JPH1040430A - 駐車料金自動課金収受決済システム - Google Patents

駐車料金自動課金収受決済システム

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JPH1040430A
JPH1040430A JP20783096A JP20783096A JPH1040430A JP H1040430 A JPH1040430 A JP H1040430A JP 20783096 A JP20783096 A JP 20783096A JP 20783096 A JP20783096 A JP 20783096A JP H1040430 A JPH1040430 A JP H1040430A
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card
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノンストップで入場・出場ができ、駐車料金
の課金収受決済が自動的になされて、駐車場の円滑な利
用と駐車料金の迅速な決済の実現を図る。 【解決手段】 入口及び出口で車上無線送受信器から利
用者識別情報を発信する。入口装置及び出口装置から利
用者識別情報と一緒に入場時刻又は出場時刻を管理装置
に発信する。管理装置は、利用者ごとの駐車料金を計算
し、利用者及び駐車場の識別情報とともに情報処理セン
ターに送る。情報処理センターは、利用者及び駐車場の
識別情報を決済のための指定された金融機関コード及び
口座番号データに変換して、駐車料金の金額データとと
もに金融機関の決済処理装置に送る。決済処理装置は、
同金額を利用者の口座から駐車場の口座に振替え処理す
る。車上無線送受信器にはIC運転免許証を用いると良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無人駐車場におけ
る駐車料金の自動課金収受決済システムに関する。さら
に詳しくは、いずれの駐車場においても、車両が駐車カ
ード、現金又はプリぺイドカードなどを投入せずにノン
ストップで入場及び出場ができ、かつ、駐車料金の自動
決済がなされる駐車料金自動課金収受決済システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の無人駐車場の駐車料金の課金決済
は、次の2方法が行われている。第1の方法は、入口に
設置した駐車券発行機により入場する車両に対して入場
時刻を記録した駐車券を発行し、出口に設置した精算機
に前記駐車券を投入させ、その駐車券に記録されている
入場時刻と現在時刻である出場時刻とに基づいて駐車料
金を計算して、その金額を表示し、表示金額の現金を投
入させ又は表示金額以上の残額を有するプリペイドカー
ドを投入させて、駐車料金を収受する方法である。第2
の方法は、同様に入口での駐車券の発行及び出口での駐
車券の投入のほかに、出口において、現金又はプリペイ
ドカードの代わりに、契約者カードが投入された場合
に、その契約者カードに記録されている識別情報に対し
て駐車料金の金額を累積し、所定決済日に当該契約者に
請求書を送付し、その契約者の現金支払い又は送金を待
つ方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法には、次のような問題がある。すなわち、第1の方法
は、利用者は入場時に駐車券の発行を受けるために車両
の一時停止が必要であり、また、出場時は、その駐車券
及び現金又はプリペイドカードを投入して精算を受ける
ために、同様に、車両の一時停止が必要である。従っ
て、入場及び出場に時間が取られるので、入口又は出口
及びその前方での渋滞の原因になり、駐車時間と駐車料
金との整合性に疑問が抱かれる原因にもなる。また、駐
車券やプリペイドカードの発行は、大量の資源を浪費す
る。さらに、現金又はプリペイドカードを持ち合わせて
いない場合は、駐車場を利用できない不都合がある。第
2の方法は、第1の方法と同様の問題のほかに、一定期
間の都度に各契約者ごとの駐車料金の集計、請求書の発
行を行い、支払い又は送金の確認を行う必要があるの
で、駐車料金の収受決済に非常に多くの時間と手間が掛
かるという問題がある。債権回収の面にも問題がつきま
とう。
【0004】本発明は、上記の事情に基づいてなされた
ものであり、その目的は、車両はノンストップで駐車場
への入場及び駐車場からの出場ができ、かつ、駐車料金
の課金及び収受決済が自動的に処理され、駐車場の円滑
な利用と、駐車料金の迅速な決済の実現を図った駐車料
金自動課金収受決済システムを提供することにある。ま
た、利用者は、特定の駐車場との間に予め利用契約を締
結することなく、全国どこの駐車場でも同様に利用する
ことができ、かつ、自己が予め指定した金融機関の取引
口座より後払いにより駐車場経営者に自動的に決済され
る駐車料金自動課金収受決済システムを提供することに
ある。さらに、利用者の識別情報が記録された、磁気カ
ード又は無線送受信機能を有しないICカード等のID
カードを用いて、ノンストップで入場及び出場ができる
ようにすることを目的とする。さらに、利用者が、駐車
場を私用で利用する場合、及び法人の業務で利用する場
合をそれぞれ区別して、駐車料金を個人の取引口座又は
法人の取引口座から決済されるようにすることを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、次の点を特徴としている。すなわち、車
上無線送受信器と、駐車場装置と、情報処理センター
と、決済処理装置とからなる。前記車上無線送受信器
は、所定の質問信号を受信した時に、利用者識別情報を
含む応答信号を無線送信するものである。前記駐車場装
置は、駐車場の入口に設置された入口装置と、駐車場の
出口に設置された出口装置と、管理装置とからなる。前
記入口装置は、入場する車両を検知したときに、当該車
両に対して所定の質問信号を発信し、受信した応答信号
に含まれる識別情報と当該車両の入場時刻とを入場管理
情報として前記管理装置に送信するものである。前記出
