JPH1038323A - 天井構造 - Google Patents

天井構造

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JPH1038323A
JPH1038323A JP8212107A JP21210796A JPH1038323A JP H1038323 A JPH1038323 A JP H1038323A JP 8212107 A JP8212107 A JP 8212107A JP 21210796 A JP21210796 A JP 21210796A JP H1038323 A JPH1038323 A JP H1038323A
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JP
Japan
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ceiling
panel
frame
foamed resin
adhesive tape
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JP8212107A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Wada
博孝 和田
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Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射冷暖房を行うアルミ製の面材を用いた天
井において、冷暖房時の面材と下地材との熱膨張差によ
る面材あるいは天井パネルの撓みを防止する。 【解決手段】 パネルフレームとなる軽鉄製の下地材1
4と放射板となるアルミ製の面材11とで構成される天
井放射パネル4において、面材11と下地材14とを発
泡樹脂両面粘着テープ25を介して接着する。天井放射
パネル4は、面材11の上面または面材11自体に冷温
水の流路を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅等の建物の
天井構造、特に放射冷暖房機能を備えた天井における天
井面材の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】室内の快
適な冷暖房として、天井放射冷暖房が試みられている。
このような放射冷暖房を行う天井では、放熱性を良くす
るため、天井面材にアルミ等の金属板を用いる場合が多
い。ところが、冷暖房によって天井部の温度変化が大き
くなるため、下地材と天井面材との熱膨張係数の差によ
り、天井パネルに撓みが生じ、天井面の見栄えを悪くす
るという問題点があった。
【0003】この発明の目的は、冷暖房により天井面に
撓みを生じさせることのない天井構造を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の天井構造は、
天井面の面材とその裏面に位置する下地材とを、発泡樹
脂製の基材の両面に粘着剤を有する発泡樹脂両面粘着テ
ープを介して接着したものである。この構成によれば、
天井面の面材とその裏面の下地材とが発泡樹脂両面粘着
テープを介して接着されているので、天井部または部屋
内の冷暖房等により下地材や面材に伸縮が生じても、こ
れら二部材の伸縮差を発泡樹脂両面粘着テープの基材で
吸収することができ、これにより天井面の撓みを防止で
きる。前記天井構造を複数枚の天井パネルを並設して構
成し、前記下地材を前記天井パネルのフレームとしても
よい。この構成の場合、天井パネルとフレームの伸縮差
が、これら二部材間に介装される発泡樹脂両面粘着テー
プで吸収され、冷暖房等による天井パネルの撓み変形が
防止できる。前記天井構造において、前記面材を金属製
の放熱板としてもよい。放熱板は室内を放射熱で冷暖房
するものである。この構成の場合、冷暖房による伸縮変
化の激しい放熱板とフレームとの間の伸縮差が、これら
二部材間に介装される発泡樹脂両面粘着テープで効果的
に吸収され、天井パネルの撓み防止を図ることができ
る。前記天井構造において、前記天井パネルを、放熱板
の裏面に熱媒体の流路となる配管を設けた天井放射パネ
ルとしてもよい。この構成の場合、天井パネルの配管を
流れる熱媒体により、天井放射パネルが熱源となり、天
井面からの熱放射により快適に冷暖房できる。前記天井
パネルの面材を放熱板とし、その放熱板を、2枚のアル
