JPH1044281A - 複合板及びその製造方法 - Google Patents

複合板及びその製造方法

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JPH1044281A
JPH1044281A JP8201826A JP20182696A JPH1044281A JP H1044281 A JPH1044281 A JP H1044281A JP 8201826 A JP8201826 A JP 8201826A JP 20182696 A JP20182696 A JP 20182696A JP H1044281 A JPH1044281 A JP H1044281A
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伸 相原
Koshiro Motai
浩司郎 茂田井
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 軽量パネル空心構造(フラッシュパネ
ル)の複合板において、さらなる軽量化を可能にし、湿
度及び温度変化による変形を防ぎ、耐久性に優れ、平板
剛性と衝撃強度に優れかつ平滑な表面性を持つ高品質な
複合板及びその製造方法を提供することにある。 【構成】 一方向に整列させた連続長繊維を重量含有率
で40%以上80%以下の範囲で配合したプリプレグか
らなる繊維強化熱可塑性樹脂シートの両面に紙シートを
接合させた補強プレートを、枠体と芯材からなる中間層
の片面または両面に接着層を介して一体化した複合板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建具、ドア、組立
ハウス等の壁、天井、床等の建築用、また一般産業用と
して用いられる複合板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建具、ドア等に利用される複合板
については、枠組みされた枠体の空間にペーパーハニカ
ム等の軽量芯材を充填させた中間層の両面に接着剤を介
してラワン材等よりなるベニヤ板が貼着されている。ま
た、ベニヤ板の表面と枠体の側面は、紙、塩化ビニール
等の表皮材を貼って装飾され、幅広く建築用、また一般
産業用に用いられていることは周知である。しかしなが
ら、この複合板は、平滑な外観、仕上げ加工、軽量性に
優れた特性を有している反面、温度及び湿度変化に伴い
ベニヤ板及びフレームが伸縮したりする。その結果、ベ
ニヤ板が反ってしまい、複合板の外観を損なうという問
題点が存在していた。また、ベニア板はその肉厚が薄い
わりには、比較的重量があるため撓みやすく、複合板製
造時及び組立時に作業がし難いという問題があった。ま
た、集中荷重がベニヤ面に作用する用途では、破壊を起
こし易い問題があった。さらに、ベニヤ板の素材となる
ラワン材は近年その価格が、変動が大きく高騰した時は
複合板の価格も上昇しコスト的に問題が生じる。ベニヤ
板に替わる価格変動の少ない材料により構成される複合
板が望まれている。そこで、枠体、面材を金属材料によ
り構成し、上記問題点を解決できる複合板にあっては、
高い強度と剛性を有し、反りや撓みが抑えられる反面、
重量化すると共に、意匠観が乏しい欠点を有しているた
め、玄関ドア等の、軽量性と意匠性を犠牲にした一部用
途しか普及していない。
【0003】例えば、特開平7−96569号には、枠
体とハニカム芯材からなる中間層の両面に、金属箔の両
面に紙箔、樹脂シートを5層に積層した面材を貼り合わ
せた複合板が開示されている。しかしながら、この複合
板では、荷重が局所的に作用する場合、面材の強度が十
分でないため穴があいたり亀裂を生じ変形すると共に防
水機能もなくなる問題がある。
【0004】強度と耐水性を解決する方法として特開平
7−233630号には、枠体とハニカムコアの芯材か
らなる中間層に繊維強化熱可塑性樹脂シートを両面に貼
り合わせた複合板をコンクリート型枠用として開示され
ている。しかしながら、熱可塑性樹脂シートと接着させ
るには、特殊な表面処理や接着剤が必要であり、加工コ
ストが高くなる欠点がある。また積層融着法または抄紙
法により製造された繊維強化熱可塑性樹脂シートは繊維
が整列していないシートための厚さを薄くすると面材と
しての強度や剛性が低下するため、厚くなりかつ重くな
る欠点がある。特開平6−134913号には、樹脂発
泡体の芯材からなる中間層に一方向繊維強化熱可塑性樹
脂シートを両面に貼り合わせた複合板が開示されてい
る。また特開平7−88988号には、ハニカムコアの
芯材からなる中間層に一方向繊維強化熱可塑性樹脂シー
トを両面に貼り合わせた複合板が開示されている。いず
れも、接着剤によることなく繊維強化熱可塑性樹脂シー
トを加熱溶融し芯材と積層し冷却固化させ一体化させる
熱ラミネート法により複合板が得られる。また、特開平
7−32397には、繊維強化熱可塑性樹脂シートを芯
材に連続して熱ラミネートさせる方法により、低コスト
で高品質な複合板を製造できる方法と装置が開示されて
いる。
【0005】しかしながら、枠体と芯材からなる中間層
に、繊維強化熱可塑性樹脂シートを上記熱ラミネート法
により一体化させると、枠体と芯材との境目に段差が現
れてしまう問題がある。また繊維強化熱可塑性樹脂シー
トのガラス繊維の分布や厚みむらによる凹凸が、表面に
現れる問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、軽量化及び低コストで製造ができ、湿度及び
温度変化による変形を防ぎ、耐久性に優れ、平板剛性と
衝撃強度に優れかつ平滑な表面性を持つ高品質な複合板
及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の目的は、
一方向に整列させた連続長繊維を重量含有率が40%以
上80%以下の範囲で配合したプリプレグからなる繊維
強化熱可塑性樹脂シート(3)の両面に紙シート(4)
を接合させた補強プレート(5)を、枠体(1)と枠体
(1)内の空間に充填した芯材(2)とからなる中間層
の片面または両面に接着層(6)を介して一体化した複
合板により達成される。
【0008】また、繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)
が、繊維方向の熱膨張係数が10ー5/℃以下のプリプレ
グを単独又は配向角0〜90°の任意の角度で2〜4枚
積層したものであることが望ましい。また、繊維強化熱
可塑性樹脂シート(3)を形成するプリプレグの繊維が
ガラス繊維であり、熱可塑性樹脂が、ポリオレフィン系
樹脂であることが望ましい。また、接着層(6)と接す
る紙シート(4)が、熱可塑性樹脂を含浸させた紙シー
ト層(4a)と接着剤を含浸させた紙シート層(4b)
との少なくとも二層からなることが望ましい。
【0009】また、前記複合板の少なくとも一面以上
に、表皮材(7)を、接着層(6)を介して一体化した
ことが望ましい。望ましい一実施例に於いては、芯材
(2)が、ペーパーハニカム又は樹脂発泡体である。繊
維強化熱可塑性シート(3)の厚みが0.05mm以上
1mm以下の範囲にあり、紙シート(4)の厚みが0.
