JPH1039048A - 太陽電池を備える時計の文字板およびその製造方法 - Google Patents

太陽電池を備える時計の文字板およびその製造方法

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JPH1039048A
JPH1039048A JP19617796A JP19617796A JPH1039048A JP H1039048 A JPH1039048 A JP H1039048A JP 19617796 A JP19617796 A JP 19617796A JP 19617796 A JP19617796 A JP 19617796A JP H1039048 A JPH1039048 A JP H1039048A
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JP
Japan
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substrate
solar cell
movement
windshield
covering member
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JP19617796A
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English (en)
Inventor
Akira Azuma
晃 東
Takashi Toida
孝志 戸井田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費者の多様な要求を満足させることが可能
な太陽電池を備える時計の文字板の構造とこの構造を形
成するための製造方法とを提供すること。 【解決手段】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
覆部材17とを備え、被覆部材17は基板11と装飾部
材43とを有し、基板11はセラミックスからなり、基
板11に段差部を設け、この段差部に装飾部材43を設
ける太陽電池を備える時計の文字板およびその製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池を備える時
計の時刻表示手段である文字板の構造とこの構造を形成
するための製造方法とに関し、とくに太陽電池の受光面
側に設ける被覆部材の構造とこの構造を形成するための
製造方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、時計の国際的流通にともない、サ
イズや起電力などの電池の形式が異なる国においても、
半永久的に使用することができる時計(ウオッチ)の需
要が高まりつつある。光照射によって起電力が発生する
太陽電池をエネルギー源とする太陽電池を備える時計
は、この要求に応じることが可能な時計として、その販
路を急速に拡大している。しかも太陽電池を備える時計
は、電池交換を行う必要がないため、使用ずみ電池の廃
棄による環境汚染という重大な問題を生じることもな
く、国際的な環境保護の観点から注目されている。
【0003】さて一般に、太陽電池を有する時計用文字
板における太陽電池は、光を吸収して発電を行う関係
上、風防ガラスの下面の文字板に、外から見えるような
構造で使用するのが、従来の構成となっている。このよ
うな構成では、太陽電池が独特の濃紫の色を有するた
め、時計としての外観的な調和をとろうとすると、文字
板の色やデザインを大きな制約を受けることになり、装
飾品としての価値を落としている。
【0004】そこで太陽電池の受光面側を覆い隠す被覆
部材を太陽電池上に配置して、太陽電池を見えなくする
ことが提案されている。この被覆部材は、セラミックス
材料やプラスチック材料やガラスのような透光性を有す
る材料で構成する。
【0005】そしてこの被覆部材は、被覆部材に照射さ
れる光の1/4から2/3の光は透過して太陽電池に照
射されて、時計を駆動するための起電力が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような手段
では、セラミックス材料やプラスチック材料やガラスの
ような透光性を有する材料を、被覆部材上面の全面に配
置するように構成している。このため太陽電池を備える
時計文字板のデザインが限定され、消費者の多様な要求
を満足させることが難しい。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決して、消
費者の多様な要求を満足させることが可能な太陽電池を
備える時計の文字板の構造とこの構造を形成するための
製造方法とを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の太陽電池を備える時計における文字板の構
造とその製造方法は、下記記載の手段を採用する。
【0009】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板に段差部を設け、この段
差部に装飾部材を設けることを特徴とする。
【0010】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の外周部に段差部を設
け、この段差部に装飾部材を設けることを特徴とする。
【0011】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の内周部に段差部を設
け、この段差部に装飾部材を設けることを特徴とする。
【0012】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板に段差部を設けしかも段
差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設け
ることを特徴とする。
【0013】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の外周部に段差部を設け
しかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部
材を設けることを特徴とする。
【0014】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の内周部に段差部を設け
しかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部
材を設けることを特徴とする。
【0015】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板に段差部を設け、この段
差部に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは別部材で構
成することを特徴とする。
【0016】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の外周部に段差部を設
け、この段差部に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは
別部材で構成することを特徴とする。
【0017】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の内周部に段差部を設
け、この段差部に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは
別部材で構成することを特徴とする。
【0018】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板に段差部を設けしかも段
差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設
け、基板と装飾部材とは別部材で構成することを特徴と
する。
【0019】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の外周部に段差部を設け
しかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部
材を設け、基板と装飾部材とは別部材で構成することを
特徴とする。
