JPH1042053A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH1042053A
JPH1042053A JP8196359A JP19635996A JPH1042053A JP H1042053 A JPH1042053 A JP H1042053A JP 8196359 A JP8196359 A JP 8196359A JP 19635996 A JP19635996 A JP 19635996A JP H1042053 A JPH1042053 A JP H1042053A
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Application number
JP8196359A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Takao Maekawa
貴夫 前川
Tsutomu Osada
勉 長田
Yukiko Nakamura
由喜子 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】離隔した場所に位置するユーザが能動的に各種
ジョブ状態を確認することができ、また、必要に応じて
指示内容を変更することができる文書処理装置を提供す
ること。 【解決手段】ファクシミリ装置11が受け付けた各ジョ
ブのジョブ状態をジョブ管理部11jで管理しておき、
ユーザからの電話連絡を受けたならば、ジョブ状態の照
会及びジョブの取消し等のサービスを実行して、音声合
成部11kが作成した合成メッセージでユーザに返答す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の文書データ
を一時記憶し、該一時記憶した文書データに対応するジ
ョブを順次処理する文書処理装置に関し、特に離隔した
場所に位置するユーザが能動的に各種ジョブ状態を確認
することができ、また、必要に応じて指示内容を変更す
ることができる文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置に代表される最近の文
書処理装置では、処理すべき文書とその処理内容を一旦
装置内部に取り込み、処理に要するデバイスが使用可能
となった時点でジョブを生成し、処理が実行される。
【0003】例えば、文書メモリ付きファクシミリ装置
を用いて蓄積文書を送信する場合には、まず最初にスキ
ャナを用いて原稿を読み取り、読み取った文書データを
文書メモリに記憶するとともに、ユーザが指示した処理
内容を読み取りデータと関連づけてジョブ制御用メモリ
に格納する。
【0004】そして、ファクシミリ装置に接続された通
信回線が利用可能になった時点でジョブを作成して、文
書メモリに保持したデータの文書処理を実行する。
【0005】なお、かかる文書データに文書処理時刻が
指定されている場合には、その時刻がくるまでジョブは
実行待ち状態となり、また、コピーやプリンタ機能をフ
ァクシミリ装置に取り込んだいわゆる複合機の場合に
は、印字部が稼動状態となるのを待って処理を実行す
る。
【0006】このように、最近の文書処理装置では、ユ
ーザが指示を行う時刻とこの指示に対応する処理を開始
する時刻との間には時間的な隔たりがあるため、各ユー
ザが処理の終了時期を予測することは難しくなってきて
いる。
【0007】特に、複数の宛先に同報通信を行う場合に
は、その送信所要時間が遅延するため、ユーザが指示を
行う時刻とこの指示に対応する処理を完了する時刻との
時間的な隔たりが大きくなる。
【0008】このため、特開平2−26460号公報に
は、あらかじめ送信結果に対応する音声信号を電気信号
として記憶しておき、順次同報による送信を終了した際
に、その結果に対応する音声信号を送信操作者に通知す
るよう構成したファクシミリシステムが開示されてい
る。
【0009】すなわち、この従来技術は、同報通信が終
了した時にその結果を音声により回線を通して送信操作
者に通知することにより、正常送信又は異常終了の別を
送信操作者が速やかに把握できるようにしたものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術のものは、送信操作者にとって受動的なシステム
であり、ファクシミリ装置側が同報結果を通知をしない
限り、送信操作者は同報結果を知ることができない。
【0011】このため、ファクシミリ装置が通知した時
点で、かかる送信操作者が通知先の電話機から離隔した
場所に位置するような場合には、この送信操作者は同報
結果を確認できないため、後でファクシミリ装置の場所
まで赴く必要が生じる。
【0012】また、この従来技術は、「正常送信」又は
「異常終了」という結果のみを通知するものであるた
め、ファクシミリ装置内でのジョブ状態の確認や、指示
内容の変更を行うことはできない。
【0013】具体的には、ファクシミリ送信を行う場合
には、「親展送信指示を忘れた」ようなケースや、「フ
ァクシミリ装置の宛先番号を誤った」ようなケースが度
々生ずるが、この従来技術ではかかるケースに対応する
ことができないため、各送信操作者は、ファクシミリ装
置の場所まで赴いてジョブの取消指示や再発信の指示を
行う必要が生じる。
【0014】このように、かかる従来技術を用いたとし
ても、送信操作者がジョブの状態を能動的にファクシミ
リ装置に問い合わせることはできず、また「処理待ち状
態」や「処理実行中」のようなジョブ状態の確認や、指
示内容の変更を行うこともできないため、送信操作者が
ファクシミリ装置まで赴かざるを得ない状況が頻繁に生
ずる。
【0015】そこで、本発明では、上記問題点を解決す
べく、離隔した場所に位置するユーザが能動的に各種ジ
ョブ状態を確認することができ、また、必要に応じて指
示内容を変更することができる文書処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、複数の文書データを一時記憶し、該
一時記憶した文書データに対応するジョブを順次処理す
る文書処理装置において、電話回線から指示データを受
け付けた際に、該指示データに対応するサービスを解釈
する解釈手段と、前記解釈手段が解釈したサービスに対
応する音声信号を前記電話回線に対して出力する音声信
号出力手段とを具備したことを特徴とする。
【0017】また、第2の発明は、前記ジョブの処理状
況をジョブごとに管理するジョブ管理手段をさらに具備
し、前記音声信号出力手段は、前記指示データが所定の
ジョブのジョブ状態の照会要求であると前記解釈手段が
解釈したならば、前記ジョブ管理手段が管理する前記所
定のジョブのジョブ状態に対応する音声信号を前記電話
回線に出力することを特徴とする。
【0018】また、第3の発明は、前記音声信号出力手
段は、前記指示データが所定のジョブのキャンセル要求
であると前記解釈手段が解釈したならば、所定のジョブ
をキャンセルした後にその旨を示す音声信号を前記電話
回線に出力することを特徴とする。
【0019】また、第4の発明は、前記音声信号出力手
段は、前記指示データが所定の未送信ジョブの再送信要
求であると前記解釈手段が解釈したならば、該未送信ジ
ョブに対応する新たな再送信ジョブを生成した後にその
旨を示す音声信号を前記電話回線に出力することを特徴
とする。
【0020】また、第5の発明は、前記音声信号出力手
段は、前記指示データがシステムパラメータの設定要求
であると前記解釈手段が解釈したならば、指定されたシ
ステムパラメータを設定した後にその旨を示す音声信号
を前記電話回線に出力することを特徴とする。
【0021】また、第6の発明は、各ジョブの処理状況
及びユーザ識別情報をジョブごとに管理するジョブ管理
手段をさらに具備し、前記解釈手段は、電話回線から指
示データを受け付けた際に、該指示データに含まれるユ
