JPH1044092A - スリッター - Google Patents

スリッター

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JPH1044092A
JPH1044092A JP22444896A JP22444896A JPH1044092A JP H1044092 A JPH1044092 A JP H1044092A JP 22444896 A JP22444896 A JP 22444896A JP 22444896 A JP22444896 A JP 22444896A JP H1044092 A JPH1044092 A JP H1044092A
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lower blade
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slitter
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JP22444896A
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Keiichi Ishimura
桂一 石村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭小なスリット幅、例えば約100mm 以下の幅
で、一度にスリットできるスリッターを提供する。 【解決手段】 支軸2に回転自在に軸支された下刃1
と、下刃1と協働してウェブを切断する上刃3と、駆動
源によって回転される駆動軸5上に固定された駆動円盤
4とからなり、駆動円盤4の外周を下刃1の外周に接触
するように配置した。駆動円盤4との摩擦によって下刃
1が回転する。下刃1にはモータが直結されていないの
で、隣接する下刃1同士の間隔、すなわち最小スリット
幅を小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスリッターに関す
る。さらに詳しくは、紙や不織布、フィルム等のウェブ
を原反ロールから繰り出して、所定径所定幅の製品ロー
ルにワインダーで巻き直すに際して、幅広のウェブの所
定幅に裁断するスリッターに関する。
【0002】
【従来の技術】スリッターはワインダーの原反ロールと
製品ロールの間に設置されるが、従来のスリッターの代
表な構成を図5に示す。同図において、51は上刃、5
2は下刃であり、上刃51と下刃52のせん断作用で、
ウェブを連続裁断していく。そして、下刃52はモータ
53が直結され、このモータ53で回転させられる。す
なわち、下刃についてはモータ直結駆動方式が、これま
での常識である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の紙や
不織布、フィルム等のウェブの製造現場や加工工場で
は、非常に狭い、例えば100mm 以下の狭小スリット幅を
要求されることがある。しかるに、前記従来例では、下
刃52の厚みとモータ53の幅の合計が最小スリット幅
となるが、下刃52の厚さは取付部品込みで最小50m
m、モータ53は容量の小さいものでも最小幅約150mm
であるので、最小スリット幅dはモータ53の幅と同じ
約150mm とならざるをえない。
【0004】そこで、これまでは、いったん幅広くスリ
ットしたものを狭小専用のスリッターで再スリットして
いる。しかしながら、スリット加工を2段階で行うの
は、工数が非常に多くなると共に、再スリット時はスリ
ット幅の精度が出にくいという問題がある。
【0005】また、上記2段加工の代りに、スリッター
下刃を一定間隔でリング状にシャフトに挿入し、狭小か
つ多丁取りを可能にするワインダーを使用することがあ
った。しかし、この下刃をリング状にシャフトに多段に
挿入したスリッターは、つぎのような構造的な欠陥を有
している。まず、第1に、刃の取り替えが単独では不可
能なため作業が煩雑であること。第2に、その構造上広
幅なワインダーでは支持シャフトの撓みが生じるため採
用が難しいこと。第3は、一本の共通支持シャフトでは
増速に伴い動ブレが発生しやすく800 m/minを越える高
速ワインダーへの採用が難しいこと等である。
【0006】そこで、本発明は、狭小なスリット幅、例
えば約100mm 以下の幅で、一度にスリットでき、しかも
構造が簡単で、高速運転が可能なスリッターを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のスリッター
は、支軸に回転自在に軸支され、かつ軸方向に離間して
設けられた複数枚の下刃と、前記下刃と協働してウェブ
を切断する複数枚の上刃と、駆動源によって回転される
駆動軸上に固定された前記下刃と同数の駆動円盤とから
なり、該駆動円盤を、その外周が前記下刃の外周に接触
するように配置したことを特徴とする。請求項2のスリ
ッターは、前記下刃を軸支する支軸の両側に前記駆動軸
を1本ずつ配置し、一方の駆動軸に固定した駆動円盤と
他方の駆動軸に固定した駆動円盤を交互に、前記複数枚
の下刃に接触させるようにしたことを特徴とする。請求
項3のスリッターは、前記駆動円盤が、高い摩擦係数を
有する高摩擦材製の外装帯を取付けていることを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係るス
リッターSの側面図、図2は同スリッターSの下刃と駆
動円盤を示す平面図、図3は下刃と駆動円盤の拡大図、
図4は本発明が適用されるワインダーの概略図である。
【0009】まず、図4に基づき、本発明のスリッター
Sが適用されるワインダーを説明しておく。同図におい
て、Roは原反ロールであり、これから繰り出されたウ
ェブwはスリッターSで所定幅をもつ複数列にスリット
され、ワインダーWDで、製品ロールRとして巻取られ