口装置は、出場する車両を検知したときに、当該車両に
対して所定の質問信号を発信し、受信した応答信号に含
まれる識別情報と当該車両の出場時刻とを出場管理情報
として前記管理装置に送信するものである。前記管理装
置は、前記入口装置から受信した入場管理情報を第1記
憶部に記憶するとともに、前記出口装置から受信した出
場管理情報を第2記憶部に記憶し、かつ、第1記憶部よ
り、出場管理情報に含まれる利用者識別情報と一致する
利用者識別情報を含む入場管理情報を読み出して、前記
入場時刻と前記出場時刻に基づいて駐車料金を演算し、
前記利用者識別情報、入場時刻、出場時刻及び駐車料金
に当該駐車場の識別情報を加えて、1台の車両に関する
管理情報として、第3記憶部に駐車場を利用した車両の
管理情報を逐次記憶し、自動的に又は操作に基づいて前
記情報処理センターに送信するものである。前記情報処
理センターは、利用者識別情報及び駐車場識別情報に対
応して決済のため予め指定された金融機関コードデータ
及び口座番号データを記憶する記憶部を有し、各駐車場
の管理装置から前記管理情報を受信した時、それぞれの
管理情報に含まれる利用者識別情報及び駐車場識別情報
をそれに対応する金融機関及び口座番号に変換するとと
もに、それら金融機関コードデータ及び口座番号デー
タ、入場時刻、出場時刻及び駐車料金を決済情報として
金融機関別に編集し、各金融機関の決済処理装置に送信
するものである。前記決済処理装置は、受信した決済情
報に含まれる駐車料金の額を、同決済情報に含まれる利
用者の口座番号から駐車場の口座番号に振替える決済処
理を行うものである。
【0006】上記の構成において、駐車場装置の入口装
置は、車両の入口進入を検知すると質問信号を発信す
る。車上無線送受信器は、質問信号を受信すると利用者
識別情報を含む応答信号を送信する。前記入口装置は、
その応答信号を受信すると、それに含まれる利用者識別
情報と現在時刻である入場時刻とを入場管理情報として
管理装置に送信する。駐車場の出口装置は、車両の出口
進入を検知すると質問信号を発信する。車上無線送受信
器は、質問信号を受信すると利用者識別情報を含む応答
信号を送信する。前記出口装置は、その応答信号に含ま
れる利用者識別情報と、現在時刻である出場時刻とを出
場管理情報として管理装置に送信する。管理装置は、入
口装置から受信した入場管理情報及び出口装置から受信
した出場管理情報をそれぞれ第1記憶部及び第2記憶部
に記憶する。そして、出口装置から出場管理情報を受信
するたびに、それに含まれる利用者識別情報と一致する
利用者識別情報を含む入場管理情報を検索し、一致した
利用者識別情報を含む入場管理情報及び出場管理情報に
含まれている入場時刻及び出場時刻に基づいて駐車料金
を演算し、1台の車両ごとの利用者識別情報、入場時
刻、出場時刻及び駐車料金を管理情報として第3記憶部
に逐次記憶する。管理装置は、所定時刻に又は操作され
た時に、各車両についての管理情報に当該駐車場の識別
情報を加えて、情報処理センターに送信する。情報処理
センターは、管理装置から管理情報を受信した時は、そ
の管理情報に含まれる利用者識別情報及び駐車場識別情
報を金融機関コードデータと口座番号データに変換し、
これらのデータに入場時刻、出場時刻、駐車料金を合わ
せたものを決済情報として各金融機関ごとに編集して、
各金融機関の決済処理装置に送信する。決済処理装置
は、受信した決済情報に含まれる駐車料金の額を各利用
者の取引口座から駐車場の取引口座に振替える決済処理
を行う。
【0007】車上無線送受信器は、無線送受信機能を有
するIC運転免許証であり、利用者識別情報は免許証番
号であることが望ましい。無線送受信機能を有するIC
免許証を用いる場合は、各利用者にそれぞれ唯一無二の
免許証番号を利用者識別情報として利用することがで
き、従って、全国どこで利用する場合にも、利用者識別
情報の混同の恐れがない。
【0008】車上無線送受信器は、少なくとも磁気カー
ド又は無線送受信機能を有しないICカードに記録され
た利用者識別情報を読み取る読取部と、駐車場の入口装
置又は出口装置からが所定質問信号を受信し、かつ、前
記利用者識別情報を含む応答信号を送信する送受信器
と、前記読取部及び送受信器を制御する制御部とを有す
ることことをが望ましい。これにより、各種磁気カード
又はICカード等のIDカードに記録されている識別情
報をそのまま利用者識別情報として利用することができ
る。
【0009】車上無線送受信器は、質問信号を受信した
時に応答信号を送信する無線送受信機能を有する法人カ
ード及び無線送受信機能を有する個人カードであり、駐
車場装置の入口装置及び出口装置は、法人カードが発信
する法人識別情報及び個人カードが発信する個人識別情
報の識別が可能であり、かつ、法人識別情報を最初に受
信した場合は、個人カードを用いて個人識別情報を送信
すべき旨を前記入口装置及び出口装置に備えられた表示
器に表示することが望ましい。また、車上無線送受信器
は、法人識別情報を記録した、磁気カード又は無線送受
信機能を有しないICカードからなる法人カードと、個
人識別情報を記録した、磁気カード又は無線送受信機能
を有しないICカードからなる個人カードを読取って、
それぞれ法人識別情報又は個人識別情報を送信するもの
とし、駐車場装置は、前記法人カードが発信する法人識
別情報及び個人カードが発信する個人識別情報の識別が
可能なものとし、かつ、法人識別情報を最初に受信した
場合は、個人カードを用いて個人識別情報を送信すべき
旨を前記入口装置及び出口装置に備えられた表示器に表
示するように構成することもできる。上記いずれの構成
の場合も、利用者が私用で駐車場を利用する場合は、個
人カードのみを用いればよく、駐車料金は個人の取引口
座から決済される。また、法人の業務で利用する場合
は、法人カードを先に用い、引き続いて個人カードを用
いることにより、駐車料金は法人の取引口座から決済さ
れる。利用者が法人である場合も、個人カードを併用す
るので、当該法人の誰が駐車場を利用したかを知ること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図示された実施例の場合に基づいて説明する。図1