02mm以上0.5mm以下の範囲にあり、さらに補強
プレート(5)の厚みが、0.2mm以上2mm以下の
範囲であることが望ましい。
【0010】本発明の第二の目的は、(a)繊維強化熱
可塑性樹脂シート(3)を、その熱可塑性樹脂の溶融温
度以上に加熱し、熱可塑性樹脂が溶融した状態で、紙シ
ート(4)を、繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)の両
面に重ね、次いで、冷却固化して得られる補強プレート
(5)を製造する熱ラミネート工程と、(b)補強プレ
ート(5)の表面に接着剤を塗布する塗布工程と、
(c)枠体(1)内の空間に芯材(2)を挿入した中間
層を形成する組み入れ工程と、(d)この板の両面に接
着剤付き補強プレート(5)を積層し接着層(6)を介
して一体化させる補強プレート接着工程を順次行う複合
板製造方法あって、前記補強プレート接着工程(d)に
おいて、繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)を形成する
熱可塑性樹脂の軟化温度より低温で接着剤を固化させる
複合板の製造方法に依って達成される。
【0011】又(a)熱ラミネート工程と、(b)塗布
工程と、(c)組み入れ工程と、(d)補強プレート接
着工程と、(e)この補強プレート(5)の表面に接着
層(7)を介して表皮材(8)を一体化させる表皮材接
着工程を順次行う複合板製造方法あって、補強プレート
接着工程(d)と表皮材接着工程(e)とにおいて、繊
維強化熱可塑性樹脂シート(3)を形成する熱可塑性樹
脂の軟化温度より低温で接着剤を固化させる複合板の製
造方法に依って達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明について
詳細に説明する。図1は本発明に係る複合板の一実施例
を示す斜視図、図2は図1に示した複合板の構成を示す
断面図、図3は本発明に係る複合板の一実施例を示す斜
視図、図4は図3に示した複合板の構成を示す断面図、
図5は本発明に係る表面に表皮材を有する複合板の構成
示す断面図、図6は表面に表皮材を有する一実施例を示
す断面図、図7は上記とは異なった一実施例を示す断面
図、図8は枠体(1)と、その枠体(1)内の空間に充
填した芯材(2)とからなる中間層の表層に、繊維強化
熱可塑性樹脂シート(3)の両面に紙シート(4)を接
合させた補強プレート(5)を、接着層(6)を介して
接合した状態を示す一部拡大断面図、図9は図8に示し
た接着層(6)と接する紙シート(4)が、熱可塑性樹
脂を含浸させた紙シート層(4a)と接着剤を含浸させ
た紙シート層(4b)とからなる状態を示す一部拡大断
面図、図10は本発明に係る複合板を製造する装置の概
略を示す説明図、図11は本発明に係る複合板の落錘衝
撃試験に用いた装置の概略を示す説明図である。尚、こ
れらの図では、断面構成を詳細に示すため、その表面寸
法に比して厚みを強調して示してある。
【0013】図1と図2は、家具、建具等に好適に使用
される軽量パネル空心構造(フラッシュ構造)の複合板
であり、桟木(1a)と埋め木(1b)からなる枠体
(1)と、その枠体(1)内の空間に充填したペーパー
ハニカムからなる芯材(2)とからなる中間層の表裏両
面に、補強プレート(5)を接着層(6)介して一体化
したものである。
【0014】補強プレート(5)は、連続長繊維を一方
向に引き揃えて整列させ、これに繊維の配合比が重量比
で40%以上80%以下となるように熱可塑性樹脂を含
浸させて作られるプリプレグ、即ち、シートを、単独あ
るいは望ましくは2ないし4枚、繊維の方向を変えて積
層した繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)の両面に、紙
シート(4)を接合させたシートである。
【0015】図3と図4は、断熱性や耐水性を要求され
る用途の家具、建具等に好適に使用される軽量パネル空
心構造(フラッシュ構造)の複合板であり、桟木(1
a)と埋め木(1b)からなる枠体(1)と、その枠体
(1)内の空間に充填した樹脂発泡体からなる芯材
(2)とからなる中間層の表裏両面に、補強プレート
(5)を接着層(6)介して一体化したものである。
【0016】図5は、家具、建具等に好適に使用される
軽量パネル空心構造の複合板であり、複数本並べた桟木
(1a)と埋め木(1b)からなる枠体(1)と、前記
枠体(1)内の空間に充填した樹脂発泡体からなる芯材
(2)とからなる中間層の表裏両面に、補強プレート
(5)を接着層(6)介して一体化したものである。更
に、枠体(1)と補強プレート(5)を覆う表皮材
(7)を、接着層(6)を介して一体化したものであ
る。
【0017】図6は、床材や床暖房等に好適に使用され
る軽量パネル空心構造の複合板であり、複数本並べた桟
木(1a)と埋め木(1b)からなる枠体(1)と、前
記枠体(1)内の空間に充填した樹脂発泡体からなる芯
材(2)とからなる中間層の表面に表面板として天然木
化粧合板を接着し、中間層の裏側に補強プレート(5)
を接着層(6)介して一体化したものである。
【0018】図7は、端部が曲面構造である家具、建具
等に好適に使用される軽量パネル空心構造の複合板であ
り、桟木(1a)と埋め木(1b)からなる枠体(1)
と、前記枠体(1)内の空間に充填した樹脂発泡体から
なる芯材(2)とからなる中間層の表裏両面と外側が曲
面に加工された枠体(1)に、補強プレート(5)を接
着層(6)介して一体化したものである。更に、補強プ
レート(5)を覆う表皮材(7)を、接着層(6)を介
して一体化したものである。以下、各部を構成する材料
に就いて説明する。
【0019】枠体(1)としては、木材、ベニヤ合板、
針葉樹合板、集成材、LVL(単板積層材)、パーティ
クルボード、ファイバーボード等の木質系材料を加工し
た木製枠のもの、あるいは硬質ないし半硬質のウレタン
フォーム、ポリスチレンフォーム、フェノール樹脂フォ
ーム等の硬質ないし半硬質の5倍以下低発泡倍率の発泡
