JPH103813A - バックライト装置 - Google Patents

バックライト装置

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JPH103813A
JPH103813A JP8154518A JP15451896A JPH103813A JP H103813 A JPH103813 A JP H103813A JP 8154518 A JP8154518 A JP 8154518A JP 15451896 A JP15451896 A JP 15451896A JP H103813 A JPH103813 A JP H103813A
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light source
light guide
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JP8154518A
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English (en)
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Yasuhiro Furusawa
康弘 古澤
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の導光体の下面に拡散反射パターン物を
形成することにより面光源化し、また、プリズムシート
を積層して出射光の指向性を液晶パネルの正面方向に強
める構成では、量産性に劣る。量産性を向上し得る構成
を提供する。 【解決手段】 両端部に管状光源1・1と反射板2・2
とが取り付けられた導光体部8は、管状光源1からの入
射光を伝播させる導光層3と、伝播される光を導光層3
から出射させる断面鋸歯状に形成された三角層4とが一
体となった透明導光体から形成されており、導光層3の
屈折率が最も大きく、三角層4の屈折率は、管状光源1
から離間するほど大きくなる方向に変化するように設定
され、かつ、三角層4の鋸歯部分の頂角は、導光体部8
より出射する光の指向性を液晶パネルの正面方向に強め
得るように、管状光源1から離間するほど大きくなるよ
うに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
搭載される、表示パネルである液晶パネルを背面側から
照射するバックライト装置に関し、特に、光源を導光体
の端部に配したエッジライト方式のバックライト装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示装置等に搭載される
バックライト装置には、液晶パネルの背面側に複数の光
源を配した直下方式と、導光体の端部に光源を配したエ
ッジライト方式とがあるが、薄型化が容易で構造も簡単
であるとの利点から、後者のエッジライト方式が近年よ
く使用されている。
【0003】従来のエッジライト方式のバックライト装
置では、図17に示すように、透明な導光体33の両端
部に管状光源31を配置し、この管状光源31を覆うよ
うに反射鏡32が配置されている。上記導光体33の下
面(液晶パネルが配される側とは反対側)には、図18
に示すような、管状光源31から離間するほど密となる
拡散反射パターン物38が施されており、これにより管
状光源31からの光を導光体33の上面より出射するこ
とができる。つまり、導光体33と拡散反射パターン物
38とで、光を伝播、拡散、反射する面光源手段が構成
されている。
【0004】さらに、光を有効に利用するために、導光
体33の上面側には、拡散シート35、プリズムシート
39等が配置され、導光体33の下面側には、反射シー
ト37等が配置されている。これにより、薄型で高品
位、高効率のバックライト装置が実現される。
【0005】上記の各構成部材として、管状光源31は
例えば冷陰極蛍光灯、反射鏡32及び反射シート37は
白色のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィル
ム、導光体33は鏡面仕上げされたアクリル板、拡散シ
ート35及びプリズムシート39はポリカーボネイト等
で形成された薄いシート状のもので構成される。また、
導光体33の下面に形成される拡散反射パターン物38
は、TiO2 系,BaSO4 系等の白色塗料をドット状
にしたものから構成される。
【0006】このようなバックライト装置では、その用
途から、図17にて示した2灯式の他、1灯式のものも
あり、1灯式の場合は、導光体の一端部に管状光源を配
置し、その状態に応じた拡散反射パターン物が施される
だけで、他の構成や原理は2灯式と同じである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のバックライト装置の構成では、以下に示
すような2つの問題点を有している。
【0008】一つは、導光体33の下面に拡散反射パタ
ーン物38を施すためにシルク印刷等の印刷工程を要す
る点である(図17参照)。拡散反射パターン物は、ド
ット状の白色塗料の塗布面積と非塗布面積(すなわち導
光体の鏡面部分)の比率により、面光源としての輝度分
布が決定される。したがって、この拡散反射パターン物
を用いる方法は、導光体の大きさや厚み、あるいは光源
の配置の形態が変わっても、パターンを変えるだけで容
易に面光源を実現できるメリットがあり、均一な輝度分
布の面光源を得る方法として現在主流となっている。し
かしながら、近年のバックライト装置の薄型化に伴い、
導光体の薄型化が図られ、これに伴って拡散反射パター
ン物のパターンをより細かくしなければならず、パター
ンが細かくなると、輝度むらや輝線の原因となる液だれ
や塗布不足等の印刷不良が印刷時に生じ易くなり、量産
性が悪くなる。
【0009】その他、印刷時の塵の混入を防がなければ
ならないことや、導光体自体を金型成型して量産性を上
げようとしても、印刷工程が別途必要になることなど、
拡散反射パターン物を印刷にて得る方法は、必ずしも量
産性が良いとは言えない。
【0010】もう一つは、バックライト装置の発光輝度
の指向性を液晶パネルの正面方向に強めるために、別部
