JPH1038466A - 真空浮揚溶解装置とその溶解および出湯方法 - Google Patents

真空浮揚溶解装置とその溶解および出湯方法

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JPH1038466A
JPH1038466A JP19379896A JP19379896A JPH1038466A JP H1038466 A JPH1038466 A JP H1038466A JP 19379896 A JP19379896 A JP 19379896A JP 19379896 A JP19379896 A JP 19379896A JP H1038466 A JPH1038466 A JP H1038466A
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JP
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melting
vacuum
chamber
crucible
mold
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JP19379896A
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Makoto Yoshida
吉田  誠
Mitsuru Fujita
満 藤田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】真空中で溶解作業を行うことで、金属の酸化お
よびガス等の混入を無くし、また脱ガス等により高純度
の金属材料を得、且つ、溶解された溶湯を真空中で金型
に注型し成形することにより高純度の成形部品を得る。 【解決手段】良導電金属製のセグメントが周方向に絶縁
板を介して有底円筒状に積層しその底部に流出口1bを
形成するるつぼ1、およびるつぼ1の外径側を囲むよう
に設置した誘導コイル2、流出口1bを塞ぐ栓6、その
栓6を開閉する栓開閉機構11aを有する浮揚溶解装置
と、るつぼの上部から導電性の被溶解材をるつぼ1内に
投入する溶解材料供給装置4と、流出口1b下部に溶湯
1aを流し込む金型5とを真空容器9内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、導電性の被溶解
材を交番磁界中において、電磁誘導作用によって誘導加
熱するとともに、所定の分布の磁界を生成して、被溶解
材に電磁力による浮揚力を与え浮揚状態で溶解すること
によって、高純度の材料を得ることのできる浮揚溶解装
置で、特に真空中で高純度の溶湯を溶解し、また、上部
から連続又は間欠的に被溶解材を投入し、下部に設けら
れた流出口から連続的または、間欠的に真空中で溶湯を
取り出す真空浮揚溶解装置とその溶解および出湯方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】浮揚溶解装置は、所定の分布になるよう
に生成された交番磁界中に溶解される材料を置き、電磁
誘導によって被溶解材に流れる渦電流を利用して、誘導
加熱と電磁力による浮揚力との双方を同時に与えて、材
料が浮いて、るつぼなど他の物に接触しない状態で溶解
させて、所定の材質と寸法の製品を得る装置である。溶
解時に他の物と接触しないために異物の混入が極めて少
ないこと、融点の高い材料でも溶解が可能であること、
熱伝導損失が小さいこと、などの特徴があることから、
高融点でしかも高純度が要求される材料、例えば、チタ
ン、シリコンなどの溶解処理に用いられる。
【0003】図4は従来例の構成図を示す。この図4に
おいて、1は有底の円筒状に形成されその底部に形成さ
れた溶湯を出す流出口1b、および円筒状部に放射状に
略等間隔で設けられた縦長のスリットを有する良導電金
属製のるつぼ、1aはるつぼ1内で被溶解材料が溶解さ
れた溶湯、2は被溶解材に、電磁誘導によって流れる渦
電流を利用して誘導加熱と電磁力による浮揚力との双方
を同時に与える誘導コイル、3は誘導コイル2に電流を
供給する交流電源、4はるつぼ1に被溶解材料を供給す
る溶解材料供給装置、5は溶湯1aを注型する金型、6
は流出口1bを塞ぐ栓、7は栓6を支持アーム8に接続