樹脂、繊維強化熱可塑性樹脂、繊維強化熱硬化性樹脂、
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の樹脂枠のもの、あるい
はアルミ押し出し材、スチール等の金属を中空に加工さ
れた金属枠のものを用いることができる。枠体(1)
は、外周部を形成する桟木(1a)と桟木枠内の空間に
充填した芯材(2)を縦断するように配設される埋め木
(1b)とから構成される。さらに、桟木(1a)を外
縁部に周設する場合は、厚みと幅は10mm以上200
mm以下の範囲にすることが好ましく、10mm未満に
すると接合強度が弱くなり複合板としての強度が低下
し、200mmを越えると重量が増大して軽量性が失わ
れる。また、桟木(1a)を2本以上並べて桟木(1
a)の間を切断することで、枠体(1)を切断すること
なく簡単に複合板の形状を変更することもできる。
【0020】また、複合板の強度をより高くするためや
複合板表面に取手や棚等の器具を固定するために、埋め
木(1b)を桟木(1a)の枠内に適宜箇所に配設でき
るし、補強が必要ない場合は埋め木(1b)をなくして
もよい。埋め木(1b)の厚みと幅は、強度と重量から
桟木(1a)と同様に10mm以上200mm以下の範
囲にすることが好ましい。埋め木(1b)と桟木(1
a)の材料は、同一材料であってもよいし異なっていて
もよい。埋め木(1b)の配置は特に限定されるもので
はないが、格子状、斜交状、梯子等の配列が製造し易
く、また複合板の強度を向上できるので好ましい。枠体
の厚みと幅は同一である必要はないが、厚みは埋め木及
び桟木とも同一の厚みにする必要がある。
【0021】芯材(2)としては、枠体(1)内の空間
に充填できる軽量な材料としては、公知である軽量材料
が何れも使用でき、例えば発泡ポリスチレン、ウレタン
フォーム等の発泡体又はハニカムコアが好ましく、特
に、価格、加工性、重量と強度点から、比重0.1以下
のペーパーハニカム又は樹脂発泡体がより好ましい。芯
材の厚みは、枠体と同じ厚みにすることで、平らな複合
板が得られので、10mm以上200mm以下が使用さ
れる。
【0022】板状のハニカムコアとは、無数の筒状部が
外周方向へ隣合わせに形成され、板面と平行な断面がハ
ニカム状に構成される板状部材であって、筒状部が貫通
しているものに限られず、表裏が閉塞されたものも含ま
れる。芯材に用いるハニカムコアは、通常の六角形が集
合した断面のものに限られず、円が集合した断面のも
の、三角形が集合した断面であるもの等が含まれる。こ
れらのハニカムコアは、筒状を構成している面が、片面
あるいは表裏両面に貼着される補強プレート(5)と垂
直になっていればよいのであって、必ずしも一つ一つの
筒状部がくっつき合っている必要はなく、ばらばらに存
在していても、ブロック状に存在していても構わない。
また、筒状部の大きさ、形状がばらばらであってもよい
し、単に折れ曲がった帯状体が帯面の任意の点で接着し
合った形状であってもよいが、強度の高い複合板を得る
ためには、一つ一つの筒状部の大きさ、形状が等しく、
また緻密にくっつきあっていることが好ましい。さら
に、一つ一つの筒状部は微細なものであってもよいし、
大きなものであってもよいが、複合板の強度を高め、補
強プレート(5)あるいは表面板との接着性を良好にす
るためには、各筒状部の底面積を小さくし、各筒状部を
形成している材料の厚みを大きくすることが好ましい。
ハニカムコアの材質は、アルミニウム、紙、あるいはポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の熱可
塑性樹脂等いずれもよく、複合板の芯材(2)として十
分な強度が発現できれば特に限定されないが、紙製のハ
ニカムコア(ペーパハニカム)を用いると安価かつ軽量
で十分な圧縮強度が得られるので好ましい。
【0023】発泡体に用いられる樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹
脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポ
キシ樹脂、ケイ素樹脂などが使用できる。これらの樹脂
を、適当な処理、例えば機械的な攪拌により起泡させる
方法、反応生成ガスを利用する方法、発泡剤を使用する
方法等により、細かい泡状構造をもった樹脂発泡体が得
られる。発泡倍率は、10〜50倍のものが、断熱材、
吸音材、衝撃緩和材として適している。
【0024】本願発明の複合板に用いられる補強プレー
ト(5)は、一方向に整列させた連続長繊維を重量含有
率が40%以上80%以下の範囲で配合したプリプレグ
を単独叉は配向角0〜90°の任意の角度で2〜4枚積
層した繊維強化熱塑性樹脂シート(3)の両面に紙シー
ト(4)を接合し製造される。
【0025】繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)を形成
するプリプレグの熱可塑性樹脂には特別な限定はなく、
例えば、ポリスチレン及びその共重合樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルイミド(商標: ULTEM)、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイドな
どが使用できるが、強度、耐磨耗性、価格や廃棄物とな
ったときの再生の容易さなどの観点から、最も望ましい
樹脂として、ポリエチレンやポリプロピレンなどの汎用
ポリオレフィン系樹脂が推奨される。
【0026】繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)を形成
するプリプレグに配合する連続長繊維としては、アラミ
ド繊維(登録商標「ケプラー」など)などの合成樹脂繊
維、天然の有機質繊維、チタン、ボロン、ステンレスな
どの金属繊維、ガラス、炭素、炭化ケイ素などの無機繊
維が挙げられる。但し、必ずしもこれらに限定されるも
のではなく、充分な強度とを有し、安価かつ大量に入手