材として上記したプリズムシート39のような光学シー
トが必要になる点である(図17参照)。光学シートと
して、現在ではアクリル、ポリカーボネイト等の樹脂を
50ミクロンほどのピッチ、頂角が概ね90度のプリズ
ム形状に配列したいわゆるプリズムシートがよく使われ
ている。しかしながらこのプリズムシートはその性質
上、部材コストがバックライト装置を構成する部材の中
で最も高く、また、傷や汚れが発生するとそのまま輝度
ムラ等の問題に直結するため、その扱いには慎重な作業
が必要になり、コスト、量産性の面で問題がある。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みて成されたもの
であって、コスト、量産性に優れたバックライト装置を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載のバックライト装置は、表
示パネルの背面側に配され、光を伝播、反射、拡散させ
る面光源手段の少なくとも一端部に、線状の光源と該光
源からの光を面光源手段へと反射させる反射板とが設け
られたバックライト装置において、上記面光源手段は、
光源からの入射光を伝播させるための第1の層と、該第
1の層に積層され、積層面とは反対側の面が断面鋸歯状
に形成された、伝播される光を第1の層から出射させる
ための第2の層とを一体に形成した透明導光体よりな
り、上記第1の層の屈折率は第2の層の屈折率より大き
く、かつ、第2の層の屈折率は、光源から離間するほど
大きくなる方向に変化するよう設定されていることを特
徴としている。
【0013】これによれば、透明導光体よりなる面光源
手段における第1の層の屈折率は第2の層の屈折率より
大きく設定されている。したがって、第1の層内では全
反射現象が生じる。このときの全反射角は、第1の層と
第2の層との屈折率からスネルの法則より決定され、第
1の層と第2の層の屈折率が近づくほど、全反射角は大
きくなる。このことは、つまり、第2の層の屈折率を光
源から離間するほど大きく設定すれば、光源から離間す
るほど光の第2の層への入射機会を大きくすることがで
きることを表している。そこで、請求項1の構成では、
第2の層の屈折率を、光源から離間するほど大きくなる
方向に変化するように設定している。これにより、従来
のような拡散反射パターン物を印刷せずとも、1つの導
光体のみで均一な輝度分布を有する面光源手段を構成し
得る。
【0014】本発明の請求項2記載のバックライト装置
は、表示パネルの背面側に配され、光を伝播、反射、拡
散させる面光源手段の少なくとも一端部に、線状の光源
と該光源からの光を面光源手段へと反射させる反射板と
が設けられたバックライト装置において、上記面光源手
段は、光源からの入射光を伝播させるための第1の層
と、該第1の層に積層され、積層面とは反対側の面が断
面鋸歯状に形成された、伝播される光を第1の層から出
射させるための第2の層とを一体に形成した透明導光体
よりなり、上記第1の層の屈折率は第2の層の屈折率よ
り大きく、かつ、上記第1の層と第2の層との界面の第
1の層の面に対する傾斜角は、表示パネルとは反対側に
傾く方向を正方向とすると、光源側で最も大きく、光源
から離間するほど小さくなる方向に変化するよう設定さ
れていることを特徴としている。
【0015】これにおいても、透明導光体よりなる面光
源手段における第1の層の屈折率は第2の層の屈折率よ
り大きく設定されているので、第1の層内では全反射現
象が生じる。そして、前述の請求項1の構成では、第2
の層の屈折率を変化させて、光の第2の層への入射機会
を変化させたが、これにおいては、第1の層から第2の
層への光の入射機会が、第1の層と第2の層との界面の
傾斜角に依存することに着目し、該傾斜角を光源側で最
も大きく、光源から離間するほど小さくなる方向に変化
するよう設定している。これにより、光源から離間する
ほど第1の層から第2の層への光の入射機会が増加する
ので、これによっても請求項1のバックライト装置と同
様に、従来のような拡散反射パターン物を印刷すること
なく1つの導光体のみで均一な輝度分布を有する面光源
手段を構成し得る。
【0016】本発明の請求項3記載のバックライト装置
は、請求項1又は2の構成において、上記面光源手段に
おける表示パネルとは反対側の表面に、面光源手段から
出射される光を該面光源手段に再入射させる反射手段が
設けられていることを特徴としている。
【0017】これによれば、面光源手段の表示パネルと
は反対側の表面に設けられた反射手段により、表示パネ
ルとは反対側に出射された漏れ光が面光源手段内へと再
入射される。したがって、光を有効に利用することがで
き、明るいバックライト装置を実現できる。
【0018】上記反射手段としては、例えば、面光源手
段の表面に配された鏡面反射板や、面光源手段の表面に
蒸着等により積層された鏡面反射膜等の鏡面反射を用い
る反射部材、或いは、面光源手段の表面に配された拡散
反射板や、面光源手段の表面に蒸着等により積層された
拡散反射層等の拡散反射を用いる反射部材等が挙げられ
る。
【0019】本発明の請求項4記載のバックライト装置
は、請求項1、2又は3の構成において、上記面光源手
段における第2の層は、鋸歯部分の頂角が光源から離隔
するほど大きくなるように形成されていることを特徴と
している。
【0020】これによれば、鋸歯部分の頂角が光源から
離隔するほど大きくなるように形成された第2の層によ
り、従来のように、高価で扱いの難しいプリズムシート
を別途設けることなく、出射光の指向性を表示パネルの
正面方向に強めることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。図
1(a)は、本実施の形態のバックライト装置の断面図
であり、図において上方が液晶パネル(図示せず)側と
なる。同図(b)は、バックライト装置を液晶パネル側
とは反対側からみた下面図である。以降の説明におい
て、液晶パネル側を上面側、反液晶パネル側を下面側と
称する。
【0022】図1(a)(b)に示すように、このバック
ライト装置は2灯式であり、一体の透明な導光体よりな
る導光体部(面光源手段)8の両端部に、管状光源(光
源)1・1が一本ずつ配設されている。これら管状光源
