、置換又は無置換のアルケニル基、置
換又は無置換のアルキニル基、置換又は無置換のシクロ
アルキル基、置換又は無置換のアルキルアミノ基などを
示す。]で表されるスルホンアミド誘導体とを反応させ
ることを特徴とする、一般式(I)で表されるN−スル
ホニルピリミジンカルボン酸アミド誘導体の製造方法及
び4,6−ジアルコキシピリミジン−2−カルボン酸
フェニルエステル誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除草剤として有用
なN−スルホニルピリミジンカルボン酸アミド誘導体の
製造法及び該製造法の原料として有用な4,6−ジアル
コキシピリミジン−2−カルボン酸 フェニルエステル
誘導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに、N−スルホニル含窒素6員
芳香環カルボン酸アミド誘導体又はその塩、製造法及び
有害生物防除剤に関する記載及び一般式(VIII)で
表される化合物を製造する製造法として、(化5)に示
すような一般式(VI)で表されるスルホンアミド誘導
体と下記一般式(VII)で表されるカルボン酸誘導体
を、適当な縮合剤の存在下、適当な溶媒中で、必要なら
ば塩基の共存下で反応させる製造法が知られている(W
O−9318012号公報明細書)。
【0003】
【化5】 [式中Rは(置換)アルキル基、(置換)アルケニル
基、アルキニル基(置換)シクロアルキル基、(置換)
アルキルアミノ基又は(置換)ジアルキルアミノ基を示
し、R、Rは同一又は相異なり水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロアルキル基、又
はハロアルコキシ基を示し、Zはメチン基又は窒素原子
を示す。]
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記WO
−9318012号公報明細書に記載の製造法は、一般
式(VII)で表される化合物の製造に比較的長い工程
を要すること、及び縮合剤を使用しなければならないこ
と等で必ずしも工業的に有利な方法であるとは言い難
い。本発明は、N−スルホニルピリミジンカルボン酸ア
ミド誘導体をより効率良く製造できる方法を提供するこ
とを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成すべく、N−スルホニルピリミジンカルボン酸ア
ミド誘導体の製造方法について鋭意検討した結果、スル
ホンアミド誘導体とピリミジン−2−カルボン酸 フェ
ニルエステル誘導体を反応させることにより前記課題を
達成できることを見出し、また、その原料となるピリミ
ジン−2−カルボン酸 フェニルエステル誘導体は、フ
ェニルオキザリルクロライド誘導体とジメチルプロパン
ジイミデート二塩酸塩と反応させることにより製造でき
る新規化合物であることを見出し本発明を完成するに至
った。
【0006】即ち、本発明は下記(1)及び(2)に記
載の事項を提供するものである。
【0007】(1)一般式(II)
【0008】
【化6】 [式中、Rはアルコキシ基を示し、Yはハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はア
ルコキシカルボニル基を示し、nは0、1又は2を示
す。]
【0009】で表される4,6−ジアルコキシピリミジ
ン−2−カルボン酸 フェニルエステル誘導体と一般式
(III)
【0010】
【化7】 [式中、Rは置換又は無置換のアルキル基、置換又は
無置換のアルケニル基、置換又は無置換のアルキニル
基、置換又は無置換のシクロアルキル基、置換又は無置
換のアルキルアミノ基、置換又は無置換のジアルキルア
ミノ基又は環状アミノ基を示す。]
【0011】で表されるスルホンアミド誘導体とを反応
させることを特徴とする、一般式(I)
【0012】
【化8】 [式中、R及びRは前記と同義である。]
【0013】で表されるN−スルホニルピリミジンカル
ボン酸アミド誘導体の製造方法。
【0014】(2)一般式(II)
【0015】
【化9】 [式中、Rはアルコキシ基を示し、Yはハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はア
ルコキシカルボニル基を示し、nは0、1又は2を示
す。]
【0016】で表される4,6−ジアルコキシピリミジ
ン−2−カルボン酸 フェニルエステル誘導体。
【0017】尚、本明細書において用いられる用語の定
義を以下に示す。ハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素の各原子を包含する。
【0018】アルキル基とは炭素数が1〜8の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基を意味し、例えばメチル基、エチル
基、イソプロピル基、tert−ブチル基、n−ヘキシ