ーザ識別情報と前記ジョブ管理手段が管理する該当ジョ
ブのユーザ識別情報が符合する場合にのみ前記指示デー
タに対応するサービスを解釈することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、
本発明をファクシミリ装置に適用した場合について説明
する。
【0023】図1は、第1の実施の形態で用いるファク
シミリ装置の構成を示す図である。
【0024】図1に示すファクシミリ装置11は、ユー
ザの電話機10による指示に応答して、ジョブ状態の照
会やジョブ動作の変更を行う点に特徴がある。
【0025】すなわち、このファクシミリ装置11は、
ユーザが電話機10を用いて状態を確認すべきジョブを
指定した際に、音声により現在のジョブ状態を返答する
機能を有し、また、その確認作業で得られたジョブ状態
が思わしくない場合に行われる電話口からのユーザの指
示に応答してジョブの中断や取消し等を行う機能を有す
る。
【0026】具体的には、ファクシミリ装置11から離
隔した場所に位置するユーザがジョブ情報を取得する場
合には、まず最初にユーザがファクシミリ装置11に対
して電話機10から電話を掛ける。
【0027】そして、ファクシミリ装置11は、制御部
10aの制御下に通信制御部11mが回線接続手順を実
行してこの呼び出しに応答した後、電話回線からの指示
信号を待ち受ける。
【0028】そして、このファクシミリ装置11が、ユ
ーザからの指示信号を受け取ると、この指示信号が制御
部11aによって指示信号解釈部11lに送られ、該指
示信号解釈部11lは、送られてきた信号がどのような
指示に対応するかをテーブルを用いて解釈する。
【0029】そして、例えばジョブ状態の照会、ジョブ
の中断及び取消し等の指示に対応するサービスを実行
し、実行結果を音声でユーザに返答する。
【0030】なお、上記指示信号としては、ISDNの
ようなデジタル回線の場合には、例えばアスキー(ASCI
I )コードセットを使用できるが、本実施の形態では、
アナログ電話回線について、周波数の組み合わせによっ
て’0’〜’9’、’*’、’#’及び’A’〜’D’
を表現し得るDTMF信号を使用するものとする。
【0031】次に、このファクシミリ装置11の構成を
具体的に説明する。
【0032】図1に示すように、このファクシミリ装置
11は、制御部11a、操作部11b、画像入力部11
c、画像出力部11d、文書記憶部11e、処理手順記
憶部11f、通信制御部11g、モデム11h、ジョブ
制御部11i、音声合成部11k、指示信号解釈部11
l及び通信制御部11mが、システムバス11nに接続
される構成となる。
【0033】制御部11aは、ファクシミリ装置11全
体を統括制御する処理部であり、操作部11bは、いか
なる処理を行うかをユーザが指示する際に用いる複数の
キーと表示装置を有する処理部である。
【0034】画像入力部11cは、処理すべき画像を光
学的に読み取るイメージスキャナ等の入力デバイスであ
り、画像出力部11dは、処理後の画像を印刷するプリ
ンタ等の出力部である。
【0035】文書記憶部11eは、画像入力部11cが
取り込んだ画像データを一時記憶する記憶部であり、処
理手順記憶部11fは、操作部11bによって指示され
た操作を記憶する記憶部である。
【0036】通信制御部11gは、他のファクシミリ装
置と通信を行う際の通信回線の制御を行う処理部であ
り、モデム11hは、送受信する画情報を通信回線に合
ったフォーマットに変復調する処理部である。
【0037】ジョブ制御部11iは、ファクシミリデー
タを送信する際の送信処理制御とファクシミリデータを
受信する際の着信処理制御を行う制御部であり、併せて
各ジョブ状態をジョブ管理部11jで管理する。
【0038】具体的には、文書記憶部11eに記憶した
文書データをファクシミリデータとして送信する場合に
は、データ圧縮等の送信処理を制御し、また他のファク
シミリ装置からファクシミリデータを受信した場合に
は、データ伸長等の着信処理制御を行う。なお、このジ
ョブ制御部11iに含まれるジョブ管理部11jでは、
後述するジョブ管理テーブルを用いてジョブの遷移状態
を管理する。
【0039】音声合成部11kは、データを付与された
際に該データを人間の発話音声に変換して出力する処理
部であり、この音声合成部11kが合成した音声は、ユ
ーザに対する操作アナウンスとジョブ状態の通報に使用
される。
【0040】指示信号解釈部11lは、電話回線から通
信制御部11mを介して入力されたユーザからの信号音
を後述する対応表に従ってあらかじめ割り当てられた指
示として解釈する処理部である。
【0041】通信制御部11mは、ユーザの電話機10
と通信を行う際の通信回線の制御を行う処理部である。
【0042】このように、本実施の形態で用いるファク
シミリ装置11は、各ジョブの状態をジョブ状態管理部
11jで管理し、ユーザの電話機10から指示信号を受
け付けたならば、該当するジョブの状態を音声合成部1
1kが作成した合成音で通報することができる。
【0043】また、音声合成部11kが合成した操作ア
ナウンスに従って、ユーザが電話機10から所望の信号
音を送信することにより、ジョブ管理部11jで管理す
るジョブ状態の変更等を行うことができる。
【0044】次に、ユーザからの指示に応答して遷移す
るファクシミリ装置11の状態について説明する。
【0045】図2は、図1に示すファクシミリ装置11
の状態遷移を示す図である。
【0046】図2に示すように、このファクシミリ装置
11は、サービス選択待ち受け状態(以下「状態M」と
言う。)、ジョブ状態照会サービス実行状態(以下「状
態A」と言う。)、ジョブキャンセルサービス実行状態
(以下「状態B」と言う。)、未送信文書再送サービス
実行状態(以下「状態C」と言う。)及びシステムパラ
メータ設定サービス実行状態(以下「状態D」と言
う。)を遷移する。
【0047】ここで、サービス選択待ち受け状態(M)
とは、ユーザが行う選択指示を待ち受ける待ち受け状態
であり、ユーザが電話による問い合わせを行った際に本
状態Mに移行する。
【0048】ジョブ状態照会サービス実行状態(A)と
は、ユーザがファクシミリ装置11に処理依頼を行った
ジョブのジョブ状態を照会するサービス実行状態であ
り、上記状態Mにおいてユーザの電話機からDTMF信
号’1’を受信した際にこの状態Aに移行する。
【0049】ジョブキャンセルサービス実行状態(B)
とは、ユーザがファクシミリ装置11に処理依頼を行っ
たジョブをキャンセルするサービス実行状態であり、上
記状態Mにおいてユーザの電話機からDTMF信号’
2’を受信した際にこの状態Bに移行する。
【0050】未送信文書再送サービス実行状態(C)と
は、リダイヤル回数オーバーなどで送信が未了のジョブ
を再度送信するサービス実行状態であり、上記状態Mに
おいてユーザの電話機からDTMF信号’3’を受信し
た際にこの状態Cに移行する。
【0051】システムパラメータ設定サービス実行状態
(D)とは、リダイヤル回数、パワーセーブ時刻設定な
どの機械の動作を決定するシステムパラメータを設定す
るサービス実行状態であり、上記状態Mにおいてユーザ
の電話機からDTMF信号’4’を受信した際にこの状
態Dに移行する。
【0052】このように、このファクシミリ装置11
は、上記状態M、A、B、C、Dという5つの状態があ
り、ユーザの指示に応答してかかる状態間を遷移する。
【0053】具体的には、このファクシミリ装置11
は、状態MにおいてDTMF信号’1’を受信したなら
ば状態Aに遷移する。そして、この状態Aにおいて空文
字を受信したならばサービスを終了して状態Mに戻り、
また状態M若しくはAにおいてユーザが回線を切断した
ならば処理を終了する。
【0054】同様に、状態MにおいてそれぞれDTMF
信号’2’、’3’又は’4’を受信したならば状態
B、C又はDに遷移し、この状態B、C又はDにおいて
