JPH1043646A - 液体噴出ポンプ - Google Patents

液体噴出ポンプ

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Publication number
JPH1043646A
JPH1043646A JP8218080A JP21808096A JPH1043646A JP H1043646 A JPH1043646 A JP H1043646A JP 8218080 A JP8218080 A JP 8218080A JP 21808096 A JP21808096 A JP 21808096A JP H1043646 A JPH1043646 A JP H1043646A
Authority
JP
Japan
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cylinder
stem
spring
liquid
resin
Prior art date
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Application number
JP8218080A
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English (en)
Inventor
Toru Toma
當麻  徹
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1043646A publication Critical patent/JPH1043646A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全体を合成樹脂により形成することが出来、し
かも、ポンプ機能に於いても従来品同様の優れた機能を
発揮でき、また、液漏れのない優れた液体噴出ポンプを
提案する。 【解決手段】押し下げヘッド式のポンプであって、作動
部材5を上方付勢状態で支持する樹脂スプリング24と、
該スプリング下端より突設した補助バネ部25を介して一
体に突設するとともに、シリンダ下部中央の弁座8に開
閉可能に圧接させて吸い込み弁26を形成する弁体27とか
らなる弁−スプリング部材6を設け、また、ステム13外
周下部に係止段部を周設し、該段部部分のステムをシリ
ンダ上端に位置する案内筒12内周下部に強制的に乗り上
げ係合させ、一方、作動部材の上下動時には係止段部が
案内筒12下端縁に係止される如く構成し、樹脂スプリン
グ24のへたりを極力防止する如く構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体噴出ポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】液体噴出ポンプとして、上端の押し下げ
ヘッドを押し下げることにより内部のポンプ機構が作用
してヘッドのノズル孔より液を噴出させる如く構成し
た、所謂、押し下げヘッド式のポンプが知られている。
【0003】これらの例として、例えば、容器体口頚部
に嵌合させた装着キャップにより上端部を固定して下部
を容器体内へ垂下させたシリンダと、シリンダ内に上下
動可能に嵌合させた環状ピストンを下端外周より突設し
て上下動可能に設けるとともに、上端をシリンダ上方へ
突出させたステムと、ステム上端に嵌着させたノズル付
きの押し下げヘッドとを備え、シリンダ下端部に吸い込
み弁を、ステム内上部には吐出弁をそれぞれ設け、ステ
ム及び押し下げヘッドからなる作動部材をコイルスプリ
ングにより常時上方に付勢させ、このスプリングの付勢
に抗して上下動部材を押し下げることにより、シリンダ
内の液を加圧して吐出弁を開いてノズルより液を噴出
し、また、ヘッドの押圧を解除するとスプリングにより
作動部材が上昇し、シリンダ内が負圧化して吐出弁が閉
じ、吸い込み弁が開いて容器体内の液をシリンダ内に導
入する如く構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種ポンプは
その構成部品の一部に金属を使用する場合が多く、例え
ば、吸い込み弁,吐出弁を構成する玉状弁体或いは上下
動部材を上方付勢させるコイルスプリング等を金属で形
成している。しかしながら、近年の廃棄物処理事情で
は、金属とプラスチックの分別処理が要望され、従来の
ものでは、金属パーツが微細であること、内部に密閉さ
れていること等の理由等によりこの分別が極めて困難で
あった。
【0005】本発明はこの様な事情に鑑み、全体を全て