ル基、n−オクチル基等を包含する。
【0019】ハロアルキル基とは、同一又は相異なる1
〜10のハロゲン原子で置換されている炭素数が1〜8
の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を意味し、例えばクロロ
メチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル
基、テトラフルオロエチル基等を包含する。
【0020】アルケニル基とは炭素数2〜8の直鎖又は
分岐鎖のアルケニル基を意味し、例えばアリル基、1−
ブテニル基、2−ブテニル基、2−ペンテニル基等を包
含する。
【0021】アルキニル基とは、炭素数2〜8の直鎖又
は分岐鎖のアルキニル基を意味し、例えばプロパルギル
基、1−ブチニル基、2−ブチニル基等を包含する。
【0022】シクロアルキル基とは、炭素数3〜8のシ
クロアルキル基を意味し、例えばシクロプロピル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基等を包含する。
【0023】アルコキシ基とは、アルキル部分が上記の
意味を示す(アルキル)−O−基を示し、例えばメトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキ
シ基、tert−ブトキシ基、n−ヘキシルオキシ基、
n−オクチルオキシ基等を包含する。
【0024】アルキルアミノ基とは、アルキル部分が上
記の意味を示す(アルキル)−NH−基を示し、例えば
メチルアミノ基、エチルアミノ基、イソプロピルアミノ
基等を包含する。
【0025】ジアルキルアミノ基とは、アルキル部分が
上記の意味を示す(アルキル)N−基を示し、例えば
ジメチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジイソプロ
ピルアミノ基等を包含する。
【0026】アルコキシカルボニル基とは、アルコキシ
部分が上記の意味を示す(アルコキシ)−CO−基を示
し、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、イソプロポキシカルボニル基等を包含する。
【0027】環状アミノ基とは、アジリジニル基、アゼ
チジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基等を包含
する。
【0028】また、置換とは、例えばハロゲン原子、ア
ルコキシ基、シアノ基、アルコキシカルボニル基、ハロ
アルキル基等でモノ置換、或るいはポリ置換されている
ことを示す。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の方法により製造し
た一般式(I)で表されるN−スルホニルピリミジンカ
ルボン酸アミド誘導体の代表的な化合物例を(表1)
に、また一般式(II)で表される本発明化合物の代表
的な化合物例を(表2)に示すが、本発明はこれらに限
られるものではない。尚、化合物番号は以後の記載にお
いて参照される。
【0030】一般式(I)で表される化合物には、エン
トゲーゲン(E)体及びツザーメン(Z)体の2種類の
幾何異性体が存在するが、本発明の方法により製造でき
る一般式(I)で表される化合物は、これらの異性体の
いずれか及びこれら異性体の任意の比率の混合物をも包
含する。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】次に、一般式(I)で表されるN−スルホ
ニルピリミジンカルボン酸アミド誘導体の製造に係る本
発明方法を製造法1として説明する。
【0034】〈製造法1〉
【0035】
【化10】 [式中、R、R、Y及びnは前記と同義である。] 当方法は、一般式(I)で表されるN−スルホニルピリ
ミジンカルボン酸アミド誘導体を、一般式(II)で表
される4,6−ジアルコキシピリミジン−2−カルボン
酸 フェニルエステル誘導体と一般式(III)で表さ
れるスルホンアミド誘導体とを塩基の存在下、適当な溶
媒中で反応させることにより製造するものである。
【0036】当反応において原料として用いる一般式
(II)で表される4,6−ジアルコキシピリミジン−
2−カルボン酸 フェニルエステル誘導体としては、例
えば4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸
フェニルエステル、4,6−ジメトキシピリミジン−2
−カルボン酸 4−クロロフェニルエステル、4,6−
ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸 4−メチルフ
ェニルエステル、4,6−ジメトキシピリミジン−2−
カルボン酸 4−メトキシフェニルエステル、4,6−
ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸 2,4−ジメ