できるものであればなんでも良く、特にガラス繊維が好
ましい。ガラス繊維の材質は、特に制限されず、含アル
カリガラス、低アルカリガラス、無アルカリガラス等の
何れでもよく、Eガラス、Cガラス、Aガラス等従来ガ
ラス繊維として使用されている各種ガラス繊維を用いる
ことができる。
【0027】また、使用する連続長繊維の径が、5μm
以上36μm以下の範囲にすることが好ましい。連続長
繊維の径が5μm未満では、繊維が切れ易いため繊維強
化熱可塑性樹脂シートを形成するプリプレグが得られ
ず、また36μmを越えると、繊維が剛直になるために
繊維の隙間に熱可塑性樹脂を含浸させにくくなり繊維の
補強効果が発現しなくなる。特に、ガラス繊維では、価
格、加工性と強度点から、10μm以上25μm以下が
より好ましい。
【0028】繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)を形成
するプリプレグは、特公平4−42168号公報に開示
された方法により製造することが出来る。即ち、補強用
ガラス繊維のモノフィラメントを、カップリング剤、例
えば、γ−メタクリロキシ−プロピルトリメトキシシラ
ンで処理して、多数本収束させたヤーンを、均一な張力
を掛けて引張りながら引き揃え、溶融した熱可塑性樹脂
に接触させて、熱ロールでしごきながら樹脂を一定速度
で含浸することによって、一方向に整列させた連続長繊
維を熱可塑性樹脂に対して一定の割合で配合させたプリ
プレグが得られる。
【0029】プリプレグの連続長繊維の配合比は、重量
比で40%以上80%以下範囲である。配合比が40%
未満となると、繊維強化熱可塑性樹脂シートの両面に紙
シートを熱融着させる時、樹脂の流動性が高くなるため
連続長繊維が動き繊維が一方向に整列しない補強プレー
トになり好ましくない。このような補強プレートでは、
必要な剛性が低下する上に繊維方向の熱膨張係数が大き
くなるため、複合板の面の衝撃強度が低下し、さらに反
りが発生しやすくなる。又、配合比が80%を越える
と、紙シートとの接着性が低下するため、補強プレート
の積層加工が困難となる。
【0030】プリプレグの繊維方向の熱膨張係数が大き
い場合も、複合板が反るので、熱膨張係数は10-5/℃
以下とすることが望ましい。このプリプレグは2層以上
を重ね合わせて使用することが推奨されるが、特に複合
板の片面のみに補強プレートを貼合わせるとき、繊維強
化熱可塑性樹脂シートが厚くなり過ぎる場合には、複合
板が反り返る現象が見られる。
【0031】従って、プリプレグ単層の厚さは50μm
以上、600μm以下とし、プリプレグを2層以上4層
以下積層して得られる繊維強化熱可塑性樹脂シートの厚
みは1mm以下に留めることが、低重量と反り防止の点
から望ましい。即ち、繊維強化熱可塑性樹脂シートの厚
みは、1mmを越えると重量が重くなり、一方0.05
mm未満では補強効果が発現しない。又、この繊維強化
熱可塑性樹脂シートの連続長繊維は、一定方向、通常は
使用中曲げ応力を受けるような方向に引き揃えて整列さ
せ、使用することが推奨される。
【0032】連続長繊維と熱可塑性樹脂とから成る繊維
強化熱可塑性樹脂シート(3)をその熱可塑性樹脂の溶
融温度以上に加熱し、その表裏両面に紙シート(4)を
重ね次いで、プレスローラーなどにより加圧しながら冷
却することで、熱可塑性樹脂を含浸させた紙シート層
(4a)を形成させて補強プレート(5)を得る。必要
に応じてその表面側が所望の表皮材、特に化粧紙を用い
ても良い。
【0033】紙シートに用いられる紙には特別な限定は
なく、例えば、上質紙、中質紙、上更紙、更紙、グラビ
ア用紙、印刷せんか紙、コットンペーパー、ボンド紙、
アート紙、コート紙、軽量コート紙等の印刷・筆記図画
用紙、重袋用クラフト紙、未晒しクラフト紙、半晒しク
ラフト紙、晒しクラフト紙、純白クラフト紙、純白ロー
ル紙、Sロール紙、片艶クラフト紙、薄口模造紙等の包
装用紙、ライナー紙、中しん原紙等の段ボール原紙、白
板紙、黄板紙、チップボール、紙管原紙、建材原紙など
が使用できる。
【0034】繊維強化熱可塑性樹脂シートの厚みが、
0.05mm〜1mm範囲のものを用いたとき、この樹
脂シートの表面には最大深さ1mm程度の凹部が出来、
幅は最大2mm程度あく、一方枠体と芯材との段差も組
立性、施工性を確保するために1〜3mm程度の隙間と
深さ1mm程度の段差が生じる。
【0035】また、繊維強化熱可塑性樹脂シートの両面
に0.01mm未満の紙シートをラミした補強プレート
では、熱可塑性樹脂が紙シートに含浸して接着面まで樹
脂が覆われるため、接着が困難になるので好ましくな
い。繊維強化熱可塑性樹脂シートの強化繊維の分布や厚
みむらによる凹凸及び枠体と芯材との境目の段差を超え
て安定に接着層を形成できる紙シートの厚みは、0.0
2mm以上必要である。さらに、表皮材を、接着層を介
して一体化してなる複合板においては、凹凸や段差等の
欠陥、厚みむらのある中間層を平滑な表面になる補強プ
レートが要求される。その平滑性の要求には、紙シート
の厚みが、少なくとも0.1mm以上あれば欠陥、厚み
むらを完全に解消できる。
【0036】また、紙シートが、0.5mm以上を越え
ると断熱性が増しまた発生する水蒸気が増すため繊維強
化熱可塑性樹脂シートと熱ラミすることが困難になる上
に、重量が重くなり実用に即しない。重量、コストから
紙シートの厚みは、0.3mm以下が好ましい。即ち、
紙シートの厚みは、0.02mm〜0.5mmの範囲が
よい、更に云えば0.02mm〜0.3mmの範囲がよ
く、表面材を化粧した複合板の用途では0.1mm〜
0.5mmの範囲が好ましい。この範囲の紙坪量は、紙
品種にもよるが20g/m2〜300g/m2が用いられ
るがこれに限定されるものではない。望ましくは出来る
だけ薄く軽量な紙シートであり、坪量では30g/m2
〜150g/m2が良い、更に云えば60g/m2〜12
0g/m2が平滑性にはよく、枠体、芯材や表面材との
接着強度の面から30g/m2〜100g/m2が良い。
以上より、0.05mm〜1mm範囲の繊維強化熱可塑
