JPH1038177A - 管内作業装置 - Google Patents

管内作業装置

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JPH1038177A
JPH1038177A JP19596996A JP19596996A JPH1038177A JP H1038177 A JPH1038177 A JP H1038177A JP 19596996 A JP19596996 A JP 19596996A JP 19596996 A JP19596996 A JP 19596996A JP H1038177 A JPH1038177 A JP H1038177A
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JP
Japan
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pipe
wire
airflow
air turbine
working
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JP19596996A
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English (en)
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Zen Hirabayashi
漸 平林
Toshikazu Hotta
俊和 堀田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管外部からの電力供給を要せずに保守点検
作業等の各種の作業を行うことができ、また配管外部に
おいて管内装置の位置を検出することができる管内作業
装置を提供する。 【解決手段】 気流によって回転するエアタービン1を
ワークモジュール100に備え、このエアタービン1に
よってカッター2を回転駆動する。また、エアタービン
1によって発電機を回転駆動して電力を発生させ、この
発電した電力をカメラモジュール200のカメラ11,
16等に供給する。そして、管内装置(両モジュール1
00,200)を気流の下流方向に移動させるときには
配管外部の操作モジュールに備えたウィンチでワイヤー
ケーブル17を送り出し気流の力によって管内装置を前
記下流方向へ移動させ、管内装置を気流の上流方向に移
動させるときにはウィンチでワイヤーケーブル17を巻
き取ることによって管内装置を前記上流方向へ牽引す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管内作業装置に関
し、ゴミ真空輸送管等の配管内において保守点検等の各
種の作業を行う場合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】図6はゴミ真空輸送管によるゴミの真空
輸送方法の説明図である。同図に示すように、配管20
の一端側にはブロア23が備えられており、このブロア
23によって配管20内に矢印A方向の気流を発生させ
ることができる。そして、配管20内に投入されたゴミ
22は、ブロア23によってゴミ23の一方側(ブロア
23側)に生じる負圧P1 と、ゴミ22の他方側の略大
気圧P2 との差圧によって気流の下流方向(矢印A方
向)に輸送される。
【0003】かかるゴミ真空輸送管においては、配管2
0の内壁面に徐々に蓄積される付着物の除去、清掃や、
配管肉厚計測等の保守点検作業を行う必要があるが、配
管内の衛生環境や作業環境が人体には好ましくないこか
ら、従来より、配管内を自動的に移動して各種の保守点
検作業を行う管内保守点検装置が用いられている。
【0004】図7は、従来の管内保守点検装置の概略構
造を示す側面図である。
【0005】同図に示すように、従来の管内保守点検装
置は、管内装置の本体51の両側下部に車輪52がそれ
ぞれ複数設けられており、これらの車輪52を本体51
に備えたモータ(図示せず)によって回転駆動すること
により配管20内を走行移動する。また、本体51の前
部には配管20内を撮影して監視するためのカメラ53
が設置され、本体51の後端上部には距離計測ローラ5
4が回転可能に支持されている。距離計測ローラ54
は、配管20の内壁面20aに当接し、この内壁面20
aに沿って転動することにより本体51の走行距離(管