チルフェニルエステル、4,6−ジメトキシピリミジン
−2−カルボン酸 2,6−ジメチルフェニルエステ
ル、4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸
2,6−ジクロロフェニルエステル、4,6−ジメトキ
シピリミジン−2−カルボン酸 フェニルエステル、
4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸 4−
シアノフェニルエステル、4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−カルボン酸 4−ニトロフェニルエステル、
4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸 4−
メトキシカルボニルフェニルエステル等を例示できる。
【0037】また、当反応においてもう一方の原料とし
て用いる一般式(III)で表されるスルホンアミド誘
導体としては、例えばZ−3−クロロ−2−プロペンス
ルホンアミド、E−2,3−ジクロロ−2−プロペンス
ルホンアミド、Z−3−クロロ−2−メチル−2−プロ
ペンスルホンアミド、1−エチルプロピルアミノスルホ
ンアミド、プロパルギルスルホンアミド、シクロプロピ
ルメチルスルホンアミド、3−クロロプロパンスルホン
アミド等を例示できる。
【0038】原料の使用量は一般式(III)で表され
るスルホンアミド誘導体に対し、一般式(II)で表さ
れる4,6−ジアルコキシピリミジン−2−カルボン酸
フェニルエステル誘導体を1.0〜1.3当量の範囲
内で用いる。
【0039】当反応において用いる塩基としては、例え
ば水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化
物、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム等のアルカリ金属炭酸塩類、及びトリエチルアミン、
ピリジン、1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−
7−ウンデセン(DBU)等の有機塩基等が挙げられ
る。塩基の使用量は、一般式(III)で表されるスル
ホンアミド誘導体に対し0.01〜10当量、好ましく
は1.0〜1.2当量の範囲内で用いる。
【0040】当反応において用いる溶媒としては、例え
ばN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
スルホキシド(DMSO)等を包含する非プロトン性極
性溶媒;テトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエー
テル、ジオキサン等を包含するエーテル類;ジクロロメ
タン、クロロホルム等を包含するハロゲン化炭化水素
類;アセトン、メチルイソブチルケトン等を包含するケ
トン類;アセトニトリル、プロピオニトリル等を包含す
るニトリル類;トルエン、ベンゼン、キシレン等を包含
する芳香族炭化水素類等を挙げることができる。溶媒の
使用量は一般式(III)で表されるスルホンアミド誘
導体1gに対し、1ml〜1000mlの範囲で行なわ
れ、好ましくは10ml〜200mlである。
【0041】反応温度は、一般に、−50℃から溶媒の
沸点の範囲で行なわれ、好ましくは0℃〜室温の範囲で
あり、反応時間は特に制限はないが、通常30分〜24
時間の範囲である。
【0042】上記製造法1において原料として用いる一
般式(II)で表される4,6−ジアルコキシピリミジ
ン−2−カルボン酸 フェニルエステル誘導体は新規化
合物であり、以下に示す製造法2に従って製造すること
ができる。
【0043】〈製造法2〉
【0044】
【化11】 [式中、R、Y及びnは前記と同義である。]
【0045】一般式(II)で表される4,6−ジアル
コキシピリミジン−2−カルボン酸フェニルエステル誘
導体は一般式(IV)で表されるフェニルオキザリルク
ロライド誘導体と式(V)で表されるジアルキルプロパ
ンジイミデート二塩酸塩とを塩基の存在下、適当な溶媒
中で反応させることにより得ることができる。
【0046】当反応において用いる一般式(IV)で表
されるフェニルオキザリルクロライド誘導体としては、
例えばフェニルオキザリルクロリド、4−クロロフェニ
ルオキザリルクロリド、4−メチルフェニルオキザリル
クロリド、4−メトキシフェニルオキザリルクロリド、
2,4−ジクロロフェニルオキザリルクロリド、2,4
−ジメチルフェニルオキザリルクロリド、2,6−ジメ
チルフェニルオキザリルクロリド、4−シアノフェニル
オキザリルクロリド、4−ニトロフェニルオキザリルク
ロリド、4−メトキシカルボニルフェニルオキザリルク
ロリド等を例示できる。
【0047】式(V)で表されるジアルキルプロパンジ
イミデート二塩酸塩に対して、一般式(IV)で表され
るフェニルオキザリルクロライド誘導体は1.0〜1.
