JPH103803A - 車両用灯具のインナーレンズ - Google Patents

車両用灯具のインナーレンズ

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JPH103803A
JPH103803A JP15551296A JP15551296A JPH103803A JP H103803 A JPH103803 A JP H103803A JP 15551296 A JP15551296 A JP 15551296A JP 15551296 A JP15551296 A JP 15551296A JP H103803 A JPH103803 A JP H103803A
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JP
Japan
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prism
light
tip
inner lens
lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP15551296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Ookawato
昌也 大河戸
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH103803A publication Critical patent/JPH103803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の利用効率の向上。 【解決手段】 フレネルレンズの反射系プリズム21の
中心側の面を、先端側の有効面212と、基側の肉厚成
形面213とに、なす。この結果、反射系プリズム21
の基部が肉厚となるので、成形時間を長くしたり、圧力
を加えたりしないで、反射系プリズム21の先端まで樹
脂を行き渡らせることができる。このために、反射系プ
リズム21の先端が丸くならずに鋭角となり、プリズム
の先端に入射した光は平行光として出射され、光のロス
が無くなり、光の利用効率が上がる。また、均一に明る
く見える。さらに、無発光部Dが減少し、発光部Lが増
大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源バルブからの
入射光を平行光として出射させるフレネルレンズから構
成された車両用灯具のインナーレンズに係り、特に光の
利用効率が向上された車両用灯具のインナーレンズに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の車両用灯具について図3
を参照して説明する。図において、1はランプハウジン
グである。このランプハウジング1は、前面に開口部1
0を有する。このランプハウジング1の開口部10に
は、例えば魚眼レンズ(若しくは素通しのレンズ)のア
ウターレンズ3及びフレネルレンズから構成されたイン
ナーレンズ2が固定されている。このアウターレンズ3
及びインナーレンズ2及びランプハウジング1により灯
室11が画成されている。この灯室11内には光源バル
ブ4が配設されている。
【0003】上述のインナーレンズ2は、前記光源バル
ブ4と対向する中央部に配設された屈折系プリズム(屈
折プリズム)20と、その屈折系プリズム20の周囲に
配設された反射系プリズム(全反射プリズム)21とか
ら構成されている。前記屈折系プリズム20は、中心側
の面が垂直で、反対側の面が傾斜した形状をなし、同ピ
ッチで形成されている。一方、前記反射系プリズム21
は、図4に示すように、中心側の面(光入射側の面)2
10と反対側の面(光全反射側の面)211とがほぼ等
しい角度で傾斜した二等辺三角形の形状をなし、同ピッ
チで形成されている。
【0004】次に、上述のインナーレンズ2の作用につ
いて説明する。まず、光源バルブ4からのインナーレン
ズ2の屈折系プリズム20側に入射した光は、屈折系プ
リズム20の傾斜面において屈折してインナーレンズ2
中に入射し、光軸Z−Zとほぼ平行にインナーレンズ2
中を直進してこのインナーレンズ2の表面からアウター
レンズ3側に出射される。一方、光源バルブ4からのイ
ンナーレンズ2の反射系プリズム21側に入射した光
は、図4中の実線矢印に示すように、反射系プリズム2
1の中心側の傾斜面210から入射してインナーレンズ
2中を直進し、反対側の傾斜面211において全反射
し、光軸Z−Zとほぼ平行にインナーレンズ2中を直進
してこのインナーレンズ2の表面からアウターレンズ3
側に出射される。
【0005】以上のようにしてインナーレンズ2から光
軸Z−Zとほぼ平行に出社された光はアウターレンズ3
に入射し、そのアウターレンズ3から拡散光として外に
出射される。若しくは、アウターレンズ3が素通しの場
合、アウターレンズから平行光として出射する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用灯具のインナーレンズ2において、特に反射系
プリズム21には高さがありまた図4中の破線で示すよ
うに先端が鋭角をなす。このために、インナーレンズ2
を樹脂で成形する場合、その樹脂が反射系プリズム21
の先端まで行き渡らず(入らず)、反射系プリズム21
の先端が図4中の実線で示すように丸くなる(断面円弧
形状となる)。この結果、反射系プリズム21におい
て、先端の丸い部分に光が入射すると、図4中の点線矢
印に示すように、平行光とならずにインナーレンズ2か
ら出射する。このように、光源バルブ4からの光のロス
が大であり、光の利用効率が悪い。
【0007】また、光源バルブ4から離れた反射系プリ
ズム21においては、図4中の一点鎖線矢印に示すよう
に、あるプリズムに対してそれよりも光源バルブ4より
のプリズムの影となるために、プリズムの先端部にしか
光が入らない。しかも、プリズムの先端は上述のように
丸いために光のロスがある。このために、上述のインナ
ーレンズ2が使用された車両用灯具においては、正面か