は、本発明に係る駐車料金自動課金収受決済システムの
概略構成を一つの駐車場に焦点を当てて概念的に示す平
面図であり、図2は車上無線送受信器の一例を示すブロ
ック図、図3は同車上無線送受信器の動作を説明するフ
ローチャートである。
【0011】本発明に係る駐車料金自動課金収受決済シ
ステムを運用するためには、車両Vの必要装置として、
車上無線送受信器1が備えられる。また、駐車場Pに
は、入口INに入口装置2が、出口OUTに出口装置3
が設けられ、入口装置側、出口装置側又は、任意の位置
に、管理装置4が設置される。さらに、各駐車場と各金
融機関の間に、管理装置4から送信される管理情報を処
理するための情報処理センター5が設けられ、さらに、
金融機関には、その情報処理センター5から決済情報を
受信して、決済処理するための決済処理装置6が設置さ
れる。以下に、各構成要素1〜6について、順次説明す
る。
【0012】車両に搭載される車上無線送受信器1は、
車両が駐車場の入口又は出口に進入したときに、入口装
置2又は出口装置3の要求に基づいて、駐車料金の支払
いに責任を負う者、すなわち、利用者の識別情報(以
下、IDデータという場合がある。)を、その入口装置
又は出口装置に無線送信するものである。このような車
上無線送受信器1には、入口装置2及び出口装置3に備
えられている後述されるインタロゲータとの間で無線通
信が可能な近接式又は遠隔式無線通信機能を有するIC
カードを用いることができる。
【0013】利用者の識別情報は、他の利用者の識別情
報と重複しない唯一無二の情報であり、日本全国どこの
駐車場を利用する場合にも、共通に用いうる情報である
ことが望ましい。利用者が個人である場合は、そのよう
な利用者識別情報として最も好ましいのは、運転免許証
に記録されている免許証番号である。免許証番号は、運
転免許証(媒体)に記録され、光学的又は電気的に読取
可能であり、免許証が無線送信機能を有するICカード
で構成されている場合は、そのICカード免許証自体を
車上無線送受信器として用いることができるからであ
る。その他、国民健康保険や社会健康保険の被保険者番
号や納税者番号などの統一番号を利用者識別情報に用い
ることも考えられる。あるいは、完全に独立した一つの
ICカード発行主体が発行する、全国的に統一されたフ
ォーマットを有する識別情報を発信するICカードを用
いることも良い。
【0014】図2は、ICカードで構成された車上無線
送受信器の構成の一例を示す。図3は、その作用説明図
である。同図においてSと数字の結合の符号は、ステッ
プを意味する。以下、同じ。車両Vが利用しようとする
駐車場の入口に接近した時、電源スイッチ11をONす
ると、電源12が制御部であるCPU13、記憶部であ
るRAM14、ROM15及び送受信器16に接続さ
れ、CPU13は、ROM13に格納されているプログ
ラムの実行を開始し、図3に示すように、まず、送受信
器16が所定の質問信号を受信したかを監視し(S3
1)、受信した時は、ROM14に記憶されている利用
者識別情報を読出して(S32)、送受信器16からそ
のIDデータを含む応答信号を電波で発信(S33)す
るようになっている。
【0015】免許証番号のように、全国共通に使用し得
る統一化された識別情報を記録したICカードの普及率
が高くない現状では、全ての車両に無線通信機能を備え
たICカードの搭載を期待することには、困難である。
しかし、無線通信機能を有しないIC免許証カード、キ
ャッシュカード、クレジットカード、各種会員カードな
どは、当該カードの所有者の識別情報がそれぞれ所定の
フォーマットに従って記録されている媒体(以下、ID
カードという)である。従って、本発明の重要な構成要
素の一つである車上無線送受信器は、これらの無線通信
機能を有しないIDカードから識別情報を読み取って、
無線発信する形態のものとすることもできる。
【0016】図4は、このような車上無線送受信器1E
の一例を示す。図5及び図6は、その作用説明図であ
る。図4において、Cは識別情報が記録されたIDカー
ドであり、車上無線送受信器1Eは、図2のものと同様
に、電源スイッチ11、電源12、CPU13、RAM
14、ROM15及び送受信器16を有するほか、ID
カードCから識別情報を読み取る読取部17を有してい
る。そして、図5(イ)に示すように、電源投入後、I
DカードCを挿入して(S51でY)、そのIDカード
に記録されている識別情報を読取部17により読取って
RAM14に格納し(S52)、送受信器16を介して
質問信号を受信した時(S53でY)に、RAM14か
らその識別情報を読出して送受信器16から発信する
(S54)ようになっている。あるいは、車上無線送受
信器1Eに、表示器(図示省略)を付加することによ
り、図5(ロ)に示すように、電源投入に引き続き、質
問信号を受信したか否かを監視し(S55)、受信した
時にIDカードを挿入すべき旨を表示器に表示してカー
ドの挿入を促し(S52)、カードが挿入された場合
(S57でY)に、識別情報を読取って送信(S58)
するようにしても良い。
【0017】駐車場の利用者には、私用で利用する者
(個人)と、法人などの業務で利用する者(法人)とが
あり、従って、駐車料金の決済を利用者が指定する金融
機関の所定取引口座から駐車場経営者が指定する金融機
関の所定取引口座への振替えにより決済を行う場合は、
その時々の利用者が個人であるか、法人であるかを識別
する必要がある。この見地から、好ましい実施例では、
図4の車上無線送受信器1Eは、挿入されるIDカード
Cから読取った個人識別情報と、法人識別情報のいずれ
をも送信することができる。そして、図6に示すよう
に、挿入されたカードが法人用IDカード(以下、法人
カードという)か、個人用IDカード(以下、個人カー
ドという)かを、そのIDカードに記録されているデー
タから判定し(S61〜63)、最初に挿入したIDカ
ードが法人カードである場合(S63でY)は、読取り
時にRAM14に格納したデータを読出して識別に有効
な情報(ID1)を抽出する応答情報編集を行い、その