する接続管、8aは支持アーム8の昇降と旋回を案内板
10bの案内溝10dに係合してガイドするローラーフ
ォロア、10は支持アーム8を昇降する昇降機構、10
aは支持アーム8を栓6が流出口1bを塞ぐ位置に保持
するためのストッパ、10cは流出口中心から水平方向
に離れた位置で、支持アームの水平方向の旋回、および
昇降を案内する直線ガイド、11は栓開閉機構を示す。
この図4において、有底の円筒状に形成されその底部に
形成された溶湯1aを出す流出口1b、および円筒状部
に放射状に略等間隔で設けられた縦長のスリットを有す
る良導電金属製のるつぼ1の中に溶解材料供給装置4か
ら投入された被溶解材料は、交流電源3から電流を供給
される誘導コイル2の電磁誘導によって誘起される渦電
流で誘導加熱と電磁力による浮揚力との双方を同時に与
えられ、溶けて浮揚した溶湯1aになる。このるつぼ1
で溶解された溶湯1aは、溶解時に他の物と接触しない
ために異物の混入が極めて少ないこと、融点の高い材料
でも溶解が可能であること、熱伝導損失が小さいこと、
などの特徴があることから、高融点でしかも高純度が要
求される材料、例えば、チタン、シリコン等の溶解に用
いられる。
【0004】るつぼの下部から出湯するこの浮揚溶解装
置では、溶解初期に少量の金属が溶け出して、その少量
の溶湯1aが浮揚力を受けて浮揚するほどの量に達しな
い場合に、少量の溶湯1aがるつぼ1の流出口1bから
落下する恐れがあるのでこれを防止するためと、また、
溶解中に電源3が切れて溶湯1aが浮揚力を失い落下し
た場合に流出口1bから落下するのを防止するためとに
栓6が使用される。
【0005】以下に栓6を開閉する栓開閉機構11の動
作を説明する。栓6は接続管7を介して支持アーム8で
流出口1bを塞ぐように支持されている。支持アーム8
は、その昇降をガイドする直線ガイド10cに水平方向
の旋回自在に遊嵌されて、支持アーム8の後端のローラ
ーフォロア8aを案内板10bの案内溝10dに係合さ
せて、直線ガイド10cと案内溝10dに係合するロー
ラーフォロア8aとで昇降途中に水平旋回が与えられ
る。
【0006】上記の構成で栓6の開放は、昇降機構10
により支持アーム8を昇降する際は、まず、栓6が流出
口1bを塞ぐ位置となるように支持アーム8を保持して
いるストッパ10aを解除して支持アーム8の昇降をフ
リーにして、昇降機構10を下降方向に付勢して、支持
アーム8を直線ガイド10cと、案内溝10dに係合し
たローラーフォロア8aとで直線的な下降と水平旋回と
を組み合わせた下降動作をさせて、流出口1bの直下か
ら栓6を退避位置に退避させる。
【0007】この状態で誘導コイル2の電流を制御して
溶湯1aを流出口を経て金型に注型し、注型完了後は別
の金型と交換して次の注型に備える。出湯完了後は、上
記と逆の手順で栓6を上昇させて流出口1bを塞ぎ次回
の溶解に備える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の浮揚
溶解装置では溶解は、大気中あるいは不活性ガス雰囲気
中で行われていたが、大気中では、溶解中に酸化した金
属が混じってしまい溶解材の純度が低下する。また、不
活性ガス中においては、金属の酸化は減少するが溶解材
料に含まれるガス等が除去できず溶解材の純度を向上さ
せることが出来なかった。
【0009】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、真空中で溶解作
業を行うことで、金属の酸化およびガス等の混入を無く
し、また脱ガス等により高純度の金属材料を得、且つ、
溶解された溶湯を真空中で金型に注型し成形することに
より高純度の成形部品を得ることができる真空浮揚溶解
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、有底の円筒状に形成されその底部に形成された溶
湯流出口および円筒状部に放射状に略等間隔で設けられ
た縦長のスリットを有する良導電金属製のるつぼと、る
つぼの外径側を囲むように設置した誘導コイル、流出口
を塞ぐ栓、その栓を開閉する栓開閉機構を有する浮揚溶
解装置と、るつぼの上部から導電性の被溶解材をるつぼ
内に投入する溶解材料供給装置と、流出口下部に溶湯を