合成樹脂により形成することが容易に行えて近年の廃棄
物処理事情に則し、また、ポンプ機能に於いても従来品
同様の優れた機能を発揮でき、しかも、液漏れのない優
れた液体噴出用ポンプを提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明のポンプ
は上記課題を解決するため、装着筒3により下端を容器
体10内に垂下して固定するシリンダ2と、該シリンダ上
端に嵌着させるとともに、シリンダ上端開口を閉塞する
頂板中央に案内筒12を貫設してなる係止部材4と、上記
シリンダ内に摺動可能に嵌合させた環状ピストン14をス
テム13下端外周より突設するとともに、上記案内筒12を
介してその上方へ上下動可能に突出させたステム上端に
ノズル15付き押し下げヘッド16を嵌着させた作動部材5
とを備え、該作動部材の上下動により装着した容器体内
の液を吸い上げてノズル15より噴出する如く構成した液
体噴出ポンプに於いて、上記作動部材5下部に介在させ
て作動部材を上方付勢状態で支持する樹脂スプリング24
と、該樹脂スプリング下端より突設した補助バネ部25を
介して一体に突設するとともに、シリンダ下部中央の弁
座8に開閉可能に圧接させて吸い込み弁26を形成する弁
体27とからなる合成樹脂製の弁−スプリング部材6を設
け、上記ステム外周下部に上向きの係止段部aを周設す
るとともに、該係止段部a部分のステム外周下部を上記
案内筒12内周下端部に強制的に乗り上げ係合させ、且
つ、作動部材5の上下動時には上記係止段部aが案内筒
12下端縁に係止される如く構成してなることを特徴とす
る液体噴出ポンプとして構成した。
【0007】また、請求項2発明のポンプは、上記樹脂
スプリング24が、シリンダ内下部に嵌合係止させた下部
リング24a より上方へ、楕円リングを側面視ジグザグに
連結した如き構造をなすバネ部24b を立設し、該バネ部
上端に上部リング24c を延設してなる樹脂リング24であ
る請求項1記載の液体噴出ポンプとして構成した。
【0008】また、請求項3発明のポンプは、上記ステ
ム13と案内筒12との間にステムの上下動が可能で且つ回
動を不能にする回り止め機構Aを設けるとともに、上記
押し下げヘッド16をステム13上端外周に液密且つ回動可
能に嵌合させ、且つ、ステム13上部に穿設した連通孔21
とノズル基端開口とをヘッド16のステム13に対する回動
により連通させてノズル6の開閉を行う如く構成してな
る請求項1記載の液体噴出ポンプとして構成した。
【0009】また、請求項4発明のポンプは、上記ステ
ム13外周下端を案内筒12内周下端に摺接係止した状態で
ヘッド下部に着脱可能にスペーサー31を介在させてなる
請求項1記載の液体噴出ポンプとして構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面を参照して説明する。本発明の液体噴出ポンプ1は、
シリンダ2と、装着筒3と、係止部材4と、作動部材5
と、弁−スプリング部材6とを備えている。
【0011】シリンダ2は、上下端を開口した筒状で、
外周上部よりフランジを突設し、下端部は縮径してパイ
プ嵌合用の嵌合筒部に構成し、該筒部内に上端を嵌着さ
せたパイプ7を容器体内下端部に垂下させる。また、嵌
合筒部内上部には弁座8を突設し、また、筒壁内面下端
部には弁−スプリング部材6を嵌合係止するためのリブ
9を周方向多数突設している。また、筒壁上部には外気
導入用の吸気孔を穿設している。
【0012】装着筒3は、ポンプを装着する容器体10の
口頚部11外周に嵌合させることにより、下端を容器体内
に垂下させた状態でシリンダ2を容器体に固定させるた
めのもので、本実施例では、上端より内方へ取り付け用
のフランジを突設して構成し、該フランジをシリンダ2
の上記フランジの上面に回動可能に嵌合させ、また、シ
リンダ上端に嵌着させた係止部材4により抜け出しの防
止を図り、シリンダに対して回動可能に設けている。そ
して、シリンダ2の下端を容器体内に挿入垂下させると
ともに、シリンダ2のフランジ下面より垂設したシール
筒を容器体口頚部11内面上端に密嵌させ、口頚部11上面
に当接させたフランジ周縁部を装着筒3のフランジによ
り圧接係止させている。
【0013】係止部材4は、シリンダ2の筒壁上端外周
に凹凸係合手段を介して抜け出し不能に嵌合させた嵌合
筒を頂板裏面より垂設するとともに、頂板中央に後述す
るステムを貫通させるための案内筒12を貫設し、また、
案内筒12と嵌合筒との間に垂設したシール筒をシリンダ
2内面上端部に密接嵌合し、このシール筒外面上部とシ