【0020】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の内周部に段差部を設け
しかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部
材を設け、基板と装飾部材とは別部材で構成することを
特徴とする。
【0021】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板に段差部を設け、この段
差部に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは色調が異な
る部材で構成することを特徴とする。
【0022】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の外周部に段差部を設
け、この段差部に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは
色調が異なる部材で構成することを特徴とする。
【0023】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の内周部に段差部を設
け、この段差部に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは
色調が異なる部材で構成することを特徴とする。
【0024】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板に段差部を設けしかも段
差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設
け、基板と装飾部材とは色調が異なる部材で構成するこ
とを特徴とする。
【0025】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の外周部に段差部を設け
しかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部
材を設け、基板と装飾部材とは色調が異なる部材で構成
することを特徴とする。
【0026】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
はセラミックスからなり、基板の内周部に段差部を設け
しかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部
材を設け、基板と装飾部材とは色調が異なる部材で構成
することを特徴とする。
【0027】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
は受光面側がラップ面であるセラミックスからなり、基
板に段差部を設け、この段差部に装飾部材を設けること
を特徴とする。
【0028】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、この
基板は受光面側がラップ面であるセラミックスからな
り、基板の外周部に段差部を設け、この段差部に装飾部
材を設けることを特徴とする。
【0029】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、この
基板は受光面側がラップ面であるセラミックスからな
り、基板の内周部に段差部を設け、この段差部に装飾部
材を設けることを特徴とする。
【0030】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
は受光面側がラップ面であるセラミックスからなり、基
板に段差部を設けしかも段差部の隅部に丸みをもち、こ
の段差部に装飾部材を設けることを特徴とする。
【0031】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、この
基板は受光面側がラップ面であるセラミックスからな
り、基板の外周部に段差部を設けしかも段差部の隅部に
丸みをもち、この段差部に装飾部材を設けることを特徴
とする。
【0032】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、この
基板は受光面側がラップ面であるセラミックスからな
り、基板の内周部に段差部を設けしかも段差部の隅部に
丸みをもち、この段差部に装飾部材を設けることを特徴
とする。
【0033】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
は受光面側が粗面であるセラミックスからなり、基板に
段差部を設け、この段差部に装飾部材を設けることを特
徴とする。
【0034】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
は受光面側が粗面であるセラミックスからなり、基板の
外周部に段差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける
ことを特徴とする。
【0035】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
は受光面側が粗面であるセラミックスからなり、基板の
内周部に段差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける
ことを特徴とする。
【0036】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
は受光面側が粗面であるセラミックスからなり、基板に
段差部を設けしかも段差部の隅部に丸みをもち、この段
差部に装飾部材を設けることを特徴とする。
【0037】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
は受光面側が粗面であるセラミックスからなり、基板の
外周部に段差部を設けしかも段差部の隅部に丸みをも
ち、この段差部に装飾部材を設けることを特徴とする。
【0038】本発明の太陽電池を備える時計の文字板に
おいては、風防ガラスを有するケースと、指針を駆動す
るムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に配置
する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被覆部
材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板
は受光面側が粗面であるセラミックスからなり、基板の
内周部に段差部を設けしかも段差部の隅部に丸みをも
ち、この段差部に装飾部材を設けることを特徴とする。
【0039】本発明の太陽電池を備える時計の文字板の
製造方法においては、風防ガラスを有するケースと、指
針を駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
する被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを
有し、基板はセラミックスからなり、基板の外周部に段
差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を
備える時計の文字板の製造方法は、基板の外周部に段差
部を形成し、この段差部に装飾部材を固着することを特
徴とする。
【0040】本発明の太陽電池を備える時計の文字板の
製造方法においては、風防ガラスを有するケースと、指
針を駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
する被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを
有し、基板はセラミックスからなり、基板の内周部に段
差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を
備える時計の文字板の製造方法は、金型による成型時に
基板の内周部に段差部を形成し、この段差部に装飾部材
を固着することを特徴とする。
【0041】本発明の太陽電池を備える時計の文字板の
製造方法においては、風防ガラスを有するケースと、指
針を駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
