JPH1044895A - 移動体用警報装置 - Google Patents

移動体用警報装置

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JPH1044895A
JPH1044895A JP8219043A JP21904396A JPH1044895A JP H1044895 A JPH1044895 A JP H1044895A JP 8219043 A JP8219043 A JP 8219043A JP 21904396 A JP21904396 A JP 21904396A JP H1044895 A JPH1044895 A JP H1044895A
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JP
Japan
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vibration
alarm
vibrating
vibrating body
driver
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JP8219043A
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Akira Shiratori
朗 白鳥
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要最小限の振動体を用いて、運転者の如何
なる姿勢に対しても警告情報を確実に伝達できる移動体
用警報装置を提供する。 【解決手段】 接近センサと、シート20に設けられた
複数の振動体12a〜12eと、振動体の駆動手段12
と、運転者Dの振動体への接触状態を検出する座面圧力
センサ13R,13Lとを有する。接近センサにより警
報の必要性が生じると、警報判断手段14にて、複数の
振動体の中から駆動させる振動体を一またはそれ以上選
択する。このとき、運転者Dが選択された本来的な振動
体に非接触である場合には、この振動体に代えて運転者
に接触している振動体を暫定的に選択する。本来的に選
択された場合の振動タイミングと、暫定的に選択された
場合に振動タイミングは、認識可能に変えておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車,鉄道車
両,航空機または船舶など、各種移動体の乗員に対し、
触感覚により警告情報を提供する移動体用警報装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】触感覚により警告情報を提供する装置と
して、車両用シートに振動体を複数設け、警報内容によ
って、振動体の数、位置あるいは振動時間を個別に制御
する、いわゆる体感式警報装置が開発されつつある。
【0003】この種の警報装置では、単に警報の発生だ
けでなく、警報内容についても認識することができる。
その結果、警告灯のような表示による警報に比べると、
確実に警告情報を伝えることができ、また警告音の使用
に比べると、運転者が焦燥感にかられず、しかも同乗者
に不快感や不安感を抱かせないという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た体感式警報装置では、触感覚を与える複数の振動体の
全てに運転者の身体が接触していなければ、不定期、突
発的に発生する警報のような情報を認識することは困難
である。
【0005】すなわち、運転操作の都合により、警報内
容を伝えるために選択された振動体から、運転者の身体
が離れてしまっている状況では、警告情報の認識はきわ
めて困難である。
【0006】このような状況は、例えば車両をバックさ
せる場合、つまり運転者が肩越しに後方を振り返りなが
ら運転操作する場合など、日常の運転で頻繁に観察され
る。かかる不具合を解消するために、例えばシートに多
数の振動体を配置することも考えられるが、コスト的に
も、またスペース的にも問題があるので、実用化は困難
である。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、必要最小限の振動体を用い
て、運転者の如何なる姿勢に対しても警告情報を確実に
伝達できる移動体用警報装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の移動体用警報装置は、警報
対象者が着座する着座手段に設けられる移動体用警報装
置であって、警報対象事項を検出する警報対象事項検出
手段と、前記着座手段に設けられ、前記警報対象者に振