リンダの内面上端間に縦凹溝と縦突条の係合等により構
成される回り止めを形成している。
【0014】作動部材5はステム13と、環状ピストン14
と、ノズル15付き押し下げヘッド16とを備えている。
【0015】ステム13は、シリンダ内と連通してその中
の液をその上方の押し下げヘッド16に導入させるための
導管で、上下端を開口した筒状をなし、その下端部外周
より突設した環状ピストン14外周縁をシリンダ内面に摺
動可能に嵌合させ、その上端を上記案内筒12上方に上下
動可能に突出させて装着している。また、ステム13内上
部には吐出弁17を設けている。本実施例では、弁座及び
合成樹脂製の玉状弁体とから吐出弁17を構成している
が、これに限られず、例えば図7に示す如き、ステム13
内上端に上端を嵌着した螺旋状バネ部を介して弁座17a
上に弁体17b を圧接させたものであっても良い。
【0016】また、本実施例ではステム13の下部外周
と、上記案内筒12内面との間には回り止め機構Aを施し
ている。この回り止め機構Aは、ステム13外周に凹溝18
を縦設し、一方係止部材4の案内筒12内面に縦突条19を
縦設し、該縦突条19を上記凹溝18内に上下動可能に嵌合
することにより構成しており、ステムがシリンダに対し
て上下動はするが回動しない様に構成している。
【0017】押し下げヘッド16は、ステム13より導入さ
れた液を前端のノズル15より噴出するとともに、押し下
げて内部のポンプ機構を作動させるためのもので、本実
施例ではステム13上端外周に液密且つ回動可能に嵌着さ
せた縦筒20を頂壁裏面中央より垂設するとともに、頂壁
周縁部から縦筒20途中位置まで垂下壁を垂設し、縦筒20
上部に基端部を開口したノズル15を垂下壁を貫通して前
方へ突出させ、また、ステム13上部に穿設した連通孔21
とノズル基端開口とをヘッド16のステム13に対する回動
により連通させてノズルの開閉を行う如く構成してい
る。
【0018】更に、ステム13上端に設けた切欠き22内に
縦筒20内面上端より突設した係止突起23を挿入してヘッ
ドの回動を規制している。従って、上記係止突起23が切
欠き22の一側部へ当接する状態では、ノズル15の基端開
口が上記連通孔21とズレた位置にあり、ステム13の上端
部により液密に閉塞されてステム内とノズル内とが遮断
され、また、係止突起23が切欠き22の他側部へ当接する
状態に回動されると、連通孔21とノズル基端開口とが連
通して液の噴出が可能となる如く構成している。
【0019】尚、本実施例ではノズル付き押し下げヘッ
ドを上記の如く構成したが、通常の如く、ヘッドをノズ
ルとステムが連通した状態で嵌着固定しても良い。その
場合には液洩れ防止のためにノズルキャップを設けると
良い。
【0020】弁−スプリング部材6は全体が合成樹脂に
より一体に形成され、作動部材5下部に介在させて作動
部材を上方付勢状態で支持する樹脂スプリング24と、該
樹脂スプリング下端より突設した補助バネ部25を介して
一体に垂設するとともに、シリンダ下部中央の弁座8に
開閉可能に圧接させて吸い込み弁26を形成する弁体27と
から構成している。
【0021】本実施例に於いて樹脂スプリング24は、シ
リンダ2内の上記各係止リブ9上面に下面を当接する下
部リング24a より上方へ伸縮可能にバネ部24b を立設
し、該バネ部24b 上端に延設した上部リング24c 上面を
ステム13下面に当接係止させて作動部材を上方付勢状態
で支持する如く構成している。また、上記バネ部24b
は、楕円リングを側面視ジグザグに連結した三次元構造
を有している。更に、上記補助バネ部25は、上記下部リ
ング24a の下面内側縁部から周方向複数の螺旋状バネを
垂設して構成しており、その下端に延設した弁体27を上
記弁座8に圧接して吸い込み弁26を構成している。
【0022】尚、補助バネ部25及び弁体27は上記実施例
のものに限らず、例えば、図5及び図6に示す如き構成
のものも使用できる。本実施例では、図5に示す如く、
補助バネ部25を下部リング24a の内面から周方向複数の
螺旋状バネを上方へ立設して構成し、図6に示す如く、
樹脂スプリングの下部リング24a をシリンダ底部に当接
嵌合させ、シリンダ下端中央に立設した筒状の弁座8上
に先端の弁体27を圧接して構成している。従って、この
場合は、補助バネ部25は常時伸張状態にある。
【0023】本発明では、ステム13外周下部に係止段部
aを周設するとともに、該段部a部分のステム外周下部
を上記案内筒12内周下端部に強制的に乗り上げ係合させ
るとともに、作動部材の上下動時には上記係止段部aが