流し込む金型とを真空容器内に設けた真空浮揚溶解装置
とする。
【0011】上記構成により真空中で浮揚溶解し注型す
ることが可能になる。請求項2記載の発明によれば、請
求項1記載の真空浮揚溶解装置において、被溶解材をる
つぼ内に投入する溶解材料供給装置と、浮揚溶解装置と
の間を仕切る隔壁およびその隔壁の一部を開閉する第一
の真空仕切弁を設けるとともに、浮揚溶解装置と、金型
との間を仕切る隔壁およびその隔壁の一部を開閉する第
二の真空仕切弁を設けて、真空容器内を、溶解材料供給
装置を備えた材料供給室と、浮揚溶解装置の溶解室と、
金型を設置した成形室との3室に分割した真空浮揚溶解
装置とする。
【0012】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2に記載の真空浮揚溶解装置において、金型
をるつぼ下部流出口近傍と、流出口から離れた下部の定
位置との間で昇降させる金型昇降機構を設けた真空浮揚
溶解装置とする。請求項4記載の発明によれば、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載の真空浮揚溶解装置
において、るつぼ上方に、るつぼ上部開口部を開閉移動
可能に覆うリフレクターを設けた真空浮揚溶解装置とす
る。
【0013】請求項5記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載の真空浮揚溶解装置にお
いて、材料供給室、溶解室および成形室の各々に、不活
性ガス導入手段を設けた真空浮揚溶解装置とする。請求
項6記載の発明によれば、請求項1ないし請求項4のい
ずれかに記載の真空浮揚溶解装置において、材料供給
室、成形室および溶解室を、各々独立して真空排気およ
び圧力制御を可能とした真空浮揚溶解装置とする。
【0014】上記請求項2〜請求項6の構成により有底
筒状のるつぼと、るつぼの外径側に設置した誘導コイル
と、るつぼ底部流出口を塞ぐ栓とを一つの真空容器に設
置した溶解室と、その上部に真空仕切弁を介して、分割
した真空容器で、内部には材料を投入する溶解材料供給
装置を収納した材料供給室と、溶解室下部に真空仕切弁
を介して分割した真空容器で、内部には溶解室内で溶解
した溶湯を流し込む金型と金型を前記溶解室内るつぼ下
部流出口近傍へ移動する昇降機構が具備された成形室と
の3室に分離した構成とし、各々の真空室を個別に真空
制御ができるようにし、かつ、材料供給室および成形室
を低真空領域とし、溶解室のみ高真空領域とすることに
より、真空ポンプの容量を小型化できる。また3室の真
空制御を個別制御にしたことにより、材料供給の際は材
料供給室のみ大気に戻し、真空溶解室および成形室とも
真空状態のままで材料供給ができる。真空室内のるつぼ
に材料を供給する際は、材料供給室を真空排気した状態
で高真空領域の真空溶解室に不活性ガスを供給して圧力
バランスをとることによって、差圧の発生を防ぎ、ゴ
ミ、埃の舞い上がりを防止して溶解材料を供給すること
ができる。このことにより、例えば、溶解室で溶解作業
中に材料を追加したり、別の材料を供給して合金を作る
時などでも高純度の溶解を可能とする。また、溶解室で
溶解した溶湯を、成形室内の金型に供給する際も、同様
に溶解室に不活性ガスを供給して圧力バランスをとり供
給することで、高純度の成形品を注型することができ
る。さらに、注型後の成形室を不活性ガスを供給して大
気圧状態とすることにより、注型後の成形品の冷却時間
を短縮することができる。また、この冷却時間中でも、
溶解室は真空状態を維持することができ、ゴミ、埃、不
純ガスの発生を防いだ状態で、次の溶解作業に備えるこ
とができる。また、成形室は、真空仕切弁を介して取り
外しを容易に設置してあり、例えば、線材を成形する場
合は、成形室毎真空仕切弁から取り外して、線材成形ユ
ニットが取り付けられた成形室に交換することが可能に
なる。
【0015】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項6のいずれかに記載の真空浮揚溶解装置にお
いて、材料供給室が大気圧下で材料供給室の扉を開け室
内の溶解材料供給装置に導電性の被溶解材材料を供給
し、材料供給後は、真空排気系により、材料供給室を真
空引きし、材料供給室から溶解室内のるつぼに材料を供