空文字を受信したならばサービスを終了して状態Mに戻
り、また状態M、B、C又はDにおいてユーザが回線を
切断したならば処理を終了する。
【0055】次に、上記状態A〜状態D内部の状態遷移
について図3〜図6を用いて説明する。
【0056】図3は、図2に示すジョブ状態照会サービ
ス実行状態(A)内部の状態遷移を示す図である。
【0057】図3に示すように、この状態Aは、ジョブ
IDを待ち受けるジョブID待ち状態A1と、問い合わ
せ元のユーザにジョブ状態をアナウンスするジョブ状態
アナウンス状態A2とからなり、状態MにおいてDTM
F信号’1’を受信したならば、まず最初にジョブID
待ち状態A1に遷移する。
【0058】具体的には、このジョブID待ち状態A1
で待ち受けるジョブIDとは、ジョブ状態を確認する対
象となるジョブを特定するための識別子であり、この識
別子としては、ジョブ管理部11jが管理用に各ジョブ
に割り当てる識別子や、文書記憶部11eにおけるファ
イル番号等を利用することができる。
【0059】なお、このジョブID待ち状態A1におい
てジョブIDを要求する際には、音声合成部11kによ
る音声アナウンスを用いることができ、この音声アナウ
ンスに応答して、ユーザはジョブIDをファクシミリ装
置11に送出する。
【0060】また、ユーザがジョブIDを送出するため
には、あらかじめユーザがジョブIDを知っている必要
があるが、例えば富士ゼロックス社が開発したエイブル
(Able)3300シリーズのような従来のファクシミリ
装置は、かかるジョブIDをジョブスタート時に表示部
に表示できるため、かかる技術を利用することができ
る。
【0061】そして、ファクシミリ装置11は、この状
態A1において空文字を受け付けたならば状態Mに復帰
し、また1桁以上の有効なジョブIDを受け付けたなら
ば、状態A2に遷移する。
【0062】具体的には、ファクシミリ装置11が回線
を介してジョブIDを受信すると、指示信号解釈部11
lが受信信号がジョブIDであるか否かを判断し、ジョ
ブIDであると判断した場合には、制御部11aにその
旨を通知する。
【0063】そして、この通知を受けた制御部11a
は、該当するジョブの現在の状態をジョブ管理部11j
に要求し、このジョブ管理部11jから取得したジョブ
状態を音声合成部11kに出力する。
【0064】次に、この音声合成部11kは、受け取っ
たジョブ情報を音声化して通信制御部11mに出力し、
該通信制御部11mは、その音声信号を電話機10につ
ながる電話回線に送出する。
【0065】このようにして、電話機10を使用するユ
ーザは、ジョブIDを指定したジョブの現在のジョブ状
態を音声により取得することができる。
【0066】なお、状態A2においてユーザに対するア
ナウンスを完了したならば、状態Mに復帰し、また状態
A1又はA2においてユーザが回線を切断したならば、
この状態Aから離脱して処理を終了する。
【0067】次に、ジョブキャンセルサービス実行状態
(B)について説明する。
【0068】図4は、図2に示すジョブキャンセルサー
ビス実行状態(B)内部の状態遷移を示す図である。
【0069】図4に示すように、このジョブキャンセル
サービス実行状態(B)は、ジョブIDを待ち受けるジ
ョブID待ち状態B1と、指定されたジョブIDに対応
するジョブをキャンセルするジョブキャンセル中状態B
2とからなり、状態MにおいてDTMF信号’2’を受
信したならば、まず最初にジョブID待ち状態B1に遷
移する。
【0070】なお、このジョブID待ち状態B1は、上
記状態AのジョブID待ち状態と同様のものである。
【0071】そして、このファクシミリ装置11は、ユ
ーザが指定したジョブIDを受け付けると、ジョブキャ
ンセル中状態B2に移行し、該当するジョブに対して取
り消し又は中断を行う。
【0072】具体的には、キャンセルの対象ジョブが待
ちジョブである場合には、かかるジョブを待ち状態から
取り消し、またキャンセルの対象ジョブが実行中である
場合には、かかるジョブの実行を中断する。
【0073】そして、状態B2においてキャンセルを完
了したならば状態Mに復帰し、また状態B1又はB2に
おいてユーザが回線を切断したならば、この状態Bから
離脱して処理を終了する。
【0074】次に、未送信文書再送信サービス実行状態
(C)について説明する。
【0075】図5は、図2に示す未送信文書再送信サー
ビス実行状態(C)内部の状態遷移を示す図である。
【0076】図5に示すように、この未送信文書再送信
サービス実行状態(C)は、ジョブID待ち状態C1
と、再送宛先設定中状態C2と、再送通信モード設定中
状態C3と、実行指示待ち状態C4と、再送信ジョブ生
成状態C5とからなる。
【0077】ここで、このジョブID待ち状態C1は、
上記状態A及びBのジョブID待ち状態A1及びB1と
同様の待ち状態であり、この状態C1においてジョブI
Dが指定されると、再送宛先設定中状態C2において指
示されたジョブの宛先を設定し、引き続き再送通信モー
ド設定中状態C3において指示されたジョブの通信モー
ドを設定する。
【0078】その後、実行指示待ち状態C4において実
行指示を待ち、ユーザからDTMF信号’1’を受信し
たならば、再送信ジョブ生成状態C5において、設定条
件に基づく再送信ジョブをあらためて生成する。なお、
この実行待ち状態C4においてDTMF信号’2’を受
信した場合には、状態Mに復帰する。
【0079】そして、状態C5においてジョブ生成を完
了したならば状態Mに復帰し、また各状態C1〜C5に
おいてユーザが回線を切断したならば、この状態Cから
離脱して処理を終了する。
【0080】次に、システムパラメータ設定サービス実
行状態(D)について説明する。
【0081】図6は、図2に示すシステムパラメータ設
定サービス実行状態(D)内部の状態遷移を示す図であ
る。
【0082】図6に示すように、このシステムパラメー
タ設定サービス実行状態(D)は、システムパラメータ
ID待ち状態D1と、設定値入力待ち状態D2と、設定
変更実行状態D3とからなる。
【0083】具体的には、状態MにおいてDTMF信
号’4’を受信したならば、まず最初にシステムパラメ
ータID待ち状態D1に遷移し、設定すべきシステムパ
ラメータのIDを待ち受ける。
【0084】そして、この状態D1において1桁以上の
有効なIDをシステムパラメータIDとして受け付けた
ならば、設定値入力待ち状態D2に移行して設定値の入
力待ち状態となる。
【0085】そして、この状態D2において変更する設
定値を受け付けたならば、設定変更実行状態D3に移行
する。
【0086】そして、状態D3においてシステムパラメ
ータの設定を完了したならば状態Mに復帰し、また各状
態D1〜D3においてユーザが回線を切断したならば、
この状態Dから離脱して処理を終了する。
【0087】以上、ファクシミリ装置11の状態A〜状
態D内部の状態遷移について説明した。
【0088】次に、上記ファクシミリ装置11の処理手
順について説明する。
【0089】図7は、図1に示すファクシミリ装置11
の処理手順を示すフローチャートである。
【0090】図7に示すように、このファクシミリ装置
11は、ユーザからの電話を着信すると(ステップ70
1)、例えば「サービスIDを入力して、最後に#を押
して下さい」というような音声メッセージを音声合成部
11kが合成して操作アナウンスとして回線に出力する
(ステップ702)。
【0091】そして、この操作アナウンス出力後にファ
クシミリ装置11はサービス指示待ちの状態となり、D
TMF信号を受信したならば(ステップ703)、受信
したサービス桁数が1以上であるか否かを確認する(ス
テップ704)。
【0092】そして、このサービス桁数が1以上でなけ
ればステップ702に移行し、1以上であれば、ユーザ
からの指示を受信し、後述する信号指示対応テーブルを
参照して解釈する(ステップ705)。
