JPH1042203A - 接続端子表示機能付きテレビジョン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョン受像機の外部入出力接続端子に
接続したい電子機器を確実に接続することができるテレ
ビジョン受像機を得ること。 【解決手段】 本発明は、視聴者がテレビジョン受像機
１Ａに接続したい電子機器を接続する前に、メニューキ
ー１２Ａを押圧すると第２メモリ２５からメニュー（図
２）が画面２に表示され、そして選択キー１２Ｂの操作
でポインタを移動させ、決定キー１２Ｃを押圧すると、
その接続指示画像（図３Ａ、図３Ｂ）が画面２に表示さ
れ、その指示する矢印の外部入出力接続端子３〜６に所
定のプラグを挿入して、所望の電子機器を正しく接続で
きるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数の外部入出力
接続端子を前面に備えたテレビジョン受像機において、
視聴者が接続しようとする電子機器の接続端子をオンス
クリーン表示できる機能を備えたテレビジョン受像機に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】先ず、図５を参照して、現在のテレビジ
ョン受像機を説明する。図５は現在用いられているテレ
ビジョン受像機の一例を示す正面図である。図５に示し
たように、現在の殆ど全てのテレビジョン受像機１に
は、その画面２の下部に、例えば、イヤホン用接続端子
３、映像入力接続端子４、左音声入力接続端子５、右音
声入力接続端子６などが設けられている。なお、符号７
は電源ボタンを指す。イヤホンを使用してテレビジョン
受像機１の音声を聞きたい場合には、このイヤホン用接
続端子３にイヤホンのプラグを差し込み、視聴すること
ができる。カムコーダで記録した映像を音とを再生して
テレビジョン受像機１で視聴したい場合には、映像入力
接続端子４にビデオコードのピンプラグを、左音声入力
接続端子５、右音声入力接続端子６に左右の音声コード
のピンプラグをそれぞれ差し込み、視聴することができ
る。

【０００３】最近では、この他、テレビジョン受像機１
に接続する電子機器としては、ビデオディスクプレー
ヤ、テレビゲーム機、パソコンなどがあり、まだまだ増
加する傾向にあり、そのためテレビジョン受像機１に多
数の外部入出力接続端子が設けられている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】それら電子機器の外部
入出力接続端子への接続方法はテレビジョン受像機１に
付属している取扱説明書などに図面を用いて説明されて
いるが、視聴者にとっては中々分かりずらいものであ
る。

【０００５】本発明は、テレビジョン受像機１に配設さ
れた複数の外部入出力接続端子をより使い易くするため
に、オンスクリーン表示機能を用いて、接続しようとす
る電子機器のコードを接続しなければならない外部入出
力接続端子を画面表示し、間違った接続を未然に防ぐこ
とができる接続端子表示機能付きテレビジョン受像機
（以下、単に「テレビジョン受像機」と略記する）を得
ることを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】それ故、本発明のテレビ
ジョン受像機は、チャンネル設定キーとメニュー設定キ
ーとからなるキー入力手段と、前記チャンネル設定等の
通常操作キーの操作に対応する表示データを記憶する第
１記憶手段と、前記メニュー設定キーの操作に対応する
表示データを記憶する第２記憶手段及び第３記憶手段
と、表示データが入力され、画面にオンスクリーン表示
を行う表示制御手段と、前記キー入力手段の通常操作キ
ーの操作に対応した表示データを前記第１記憶手段から
読み出して前記表示制御手段に出力し、そして前記メニ
ュー設定キーの操作によりメニューモードを設定する第
１判定手段と、前記第１判定手段による前記メニューモ
ードに対応して前記第２記憶手段及び第３記憶手段とか
ら表示データを読み出して前記表示制御手段に出力する
第２判定手段とを具備し、前記第３記憶手段から読み出
される表示データに少なくとも前記設定メニューモード
に対応した接続端子の位置を指示する「矢印」を含ませ
るように構成して、前記課題を解決した。

【０００７】従って、本発明によれば、メニュー設定キ
ーの操作により、メニューが画面表示され、そして設定
メニューモードとなり、この設定メニューモード中の操
作キーの操作により、接続したい電子機器の外部入出力
接続端子が矢印で表示される。