給する際、高真空領域の溶解室圧力を不活性ガスを導入
して、材料供給室の圧力と同レベルにした後、第一の真
空仕切弁を開き材料供給室内の溶解材料供給装置から被
溶解材料投入し、材料投入終了後は第一の真空仕切弁を
閉じて溶解室を真空排気系で高真空領域まで真空引きし
て規定の圧力を確保した後、溶解を開始する。材料供給
室は不活性ガスを導入して大気圧に戻し次回投入材料の
受入れに備える。溶解された溶湯を次工程の金型に注型
する際は、まず、高真空領域の溶解室圧力を不活性ガス
を導入して、成形室の圧力と同レベルにした後、真空溶
解室と成形室との間の第二の真空仕切弁を開き、次に溶
解室内のるつぼ底部の流出口を塞ぐ栓を、栓開閉機構に
より、成形室内金型の昇降移動範囲から退避した位置ま
で移動し、栓移動完了と同時に、成形室内の金型を、金
型昇降機構でるつぼ流出口近傍まで上昇させて溶湯を注
型し、注型後は、金型を金型昇降機構で定位値へ戻し第
二の真空仕切弁を閉じ、第二の真空仕切弁を閉じた後溶
解室は、真空排気系で再び高真空領域まで真空引きし、
次の溶解作業に備え、成形室は不活性ガスを導入し大気
圧状態で冷却した後、金型を取り出し、金型を取り出し
た後の成形室は、新たに次の金型を設置し、真空排気系
で規定圧力まで真空引きし、次の溶解作業に供えるよう
にした真空浮揚溶解装置の溶解および出湯方法とする。
【0016】上記構成により真空容器内で、材料供給か
ら溶解作業および注型作業までを連続して行うことが可
能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態の主
要部の構成図を示す。この図1において、従来例と同一
の符号を付けた部材はおおよそ同一の機能を有するので
その説明は省略する。この図1において、1は有底の円
筒状に形成されその底部に形成された溶湯を出す流出口
1b、および円筒状部に放射状に略等間隔で設けられた
縦長のスリットを有する良導電金属製のるつぼ、1aは
るつぼ1内で被溶解材料が溶解された溶湯、1cはるつ
ぼ1に冷却水を給排水するマニホールド、2は被溶解材
に、電磁誘導によって流れる渦電流を利用して誘導加熱
と電磁力による浮揚力との双方を同時に与える誘導コイ
ル、3は誘導コイル2に電流を供給する交流電源、4は
るつぼ1に被溶解材料を供給する溶解材料供給装置、5
は溶湯1aを注型する金型、6は流出口1bを塞ぐ栓、
7は栓6を支持アーム8に接続する接続管、8aは支持
アーム8の昇降と旋回を案内板10bの案内溝10dに
係合してガイドするローラーフォロア、9は溶解材料供
給装置4、およびるつぼ1、誘導コイル2、栓6および
栓開閉機構を有する浮揚溶解装置、金型5を収容する真
空容器、9aは誘導コイル2に交流電流を供給する導体
を真空容器9に導入するための絶縁真空フランジ、10
は支持アーム8を昇降する昇降機構、10aは支持アー
ム8を栓6が流出口1bを塞ぐ位置に保持するためのス
トッパ、10cは流出口中心から水平方向に離れた位置
で、支持アームの水平方向の旋回、および昇降をさせる
直線ガイド、11aは栓6の上述した栓開閉機構、12
は金型5を昇降する金型昇降機構、13は直線ガイド1
0cを真空容器に連通させる真空導入フランジ、14は
溶湯1aの輻射熱を遮蔽する熱遮蔽用のリフレクター、
14aはリフレクターをるつぼ上方から旋回退避させる
旋回機構、15は真空容器内を排気する真空排気系、1
5aは真空排気系15の遮断バルブ、16は溶解材料供
給装置4に外部から材料を供給するための扉、17は真
空容器9内に不活性ガスを供給する不活性ガス導入手
段、17aは不活性ガス導入手段17のガス遮断バルブ
を示す。
【0018】この図1において、被溶解材料は、真空排
気系15により真空容器9内を排気した後、不活性ガス
を不活性ガス導入手段17からガス遮断バルブ17aを
開放して導入し真空容器9内が大気圧になってから扉1
6を開き溶解材料供給装置4に供給される。溶解材料供
給装置4、および有底の円筒状に形成されその底部に形
成された溶湯1aを出す流出口1b、および円筒状部に
放射状に略等間隔で設けられた縦長のスリット、冷却水
を給排水するマニホールドを有する良導電金属製のるつ
ぼ1、誘導コイル2、栓6等で構成される浮揚溶解装
置、溶解された溶湯を注型する金型5は真空容器9の中