ミ板を積層状態に接合し、両アルミ板の間に、片方のア
ルミ板の膨らみ部分ともう片方のアルミ板の平面状部分
とでなる偏平形状の膨管部を形成したものとしてもよ
い。このように放熱板を積層板として板材自体に膨管部
を形成した場合、軽量化が図れるうえ、放熱板の全体に
膨管部内の流体の熱が効率良く伝導する。そのため、効
率の良い快適な放射冷暖房が行える。前記膨管部は片面
のみに突出するものであり、放熱板の他の片面は平坦面
であるため、膨管部等の流路が見えず、見栄えが良い。
また、アルミ板を使用するため、熱伝導効率が良く、膨
管部の加工も容易である。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図4に基づいて説明する。図1はこの天井構造を室内
から見た斜視図、図2はその天井構造の下面図である。
部屋1の天井面2は、周囲をフェイスパネル3a,3b
で構成し、中間部を天井放射パネル4で構成してある。
天井放射パネル4は矩形状のものであり、複数枚を一列
に横並びに並設してある。天井放射パネル4の長辺側の
フェイスパネル3bは、天井放射パネル4と同じ長辺長
さとし、短辺側のフェイスパネル3aは、複数枚の天井
放射パネル4にわたる長さとしてある。短辺側フェイス
パネル3aと天井放射パネル4の間には、換気用スリッ
ト5を形成し、その裏側にダクト状の換気路(図示せ
ず)が形成してある。天井裏空間6における各フェイス
パネル3a,3bの上方部分は、天井放射パネル4に接
続する冷温水の配管や換気用ダクトの配置スペースと
し、これら配管およびダクト等のメンテナンスが容易な
ように、フェイスパネル3a,3bは着脱可能としてあ
る。
【0006】フェイスパネル3a,3bは、断熱および
化粧を図ったパネルであって、冷暖房機能を有しないも
のであり、例えば図4に示すように石膏ボード7の裏面
に補強フレーム8を設け、補強フレーム8で囲まれる空
間に断熱材9を積層し、補強フレーム8の外周に支持フ
レーム10を設けたものであり、石膏ボード7の表面に
は図示しないクロスが貼られる。ただし、フェイスパネ
ル3a,3bとしては、このような構成のものに限ら
ず、例えば石膏ボードとスレート板との複合板に仕上材
となるクロスを貼り、支持フレームを設けたもの等、種
々の構成のものを使用して良い。
【0007】天井放射パネル4は、図3に示すように、
アルミ板等の高熱伝導材料の放熱板11の上に銅管等の
金属管からなる流路15を形成し、その上に断熱材13
を積層すると共に、放熱板11の下面と断熱材13の上
面とにクロス12,16を貼ったものである。クロス1
2,16には不織布やガラスなどが用いられる。断熱材
13にはグラスウール等が使用される。放熱板11の上
面の各辺には、図3(D),図4(B)に示すように金
属製の発泡樹脂両面粘着テープ25(図4(C))を介
して軽量溝形鋼等のフレーム14が外向きに取付けてあ
る。発泡樹脂両面粘着テープ25は、アクリルフォーム
等からなる発泡樹脂製の基材25aの両面にアクリル系
の粘着剤25bを設け、平面紙または樹脂製の剥離紙2
5cを貼ったものであり、剥離紙25cを剥離した状態
で使用される。前記アクリルフォームは完全独立気泡の
ものが好ましい。基剤25aの厚みは、数百ミクロンか
ら数ミリ程度のものが適当である。この発泡樹脂両面粘
着テープ25としては、例えば住友スリーエム株式会社
のVHBアクリルフォーム接合材等が使用できる。
【0008】図3(A)に示すように、天井放射パネル
4上の流路15は、放熱板11の略全体に分散して平行
に配置された複数本の分岐流路15aと、これら分岐流
路15aの一端同士および他端同士を各々連通させた一
対の集合流路15b,15bと、前記放熱板11の一側
部で分岐流路15aと平行に配置されて片方の集合流路
15bに連通した接続用流路15cとでなる。この接続
用流路15cに連通する第1の接続口17Aを放熱板1
1の前記一側部に配置し、もう片方の集合流路15bに
連通する第2の接続口17Bを放熱板11の他側部に配
置してある。天井放射パネル4は平面形状が矩形であ
り、その長辺と平行に前記分岐流路15aが設けてあ
る。また、前記両接続口17A,17Bは、天井放射パ
ネル4の長手方向に対する同じ側の端部に配置されてい
る。流路15となる金属管は、図3(B)のように粘着
テープ等の止め具18を被せて放熱板11に固定してあ
る。接続口17A,17Bは、図3(C),(D)に示
すように、差し込み式またはねじ込み式の配管継手19
で構成される。配管継手19は、汎用の銅管雌アダプタ