【０００８】

【発明の実施の形態】次に、図１乃至図３を参照しなが
ら、本発明のテレビジョン受像機の実施例を説明する。
図１は本発明の実施例であるテレビジョン受像機の接続
端子表示装置の構成図であり、図２は図１に示したテレ
ビジョン受像機の表示データの一例を示すメニューであ
り、そして図３は接続しようとする電子機器の外部入出
力接続端子を示す表示データを、本発明のテレビジョン
受像機の画面に表示して示していて、同図Ａはイヤホン
を接続する場合の表示データ、そして同図Ｂはカムコー
ダを接続する場合の表示データである。

【０００９】先ず、図１を用いて、本発明のテレビジョ
ン受像機１Ａにおける接続端子表示装置の構成を説明す
る。なお、図１においてはテレビジョン信号処理回路系
を示すことを省略した。符号１０はキー入力手段の一つ
である、例えば、リモートコントロール送信器（以下、
単に「リモコン」と略記する）である。このリモコン１
０は通常のチャンネル設定キー１１とメニュー設定キー
１２キーとからなる。このメニュー設定キー１２はメニ
ューキー１２Ａと選択キー１２Ｂと決定キー１２Ｃとか
ら構成されている。メニューキー１２Ａを押圧すること
により、テレビジョン受像機１Ａ本体はメニューモード
となる。そして選択キー１２Ｂはメニューモードで表示
されるメニューの項目を選択するキーであり、決定キー
１２Ｃは、これを押圧することにより、選択キー１２Ｂ
で選択されたメニューの項目を決定する。なお、リモコ
ン１０において、符号１３は電源キーを指す。

【００１０】符号２０はリモコン１０からのリモコン信
号を受信する受信部である。この受信部１０の出力側に
はマイクロコンピュータ（マイコン）２１が接続されて
いる。このマイコン２１は第１判定手段である第１判定
部２２、第２判定手段である第２判定部２３、第１記憶
手段である第１メモリ２４、第２記憶手段である第２メ
モリ２５、第３記憶手段である第３メモリ２６などから
構成されている。

【００１１】前記第１判定部２２はリモコン信号を受信
して、そのリモコン信号を見てメニューモード外の時
に、その操作キーに応じた表示データを第１メモリ２４
より読み出す。また、第１判定部２２はメニュー設定キ
ー１２のメニューキー１２Ａの操作時に、このマイコン
２１をメニューモードにする。そしてこのメニューモー
ド中にメニューキー１２Ａを再度押圧すると、このメニ
ューモードを解除する。第１メモリ２４にはチャンネル
表示、音量表示などに対応する文字データ（表示デー
タ）が予め記憶されている。

【００１２】符号２３は第２判定手段である第２判定部
２３である。この第２判定部２３は、先ず、メニューモ
ード時に、第２メモリ２５からメニュー用の表示データ
を読み出して表示制御手段である表示制御部２７に出力
して、図２に示したように、その出力側に接続されてい
るテレビジョン受像機１Ａを構成するＣＲＴ２８の画面
２にオンスクリーン表示を行う。また、この第２判定部
２３は、メニューモード時に、決定キー１２Ｃが押圧さ
れると、この決定キー１２Ｃに対応した外部入出力接続
端子でイヤホン用接続端子３、映像入力接続端子４、左
音声入力接続端子５、右音声入力接続端子６などの表示
データを第３メモリ２６から読み込んで、表示制御部２
７に出力し、図３に示したように、オンスクリーン表示
を行う。

【００１３】第２メモリ２５には、予め図２に示したよ
うな表示データであるメニューが記憶されている。即
ち、ポインタ１、２、３、４・・・の順に「イヤホ
ン」、「カムコーダ再生」、「ゲーム」、「パソコン」
・・・の表示内容が表示されるように設計され、記憶さ
れている。また、第３メモリ２６には、予め図３に示し
たような接続指示画像を形成する表示データが記憶され
ている。同図Ａはイヤホンをイヤホン用接続端子３に接
続する場合の接続指示画像であって、この指示画像の一
構成部分にイヤホン用接続端子３の位置を指し示す「矢
印」が、そのイヤホン用接続端子３の真上に表示できる
ように形成されている。この他、このイヤホン接続指示
画像には「耳」の画像と「イヤホン用接続端子です」と
のメッセージとが表示されるように画像を形成すること
が望ましい。