に収容されている。交流電源3は真空容器9外の大気圧
下に設置されており、絶縁真空フランジ9aを通して真
空容器9内の誘導コイル2に導体で接続され交流電流を
供給する。溶解作業は、真空容器9内を真空排気系15
で所定の圧力に減圧してから開始する。次に、リフレク
ター14を旋回機構14aによりるつぼ1の上方から旋
回退避し、るつぼ1の中に溶解材料供給装置4から被溶
解材料を投入する。その溶解材料は交流電源3から電流
を供給される誘導コイル2の電磁誘導によって誘起され
る渦電流で誘導加熱と電磁力による浮揚力との双方を同
時に与えられ、溶けて浮揚した溶湯1aになり、出湯条
件が整えられた後金型5に出湯される。溶解中はリフレ
クター14を旋回機構14aでるつぼ1の上方に旋回さ
せてるつぼ1からの輻射熱が上方の機器を過熱しないよ
うに熱遮蔽している。このるつぼ1で溶解された溶湯1
aは、溶解時に他の物と接触しないために異物の混入が
極めて少ないこと、融点の高い材料でも溶解が可能であ
ること、熱伝導損失が小さいこと、さらに真空中での溶
解であることから金属酸化、溶解中のガス吸収が無く、
また溶湯1aからの脱ガス作用があるなどの特徴がある
ことから、高融点でしかも高純度が要求される材料、例
えば、チタン、シリコン等の溶解に用いられる。
【0019】るつぼ1の下部から出湯するこの浮揚溶解
装置では、溶解初期に少量の金属が溶け出して、その少
量の溶湯1aが浮揚力を受けて浮揚するほどの量に達し
ない場合に、少量の溶湯1aがるつぼ1の流出口1bか
ら落下する恐れがあるのでこれを防止するためと、ま
た、溶解中に電源3が切れて溶湯1aが浮揚力を失い落
下した場合に流出口1bから落下するのを防止するため
とに栓6が使用される。
【0020】以下に栓6を開閉する栓開閉機構11aの
動作を説明する。栓6は接続管7を介して支持アーム8
で流出口1bを塞ぐように支持されている。支持アーム
8は、その昇降をガイドする直線ガイド10cを支点に
して水平方向の旋回自在に取付られて、直線ガイド10
cの上部の真空導入フランジ13を通して大気中に露出
した部分でローラーフォロア8aを案内板10bの案内
溝10dに係合させて、直線ガイド10cと案内溝10
dに係合するローラーフォロア8aとを連携し昇降装置
10に取付られた部材10eを介して昇降と、その途中
に水平旋回が与えられる。
【0021】上記の構成で栓6の開放は、昇降機構10
により支持アーム8を昇降する際は、まず、栓6が流出
口1bを塞ぐ位置となるように部材10eを保持してい
るストッパ10aを解除して部材10eおよび支持アー
ム8の昇降をフリーにして、昇降機構10を下降方向に
付勢して、支持アーム8を直線ガイド10cと、案内溝
10dに係合したローラーフォロア8aとで直線的な下
降と水平旋回とを組み合わせた下降動作をさせて、流出
口1bの直下から栓6を退避位置に退避させる。
【0022】この状態で金型5を昇降装置12により流
出口1bの近傍にまで上昇させて、誘導コイル2の電流
を制御して溶湯1aを流出口を経て金型5に注型し、注
型完了後は金型5を昇降装置12により下降させてから
別の金型と交換して次の注型に備える。出湯完了後は、
上記と逆の手順で栓6を上昇させて流出口1bを塞ぎ次
回の溶解に備える。
【0023】図2はこの発明の別の実施の形態の主要部
の構成図を示す。この図2において、1は有底の円筒状
に形成されその底部に形成された溶湯を出す流出口1
b、および円筒状部に放射状に略等間隔で設けられた縦
長のスリットを有する良導電金属製のるつぼ、1aはる
つぼ1内で被溶解材料が溶解された溶湯、1aはるつぼ
1内で被溶解材料が溶解された溶湯、1cはるつぼ1に
冷却水を給排水するマニホールド、2は被溶解材に、電
磁誘導によって流れる渦電流を利用して誘導加熱と電磁
力による浮揚力との双方を同時に与える誘導コイル、3
は誘導コイル2に電流を供給する交流電源、4はるつぼ
1に被溶解材料を供給する溶解材料供給装置、5は溶湯
1aを注型する金型、6は流出口1bを塞ぐ栓、7は栓
6を支持アーム8に接続する接続管、8aは支持アーム
8の昇降と旋回を案内板10bの案内溝10dに係合し
てガイドするローラーフォロア、9は溶解材料供給装置
4、および浮揚溶解装置、金型を収容する真空容器、9