等からなり、放熱板11の上面に両面粘着テープ等で取
付けられる。
【0009】図4(A)は図2のY−Y線拡大断面であ
り、天井放射パネル4およびフェイスパネル3bの建物
躯体への取付構造を示す。H形鋼からなる梁20の下面
に軽量溝形鋼等からなる天井下地桟21を取付け、その
下地桟21から吊りボルト22で下向きリップ溝形のパ
ネル係合桟23を吊ってある。このパネル係合桟23に
天井放射パネル4の溝形のフレーム14を係合させ、天
井放射パネル4を支持させる。フェイスパネル3bは、
片方の長辺を溝形のフレーム10でパネル係合桟23に
係合させ、もう片方の長辺のフレーム10を、壁面に取
付けられた下地材24にビス等で固定することにより取
付けてある。
【0010】この構成の天井構造によると、天井放射パ
ネル4の放熱板11上の流路15に冷温水を循環させる
ことにより、天井面で、部屋1内の放射冷暖房が行え
る。天井面での放射冷暖房であるため、広範囲で熱放射
が行え、部屋1内の何処に居ても快適な冷暖房効果が得
られる。冷暖房時に、アルミ等からなる放熱板11と軽
鉄等からなるフレーム14との間で大きな熱伸縮差が生
じるが、これら放熱板11とフレーム14とは発泡樹脂
両面粘着テープ25を介して接着されているので、前記
熱伸縮差が粘着テープ25の基材25aで吸収される。
前記のアクリルフォームを基材25aとする発泡樹脂両
面粘着テープ25は、接合部分の変形に追従し、残留応
力が残らない性質を有しており、このような放熱板11
とフレーム14との大きな熱伸縮差を無理な応力を生じ
させることなく吸収できる。このため、天井放射パネル
4の熱伸縮による撓み変形を防止でき、天井面の見栄え
が良くなる。
【0011】図5は、天井放射パネル4の他の例を示
す。この天井放射パネル4も、放熱板11の下面にクロ
ス12を貼り、上面にグラスウール等の断熱材13を積
層したものである。クロス12は、耐火構造とする場合
はガラスクロスが好ましい。放熱板11の上面の周囲
に、発泡樹脂両面粘着テープ(図示せず)を介して軽量
溝形鋼等のフレーム14を外向きに接着させた構造も先
の天井放射パネル4の場合と同様である。放熱板11
は、図5(D)に示すように、2枚のアルミ板11A,
11Bを積層状態に接合し、両アルミ板11A,11B
の間に、片方のアルミ板11Aの膨らみ部分35Aとも
う片方のアルミ板11Bの平面状部分35Bとでなる流
路用の膨管部35を形成したものである。膨管部35
は、円弧あるいは楕円弧状の偏平形状とされている。膨
らみ部分35A側の板11Aには軟質アルミ板が用いら
れ、もう片方の板11Bには硬質アルミ板が用いられ
る。この放熱板11の製造は、両アルミ板11A,11
Bを、カーボン性の線状の中子を介在させて積層し、こ
の積層状態で両アルミ板11A,11Bをプレスするこ
とにより、前記膨らみ部分35Aと硬質側アルミ板11
Bの平板状部分35Bとでなる膨管部35が形成され
る。
【0012】放熱板11の膨管部35は、図5(A)の
例では、矩形の放熱板11の長手方向に延びる複数本の
平行管路部35aに分岐させてあり、これら平行管路部
35aの両端を連通させる連通管路部35bと、各連通
管路35bから他の配管へ接続する接続管路部35cと
を有するものとしてある。接続管路部35cは、放熱板
11に取付けた差込接続式の配管継手37に接続してあ
る。膨管部35の各部の断面形状は、製造上、同一断面
形状としてあるが、接続管路部35cは他の管路部35
a,35bよりも大きな断面形状としてある。寸法例を
示すと、放熱板11の厚みt(図5(C))が1.8〜
2mmの場合に、膨管部35の幅Bを20mm、高さHを2
mmとしてある。この場合に、断熱材13の厚みt1(図
5(B))は20mmとしてある。この程度の偏平な膨管
部35であれば、前記の製造方法で容易に製造できる。
【0013】この構成の場合、天井放射パネル4の放熱
板11を積層板として板材自体に膨管部35を形成した
ため、放熱板11の全体に膨管部35内の冷温水の熱が
効率良く伝導する。そのため、効率の良い快適な放射冷
暖房が行える。この構成の場合も、天井放射パネル4の
放熱板11とフレーム14とを発泡樹脂両面粘着テープ
で接着したことにより、天井放射パネル4の熱膨張差に
よる撓みの防止効果が得られる。
【0014】図6は、この発明の天井構造の他の実施形
態を示す。この天井構造では、天井裏空間6に、下面が
開口した複数の機能チャンバ40が設けられると共に、