動信号を出力する複数の振動体と、前記振動体を駆動す
る振動体駆動手段と、前記着座手段に設けられ、前記警
報対象者の前記振動体への接触状態を検出する接触状態
検出手段と、前記警報対象事項検出手段からの信号に基
づいて、前記警報対象者に対する警報の必要性を判断す
る警報判断手段と、前記警報判断手段および前記接触状
態検出手段からの信号に基づいて、前記複数の振動体の
中から駆動させる振動体を一またはそれ以上選択し、前
記振動体駆動手段に信号を送出する振動選択手段と、を
有することを特徴とする。
【0009】この請求項1記載の移動体用警報装置は、
いわゆる体感式警報装置であって、警報対象者の振動体
への接触状態を検出する接触状態検出手段が着座手段に
設けられ、さらに警報判断手段および接触状態検出手段
からの信号に基づいて、複数の振動体の中から駆動させ
る振動体を一またはそれ以上選択し、振動体駆動手段に
信号を送出する振動選択手段を有しているので、警報対
象者の振動体への接触状態によって、駆動させる振動体
を選択することができる。
【0010】したがって、方向的な意味付けをもった情
報として警報するに際し、本来的な振動体に警報対象者
が非接触であっても、例えば、当該警報対象者に接触し
ている振動体を用いて暫定的に警報できるので、警報の
認識が確実に行われることとなる。また、この切替は自
動的に行われるので、警報対象者は振動体への接触状態
を意識する必要がなくなる。
【0011】請求項1記載の移動体用警報装置におい
て、振動選択手段の制御内容は特に限定されないが、請
求項2記載の本発明の移動体用警報装置では、前記振動
選択手段は、本来的に選択された振動体に前記警報対象
者が非接触である場合には、前記警報対象者が接触して
いる振動体を暫定的に選択することを特徴とする。
【0012】この請求項2記載の移動体用警報装置で
は、振動選択手段により選択された振動体に警報対象者
が非接触である場合には、その他の振動体のうち警報対
象者が接触している振動体を暫定的に選択し、この振動
体を用いて警報するので、警報の認識が確実に行われる
こととなる。また、この切替は自動的に行われるので、
警報対象者は振動体への接触状態を意識する必要がなく
なる。さらに、接触している振動体のみを選択するよう
に自動的に切り替えられるので、駆動する振動体は複数
箇所に分散せず接触箇所に集中し、これにより、警報対
象者の意識が散漫になることを抑制できる。
【0013】請求項2記載の移動体用警報装置におい
て、ある一つの振動体につき、本来的に選択された場合
の振動状態と暫定的に選択された場合の振動状態とを区
別する必要性は特にないが、請求項3記載の本発明の移
動体用警報装置では、前記複数の振動体の振動状態を制
御する振動状態制御手段をさらに有し、当該振動状態制
御手段は、本来的に選択された振動体に対する振動状態
と、暫定的に選択された振動体に対する振動状態とを、
判別可能に制御することを特徴とする。
【0014】この請求項3記載の移動体用警報装置で
は、同じ振動体からの警報信号であっても、それが本来
的な警報かあるいは暫定的な警報かを振動状態の制御に
よってそのまま区別できるので、他の視覚的あるいは聴
覚的な情報提供手段を必要としない。
【0015】請求項1〜3記載の移動体用警報装置にお
いて、警報対象事項とは、運転者や同乗者に対して警報
を行うべき項目をいい、例えば障害物の接近、目的地の
接近、搭載部品の故障などを挙げることができる。ま
た、請求項1〜3記載の移動体用警報装置は、自動車、
鉄道、航空機、あるいは船舶などあらゆる移動体に適用
することができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の移動体用警報装置によれ
ば、警報対象者の振動体への接触状態によって、駆動さ
せる振動体を選択することができるので、方向的な意味
付けをもった情報として警報するに際し、本来的な振動
体に警報対象者が非接触であっても、例えば、当該警報
対象者に接触している振動体を用いて暫定的に警報で
き、その結果、警報の認識が確実に行われることとな
る。また、この切替は自動的に行われるので、警報対象
者は自己の姿勢をどのように変化させようとも、振動体
への接触状態を意識する必要がない。
【0017】請求項2記載の移動体用警報装置によれ
ば、振動選択手段により選択された振動体に警報対象者
が非接触である場合には、その他の振動体のうち警報対
象者が接触している振動体を暫定的に選択し、この振動
体を用いて警報するので、警報対象者の警報の認識が確
実に行われることとなる。また、この切替は自動的に行
われるので、警報対象者は自己の姿勢をどのように変化
させようとも、振動体への接触状態を意識する必要がな