法人識別情報(ID1)をRAM14に記憶(S64)
した後、2枚目のカードが挿入された場合に、そのカー
ドが個人カードである場合(S63でN)は、同様にそ
のカードから読取ったデータから識別に有効な情報すな
わち、個人識別情報(ID2)を抽出する編集を行い、
RAM14に格納する(S65)。そして、車両が駐車
場の入口又は出口に接近して質問信号を受信した時(S
66でY)は、前記RAM14に格納した利用者識別情
報(ID1,ID2)を読出し、その利用者識別情報を
含む応答信号を送信する(S67)ようになっている。
【0018】なお、法人カードには、特定の法人を表す
唯一無二の識別情報(ID1)、例えば、法務局の商業
登記簿に登録されている法人、及び法人でない社団など
に一定の規則に従って付けた統一番号(法人番号)など
が記録されている。
【0019】このように、駐車場を業務で利用する場合
は、先に法人カードを挿入して法人識別情報を読取って
記憶させ(S61,62)、続いて、個人カードを挿入
して個人識別情報を読取って記憶させれば、質問信号の
受信時(S66でY)に、法人識別情報と個人識別情報
とを読出して、これらを含む応答信号を送信する(S6
7)ようになっている。駐車場の利用者が法人である場
合は、法人カードを先に、個人カードを後に用いること
により、法人の誰が駐車場を利用したかを識別すること
ができる。これに対して、私用で駐車場を利用する場合
は、個人カードのみを読取らせて、個人識別情報を含む
応答信号を送信することとなる。
【0020】上記の例では、車上無線送受信器1Eが、
カードに記録されている情報から法人カードか個人カー
ドかを判定する機能を有する場合である。しかし、この
ような判定機能を備える場合は、使用し得るカードの種
類が増えるに連れて、ROM15の判定基準データの記
憶容量が大きくなり、コストアップと大型化を招くの
で、使用し得るカードの種類が多い場合にも対応できる
ためには、駐車場装置側に判定基準データを格納するこ
とが望ましい。
【0021】その場合は、図7に示すように、車上無線
送受信器1Eから1枚のカードから識別情報の読取り送
信を行う都度(S71〜S74)に、駐車場装置側にお
いて法人カードか個人カードかの判定を行い、最初に読
取ったカードが個人カードである場合は、ステップ75
に示すように、OK信号を車上無線送受信器1Eに送信
させ、OK信号を受信しない時(S75でN)、すなわ
ち、最初に挿入されたカードが法人カードである場合
は、ステップ71に戻って、引き続き、個人カードの挿
入を促すようにすることが望ましい。
【0022】続いて、駐車場に設置される装置の構成に
ついて、説明する。駐車場には、図1に示すように、入
口装置2と、出口装置3と、管理装置4とが設置され
る。
【0023】入口装置2は、図8に詳細を示すように、
駐車場の入口に設けられた進入・退出検知用のカーセン
サ(車両検知器)21と、コントローラ(制御部)22
と、インタロゲータ(電波式質問受発信器)23と、メ
ッセージボード(案内表示器)24と、ゲート(車両進
入阻止装置)25と、送信器26と、入場検知用のカー
センサ27とから構成されている。ゲート25は、省略
することもできる。
【0024】カーセンサ21は、入口に進入し、又は後
退する車両を検知するものであり、光電式、電磁結合
式、重量式、テレビカメラによる画像を処理する画像処
理式などのいずれでも良い。前述した車上無線送受信器
を搭載していない車両が入場しようとして、この入口装
置により入場を阻止された場合に、その車両が退出した
ことを検知するため、カーセンサ21は、進入と後退の
識別が可能なものであることが好ましい。カーセンサ2
1が車両の進入を検知した時に出力する検知信号aは、
コントローラ22に与えられる。
【0025】コントローラ22は、CPU221 と、R
OM222 と、RAM223 とを有する。CPU221
は、ROM222 に格納されているシステムプログラム
の実行により、カーセンサ21からの検知信号aの有無
の監視、後述されるインタロゲータ23、メッセージボ
ード24及びゲート25に対する制御駆動を行い、ま
た、インタロゲータ23からの応答信号b´の適否判定
を行い、入場を許容した各車両について、そのIDデー
タと入場時刻の記憶を行い、車両の入場検知に基づいて
IDデータと入場時刻を入場管理情報として送信器26
に送信させるものである。入場時刻は時計手段が出力し
ている現在時刻を用いる。
【0026】インタロゲータ23は、無線式受発信器で
構成され、コントローラ22からの制御信号bにより、
所定周波数で構成された質問信号cを入口に進入した車
両Vに向けて無線で発信するとともに、その時点より所
定時間、その車両からの応答信号c´の受信を待機す
る。そして、応答信号を受信すると、それをコントロー
ラ22に与えるようになっている。
【0027】メッセージボード24は、記憶部と表示部
と(いずれも図示省略)で構成され、表示部は入口に進
入した車両Vの乗員に見易い位置に設置されている。コ
ントローラ22からの制御信号(選択信号)dに基づい
て記憶部に記憶されている表示文の中から指定されたも
のを選択して、表示部に表示するか、又は、コントロー
ラ22がROMに格納されている表示文の内、前記応答
信号c´の適否の結果に対応するものを読み出し、メッ
セージボードに転送したものを表示部に表示するように
なっている。
【0028】ゲート25は、コントローラ22から与え
られる制御信号eに基づいて、入口に進入した車両の駐
車場への入場の許容又は阻止を行うものである。既知の
構成を有するゲート、例えば、路面から上方に出没する
ロッド、路面に静置された状態から一定の高さまで上昇
して緊張された状態との間を昇降されるチェーンもしく
はロープ、又は一定の高さで直立状態と水平状態との間
を回動される片持ちバー(腕木)等、物理的阻止機能を
有するものが用いられる。ゲート25は、ノーマルクロ
ーズタイプ(コントローラ22から入場許容の際の制御
信号が与えられるまでは進入を阻止する状態に保持され
るタイプ)であることが、望ましい。ノーマルクローズ