【0093】そして、この指示がジョブ状態照会サービ
スを意味する場合には(ステップ706)、ジョブ状態
照会サービスを実行した後ステップ702に移行し(ス
テップ707)、ジョブキャンセルサービスを意味する
場合には(ステップ708)、ジョブキャンセルサービ
スを実行した後ステップ702に移行する(ステップ7
09)。
【0094】また、この指示が未送信文書再送サービス
を意味する場合には(ステップ710)、未送信文書再
送サービスを実行した後ステップ702に移行し(ステ
ップ711)、システムパラメータ設定サービスを意味
する場合には(ステップ712)、システムパラメータ
設定サービスを実行した後ステップ702に移行する
(ステップ713)。
【0095】このように、本実施の形態では、ユーザの
電話による問い合わせに応答して指定されたサービスを
実行するため、ファクシミリ装置11から離れた場所に
位置するユーザが所望のサービスを受けることができ
る。
【0096】次に、上記ジョブ状態照会サービス(ステ
ップ707)、ジョブキャンセルサービス(ステップ7
09)、未送信文書再送サービス(ステップ711)、
システムパラメータ設定サービス(ステップ713)の
処理手順について、さらに詳細に説明する。
【0097】図8は、図7のステップ707に示すジョ
ブ状態照会サービスの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0098】図8に示すように、このジョブ状態照会サ
ービスでは、まず最初に例えば「状態確認したいジョブ
のIDを押して、最後に#を押して下さい。サービスを
変更する場合には#のみを押して下さい」という音声メ
ッセージを音声合成部11kが合成し、操作アナウンス
として回線に出力する(ステップ801)。
【0099】そして、DTMF信号を受信するまで入力
待ちの状態となり(ステップ802)、IDを示すDT
MF信号を受信したならば、受信したIDの桁数が1以
上であるか否かを確認し(ステップ803)、1以上で
なければ処理を終了する。
【0100】これに対して、受信したIDが1桁以上で
あれば、指示されたジョブIDを持つジョブが存在する
か否かをジョブ管理部11jに確認し(ステップ80
4)、このジョブが存在しない場合には(ステップ80
5)、「該当するジョブは存在しません。正しいジョブ
IDを入力して下さい」という音声メッセージを音声合
成部11kが合成して回線に出力した後(ステップ80
6)、ステップ802に移行する。
【0101】一方、指示されたジョブIDを持つジョブ
が存在する場合には、該当するジョブIDを持つジョブ
の現在の状態情報を取得し(ステップ807)、取得し
た状態情報を音声合成部11kで音声化した後(ステッ
プ808)、音声化した情報を回線に送出する(ステッ
プ809)。
【0102】このように、このジョブ状態照会サービス
では、音声メッセージを用いてジョブIDの入力をユー
ザに促し、指示されたジョブIDに対応するジョブが存
在する場合には、該当するジョブの状態情報を音声で通
知する。
【0103】次に、図7のステップ709に示すジョブ
キャンセルサービスの処理手順について説明する。
【0104】図9は、図7のステップ709に示すジョ
ブキャンセルサービスの処理手順を示すフローチャート
である。
【0105】図9に示すように、このジョブキャンセル
サービスでは、まず最初に例えば「キャンセルしたいジ
ョブのIDを押して、最後に#を押して下さい。サービ
スを変更する場合には#のみを押して下さい」という音
声メッセージを音声合成部11kが合成し、操作アナウ
ンスとして回線に出力する(ステップ901)。
【0106】そして、DTMF信号を受信するまで入力
待ちの状態となり(ステップ902)、IDを示すDT
MF信号を受信したならば、受信したIDの桁数が1以
上であるか否かを確認し(ステップ903)、1以上で
なければ処理を終了する。
【0107】これに対して、受信したIDが1桁以上で
あれば、指示されたジョブIDを持つジョブが存在する
か否かをジョブ管理部11jに確認し(ステップ90
4)、このジョブが存在しない場合には(ステップ90
5)、「該当するジョブは存在しません。正しいジョブ
IDを入力して下さい」という音声メッセージを音声合
成部11kが合成して回線に出力した後(ステップ90
6)、ステップ902に移行する。
【0108】一方、指示されたジョブIDを持つジョブ
が存在する場合には、該当するジョブIDを持つジョブ
のキャンセルを実施し(ステップ907)、キャンセル
した旨を音声合成部11kで音声化した後(ステップ9
08)、音声化した情報を回線に送出する(ステップ9
09)。
【0109】このように、このジョブキャンセルサービ
スでは、音声メッセージを用いてジョブIDの入力をユ
ーザに促し、指示されたジョブIDに対応するジョブが
存在する場合には、該当するジョブのキャンセルを実行
しその旨を音声で通知する。
【0110】次に、図7のステップ711に示す未送信
文書再送サービスの処理手順について説明する。
【0111】図10及び図11は、図7のステップ71
1に示す未送信文書再送サービスの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0112】図10及び図11に示すように、この未送
信文書再送サービスでは、まず最初に例えば「再送信し
たい未送信ジョブのIDを押して、最後に#を押して下
さい。サービスを変更する場合には#のみを押して下さ
い」という音声メッセージを音声合成部11kが合成
し、操作アナウンスとして回線に出力する(ステップ1
001)。
【0113】そして、DTMF信号を受信するまで入力
待ちの状態となり(ステップ1002)、IDを示すD
TMF信号を受信したならば、受信したIDの桁数が1
以上であるか否かを確認し(ステップ1003)、1以
上でなければ処理を終了する。
【0114】これに対して、受信したIDが1桁以上で
あれば、指示されたジョブIDを持つジョブが存在する
か否かをジョブ管理部11jに確認し(ステップ100
4)、このジョブが存在しない場合には(ステップ10
05)、「該当するジョブは存在しません。正しいジョ
ブIDを入力して下さい」という音声メッセージを音声
合成部11kが合成して回線に出力した後(ステップ1
006)、ステップ1002に移行する。
【0115】一方、指示されたジョブIDを持つジョブ
が存在する場合には、「宛先を押して、最後に#を押し
て下さい」という音声メッセージを音声合成部11kが
合成して操作メッセージとして回線に出力し(ステップ
1007)、宛先データの入力待ちの状態となる。
【0116】そして、この宛先データを意味するDTM
F信号を受信したならば(ステップ1008)、受信し
たデータをダイヤル番号として処理手順記憶部11fに
格納するとともに、新処理手順番号でジョブ管理部11
jの該当領域をオーバーライトする(ステップ100
9)。
【0117】そして、「再送信時の通信モードを設定し
ます。G3の場合には’1’をG4の場合には’2’を
押して、最後に#を押して下さい」という音声メッセー
ジを音声合成部11kが合成し、操作アナウンスとして
回線に出力する。
【0118】その後、通信モードを示すDTMF信号を
受信したならば(ステップ1011)、受信したデータ
に対応した通信モードを処理手順記憶部11fに格納し
(ステップ1012)、「設定された宛先は、○○○−
××××、通信モードは△△です。この設定で再送信す
る場合は’1’を、設定を取り消す場合は’2’を押し
て、最後に#を押して下さい」という音声メッセージを
回線に出力する(ステップ1013)。
【0119】そして、この操作アナウンスに応答して送
信されたDTMF信号を受信し(ステップ1014)、
該DTMF信号が’1’である場合には、再送信の設定