1・1が取り付けられた端部側には、さらに、これら管
状光源1・1からの光を効率よく導光体部8に入射させ
るための反射鏡(反射板)2・2が、管状光源1・1を
覆うように取り付けられている。また、導光体部8の上
面側には、導光体部8から出射された光を拡散する拡散
シート5が配設されている。尚、上記の管状光源1・
1、反射鏡2・2は、詳細には導光体部8の後述する導
光層3の両端部に取り付けられており、これらが取り付
けられている端部側面3aが光入射面となる。
【0023】導光体部8は、管状光源1から出射された
光を伝播させる機能を有する導光層(第1の層)3と、
この導光層3にて伝播される光を出射させる機能を有す
る下面が断面鋸歯状に形成された三角層(第2の層)4
とが一体に積層されたものである。そして、導光層3の
屈折率、三角層4の屈折率、及び三角層4の鋸歯部分の
頂角は、後述のような計算機シミュレーションによって
求められた値に設定されており、これにより、従来のよ
うに拡散反射パターン物を導光体の下面に施すことなく
面光源化が可能となり、また、プリズムシートのような
光学シートを必要とすることなく、導光体部8より出射
する光の指向性を液晶パネルの正面方向に強めることが
可能となっている。
【0024】また、上記の管状光源1には例えば冷陰極
蛍光灯や熱陰極蛍光灯等を用いることができ、反射鏡2
には反射率の高い白色系のPET(ポリエチレンテレフ
タレート)フィルムや銀蒸着フィルム、拡散シート5に
はポリカーボネイトの表面を微細に粗面処理をしたフィ
ルムやアクリルに粗面処理したもの等をそれぞれ用いる
ことができる。
【0025】このような構成において、管状光源1・1
から出射した光は、直接、或いは反射鏡2・2を介して
導光層3の光入射面から入射し、導光層3を伝播すると
共に三角層4にて拡散・反射されて導光層3から出射さ
れ、導光層3の上面から出射した光が、拡散シート5に
て拡散された後、図示しない液晶パネルを背面側から照
射することとなる。
【0026】以下に、前述した計算機シミュレーション
による導光体部8における導光層3の屈折率、三角層4
の屈折率、及び三角層4の鋸歯部分の頂角の設定につい
て説明する。
【0027】導光層3及び三角層4の各屈折率は、導光
層3の入射光の入射角及び強度と、導光層3の屈折率
と、三角層4の屈折率とにより導き出される、導光層3
の入射光に対する導光層3の出射光の出射角及び強度に
より決定されるため、まず、その理論式を説明する。
【0028】図2において、空気の屈折率n1 =1と
し、導光層10の屈折率をn2 、三角層11の屈折率を
3 、入射光の導光層10への入射角をi0 、強度をI
0 とすれば、導光層10から出射する光の出射角r4
強度I4 は次のようにして求まる。
【0029】導光層10の光入射面10aにおいて、屈
折角r0 、表面反射R0 は、
【0030】
【数1】
【0031】となる。よって、導光層10に入射した光
の強度I1 は、
【0032】
【数2】
【0033】となる。次に、導光層10と三角層11の
界面12において、入射角i1 、屈折角r1、表面反射
1 は、
【0034】
【数3】
【0035】となる。よって、三角層11に入射した光
の強度I2 は、
【0036】
【数4】
【0037】となる。ここで導光層10の屈折率n2
三角層11の屈折率n3 よりも大きいとき、全反射角Z
1 は、
【0038】
【数5】
【0039】となり、この全反射角Z1 より大きい入射
角i1 の光は、図に示すbのように界面12で全反射す
る。一方、全反射角Z1 より小さい入射角i1 の光は、
図に示すaのように三角層11に入射する。
【0040】次に、三角層11に入射した光の入射角i
2 は、三角層11の頂角をθ3 とすれば、
【0041】
【数6】
【0042】となる。ここで三角層11の表面が空気中
にあるとき、全反射角Z2 は、
【0043】
【数7】
【0044】となり、この全反射角Z2 より大きい入射
角i2 の光は界面13で全反射する。或いは、鏡面反射
ミラーのような鏡面反射手段25を配置すれば図に示す
aのように反射する。
【0045】次に、再び導光層10と三角層11の界面
12において、入射角i3 、屈折角r3 、表面反射R3
は、
【0046】
【数8】
【0047】となる。よって、導光層10に入射した光
の強度I3 は、
【0048】
【数9】
【0049】となる。そして、導光層10の上面におい
て入射角i4 、屈折角r4 、表面反射角R4 は、
【0050】
【数10】
【0051】となる。よって、導光層10に入射した光
の強度I4 は、
【0052】
【数11】
【0053】となる。ここで、導光層10の表面が空気
中にあるとき、全反射角Z3 は、
【0054】
【数12】
【0055】となり、この全反射角Z3 より大きい入射
角i4 の光は界面14で全反射して導光層10から出射
しない。
【0056】以上の理論式に基づいて、導光層10に入
射する光に対して、導光層10から出射する光の比率を
シミュレーションによって求めると、図3に示すような
結果が得られた。尚、シミュレーションでは、導光層1
0の屈折率n2 =1.59とし、三角層11の屈折率n
3 を1から1.59に変化させた。
【0057】図3によれば、三角層11の屈折率n3
約1.24より小さくなると入射光はすべて導光層10
と三角層11の界面12において全反射し、約1.24
より大きくなるにつれてその界面12では三角層11に
入射する光の比率が上昇し、導光層10から出射する光
が多くなる。そして当然のことながら、n3 =1.59
以上では全反射は一切おこらず、すべての光が三角層1
1に入射する。
【0058】したがって、このシミュレーションの結果
から、三角層11の屈折率n3 を管状光源からの位置を
関数として変化させれば、導光層10の端部に配される
管状光源からの位置に応じて導光層10から出射する光
を任意に変えることができることになる。このことは、
つまり、従来のバックライト装置で行っていた、拡散反
射パターン物の占有面積比率での輝度分布の調整を、三
角層11の屈折率を変えることで実現できることを意味
している。
【0059】そこで、本バックライト装置の導光体部8
の導光層3及び三角層4では、導光層3の屈折率を1.