性樹脂シートと0.02mm〜0.5mmの範囲の紙シ
ートとの厚みの中から選ぶことができ、補強プレートの
厚みは、0.2mm以上2mm以下の範囲であることが
望ましい。すなわち、補強プレートの厚みが0.2mm
未満では、強度と剛性不足し枠体と芯材との境目に段差
が生まれ表面性が悪化し、また2mm以上では補強プレ
ートの重量が重くなり軽量性が失われるので不適切であ
る。
【0037】表皮材を構成する材料としては、ポリプロ
ピレン、ポリスチレンなどの発泡又は非発泡シート、P
VC、PZTシートなどの熱可塑性樹脂製品、アルミや
鋼板等の金属板や金属箔、石膏ボードや軽量セメント板
等の耐火性に優れた無機質板、薄葉紙やチタン紙に主と
して木目模様を印刷した化粧紙、各種繊維から成る織布
や不織布などが挙げられる。表皮材の材料として上記熱
可塑性樹脂製品または金属箔を用いるときは、表皮材の
裏打ち材として紙シートを用いることが望ましい。 接
着層(6)を形成させる接着剤は、紙シート(4)及び
中間層の芯材(2)と枠体(1)の材質に適合する接着
剤を選ぶ必要がある。接着剤としては、エポキシ樹脂、
ポリエステル、シリコン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、ユリアメラミン樹脂、フェノール樹脂、フェノリッ
クエポキシ樹脂、レゾルシン樹脂、フェノールレゾルシ
ン樹脂、脂環エポキシ樹脂、エポキシアスファルト、ポ
リエステルポリイソシアネート、フラン樹脂、ポリエチ
レンイミン、ポリイソシアネート等の熱硬化性樹脂接着
剤、湿気硬化型ポリウレタン接着剤、2液硬化型ポリウ
レタン接着剤等のウレタン樹脂接着剤、セルロースアセ
テート、セルロースアセテートブチレート、セルロース
カブレート、ニトロセルロース、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ酢
酸ビニル、酢酸ビニル塩化ビニル共重合体、ポリ塩化ビ
ニル(変性も含む)、後塩素化ビニル樹脂(変性も含
む)ポリビニルホフマール、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルエーテル、酢酸ビニル
エチレン共重合体、アクリル樹脂、カルボキシル含有ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、モノマー含有メタクリル
樹脂、シアノアクリレート、酢酸ビニルアクリレート共
重合体、ポリスチレン、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリ
エステル、ポリエーテル等の熱可塑性樹脂接着剤、ポリ
ビニルホフマールフェノリック、ポリビニルブチラール
フェノリック、ニトリルフェノリック、ネオプレンフェ
ノリック、ナイロンエポキシ等の複合接着剤、天然ゴ
ム、塩化ゴム、再生ゴム、スチレンブタジエンゴム、ニ
トリルゴム、ネオプレンゴム、ブチルゴム、ポリイソブ
チレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリウレタンゴ
ム、ポリサルファイドゴム、シリコンゴム等のゴム系接
着剤、ワックス、アスファルト、可溶性シリケート、エ
ナメル類、セラミックスなどを用いることができる。
【0038】以下、枠体(1)と芯材(2)とからなる
中間層と補強プレート(5)の接着について説明する。
紙シートが、熱可塑性樹脂を含浸させた紙シート層(4
a)と接着剤を含浸させた紙シート層(4b)との少な
くとも二層が形成されることにより、補強プレートの補
強効果を発現できる。紙シートの厚みに対して、熱可塑
性樹脂を含浸させた紙シート層の厚みと接着剤を含浸さ
せた紙シート層の厚みとが、それぞれ10〜90%の範
囲であることが好ましく、最良の接着強度が得られる割
合はそれぞれの厚みの割合が50%と50%時であり即
ち紙シート単独の中間層が0%の時である。
【0039】以下、複合板および複合板を構成する材料
の割合い、大きさについて説明する。複合板の大きさは
特別な限定はないが、縦と横が300mm以上4000
mm以下の大きさの平板であり、一般によく使われる標
準サイズとしては、610mm×1810mm、910
mm×1820mm、910mm×2420mm、12
10mm×2420mm、1210mm×2730mm
等があるが、住宅用途のサイディング材や野地板用途に
910mm×6000mm長尺サイズもあり、即ち自由
にサイズを選べる。また、複合板を構成する枠体と芯材
を10mm以上200mm以下が好ましくそのため、特
に限定はしないが複合板として10〜200mm範囲の
ものが好ましい。また枠体と芯材からなる中間層に対す
る芯材の容積比率が、50%〜99%が好ましい。芯材
の容積比が50%未満では複合板の重量が重くなり、9
9%を越えると枠体で支える複合板の面剛性が低下して
好ましくない。軽量性と面剛性の両方を要求される複合
板用途では、芯材の容積比が60%〜95%の範囲がよ
り好ましい。
【0040】以下、本発明の複合板の製造方法について
説明する。一般的な木質または紙類をコア材にしてその
両面に合板を接着させて得られる軽量パネル空心構造す
なわちフラッシュ合板の製造工程に準じた製造設備によ
り達成できる。合板と同様に補強プレートを扱えるの
で、既存のフラッシュ合板の製造工程を利用できる。新
規な製造設備が必要でないため、製造設備コストの点か
ら非常に好ましい。
【0041】枠体及び芯材とからなる中間層と補強プレ
ートとの接着をより確実に早くする方法として、接着剤
を塗布した補強プレートと中間層を重ね合わせて、加熱
プレスする。加熱温度が、補強プレートに用いられてい
る熱可塑性樹脂の軟化温度以上の場合、枠体と芯材の間
で生じた圧力差のため補強プレート自体が熱変形して段
差になる。中間層と補強プレート及び補強プレートと表
面材との接着させる時の温度が、補強プレートに用いら
れている熱可塑性樹脂の軟化温度より低温で接着剤を固
化させる場合は枠体と芯材の間で生じた圧力差では変形