を行った後に「設定完了しました。再送信予約完了しま
した。」という音声メッセージを回線に出力する。
【0120】また、DTMF信号が’2’である場合に
は、「設定取り消しました。」という音声メッセージを
回線に出力し、DTMF信号が’1’又は’2’以外の
場合には、ステップ1013に移行する(ステップ10
15〜1017)。
【0121】このように、この未送信文書再送サービス
では、音声メッセージを用いて宛先のダイヤル番号と通
信モードの入力をユーザに促し、指示された通信内容で
再送信を実行し、その旨を音声で通知する。
【0122】次に、図7のステップ713に示すシステ
ムパラメータ設定サービスの処理手順について説明す
る。
【0123】図12は、図7のステップ713に示すシ
ステムパラメータ設定サービスの処理手順を示すフロー
チャートである。
【0124】図12に示すように、このシステムパラメ
ータ設定サービスでは、まず最初に例えば「設定したい
システムパラメータのIDを押して、最後に#を押して
下さい。サービスを変更する場合には#のみを押して下
さい」という音声メッセージを音声合成部11kが合成
し、操作アナウンスとして回線に出力する(ステップ1
201)。
【0125】そして、DTMF信号を受信するまで入力
待ちの状態となり(ステップ1202)、IDを示すD
TMF信号を受信したならば、受信したIDの桁数が1
以上であるか否かを確認し(ステップ1203)、1以
上でなければ処理を終了する。
【0126】これに対して、受信したIDの桁数が1以
上であれば、指示されたIDを持つシステムパラメータ
が存在するか否かを確認し(ステップ1204)、かか
るシステムパラメータが存在しない場合には(ステップ
1205)、「該当するシステムパラメータは存在しま
せん。正しいIDを入力して下さい」という音声メッセ
ージを音声合成部11kが合成して回線に出力した後
(ステップ1206)、ステップ902に移行する。
【0127】一方、指示されたシステムパラメータが存
在する場合には、「システムパラメータ○○を設定しま
す。現在の値は××です。設定したい値を押して、最後
に#を押して下さい」という音声メッセージを回線に出
力し(ステップ1207)、DTMF信号の受信待ちの
状態となる(ステップ1208)。
【0128】そして、設定希望値に対応するDTMF信
号を受信した場合には、受信したデータを用いて対応す
るシステムパラメータを更新し(ステップ1209)、
「システムパラメータ○○を△△に変更しました」とい
う音声メッセージを回線に出力する(ステップ121
0)。
【0129】このように、このシステムパラメータ設定
サービスでは、音声メッセージを用いてシステムパラメ
ータの入力をユーザに促し、指示された設定値を用いて
システムパラメータを更新する。
【0130】以上、ファクシミリ装置11の処理手順に
ついて説明した。
【0131】次に、図1に示すジョブ管理部11jがジ
ョブ管理に使用するジョブ管理テーブルについて説明す
る。ただし、ここでは、このファクシミリ装置11がコ
ピー機能及びプリント機能を有する複合機であるものと
する。
【0132】図13は、図1に示すジョブ管理部11j
がジョブ管理に使用するジョブ管理テーブルの一例を示
す図である。
【0133】図13に示すように、このジョブ管理テー
ブル130は、ジョブIDごとに、文書記憶部11eに
記憶するジョブに関連するファイル番号、処理手順記憶
部11fに記憶する対応する手順、ジョブカテゴリー及
び現在のジョブ状態を管理する。
【0134】具体的には、ジョブID’1’のものは、
ファイル番号10に関するものであり、所定の手順1で
処理を行い、またこのジョブはコピーのカテゴリーに属
するとともに、現在実行中であることを示している。
【0135】また、ジョブID’2’のものは、ファイ
ル番号89に関するものであり、所定の手順2で処理を
行い、またこのジョブは送信のカテゴリーに属するとと
もに、現在通信回線空き待ちにあることを示している。
【0136】このように、このジョブ管理テーブル13
0は、ジョブの現在の状態などを管理しているため、ジ
ョブ管理部11jは、このジョブ管理テーブル130に
基づいて問い合わせがあったジョブの現況を出力するこ
とができる。
【0137】ところで、本実施の形態では、ユーザから
信号を受信した際に、指示信号解釈部11lが、この信
号に対応する指示内容をテーブル検索によって解釈する
よう構成している。
【0138】具体的には、指示信号解釈部11lは、上
記状態遷移図で示した各状態ごとにあらかじめテーブル
を準備し、このテーブルを用いてユーザから受信した信
号がいずれの指示内容を示すかを解釈している。
【0139】このため、次に、この指示信号解釈部11
lが検索時に使用するテーブルについて、状態遷移図に
示す各状態ごと順次説明する。
【0140】図14は、図2に示すサービス選択待ち受
け状態(M)で使用するサービス選択テーブルを示す図
である。
【0141】図14に示すように、このサービス選択テ
ーブル140は、ユーザから受信する各DTMF信号と
信号解釈及び実行する処理とを対応づけたテーブルであ
る。
【0142】具体的には、空文字又はDTMF信号’
0’には、処理終了の意味と回線切断手順の実行に対応
づけ、DTMF信号’1’には、ジョブ状態照合サービ
ス選択の意味とジョブ状態照合サービス実行中状態への
状態遷移の実行を対応づけている。
【0143】また、DTMF信号’2’には、ジョブキ
ャンセルサービス選択の意味とジョブキャンセルサービ
ス実行中状態への状態遷移の実行を対応づけ、DTMF
信号’3’には、未送信文書再送サービス選択の意味と
未送信文書再送サービス実行中状態への状態遷移の実行
を対応づけている。
【0144】さらに、DTMF信号’4’には、システ
ムパラメータ設定サービス選択の意味とシステムパラメ
ータ設定サービス実行中状態への状態遷移の実行を対応
づけ、その他のDTMF信号には意味づけを行っていな
い。
【0145】このため、このサービス選択テーブル14
0を参照することにより、既に説明した図2の状態遷移
を実行できることになる。
【0146】次に、図3に示すジョブ状態照会サービス
(A)で使用するジョブ状態照会テーブルについて説明
する。
【0147】図15は、図3に示すジョブ状態照会サー
ビス(A)で使用するジョブ状態照会テーブルを示す図
である。
【0148】図15に示すように、このジョブ状態照会
テーブル150は、ジョブID待ち状態(A1)及びジ
ョブ状態アナウンス状態(A2)の両状態に対応するテ
ーブルである。
【0149】具体的には、ジョブID待ち状態(A1)
においては、空文字には、サービスの終了の意味とサー
ビス選択待ち受け状態(M)への状態遷移の実行を対応
づけている。
【0150】また、DTMF信号が1桁以上の数値に
は、ジョブIDの意味を対応づけるとともに、DTMF
信号列すなわちコードをジョブIDと解釈して、該当ジ
ョブが存在するか否かをチェックし、該当ジョブが存在
する場合には状態A2に遷移するとともに状態のアナウ
ンスを行う実行を対応づけている。
【0151】なお、その他のDTMF信号には意味づけ
を行っていないため、該DTMF信号を受信した場合に
は、解釈を行わずに読み捨てることになる。
【0152】これに対して、ジョブ状態アナウンス状態
(A2)においては、空文字、DTMF信号が1桁以上
の数値、その他のいずれについても定義を行っていない
ため、DTMF信号は解釈されずに読み捨てることにな
る。この状態では、もともとDTMF信号を受け付ける
必要がないためである。
【0153】このため、このジョブ状態照会テーブル1
50を参照することにより、既に説明した図3の状態遷
移を実行できることになる。
【0154】次に、図4に示すジョブキャンセルサービ
ス(B)で使用するジョブキャンセルテーブルについて
説明する。