59とし、三角層4の屈折率は、導光体3のあらゆる位
置で同じ出射光強度を得ることができるように、1.2
4より大きく1.59より小さい範囲で設定されてい
る。基本的には、三角層4の屈折率は、管状光源1から
離間するほど大きくなるように設定される。これによ
り、上記導光体部8は、従来のように導光体の下面に拡
散反射パターン物を印刷にて設けることなく、1つの導
光体よりなる輝度分布の均一な面光源となっている。
【0060】一方、上記の理論式からわかるように、出
射光の角度分布は、三角層11の頂角θ3 に依存する。
そこで、頂角θ3 をパラメータとして、出射角の角度分
布をシミュレーションによって求めると、図4(a)
(b)及び図5(a)(b)に示すような結果が得られ
た。尚、シミュレーションでは、0°から90°の1°
ステップの入射角i0 をもつ光線の集合体(それぞれの
光線の強度I0 は1とする)を入射光として、出射光の
角度分布を算出した。
【0061】θ3 =100°のとき、屈折率n3 =1.
3,1.4,1.5の各三角層11による出射角分布
は、図4(a)に示すようになり、その場合の出射光強
度は、同図(b)に示すように、全体的に負方向(光源
側)にシフトしている。一方、θ3 =110°のときは
図5(a)(b)に示すようになり、全体的に正方向(反
光源側)にその強度がシフトしている。
【0062】基本的には、正負両方向にバランスよく強
度をもつ方がよいので、そうなるような頂角θ3 をシミ
ュレーションによって求めると、図6(a)(b)に示す
ような結果が得られた。つまり、n3 =1.3の最適な
頂角(以下、最適頂角)θ3は101.4°、屈折率n
3 =1.4の最適頂角θ3 は106.1°、屈折率n3
=1.5の最適頂角θ3 は109°であった。なお、上
記のシミュレーションは一例であり、三角層11の他の
屈折率に対して、あるいは導光層10の屈折率がかわっ
ても同様に算出できる。
【0063】そこで、本バックライト装置の三角層4の
鋸歯部分の頂角も、上記のようなシミュレーションによ
り求められた、導光層3の屈折率1.59、三角層4の
屈折率に応じた最適頂角に設定されている。基本的に
は、管状光源1から離間するほど、頂角θ3 が大きくな
るように設定する。これにより、従来のようにプリズム
シート等の光学シートを別途設けることなく、導光体部
8より出射する光の指向性を液晶パネルの正面方向に強
めることが可能となっている。
【0064】また、バックライト装置の製造において、
上記の導光体部8を作製する方法は、特に限定されるも
のではなく、例えば屈折率の異なる導光層3と三角層4
との積層は、金型成型でも蒸着や塗布でもよい。また、
三角層4の形状を断面鋸歯状に形成する工程も、金型成
型でもレーザ光線等で切削してもよい。
【0065】以上のように、本実施の形態のバックライ
ト装置では、導光体部8が、光を伝播させる機能を有す
る導光層3と、この導光層3にて伝播される光を出射さ
せる機能を有する、下面が断面鋸歯状に形成された三角
層4とが一体に積層された透明導光体よりなり、導光層
3の屈折率が三角層4の屈折率より大きく、かつ、三角
層4の屈折率は、基本的には管状光源1から離間するほ
ど大きくなるように設定されている。したがって、従来
のように拡散反射パターン物を施すことなく一つの導光
体により面光源化が可能となる。この結果、拡散反射パ
ターン物を用いる場合のような、印刷不良や塵の混入の
問題、導光体の成型と拡散反射パターン物の形成とが同
一工程で行えないなどの問題が解決され、量産性を著し
く向上できる。
【0066】しかも、三角層4の鋸歯部分の頂角を最適
頂角に設定することで、導光体部8より出射する光の指
向性を液晶パネルの正面方向に強めることが可能となる
ので、従来のように、高価で取り扱いも難しいプリズム
シートを別途に設ける必要がない。この結果、部品点数
の削減だけでなく、コストも大きく削減し、量産性をさ
らに向上できる。
【0067】尚、指向性の強さをそれほど必要としない
のであれば三角層4の頂角は一定としてもよい。また、
上記導光体部8では、従来のようなパターン模様は存在
しないので、必ずしも拡散シート5を必要とするもので
はない。したがって、拡散シート5は上記で求めた出射
光の指向性を変えてしまうので、かなり指向性を強めた
ければ、特に設けなくてもよい。また、拡散シート5を
用いても、導光層3に近接して配置すれば、十分強い指
向性を保持し得る。
【0068】また、本実施の形態のバックライト装置で
は、導光体部8の導光層3側を液晶パネルと対向するよ
うに配していたが、図7に示すように、導光体部8の三
角層4側を、液晶パネルと対向するように配することも
可能である。このときの光線の伝播原理は上記と同様な
ので省略するが、最適頂角など角度に関するものは上記
と異なるので、それぞれの要求に応じて最適化する必要
がある。
【0069】また、本実施の形態のバックライト装置で
は、導光体部8の下面側には、反射手段を設けていなか
ったが、例えば図8(a)に示すように、鏡面反射膜6
aや拡散反射層7aを積層したり、図8(b)に示すよ