【００１４】また、同図Ｂはカムコーダを映像入力接続
端子４、左右音声入力接続端子５、６に接続する場合の
接続指示画像であって、この指示画像の下方構成部分に
それぞれ映像入力接続端子４、左右音声入力接続端子
５、６の位置を指し示す３個の「矢印」が、それぞれの
映像入力接続端子４、左右音声入力接続端子５、６の真
上に表示できるように形成されている。この他、このカ
ムコーダ接続指示画像には映像入力接続端子４、左右音
声入力接続端子５、６に挿入するピンプラグ４Ａ、５
Ａ、６Ａの画像とこれらのピンプラグ４Ａ、５Ａ、６Ａ
に接続されているコードと、それらのコードの先端部に
接続されており、カムコーダ側の映像出力接続端子、左
右音声出力接続端子に挿入するピンプラグ４Ｂ、５Ｂ、
６Ｂの映像と、それらの真上にそれぞれ「映像」、「音
声左」、「音声右」の指示と、「カムコーダ再生 カム
コーダの接続端子へ」のメッセージが形成されている。

【００１５】前記表示制御部２７はマイコン２１の第１
判定部２２及び第２判定部２３の出力側に接続されてお
り、これら第１判定部２２、第２判定部２３からの表示
データに対応するオンスクリーン表示を行う。符号２８
はブラウン管（ＣＲＴ）を指す。

【００１６】次に、本発明の前記構成のテレビジョン受
像機１Ａの動作を説明する。先ず、通常は、リモコン１
０のチャンネル設定キー１１のいずれかを押圧すると、
テレビジョン受像機１Ａの受信部１０はそのリモコン信
号を受信し、マイコン２１の第１判定部２２はこのリモ
コン信号の内容を判断し、第１メモリ２４からこのチャ
ンネル数に対応する表示データを読み出す。第１判定部
２２はこの表示データを表示制御部２７に出力して、チ
ャンネル数をＣＲＴ２８にオンスクリーン表示する。

【００１７】次に、視聴者が、例えば、イヤホンをテレ
ビジョン受像機１Ａに接続したいと思った場合には、リ
モコン１０のメニュー設定キー１２を構成しているメニ
ューキー１２Ａを押圧する。受信部２０はそのリモコン
信号を受信し、第１判定部２２はこのリモコン信号を判
定し、第１判定部２２自身をメニューモードとし、第１
メモリ２４からの表示データの読み出しは行わない。そ
して第１判定部２２はリモコン信号を第２判定部２３に
転送する。

【００１８】第２判定部２３は第１判定部２２からのリ
モコン信号（メニューキー１２Ａの）により、メニュー
モードとなり、第２メモリ２５から図２に示した表示デ
ータであるメニューを読み出す。第２判定部２３はこの
表示データを表示制御部２７に出力して、メニューをＣ
ＲＴ２８にオンスクリーン表示する。次に、視聴者は、
メニューモードの表示内容にしたがい、メニュー設定キ
ー１２の選択キー１２Ｂでポインタを移動させ、ポイン
タ１の「イヤホン」を選択し、そして決定キー１２Ｃを
押圧する。

【００１９】受信部２０はこのリモコン信号を受信し、
第１判定部２２を介して第２判定部２３へ入力される。
第２判定部２３はこの入力に対応して、第３メモリ２６
から図３Ａに示した表示データであるイヤホン用接続端
子３への接続指示画像を表示制御部２７に出力して、画
面２にこの接続指示画像のオンスクリーン表示する。ま
た、図２のメニューが表示されている状態から、選択キ
ー１２Ｂを操作し、ポインタを移動させて、ポインタ２
の「カムコーダ」を選択し、そして決定キー１２Ｃを押
圧すると、受信部２０はこのリモコン信号を受信し、第
１判定部２２を介して第２判定部２３へ入力される。第
１判定部２２では同時に表示制御部２７での信号選択を
カムコーダ用のＡ／Ｖ入力とする。第２判定部２３はこ
の入力に対応して、第３メモリ２６から図３Ｂに示した
表示データである映像入力接続端子４及び左右音声入力
接続端子５、６への接続指示画像を表示制御部２７に出
力して、画面２にこの接続指示画像のオンスクリーン表
示する。

【００２０】従って、視聴者は、イヤホンでテレビジョ
ン受像機１Ａの音声を聴くため、イヤホンをイヤホン用
接続端子３に接続したい場合には、イヤホン用接続端子
３への前記接続指示画像（図３Ａ）の矢印の指示にした
がって、イヤホンのプラグをイヤホン用接続端子３に間
違いなく容易に挿入することができる。また、視聴者
が、カムコーダの再生を行うために、カムコーダをテレ
ビジョン受像機１Ａに接続したい場合には、前記接続指
示画像（図３Ｂ）の矢印の指示にしたがって、ピンプラ
グ４Ａを映像入力接続端子４へ、ピンプラグ５Ａ、６Ａ
はそれぞれ左音声入力接続端子５、右音声入力接続端子
６に、そしてピンプラグ４Ｂ、５Ｂ、６Ｂはそれぞれカ
ムコーダの映像出力側端子、左音声出力端子、右音声出
力端子に間違いなく容易に挿入することができる。その
後、メニューキー１２Ａを押圧すると、メニューモード
が終了し、表示が消える。