ていく。Eは切り屑等のトリムを吸引風送するエジェク
ターである。
【0010】つぎに、スリッターSの詳細を図1〜2に
基づき説明する。1は下刃であり、支軸2の軸方向に任
意枚数を回転自在に取付けられている。3は公知の上刃
で、各下刃1に対応付けて設けられており、互いに外周
部側縁同士を接触させ、せん断作用でウェブwをスリッ
トするようになっている。4は駆動円盤で、駆動軸5に
固定されている。図示の例では、駆動円盤4と駆動軸5
の列は2列あり、複数の下刃1に対し、左右の駆動円盤
4が交互に接触するように配置されている。
【0011】前記駆動軸5にはベルトプーリ6が取付け
られ、駆動モータ(図示省略)よりベルト掛けによって
駆動軸5を回転させるようにしている。なお、駆動軸5
の駆動方法は任意であって、上記のベルト駆動の外、チ
ェーンや歯車伝動機構よって動力を伝えてもよく、減速
機付モータ等の駆動源を直結させてもよい。
【0012】前記支軸2に対する下刃1の取付け、およ
び駆動軸5に対する駆動円盤4やプーリ6の取付けは、
スプラインシャフト又はスプラインボールベアリングを
介して行うと、駆動トルクが大きくとれるうえ、軸方向
での取付位置を任意に変更できるので好ましい。
【0013】つぎに、図3に基づき、下刃1と駆動円盤
4の詳細を説明する。下刃1は公知の例と同様に、ベア
リング11を介して、回転自在に円板体12と、円板体
12の外周部側面に形成された刃13とからなり、円板
体12と刃13の外周面は面一となっており、駆動円盤
4の外装帯43との接触面となっている。
【0014】駆動円盤4は駆動軸5に一体的に固定され
たボス41とボス41に固定された円板体42と円板体
42の外周に被せられた外装帯43とからなる。外装帯
43は高い摩擦係数を有するゴム、例えばウレタンゴム
等の高い摩擦材製であり、グリップ力が高くなってい
る。
【0015】本実施形態のスリッターでは、駆動軸5を
回転させて駆動円盤4を回転させると、駆動円盤4と面
接触している下刃1も回転させられ、上刃3と共にウェ
ブをスリットすることができる。そして、駆動円盤4の
ウレタンゴム製の外装帯43によりグリップ力が高めら
れているので、下刃1との間でスリップが生ずることは
なく、効率よく下刃1を回転させることができる。
【0016】そして、図2に示すように、本実施形態の
スリッターでは、下刃1の近傍にモータが位置せず、構
造的に厚さの薄い円盤体である駆動円盤4が位置するの
みであるので、隣接する下刃1、1間の寸法、すなわち
スリット幅Dを非常に狭くすることができる。例えば、
図2に示すように、駆動軸5を左右2列配置し、駆動円
盤4を左右交互に配置した実施形態にあっては約30mm
という従来の約1/5 の狭小なスリット幅が可能となる。
そして、下刃1はそれぞれが単独で支軸2に取り付けら
れているのでワインダーの面長がいくら広くなっても下
刃1や駆動円盤4の数を増やすだけで基本構造を変える
ことなく対処できる。さらに、支軸2はワインダーの面
長、速度に合わせて設計し得るのでワインダーの高速化
に対してもなんら制約を受けることがない。また、下刃
等の刃物の取替えも容易に行える。
【0017】つぎに、本発明の他の実施形態を説明す
る。前記実施形態では駆動軸5を左右に2本配置した
が、構造をシンプル化するため、駆動軸5を1本にし、
全ての下刃1に対し同じ片側から駆動円盤4を接触させ
るようにしてもよい。この場合、最小スリット幅は多少
広くなるが、それでも、約60mmの程度の狭小なスリッ
トが幅が可能となる。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、下刃1の近傍
にモータが位置せず、構造的に厚さの薄い円盤体である
駆動円盤が位置するのみであるので、隣接する下刃間の
寸法、すなわちスリット幅を非常に狭くすることができ
る。請求項2の発明によれば、複数の下刃に対し、駆動
円盤が左右から交互に接触する形状をとれるので、最も
狭いスリット幅が実現でき、また、刃物(下刃)の取替
えも容易になる。請求項3の発明によれば、外装帯によ
りグリップ力が高められているので、下刃との間でスリ
ップが生ずることはなく、効率よく下刃を回転させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスリッターSの側面
図である。
【図2】同実施形態に係るスリッターSの下刃1と駆動
円盤4を示す平面図である。
【図3】下刃1と駆動円盤4の拡大図である。
【図4】本発明が適用されるワインダーの概略図であ
る。
【図5】従来のスリッターの正面図である。
【符号の説明】
1 下刃 2 支軸 3 上刃 4 駆動円盤 5 駆動軸 6 ベルトプーリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸に回転自在に軸支され、かつ軸方向に
    離間して設けられた複数枚の下刃と、前記下刃と協働し
    てウェブを切断する複数枚の上刃と、駆動源によって回
    転される駆動軸上に固定された前記下刃と同数の駆動円
    盤とからなり、該駆動円盤を、その外周が前記下刃の外
    周に接触するように配置したことを特徴とするスリッタ
    ー。
  2. 【請求項2】前記下刃を軸支する支軸の両側に前記駆動
    軸を1本ずつ配置し、一方の駆動軸に固定した駆動円盤
    と他方の駆動軸に固定した駆動円盤を交互に、前記複数
    枚の下刃に接触させるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のスリッター。
  3. 【請求項3】前記駆動円盤が、高い摩擦係数を有する高
    摩擦材製の外装帯を取付けていることを特徴とする請求
    項1または2記載のスリッター。
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