うに、鏡面反射板6bや拡散反射板7bを配置したりす
ることで、導光体部8の下面側に出射する漏れ光を再び
導光体部8内へと戻して光の有効利用が可能となり、明
るいバックライト装置を実現できる。
【0070】上記鏡面反射膜6aは、銀やアルミなどの
反射率の高い物質を三角層4の下面に直接蒸着すること
で得られ、鏡面反射板6bは、銀やアルミなどの反射率
の高い物質を蒸着した板状のものからなる。
【0071】上記拡散反射層7aは、反射率の高い白色
系の塗料(従来の拡散反射パターン物の形成に用いてい
た拡散反射物でよい)を三角層4の下面に直接塗布する
ことで得られ、拡散反射板7bは、反射率の高い白色系
のPETフィルム等からなる。
【0072】このとき、直接蒸着した鏡面反射膜6aの
場合は上記のシミュレーションと同様である。一方、鏡
面反射板6bを配した場合は、三角層4を出射する光に
ついては、上述の理論式のみでは算出できないが、鏡面
反射板6bにより三角層4に再入射してくる光を考慮し
て、各パラメータを最適化すればよい。
【0073】また、拡散反射層7a及び拡散反射板7b
とも、拡散現象が生じるので三角層4を出射する光につ
いては、上述の理論式のみでは算出できない。しかしな
がら、主光線は上記と同様に考えることができるため、
後は拡散光を考慮して各パラメータを最適化すればよ
い。
【0074】尚、このような反射手段は、上記の図8に
示したバックライト装置においても、導光体部8の導光
層3の下面側に設けることで、同様の効果が得られる。
【0075】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図9ないし図14に基づいて説明すれば、以下
の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施の形態1
にて示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の
符号を付記し、その説明を省略する。
【0076】図9(a)は、本実施の形態のバックライ
ト装置の断面図であり、図において上方が液晶パネル
(図示せず)側となる。同図(b)は、バックライト装
置を液晶パネル側とは反対側からみた下面図である。図
9(a)(b)に示すように、このバックライト装置と、
図1(a)(b)に示した実施の形態1のバックライト装
置とは、導光体部9が違うだけで、他の部分は同一の構
成を有している。
【0077】実施の形態1の導光体部8では、導光層3
の屈折率が三角層4の屈折率より高く、かつ、三角層4
の屈折率が導光層3の屈折率より小さい範囲で、管状光
源1から離間するほど大きくなる方向に変化するように
設定し、これにより、管状光源1から離間するほど、導
光層3から三角層4への光の入射機会を増加させ、均一
な輝度分布を有する面光源としていた。これに対し、本
実施の形態の導光体部9では、導光層15の屈折率が三
角層16の屈折率より高く設定することは同じである
が、三角層16の屈折率は一様であり、導光層15と三
角層16の界面の導光層15の面に対する傾斜角が、液
晶パネルとは反対側に傾く方向を正方向とすると、管状
光源1側で最も大きく、管状光源1から離間するほど小
さくなる方向に変化するよう設定されている。これによ
り、導光体部8と同様に、管状光源1から離間するほ
ど、導光層3から三角層4への光の入射機会を増加さ
せ、均一な輝度分布を有する面光源としている。上記界
面の傾斜角(以下、界面傾角と称する)は、計算機シミ
ュレーションにより求められる。
【0078】以下に、シミュレーションによる、導光体
部9における導光層15、三角層16の屈折率、界面傾
角、及び三角層16の頂角の各設定について説明する。
前述の実施の形態1の場合と同様に、導光層15、三角
層16の屈折率、及び界面傾角は、導光層15への入射
光の入射角及び強度と、導光層15の屈折率と、三角層
16の屈折率とにより導き出される入射光に対する出射
光の出射角及び強度により決定されるため、その理論式
について説明する。
【0079】図10に示すように、空気の屈折率n1
1、導光層20の屈折率n2 、三角層21の屈折率
3 、入射光の導光層20への入射角をi0 、強度をI
0 とすれば、導光層20から出射する光の出射角r4
強度I4 は次のようになる。
【0080】まず、導光層20の光入射面20aにおい
て、屈折角r0 、表面反射R0 、強度I1 は、上記の実
施の形態1で示した〔数1〕、〔数2〕と同様である。
【0081】次に、導光層20と三角層21の界面22
において入射角i1 は、界面傾角をθ1 とすれば、
【0082】
【数13】
【0083】となる。屈折角r1 、表面反射R1 、強度
2 、全反射角Z1 は、上記の実施の形態1で示した
〔数3〕、〔数4〕、〔数5〕と同様であり、全反射角
1 より大きい入射角i1 の光線は、図に示すbのよう
に界面22で全反射し、全反射角Z1 より小さい入射角
1 の光線は、aのように三角層21に入射する。
【0084】次に、三角層21に入射した光の入射角i