タイプである場合は、入口に進入した車両が無線交信の
検査に合格したのでゲートが開放されたものと、運転手
に認識させる効果が期待され、従って、所定の車上無線
送受信器を所持する車両のみが入場でき、それ以外の車
両は入場できないという学習効果を期待することができ
る。これに対して、ノーマルオープンタイプ(コントロ
ーラ22から入場阻止の際の制御信号が与えられるまで
は進入を許容する状態に保持されるタイプ)の場合は、
所定の車上無線送受信器を所持しない車両の運転手に強
行入場を企てる動機を与える可能性がある。
【0029】送信器26は、コントローラ22から与え
られるIDデータと入場時刻データを管理装置4に送信
するものである。
【0030】入口装置2の上記CPUによる作用を、図
9に基づいて説明する。コントローラ22のCPU22
1 は、カーセンサ21からの検知信号aの有無を調べ
て、入口に車両が進入したか否かを常時監視している
(S91)。検知信号を入力した時は、インタロゲータ
23に制御信号bを与えて、所定の質問信号cを無線で
発信させるとともに、その質問信号に対応する応答信号
c´を受信させる(S92)。従って、駐車場の入口に
所定の車上無線送受信器1又は1Eを搭載した車両が進
入した場合は、その車上無線送受信器は前記質問信号を
受信したことに対応して、IDデータ(個人識別情報の
み、又は法人識別情報と個人識別情報)を含む応答信号
c´を発信する。
【0031】インタロゲータ23は受信した応答信号
(IDデータ)をコントローラ22のCPU221 に与
える。CPU221 は、IDデータを受信した場合(S
93においてY)は、その受信したIDデータをRAM
223 に格納する(S94)。
【0032】CPU221 は、IDデータを格納すると
共に、入場許容信号をメッセージボード24に与える。
メッセージボードは、これに基づいて、その表示部に入
場が可能である旨、例えば、『ようこそ、お入り下さ
い。』を表示して、その車両Vに対して入場を促す(S
95)。これと同時に、CPU221 は、入場許容信号
をゲート25にも与えてゲートを開け、その車両が駐車
場Pに入場できる状態にする(S96)。
【0033】好ましい実施例では、ゲート25の直後に
も車両の入場を検知するためのカーセンサ27が設置さ
れ、CPU221 は車両が一定時間以内に入場したか否
かを監視しており(S97,S98)、一定時間以内に
入場を検知した場合(S97においてY)は、ゲート2
5を再び閉める(S99)。また、その入場した車両に
ついて、先にRAM223 に格納したIDデータと、入
場した時点の現在時刻である入場時刻とを、入場管理情
報として、管理装置4に送信する(S99)。このID
データと入場時刻の送信をもって、入口装置の入場した
車両に対応する通信制御及び情報処理が終了する。
【0034】ゲート25が開放して入場許容動作(S9
6)をしても、一定時間以内にカーセンサ27により車
両の入場が検知されない場合は(S97においてN、S
98においてY)、ステップS913にジャンプし、カ
ーセンサ21からの退出検知信号の有無を監視し、退出
検知信号を入力した場合は、ゲート25を閉めた後、R
AM223 に記憶された管理情報(入場時刻とIDデー
タ)を消去して(S914)、その車両に対応する制御
及び情報処理を終了する。
【0035】ステップS93において、車両の入口進入
を検知した時点から一定時間以内にIDデータを受信し
なかった時(S93においてN、S910においてY)
は、その車両が所定のIDカードを有していないものと
判断して、メッセージボード24に入場阻止信号が与え
られ、これに基づいて、メッセージボードの表示部に入
場ができない旨、例えば、『IDカードの判定ができま
せん』、あるいは、『IDカードがないとご利用できま
せん』などが表示される(S911)。また、このとき
は、ゲート25には入場許容信号が与えられないので、
ゲート25が開けられない。従って、その車両は駐車場
に入場することができない。そして、カーセンサ21か
ら退出検知信号を入力したこと(S913においてY)
に基づいて、RAM223 に記憶された入場管理情報を
消去してその車両に対応する制御及び情報処理を終了す
る。
【0036】次に、出口装置3について、図1と図10
に基づいて説明する。出口装置3は、基本的には、入口
装置2と同様の構成を有する。すなわち、進入・退出検
知用のカーセンサと、コントローラと、インタロゲータ
と、メッセージボードと、ゲートと、送受信器と、出場
検知用のカーセンサとからなる。上記各構成要素の車両
の出場時進行方向に沿った配置順序は、入口装置2にお
ける各構成要素21〜27の車両の入場時進行方向に沿
った配置順序と同一である。図1では、簡明のために、
入口装置2及び出口装置3がそれぞれ1台しか示されて
いないが、実際は、入口装置及び出口装置はそれぞれ複
数台ずつ設置されて、それぞれ管理装置4に電気的に接
続されている。
【0037】以下には、出口装置の入口装置と異なる点
についてのみ、簡単に説明する。出口装置3におけるコ
ントローラは、インタロゲータが出場しようとする車両
の車上無線送受信器からIDデータを受信した時は(S
101,S102,S103のY)、これをRAMに格
納(S104)した後、そのIDデータとCPUの時計
手段が出力している現在時刻である出場時刻とを出場管
理情報として管理装置4に転送する(S105)。
【0038】出口装置3のコントローラは、出場しよう
とする車両について駐車料金データを管理装置4から受
信する(S106でY)と、駐車料金をRAMに格納し
た後、メッセージボードに対して駐車料金の額と出場可
能である旨の情報、例えば、『駐車料金XXX円 ご利
用ありがとうございました。』を表示させる。また、ゲ
ートに出場許容信号(制御信号)を与えて、ゲートを開
けさせる(S107)。ゲートの直後にも車両の出場を
検知するためのカーセンサが設けてあり、出場許容信号
を与えてから一定時間以内に出場を検知した場合(S1
08,S109)は、その旨を管理装置4に送信する
(S1010)。
【0039】しかし、一定時間以内に出場を検知しない
