JPH1042631A - 農作業機の土壌硬度検出装置 - Google Patents

農作業機の土壌硬度検出装置

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JPH1042631A
JPH1042631A JP19918096A JP19918096A JPH1042631A JP H1042631 A JPH1042631 A JP H1042631A JP 19918096 A JP19918096 A JP 19918096A JP 19918096 A JP19918096 A JP 19918096A JP H1042631 A JPH1042631 A JP H1042631A
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JP
Japan
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soil
soil hardness
hardness
detecting means
rollers
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JP19918096A
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English (en)
Inventor
Satoru Okada
悟 岡田
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降自在の作溝器と覆土板とを具備する農作
業機において、土壌硬度の変動による作溝深さや覆土量
の変動を防止する。 【解決手段】 農作業機に左右一対の土壌硬度検出手段
を、それぞれ農作業機の車輪の直後方を避けて設け、こ
れらの土壌硬度検出手段の検出値の平均値に基づいて、
作溝器と覆土板との上下位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作業機の土壌硬
度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、昇降自在の作溝器と覆土板とを具
備して、作溝器で土壌の表面に溝を形成して同溝中に種
子や肥料を投入し、覆土板で上記種子や肥料に覆土する
ようにした農作業機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圃場の場所
によって土壌表面の硬度が変化するため、作溝器で形成
される溝の深さや覆土板による覆土量が変動し、そのた
め、播種や施肥の深さや覆土の厚さを圃場全般に亙って
適正に保持するのが困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、昇
降自在の作溝器と覆土板とを具備する農作業機におい
て、同農作業機に左右一対の左右土壌硬度検出手段を、
それぞれ農作業機の車輪の直後方を避けて設け、これら
の左右土壌硬度検出手段の検出値の平均値に基づいて、
作溝器と覆土板との上下位置を制御することを特徴とす
る農作業機の土壌硬度検出装置を提供せんとするもので
ある。
【0005】また、次のような特徴を併せ有するもので
ある。
【0006】上記左右土壌硬度検出手段は、土壌表面を
転動する比重の異なる2個のローラを具備して、これら
のローラの沈下量の差から土壌の硬度を検出すること。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0008】図1は、本発明に係る土壌硬度検出装置S
を具備する農作業機の一例としての側条施肥装置付き田
植機Aを示しており、同田植機Aは、田面を自走可能の
走行機体1と植付部2と側条施肥装置3とで構成されて
いる。
【0009】走行機体1は、機体フレーム4の上面に原
動機部5と運転部6とを載設し、同機体フレーム4下面
に配設したミッションケース7を介し原動機部5からの
動力により、同機体フレーム4の前後左右側部に配設し
た前後左右車輪8,9 を駆動するようにしている。
【0010】植付部2は、上記走行機体1の後端部に3
点リンク機構10と昇降装置11とを介して昇降自在に連結
されており、中央及び左右側フロート13,14,15と、植付
駆動ケース16に回動ケース17を介して取付けた植付爪18
で、苗載台19に載置した苗マットから一定量の苗を採取
して田面に植付けるようにしている。
【0011】図2は、上記植付部2の田面からの高さを
一定に保持するための昇降制御機構20を示しており、中