2 は、三角層21の傾角(以下、三角層傾角と称する)
をθ2 とすれば、
【0085】
【数14】
【0086】となる。ここでの全反射角Z2 について
も、上記の実施の形態1で示した〔数7〕と同様であ
る。
【0087】次に、再び導光層20と三角層21の界面
22において入射角i3 は、
【0088】
【数15】
【0089】となる。屈折率r3 、表面反射R3 、強度
3 は上記の実施の形態1で示した〔数8〕、〔数9〕
と同様である。そして、導光層20の上面において入射
角i4は、
【0090】
【数16】
【0091】となる。屈折角r4 、表面反射R4 、強度
4 、全反射角Z3 は上記の実施の形態1で示した〔数
10〕、〔数11〕、〔数12〕と同様である。
【0092】以上の理論式に基づいて、導光層20に入
射する光に対して、導光層20から出射する光の比率を
シミュレーションによって求めると、図11に示すよう
な結果が得られた。尚、シミュレーションでは、導光層
20の屈折率n2 =1.59、三角層21の屈折率n3
=1.49とし、界面傾角を−24°から25°に変化
させた。
【0093】図11によれば、界面傾角が正方向、つま
り液晶パネルより離れる方向に傾斜する角度が大きくな
るほど、界面22での三角層21へ入射する光の比率が
小さく、界面傾角約18°以上では入射光はすべて導光
層20と三角層21の界面22において全反射し、負方
向に傾斜する角度が大きくなるにつれて界面22では三
角層21に入射する光の比率が上昇し、導光層20から
出射する光が多くなる。
【0094】したがって、このシミュレーションの結果
から、導光層20と三角層21の界面傾角を光源からの
位置を関数として変化させれば、導光層20の端部に配
される管状光源の位置に応じて導光層20から出射する
光を任意に変えることができることになる。このこと
は、つまり、従来のバックライト装置で行っていた、拡
散反射パターン物の占有面積比率での輝度分布の調整
を、界面傾角を変えることで実現できることを意味して
いる。
【0095】そこで、本バックライト装置の導光体部9
の導光層15及び三角層16では、導光層15の屈折率
を1.59とし、三角層16の屈折率を1.49とし、
界面傾角は、導光体15のあらゆる位置で同じ出射光強
度を得ることができるように設定されている。これによ
り、上記導光体部9は、従来のように導光体の下面に拡
散反射パターン物を印刷にて設けることなく、1つの導
光体よりなる輝度分布の均一な面光源となっている。
【0096】一方、上記の理論式からわかるように、出
射光の角度分布は、三角層傾角θ2に依存する。三角層
傾角θ2 は、鋸歯部分の頂角θ3 ’の関数であり、三角
層傾角θ2 と頂角θ3 ’とは、三角層傾角θ2 が大きく
なるほど頂角θ3 ’が小さくなる関係にある。
【0097】そこで、三角層傾角θ2 をパラメータとし
て、出射角の角度分布をシミュレーションによって求め
ると、図12(a)(b)及び図13(a)(b)に示すよ
うな結果が得られた。尚、シミュレーションでは、0°
から90°の1°ステップの入射角i0 をもつ光線の集
合体(それぞれの光線の強度I0 は1とする)を入射光
として、出射光の角度分布を算出した。
【0098】θ2 =50°のとき、θ1 =−16°,0
°,16°の各三角層21による出射角分布は、図12
(a)のようになり、その場合の出射光強度は、同図
(b)に示すように、全体的に正方向(反光源側)にシ
フトしている。一方、θ2 =20°のときは図13
(a)(b)のようになり、全体的に負方向(光源側)に
その強度がシフトしている。
【0099】基本的には、正負両方向にバランスよく強
度をもつ方がよいので、そうなるような三角層21の傾
角θ2 をシミュレーションによって求めると、図14
(a)(b)に示すような結果が得られた。つまり、θ1
=−16°の最適な三角層傾角(以下、最適三角層傾
角)θ2 は21.9°、θ1 =0°の最適三角層傾角θ
2は35.5°、θ1 =16°の最適三角層傾角θ2
50.3°であった。なお、上記のシミュレーションは
一例であり、他の界面傾角θ1 に対して、あるいは導光
層20、三角層21の屈折率がかわっても同様に算出で
きる。
【0100】そこで、本バックライト装置の三角層16
の三角層傾角θ2 も、上記のようなシミュレーションに
より求められた、導光層15の屈折率、及び三角層16
の屈折率、並びに界面傾角θ1 に応じた最適三角層傾角
に設定されている。そして、前述したように、頂角
θ3 ’は三角層傾角θ2 の関数であり、頂角θ3 ’に関
して言い換えれば、基本的には、管状光源1から離間す
るほど、頂角θ3 ’が大きくなるように設定されてい
る。これにより、従来のようにプリズムシート等の光学
シートを別途設けることなく、導光体部9より出射する
光の指向性が液晶パネルの正面方向に強められている。
【0101】尚、実施の形態1でも述べたが、指向性の
強さをそれほど必要としないのであれば三角層16の頂
角は一定としてもよい。また、この場合もかなり指向性
を強めたければ拡散シート5は特に設けなくてもよい。