5当量の範囲で用いられる。
【0048】なお、一般式(IV)で表されるフェニル
オキザリルクロライド誘導体は、例えばヘミーシェ ベ
リヒテ(Chemische Berichite)、第54B巻、第12
13頁(1921年)に記載の方法に従い合成すること
ができる。また一般式(V)で表されるジアルキルプロ
パンジイミデート二塩酸塩は、例えばジャーナル・オブ
・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー(Journal of
American Chemical Society)、第71巻、第40頁
(1949年)に記載の方法に従い合成することができ
る。
【0049】当反応において用いる塩基としては、例え
ばトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルア
ミン、ピリジン等の有機塩基及び炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類があげられ
る。塩基の使用量としては、前記一般式(V)で表され
るジアルキルプロパンジイミデート二塩酸塩に対して3
〜5当量の範囲が適当である。
【0050】当反応において用いる溶媒としては、例え
ばN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
スルホキシド(DMSO)等を包含する非プロトン性極
性溶媒;テトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエー
テル、ジオキサン等を包含するエーテル類;ジクロロメ
タン、クロロホルム等を包含するハロゲン化炭化水素
類;アセトン、メチルイソブチルケトン等を包含するケ
トン類;アセトニトリル、プロピオニトリル等を包含す
るニトリル類;トルエン、ベンゼン、キシレン等を包含
する芳香族炭化水素類等を挙げることができる。溶媒の
使用量は式(V)で表されるジアルキルプロパンジイミ
デート二塩酸塩1gに対し、1ml〜1000mlの範
囲で行なわれ、好ましくは10ml〜100mlであ
る。
【0051】反応温度は、一般に−50℃から溶媒の沸
点の範囲で行なわれ、反応時間の範囲は通常30分〜2
時間の範囲である。
【0052】なお、製造法1において原料として用いら
れる一般式(III)で表されるスルホンアミド誘導体
の内、式中のR1が置換又は無置換のアルケニル基であ
る化合物は、例えば以下に記載する製造法3に従って製
造することができる。
【0053】〈製造法3〉
【0054】
【化12】 [式中、Xは水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基
を示し、Xはハロゲン原子又はアルキル基を示す。]
【0055】一般式(X)で表される2−アルケニルス
ルホンアミド誘導体は、Xとクロロスルホニルメチル
基がシス配位である一般式(IX)で表される2−アル
ケニルスルホニルクロライド誘導体を適当な溶媒中、一
般式(IX)で表される2−アルケニルスルホニルクロ
ライド誘導体に対し1〜10当量のアンモニアガス或る
いはアンモニア水と−50℃〜溶媒の沸点の温度の範囲
で反応させることにより得ることができる。
【0056】溶媒としては、テトラヒドロフラン(TH
F)、ジエチルエーテル、ジオキサン等を包含するエー
テル類;ジクロロメタン、クロロホルム等を包含するハ
ロゲン化炭化水素類;アセトン、メチルイソブチルケト
ン等を包含するケトン類;トルエン、ベンゼン、キシレ
ン等を包含する芳香族炭化水素類及び水等を挙げること
ができる。溶媒の使用量は一般式(IX)で表される2
−アルケニルスルホニルクロライド誘導体1gに対し、
1ml〜1000mlの範囲で行なわれ、好ましくは5
ml〜100mlである。
【0057】一般式(IX)で表される2−アルケニル
スルホニルクロライド誘導体は、下記A法、又はB法に
より得ることができる。
【0058】(A法)
【0059】
【化13】 [式中、X及びXは前記と同義であり、Xはハロ
ゲン原子を示す。]
【0060】一般式(IX)で表される2−アルケニル
スルホニルクロライド誘導体は、Xとハロゲノメチル
基[一般式(XI)中の基−CH −X ]がシス配位
である一般式(XI)で表されるアルケニルハライド誘
導体と1.0〜1.5当量の亜硫酸ナトリウムとを反応
させて得られる一般式(XII)で表されるアルケニル
スルホン酸ナトリウム誘導体を、1〜10当量の五塩化