央フロート13の後端部上面を植付駆動ケース16から延出
したフロート支持体21の先端に回動自在に支持し、同中
央フロート13の先端上面に設けた連動機構23a と、前記
昇降装置11の油圧シリンダ12の作動を制御する油圧制御
弁22(図1参照)との間にフィードバックワイヤ23を介
設し、中央フロート13の上下動をフィードバックワイヤ
23を介して油圧制御弁22に伝達して、油圧シリンダ12を
伸縮作動させることにより、植付部2を田面から一定の
高さに保持するようにしている。図2中、6aは手動で植
付部2の上下位置を設定するための高さ設定レバーであ
る 側条施肥装置3は、図1及び図3で示すように、走行機
体1の後部で前記3点リンク機構10の上方に載設した肥
料タンク24と計量機25と、前記各フロート13,14,15の左
右側部に配置した作溝器26と、各作溝器26の後方に配置
した肥料吐出管27と、各肥料吐出管27の後方に配置した
覆土板28とで構成されており、各計量機25と各肥料吐出
管27とは柔軟なホース29を介して連通連結しており、肥
料タンク24から計量機25で一定量の肥料を取出し、この
肥料をホース29を介して肥料吐出管27に送給し、同肥料
吐出管27から作溝器26で田面に形成した溝中に放出し、
同溝中の肥料を覆土板28で覆土するようにしている。
【0012】かかる側条施肥装置3において、本発明で
は、左右一対の左右土壌硬度検出手段SL,SR よりなる土
壌硬度検出装置Sを設けて、左右土壌硬度検出手段SL,S
R の土壌硬度検出値の平均値に基づいて、前記3点リン
ク機構10の油圧シリンダ12の伸縮作動を制御して、作溝
器26と覆土板28の高さを調節することにより、施肥のた
めの作溝の深さと覆土量とを土壌の硬度に適した値に保
持するようにしている。
【0013】左右土壌硬度検出手段SL,SR は、図3及び
図4で示すように、左右フロート14,15 の内側に左右対
称に配置されており、左土壌硬度検出手段SLについて説
明すると、左フロート14の内側縁から内側方向にブラケ
ット30を突設し、同ブラケット30に第1、第2揺動杆3
1,32 の前端を回動自在に枢着し、第1揺動杆31の後端
に大径で比重が大きくて田面への沈下量が大きい第1ロ
ーラ33を軸支し、第2揺動杆32の後端には小径で比重が
小さくて田面への沈下量が小さい第2ローラ34を軸支
し、第1揺動杆31の中途にポテンショメータ35L を取付
け、同ポテンショメータ35L の計測杆36に形成した長孔
37に、第2揺動杆32の中途に突設したピン38を挿通させ
て、各ローラ33,34 の沈下量の差に対応した電圧をポテ
ンショメータ35L から出力させるようにしている。ま
た、図3ので示すように、上記各ローラ33,34 は前後左
右車輪8,9 の直後方位置を避けて設けられている。
【0014】図5は制御部40を示しており、左右土壌硬
度検出手段SL,SR の各ポテンショメータ35L,35R をマイ
クロコンピュータ41に接続し、同マイクロコンピュータ
41にリレー42を介して、前述したフィードバックワイヤ
23のアウタ43(図2参照)に連動連結したギヤドモータ
44(図2参照)に接続している。図5中、45は感度フィ
ードバック抵抗、46は感度切換用可変抵抗器、47は電源
である。
【0015】かかる構成により、マイクロコンピュータ
41により、左右のポテンショメータ35L,35R の出力電圧
からそれぞれ左右の土壌硬度を検出し、更に、左右の土
壌硬度検出値の平均値を算出して、同平均値が設定値よ
りも小さい場合は、土壌硬度が小さいと判定し、上記平
均値が設定値よりも大きい場合は、土壌硬度が大きいと
判定する。
【0016】特に、沈下量の異なる2個のローラ33,34
の沈下量の差から土壌硬度を検出するようにしたので、
機体の上下動や走行速度の変化に伴う検出値の変動が相
殺されて、正確な土壌硬度を検出することができ、更
に、左右一対の左右土壌硬度検出手段SL,SR が検出した
土壌硬度の平均値に基づいて油圧シリンダ12を制御する
ことにより、機体のローリングに起因する硬度検出値の
変動を相殺して、正確な土壌硬度の検出を行うことがで
きる。
【0017】そして、土壌硬度が大きいと判定した場合
は、油圧シリンダ12を伸張させて各フロート13,14,15を
降下させることにより接地圧を大きくして、作溝器26と
覆土板28の浮き上がりを防止し、土壌硬度が小さいと判
定した場合には、油圧シリンダ12を縮退させて各フロー
ト13,14,15を上昇させることにより接地圧を小さくし
て、作溝器26と覆土板28の沈み込みを防止することによ