【0155】図16は、図4に示すジョブキャンセルサ
ービス(B)で使用するジョブキャンセルテーブルを示
す図である。
【0156】図16に示すように、このジョブキャンセ
ルテーブル160は、ジョブID待ち状態(B1)及び
ジョブキャンセル中状態(B2)の両状態に対応するテ
ーブルである。
【0157】具体的には、ジョブID待ち状態(B1)
においては、空文字には、サービスの終了の意味とサー
ビス選択待ち受け状態(M)への状態遷移の実行を対応
づけている。
【0158】また、DTMF信号が1桁以上の数値に
は、ジョブIDの意味を対応づけるとともに、コードを
ジョブIDと解釈して、該当ジョブが存在するか否かを
チェックし、該当ジョブが存在する場合には状態B2に
遷移するとともに該当するジョブのキャンセルを対応づ
けている。
【0159】なお、その他のDTMF信号には意味づけ
を行っていないため、該DTMF信号を受信した場合に
は、解釈を行わずに読み捨てることになる。
【0160】これに対して、ジョブキャンセル中状態
(B2)においては、空文字、DTMF信号が1桁以上
の数値、その他のいずれについても定義を行っていない
ため、DTMF信号は解釈されずに読み捨てることにな
る。この状態では、もともとDTMF信号を受け付ける
必要がないためである。
【0161】このため、このジョブキャンセルテーブル
160を参照することにより、既に説明した図4の状態
遷移を実行できることになる。
【0162】次に、図5に示す未送信文書再送信サービ
ス(C)で使用する再送信テーブルについて説明する。
【0163】図17は、図5に示す未送信文書再送信サ
ービス(C)で使用する再送信テーブルを示す図であ
る。
【0164】図17に示すように、この再送信テーブル
170は、ジョブID待ち状態(C1)、再送宛先設定
中状態(C2)、再送通信モード設定中状態(C3)、
実行指示待ち状態(C4)及び再送信ジョブ生成状態
(C5)の各状態に対応するテーブルである。
【0165】具体的には、ジョブID待ち状態(C1)
においては、空文字には、サービスの終了の意味とサー
ビス選択待ち受け状態(M)への状態遷移の実行を対応
づけている。
【0166】また、DTMF信号が’0’〜’9’の数
値には、ジョブIDの意味を対応づけるとともに、コー
ドをジョブIDと解釈して、該当ジョブが存在するか否
かをチェックし、該当ジョブが存在する場合には状態C
2への状態遷移を対応づけている。
【0167】なお、その他のDTMF信号には意味づけ
を行っていないため、該DTMF信号を受信した場合に
は、解釈を行わずに読み捨てることになる。
【0168】次に、再送宛先設定中状態(C2)におい
ては、DTMF信号が’0’〜’9’の数値には、電話
番号の意味を対応づけるとともに、コードを再送信宛先
のダイヤル番号と解釈し、この番号を処理手順記憶部1
1fに記憶した後、状態C3に状態遷移する実行を対応
づけている。
【0169】なお、この状態C2において、これ以外の
DTMF信号には、いずれも定義を行っていないため、
DTMF信号は解釈されずに読み捨てることになる。
【0170】次に、再送通信モード設定中状態(C3)
においては、DTMF信号’1’には、G3選択を意味
づけ、再送信時の通信モードをG3とするよう処理手順
記憶部11fに記憶した後、状態C4に状態遷移する実
行を対応づけている。
【0171】また、DTMF信号’2’には、G4選択
を意味づけ、再送信時の通信モードをG4とするよう処
理手順記憶部11fに記憶した後、状態C4に状態遷移
する実行を対応づけている。
【0172】なお、この状態C3において、これ以外の
DTMF信号には、いずれも定義を行っていないため、
DTMF信号は解釈されずに読み捨てることになる。
【0173】次に、実行指示待ち状態(C4)において
は、DTMF信号’1’には、設定実行を意味づけ、処
理手順記憶部11fに設定されたパラメータにて再送信
ジョブを生成すべく状態C5に状態遷移する実行を対応
づけている。
【0174】また、DTMF信号’2’には、設定取消
しを意味づけ、処理手順記憶部11fに設定されたパラ
メータを破棄し、サービス待ち受け状態(M)に状態遷
移する実行を対応づけている。
【0175】なお、この状態C4において、これ以外の
DTMF信号には、いずれも定義を行っていないため、
DTMF信号は解釈されずに読み捨てることになる。
【0176】次に、再送信ジョブ生成中状態(C5)に
おいては、いずれのDTMF信号に対しても、意味づけ
を行っていないため、DTMF信号は解釈されずに読み
捨てることになる。
【0177】このため、この再送信テーブル170を参
照することにより、既に説明した図5の状態遷移を実行
できることになる。
【0178】次に、図6に示すシステムパラメータ設定
サービス(D)で使用するシステムパラメータ設定テー
ブルについて説明する。
【0179】図18は、図6に示すシステムパラメータ
設定サービス(D)で使用するシステムパラメータ設定
テーブルを示す図である。
【0180】図18に示すように、このシステムパラメ
ータ設定テーブル180は、システムパラメータID待
ち状態(D1)、設定値入力待ち状態(D2)及び設定
変更実行状態(D3)の各状態に対応するテーブルであ
る。
【0181】具体的には、システムパラメータID待ち
状態(D1)においては、空文字には、サービスの終了
の意味とサービス選択待ち受け状態(M)への状態遷移
の実行を対応づけている。
【0182】また、DTMF信号が1桁以上の数値に
は、システムパラメータIDの意味を対応づけるととも
に、コードをシステムパラメータIDと解釈して、該当
するシステムパラメータが存在するか否かをチェック
し、該当するシステムパラメータが存在する場合には状
態D2に遷移する実行を対応づけている。
【0183】なお、その他のDTMF信号には意味づけ
を行っていないため、該DTMF信号を受信した場合に
は、解釈を行わずに読み捨てることになる。
【0184】次に、設定値入力待ち状態(D2)におい
ては、DTMF信号が1桁の数値には、設定値の意味を
対応づけるとともに、コードをシステムパラメータの設
定値と解釈し、このシステムパラメータの設定を行うべ
く状態D3に状態遷移する実行を対応づけている。
【0185】なお、空文字及び他のDTMF信号には意
味づけを行っておらず、また空文字には何等の実行も対
応づけておらず、他のDTMF信号は解釈されずに読み
捨てることになる。
【0186】次に、設定変更実行状態(D3)において
は、各DTMF信号何等の意味づけも行っていないた
め、この状態で受信したDTMF信号は解釈されずに読
み捨てることになる。
【0187】このため、このシステムパラメータ設定テ
ーブル180を参照することにより、既に説明した図6
の状態遷移を実行できることになる。
【0188】上述してきたように、第1の実施の形態で
は、ファクシミリ装置11が受け付けた各ジョブのジョ
ブ状態をジョブ管理部11jで管理しておき、ユーザか
らの電話連絡を受けたならば、ジョブ状態の照会及びジ
ョブの取消し等のサービスを実行して、音声合成部11
kが作成した合成メッセージでユーザに返答するよう構
成したので、下記に示す効果が得られる。
【0189】1)ユーザジョブがジョブ処理を完了した
状態にあるか、実行中であるか、又は待ち状態にあるか
を、ユーザがファクシミリ装置11まで足を運ぶことな
く、主導的に確認することができる。
【0190】2)ユーザがファクシミリ装置11まで足
を運ぶことなく、ユーザジョブの取消しや中断を主導的
に行うことができる。
【0191】3)相手先番号間違いなどにより結果的に
送信未完に終わったジョブについて、電話口からのユー
ザの指示によって宛先及び通信モード等を変更した後、
再送信を行うことができる。
【0192】以上、第1の実施の形態について説明し
た。
【0193】ところで、上記第1の実施の形態では、操