する被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを
有し、基板はセラミックスからなり、基板の外周部に段
差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を
備える時計の文字板の製造方法は、基板の外周部にダイ
ヤモンド砥石を用いて段差部を形成し、この段差部に装
飾部材を固着することを特徴とする。
【0042】本発明の太陽電池を備える時計の文字板の
製造方法においては、風防ガラスを有するケースと、指
針を駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
する被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを
有し、基板はセラミックスからなり、基板の外周部に段
差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を
備える時計の文字板の製造方法は、基板の外周部に段差
部を形成し受光面側をラッピング加工し、この段差部に
装飾部材を固着することを特徴とする。
【0043】本発明の太陽電池を備える時計の文字板の
製造方法においては、風防ガラスを有するケースと、指
針を駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
する被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを
有し、基板はセラミックスからなり、基板の内周部に段
差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を
備える時計の文字板の製造方法は、金型による成型時に
基板の内周部に段差部を形成し受光面側をラッピング加
工し、この段差部に装飾部材を固着することを特徴とす
る。
【0044】本発明の太陽電池を備える時計の文字板の
製造方法においては、風防ガラスを有するケースと、指
針を駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
する被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを
有し、基板はセラミックスからなり、基板の外周部に段
差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を
備える時計の文字板の製造方法は、基板の受光面側を粗
面加工し外周部に段差部を形成し、この段差部に装飾部
材を固着することを特徴とする。
【0045】本発明の太陽電池を備える時計の文字板の
製造方法においては、風防ガラスを有するケースと、指
針を駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラ
ス側に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置
する被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを
有し、基板はセラミックスからなり、基板の内周部に段
差部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を
備える時計の文字板の製造方法は、金型による成型時に
基板の内周部に段差部を形成し受光面側を粗面加工し、
この段差部に装飾部材を固着することを特徴とする。
【0046】本発明の太陽電池を備える時計の文字板
は、基板に段差部を設け、その段差部に装飾部材を設け
る構造を採用する。すなわち文字板の時刻表示面は、基
板と装飾部材との2つの部材が見えることになる。この
ため本発明においては、太陽電池を備える時計文字板の
デザインが限定されることはなく、消費者の多様な要求
を満足させることが可能となる。
【0047】さらに本発明の太陽電池を備える時計の文
字板においては、基板と装飾部材とを別部材で構成する
構造や、基板と装飾部材とを異なる色調で構成する構造
や、基板の受光面側をラップ面とする構造や、基板の受
光面側を粗面とする構造を採用する。このことによって
も本発明においては、太陽電池を備える時計文字板のデ
ザインが限定されることはなく、消費者の多様な要求を
満足させることが可能となる。
【0048】とくに本発明の文字板の被覆部材において
は、受光面側のおもて面を表面あらさが小さなラッピン
グによる平滑面とする構成を採用すると、以下に記載す
る効果をもつ。被覆部材おもて面をラッピングによる平
滑面とすることにより、おもて面における光の乱反射を
抑制することができ、光の透過率を向上させることが可
能となる。さらに文字板を構成する被覆部材のおもて面
をラッピングによる平滑面とすると、重厚感が得られ、
本発明の時計は装飾品としての価値が向上するという効
果も得られる。
【0049】さらにまた本発明の文字板の被覆部材にお
いては、受光面側のおもて面を表面あらさを粗面とする
構成を採用すると、以下に記載する効果をもつ。受光面
側のおもて面を粗面とすると、表面あらさが小さな平滑
面とするときより、光の透過率は若干落ちるが、被覆部
材おもて面での光の乱反射が増え、文字板はより白く見
える。さらに被覆部材の受光面側の表面あらさを粗面と
すると、本発明の時計の文字板は、ソフトで温かみのあ
る白色が得られるという効果も備える。この結果、本発
明においては高級感を備える太陽電池を備える時計の文
字板を提供することができる。
【0050】さらに本発明の太陽電池を備える時計の文
字板においては、基板に設ける段差部の隅部には丸みを
設ける構造を採用する。このことによって、文字板を構
成する被覆部材の基板の機械的強度が向上し、時計の落
下や振動に起因する文字板の破損を防止することが可能
となり、信頼性の高い時計用文字板を得ることが可能と
なる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を実施す
るための最良な形態における太陽電池を備える時計の文
字板の構成を説明する。
【0052】まずはじめに本発明の実施形態における太
陽電池を備える時計の文字板の構成を、図1と図2と図
3と図4を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に
おける太陽電池を備える時計の文字板を構成する被覆部
材と太陽電池との一部領域を示す断面図であり、図2は
本発明の実施形態における太陽電池を備える時計の文字
板を構成する被覆部材と太陽電池との一部領域を拡大し
て示す断面図であり、図3は本発明の実施形態における
文字板を時計に組み込んだ状態を示す断面図であり、図
4は本発明の実施形態における文字板を示す平面図であ
る。以下、図1と図2と図3と図4とを交互に参照して
太陽電池を備える時計の文字板の構成を説明する。
【0053】はじめに図3を使用して本発明の文字板を
適用する時計の構成を説明する。図3に示すように、透
明ガラスやサファイアから構成する風防ガラス23を設
けるケース25内に、ムーブメント27を設ける。この
ムーブメント27は指針29を駆動する。
【0054】このムーブメント27内には、図3には図
示しないが、太陽電池19の起電力を貯蔵する電気二重
層コンデンサーおよび/またはリチウムイオン二次電池
や、時間基準源として水晶振動子や、水晶振動子の発振
周波数をもとに時計を駆動する駆動パルスを発生する半
導体集積回路や、この駆動パルスを受けて輪列機構を1
秒ごとに指針29を駆動するステップモーターや、ステ
ップモーターの動きを指針に伝達する輪列機構などを備
えている。
【0055】ケース25には、樹脂材料からなる第2の
パッキング39を介して、風防ガラス23を取り付け、
時計内にチリやホコリや水分の侵入を防止する気密密閉
構造にしている。
【0056】さらにケース25の風防ガラス23と反対
側の面に溝を設け、その溝内にゴム材料からなる第1の
パッキング37を設ける。そして裏蓋35とケース25
との間に配置する第1のパッキング37によって、時計
内にチリやホコリや水分の侵入を防止する気密密閉構造
にしている。
【0057】そして時計の時刻表示手段として文字板2
1は、太陽電池19と被覆部材17とからなり、風防ガ