しない。この製造方法により、本発明の複合板が完成す
る。
【0042】
【実施例】以下、本発明に係る複合板を具現化した実施
例を、比較例と対比しながら図面に基づいて説明する。 1.複合板の製造 次の(a)枠体、(b)芯材、(c)補強プレート及び
前記接着剤を用いて実施例及び比較例の複合板を作成し
た。 (a)枠体 試験には、枠体(1)として、木製枠としてLVL(単
板積層材)、樹脂枠としてポリスチレンの低発泡樹脂あ
るいは金属枠として中空のアルミ押し出し材を使用し
た。表1に、使用した枠体の性状を示す。 (b)芯材 試験には、芯材(2)として、ポリスチレンの樹脂発泡
体、ポリウレタンの樹脂発泡体またはペーパーハニカム
を使用した。表2に、使用した芯材の性状を示す。 (c)補強プレート 本実施例で使用するプリプレグは、何れも前述の特公平
4−42168号公報に開示されている方法で製造され
た。
【0043】ガラス繊維の場合は太さ13μmのモノフ
ィラメントの表面をγ−メタクリロキシ−プロピルトリ
メトキシシランで処理し、それを1800本集束して撚
りのないヤーンとし、そのヤーンを均一な張力で引っ張
りながら一方向に整列させて、樹脂をヤーンに絡ませ
て、その樹脂を熱ロールでしごきながら、ヤーンに含浸
させてプリプレグを製造した。
【0044】この様にして製造したプリプレグは、繊維
と熱可塑性樹脂の密着性に優れ、繊維含有率も40〜8
0重量%と要求に応じて変えることができ、厚みも0.
05〜0.60mmで製造することができる。これらの
プリプレグは単独又は2〜4層、繊維方向を90度変え
て積層し繊維強化熱可塑性樹脂シートとなり、さらに表
裏両面に紙シートを同時に重ねプレスローラーにより加
熱プレスと冷却プレスすることで、熱可塑性樹脂が含浸
した紙シート層(4a)を形成させることで繊維強化熱
可塑性樹脂シート(3)と紙シート(4)からなる補強
プレート(5)が得られる。図10に補強プレート製造
設備を示す。
【0045】表3に本発明に係わる複合板の実施例及び
比較例で使用するために製造した補強プレート(5)の
構成を示す。表3中の補強プレートA〜Eは、繊維の配
合比が40〜80容積%の範囲ものかつ紙シート(4)の厚
みが0.1〜0.5mmの範囲のもの、即ち本発明に係
るものであり、同Fは繊維の配合比が上記範囲外のも
の、また同Gは紙シート厚みが上記範囲外のもの、即ち
比較例としてテストしたものである。
【0046】実施例1 枠体には、30mm×30mm角のLVL(枠体木質)
を用いて外寸900mm×1800mm角の長方形に成
るように組み、芯材には、厚み30mmの直径8mmの
円柱が連結したペーパーハニカムコア(芯材PH)を枠
体間に組み込み中間層とした。長さ900mm×幅18
00mmの長方形の補強プレート(補強A)を2枚1組
として切り出し、この2枚の片面に酢酸ビニル系エマル
ジョン型接着剤(水性酢ビ)を100g/m2塗布し、
中間層に上下に2枚重ねて、圧締治具により枠体に対す
る圧力が2Kg/cm2(芯材に対する圧力は0Kg/cm2とす
る)で、30℃(室温)下60分間放置することで接着
剤を補強Aのクラフト紙に含浸して固化させ、複合板を
得た。表4に、試験に使用した接着剤の内容と特徴を示
す。
【0047】複合板の製造には図10に示した、(a)
補強プレートを製造する熱ラミネート工程、(b)補強
プレートの表面に接着剤を塗布する塗布工程、(c)枠
体に芯材を組み入れる工程、(d)補強プレートを接着
させる治具、熱プレス等を用いる補強プレート接着工程
からなる。
【0048】一般的の熱プレスを用いる場合のプレス温
度は80℃〜120℃範囲で、圧力は1〜3kg/cm
2範囲で、加圧時間は30秒〜3分間範囲であった。ま
た、圧締治具や冷プレスの場合常温で硬化させるため、
加圧時間30分間〜10時間かかり熱プレスより長くな
る。
【0049】実施例2 枠体にポリスチレンの2倍発泡体(枠体PS)を使用
し、芯材にポリスチレンの30倍発泡体(芯材PS)を
使用し、補強プレート用接着剤にエポキシ樹脂と変性ポ
リアミン混合型接着剤(EP)を使用し、圧締時間を6
0分間にした以外は実施例1と同様にして複合板を作製
した。
【0050】実施例3 枠体に厚み2mmアルミ押出材(枠体AL)を使用し、
補強プレート用接着剤にホットメルトタイプのエチレン
・酢酸ビニル共重合型接着剤(EVA)を使用し、接着
温度120℃と圧締時間を2分間にし複合板を得て、さ
らに、酢酸ビニル系エマルジョン型接着剤(水性酢ビ)
を補強プレート上に100g/m2塗布後、薄用紙に木
目調の印刷した化粧紙を表面材として1枚重ねて、圧締
治具により2Kg/cm2 の圧力で30℃(室温)下60分
間放置することで接着剤を補強Aのクラフト紙と化粧紙
に含浸固化させた以外は実施例1と同様にして複合板を
作製した。
【0051】実施例4 芯材にポリウレタンの30倍発泡体(芯材PU)を使用
し、補強プレート(補強A)と4.2mm厚の天然木化
粧合板(化粧合板)とをビニル系エマルジョンとイソシ
アネート混合型接着剤(VU)を使用した以外は実施例
1と同様にして複合板を作製した。
【0052】実施例5 芯材にポリウレタンの30倍発泡体(芯材PU)を使用
し、補強プレート用接着剤にビニル系エマルジョンとイ
ソシアネート混合型接着剤(VU)を使用して、接着温
度120℃と圧締時間を2分間にし複合板を得て、さら
に、酢酸ビニル系エマルジョン型接着剤(水性酢ビ)を
補強プレート上に100g/m2塗布後、薄用紙に木目
調の印刷した化粧紙を表面材として表裏に重ねて、ホッ
トメルトフィルムタイプ(30μm厚み)のエチレン・
酢酸ビニル共重合型接着剤(EVA)を使用し、接着温
度120℃と圧締時間を2分間にしアイロンタイプの圧
締治具により固化させた以外は実施例1と同様にして複
合板を作製した。
【0053】実施例6 枠体に厚み2mmアルミ押出材(枠体AL)を使用し、
補強プレート用接着剤に無溶剤2液混合ポリウレタン型
接着剤(PU)を用いて金属のアルミ枠との接着した以
外は実施例1と同様にして複合板を作製した。