aは誘導コイル2に交流電流を供給する導体を真空容器
9に導入するための絶縁真空フランジ、10は支持アー
ム8を昇降する昇降機構、10aは支持アーム8を栓6
が流出口1bを塞ぐ位置に保持するためのストッパ、1
0cは流出口中心から水平方向に離れた位置で、支持ア
ームの水平方向の旋回、および昇降をさせる直線ガイ
ド、11aは栓開閉機構、12は金型を昇降する金型昇
降機構、13は直線ガイド10cを真空容器に連通させ
る真空導入フランジ、14は溶湯1aの輻射熱を遮蔽す
る熱遮蔽用のリフレクター、14aはリフレクターをる
つぼ上方から旋回退避させる旋回機構、15は真空容器
内を排気する真空排気系、15a、15b,15cは真
空排気系15の遮断バルブ、16は溶解材料供給装置4
に外部から材料を供給するための扉、17は真空容器9
内に不活性ガスを供給する不活性ガス導入手段、17
a,17b,17cは不活性ガス導入手段17のガス遮
断バルブ、18aは溶解材料供給装置と、浮揚溶解装置
との間の第一の真空仕切弁、18bは浮揚溶解装置と、
金型との間の第二の真空仕切弁を示す。
【0024】この図2が図1と異なる点は、溶解材料供
給装置と、浮揚溶解装置との間に第一の真空仕切弁18
aを設けるとともに、浮揚溶解装置と、金型との間に第
二の真空仕切弁18bを設けて、溶解材料供給装置を備
えた材料供給室100と、浮揚溶解装置の溶解室200
と、金型を設置した成形室300との3室に分離した点
と、3室をそれぞれ別々の真空圧力、または不活性ガス
を導入した大気圧に制御できるようにした点である。
【0025】なお、3室をそれぞれ別々の真空圧力、ま
たは不活性ガスを導入した大気圧に制御するために真空
排気系15(低真空用)の一つが遮断バルブ15aを介
して材料供給室100と、遮断バルブ15cを介して成
形室300とに接続されており、他の真空排気系15
(高真空用)が遮断バルブ15bを介して溶解室200
に接続されている。
【0026】また、不活性ガス導入手段17はガス遮断
バルブ17aを介して材料供給室100に、ガス遮断バ
ルブ17bを介して溶解室200に、ガス遮断バルブ1
7cを介して成形室300にそれぞれ接続されている。
このように二つの真空排気系15と、三つの遮断バルブ
15a,15b,15cと、三つのガス遮断バルブ17
a,17b,17cとを組み合わせることにより三室を
それぞれ別個に圧力制御できる。
【0027】上記の図2を用いてこの発明の他の実施の
形態の真空浮揚溶解装置の溶解および出湯方法について
説明する。真空浮揚溶解装置での溶解方法は、まず、材
料供給室100を大気圧下で上部の扉16を開き、溶解
材料供給装置6に導電性の被溶解材を投入する。投入
後、扉16を閉じて、材料供給室100に繋がる遮断バ
ルブ15aを開き、真空排気系15で規定の圧力まで真
空排気する。次に、高真空の溶解室200の圧力を不活
性ガス導入手段17からガス遮断バルブ17bを開放し
て不活性ガスを導入して、前記、材料供給室と同圧と
し、材料供給室100と溶解室200との間の第一の真
空仕切弁18aを開く。次に、溶解室内のリフレクター
14をリフレクター旋回機構14aでるつぼ1の上方か
ら旋回退避させた後、材料供給室100内の溶解材料供
給装置6から導電性の被溶解材をるつぼ1に投入する。
材料投入後は、第一の真空仕切弁18aを閉じ、溶解室
200を再び規定の圧力に真空排気するとともに、前記
リフレクター14を定位置に戻す。材料投入後は、るつ
ぼ1の外側に配置した誘導コイル2に、交流電源3から
電力を供給し浮揚溶解を行う。次に、浮揚溶解で溶解し
た溶湯1aを金型5に注型する際は、高真空の溶解室2
00と成型室300の圧力を材料供給時と同様に不活性
ガス導入手段17からガス遮断バルブ17bを開放して
不活性ガスを導入して同圧とした後、溶解室200と成
型室300との間の第二の真空仕切弁18bを開く。次
に、るつぼ1の流出口1bを塞いでいる栓6を挿入した
状態で、直線ガイド10cおよび支持アーム8を保持し
ているストッパー10a開放し、昇降機構10で円筒カ
ム式ガイド板10bのガイド溝10dに沿って、るつぼ
1の下部に配置した金型5が昇降移動する昇降領域を邪
魔しない位置まで、支持アーム8に接続された栓6を移
動する。栓6を開栓後、金型5を金型昇降機構12で、