ラス23の下面側に配置する。そして、文字板21の受
光面側には、被覆部材17を介して、ムーブメント27
を駆動するための起電力を発生する太陽電池19を備え
ている。
【0058】太陽電池19は、光エネルギーを電気エネ
ルギーに変換する機能を有する。そして太陽電池19
は、非単結晶シリコン薄膜にp型の不純物とn型の不純
物とを選択的に導入し、さらにp型の非単結晶シリコン
薄膜とn型の非単結晶シリコン薄膜との間に不純物濃度
の低いi型の非単結晶シリコン薄膜を有するpin構造
をもつ。
【0059】そしてこの太陽電池19は、4つの太陽電
池を直列に接続して、2.1Vから2.3Vの起電力を
得ている。
【0060】そしてさらに太陽電池19の受光面側に
は、透光性を有し白色のセラミックスからなる被覆部材
17を設ける。なお図4の平面図に示すように、被覆部
材17のおもて面の外から見える側には、時刻の5分ご
とや1分ごとの時刻目盛りや文字やマークを設ける。
【0061】さらに被覆部材17には、時刻の12時位
置と6時位置にそれぞれ突起部47を設ける。さらにこ
の被覆部材17の突起部47に対応する凹部を中枠33
に設け、そのうえさらにこの中枠33には被覆部材17
に対応する段差を設ける。この中枠33の段差内に被覆
部材17を収納する。
【0062】そして被覆部材17の突起部47と中枠3
3の凹部とを位置合わせして、ムーブメント27に対す
る文字板21の位置を規制している。
【0063】さらに被覆部材17には、時針を駆動する
筒車と、分針を駆動する筒カナと、秒針を駆動する秒針
車とを突出するための中心穴41を設ける。
【0064】さらにまた被覆部材17には、図4には図
示しないが、日付を表示するための日板や、曜日を表示
するための曜日板を、被覆部材17から覗かせるための
開口領域である窓部を設けてもよい。
【0065】中枠33はムーブメント27と被覆部材1
7と太陽電池19とをケース25に保持する働きをも
ち、中枠33は樹脂材料で構成する。そしてケース25
の開口内に中枠33を介して、被覆部材17と太陽電池
19とムーブメント27とを収納する。
【0066】前述のように中枠33には、被覆部材17
の板厚と同じ寸法の段差を設け、この中枠33の段差に
被覆部材17を落とし込むように収納している。このた
め、ケース25や見切り31と接触する面側は、中枠3
3と被覆部材17との高さが揃い、ほぼ同一平面とな
る。
【0067】さらに中枠33には、被覆部材17を収納
するための段差の下側に、太陽電池19を収納するため
の開口領域を設け、被覆部材17の下面に太陽電池19
を配置している。
【0068】そして被覆部材17と太陽電池19とムー
ブメント27とを保持する中枠33の風防ガラス23と
反対側の端面領域を裏蓋35で押圧することにより、見
切り31とケース25に被覆部材17を押しつけるよう
に接触させている。
【0069】見切り31は被覆部材19の外周領域を覆
い隠す、時計の化粧板としての役割をもつ。そしてこの
見切り31は、ケース25と異なる材料で構成したり、
見切り31の表面をダイヤモンド工具を用いて研削加工
して、その表面を鏡面状態にして、装飾品としての価値
を高めている。
【0070】本発明の文字板21を構成する被覆部材1
7は、図1と図4とに示すように、被覆部材17のおも
てから見えるおもて面側に段差部を設け、この段差部に
装飾部材43を固着するように設ける。この装飾部材4
3は、図1および図4に示すように、被覆部材17の外
周部に設ける構造や、図示しないが被覆部材17の内周
部に設ける構造を採用する。
【0071】さらに被覆部材17の基板11は、アルミ
ナやジルコニアからなるセラミックス材料で構成する。
そしてこの基板11の厚さは0.2mmから0.5mm
程度の厚さとすることが好ましい。
【0072】さらに装飾部材43としては、被覆部材1
7の基板11と別部材で構成する実施形態や、被覆部材
17の基板11と異なる色調の部材で構成する実施形態
を採用する。そして好ましくは、装飾部材43として
は、白蝶貝やマーベ貝などの貝類や、ルビーやオパール
などの貴石類や、人造ギルソンや、みかげ石や大理石な
どの石類を採用する。このように装飾品として価値の高
い部材を、被覆部材17として使用する。この被覆部材
17は、0.05mmから0.15mm程度の厚さとす
ることが好ましい。
【0073】このように本発明の太陽電池19を備える
時計の文字板21では、基板11に段差部を設け、その
段差部に装飾部材43を設ける構造を採用している。す
なわち文字板21の時刻表示面は、基板11と装飾部材
43との2つの部材が見えることになる。このとき本発
明の太陽電池を備える時計の文字板21においては、基
板11と装飾部材43とを別部材で構成する構造や、基
板11と装飾部材43とを異なる色調で構成する構造を
採用する。このため本発明の文字板21においては、太
陽電池を備える時計文字板のデザインが限定されること
はなく、消費者の多様な要求を満足させることが可能と
なる。
【0074】さらに本発明の太陽電池19を備える時計
の文字板21においては、基板11の受光面側をラップ
面とする構造や、基板11の受光面側を粗面とする構造
を採用する。このことによっても本発明においては、太
陽電池を備える時計文字板のデザインが限定されること
はなく、消費者の多様な要求を満足させることが可能と
なる。
【0075】とくに本発明の文字板の被覆部材17にお
いては、受光面側のおもて面を表面あらさが小さなラッ
ピングによる平滑面とする構成を採用すると、以下に記
載する効果をもつ。被覆部材17の基板11おもて面を
ラッピングによる平滑面とすることにより、おもて面に
おける光の乱反射を抑制することができ、光の透過率を
向上させることが可能となる。さらに文字板21を構成
する被覆部材17のおもて面をラッピングによる平滑面
とすると、重厚感が得られ、本発明の時計は装飾品とし
ての価値が向上するという効果も得られる。
【0076】さらにまた本発明の文字板の被覆部材17
においては、受光面側のおもて面を表面あらさを粗面と
する構成を採用すると、以下に記載する効果をもつ。受
光面側の基板11おもて面を粗面とすると、表面あらさ
が小さな平滑面とするときより、光の透過率は若干落ち
るが、被覆部材17おもて面での光の乱反射が増え、文
字板はより白く見える。さらに被覆部材17の受光面側
の表面あらさを粗面とすると、本発明の時計の文字板
は、ソフトで温かみのある白色が得られるという効果も
備える。この結果、本発明においては高級感を備える太
陽電池を備える時計の文字板を提供することができる。
【0077】さらに本発明の太陽電池を備える時計の文
字板においては、基板11に設ける段差部の隅部には、
図2に示すように、丸みを設ける構造を採用する。この
ことにより、文字板21を構成する被覆部材17の基板
11の機械的強度が向上し、時計の落下や振動に起因す
る文字板の破損を防止することが可能となり、信頼性の
高い時計用文字板を得ることが可能となる。とくに被覆
部材17の基板11としてセラミックス材料を適用した
ときは、耐衝撃性が向上し、硬くもろいセラミックス材
料の破損を防止することができる。
【0078】そしてこの透光性セラミックスの被覆部材
17は、被覆部材17に照射された光の1/4から2/
3の光は透過して、太陽電池19に光照射されて、指針
29を駆動する起電力が発生する。
【0079】さらに本発明における文字板21の被覆部
材17においては、前述のように、受光面側をラッピン
グによる表面あらさが小さな平滑面とする構成を採用し
ている。このように被覆部材17おもて面をラッピング
による平滑面とすることにより、おもて面における光の
乱反射を抑制することが可能となり、被覆部材17にお
ける光の透過率を向上させることが可能となる。被覆部
材17おもて面をラッピングによる平滑面としたとき、
平滑面でないときと比較して光の透過率は2%から5%
向上していた。
【0080】この被覆部材17おもて面を平滑面にする
ためにはラッピング加工を行えばよい。このラッピング
加工はラップ盤を使用して、粒径が3μm〜5μmのダ
イヤモンド砥粒を用いて行う。さらに基板11おもて面
のラッピング加工後に、ダイヤモンド砥粒やラップ滓の
付着が激しく汚れがひどいときは、温度800℃から1
000℃で焼成処理を行い、ダイヤモンド砥粒やラップ