【0054】実施例7、8 枠体及び/叉は補強プレートを表5に示したとおりに換
えた以外は、実施例2と同様にして複合板を作製した。 実施例9、10 枠体及び/叉は補強プレートを表5に示したとおりに換
えた以外は、実施例3と同様にして複合板を作製した。 実施例11 補強プレートを表5に示したとおりに換えた以外は、実
施例4と同様にして複合板を作製した。
【0055】比較例1 繊維含有率が33%と低い条件の補強プレートを使用し
たことを除き実施例1と同一の条件で複合板を作製し
た。 比較例2 本発明に係わる補強プレートを使用せず、厚み3mmの
ラワン合板を用いたことを除き実施例1と同一の条件で
製造し、複合板を作った。 比較例3 補強プレートの厚みが0.11mmと薄いものを使用し
たことを除きの実施例3と同一の条件で複合板を作製し
た。
【0056】比較例4 接着剤を固化させる温度条件が140℃であり、使用し
た補強プレート(補強A)の熱可塑性樹脂すなはちポリ
プロピレンの軟化温度135℃より高い温度であったこ
とを除き前述の実施例3と同一の条件で製造し、複合板
を作った。
【0057】比較例5 本発明に係わる補強プレートを使用せず、ジアリルフタ
レート樹脂を紙シートに含浸させた後高温ラジカル触媒
により硬化させて得られた厚み0.4mmのDAP含浸
紙を用いたことを除き前述の実施例4と同一の条件で製
造し、複合板を作った。
【0058】比較例6 接着剤を固化させる温度条件が140℃であり、使用し
た補強プレート(補強A)の熱可塑性樹脂すなはちポリ
プロピレンの軟化温度135℃より高い温度であったこ
とを除き前述の実施例5と同一の条件で製造し、複合板
を作った。これらの比較例サンプルは、前述の実施サン
プルと同一寸法、即ち外寸900mm×1800mm角
の長方形の複合板を作製し、実施例と同様に試験しその
性能を評価した。
【0059】実施例及び比較例の複合板の構成を表5に
示す。 2.複合板の性能評価 実施した試験の内容は以下の通りである。 表面吸水試験:JIS A1414の表面吸水試験に準
じて、複合板の25cm×20cm角の表面に試験枠を水平
に取り付け常に2cmの水深になるようにして、48時間
後の表面吸水量(g/cm2)および裏面透水の有無を
測定した。
【0060】温度および湿度による変形試験:JIS
A1414に準じて温度試験は、900mm×1800
mm角の試験片の表面側(片面)を900kcal/m2hの
輻射線により8時間加熱した変位量を測定し、及び同じ
く湿度試験は、片側湿度90%、反対側湿度40%に保
ち24時間後の反り変位量(mm)を測定した。
【0061】落錘衝撃試験:芯材だけの中間層と補強プ
レートからなる部分から150mm×150mmの正方
形試験片を切り出して、受け台(内径44.3mm、外
径50mm)上に置き、荷重(0.5kg叉は1kg)
をかけた撃ち型(先端半径6.35mm)を異なる高さ
(最大100cm)から落下させ、試験片を破壊貫通し
た重りと高さの積(最大100kg・cm)を測定し
た。
【0062】表面性:表面を観察して、表面性の欄の○
印は平滑な表面を形成したもの、×印は表面に凹凸や段
差が現れたことを示した。 重量:900mm×1800mm角の複合板の重量(k
g)を測定した。 複合板の性能試験の結果は表6に示す。実施例1〜11
いずれも、表面から吸水せず、温度および湿度による変
形も全くなく、落錘衝撃能力も非常に高くかつ表面平滑
性に優れた軽量複合板が得られた。
【0063】一方、比較例1は、繊維含有率が33%と
低い条件の補強プレート(補強F)ではPP樹脂が多い
ためガラス繊維が一方向に整列できず蛇行し熱膨張係数
が2×10-5/℃まで低下した。そのため温度および湿
度による変形量が大きくなり、また耐衝撃性能も低下し
た。また比較例3では、厚みが0.11mmと薄い補強
プレート(補強G)を使用したため補強効果が少なくな
り、変形しやすく、耐衝撃性能も低い上表面性も悪化し
た。
【0064】従来広く用いられている比較例2のラワン
合板タイプの複合板と比較例5のDAP含浸紙タイプの
複合板では、変形が大きくなる点と耐衝撃性能が低い点
が欠点である。本発明に係わる補強プレートを用いた実
施例1と実施例4ではその欠点を薄く軽い条件で作製し
た補強プレート(補強A)で解決できている。
【0065】また、比較例4と6からわかるように、補
強プレートに用いられた熱可塑性樹脂の軟化温度よりよ
り低温で接着剤を固化させる条件が表面性に優れた複合
板得られる製造方法になり得る。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
【0071】
【表6】
【0072】
【発明の効果】本発明の複合板は、従来のフラッシュ合
板にものに比べてさらに軽くなり、現場での運搬、取り
付け、裁断等の作業性に優れる上に、使用する原材料も
少量で済むため、省エネルギーに大いに寄与できる地球
に優しいパネルである。さらに、低伸度かつ高強度の補
強プレートにより補強された複合板は、その表裏両面あ
るいは片面に剛性及び抗張力が極めて大きい繊維強化合
成樹脂から成るプリプレグ積層体が形成されており、そ
のためこれを用いれば全体的に剛性が極めて高く、使用
に際して極めて堅固な構造物を構築できる。また、本発
明の一方向に整列された連続長繊維を効果的に配置した
補強プレートからなる複合板により、環境による大きな
変化に対しても、反りが全く発生しない夢のパネルが完
成し、湿気や温度差の多い地域でも床、外壁、屋根等の
用途の建築資材に広く使用できる。また表面平滑性に優
れているため表面材を貼った内装用複合板に利用出来
る。
【0073】本発明の複合板は、広く普及しているフラ
ッシュ合板製造設備により、簡単に製造できる特徴があ
り、特殊な接着剤や製造設備が必要であった従来の繊維
強化樹脂板のフラッシュ板より非常に安価かつ省エネル
ギーで製造できる。すなわち、本発明の複合板及びその
製造方法によれば、高強度で、耐水性、耐蝕性に富み、
吸湿による寸法変化のない高強度かつ表面平滑性な高品