案内筒12下端縁に係止される如く構成している。
【0024】本実施例では、案内筒12内面下部に周設し
た係止突条28の上面部分を係止段部aとして構成してい
る。また、ステム13の外面下部に形成した上向き段部29
が、上記案内筒12内面下部に周設した下向き段部30に当
接してそれ以上のステムの引き上げを不能に構成してい
る。更に、上向き段部29下部のステム外周下端部に上記
係止突条28を周設し、図4(a) に示す如く、この係止
突条28外側面を上記下向き段部30下方の案内筒12内面下
端部に強制的に係合させ、この部分の良好な液密性を維
持する如く構成している。また、係止突条28は、使用時
に作動部材を押し下げてこの乗り上げ係合状態を解除す
れば、図4(b) に示す如く、その上面の係止段部aを
案内筒12下面に液密に係止させて、それ以上作動部材が
上昇しない様に構成している。従って、樹脂スプリング
24は、使用時に図4(a) の嵌合係止状態と比較してそ
の上端が下降した若干縮んだ状態で伸縮が行われる。
【0025】尚、係止段部aは上記実施例の如き係止突
条上面に形成されたものに限らず、通常の上向き段部形
状をなすものであっても良い。また、上記実施例ではス
テム下端部の強制的な乗り上げ係合を容易に行える様に
するために、案内筒12下端部内面にテーパ部を設けてい
るが、このテーパ部を設けなくても初期の目的は達成で
きる。
【0026】本実施例では、スペーサー31を設けてい
る。このスペーサー31は、押し下げヘッド16の下部に介
在させて、ヘッドの押し下げを不能にするためのもの
で、一端を開口したリング状基部32後部外面より把手33
を突設して構成しており、基部32を押し下げヘッド16の
縦筒20下部のステム13上部外面にスナップフィット式に
嵌合させ、その上面を縦筒20下面に係止させるととも
に、下面を係止部材4の頂板部上面に係止させて装着し
ている。
【0027】上記の如く構成したポンプ1は、保管,運
搬等の不使用時には、図1に示す如きスペーサー31を装
着した状態で、且つ、ノズル15の基端開口を閉塞した状
態にしておく。また、使用する時は、スペーサー31を引
き抜き、押し下げヘッド16を回動させてノズル15の基端
開口を連通孔21と連通させ、ついで押し下げヘッドを何
回か上下動させて初期作動を行い、シリンダ内に容器体
内の液を導入して準備を整える。次いで押し下げヘッド
を押し下げると、樹脂スプリング24が圧縮してシリンダ
内の加圧液がステム13を通り吐出弁17を開いてノズル15
より噴出する。次いでヘッドの押圧を解除すると樹脂ス
プリング24の弾性復元力で作動部材5が上昇し、シリン
ダ内が負圧化するため容器体内の液が吸い込み弁26を開
いて導入される。
【0028】尚、上記各部材は全て合成樹脂により形成
することが可能であり,必要に応じて柔軟性のあるエラ
ストマー等を併用することも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如く本発明液体噴出ポンプ
は、作動部材5下面を上方付勢状態で支持する樹脂スプ
リング24と、該樹脂スプリング下端より突設した補助バ
ネ部25を介して一体に突設するとともに、シリンダ下部
中央の弁座8に開閉可能に圧接させて吸い込み弁26を形
成する弁体27とからなる合成樹脂製の弁−スプリング部
材6を設けているため、全体を合成樹脂により形成する
ことが可能で、近年の廃棄物処理事情に則したポンプと
なる。
【0030】しかも、上記ステム外周下部に係止段部a
を周設するとともに、該係止段部a部分のステム外周下
部を上記案内筒12内周下端部に強制的に乗り上げ係合さ
せ、且つ、作動部材5の上下動時には上記係止段部aが
案内筒12下端縁に係止される如く構成したので、樹脂ス
プリングを非使用時に長い状態で維持しておくことが出
来、使用時にはそれより圧縮した状態で使用することが
できるため、合成樹脂により形成されているにも係わら
ず樹脂スプリングがへたる等の不都合を生じることが極
めて少なく、良好な弾性伸縮作用を行え、液体噴出機能
を良好に発揮できる。
【0031】また、上記樹脂スプリング24を、シリンダ
内下部に嵌合係止させた下部リング24a より上方へ、楕
円リングを側面視ジグザグに連結した如き構造をなすバ
ネ部24b を立設し、該バネ部上端に上部リング24c を延
設して構成したものにあっては、樹脂スプリングを通常
の螺旋状に形成する場合と比較して、より弾発力に優れ
たものとなる。
【0032】また、上記ステム13と案内筒12との間にス
テムの上下動が可能で且つ回動を不能にする回り止め機