【0102】また、本実施の形態のバックライト装置で
は、導光体部9の導光層15側を液晶パネルと対向する
ように配していたが、これにおいても、実施の形態1で
述べた如く、図15に示すように、導光体部9の三角層
16側を、液晶パネルと対向するように配することも可
能である。このときの光線の伝播原理は上記と同様なの
で省略するが、界面傾角θ1 、三角層最適傾角θ2 など
角度に関するものは上記と異なるので、それぞれの要求
に応じて最適化する必要がある。
【0103】また、本実施の形態のバックライト装置で
も、例えば図16(a)に示すように、鏡面反射膜6
a、拡散反射層7aを積層したり、図16(b)に示す
ように、鏡面反射板6bや拡散反射板7bを配置したり
することで、導光体部9の下面側に出射する漏れ光を再
び導光体部9内へと戻し、光の有効利用が可能となり、
明るいバックライト装置を実現できる。
【0104】尚、このような反射手段は、上記の図15
に示したバックライト装置においても、導光体部9の導
光層15の下面に設けることで、同様の効果が得られ
る。
【0105】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
バックライト装置は、面光源手段が、光源からの入射光
を伝播させるための第1の層と、該第1の層に積層さ
れ、積層面とは反対側の面が断面鋸歯状に形成された、
伝播される光を第1の層から出射させるための第2の層
とを一体に形成した透明導光体よりなり、上記第1の層
の屈折率は第2の層の屈折率より大きく、かつ、第2の
層の屈折率は、光源から離間するほど大きくなる方向に
変化するよう設定されている構成である。
【0106】これにより、面光源手段を構成する第1の
層と第2の層の屈折率により輝度分布を操作でき、従来
のように拡散反射パターン物を施すことなく面光源化が
可能となるので、前述した印刷不良や塵の混入、導光体
の成型と拡散反射パターン物の形成とが同一工程で行え
ないなどの従来の問題を解決し、量産性に優れたバック
ライト装置を提供できるという効果を奏する。
【0107】本発明の請求項2記載のバックライト装置
は、面光源手段が、光源からの入射光を伝播させるため
の第1の層と、該第1の層に積層され、積層面とは反対
側の面が断面鋸歯状に形成された、伝播される光を第1
の層から出射させるための第2の層とを一体に形成した
透明導光体よりなり、上記第1の層の屈折率は第2の層
の屈折率より大きく、かつ、上記第1の層と第2の層と
の界面の第1の層の面に対する傾斜角は、表示パネルと
は反対側に傾く方向を正方向とすると、光源側で最も大
きく、光源から離間するほど小さくなる方向に変化する
よう設定されている構成である。
【0108】これにより、面光源手段を構成する第1の
層と第2の層の屈折率と、界面傾角により輝度分布を操
作でき、従来のように拡散反射パターン物を施すことな
く面光源化が可能となるので、前述した印刷不良や塵の
混入、導光体の成型と拡散反射パターン物の形成とが同
一工程で行えないなどの従来の問題を解決し、量産性に
優れたバックライト装置を提供できるという効果を奏す
る。
【0109】本発明の請求項3記載のバックライト装置
は、請求項1又は2の構成において、上記面光源手段に
おける表示パネルとは反対側の表面に、面光源手段から
出射される光を該面光源手段に再入射させる反射手段が
設けられている構成である。
【0110】これにより、面光源手段の表示パネルとは
反対側に出射される漏れ光を面光源手段へと再入射させ
て、光を有効に利用することができるので、請求項1又
は2の構成による効果に加えて、明るいバックライト装
置を実現できるという効果も奏する。
【0111】本発明の請求項4記載のバックライト装置
は、請求項1、2又は3の構成において、上記面光源手
段における第2の層は、鋸歯部分の頂角が光源から離隔
するほど大きくなるように形成されている構成である。
【0112】これにより、従来のように、高価で扱いの
難しい光学シートを別途設けることなく、出射光の指向
性を表示パネルの正面方向に強めることが可能となるの
で、請求項1、2又は3の構成よりもさらに少ない構成
部材で出射光の指向性まで制御して、より量産性の優れ
たバックライト装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のバックライト装置の構成
を示すもので、(a)が断面図、(b)はその下面図で
ある。
【図2】上記バックライト装置に搭載されると同タイプ
の導光体部における光線追跡の原理図である。
【図3】上記バックライト装置に搭載される導光体部の
設計に用いる、出射光強度比のシミュレーション結果を
示す説明図である。
【図4】上記バックライト装置に搭載される導光体部の
設計に用いる、出射光角度分布のシミュレーション結果
を示す説明図である。
【図5】上記バックライト装置に搭載される導光体部の
設計に用いる、出射光角度分布のシミュレーション結果
を示す説明図である。
【図6】上記バックライト装置に搭載される導光体部の
設計に用いる、出射光角度分布のシミュレーション結果