滓を焼き飛ばして、被覆部材17の清浄化処理を行うと
よい。この清浄化焼成処理の雰囲気は、酸化雰囲気中か
あるいは還元雰囲気中とする。
【0081】つぎに上記構造を形成するための製造方法
を、図1と図2と図3と図4とを用いて説明する。はじ
めに光照射によって所定の起電力を発生させる太陽電池
19を形成するための製造方法を説明する。
【0082】まずはじめに太陽電池19の支持基板とし
て、鉄とニッケルとコバルトとの合金であるコバール
(Kv)をプレス加工することにより、太陽電池19の
外形形状と、中心穴41と、必要に応じて表示窓43と
を形成する。
【0083】この太陽電池19の支持基板として使用す
るコバールは、後述する支持基板上に形成する絶縁性被
膜であるガラス層と線膨張率とほぼ等しい。したがっ
て、温度変化によってガラス層が破損することを抑制す
ることができる。
【0084】その後、支持基板であるコバール裏面に2
つの文字板足(図示せず)を、スポット溶接や接着の手
段により形成する。この文字板足は、ムーブメント27
と文字板21との相互の位置決めを行い、ムーブメント
27に設ける穴に文字板足を押し込むような構成や、文
字板足の側面からネジ止めする構成を採用することによ
って、文字板21をムーブメント27に固定する。
【0085】この文字板足は太陽電池19に形成しなく
てもよく、さらに文字板足を形成した薄板と太陽電池を
形成したコバールの支持基板とを接着剤を用いて接合し
て、文字板21としてもよい。
【0086】その後、この文字板足を形成した面と反対
側の面の全面に、液状の塗布ガラス膜(SOG)を回転
塗布法により形成する。その後、温度300℃から40
0℃で焼成処理を行い、塗布ガラス膜中に含まれる溶媒
を蒸発させて、ガラス層(図示せず)を形成する。
【0087】このガラス層は1μmから2μmの膜厚で
形成し、この膜厚の制御は回転塗布法における回転数
や、塗布ガラス膜に含まれる溶媒量を調整して塗布ガラ
ス膜の粘度を調整することにより可能である。なおこの
塗布ガラス膜は、回転塗布法以外に、印刷法や、塗布ガ
ラス液中に基板を浸漬して形成するディップ法や、ロー
ルを用いて形成する方法によっても形成することができ
る。
【0088】つぎにスパッタリング装置を用いて、下部
電極(図示せず)を形成する。この下部電極はシリコン
を1重量%程度含むアルミニウムを用いる。この下部電
極はガラス層上に選択的に形成し、その膜厚は1μmと
する。
【0089】選択的に下部電極を形成するときは、メタ
ルマスクを使用する。このメタルマスクは薄板の金属材
料で構成し、下部電極を形成する領域に開口部を設け
る。そして開口部を形成したメタルマスクをコバールの
支持基板上に重ね、スパッタリング装置内に配置し、開
口内に下部電極を形成する。
【0090】さらに同じスパッタリング装置を用いて、
下部電極の上面にクロム(Cr)からなる拡散防止層
(図示せず)を、100nmの膜厚で形成する。この拡
散防止層は、下部電極と太陽電池として機能する半導体
層との相互拡散を防止する役割を有する。
【0091】この拡散防止層は、下部電極として高融点
金属や、高融点金属とシリコンとを合金膜を用いるとき
は、下部電極と半導体層との相互拡散を抑制することが
できるので、この拡散防止層の形成は省略することがで
きる。
【0092】つぎに拡散防止層の上面に、薄膜の非単結
晶シリコン膜からなり太陽電池として働く半導体層を、
メタルマスクを用いて選択的に形成する。
【0093】半導体層は、非単結晶シリコン膜としてア
モルファスシリコン膜で構成し、導電型としては、拡散
防止層側からn−i−p構造を採用する。
【0094】この半導体層の形成は、プラズマ化学的気
相成長装置を用いて行う。反応ガスとしてはシランガス
(SiH4 )を使用し、導電型がp型のアモルファスシ
リコンは不純物としてジボランガス(B2 H6 )を添加
して形成し、導電型がn型のアモルファスシリコンは不
純物としてフォスフィンガス(PH3 )を添加して形成
する。
【0095】なおi型のアモルファスシリコンは、不純
物を添加しないで形成すればよい。そしてp層、n層の
膜厚は、それぞれの50nm〜100nmとし、i層の
膜厚は50nm〜300nmとする。このp−i−n構
造のアモルファスシリコンからなる半導体層は、プラズ
マ化学的気相成長装置内で連続的に形成する。
【0096】このときパターニングする下部電極間のス
ペース寸法を大きくするか、あるいは半導体層の最下層
のn型の半導体層のシート抵抗値を108 Ωから1010
Ωとすると、隣接する半導体層19間のリーク電流を低
く抑えることが可能となり、全面に半導体層を形成する
ことができる。
【0097】つぎに半導体層の上面に透明電極膜として
酸化インジウムスズ(ITO)をスパッタリング装置を
用いて選択的に形成し、上部電極(図示せず)とする。
この上部電極は、半導体層の上面と拡散防止層に接続す
るように選択的に形成する。そして上部電極は、100
nmの膜厚で形成する。
【0098】選択的に上部電極を形成するときは、下部
電極と半導体層との形成方法と同じように、メタルマス
クを使用する。メタルマスクは薄板の金属材料からな
り、透明電極膜を形成する領域に、開口部を設ける。そ
して開口部を形成したメタルマスクを半導体層上に重
ね、スパッタリング装置内に配置し、開口内に酸化イン
ジウムスズを形成する。
【0099】その後、透過率が99%程度のアクリル樹
脂やエポキシ樹脂を回転塗布法によって全面に形成し、
温度200℃で焼成処理を行い、保護膜(図示せず)を
形成し、太陽電池19を形成することができる。この保
護膜は膜厚が2μmで形成する。そして、ケース25内
が気密性よく、水分の侵入がなく、湿度変化が小さけれ
ば、前述の保護膜の形成は省略することができる。
【0100】つぎに被覆部材17の形成方法を説明す
る。セラミック材料であるアルミナやジルコニアと、バ
インダーとを混合したものを金型内に入れる。被覆部材
17の厚さ寸法は、後工程における表面研磨加工におけ
る加工寸法を、あらかじめ見込んだ寸法とする。
【0101】ここでアルミナやジルコニアは、粒径が
0.3μmのものを使用し、バインダーは3.0%添加
する。さらにアルミナやジルコニアの純度は99.9%
以上のものを使用し、バインダーはポリビニールアルコ
ール(PVA)を使用する。
【0102】その後、セラミックス材料とバインダーと
を入れた金型に、プレス装置を使用して加圧処理を行
う。この加圧処理のときの圧力は、1トン/cm2 の条
件で行う。すると被覆部材17のブランクを形成するこ
とができる。
【0103】このとき加圧処理によって被覆部材17
は、外形形状だけでなく、位置規制を行う突起47や、
日付けや曜日を表示するための窓部や、筒車や筒カナや
秒針軸を突出するための中心穴41を同時に形成する。
さらに被覆部材17の内周面に装飾部材43を設ける場
合は、このとき装飾部材43を収納する段差部を形成す
る。
【0104】その後、第1の焼成処理を行って、セラミ
ックスに添加したポリビニールアルコールからなるバイ
ンダーを除去する。この第1の焼成処理は、1200℃
から1400℃程度の温度条件で、焼成時間は120分
で、焼成雰囲気は大気中で行う。このバインダーを除去
する第1の焼成処理によって、外形寸法は多少小さくな
るが、その厚さはほとんど変化しない。
【0105】その後、第1の焼成処理より高い温度で第
2の焼成処理を行う。この第2の焼成処理は、セラミッ
クスが溶融する温度である1500℃から1900℃の
温度で、焼成時間が300分の条件で行う。なお焼成雰
囲気は水素とする。
【0106】この第2の焼成処理においては、前述のよ
うに、セラミックス材料が溶融する温度で行うため、そ
の粒径は0.3μmより大きくなる。このセラミックス
の粒径の拡大処理により、被覆部材17の光の透過率を
大きくすることができる。この粒径の拡大処理による透
過率向上の原因は、被覆部材17を構成するセラミック
ス粒表面での反射光が低減できるためである。
【0107】その後、研削装置を用いて、被覆部材17
の表面に発生するうねりを除去し、その表面を平坦化す
る。この研削加工は両面同時加工、あるいは加工治具に
セラミックスをワックスを用いて貼り付けて片面加工に
よる方法がある。なお、研削加工はダイヤモンド砥粒や
ダイヤモンド砥石を用いて行う。
【0108】この研削加工における研削加工寸法として