リンやオキシ塩化リン等の塩素化剤で塩素化することに
より得ることができる。
【0061】一般式(XI)で表されるアルケニルハラ
イド誘導体と亜硫酸ナトリウムとの反応は通常は溶媒中
で行われる。溶媒としては例えば水を挙げることができ
る。溶媒の使用量は一般式(XI)で表されるアルケニ
ルハライド誘導体1gに対し、1ml〜1000mlの
範囲で行なわれ、好ましくは5ml〜100mlであ
る。
【0062】反応温度は一般に0℃〜溶媒の沸点、好ま
しくは20℃〜100℃の範囲で行なわれ、反応時間の
範囲は通常1〜24時間の範囲である。
【0063】一般式(XII)で表されるアルケニルス
ルホン酸ナトリウム誘導体の塩素化反応は通常は溶媒中
で行われる。溶媒としては例えばクロロホルムを挙げる
ことができるが、塩素化剤(例えばオキシ塩化リン)を
溶媒とすることもでき、また、無溶媒で行うこともでき
る。溶媒の使用量は一般式(XII)で表されるアルケ
ニルスルホン酸ナトリウム誘導体1gに対し、1ml〜
1000mlの範囲で行なわれ、好ましくは5ml〜1
00mlである。
【0064】反応温度は一般に0℃〜溶媒の沸点、好ま
しくは20℃〜100℃の範囲で行なわれ、反応時間の
範囲は通常10分〜10時間の範囲である。
【0065】(B法)
【0066】
【化14】 [式中、X、Xは前記と同義である。]
【0067】一般式(IX)で表される2−アルケニル
スルホニルクロライド誘導体は、Xとクロロスルホニ
ルメチル基[一般式(XIII)中の基−CH −SO
Cl]がシス配位のアルケニルスルホニルクロライド
誘導体とトランス配位のアルケニルスルホニルクロライ
ド誘導体との混合物である一般式(XIII)で表され
るアルケニルスルホニルクロライド誘導体から、不安定
なトランス配位のアルケニルスルホニルクロライドを熱
分解させて除去することにより得ることができる。
【0068】通常、この熱分解は混合物である一般式
(XIII)で表されるアルケニルスルホニルクロライ
ド誘導体を一般に100℃〜200℃、好ましくは12
0℃〜170℃の範囲で加熱すればよく、反応時間の範
囲は通常30分〜2時間の範囲である。
【0069】次に、一般式(IX)で表される2−アル
ケニルスルホニルクロライド誘導体及び一般式(X)で
表される2−アルケニルスルホンアミド誘導体の具体例
を(表3)に例示する。
【0070】
【表3】
【0071】
【実施例】次に製造例及び参考例を挙げて本発明を更に
詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定され
るものではない。
【0072】製造例1 N−(Z−3−クロロ−2−プ
ロペニルスルホニル)−4,6−ジメトキシピリミジン
−2−カルボン酸アミド(化合物番号I−1)の製造 Z−3−クロロ−2−プロペンスルホンアミド 0.2
4g(1.5ミリモル)、4,6−ジメトキシピリミジ
ン−2−カルボン酸 フェニルエステル0.40g
(1.5ミリモル)をアセトニトリル30mlに溶解
し、1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウ
ンデセン(DBU)0.23g(1.5ミリモル)を加
え、室温で一晩反応させた。反応液を濃縮し、残査を
水、酢酸エチルに溶解した。水層をクエン酸で酸性とし
て、酢酸エチルで抽出した。有機層を、水、食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得ら
れた結晶をイソプロピルエーテルで洗浄して目的のN−
(Z−3−クロロ−2−プロペニルスルホニル)−4,
6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸アミド
(0.41g、融点162〜163℃、収率84%)を
得た。
【0073】製造例2 N−(E−2,3−ジクロロ−
2−プロペニルスルホニル)−4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−カルボン酸アミド(化合物番号I−2)の
製造 製造例1と同様にして、E−2,3−ジクロロ−2−プ
ロペニルスルホンアミド0.29g(1.5ミリモル)
と4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸 フ
ェニルエステル0.40g(1.5ミリモル)及び1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン
(DBU)0.23g(1.5ミリモル)から目的のN
−(E−2,3−ジクロロ−2−プロペニルスルホニ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸
アミド(0.1g、融点160〜161℃、収率20
%)を得た。
【0074】製造例3 N−(2−メチル−3−クロロ
−2−プロペニルスルホニル)−4,6−ジメトキシピ
リミジン−2−カルボン酸アミド(化合物番号I−3)
の製造 製造例1と同様にして、2−メチル−3−クロロ−2−
プロペニルスルホンアミド0.19g(1.1ミリモ
ル)と4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸
フェニルエステル0.29g(1.1ミリモル)及び
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセ
ン(DBU)0.17g(1.1ミリモル)から目的の
N−(2−メチル−3−クロロ−2−プロペニルスルホ
ニル)−4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン
酸アミド(0.24g、融点137〜140℃、収率6
3%)を得た。
【0075】製造例4 N−(1−エチルプロピルアミ
ノスルホニル)−4,6−ジメトキシピリミジン−2−
カルボン酸アミド(化合物番号I−4)の製造 製造例1と同様にして、1−エチルプロピルアミノスル
ホンアミド48mg(0.29ミリモル)と4,6−ジ
メトキシピリミジン−2−カルボン酸 4−メチルフェ
ニルエステル80mg(0.29ミリモル)及び1,8
−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(D
BU)44mg(0.29ミリモル)から目的のN−
(1−エチルプロピルアミノスルホニル)−4,6−ジ
メトキシピリミジン−2−カルボン酸アミド(77m
g、融点153〜154℃、収率80%)を得た。
【0076】製造例5 N−(イソプロピルスルホニ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸
アミド(化合物番号I−5)の製造 製造例1と同様にして、イソプロピルスルホンアミド3
3mg(0.27ミリモル)と4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−カルボン酸 4−クロロフェニルエステル
80mg(0.27ミリモル)及び1,8−ジアザビシ
クロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)41m
g(0.27ミリモル)から目的のN−(イソプロピル
スルホニル)−4,6−ジメトキシピリミジン−2−カ
ルボン酸アミド(66mg、融点182〜184℃、収
率84%)を得た。
【0077】製造例6 4,6−ジメトキシピリミジン
−2−カルボン酸 フェニルエステル(化合物番号II
−1)の合成 クロロホルム50ml中のジメチルプロパンジイミデー
ト二塩酸塩2.0g(10ミリモル)の懸濁液に、0℃
でN,N−ジイソプロピルエチルアミン4.6g(36
ミリモル)を滴下し、15分撹拌した。フェニルオキザ
リルクロライド2.0g(11ミリモル)のクロロホル
ム20ml溶液を0℃で滴下し、0℃で30分間撹拌し
た。反応液を氷水にあけ、クロロホルムで抽出し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得られた結晶を
ジイソプロピルエーテル(IPE)で洗浄して目的の
4,6−ジメトキシピリミジン−2−カルボン酸 フェ
ニルエステル(1.3g、融点134〜135℃、収率
50%)を得た。
【0078】H−NMRデータ(60MHz、CDC
溶媒、δ値、ppm): 4.06 (6H、s) 6.22 (1H、s) 7.20〜7.50 (5H、m)
【0079】製造例7 4,6−ジメトキシピリミジン
−2−カルボン酸 4−クロロフェニルエステル(化合
物番号II−2)の合成 製造例6と同様にして、4−クロロフェニルオキザリル
クロライド10g(46ミリモル)、ジメチルプロパン
ジイミデート二塩酸塩11.7g(57.5ミリモル)
及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン27g(0.
207モル)から目的の4,6−ジメトキシピリミジン
−2−カルボン酸 4−クロロフェニルエステル(6.