作アナウンスに従ってユーザが電話機のボタン操作を通
じてサービス選択等を行う場合について説明したが、電
話機のボタン操作以外の技術でサービス選択等を行うこ
ともできる。
【0194】また、上記第1の実施の形態では、ジョブ
IDさえ知っていれば各ユーザが他のユーザのジョブの
ジョブ状態を確認したり、他人のジョブをキャンセルす
ることができるため、かかる条件に制約を設けることが
望ましい。
【0195】そこで、以下では、音声によるサービス選
択とサービスの制限を可能にした第2の実施の形態につ
いて説明する。
【0196】図19は、第2の実施の形態で用いるファ
クシミリ装置190の構成を示す図である。
【0197】図19に示すファクシミリ装置190は、
図1に示すファクシミリ装置11のジョブ管理部11j
の代わりにジョブの登録ユーザについても管理するジョ
ブ管理部191と、電話10を用いてサービスを受ける
ユーザを識別するユーザ識別部192と、ユーザが発声
した音声を認識する音声認識部193を付加した構成と
なる。
【0198】すなわち、このファクシミリ装置190で
は、音声認識部193によって音声認識を可能ならしめ
るとともに、ジョブ管理部191が管理するジョブの登
録ユーザとユーザ識別部192が識別する問い合わせユ
ーザとが一致する場合にのみサービスを提供するもので
ある。
【0199】まず、音声認識について説明すると、音声
合成部11kによる操作アナウンスを出力してサービス
選択待ち受け状態(M)に移行した際に、音声認識部1
93を駆動して、ユーザの発声を認識できる状態とな
る。
【0200】そして、この音声認識部193は、この状
態Mにおいてユーザが発声した音声を認識したならば、
認識結果を指示信号に変換して指示信号解釈部11lに
出力する。その後、第1の実施の形態と同様にファクシ
ミリ装置190がユーザにサービスを提供する。
【0201】また、この状態Mと同様に、ジョブID待
ち状態A1、B1、C1、再送宛先設定中状態C2及び
再送通信モード設定中状態C3等の信号待ち受け状態の
場合にも、音声認識部193が駆動され、ファクシミリ
装置190は音声認識可能状態となる。
【0202】なお、可変桁数の値の入力終了指定を行う
場合には、「入力終了」という音声をファクシミリ装置
190が受信した時点で入力が終了したものと解釈し、
指示信号解釈部11lに対して’#’を出力する。
【0203】次に、ジョブ管理部191及びユーザ識別
部192を用いて行うユーザ認識について説明する。
【0204】図20は、図19に示すジョブ管理部19
1が管理するジョブ管理テーブルの一例を示す図であ
る。
【0205】図20に示すように、このジョブ管理テー
ブル200は、第1の実施の形態で用いたジョブ管理テ
ーブル130にユーザID欄210を付加した構成とな
る。
【0206】すなわち、このジョブ管理テーブル200
では、ジョブごとに該ジョブを登録したユーザIDを管
理しており、例えばジョブIDが’1’のジョブは、ユ
ーザ1が登録したものであり、ジョブIDが’2’のジ
ョブは、ユーザ2が登録したものである。
【0207】なお、かかるユーザIDは、ユーザがジョ
ブ生成操作を行う時点で入力することとし、具体的に
は、テンキーを用いてユーザIDを入力するか又は部門
管理カードのようなカード及びカードリーダを利用する
ことができる。
【0208】そして、ユーザが電話10を用いてファク
シミリ装置190に各種サービスを受ける場合には、こ
のファクシミリ装置190はユーザに対してジョブID
を要求し、このユーザIDをユーザ識別部192が識別
する。
【0209】このようにして、サービスを要求するユー
ザと、サービス対象となるジョブを登録したユーザが一
致するか否かを判断することにより、サービスを提供す
るか否かを判別することができる。
【0210】図21は、図19に示すファクシミリ装置
190がジョブキャンセルサービス(B)を提供する場
合の状態遷移を示す図である。
【0211】図21に示すように、この状態Bは、ジョ
ブID待ち状態(B1)とジョブキャンセルサービス中
状態(B2)の間に、ユーザID待ち状態(B3)が介
在する。
【0212】すなわち、このファクシミリ装置190で
は、状態B1においてジョブIDを受け付けた際に直ち
に状態B2に状態遷移するのではなく、状態B3に移行
してユーザIDを要求した後状態B2に遷移するのであ
る。
【0213】このように、ジョブ管理テーブル200で
ジョブの登録ユーザを管理するとともに、サービス時に
ユーザIDを要求する状態を設けることにより、他のユ
ーザによる意図しないジョブキャンセルを防ぐことがで
きる。
【0214】なお、ここでは、ジョブキャンセルを行う
場合について説明したが、他のサービスを行う際にユー
ザIDの照合を行い、他のユーザへのサービス提供を排
除することもできる。
【0215】上述してきたように、第2の実施の形態で
は、ユーザの発声を認識して対応する指示信号を出力す
る音声認識部193を設けるよう構成したので、ユーザ
側でのキー操作が不要となり、操作手順が簡便なものと
することができる。
【0216】また、第2の実施の形態では、ジョブごと
にユーザIDを管理するジョブ管理テーブル191と、
サービス時にユーザIDを識別するユーザ識別部192
とを設けるよう構成したので、他人のジョブへのアクセ
スを禁止して、文書の流用や意図しないジョブの削除等
を抑制することができる。
【0217】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、本発明をファクシミリ装置に適用した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
各種文書処理装置に適用することが可能となる。
【0218】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
は、電話回線から指示データを受け付けた際に、該指示
データに対応するサービスを解釈し、解釈したサービス
に対応する音声信号を前記電話回線に対して出力するよ
う構成したので、ユーザが文書処理装置まで足を運ぶこ
となく、ジョブに関するサービス依頼を主導的に行うこ
とが可能となる。
【0219】また、第2の発明は、ジョブの処理状況を
ジョブ管理手段でジョブごとに管理しておき、電話回線
から受け付けた指示データが所定のジョブのジョブ状態
の照会であると解釈したならば、ジョブ管理手段が管理
する所定のジョブのジョブ状態に対応する音声信号を電
話回線に出力するよう構成したので、ジョブがジョブ処
理を完了した状態にあるか、実行中であるか、又は待ち
状態にあるかを、ユーザが文書処理装置まで足を運ぶこ
となく、主導的に確認することが可能となる。
【0220】また、第3の発明は、電話回線から受け付
けた指示データが所定のジョブのキャンセルであると解
釈したならば、所定のジョブをキャンセルした後にその
旨を示す音声信号を電話回線に出力するよう構成したの
で、ユーザが文書処理装置まで足を運ぶことなく、主導
的にジョブをキャンセルすることが可能となる。
【0221】また、第4の発明は、電話回線から受け付
けた指示データが所定の未送信ジョブの再送信であると
解釈したならば、該未送信ジョブに対応する新たな再送
信ジョブを生成した後にその旨を示す音声信号を電話回
線に出力するよう構成したので、相手先番号間違いなど
により結果的に送信未完に終わったジョブについて、電
話口からのユーザの指示によって宛先及び通信モード等
を変更した後、再送信を行うことが可能となる。
【0222】また、第5の発明は、電話回線から受け付
けた指示データがシステムパラメータの設定であると解
釈したならば、指定されたシステムパラメータを設定し
た後にその旨を示す音声信号を電話回線に出力するよう
構成したので、ユーザが文書処理装置まで足を運ぶこと
なく、主導的にシステムパラメータを変更することが可