給気用および排気用の空調ダクト41が設けられ、H形
鋼からなる梁20上に配管される。給気用空調ダクト4
1Aから分岐する吹出口41aは選択した一部の機能チ
ャンバ40Aに開口させてあり、排気用空調ダクトから
分岐する吸込口も別の一部の機能チャンバ40Bに開口
させてある。梁20の下面に取付けられた天井下地桟2
1から、吊りボルト22で吊られた下向きリップ溝形の
パネル係合桟23には、天井面を構成する面材として天
井パネル44が、その溝形のフレーム14を係合させる
ことにより支持させてある。この場合の天井パネル44
は、図6(B)に示すように、無数の孔を有する有孔ボ
ード45の裏面の4辺に溝形のフレーム14を接着させ
たものであり、その接着は、前記実施形態の場合と同様
の金属製両面接着テープ25(図4(C))をフレーム
14と有孔ボード45との間に介在させて行われる。前
記各機能チャンバ40は、その下部開口縁を前記天井パ
ネル44のフレーム14に接続することにより支持され
る。これにより、天井裏空間6と部屋1内とは、前記機
能チャンバ40の下部開口を覆う通気面材である有孔ボ
ード45で仕切られる。前記各機能チャンバ40には、
除湿機器、冷暖房機器、空気清浄機等の機能ユニット4
6の少なくとも一つが収容される。換気用スリット5を
構成する断面概形ハット形の軽量溝形鋼等からなるスリ
ットフレーム47は、前記吊りボルト22で天井下地桟
21に吊ってある。このスリットフレーム47の上面に
はその長手方向に延びるスリット開口(図示せず)が形
成してある。換気用スリット5の裏側には換気チャンバ
48が設けられ、このチャンバ48に換気ダクト49が
接続させてある。
【0015】この天井構造の場合も、冷暖房時に、天井
パネル44におけるフレーム14と有孔ボード45との
間で生じる伸縮差が、金属製両面接着テープによって吸
収され、これにより天井パネル44の撓み防止が図られ
る。
【0016】図7は、この発明の天井構造のさらに他の
実施形態を示す。この天井構造は、下地材である上向き
リップ溝形の軽鉄製の野縁バー50の下面に、アルミ板
からなる複数枚の天井面材54を接合するとにより天井
面を構成したものである。天井裏空間6には空調ダクト
(図示せず)を配置し、このダクトから吹き出す冷暖房
空気によって天井裏空間6の冷暖房を行い、天井面材5
4を介して部屋1を放射冷暖房する。前記野縁バー50
は、このバー50の上方でバー50と直交する方向に配
置される溝形鋼からなる野縁受け51にクリップ52を
介して支持される。すなわち、クリッパ52の下端は前
記野縁バー50の溝に係合し、クリッパ52の上端は野
縁受け51に係合させてある。また、野縁受け51は、
上階の梁(図示せず)に垂設した吊りボルト53にハン
ガー金物55を介して係合させることにより支持され
る。野縁バー50と天井面材54との接合は発泡樹脂両
面粘着テープ25を介して行われる。これにより、冷暖
房による野縁バー50と天井面材54との熱伸縮差が発
泡樹脂両面粘着テープ25で吸収され、冷暖房に伴う天
井面材54の撓み防止が図られる。
【0017】なお、図4の実施形態等では、天井放射パ
ネル4の断面コ字状フレーム14をパネル係合桟23に
係合させることによって天井放射パネル4を支持する場
合を示したが、パネル受け桟の下面に天井放射パネル4
のフレーム14をビス止めする場合には、図8に示す接
続構造とすることにより、冷暖房に伴う天井放射パネル
4の撓み防止を図ることができる。すなわち、この天井
構造では、フレーム14の上片14aをパネル受け桟5
6の下面に当て、さらにフレーム14の上片14aの下
面に別の押さえ片57を当て、この押さえ片57をビス
58でパネル受け桟56に止め付けることにより、パネ
ル受け桟56と押さえ片57でフレーム14の上片14
aを挟むものである。この構成により、天井放射パネル
4は水平方向にスライド自在に支持されるので、冷暖房
時の伸縮変化を吸収でき、天井放射パネル4の撓みを防
止できる。
【0018】
【発明の効果】この発明の天井構造は、天井面の面材と
その裏面に位置する下地材とを、発泡樹脂両面粘着テー
プで接着したため、天井部等の冷暖房により下地材と面
材との間に伸縮差が生じても、その伸縮差を発泡樹脂両
面粘着テープで吸収することができ、これにより天井面
の撓みを防止できる。前記天井構造を複数枚の天井パネ
ルを並設して構成し、前記下地材を前記天井パネルのフ
レームとした場合は、冷暖房時等における天井パネルと
フレームの伸縮差が、これら二部材間に介装される発泡