内位置)を計測する。
【0006】更に、本体51には、配管肉厚計測用の超
音波センサーや、配管内壁面20aの付着物を切削除去
するためのカッター等、各種の図示しない計測機器や保
守機器が搭載されている。また、本体51の後端からは
ケーブル55が配管の外部まで延びている。このケーブ
ル55は、車輪52を駆動するモータや、各種の計測機
器、保守機器に対して配管外部の電源から電力を供給す
るための電力ケーブルと、カメラ53や距離計測ローラ
54の計測信号等、各種の電気信号を配管外部の装置に
伝送するための信号ケーブルとから構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の管内保守点検装置では、以下のような問題点があ
る。
【0008】(1)カッターの駆動モータ、カメラ5
3、超音波センサー等の機器を動作させるために、これ
らに対して配管外部から電力を供給する必要がある。 (2)モータで車輪52を回転駆動して配管内を移動す
るため、この車輪駆動用モータにも配管外部から電力を
供給する必要がある。また、車輪駆動用モータを本体5
1に備えなければならないため、管内装置の容積や重量
が増大し、取り扱いが困難である。 (3)上記(1),(2)の如く配管外部から電力を供
給するため、信号ケーブルだけでなく電力ケーブルも必
要である。このため、ケーブル55が太くて重たくな
り、ケーブル55の取り扱いが困難である。しかも、通
常、配管20は数百メートルにも及び、ケーブル55も
これに応じた長いものとなることから、かかるケーブル
55を牽引するために、管内装置には大きな駆動力(推
力)が必要である。このため、前記車輪駆動用モータの
容量も大きくなる。
【0009】従って本発明は上記従来技術に鑑み、配管
外部からの電力供給を要せずに保守点検作業等の各種の
作業を行うことができ、また配管外部において管内装置
の位置を検出することができる管内作業装置を提供する
ことを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の構成は、管内装置が配管内を移動して所定の
作業を行う管内作業装置であって、気流発生手段によっ
て前記配管内に発生させた気流によって回転するエアタ
ービンと、このエアタービンに駆動されて前記所定の作
業を行う作業手段とを前記管内装置に備えたことを特徴
とする。
【0011】また、第2の構成は、管内装置が配管内を
移動して所定の作業を行う管内作業装置であって、気流
発生手段によって前記配管内に発生させた気流によって
回転するエアタービンと、このエアタービンの回転駆動
によって発電する発電機と、この発電機からの電力供給
により作動して前記所定の作業を行う作業手段とを前記
管内装置に備えたことを特徴とする。
【0012】また、第3の構成は、管内装置が配管内を
移動して所定の作業を行う管内作業装置であって、前記
管内装置に一端側を取り付けたワイヤーと、前記配管の
外部に設けたワイヤー巻き取り手段とを備え、気流発生
手段によって前記配管内に発生させた気流の下流方向に
前記管内装置を移動させるときには前記ワイヤー巻き取
り手段で前記ワイヤーを繰り出し前記気流の力によって
前記管内装置を前記下流方向へ移動させる一方、前記気
流の上流方向に前記管内装置を移動させるときには前記
ワイヤー巻き取り手段で前記ワイヤーを巻き取ることに
より前記管内装置を前記上流方向へ牽引するよう構成し
たことを特徴とする。
【0013】また、第4の構成は、上記第3の構成の管
内作業装置において、開口面積を変えて前記管内装置前
後の差圧を調節することにより前記管内装置の推力を調
節する圧力封止板を前記管内装置に備えたことを特徴と
する。
【0014】また、第5の構成は、上記第3の構成の管
内作業装置において、前記ワイヤー巻き取り手段のドラ
ムの回転数、或いは前記ドラム又は前記ワイヤーに押し
付けたローラの回転数を検出して前記管内装置の位置を
検出する距離計を前記配管の外部に備えたことを特徴と
する。
【0015】従って、上記第1の構成の管内作業装置に
よれば、配管内の気流によって回転するエアタービンに
よって作業装置(例えば、回転するカッター等)を駆動
する。従って、この作業手段を駆動するためにモータを
備える必要がなく、この駆動モータに配管外部から電力
を供給する必要もない。
【0016】また、上記第2の構成の管内作業装置によ
れば、配管内の気流によって回転するエアタービンと、