くなる。さらに、接触している振動体のみを選択するよ
うに自動的に切り替えられるので、駆動する振動体は複
数箇所に分散せず接触箇所に集中し、これにより、警報
対象者の意識が散漫になることを抑制できる。
【0018】請求項3記載の移動体用警報装置によれ
ば、同じ振動体からの警報信号であっても、それが本来
的な警報かあるいは暫定的な警報かを、振動状態の制御
によってそのまま区別できるので、他の視覚的あるいは
聴覚的な情報提供手段を必要としない。
【0019】以上、本発明の移動体用警報装置によれ
ば、運転者や同乗者に焦燥感や不安感を与えず、しかも
警報の有無だけでなくそれ以上の警報内容を確実に伝え
ることができる。また、体感式警報装置の長所を備えつ
つ、警報対象者の姿勢の変化に対応することができるの
で、適用場面が著しく拡大することになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の移動体用警報装置の
実施形態を示すブロック図、図2は本発明の実施形態に
おける振動体の装着位置を示す側面図、図3は図2のA
−A線に沿う断面図である。
【0021】本実施形態は、本発明の移動体用警報装置
10を車庫入れ時に用いられる側方と後方の障害物警報
装置に応用したものであり、図2に示すように運転者
(警報対象者)Dが着座するシート(着座手段)20に
設けられている。
【0022】この警報装置10は、障害物に接近したこ
と(警報対象事項)を検出する接近センサ(警報対象事
項検出手段)11と、シート20に内装され、運転者D
に振動信号を出力する複数の振動体12a〜12eと、
これらの各振動体12a〜12eを駆動するソレノイド
(振動体駆動手段)12と、シート20に設けられ、運
転者Dの振動体12a〜12eへの接触状態を検出する
座面圧力センサ(接触状態検出手段)13R,13L
と、接近センサ20からの信号に基づいて、運転者Dに
対する警報の必要性を判断するCPU(警報判断手段)
14と、このCPU14および座面圧力センサ13R,
13Lからの信号に基づいて、複数の振動体12a〜1
2eの中から駆動させる振動体を一またはそれ以上選択
し、ソレノイド12に信号を送出する振動選択手段15
と、を有している。
【0023】接近センサ20は、車両の左右側面および
後面にそれぞれ設けられており、例えば超音波センサに
より構成されている。この接近センサ20の出力信号は
CPU14に送出され、このCPU14にて障害物の有
無が判断される。
【0024】座面圧力センサ13R,13Lは、シート
20の運転者Dの臀部に当接する部分に埋設されてお
り、シート20の進行方向右側には座面圧力センサ13
Rが、左側には座面圧力センサ13Lがそれぞれ配され
ている。これら両座面圧力センサ13R,13Lは、運
転者Dの振動体12a〜12eへの接触状態を調べるも
のであるが、例えば運転者Dが身体を右に傾けると、右
側の座面圧力センサ13Rが検知する圧力が大きくなる
一方で、左側の座面圧力センサ13Lが検知する圧力は
小さくなるので、両座面圧力センサ13R,13Lから
の出力信号を判別することで、運転者Dの姿勢を認識す
ることができる。両座面圧力センサ13R,13Lから
の出力信号は、CPU14に送出される。
【0025】警報判断手段であるCPU14は、上述し
た接近センサ11および左右座面圧力センサ13R,1
3Lからの出力を受け、振動選択部15の操作を行うも
ので、図4に示す情報処理は、主として当該CPU14
にて実行される。
【0026】振動選択手段15は、CPU14からの出
力を受け、振動体12a〜12eの選択を行うもので、
本実施形態では、CPU14と振動選択手段15との間
を、振動体12a〜12eに対応するTTLレベルのパ
ラレルI/Oで接続されている。また、この振動選択手
段15は、CPU14からの出力を、振動体12a〜1
2bを駆動可能までに増幅する機能を併せもっている。
【0027】振動体12a〜12eは、振動選択手段1
5からの出力を受けて、運転者Dへ伝達する振動を発生
するもので、振動選択手段15からの電気信号をソレノ
イド12によって機械的な往復運動に変換する振動子か
ら構成されている。この振動体12a〜12eは、図3
に示すように、シート20の中心から左右へ等間隔で埋
設されており、図3において左からA、B、C、D、E
の順に設置されている。
【0028】本実施形態の移動体用警報装置は、要する
に、運転者Dの振動体への接触の有無を検出し、方向的
な意味付けを持たせる振動警報に、接触していない側の
振動子を必要とする場合には、それに代えて接触してい
る側の振動子を用いて、振動警報を実施し、また、ある