は、0.3mm程度の厚さとする。すなわち金型による
加圧処理の終了時点のブランクでは、被覆部材17の最
終仕上がり寸法より、0.3mm程度厚い寸法に設定し
ておく。
【0109】その後、第2の焼成処理より低い温度であ
る1200℃から1400℃で、焼成時間が120分の
条件で、セラミックスの第3の焼成処理を行う。この第
3の焼成処理は水素中で行い、被覆部材17表面に付着
する汚れを除去する。
【0110】その後、バレル装置を用いて被覆部材17
をバレル加工する。なおこのバレル加工は、銅(Cu)
ボールを用いて行う。
【0111】このバレル加工によって、被覆部材17の
表面あらさが小さくなり、被覆部材17の光の透過率が
向上する。さらにバレル加工によって、被覆部材17の
外縁部やコーナー部に発生するバリを取ることができ、
さらにコーナー部に丸みを形成することができる。
【0112】その後、第2の焼成処理より低い温度であ
る1200℃から1400℃で、焼成時間が120分の
条件で、被覆部材17の第4の焼成処理を行って、被覆
部材17を形成することができる。なおこの第4の焼成
処理は水素中で行い、表面に付着する汚れを除去して、
表面の清浄化処理を行う。このようにして図1に示す被
覆部材17を形成することができる。
【0113】なお、以上説明した被覆部材17の製造工
程において、金型を用いて行うセラミックス材料の加圧
処理と第1と第2の焼成処理とにおいて、表面平坦性や
厚さばらつきを小さくすることができれば、厚さ制御と
表面平坦性のための研削加工と、この研削加工後の第3
の焼成処理とは省略することができる。
【0114】重厚感を得るようして時計としての装飾品
としての価値が向上させる目的や、光の乱反射を抑えて
光の透過率を向上させる目的のために、被覆部材17の
おもて面を平滑面とするときは、ラッピング加工を行っ
て表面あらさを0.05μmから0.1μm程度の平滑
面とする。ラッピング加工は、粒径3μm程度のダイヤ
モンド砥粒を用いて行えばよい。
【0115】さらに基板11外周部の段差部の加工は、
ダイヤモンド砥石を用いて行うとよい。このとき図2に
示すように、段差部の隅部は丸みをもつよう研削加工す
る。段差部の深さとしては、装飾部材43の厚さとほぼ
同じ寸法とする。すなわち、0.05mmから0.15
mm程度の深さを有する段差部をダイヤモンド砥石を用
いて形成する。
【0116】そして装飾部材43としては、白蝶貝やマ
ーベ貝などの貝類や、ルビーやオパールなどの貴石類
や、人造ギルソンや、みかげ石や大理石などの石類を加
工してリング状の部材を形成する。この被覆部材17は
0.05mmから0.15mm程度の厚さ機械加工と研
磨加工によって形成する。
【0117】そして基板11の段差部に装飾部材43を
接着法によって固着する。固着手段としては、エポキシ
系接着剤や紫外線効果型の接着剤を用いるとよい。
【0118】なお被覆部材17の内周に段差部を形成す
るときは、前述のように基板11のプレスによるブラン
ク加工時に段差部に対応する凹部を形成する。
【0119】つぎに以上の説明と異なる構造の被覆部材
の構造を、図5を用いて説明する。図5は本発明の実施
形態における被覆部材を収納する時計を示す断面図であ
る。この図5においては、図3の構成と同等の箇所には
同一の符号を付けている。なお以下の説明は、先の実施
形態との相違点を中心に説明し、さきの実施形態とおな
じ構成の説明は省略する。
【0120】図5に示す被覆部材17の構成は、さきの
実施形態と同じ構成を採用する。そしてその相違点は、
見切り31によって覆われる領域の被覆部材17に2つ
の貫通穴を設け、この貫通穴に文字板足45を設ける。
そしてこの文字板足45を用いてムーブメント27に対
する文字板21の位置を規制している。
【0121】さらに太陽電池19には、この文字板足4
5に対応する開口を設ける。そしてこの文字板足45の
側面からネジ止めしたり、あるいはムーブメント27に
設ける穴に文字板足45を押し込むことによって、ムー
ブメント27に被覆部材17と太陽電池19とを固定し
ている。
【0122】なお以上の実施形態の説明では、セラミッ
クスからなる被覆部材17は金型を用いて加圧処理によ
り形成したが、グリーンシートを用いてプレス加工しそ
の後焼成処理して形成したり、粉末射出成形により形成
しその後焼成処理して被覆部材17を形成してもよい。
【0123】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の太陽電池を備える時計文字板においては、基板に段差
部を設け、その段差部に装飾部材を設ける構造を採用す
る。すなわち文字板の時刻表示面は、基板と装飾部材と
の2つの部材が見えることになる。このため本発明にお
いては、太陽電池を備える時計文字板のデザインが限定
されることはなく、消費者の多様な要求を満足させるこ
とが可能となる。
【0124】さらに本発明の太陽電池を備える時計の文
字板においては、基板と装飾部材とを別部材で構成する
構造や、基板と装飾部材とを異なる色調で構成する構造
や、基板の受光面側をラップ面とする構造や、基板の受
光面側を粗面とする構造を採用する。このことによって
も本発明においては、太陽電池を備える時計文字板のデ
ザインが限定されることはなく、消費者の多様な要求を
満足させることが可能となる。
【0125】とくに本発明の文字板の被覆部材において
は、受光面側のおもて面を表面あらさが小さなラッピン
グによる平滑面とする構成を採用すると、以下に記載す
る効果をもつ。被覆部材おもて面をラッピングによる平
滑面とすることにより、おもて面における光の乱反射を
抑制することができ、光の透過率を向上させることが可
能となる。さらに文字板を構成する被覆部材のおもて面
をラッピングによる平滑面とすると、重厚感が得られ、
本発明の時計は装飾品としての価値が向上するという効
果も得られる。
【0126】さらにまた本発明の文字板の被覆部材にお
いては、受光面側のおもて面を表面あらさを粗面とする
構成を採用すると、以下に記載する効果をもつ。受光面
側のおもて面を粗面とすると、表面あらさが小さな平滑
面とするときより、光の透過率は若干落ちるが、被覆部
材おもて面での光の乱反射が増え、文字板はより白く見
える。さらに被覆部材の受光面側の表面あらさを粗面と
すると、本発明の時計の文字板は、ソフトで温かみのあ
る白色が得られるという効果も備える。この結果、本発
明においては高級感を備える太陽電池を備える時計の文
字板を提供することができる。
【0127】さらに本発明の太陽電池を備える時計の文
字板においては、基板に設ける段差部の隅部には丸みを
設ける構造を採用する。このことによって、文字板を構
成する被覆部材の基板の機械的強度が向上し、時計の落
下や振動に起因する文字板の破損を防止することが可能
となり、信頼性の高い時計用文字板を得ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における太陽電池を備える
時計の文字板の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態における太陽電池を備える
時計の文字板の構造を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態における太陽電池を備える
時計の文字板を適用した時計を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態における太陽電池を備える
時計の文字板を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態における太陽電池を備える
時計の文字板を適用した時計を示す断面図である。
【符号の説明】
11 基板 17 被覆部材 19 太陽電池 21 文字板 25 ケース 27 ムーブメント 31 見切り 43 装飾部材 47 突起部

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板に段差部を設け、この段差部に装飾部
    材を設けることを特徴とする太陽電池を備える時計の文
    字板。
  2. 【請求項2】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の外周部に段差部を設け、この段差部