り、作溝器26と覆土板28を土壌硬度に適した接地圧に保
持することができる。
【0018】このように、土壌硬度に応じた最適の作溝
深さと覆土量とを自動的に保持することができるので、
施肥の効果を最大限に高めることができる。
【0019】なお、前記油圧制御弁22を電磁式である場
合には、ギヤドモータ44やフィードバックワイヤ23を介
さずに、リレー42からの出力で直接電磁式の油圧制御弁
を駆動することもできる。
【0020】図6及び図7は、他実施例の土壌硬度検出
手段Sa,Sb を示しており、図6では、前記ローラの代わ
りに後端部を田面に摺接した橇体50の前端部をフロート
51の後端部上面に設けたポテンショメータ35に取付けて
おり、図7では、上記橇体50の前端部を植付駆動ケース
16後端部下面に設けたポテンショメータ35に取付けてい
る。
【0021】また、土壌硬度検出装置Sには、前述した
大小ローラの組み合わせばかりでなく、接地面が広い橇
体と狭い橇体との組み合わせや、ローラと橇体との組み
合わせや、小型のセンサフロートとローラ又は橇体との
組み合わせ等が考えられ、要は、土壌の硬度に応じて接
地体の沈下量に差が生ずる組み合わせであればよい。
【0022】本発明は、上述した側条施肥装置ばかりで
なく、播種装置のように、圃場面に作溝して覆土する農
作業機であれば広く適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
【0024】請求項1記載の発明では、昇降自在の作溝
器と覆土板とを具備する農作業機において、同農作業機
に左右一対の土壌硬度検出手段を設けて、上記左右一対
の土壌硬度検出手段の検出値の平均値を求めることで、
農作業機のローリングに伴う検出値の変動が相殺されて
正確に土壌の硬度を検出することができ、かかる平均値
に基づいて、作溝器と覆土板との上下位置を制御するこ
とによって、圃場全般に亙り適正な深さに播種や施肥
し、適切に覆土することができる。
【0025】更に、上記左右一対の土壌硬度検出手段
を、それぞれ農作業機の車輪の直後方を避けて設けるこ
とで、土壌の硬度検出に際し車輪の影響を回避すること
ができる。
【0026】請求項2記載の発明では、上記土壌硬度検
出手段は、土壌表面を転動する比重の異なる2個のロー
ラを具備して、これらのローラのの沈下量の差から土壌
の硬度を検出することによって、農作業機の地上高や走
行速度の変化等による検出値の変動が相殺されて、正確
な土壌の硬度を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土壌硬度検出手段を具備する農作
業機の側面図。
【図2】昇降制御機構の側面図。
【図3】上記土壌硬度検出手段の配置を示す平面図。
【図4】土壌硬度検出手段の側面図。
【図5】制御部の構成を示す説明図。
【図6】他実施例土壌硬度検出手段の側面図。
【図7】他実施例土壌硬度検出手段の側面図。
【符号の説明】
S 土壌硬度検出装置 SL 左土壌硬度検出手段 SR 右土壌硬度検出手段 8 前車輪 9 後車輪 26 作溝器 28 覆土板 33 第1ローラ 34 第2ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在の作溝器(26)と覆土板(28)とを
    具備する農作業機において、同農作業機に左右一対の左
    右土壌硬度検出手段(SL)(SR)を、それぞれ農作業機の車
    輪(8)(9)の直後方を避けて設け、これらの左右土壌硬度
    検出手段(SL)(SR)の検出値の平均値に基づいて、作溝器
    (26)と覆土板(28)との上下位置を制御することを特徴と
    する農作業機の土壌硬度検出装置。
  2. 【請求項2】 上記左右土壌硬度検出手段(SL)(SR)は、
    土壌表面を転動する比重の異なる2個のローラ(33)(34)
    を具備して、これらのローラ(33)(34)の沈下量の差から
    土壌の硬度を検出することを特徴とする請求項1記載の
    農作業機の土壌硬度検出装置。
JP19918096A 1996-07-29 1996-07-29 農作業機の土壌硬度検出装置 Pending JPH1042631A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105052275A (zh) * 2015-06-27 2015-11-18 江苏盈丰佳园生物技术有限公司 扶垄机
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