ら見ると、光源バルブ4から離れた端の部分では、暗く
見える。
【0008】なお、上述のインナーレンズ2において、
成形時間(樹脂の供給時間)を長くしたり、また樹脂の
供給後圧力を加えたりして、反射系プリズム21の先端
まで樹脂を行き渡らせることが考えられるが、インナー
レンズ2の生産能率が極めて悪いので、反射系プリズム
21の先端が丸い上述のインナーレンズ2を使用してい
るのが実情である。
【0009】本発明の目的は、光の利用効率が良い車両
用灯具のインナーレンズを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、フレネルレンズの反射系プリズムの中
心側の面を、先端側の有効面と、基側の肉厚成形面と
に、なしたことを特徴とする。
【0011】本発明の車両用灯具のインナーレンズは、
反射系プリズムの基部が肉厚となるので、成形時間を長
くしたり、圧力を加えたりしないで、反射系プリズムの
先端まで樹脂を行き渡らせることができる。この結果、
反射系プリズムの先端が丸くならずに鋭角となる。この
ために、プリズムの先端に入射した光は平行光として出
射され、光のロスが無くなり、光の利用効率が上がる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具のイン
ナーレンズの一実施の形態を図1及び図2を参照して説
明する。図中、図3及び図4と同符号は同一のものを示
す。この実施の形態における本発明の車両用灯具のイン
ナーインナーレンズ2は、フレネルレンズの反射系プリ
ズム21の中心側の面を、先端側の有効面212と、基
側の肉厚成形面213とに、なす。
【0013】この実施の形態における本発明の車両用灯
具のインナーインナーレンズは、反射系プリズム21の
基部が肉厚となるので、成形時間を長くしたり、圧力を
加えたりしないで、反射系プリズム21の先端まで樹脂
を行き渡らせることができる。この結果、反射系プリズ
ム21の先端が丸くならずに鋭角となる。このために、
図1中の実線矢印に示すように、プリズム21の先端に
入射した光は平行光として出射され、光のロスが無くな
り、光の利用効率が上がる。すなわち、車両用灯具の配
光性能が向上する。
【0014】また、光源バルブ4から離れた反射系プリ
ズム21においては、上述の従来例で説明したように、
あるプリズムに対してそれよりも光源バルブ4よりのプ
リズムの影となるために、プリズムの先端部にしか光が
入らない。しかしながら、本発明のインナーレンズ2
は、プリズムの先端が丸くならずに鋭角となるので、光
のロスが無くなる。このために、本発明のインナーレン
ズ2が使用された車両用灯具においては、正面から見る
と、光源バルブ4から離れた端の部分と光源バルブ4近
傍の部分とが均一に明るく見える。
【0015】さらに、図2に示すように、プリズムの基
部を膨らませて肉厚となしたので、従来のプリズム(図
2中点線にて示す)と比較して、高さ、すなわち光全反
射側の面211の先端がH分増すこととなる。この結
果、従来のプリズムの無発光部D′及び発光部L′と比
較してみると、本発明のインナーレンズ2のプリズムに
おいては、Aの分、無発光部Dが減少し、かつ発光部L
が増大する(インナーレンズ2を正面から見た場合)こ
ととなる。
【0016】なお、上述の有効面212と肉厚成形面2
13との境界214は、あるプリズムに対してそれより
も光源バルブ4よりのプリズムの影となる箇所215よ
りも基側に位置し、中央部側のプリズムと周辺側のプリ
ズムとによっても位置が異なる。また、上述の肉厚成形
面213は、平面又は曲面であっても良い。要するに、
プリズムの基部の肉厚を厚くするものであれば良い。
【0017】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用灯具のインナーレンズは、フレネルレンズの反射系プ
リズムの中心側の面を、先端側の有効面と、基側の肉厚
成形面とに、なしたものであるから、反射系プリズムの
基部が肉厚となり、その結果、成形時間を長くしたり、
圧力を加えたりしないで、反射系プリズムの先端まで樹
脂を行き渡らせることができる。このために、反射系プ
リズムの先端が丸くならずに鋭角となり、プリズムの先
端に入射した光は平行光として出射され、光のロスが無
くなり、光の利用効率が上がる。また、光源バルブから
離れた端の部分と光源バルブ近傍の部分とが均一に明る
く見える。さらに、無発光部が減少し、かつ発光部が増
大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灯具のインナーレンズの一実施
の形態を示し、反射系プリズムにおける光路の説明図で
ある。
【図2】本発明のインナーレンズによる無発光部及び発
光部と従来のインナーレンズによる無発光部及び発光部
との説明図である。
【図3】従来のインナーレンズが使用されている車両用
灯具の断面図である。
【図4】反射系プリズムにおける光路を示した図3にお
けるIV部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…ランプランプハウジング、2…インナーレンズ、2
1…反射系プリズム、211…反対側の面(光全反射側
の面)、212…有効面(中心側の面(光入射側の
面))、213…肉厚成形面(中心側の面)、214…
境界、215…影となる箇所、3…アウターレンズ、4
…光源バルブ、D…無発光部、L…発光部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源バルブからの入射光を平行光として
    出射させるフレネルレンズから構成された車両用灯具の
    インナーレンズにおいて、 前記フレネルレンズの反射系プリズムの中心側の面を、
    先端側の有効面と、基側の肉厚成形面とに、なしたこと
    を特徴とする車両用灯具のインナーレンズ。
JP15551296A 1996-06-17 1996-06-17 車両用灯具のインナーレンズ Pending JPH103803A (ja)

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