るつぼ1の流出口1bに近づけ、溶湯1aが外に飛び散
らないように注型を行う。注型後は、逆の動作となる。
すなわち、注型後の金型5を金型昇降機構12で定位値
まで下降させ第二の真空仕切弁18bを閉じると同時
に、溶解室を再び規定圧力まで排気する。次に、支持ア
ーム8に接続された栓6を、昇降機構10で上昇させ、
円筒カム式ガイド板10bのガイド溝10dに沿って、
旋回移動および直線上昇してるつぼ1の流出口1bに挿
入復帰し、上部ストッパー10aで保持する。次に、成
型室300の真空排気系15の遮断バルブ15cを閉
じ、不活性ガス導入手段17のガス遮断弁17cを開
き、不活性ガスを導入して、成型室を大気圧に戻し成型
品を冷却後取り出す。尚、この成型品を冷却中に、溶解
室内のるつぼ1には、新たに材料供給室から材料を、前
述と同様な手順で投入して次の溶解作業を行うことが可
能となる。
【0028】図3は図2の発明の他の実施例の主要部の
構成図を示す。この図3において、材料供給室100、
および溶解室200は図2の構成と同じであるのでその
説明は省略する。この図3は成型室300を分離面から
切離し、成型室300内の金型5を他の成型ユニット例
えば線材成型ユニット19に交換した例である。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、真空容器内に良導電
金属製のセグメントが周方向に絶縁板を介して積層され
てなる有底円筒状のるつぼと、るつぼの外径側を囲むよ
うに設置した誘導コイルと、るつぼの上部から、導電製
の被溶解材を投入する溶解材料供給装置と、溶湯を注型
する金型が備えられているので、1つの真空容器内で、
材料供給から溶解作業および注型作業までを連続して行
うことにより、ゴミ,埃,不純ガス等の混入の少ない、
より高純度の金属材料が得られる効果がある。
【0030】また、るつぼ上部に、るつぼ開口部を開閉
移動可能なリフレクターを配置したことにより、溶解中
の輻射熱を遮り、真空容器上部が加熱されるのを防ぐ効
果がある。さらに、溶湯を流し込む金型を、るつぼ下部
に金型昇降機構で昇降自在に配置して、開栓後、金型を
るつぼ流出口にできる限り近づけることにより溶湯が外
に飛び散らないようにする効果がある。
【0031】さらに、真空容器を材料供給室、真空溶解
室、成型室の3室に真空仕切弁で分離し、各々の真空室
を独立して真空排気および圧力制御を可能としたことに
より、先ず、真空室の容積を用途にみあった最適の大き
さ、最適な圧力とすることができ、その結果、真空排気
ポンプの容量も小さくすることができる。また、真空溶
解作業中に、次の新しい材料の供給が可能となり、連続
溶解作業に効果がある。
【0032】また、3室を分離したことにより、メンテ
ナンス時でも全室を大気にさらすことが無く、清浄な環
境を維持することができる。さらに、成型室のように、
ワークの種類が変わる場合でも成型室をワーク毎にユニ
ット化しておけば、ユニットの交換により生産性を向上
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の主要部分の構成図
【図2】この発明の別の実施の形態の主要部分の構成図
【図3】図2の発明の他の実施例の主要部の構成図
【図4】従来例の構成図
【符号の説明】
4 材料供給装置 9 真空容器 9a 絶縁真空フランジ 11a 栓開閉機構 12 金型昇降機構 13 真空導入フランジ 14 リフレクター 14a リフレクター旋回機構 15 真空排気系 15a 遮断バルブ 15b 遮断バルブ 15c 遮断バルブ 16 扉 17 不活性ガス導入手段 17a ガス遮断バルブ 17b ガス遮断バルブ 17c ガス遮断バルブ 18a 第一の真空仕切弁 18b 第二の真空仕切弁 19 線材成形ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底の円筒状に形成されその底部に形成さ
    れた溶湯流出口および円筒状部に放射状に略等間隔で設
    けられた縦長のスリットを有する良導電金属製のるつぼ
    と、るつぼの外径側を囲むように設置した誘導コイル、
    流出口を塞ぐ栓、その栓を開閉する栓開閉機構を有する
    浮揚溶解装置と、るつぼの上部から導電性の被溶解材を