【００２１】図４には、本発明のテレビジョン受像機１
Ａに表示することができる他の例の接続指示画像の他の
例である。この例は、ＴＶ信号アダプターに電源を供給
するテレビジョン受像機１Ａの前面に設けられている外
部入出力接続端子８を多機能化する例である。接続指示
画像によって電圧を選択し、外部入出力接続端子８は矢
印によって指示される。同時に誤使用を防止するため、
電圧特性も表示するように構成されている。

【００２２】図３に示した接続指示画像はいずれも、外
部入出力接続端子がテレビジョン受像機１Ａの画面２の
下方に配設されている場合の例として示したが、外部入
出力接続端子が画面２の左右とか上方に配設されている
場合には、それら外部入出力接続端子を指す「矢印」を
左右或いは上に向けて表せばよいことは当然のことなが
ら、テレビジョン受像機１Ａの背後の配設されている外
部入出力接続端子を指示表示する場合にも、その外部入
出力接続端子が配設されている背後の位置に相当する画
面２の位置に「矢印」と共に、例えば、「背後」と表示
し、指示するようにするとよい。

【００２３】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明のテレビ
ジョン受像機は、技術の知識が乏しい視聴者であって
も、画面に表示される接続指示画像を見ながら、接続し
ようとする電子機器を所定の外部入出力接続端子に誤り
なく、しかも容易に接続することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施例であるテレビジョン受像機の
接続端子表示装置の構成図である。

【図２】 図１に示したテレビジョン受像機の表示デー
タの一例を示すメニューである。

【図３】 接続しようとする電子機器の外部入出力接続
端子を示す表示データを、本発明のテレビジョン受像機
の画面に表示して示していて、同図Ａはイヤホンを接続
する場合の表示データ、そして同図Ｂはカムコーダを接
続する場合の表示データである。

【図４】 本発明のテレビジョン受像機に表示すること
ができる他の例の接続指示画像である。

【図５】 現在用いられているテレビジョン受像機の一
例を示す正面図である。

【符号の説明】

１Ａ…本発明の接続端子表示機能付きテレビジョン受像
機（テレビジョン受像機）、２…画面、３…イヤホン用
接続端子、４…映像入力接続端子、４Ａ，４Ｂ…ピンプ
ラグ、５…左音声入力接続端子、５Ａ，５Ｂ…ピンプラ
グ、６…右音声入力接続端子、６Ａ，６Ｂ…ピンプラ
グ、７…電源ボタン、８…他の外部入出力接続端子、１
０…リモートコントロール送信器（リモコン）、１１…
チャンネル設定キー、１２…メニュー設定キー、１２Ａ
…メニューキー、１２Ｂ…選択キー、１２Ｃ…決定キ
ー、１３…電源キー、２０…受信部、２１…マイクロコ
ンピュータ（マイコン）、２２…第１判定部、２３…第
２判定部、２４…第１メモリ、２５…第２メモリ、２６
…第３メモリ、２７…表示制御部、２８…ブラウン管
（ＣＲＴ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の外部入出力接続端子を備えたテレ
   ビジョン受像機において、 チャンネル設定キーとメニュー設定キーとからなるキー
   入力手段と、 前記チャンネル設定等の通常操作キーの操作に対応する
   表示データを記憶する第１記憶手段と、 前記メニュー設定キーの操作に対応する表示データを記
   憶する第２記憶手段及び第３記憶手段と、 表示データが入力され、画面にオンスクリーン表示を行
   う表示制御手段と、 前記キー入力手段の通常操作キーの操作に対応した表示
   データを前記第１記憶手段から読み出して前記表示制御
   手段に出力し、そして前記メニュー設定キーの操作によ
   りメニューモードを設定する第１判定手段と、 前記第１判定手段による前記メニューモードに対応して
   前記第２記憶手段及び第３記憶手段から表示データを読
   み出して前記表示制御手段に出力する第２判定手段とを
   備え、 前記第３記憶手段から読み出される表示データには少な
   くとも前記設定メニューモードに対応した接続端子の位
   置を指示する「矢印」を含んでいることを特徴とする接
   続端子表示機能付きテレビジョン受像機。