1g、融点130〜132℃、収率45%)を得た。 H−NMRデータ(60MHz、CDCl溶媒、δ
値、ppm): 4.06 (6H、s) 6.23 (1H、s) 7.23 (2H、d) 7.40 (2H、d)
【0080】製造例8 4,6−ジメトキシピリミジン
−2−カルボン酸 4−メチルフェニルエステル(化合
物番号II−3)の合成 製造例6と同様にして、4−メチルフェニルオキザリル
クロライド5g(25ミリモル)、ジメチルプロパンジ
イミデート二塩酸塩6.3g(31.5ミリモル)及び
N,N−ジイソプロピルエチルアミン14.3g(0.
11モル)から目的の4,6−ジメトキシピリミジン−
2−カルボン酸 4−メチルフェニルエステル(3.0
g、融点89〜90℃、収率45%)を得た。
【0081】H−NMRデータ(60MHz、CDC
溶媒、δ値、ppm): 2.39 (3H、s) 4.07 (6H、s) 6.22 (1H、s) 7.15 (2H、d) 7.22 (2H、d)
【0082】製造例9 4,6−ジメトキシピリミジン
−2−カルボン酸 4−メトキシフェニルエステル(化
合物番号II−5)の合成 製造例6と同様にして、4−メトキシフェニルオキザリ
ルクロライド5g(23.3ミリモル)、ジメチルプロ
パンジイミデート二塩酸塩5.9g(29ミリモル)及
びN,N−ジイソプロピルエチルアミン13.5g
(0.104モル)から目的の4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−カルボン酸 4−メトキシフェニルエステ
ル(2.7g、融点96〜98℃、収率40%)を得
た。 H−NMRデータ(60MHz、CDCl溶媒、δ
値、ppm): 3.82 (3H、s) 4.07 (6H、s) 6.21 (1H、s) 6.94 (2H、d) 7.20 (2H、d)
【0083】参考例1 E−2,3−ジクロロ−2−プ
ロペンスルホンアミド(化合物番号III−7)の合成 E−2,3−ジクロロ−2−プロペンスルホニルクロラ
イド40g(0.19モル)及びジクロロメタン300
mlを三口フラスコに取り、ドライアイス−アセトン浴
中、撹拌しつつ−30℃にて0.82モルのアンモニア
ガスを30分で吹き込んだ。三ツ口フラスコをドライア
イス−アセトン浴から出しさらに2時間撹拌を続けた。
生じた塩を瀘別後、瀘液を減圧下濃縮した。生じた結晶
を瀘別し、ジイソプロピルエーテルにて洗浄後乾燥して
目的のE−2,3−ジクロロ−2−プロペンスルホンア
ミド(34.2g、融点45〜50℃、収率95%)を
得た。
【0084】H−NMRデータ(60MHz、CDC
溶媒、δ値、ppm): 4.23 (2H、s) 6.30 (2H、b) 6.50 (1H、s)
【0085】参考例2 Z−3−クロロ−2−メチル−
2−プロペンスルホンアミド(化合物番号III−8)
の合成 参考例1と同様にして、Z−3−クロロ−2−メチル−
2−プロペンスルホニルクロライド7.9g(0.04
モル)及び0.2モルのアンモニアガスから目的のZ−
3−クロロ−2−メチル−2−プロペンスルホンアミド
(7.0g、収率97%)を得た。
【0086】H−NMRデータ(60MHz、CDC
溶媒、δ値、ppm): 2.00 (3H、d) 4.07 (2H、s) 5.05 (2H、b) 6.20 (1H、q)
【0087】参考例3 Z−3−クロロ−2−プロペン
スルホンアミド(化合物番号III−6)の合成 参考例1と同様にしてZ−3−クロロ−2−プロペンス
ルホニルクロライド31.5g(0.18モル)及び
0.822モルのアンモニアガスから目的のZ−3−ク
ロロ−2−プロペンスルホンアミド(24.3g、融点
73〜76℃、収率86.8%)を得た。
【0088】H−NMRデータ(60MHz、CDC
溶媒、δ値、ppm): 4.07 (2H、d) 5.00 (2H、bs) 6.00 (1H、q) 6.48 (1H、d)
【0089】参考例4 E−2,3−ジクロロ−2−プ
ロペンスルホニルクロライド(化合物番号III−2)
の合成 E−1,2,3−トリクロロプロペン43.7g(0.