構Aを設けるとともに、上記押し下げヘッド16をステム
13上端外周に液密且つ回動可能に嵌合させ、且つ、ステ
ム13上部に穿設した連通孔21とノズル基端開口とをヘッ
ド16のステム13に対する回動により連通させてノズル6
の開閉を行う如く構成したものにあっては、ヘッドを回
動するという極めて簡単な操作で、ノズルの開閉を行え
るとともに、誤って押し下げヘッドを押し下げてもノズ
ル孔からの液の漏出を防止出来る。
【0033】また、上記ステム13外周下端を案内筒12内
周下端に嵌合係止した状態でヘッド下部に着脱可能にス
ペーサー31を介在させてなるものにあっては、ステムと
案内筒の嵌合係止を確実にし、外力でヘッドが押し下げ
られる虞はなく、良好な液漏れ防止を図れるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す半断面図である。
【図2】 同実施例のステム及び係止部材の斜視図であ
る。
【図3】 同実施例の弁−スプリング部材を示す斜視図
である。
【図4】 同実施例のステム係合部分の説明図である。
【図5】 本発明に於ける弁−スプリング部材の他の例
を示す斜視図である。
【図6】 同部材を使用した場合の要部縦断面図であ
る。
【図7】 本発明に於ける吐出弁の他の例を示す要部縦
断面図である。
【符号の説明】
2…シリンダ,3…装着筒,4…係止部材,5…作動部
材,6…弁−スプリング部材,8…弁座,10…容器体,
12…案内筒,13…ステム,14…環状ピストン,15…ノズ
ル,16…押し下げヘッド,21…連通孔,24…樹脂スプリ
ング,24a …下部リング,24b …バネ部,24c …上部リ
ング,25…補助バネ部,26…吸い込み弁,31…スペーサ
ー,A…回り止め機構,a…係止段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着筒3により下端を容器体10内に垂下
    して固定するシリンダ2と、該シリンダ上端に嵌着させ
    るとともに、シリンダ上端開口を閉塞する頂板中央に案
    内筒12を貫設してなる係止部材4と、上記シリンダ内に
    摺動可能に嵌合させた環状ピストン14をステム13下端外
    周より突設するとともに、上記案内筒12を介してその上
    方へ上下動可能に突出させたステム上端にノズル15付き
    押し下げヘッド16を嵌着させた作動部材5とを備え、該
    作動部材の上下動により装着した容器体内の液を吸い上
    げてノズル15より噴出する如く構成した液体噴出ポンプ
    に於いて、上記作動部材5下部に介在させて作動部材を
    上方付勢状態で支持する樹脂スプリング24と、該樹脂ス
    プリング下端より突設した補助バネ部25を介して一体に
    突設するとともに、シリンダ下部中央の弁座8に開閉可
    能に圧接させて吸い込み弁26を形成する弁体27とからな
    る合成樹脂製の弁−スプリング部材6を設け、上記ステ
    ム外周下部に上向きの係止段部aを周設するとともに、
    該係止段部a部分のステム外周下部を上記案内筒12内周
    下端部に強制的に乗り上げ係合させ、且つ、作動部材5
    の上下動時には上記係止段部aが案内筒12下端縁に係止
    される如く構成してなることを特徴とする液体噴出ポン
    プ。
  2. 【請求項2】 上記樹脂スプリング24が、シリンダ内下
    部に嵌合係止させた下部リング24a より上方へ、楕円リ
    ングを側面視ジグザグに連結した如き構造をなすバネ部
    24b を立設し、該バネ部上端に上部リング24c を延設し
    てなる樹脂リング24である請求項1記載の液体噴出ポン
    プ。
  3. 【請求項3】 上記ステム13と案内筒12との間にステム
    の上下動が可能で且つ回動を不能にする回り止め機構A
    を設けるとともに、上記押し下げヘッド16をステム13上
    端外周に液密且つ回動可能に嵌合させ、且つ、ステム13
    上部に穿設した連通孔21とノズル基端開口とをヘッド16
    のステム13に対する回動により連通させてノズル6の開
    閉を行う如く構成してなる請求項1記載の液体噴出ポン
    プ。
  4. 【請求項4】 上記ステム13外周下端を案内筒12内周下
    端に摺接係止した状態でヘッド下部に着脱可能にスペー
    サー31を介在させてなる請求項1記載の液体噴出ポン
    プ。
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