を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態のバックライト装置の構
成を示す断面図である。
【図8】(a)(b)それぞれ、本発明の他の実施形態の
バックライト装置の構成を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態のバックライト装置の構
成を示すもので、(a)が断面図、(b)はその下面図
である。
【図10】上記バックライト装置に搭載されると同タイ
プの導光体部における光線追跡の原理図である。
【図11】上記バックライト装置に搭載される導光体部
の設計に用いる、出射光強度比のシミュレーション結果
を示す説明図である。
【図12】上記バックライト装置に搭載される導光体部
の設計に用いる、出射光角度分布のシミュレーション結
果を示す説明図である。
【図13】上記バックライト装置に搭載される導光体部
の設計に用いる、出射光角度分布のシミュレーション結
果を示す説明図である。
【図14】上記バックライト装置に搭載される導光体部
の設計に用いる、出射光角度分布のシミュレーション結
果を示す説明図である。
【図15】本発明の他の実施形態のバックライト装置の
構成を示す断面図である。
【図16】(a)(b)それぞれ、本発明の他の実施形態
のバックライト装置の構成を示す断面図である。
【図17】(a)は従来技術の2灯方式バックライト装
置の下面図で、(b)はその断面図である。
【図18】従来技術の2灯方式バックライト装置のドッ
ト形状による拡散反射パターン物を示す説明図である。
【符号の説明】
1 管状光源 2 反射鏡 3 導光層(第1の層) 4 三角層(第2の層) 5 拡散シート 6a 鏡面反射膜(反射手段) 6b 鏡面反射板(反射手段) 7a 拡散反射層(反射手段) 7b 拡散反射板(反射手段) 8 導光体部(面光源手段) 9 導光体部(面光源手段) 15 導光層(第1の層) 16 三角層(第2の層)
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正内容】
【0098】θ2 20°のとき、θ1 =−16°,0
°,16°の各三角層21による出射角分布は、図12
(a)のようになり、その場合の出射光強度は、同図
(b)に示すように、全体的に正方向(反光源側)にシ
フトしている。一方、θ2 50°のときは図13
(a)(b)のようになり、全体的に負方向(光源側)に
その強度がシフトしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示パネルの背面側に配され、光を伝播、
    反射、拡散させる面光源手段の少なくとも一端部に、線
    状の光源と該光源からの光を面光源手段へと反射させる
    反射板とが設けられたバックライト装置において、 上記面光源手段は、光源からの入射光を伝播させるため
    の第1の層と、該第1の層に積層され、積層面とは反対
    側の面が断面鋸歯状に形成された、伝播される光を第1
    の層から出射させるための第2の層とを一体に形成した
    透明導光体よりなり、上記第1の層の屈折率は第2の層
    の屈折率より大きく、かつ、第2の層の屈折率は、光源
    から離間するほど大きくなる方向に変化するよう設定さ
    れていることを特徴とするバックライト装置。
  2. 【請求項2】表示パネルの背面側に配され、光を伝播、
    反射、拡散させる面光源手段の少なくとも一端部に、線
    状の光源と該光源からの光を面光源手段へと反射させる
    反射板とが設けられたバックライト装置において、 上記面光源手段は、光源からの入射光を伝播させるため
    の第1の層と、該第1の層に積層され、積層面とは反対
    側の面が断面鋸歯状に形成された、伝播される光を第1
    の層から出射させるための第2の層とを一体に形成した
    透明導光体よりなり、上記第1の層の屈折率は第2の層
    の屈折率より大きく、かつ、上記第1の層と第2の層と
    の界面の第1の層の面に対する傾斜角は、表示パネルと
    は反対側に傾く方向を正方向とすると、光源側で最も大
    きく、光源から離間するほど小さくなる方向に変化する
    よう設定されていることを特徴とするバックライト装
    置。
  3. 【請求項3】上記面光源手段における表示パネルとは反
    対側の表面に、面光源手段から出射される光を該面光源
    手段に再入射させる反射手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1又は2記載のバックライト装置。
  4. 【請求項4】上記面光源手段における第2の層は、鋸歯
    部分の頂角が光源から離隔するほど大きくなるように形
    成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    のバックライト装置。
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