且つ超軽量フラッシュパネルを安価で大量に供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる複合板の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1に示した複合板の構成を示す断面図であ
る。
【図3】図1に示したものとは異なった一実施例を示す
斜視図である。
【図4】図3に示した複合板の構成を示す断面図であ
る。
【図5】本発明に係わる表面に表皮材を有する複合板の
構成示す断面図である。
【図6】表面に表皮材を有する一実施例を示す断面図で
ある。
【図7】表面に表皮材を有する一実施例を示す断面図で
ある。
【図8】枠体と芯材からなる中間層の表面に、補強プレ
ートを接着層を介して接合した状態を示す一部拡大断面
図。
【図9】図8に示した補強プレートの紙シートが、熱可
塑性樹脂を含浸させた紙シート層(4a)と接着剤を含
浸させた紙シート層(4b)とからなる状態を示す一部
拡大断面図である。
【図10】本発明に係わる複合板を製造する装置の概略
を示す説明図である。
【図11】本発明に係わる複合板の落錘衝撃試験に用い
た装置の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・・・枠体 1a・・・・・桟木 1b・・・・・埋め木 2・・・・・芯材 3・・・・・繊維強化熱可塑性樹脂シート 4・・・・・紙シート 4a・・・・・熱可塑性樹脂を含浸させた紙シート層 4b・・・・・接着剤を含浸させた紙シート層 5・・・・・補強プレート 6・・・・・接着層 7・・・・・表皮材 8・・・・・合板 9・・・・・突き板(天然木薄板) (a)・・・・・熱ラミネート工程 (b)・・・・・塗布工程 (c)・・・・・組み入れ工程 (d)・・・・・補強プレート接着工程 10・・・・・加熱ロール 11・・・・・冷却ロール 12・・・・・接着剤 13・・・・・おもり 14・・・・・撃ち型 15・・・・・受け台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 17/04 B32B 27/32 Z 27/32 B29C 67/14 G

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に整列させた連続長繊維を重量含
    有率が40%以上80%以下の範囲で配合したプリプレ
    グからなる繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)の両面に
    紙シート(4)を接合させた補強プレート(5)を、枠
    体(1)と枠体(1)内の空間に充填した芯材(2)と
    からなる中間層の片面または両面に接着層(6)を介し
    て一体化した複合板。
  2. 【請求項2】 繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)が、
    繊維方向の熱膨張係数が10ー5/℃以下のプリプレグを
    単独又は配向角0〜90°の任意の角度で2〜4枚積層
    したものであることを特徴とする請求項1記載の複合
    板。
  3. 【請求項3】 繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)を形
    成するプリプレグの繊維がガラス繊維であり、熱可塑性
    樹脂がポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の複合板。
  4. 【請求項4】 接着層(6)と接する紙シート(4)
    が、熱可塑性樹脂を含浸させた紙シート層(4a)と接
    着剤を含浸させた紙シート層(4b)との少なくとも二
    層からなることを特徴とする請求項1記載の複合板。
  5. 【請求項5】 複合板の少なくとも一面以上に、表皮材
    (7)を、接着層(6)を介して一体化したことを特徴
    とする請求項1記載の複合板。
  6. 【請求項6】 芯材(2)が、ペーパーハニカム又は樹
    脂発泡体であることを特徴とする請求項1記載の複合
    板。
  7. 【請求項7】 繊維強化熱可塑性シート(3)の厚みが
    0.05mm以上1mm以下の範囲にあり、紙シート
    (4)の厚みが0.02mm以上0.5mm以下の範囲
    にあり、さらに補強プレート(5)の厚みが、0.2m
    m以上2mm以下の範囲であることを特徴とする請求項
    1記載の複合板。
  8. 【請求項8】 繊維強化熱可塑性樹脂シート(3)をそ
    の熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱し、熱可塑性樹脂
    が溶融した状態で紙シート(4)を繊維強化熱可塑性樹
    脂シート(3)の両面に重ね、次いで冷却固化する補強
    プレート(5)を製造する熱ラミネート工程(a)と、
    補強プレート(5)の表面に接着剤を塗布する塗布工程
    (b)と、枠体(1)内の空間に芯材(2)を挿入した
    中間層を形成する組み入れ工程(c)と、この中間層の
    両面に接着剤付き補強プレート(5)を積層し、繊維強
    化熱可塑性樹脂シート(3)を形成する熱可塑性樹脂の
    軟化温度より低温で接着剤を固化させた接着層(6)を
    介して一体化させる補強プレート接着工程(d)を順次
    行う複合板の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の複合板の製造方法において、
    さらに補強プレート(5)の表面に、繊維強化熱可塑性
    樹脂シート(3)を形成する熱可塑性樹脂の軟化温度よ
    り低温で接着剤を固化させた接着層(6)を介して表皮
    材(7)を一体化させる表皮材接着工程(e)を行う複
    合板の製造方法。
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