    るつぼ内に投入する溶解材料供給装置と、流出口下部に
    溶湯を流し込む金型とを真空容器内に設けたことを特徴
    とする真空浮揚溶解装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の真空浮揚溶解装置におい
    て、被溶解材をるつぼ内に投入する溶解材料供給装置
    と、浮揚溶解装置との間を仕切る隔壁およびその隔壁の
    一部を開閉する第一の真空仕切弁を設けるとともに、浮
    揚溶解装置と、金型との間を仕切る隔壁およびその隔壁
    の一部を開閉する第二の真空仕切弁を設けて、真空容器
    内を、溶解材料供給装置を備えた材料供給室と、浮揚溶
    解装置の溶解室と、金型を設置した成形室との3室に分
    割したことを特徴とする真空浮揚溶解装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の真空浮揚
    溶解装置において、金型をるつぼ下部流出口近傍と、流
    出口から離れた下部の定位置との間で昇降させる金型昇
    降機構を設けたことを特徴とする真空浮揚溶解装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の真空浮揚溶解装置において、るつぼ上方に、るつぼ上
    部開口部を開閉移動可能に覆うリフレクターを設けたこ
    とを特徴とする真空浮揚溶解装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の真空浮揚溶解装置において、材料供給室、溶解室およ
    び成形室の各々に、不活性ガス導入手段を設けたことを
    特徴とする真空浮揚溶解装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の真空浮揚溶解装置において、材料供給室、成形室およ
    び溶解室を、各々独立して真空排気および圧力制御を可
    能としたことを特徴とする真空浮揚溶解装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の真空浮揚溶解装置において、材料供給室が大気圧下で
    材料供給室の扉を開け室内の溶解材料供給装置に導電性
    の被溶解材料を供給し、材料供給後は、真空排気系によ
    り、材料供給室を真空引きし、材料供給室から溶解室内
    のるつぼに材料を供給する際、高真空領域の溶解室圧力
    を不活性ガスを導入して、材料供給室の圧力と同レベル
    にした後、第一の真空仕切弁を開き材料供給室内の溶解
    材料供給装置から材料投入し、材料投入終了後は第一の
    真空仕切弁を閉じて溶解室を真空排気系で高真空領域ま
    で真空引きして規定の圧力を確保した後、溶解を開始
    し、材料供給室は不活性ガスを導入して大気圧に戻し次
    回投入材料の受入れに備え、溶解された溶湯を次工程の
    金型に注型する際は、まず、高真空領域の溶解室圧力を
    不活性ガスを導入して、成形室の圧力と同レベルにした
    後、真空溶解室と成形室との間の第二の真空仕切弁を開
    き、次に溶解室内のるつぼ底部の流出口を塞ぐ栓を、栓
    開閉機構により、成形室内金型の昇降移動範囲から退避
    した位置まで移動し、栓移動完了と同時に、成形室内の
    金型を、昇降機構でるつぼ流出口近傍まで上昇させて溶
    湯を注型し、注型後は、金型を昇降機構で定位値へ戻し
    第二の真空仕切弁を閉じ、第二の真空仕切弁を閉じた後
    溶解室は、真空排気系で再び高真空領域まで真空引き
    し、次の溶解作業に備え、成形室は不活性ガスを導入し
    大気圧状態で冷却した後、金型を取り出し、金型を取り
    出した後の成形室は、新たに次の金型を設置し、真空排
    気系で規定圧力まで真空引きし、次の溶解作業に備える
    ようにしたことを特徴とする真空浮揚溶解装置の溶解お
    よび出湯方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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