3モル)、亜硫酸ナトリウム38g(0.3モル)及び
水200mlをナス型フラスコに取り、加熱還流下3時
間撹拌した。反応液が均一になったのを確認し、減圧下
濃縮し、結晶残査を乾燥し、白色結晶としてE−2,3
−ジクロロ−2−プロペンスルホン酸ナトリウムを定量
的に得た。
【0090】上記のナトリウム塩を細かく砕き、ナス型
フラスコに取り、五塩化リン62g(0.3モル)を加
えて室温にて振り混ぜた。しばらくすると激しく塩化水
素を発生し発熱し溶融した。反応液は更に室温にて2時
間撹拌した。反応終了後、減圧下濃縮し、生じたPOC
を留去し、残査を500mlのジクロロメタンに溶
かし、水及び重曹水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。乾燥後、溶媒を留去し残査を減圧蒸留して
目的のE−2,3−ジクロロ−2−プロペンスルホニル
クロライド(46g、沸点132℃/20mmHg、収
率73%)を得た。
【0091】参考例5 Z−3−クロロ−2−メチル−
2−プロペンスルホニルクロリド(化合物番号III−
3)の合成 参考例4と同様にして、1,3−ジクロロ−2−メチル
−プロペン(1:1E、Z混合物)25g(0.21モ
ル)、亜硫酸ナトリウム26.5g(0.21モル)及
び五塩化リン43.7g(0.21モル)を用いて30
gの3−クロロ−2−メチル−2−プロペンスルホニル
クロリド(1:1E、Z混合物)を調製し、これを窒素
気流下1時間150℃にて熱分解させた後、減圧下蒸留
して目的のZ−3−クロロ−2−メチル−2−プロペン
スルホニルクロリド(12g、沸点134〜140℃/
25mmHg、収率31%)を得た。
【0092】参考例6 Z−3−クロロ−2−プロペン
スルホニルクロライド(化合物番号III−1)の合成 参考例4と同様にして、Z−1,3−ジクロロプロペン
26g(0.234モル)、亜硫酸ナトリウム 2
9.5g(0.234モル)、及び五塩化リン70g
(0.336モル)を用いて目的のZ−3−クロロ−2
−プロペンスルホニルクロライド(31.5g、沸点1
22℃/35mmHg、収率 76.9%)を得た。
【0093】H−NMRデータ(60MHz、CDC
溶媒、δ値、ppm): 4.52 (2H、d) 6.00 (1H、q) 6.60 (1H、d)
【0094】
【発明の効果】従来のように縮合剤及び製造に多工程を
要する原料を用いることなく除草剤として有用なN−ス
ルホニルピリミジンカルボン酸アミド誘導体を簡便に効
率よく工業的に製造する方法及び該製造法の原料として
有用な4,6−ジアルコキシピリミジン−2−カルボン
酸 フェニルエステル誘導体が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 信英 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 大庭 伸之 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(II) 【化1】 [式中、Rはアルコキシ基を示し、Yはハロゲン原子、
    アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はア
    ルコキシカルボニル基を示し、nは0、1又は2を示
    す。]で表される4,6−ジアルコキシピリミジン−2
    −カルボン酸 フェニルエステル誘導体と一般式(II
    I) 【化2】 [式中、Rは置換又は無置換のアルキル基、置換又は
    無置換のアルケニル基、置換又は無置換のアルキニル
    基、置換又は無置換のシクロアルキル基、置換又は無置
    換のアルキルアミノ基、置換又は無置換のジアルキルア
    ミノ基又は環状アミノ基を示す。]で表されるスルホン
    アミド誘導体とを反応させることを特徴とする、一般式
    (I) 【化3】 [式中、R及びRは前記と同義である。]で表される
    N−スルホニルピリミジンカルボン酸アミド誘導体の製
    造方法。
  2. 【請求項2】一般式(II) 【化4】 [式中、Rはアルコキシ基を示し、Yはハロゲン原子、
    アルキル基、アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基又はア
    ルコキシカルボニル基を示し、nは0、1又は2を示
    す。]で表される4,6−ジアルコキシピリミジン−2
    −カルボン酸 フェニルエステル誘導体。
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