場合(S109でY)は、進入・退出検知用カーセンサ
が車両の後退を検知したか否かを監視し(S101
4)、退出を検知した時は、その旨を管理装置4に送信
する(S1015)。すなわち、再び駐車場に戻った車
両に対しては、その後に再び出口に進行したときに、改
めてIDデータ及び出場時刻データが管理装置に送信さ
れ、管理装置4において、駐車料金が計算され、確実に
出場したときに、その駐車料金が管理装置4において用
いられる。従って、駐車料金を計算させた後、再び駐車
場に戻って不正な方法で駐車を継続することや、出場仕
掛けた時に突然に駐車を継続する必要が生じた場合に、
巧妙に対応することができる。
【0040】管理装置4は、図11に示すように、制御
部であるCPU41と、記憶部であるRAM42、RO
M43と、及び送受信器44とを有している。ROM4
3には、システムプログラムのほか、当該駐車場の識別
情報(ID3)が記憶されている。駐車場の識別情報
(ID3)は、他のいずれの駐車場の識別情報とも混同
しないものである必要がある。そのような識別情報とし
ては、日本国内に存在する全ての駐車場をコード化し
て、そのコードを用いることが望ましい。コードの構成
例として、全国自治体コードを利用し、日本国内に存在
する全ての駐車場の所在位置(東経及び緯度)をコード
化し、全国自治体コードに駐車場所在位置コードを枝番
号として付加したものを用いることができる。
【0041】そして、管理装置4は、入口装置2から一
つの入場管理情報を受信すると、これを第1記憶部42
1に格納し、また、出口装置3から一つの出場管理情報
を受信すると、これを第2記憶部422に格納する。ま
た、一つの出場管理情報を受信すると、引き続いて、第
1記憶部421に記憶してあるIDデータの中から、出
口装置から転送されてきたIDデータと一致するものを
探し出し、一致したIDデータとともに第1記憶部42
1に記憶されている入場時刻及び第2記憶部422にそ
のIDデータとともに記憶されている出場時刻に基づい
て、その車両の駐車時間を演算し、かつ、その駐車時間
に基づいて駐車料金を計算する。そして、その決算結果
を第3記憶部423の管理情報ファイルに格納する。管
理情報ファイルには、1台の車両ごとに、IDデータ、
入場時刻、出場時刻、駐車料金が一纏まりの管理情報と
して格納される。そして、管理装置4に蓄積された各車
両についての管理情報が、所定時刻に自動的に、又は操
作に基づいて、読み出されて、情報処理センター5に転
送されるようになっている。
【0042】情報処理センター5は、図12に例示する
ように、制御部であるCPU51斗、記憶部であるRO
M52及びRAM53と、外部記憶装置54と、受信部
55及び送信部56とからなっている。
【0043】駐車場を利用したい者が予めその識別情報
と駐車料金決済のための金融機関及び取引口座番号の届
出を受付け、また、駐車場経営体も予めその識別情報と
駐車料金収受のための金融機関及び取引口座番号の届出
を受付ける。その届出に基づいて、外部記憶装置54に
格納される。外部記憶装置54は、個々の利用者識別情
報と、その利用者が駐車料金の支払い決済のために予め
指定した金融機関のコードデータ及び口座番号データを
1対1に対応させて格納した利用者変換テーブル、及び
各駐車場の経営体が駐車料金の収受決済のために予め指
定した金融機関のコードデータ及び口座番号データを1
対1に対応させて格納した駐車場変換テーブルを有して
いる。利用者変換テーブルは、利用者が個人である場合
の個人利用者変換テーブル(第1テーブルという)と、
利用者が法人である場合の法人利用者変換テーブル(第
2テーブルという)とに分けてある。駐車場変換テーブ
ルを第3テーブルという。受信部55は、各駐車場の管
理装置4からの管理情報を受信するものであり、送信部
56は、各金融機関の決済処理装置6に決済情報を送信
するためのものである。
【0044】そして、CPU51は、図13に示すよう
に、受信部から管理情報を受信すると(S131におい
てY)、これをRAM53の所定エリアに格納した後、
その管理情報に含まれる最初の利用者識別情報が個人識
別情報(ID2)か否かを、そのデータから判定する
(S132)。駐車場利用者が個人カードを用いた場合
は、管理情報には法人識別情報が含まれていないので、
ステップ133に進み、その受信した利用者識別情報に
基いてCPUは、外部記憶装置54の第1テーブル54
1から同一の識別情報を探し、その利用者の指定金融機
関のコードデータ及び口座番号データを検索して、RA
M53の所定エリアに格納する。駐車場利用者が法人カ
ードと個人カードを用いた場合は、管理情報には法人識
別情報(ID1)と個人識別情報(ID2)がこの順序
で含まれているので、ステップ132から134に進
み、第2テーブル542から同様にして、利用者の指定
金融機関のコードデータ及び口座番号データを検索し
て、RAM53の所定エリアに格納する。
【0045】いずれの場合も、利用者テーブルの検索を
終了した後は、引き続いて、受信した管理情報に付加さ
れた駐車場識別情報(ID3)に基いて、第3テーブル
543から、その駐車場の指定金融機関のコードデータ
及び口座番号データを検索し、これもRAM53の所定
エリアに格納する(S135)。
【0046】上記の各利用者及び駐車場経営体の識別情
報ID1,ID2,ID3をそれぞれの指定金融機関の
コードデータ及び口座番号データに変換した後、CPU
51は、決済情報編集ルーチン(S136)を実行す
る。すなわち、上記RAMの各所定エリアに格納された
情報に基いて、1台の車両単位に、図14に例示するよ
うに、利用者の指定金融機関コードデータと口座番号デ
ータ、駐車場経営体の指定金融機関コードデータと口座
番号データ、駐車料金の金額データ、入場時刻データ及
び出場時刻データ、並びに指定決済日データを構成要素
とする決済情報を所定のフォーマットに従って、各金融
機関別に作成する編集を行い、RAM53の他の部分に
逐次格納する(S136)。そして、送信要求があった
とき(S137においてY)、例えば、振替依頼を入力
したとき、又は、指定時刻になったとき、あるいは、金