    に装飾部材を設けることを特徴とする太陽電池を備える
    時計の文字板。
  3. 【請求項3】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の内周部に段差部を設け、この段差部
    に装飾部材を設けることを特徴とする太陽電池を備える
    時計の文字板。
  4. 【請求項4】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板に段差部を設けしかも段差部の隅部に
    丸みをもち、この段差部に装飾部材を設けることを特徴
    とする太陽電池を備える時計の文字板。
  5. 【請求項5】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の外周部に段差部を設けしかも段差部
    の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設けるこ
    とを特徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  6. 【請求項6】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の内周部に段差部を設けしかも段差部
    の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設けるこ
    とを特徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  7. 【請求項7】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板に段差部を設け、この段差部に装飾部
    材を設け、基板と装飾部材とは別部材で構成することを
    特徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  8. 【請求項8】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の外周部に段差部を設け、この段差部
    に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは別部材で構成す
    ることを特徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  9. 【請求項9】 風防ガラスを有するケースと、指針を駆
    動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側に
    配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する被
    覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の内周部に段差部を設け、この段差部
    に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは別部材で構成す
    ることを特徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  10. 【請求項10】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板に段差部を設けしかも段差部の隅部に
    丸みをもち、この段差部に装飾部材を設け、基板と装飾
    部材とは別部材で構成することを特徴とする太陽電池を
    備える時計の文字板。
  11. 【請求項11】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の外周部に段差部を設けしかも段差部
    の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設け、基
    板と装飾部材とは別部材で構成することを特徴とする太
    陽電池を備える時計の文字板。
  12. 【請求項12】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の内周部に段差部を設けしかも段差部
    の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設け、基
    板と装飾部材とは別部材で構成することを特徴とする太
    陽電池を備える時計の文字板。
  13. 【請求項13】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板に段差部を設け、この段差部に装飾部
    材を設け、基板と装飾部材とは色調が異なる部材で構成
    することを特徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  14. 【請求項14】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の外周部に段差部を設け、この段差部
    に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは色調が異なる部
    材で構成することを特徴とする太陽電池を備える時計の
    文字板。
  15. 【請求項15】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の内周部に段差部を設け、この段差部
    に装飾部材を設け、基板と装飾部材とは色調が異なる部
    材で構成することを特徴とする太陽電池を備える時計の
    文字板。
  16. 【請求項16】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板に段差部を設けしかも段差部の隅部に
    丸みをもち、この段差部に装飾部材を設け、基板と装飾
    部材とは色調が異なる部材で構成することを特徴とする
    太陽電池を備える時計の文字板。
  17. 【請求項17】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の外周部に段差部を設けしかも段差部
    の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設け、基
    板と装飾部材とは色調が異なる部材で構成することを特
    徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  18. 【請求項18】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板はセラミック
    スからなり、基板の内周部に段差部を設けしかも段差部
    の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部材を設け、基
    板と装飾部材とは色調が異なる部材で構成することを特
    徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  19. 【請求項19】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    ラップ面であるセラミックスからなり、基板に段差部を
    設け、この段差部に装飾部材を設けることを特徴とする
    太陽電池を備える時計の文字板。
  20. 【請求項20】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    ラップ面であるセラミックスからなり、基板の外周部に
    段差部を設け、この段差部に装飾部材を設けることを特
    徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  21. 【請求項21】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    ラップ面であるセラミックスからなり、基板の内周部に
    段差部を設け、この段差部に装飾部材を設けることを特
    徴とする太陽電池を備える時計の文字板。