能となる。
【0223】また、第6の発明は、各ジョブの処理状況
及びユーザ識別情報をジョブ管理手段でジョブごとに管
理しておき、電話回線から指示データを受け付けた際
に、該指示データに含まれるユーザ識別情報と前記ジョ
ブ管理手段が管理する該当ジョブのユーザ識別情報が符
合する場合にのみ指示データに対応するサービスを解釈
よう構成したので、他人のジョブへのアクセスを禁止し
て、文書の流用や意図しないジョブの削除等を抑制する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で用いるファクシミリ装置の
構成を示す図。
【図2】図1に示すファクシミリ装置の状態遷移を示す
図。
【図3】図2に示すジョブ状態照会サービス実行状態
(A)内部の状態遷移を示す図。
【図4】図2に示すジョブキャンセルサービス実行状態
(B)内部の状態遷移を示す図。
【図5】図2に示す未送信文書再送信サービス実行状態
(C)内部の状態遷移を示す図。
【図6】図2に示すシステムパラメータ設定サービス実
行状態(D)内部の状態遷移を示す図。
【図7】図1に示すファクシミリ装置の処理手順を示す
フローチャート。
【図8】図7に示すジョブ状態照会サービスの処理手順
を示すフローチャート。
【図9】図7に示すジョブキャンセルサービスの処理手
順を示すフローチャート。
【図10】図7に示す未送信文書再送サービスの処理手
順を示すフローチャート。
【図11】図7に示す未送信文書再送サービスの処理手
順を示すフローチャート。
【図12】図7に示すシステムパラメータ設定サービス
の処理手順を示すフローチャート。
【図13】図1に示すジョブ管理部がジョブ管理に使用
するジョブ管理テーブルの一例を示す図。
【図14】図2に示すサービス選択待ち受け状態(M)
で使用するサービス選択テーブルを示す図。
【図15】図3に示すジョブ状態照会サービス(A)で
使用するジョブ状態照会テーブルを示す図。
【図16】図4に示すジョブキャンセルサービス(B)
で使用するジョブキャンセルテーブルを示す図。
【図17】図5に示す未送信文書再送信サービス(C)
で使用する再送信テーブルを示す図。
【図18】図6に示すシステムパラメータ設定サービス
(D)で使用するシステムパラメータ設定テーブルを示
す図。
【図19】第2の実施の形態で用いるファクシミリ装置
の構成を示す図。
【図20】図19に示すジョブ管理部が管理するジョブ
管理テーブルの一例を示す図。
【図21】図19に示すファクシミリ装置がジョブキャ
ンセルサービス(B)を提供する場合の状態遷移を示す
図。
【符号の説明】
10…電話機、 11…ファクシミリ装置、 11a…
制御部、11b…操作部、 11c…画像入力部、 1
1d…画像出力部、11e…文書記憶部、 11f…処
理手順記憶部、11g…通信制御部、 11h…モデ
ム、 11i…ジョブ制御部、11j…ジョブ管理部、
11k…音声合成部、11l…指示信号解釈部、11
m…通信制御部、11n…システムバス、M…サービス
選択待ち受け状態、A…ジョブ状態照会サービス実行状
態、A1…ジョブID待ち状態、 A2…ジョブ状態ア
ナウンス状態、B…ジョブキャンセルサービス実行状
態、B1…ジョブID待ち状態、 B2…ジョブキャン
セル中状態、C…未送信文書再送サービス実行状態、C
1…ジョブID待ち状態、 C2…再送宛先設定中状
態、C3…再送通信モード設定中状態、 C4…実行指
示待ち状態、C5…再送信ジョブ生成状態、D…システ
ムパラメータ設定サービス実行状態、D1…システムパ
ラメータID待ち状態、 D2…設定値入力待ち状態、
D3…設定変更実行状態、130…ジョブ管理テーブ
ル、 140…サービス選択テーブル、150…ジョブ
状態照会テーブル、 160…ジョブキャンセルテーブ
ル、170…再送信テーブル、 180…システムパラ
メータ設定テーブル、
フロントページの続き (72)発明者 長田 勉 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパークイーストタワー13F 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 中村 由喜子 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパークイーストタワー13F 富士ゼロックス株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の文書データを一時記憶し、該一時
    記憶した文書データに対応するジョブを順次処理する文
    書処理装置において、 電話回線から指示データを受け付けた際に、該指示デー
    タに対応するサービスを解釈する解釈手段と、 前記解釈手段が解釈したサービスに対応する音声信号を
    前記電話回線に対して出力する音声信号出力手段とを具
    備したことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョブの処理状況をジョブごとに管
    理するジョブ管理手段をさらに具備し、 前記音声信号出力手段は、 前記指示データが所定のジョブのジョブ状態の照会要求
    であると前記解釈手段が解釈したならば、前記ジョブ管
    理手段が管理する前記所定のジョブのジョブ状態に対応
    する音声信号を前記電話回線に出力することを特徴とす
    る請求項1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記音声信号出力手段は、 前記指示データが所定のジョブのキャンセル要求である
    と前記解釈手段が解釈したならば、所定のジョブをキャ
    ンセルした後にその旨を示す音声信号を前記電話回線に
    出力することを特徴とする請求項1記載の文書処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記音声信号出力手段は、 前記指示データが所定の未送信ジョブの再送信要求であ
    ると前記解釈手段が解釈したならば、該未送信ジョブに
    対応する新たな再送信ジョブを生成した後にその旨を示
    す音声信号を前記電話回線に出力することを特徴とする
    請求項1記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記音声信号出力手段は、 前記指示データがシステムパラメータの設定要求である
    と前記解釈手段が解釈したならば、指定されたシステム
    パラメータを設定した後にその旨を示す音声信号を前記
    電話回線に出力することを特徴とする請求項1記載の文
    書処理装置。
  6. 【請求項6】 各ジョブの処理状況及びユーザ識別情報
    をジョブごとに管理するジョブ管理手段をさらに具備
    し、 前記解釈手段は、 電話回線から指示データを受け付けた際に、該指示デー
    タに含まれるユーザ識別情報と前記ジョブ管理手段が管
    理する該当ジョブのユーザ識別情報が符合する場合にの
    み前記指示データに対応するサービスを解釈することを
    特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
JP8196359A 1996-07-25 1996-07-25 文書処理装置 Pending JPH1042053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020043496A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 キヤノン株式会社 音声通信よるリモート設定が可能な通信装置、制御方法、プログラム

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