このエアータービンに回転駆動される発電機とによって
電力を発生し、この発電した電力を作業装置(例えば、
カメラや超音波センサー等)に供給する。従って、この
作業手段に配管外部から電力を供給する必要がない。
【0017】また、上記第3の構成の管内作業装置によ
れば、管内装置を、配管内に発生させた気流の力によっ
て気流の下流方向に移動させ且つワイヤーとワイヤー巻
き取り手段とによって気流の上流方向に移動させるた
め、管内装置自身には移動機構(車輪や車輪駆動用モー
タ等)を備える必要がなく、従って、この車輪駆動用モ
ータに配管外部から電力を供給する必要もない。
【0018】また、上記第4の構成の管内作業装置によ
れば、圧力封止板によって管内装置の推力を任意に調節
することができる。
【0019】また、上記第5の構成の管内作業装置によ
れば、配管外部に備えた距離計によって管内装置の位置
を容易に検出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、ここでは本発明の管内
作業装置の実施の形態例として、ゴミの真空輸送管の保
守点検を行う管内保守点検装置について説明する。
【0021】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る管内保守点検装置の構成を一部破断して示す
側面図、図2は図1に示す管内保守点検装置のうちの管
内装置部を拡大して示す側面図、図3は図2に示す管内
装置に備えた圧力封止板の構成を拡大して示す正面図で
ある。
【0022】図1に示すように、本管内保守点検装置
は、管内装置としてワークモジュール100及びカメラ
モジュール200(以下、両者をワークモジュール10
0等ともいう)を有し、管外装置として操作モジュール
300を有している。なお、配管20内には、管内保守
点検装置による保守点検時にも、ゴミを真空輸送する場
合と同様に、ブロワ(図示せず、図6中のブロワ23参
照)によって矢印A方向の気流を発生させることができ
る。
【0023】図2に示すように、ワークモジュール10
0には、前記気流によって回転するエアタービン1が備
えられており、このエアタービン1には、減速機6を介
してカッター2の回転軸7aが接続されている。即ち、
気流エネルギーをエアータービン1の回転動力として回
収し、減速機6で適度に減速してカッター2を回転駆動
する。
【0024】エアタービン1の周囲はケーシング15に
よって囲まれており、ケーシング15の後端側にはスカ
ート4が設けられている。スカート4は、後端側が外側
に向かって広がっており配管20の内壁面20aに接し
ている。このようなスカート4を設けることによって、
気流を発生させた際に空気がケーシング15と配管内壁
面20aとの間を流れるのを抑制してエアタービン1に
有効に流れるようにしている。
【0025】また、ケーシング15の前端部には周方向
に複数のガイドローラ5が設けられている。これらのガ
イドローラ5は、配管内壁面20aに接しており、ワー
クモジュール100の移動に伴って転動することにより
ワークモジュール100の移動をスムーズにしている。
ケーシング15の後端部は、外側に突出して配管内壁面
20aに接しており、このことによってワークモジュー
ル100の姿勢を安定させている。
【0026】カメラモジュール200は、ワークモジュ
ール100の後方に位置しており、連結棹19によって
ワークモジュール100に連結されている。このカメラ
モジュール200には、配管内部を撮影するためのカメ
ラヘッド11及びカメラ本体16(以下、両者を単にカ
メラともいう)、照明用のライト12、カメラ11,1
6によって撮影した画像信号を送信する送信機13等が
ケーシング25内に備えられている。これらの各機器
は、気流を発生させた際に空気が通り易くするため、相
互に隙間が設けられている。また、カメラモジュール2
00の下部の前後には、カメラモジュール200の移動
をスムーズにするためにガイドローラ5が設けられてい
る。そして、カメラモジュール200の後部には、ドッ
グ26が設けられており、このドッグ26にワイヤーケ
ーブル17の一端側が接続されている。
【0027】このワイヤーケーブル17は、信号ケーブ
ルをスチールワイヤー等で補強した複合ワイヤーケーブ
ルであって、送信機13から出力された画像信号を伝送
するための信号ケーブルとしての機能と、ワークモジュ
ール100及びカメラモジュール200を牽引するため