樹脂両面粘着テープで吸収され、冷暖房に伴う天井パネ
ルの撓み変形を防止できる。前記天井構造において、前
記面材を金属製の放熱板とした場合には、放射冷暖房に
より快適な冷暖房が行える。冷暖房に伴う放熱板と下地
材との熱膨張差は大きくなるが、この場合も発泡樹脂両
面粘着テープで熱膨張差が吸収され、天井面の撓み変形
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる天井構造を室内
から見た斜視図である。
【図2】同天井構造の下面図である。
【図3】(A)は同天井構造に使用する天井放射パネル
の破断平面図、(B)はその部分拡大破断側面図、
(C)はその配管継手の平面図、(D)はその天井放射
パネルにおける配管継手の近傍を示す断面図である。
【図4】(A)は前記天井放射パネルの建物躯体への取
付構造を示す破断側面図、(B)は同取付構造の要部拡
大断面図、(C)は同取付構造に使用する発泡樹脂両面
粘着テープの斜視図である。
【図5】(A)は前記天井構造に使用する天井放射パネ
ルの別の例の破断平面図、(B)は同部分破断側面図、
(C)はその膨管部の拡大断面図、(D)は膨管部の製
造過程を示す断面図である。
【図6】(A)はこの発明の他の実施形態にかかる天井
構造の要部縦断面図、(B)は同天井構造に使用する天
井パネルの斜視図である。
【図7】(A)はこの発明のさらに他の実施形態にかか
る天井構造の天井裏側から見た斜視図、(B)は同天井
構造の要部縦断面図である。
【図8】(A)は天井放射パネル支持構造の一例の分解
状態を示す縦断面図、(B)は同支持構造の組立状態を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
2…天井面 35…膨管部 4…天井放射パネル(面材) 35A…膨らみ部
分 11…放熱板(面材) 35B…平面状
部分 11A,11B…アルミ板 44…天井パネ
ル 14…フレーム(下地材) 45…有孔ボー
ド 15…流路 50…野縁バー
(下地材) 25…発泡樹脂両面粘着テープ 54…天井面材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 9/16 E04B 5/55 M 9/24 5/57 E 9/18 5/58 R

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井面の面材とその裏面に位置する下地
    材とを、発泡樹脂製の基材の両面に粘着剤を有する発泡
    樹脂両面粘着テープを介して接着した天井構造。
  2. 【請求項2】 複数枚の天井パネルを並設した天井構造
    であって、前記下地材が前記天井パネルのフレームであ
    る請求項1記載の天井構造。
  3. 【請求項3】 前記面材が金属製の放熱板である請求項
    1または請求項2記載の天井構造。
  4. 【請求項4】 前記天井パネルが、放熱板の裏面に熱媒
    体の流路となる配管を設けた天井放射パネルである請求
    項2記載の天井構造。
  5. 【請求項5】 前記天井パネルの面材が放熱板であり、
    前記放熱板が、2枚のアルミ板を積層状態に接合し、両
    アルミ板の間に、片方のアルミ板の膨らみ部分ともう片
    方のアルミ板の平面状部分とでなる偏平形状の膨管部を
    形成したものである請求項2記載の天井構造。
JP8212107A 1996-07-22 1996-07-22 天井構造 Pending JPH1038323A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000273980A (ja) * 1999-03-23 2000-10-03 Takenaka Komuten Co Ltd 大空間建築物用屋根
JP2010144420A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Sumisho Metalex Corp 輻射天井用放熱パネル及びその施工法
CN105569252A (zh) * 2015-12-25 2016-05-11 浙江久达门业有限公司 一种3d实木吊顶及其安装方法
KR20220106599A (ko) * 2021-01-22 2022-07-29 주식회사 코인 심미성과 효율성을 고려한 복사 패널 구조체 및 그 시공방법

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