振動体Xに代えて暫定的に他の振動体Yを用いる警報
と、本来的に振動体Yを用いて行う警報について、それ
ぞれの警報に用いる振動体の個数と振動のタイミングを
変えたものである。
【0029】次に動作を説明する。図4は本実施形態に
おける情報処理手順を示すフローチャート、図5〜図1
0は本実施形態の動作を説明する警報タイミング図であ
る。
【0030】まず、車両を車庫入れする際に、車両の左
右および後面に配された接近センサ11にて障害物に接
近したかどうかを検出する(ステップ1)。接近センサ
11にて障害物を検出した場合には(ステップ1)、そ
の障害物が、車両の右側、後方または左側のどの方向に
存在するのかによって、それぞれ進むステップが選択さ
れる(ステップ2)。すなわち、障害物を車両の右側に
検出した場合にはステップ10へ、障害物を車両の左側
に検出した場合にはステップ20へ、障害物を車両の後
方に検出した場合にはステップ30へそれぞれ進む。
【0031】ステップ1および2にて、障害物を車両の
右側に検出した場合には、ステップ10にて、座面圧力
センサ13R,13Lにより、運転者Dの振動体12a
〜12eへの接触状態を検証する。そして、左側のみの
接触を検出したならばステップ11へ、その他ならばス
テップ15へ進む。
【0032】振動警報の提供方法としては、障害物が右
側にある場合には運転者Dの右側臀部に、左側に障害物
がある場合には運転者Dの左側臀部に、障害物が車両後
方にある場合には運転者Dの中央臀部に、それぞれ振動
を与えることが最も認識し易いといえる。
【0033】図5〜図7は、障害物を車両の右側に検出
した場合の振動警報の提供方法を示す図であって、図5
は運転者Dの身体が左に傾いた場合、図6は運転者Dの
身体が左右何れにも傾いていない場合、図7は運転者D
の身体が右側に傾いている場合をそれぞれ示している。
【0034】図6または図7に示すように、運転者Dの
身体が直立かあるいは右側に傾いている場合には、ステ
ップ10にて、運転者Dの臀部が少なくとも右側の振動
体12eに接触しているので、右側の座面圧力センサ1
3Rからの圧力が大きくなる。このような場合には、そ
のまま、シート20の右側に埋設された振動体12eを
所定時間t(act)だけ振動させ、その後停止させる
(ステップ15,16)。
【0035】これに対して、図5に示すように、障害物
を車両の右側に検出した場合であって、運転者Dの身体
が左側に傾いている場合には、シート20の右側の振動
体12eを振動させても運転者Dに警報を伝達すること
はできない。そこで、ステップ11にて、この右側から
の障害物の接近を、運転者Dの臀部に接触している2つ
の振動体12a,12bを用いて伝達する。すなわち、
まずステップ11および12にて、中央よりの振動体1
2bのみ所定時間t(act)だけ振動させ、その後、
ステップ13および14にて、外側よりの振動体12a
のみ振動させる。その後、所定時間t(rst)だけ2
つの振動体12a,12bを停止したまま保持する。本
実施形態では、所定時間t(act)およびt(rs
t)は1秒、また振動体12bから振動体12aへの振
動の切換時間はほぼ0秒とした。
【0036】このように、障害物を車両の右側に検出し
た場合に、シートの右側に配された振動体12eを振動
させるのが本来的な警報方法であるが、図5に示すよう
に、運転者Dの姿勢によっては、この振動体12eから
の振動が伝達されないので、かかる状況においては、運
転者Dに伝達可能な振動体12a,12bを用い、かつ
本来的な振動とは異なる振動状態で運転者Dに伝達する
ことができる。
【0037】ステップ2において障害物を車両の後方に
検出した場合には、ステップ30および31に進み、後
方からの障害物の接近を、運転者Dの臀部中央に振動を
与えることにより警報する。このとき、シート20の中
央に設置されている振動体12cが用いられる。
【0038】ステップ2にて、障害物を車両の左側に検
出した場合には、ステップ20へ進み、座面圧力センサ
13R,13Lにより、運転者Dの振動体12a〜12
eへの接触状態を検証する。そして、右側のみの接触を
検出したならばステップ21へ、その他ならばステップ
25へ進む。
【0039】図8〜図10は、障害物を車両の左側に検
出した場合の振動警報の提供方法を示す図であって、図
8は運転者Dの身体が右に傾いた場合、図9は運転者D
の身体が左右何れにも傾いていない場合、図10は運転
者Dの身体が左側に傾いている場合をそれぞれ示してい
る。
【0040】図9または図10に示すように、運転者D
の身体が直立かあるいは左側に傾いている場合には、ス
テップ20にて、運転者Dの臀部が少なくとも左側の振