のワイヤーとしての機能とを兼備している。
【0028】また、ワークモジュール100の後部とカ
メラモジュール200の後部には、それぞれ圧力封止板
14が設けられている。これらの圧力封止板14は、2
枚の板14A,14Bを前後に重ねてなるものである。
図3に示すように、一方の板14Aには周方向に所定の
間隔を有して放射状に延びる複数の羽根14A−1が形
成されており、他方の板14Bには周方向に所定の間隔
を有して放射状に延びる複数の羽根14B−1が形成さ
れている。また、板14Aの中央部には周方向に沿って
複数の長穴14A−2が形成されており、これらの長穴
14A−2には板14Bの中央部に周方向に沿って形成
された複数の突部14B−2が摺動可能に嵌合されてい
る。
【0029】従って、図3では板14Aの羽根14−1
の間に板14Bの羽根14B−1が位置して全閉状態と
なっているが、この状態から板14Aを回転軸14Cを
中心として矢印B方向に回動させると、羽根14A−1
と羽根14B−1とが相対的にずれて両者の間に隙間
(開口部)が生じる。この開口部の面積は板14Aの回
動量を調節することによって任意に変えることができ
る。そして、このように開口面積を変えることにより、
気流によって生じるワークモジュール100やカメラモ
ジュール200の前後の差圧を調節することができ、こ
のことによって、ワークモジュール100及びカメラモ
ジュール200の推力を調節することができる。
【0030】一方、図1に示すように、操作モジュール
300は、配管20の点検口21に取り付けられる。こ
の操作モジュール300には、ウィンチ30が備えられ
ている。ウィンチ30は、ドラム36と、駆動モータ
(図示せず)とを有しており、この駆動モータの回転駆
動によってドラム36を正転、逆転させることにより、
ワイヤーケーブル17の巻き上げ(巻き取り)、巻き下
げ(繰り出し)を行う。
【0031】ウィンチ30の後部には、ローラ37と距
離計32とが設けられている。ローラ37は、ウィンチ
のドラム37に押し当てられており、ドラム37と共に
回転する。距離計32は、ローラ37の回転数からワイ
ヤーケーブル17の繰り出し長さ、即ちワークモジュー
ル100等の位置を検出する。
【0032】また、操作モジュール300には、ウィン
チ30等の操作を行う操作パネル35と、カメラモジュ
ール200の送信機13から送信された画像信号を受信
する受信機33と、この受信機33によって受信した画
像信号に基づいて配管内の映像を映し出すモニター31
と、リミットスイッチ34とを備えている。リミットス
イッチ34は、操作モジュール300の先端部に設けら
れて配管20内に位置しており、ウィンチ30でワイヤ
ーケーブル17を巻き上げてカメラモジュール200等
を牽引する際に、カメラモジュール200の後部に設け
られたドッグ26を検出してウィンチ30によるワイヤ
ーケーブル17の巻き上げを停止させ、ワイヤーケーブ
ル17の巻き上げ過ぎを防止している。
【0033】従って、上記構成の管内保守点検装置によ
れば、図1及び図2に示す矢印A方向にワークモジュー
ル100等を移動させる場合には、通常のゴミ輸送時と
同様にブロワ(図6参照)を作動させて配管20内に矢
印A方向の気流を発生させると共に、操作モジュール3
00に備えたウィンチ30を作動させてワイヤーケーブ
ル17を繰り出す。その結果、ワークモジュール100
等は、その前後に生じる差圧によって気流の下流方向
(矢印A方向)に移動する。このときのワークモジュー
ル100等の推力は、圧力封止板14の開口面積を変え
てその前後の差圧を調節することにより任意に調節する
ことができる。
【0034】そして、ワークモジュール100では、前
記気流によってエアータービン1が回転し、このエアー
タービン1によってカッター2を回転駆動して配管内壁
面20aの付着物24を切削、除去する。このように、
気流エネルギーを有効に活用し、エアータービン1によ
ってカッター2を回転駆動するため、このカッター2を
回転駆動するためのモータは不要である。従って、この
駆動モータに配管外部から電力を供給する必要もない。
このことから、配管外部から電力を供給するための電力
ケーブルは不要であり、その分ワイヤーケーブル17が
細くて軽量であるため、装置の取り扱いが容易となり、
またケーブルの牽引力を小さくすることができワークモ
ジュール100等の推力を低減することができる。
【0035】また、カメラモジュール200では、配管