  22. 【請求項22】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    ラップ面であるセラミックスからなり、基板に段差部を
    設けしかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装
    飾部材を設けることを特徴とする太陽電池を備える時計
    の文字板。
  23. 【請求項23】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、この基板は受光面
    側がラップ面であるセラミックスからなり、基板の外周
    部に段差部を設けしかも段差部の隅部に丸みをもち、こ
    の段差部に装飾部材を設けることを特徴とする太陽電池
    を備える時計の文字板。
  24. 【請求項24】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、この基板は受光面
    側がラップ面であるセラミックスからなり、基板の内周
    部に段差部を設けしかも段差部の隅部に丸みをもち、こ
    の段差部に装飾部材を設けることを特徴とする太陽電池
    を備える時計の文字板。
  25. 【請求項25】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    粗面であるセラミックスからなり、基板に段差部を設
    け、この段差部に装飾部材を設けることを特徴とする太
    陽電池を備える時計の文字板。
  26. 【請求項26】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    粗面であるセラミックスからなり、基板の外周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設けることを特徴と
    する太陽電池を備える時計の文字板。
  27. 【請求項27】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    粗面であるセラミックスからなり、基板の内周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設けることを特徴と
    する太陽電池を備える時計の文字板。
  28. 【請求項28】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    粗面であるセラミックスからなり、基板に段差部を設け
    しかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部に装飾部
    材を設けることを特徴とする太陽電池を備える時計の文
    字板。
  29. 【請求項29】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    粗面であるセラミックスからなり、基板の外周部に段差
    部を設けしかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部
    に装飾部材を設けることを特徴とする太陽電池を備える
    時計の文字板。
  30. 【請求項30】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、 被覆部材は基板と装飾部材とを有し、基板は受光面側が
    粗面であるセラミックスからなり、基板の内周部に段差
    部を設けしかも段差部の隅部に丸みをもち、この段差部
    に装飾部材を設けることを特徴とする太陽電池を備える
    時計の文字板。
  31. 【請求項31】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有
    し、基板はセラミックスからなり、基板の外周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を備
    える時計の文字板の製造方法は、 基板の外周部に段差部を形成し、この段差部に装飾部材
    を固着することを特徴とする太陽電池を備える時計の文
    字板の製造方法。
  32. 【請求項32】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有
    し、基板はセラミックスからなり、基板の内周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を備
    える時計の文字板の製造方法は、 金型による成型時に基板の内周部に段差部を形成し、こ
    の段差部に装飾部材を固着することを特徴とする太陽電
    池を備える時計の文字板の製造方法。
  33. 【請求項33】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有
    し、基板はセラミックスからなり、基板の外周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を備
    える時計の文字板の製造方法は、 基板の外周部にダイヤモンド砥石を用いて段差部を形成
    し、この段差部に装飾部材を固着することを特徴とする
    太陽電池を備える時計の文字板の製造方法。
  34. 【請求項34】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有
    し、基板はセラミックスからなり、基板の外周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を備
    える時計の文字板の製造方法は、 基板の外周部に段差部を形成し受光面側をラッピング加
    工し、この段差部に装飾部材を固着することを特徴とす
    る太陽電池を備える時計の文字板の製造方法。
  35. 【請求項35】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有
    し、基板はセラミックスからなり、基板の内周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を備
    える時計の文字板の製造方法は、 金型による成型時に基板の内周部に段差部を形成し受光
    面側をラッピング加工し、この段差部に装飾部材を固着
    することを特徴とする太陽電池を備える時計の文字板の
    製造方法。
  36. 【請求項36】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有
    し、基板はセラミックスからなり、基板の外周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を備
    える時計の文字板の製造方法は、 基板の受光面側を粗面加工し外周部に段差部を形成し、
    この段差部に装飾部材を固着することを特徴とする太陽
    電池を備える時計の文字板の製造方法。
  37. 【請求項37】 風防ガラスを有するケースと、指針を
    駆動するムーブメントと、ムーブメントの風防ガラス側
    に配置する太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置する
    被覆部材とを備え、被覆部材は基板と装飾部材とを有
    し、基板はセラミックスからなり、基板の内周部に段差
    部を設け、この段差部に装飾部材を設ける太陽電池を備
    える時計の文字板の製造方法は、 金型による成型時に基板の内周部に段差部を形成し受光
    面側を粗面加工し、この段差部に装飾部材を固着するこ
    とを特徴とする太陽電池を備える時計の文字板の製造方
    法。
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JP2007086027A (ja) * 2004-09-22 2007-04-05 Asulab Sa エナメル加工されたマルチステージの文字板

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