動体12aに接触しているので、左側の座面圧力センサ
13Lからの圧力が大きくなる。このような場合には、
そのまま、シート20の左側に埋設された振動体12a
を所定時間t(act)だけ振動させ、その後停止させ
る(ステップ25,26)。
【0041】これに対して、図8に示すように、障害物
を車両の左側に検出した場合であって、運転者Dの身体
が右側に傾いている場合には、シート20の左側の振動
体12aを振動させても運転者Dに警報を伝達すること
はできない。そこで、ステップ21にて、この左側から
の障害物の接近を、運転者Dの臀部に接触している2つ
の振動体12d,12eを用いて伝達する。すなわち、
まずステップ21および22にて、中央よりの振動体1
2dのみ所定時間t(act)だけ振動させ、その後、
ステップ23および24にて、外側よりの振動体12e
のみ振動させる。その後、所定時間t(rst)だけ2
つの振動体12d,12eを停止したまま保持する。本
実施形態では、所定時間t(act)およびt(rs
t)は1秒、また振動体12dから振動体12eへの振
動の切換時間はほぼ0秒とした。
【0042】このように、障害物を車両の左側に検出し
た場合に、シートの左側に配された振動体12aを振動
させるのが本来的な警報方法であるが、図8に示すよう
に、運転者Dの姿勢によっては、この振動体12aから
の振動が伝達されないので、かかる状況においては、運
転者Dに伝達可能な振動体12d,12eを用い、かつ
本来的な振動とは異なる振動状態で運転者Dに伝達する
ことができる。
【0043】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体用警報装置の実施形態を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施形態における振動体の装着位置を
示す側面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明の実施形態における情報処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の動作を説明する警報タイミ
ング図である。
【図6】本発明の実施形態の動作を説明する警報タイミ
ング図である。
【図7】本発明の実施形態の動作を説明する警報タイミ
ング図である。
【図8】本発明の実施形態の動作を説明する警報タイミ
ング図である。
【図9】本発明の実施形態の動作を説明する警報タイミ
ング図である。
【図10】本発明の実施形態の動作を説明する警報タイ
ミング図である。
【符号の説明】
10…警報装置 11…接近センサ(警報対象事項検出手段) 12…ソレノイド 12a〜12e…振動体 13R,13L…座面圧力センサ(接触状態検出手段) 14…CPU(警報判断手段) 15…振動選択手段 20…シート(着座手段) D…運転者(警報対象者)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警報対象者が着座する着座手段に設けられ
    る移動体用警報装置であって、 警報対象事項を検出する警報対象事項検出手段と、 前記着座手段に設けられ、前記警報対象者に振動信号を
    出力する複数の振動体と、 前記振動体を駆動する振動体駆動手段と、 前記着座手段に設けられ、前記警報対象者の前記振動体
    への接触状態を検出する接触状態検出手段と、 前記警報対象事項検出手段からの信号に基づいて、前記
    警報対象者に対する警報の必要性を判断する警報判断手
    段と、 前記警報判断手段および前記接触状態検出手段からの信
    号に基づいて、前記複数の振動体の中から駆動させる振
    動体を一またはそれ以上選択し、前記振動体駆動手段に
    信号を送出する振動選択手段と、を有することを特徴と
    する移動体用警報装置。
  2. 【請求項2】前記振動選択手段は、本来的に選択された
    振動体に前記警報対象者が非接触である場合には、前記
    警報対象者が接触している振動体を暫定的に選択するこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動体用警報装置。
  3. 【請求項3】前記複数の振動体の振動状態を制御する振
    動状態制御手段をさらに有し、 当該振動状態制御手段は、本来的に選択された振動体に
    対する振動状態と、暫定的に選択された振動体に対する
    振動状態とを、判別可能に制御することを特徴とする請
    求項2記載の移動体用警報装置。
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