20内をカメラ11,16等によって撮影するが、この
カメラ11,16等への電力供給はカメラモジュール2
00に備えたバッテリーによって行われる。このため、
カメラ11,16等へも配管外部から電力を供給する必
要がない。
【0036】一方、ワークモジュール100等を気流の
上流方向(矢印A方向と逆の方向)に移動させる場合に
は、操作モジュール300に備えたウィンチ30でワイ
ヤーケーブル17を巻き上げることによりワークモジュ
ール100等を牽引する。
【0037】このように、ワークモジュール100等の
管内装置を、気流と、ワイヤーケーブル17及びウィン
チ30とによって移動させるため、管内装置自身には移
動機構(図6に示す車輪52や車輪駆動用モータ等)が
不要であり、このため管内装置の小型、軽量化が可能と
なって操作性や機動性が向上し、しかも、移動機構の故
障(車輪52が動かなくなる等)によって管内装置を配
管外部ヘ取り出すことができなくなるといったトラブル
が発生する虞もない。
【0038】また、ワークモジュール100等の位置
は、操作モジュール300(即ち配管外部)に設けたロ
ーラ37と距離計32とによって検出することができ
る。従って、管内装置には位置検出器や位置検出信号の
送信機を設ける必要がなく、その分管内装置をより小
型、軽量化することができる。しかも、位置検出信号を
送信するための信号ケーブルも不要である。
【0039】<実施の形態2>図4は、本発明の実施の
形態2に係る管内保守点検装置の構成を示す側面図(但
しカメラモジュール等については図示を省略している)
である。同図に示すように、本実施の形態2に係る管内
保守点検装置では、エアタービン1に、減速機6を介し
て、発電機7の回転軸7aが接続されている。その他の
構成は上記実施の形態1と同様であり、ここでの説明は
省略する。但し、カメラモジュール200(図2参照)
に備えたカメラ11,16、ライト12及び送信機13
には、発電機7から電力を供給するようになっている。
【0040】従って、上記構成の管内保守点検装置によ
れば、エアタービン1で発電機7の回転子を回転駆動す
ることによって電力を発生する。即ち、気流エネルギー
をエアタービン1と発電機7とによって電気エネルギー
として回収する。そして、この発電した電力は、カメラ
モジュール200(図2参照)のカメラ11,16等に
供給される。このため、気流エネルギーを有効に活用す
ることができ、カメラモジュール200には配管外部か
ら電力を供給する必要がなく、勿論、バッテリーを搭載
する必要もない。
【0041】<実施の形態3>図5は、本発明の実施の
形態3に係る管内保守点検装置の構成を示す側面図(但
しカメラモジュール等については図示を省略している)
である。同図に示すように、本実施の形態3に係る管内
保守点検装置では、エアタービン1に、減速機6を介し
て、発電機7の回転軸7aの一端側が接続されており、
この回転軸7aの他端側にはカッター2の回転軸2aが
接続されている。その他の構成は上記実施の形態2と同
様であり、ここでの説明は省略する。但し、カメラモジ
ュール200(図2参照)に備えたカメラ11,16、
ライト12及び送信機13には、発電機7から電力を供
給するようになっている。
【0042】従って、上記構成の管内保守点検装置によ
れば、エアタービン1によって発電機7の駆動(発電)
とカッター2の駆動(切削、除去)とを同時に行うこと
ができ、気流エネルギーをより有効に活用することがで
きる。
【0043】なお、上記の各実施の形態ではゴミ真空輸
送管の保守点検を行う管内保守点検装置について説明し
たが、勿論、ゴミ以外の真空輸送管等にも本発明を適用
することができる。即ち、ブロア等の気流発生手段を備
えて配管内に気流を生じさせることができれば、本発明
を適用することができる。また、保守点検に限らず各種
の作業を行う装置に適用することができる。即ち、配管
内を移動し配管内で何らかの作業を行う装置に対して広
く適用することができる。
【0044】また、差圧を調節する圧力封止板は上記の
構成に限定するものではなく、開口面積が可変であり、
この開口面積を調節して前後の差圧を調節することがで
きる構成であればよい。
【0045】また、上記ではローラ37をウィンチのド
ラム36に押し当てているが、ワイヤーケーブル17に
押し当ててワイヤーケーブル17と共に回転するように
しても、ワークモジュール100等の位置を検出するこ