融機関側からのポーリングに基いて、前記RAM53か
ら決済情報を読出して、それぞれの金融機関の決済処理
装置6に送信するようになっている。また、図13には
示されていないが、決済通知命令を入力したときは、上
記決済情報を用いて決済通知書が印刷され、当該決済に
係る利用者及び駐車場に、発送される。印刷物の発送に
代えて、指定されたコンピュータ通信アドレスに電子報
告を行う場合もある。
【0047】各金融機関に設置されている決済処理装置
6は、情報処理センター5から決済情報を受信したとき
は、その決済情報に含まれる利用者の口座番号データ、
駐車場経営体の口座番号データ及び駐車料金の金額デー
タに基いて、前者の口座番号から後者の口座番号に前記
金額を振替える決済処理を行うものである。利用者及び
駐車場経営体のいずれにも、決済内容を、預貯金通帳又
は決済報告書から知ることができるように、決済処理装
置は、利用者の取引原簿には、駐車場名、入場時刻、出
場時刻、駐車料金の金額を記録し、また、駐車場経営体
の取引原簿には、駐車場名、利用者名、入場時刻、出場
時刻、駐車料金の金額を記録することが望ましい。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、駐車場
を利用する場合は、ノンストップで車両を駐車場内に走
行して駐車することができ、また、ノンストップで駐車
場から出ることができるので、入口や出口での渋滞を招
くことなく、円滑に入場・出場することができる。従っ
て、駐車場の円滑な利用が可能である。また、駐車料金
の決済が自動的に行われるので、利用者も駐車場経営者
も、現金の携帯、金額の確認、現金の回収、搬送、預け
入れなどの、労力がかかるばかりでなく、危険が伴う作
業が一切不要であり、後日の駐車料金の請求、集金など
が不要である。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、全国
共通の識別情報を用いて管理情報及び決済情報を作成し
て、駐車場利用者の管理及び駐車料金の決済を行うの
で、利用者は、特定の駐車場との間に予め利用契約を締
結することなく、全国どこの駐車場でも同様に利用する
ことができ、かつ、自己が予め指定した金融機関から自
動決済される。
【0050】さらに、請求項3記載の発明によれば、利
用者の識別情報が記録された、磁気カード又は無線送受
信機能を有しないICカード等のIDカードを用いて、
ノンストップで入場及び出場ができる。
【0051】さらに、請求項4及び5記載の発明によれ
ば、利用者が駐車場を私用で利用する場合、及び法人の
業務で利用する場合をそれぞれ区別して、駐車料金を個
人の取引口座又は法人の取引口座から決済されるので、
私用と業務用とを区別して駐車料金の決済を行うことが
できて、合理的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車料金自動課金収受決済システ
ムの概略構成を一つの駐車場に焦点を当てて概念的に示
す平面図である。
【図2】車上無線送受信器の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】車上無線送受信器の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】車上無線送受信器の一例を示すブロック図であ
る。
【図5】車上無線送受信器の作用の一例を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】車上無線送受信器の他の例の作用を説明するフ
ローチャートである。
【図7】車上無線送受信器のさらに他の例の作用を説明
するフローチャートである。
【図8】入口装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図9】入口装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図10】出口装置の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図11】管理装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図12】情報処理センターの構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図13】情報処理センターの動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
P 駐車場 V 車両 1 車上無線送受信器 2 入口装置 3 出口装置 4 管理装置 5 情報処理センター 6 決済処理装置
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車料金自動課金収受決済システ
ムの概略構成を一つの駐車場に焦点を当てて概念的に示
す平面図である。
【図2】車上無線送受信器の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】車上無線送受信器の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】車上無線送受信器の一例を示すブロック図であ
る。
【図5】車上無線送受信器の作用の一例を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】車上無線送受信器の他の例の作用を説明するフ
ローチャートである。
【図7】車上無線送受信器のさらに他の例の作用を説明
するフローチャートである。
【図8】入口装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図9】入口装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図10】出口装置の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図11】管理装置の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図12】情報処理センターの構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図13】情報処理センターの動作を説明するフローチ