とができる。更には、ドラム36の回転数を直接検出す
ることによっても、ワークモジュール100等の位置を
検出することができる。
【0046】また、上記ではエアータービン1によって
カッター2を回転駆動しているが、勿論これに限定する
ものではなく、例えば回転ブラシ等をエアータービン1
によって回転駆動するようにしてもよい。つまり、エア
タービン1は、回転して所定の作業を行う各種の作業装
置の駆動源とすることができる。更には、回転するもの
に限らず、適宜変換機構を備えることによって、エアー
タービンを、回転動作以外の動作(往復移動等)をする
作業装置の駆動源とすることもできる。
【0047】また、上記では発電機7からカメラモジュ
ール200のカメラ11,16やライト12等に電力を
供給しているが、勿論、その他にも電力供給を要する各
種の計測機器や保守機器等を管内装置に備えた場合に
は、これらの機器に対しても発電機7から電力を供給す
ることができる。
【0048】また、上記ではワークモジュール100と
カメラモジュール200とを連結棹19で連結して同時
に配管20内に挿入しているが、必要に応じてワークモ
ジュール100のみ又はカメラモジュール200のみを
使用し、付着物の除去のみ又は配管内部の点検のみを行
うようにしてもよい。更には、配管20の直径、曲率に
よっては両モジュール100,200を一体化してもよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上発明の実施の形態と共に具体的に説
明したように、本発明の管内作業装置によれば、管内装
置に備えたエアータービンによって作業装置(例えば、
回転するカッター等)を駆動するようにしたことによ
り、気流エネルギーを有効に利用することができ、前記
作業手段を駆動するためのモータが不要となり、この駆
動モータに配管外部から電力を供給する必要もない。従
って、ケーブルを細く、軽量にすることができ、管内装
置を移動させるのに必要な推力を低減することができ
る。
【0050】また、管内装置に備えたエアタービンと発
電機とによって発電し、この発電した電力を作業装置
(例えば、カメラや超音波センサー等)に供給するよう
にした場合にも、気流エネルギーを有効に利用すること
ができ、前記作業手段に対して配管外部から電力を供給
する必要がない。従って、ケーブルを細く、軽量にする
ことができ、管内装置を移動させるのに必要な推力を低
減することができる。
【0051】また、管内装置を気流の力によって気流の
下流方向に移動させ且つワイヤーとワイヤー巻き取り手
段とによって気流の上流方向に移動させるようにしたこ
とにより、管内装置自身には移動機構(車輪や車輪駆動
用モータ等)を備える必要がなく、この車輪駆動用モー
タに配管外部から電力を供給する必要もない。従って、
管内装置の小型、軽量化が可能となって、操作性、起動
性が向上し、また、ケーブルを細く、軽量にすることが
でき、管内装置を移動させるのに必要な推力を低減する
ことができる。しかも、移動機構の故障(車輪が動かな
くなる等)によって管内装置を配管外部ヘ取り出すこと
ができなくなるといったトラブルが発生する虞もない。
【0052】また、圧力封止板を備えたことにより、管
内装置の推力を任意に調節することができる。
【0053】また、配管外部に備えた距離計によって管
内装置の位置を検出することができるようにしたことに
より、管内装置には位置検出器や位置検出信号の送信機
を設ける必要がなく、その分管内装置をより小型、軽量
化することができる。また、位置検出信号を送信するた
めの信号ケーブルも不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る管内保守点検装置
の構成を一部破断して示す側面図である。
【図2】図1に示す管内保守点検装置のうちの管内装置
部を拡大して示す側面図である。
【図3】図2に示す管内装置に備えた圧力封止板の構成
を拡大して示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る管内保守点検装置
の構成を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る管内保守点検装置
の構成を示す側面図である。
【図6】ゴミ真空輸送管によるゴミの真空輸送方法の説
明図である。
【図7】従来の管内保守点検装置の概略構造を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 エアタービン 2 カッター 5 ローラ 6 減速機 7 発電機 11 カメラヘッド 12 ライト 13 送信機 14 圧力封止板 16 カメラ本体 17 ワイヤーケーブル 20 配管 20a 内壁面 21 点検口 23 ブロア 24 付着物 26 ドッグ 30 ウィンチ 31 モニター 32 距離計 33 受信機 35 操作パネル 36 ドラム 37 ローラ 100 ワークモジュール 200 カメラモジュール 300 操作モジュール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内装置が配管内を移動して所定の作業
    を行う管内作業装置であって、 気流発生手段によって前記配管内に発生させた気流によ
    って回転するエアタービンと、 このエアタービンに駆動されて前記所定の作業を行う作
    業手段とを前記管内装置に備えたことを特徴とする管内
    作業装置。
  2. 【請求項2】 管内装置が配管内を移動して所定の作業
    を行う管内作業装置であって、 気流発生手段によって前記配管内に発生させた気流によ
    って回転するエアタービンと、 このエアタービンの回転駆動によって発電する発電機
    と、 この発電機からの電力供給により作動して前記所定の作
    業を行う作業手段とを前記管内装置に備えたことを特徴
    とする管内作業装置。
  3. 【請求項3】 管内装置が配管内を移動して所定の作業
    を行う管内作業装置であって、 前記管内装置に一端側を取り付けたワイヤーと、前記配
    管の外部に設けたワイヤー巻き取り手段とを備え、気流
    発生手段によって前記配管内に発生させた気流の下流方
    向に前記管内装置を移動させるときには前記ワイヤー巻
    き取り手段で前記ワイヤーを繰り出し前記気流の力によ
    って前記管内装置を前記下流方向へ移動させる一方、前
    記気流の上流方向に前記管内装置を移動させるときには
    前記ワイヤー巻き取り手段で前記ワイヤーを巻き取るこ
    とにより前記管内装置を前記上流方向へ牽引するよう構
    成したことを特徴とする管内作業装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載する管内作業装置におい
    て、 開口面積を変えて前記管内装置前後の差圧を調節するこ
    とにより前記管内装置の推力を調節する圧力封止板を前
    記管内装置に備えたことを特徴とする管内作業装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載する管内作業装置におい
    て、 前記ワイヤー巻き取り手段のドラムの回転数、或いは前
    記ドラム又は前記ワイヤーに押し付けたローラの回転数
    を検出して前記管内装置の位置を検出する距離計を前記
    配管の外部に備えたことを特徴とする管内作業装置
JP19596996A 1996-07-25 1996-07-25 管内作業装置 Withdrawn JPH1038177A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10255221A1 (de) * 2002-11-27 2004-06-17 Pascal Riezler Geräteeinheit bestehend aus Rohrreinigungsdüse mit integrierter Inspektionskamera

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10255221A1 (de) * 2002-11-27 2004-06-17 Pascal Riezler Geräteeinheit bestehend aus Rohrreinigungsdüse mit integrierter Inspektionskamera
DE10255221B4 (de) * 2002-11-27 2005-04-21 Pascal Riezler Geräteeinheit bestehend aus Rohrreinigungsdüse mit integrierter Inspektionskamera

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