ャートである。
【図14】情報処理センターから金融機関に送信される
決済情報のデータ構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】 P 駐車場 V 車両 1 車上無線送受信器 2 入口装置 3 出口装置 4 管理装置 5 情報処理センター 6 決済処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/08 G06F 15/21 E H04B 1/59 G07F 7/08 S H04Q 7/38 H04B 7/26 109J

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車上無線送受信器と、駐車場装置と、情
    報処理センターと、決済処理装置とからなり、 前記車上無線送受信器は、所定の質問信号を受信した時
    に、利用者識別情報を含む応答信号を無線送信するもの
    であり、 前記駐車場装置は、駐車場の入口に設置された入口装置
    と、前記駐車場の出口に設置された出口装置と、管理装
    置とからなり、 前記入口装置は、入場する車両を検知したときに、当該
    車両に対して所定の質問信号を発信し、受信した応答信
    号に含まれる識別情報と当該車両の入場時刻とを入場管
    理情報として前記管理装置に送信するものであり、 前記出口装置は、出場する車両を検知したときに、当該
    車両に対して所定の質問信号を発信し、受信した応答信
    号に含まれる識別情報と当該車両の出場時刻とを出場管
    理情報として前記管理装置に送信するものであり、 前記管理装置は、前記入口装置から受信した入場管理情
    報を第1記憶部に記憶するとともに、前記出口装置から
    受信した出場管理情報を第2記憶部に記憶し、かつ、第
    1記憶部より、出場管理情報に含まれる利用者識別情報
    と一致する利用者識別情報を含む入場管理情報を読出し
    て、その入場管理情報及び出場管理情報に含まれる入場
    時刻と出場時刻に基づいて駐車料金を演算し、1台の車
    両ごとの利用者識別情報、入場時刻、出場時刻及び駐車
    料金に当該駐車場の識別情報を加えて各車両についての
    管理情報として、第3記憶部に前記駐車場を利用した車
    両の管理情報を逐次記憶し、自動的に又は操作に基づい
    て前記情報処理センターに送信するものであり、 前記情報処理センターは、利用者識別情報及び駐車場識
    別情報に対応して決済のため予め指定された金融機関の
    コードデータ及び口座番号データを記憶する記憶部を有
    し、各駐車場の管理装置から管理情報を受信した時、そ
    れぞれの管理情報に含まれる利用者識別情報及び駐車場
    識別情報をそれに対応する金融機関及び口座番号に変換
    するとともに、それら金融機関コードデータ及び口座番
    号データ、入場時刻、出場時刻及び駐車料金を決済情報
    として金融機関別に編集し、各金融機関の決済処理装置
    に送信するものであり、 前記決済処理装置は、受信した決済情報に含まれる駐車
    料金の額を、同決済情報に含まれる利用者の口座番号か
    ら駐車場の口座番号に振替える決済処理を行うものであ
    る、 ことを特徴とする駐車料金自動課金収受決済システム。
  2. 【請求項2】 車上無線送受信器は、無線送受信機能を
    有するICカード構成の免許証であり、利用者識別情報
    は免許証番号であることを特徴とする請求項1記載の駐
    車料金自動課金収受決済システム。
  3. 【請求項3】 車上無線送受信器は、少なくとも磁気カ
    ード又は無線送受信機能を有しないICカードに記録さ
    れた利用者識別情報を読み取る読取部と、駐車場の入口
    装置又は出口装置からが所定質問信号を受信し、かつ、
    前記利用者識別情報を含む応答信号を送信する送受信器
    と、前記読取部及び送受信器を制御する制御部とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の駐車料金自動課金収
    受決済システム。
  4. 【請求項4】 車上無線送受信器は、質問信号を受信し
    た時に法人識別情報を含む応答信号を送信する、無線送
    受信機能を有する法人カードと質問信号を受信した時に
    個人識別情報を含む応答信号を送信する、無線送受信機
    能を有する個人カードとで構成され、 駐車場装置は、前記車上無線送受信器から受信する法人
    識別情報及び個人識別情報の識別が可能であり、かつ、
    法人識別情報を最初に受信した場合は、個人カードを用
    いて個人識別情報を送信すべき旨を、入口装置又は出口
    装置に備えられた表示器に表示することを特徴とする請
    求項1記載の駐車料金自動課金収受決済システム。
  5. 【請求項5】 車上無線送受信器は、法人識別情報を記
    録した、磁気カードもしくは無線送受信機能を有しない
    ICカードからなる法人カード、又は、個人識別情報を
    記録した、磁気カードもしくは無線送受信機能を有しな
    いICカードからなる個人カードを読取って、それぞれ
    法人識別情報又は個人識別情報を送信するものであり、 駐車場装置は、前記車上無線送受信器から受信する法人
    識別情報及び個人識別情報の識別が可能であり、かつ、
    法人識別情報を最初に受信した場合は、個人カードを用
    いて個人識別情報を送信すべき旨を入口装置又は出口装
    置に備えられた表示器に表示することを特徴とする請求
    項1記載の駐車料金自動課金収受決済システム。
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