JPH103769A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH103769A
JPH103769A JP15060096A JP15060096A JPH103769A JP H103769 A JPH103769 A JP H103769A JP 15060096 A JP15060096 A JP 15060096A JP 15060096 A JP15060096 A JP 15060096A JP H103769 A JPH103769 A JP H103769A
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JP
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mold
halves
disk cartridge
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metal mold
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JP15060096A
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Koji Kishida
広史 岸田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジケースを形成するハーフの成形
性の向上を図ったディスクカートリッジをを提供する。 【解決手段】 互いに対向する上下一対の合成樹脂製の
ハーフ2、3によって形成されたカートリッジケース4
内にディスク状記録媒体5を回転自在に収納してなるデ
ィスクカートリッジにおいて、ハーフ2、3の少なくと
も一方に、該ハーフを射出成形するための金型の可動型
に設けられた突起によって形成される箇所の周辺部が金
型の型開きの際に金型の固定型から離型しないようにす
るための固定手段を少なくとも一箇所に設けたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ機器
等の記録媒体として使用されるディスクカートリッジに
関するものであり、更に詳しくは、カートリッジケース
を形成するハーフの成形性の向上を図ったディスクカー
トリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のディスクカートリッジの一
例を示す斜視図である。このディスクカートリッジ10
1は、互いに対向する上下一対の合成樹脂製のハーフ1
02、103によって形成されたカートリッジケース1
04内に光ディスク105を回転自在に収納してなるも
ので、ヘッドアクセス窓106、モータアクセス窓10
7、ヘッドアクセス窓106及びモータアクセス窓10
7を開閉するシャッタ108、シャッタ108を閉方向
に弾性付勢するスプリング109、ディスクカートリッ
ジ101をフロッピーディスクドライブ等の機器装置上
に固定するための部材が挿入される挿入スロット11
0、ディスクカートリッジ101を機器装置上に位置決
めするためのピンが挿入される位置決め穴111及びア
ライメント穴112、機器装置のオートチェンジャ機構
のグリップが挿入されるグリッパスロット113等を有
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ィスクカートリッジには、カートリッジケース104を
形成しているハーフ102、103の成形性が悪いとい
う問題があった。ハーフ102、103はネジ止めや超
音波溶着等によって一体化されるが、ネジ止めの場合に
は、一方のハーフの外面側にネジ頭を埋め込むための複
数個の凹部114が設けられる。一方、超音波溶着の場
合には、ハーフ102、103の内面に溶着用のボスが
設けられるが、ハーフの射出成形時にボスの部分にヒケ
が生じないようにするため、ハーフの外面側のボスの裏
側となる位置に肉盗みのための凹部が設けられることが
ある。
【0004】このような凹部は、ハーフを射出成形する
ための金型の可動型に設けられた突起によって形成され
るが、可動型にこのような突起が有る場合、ハーフの射
出成形後の型開きの際に、ハーフが充分に冷却されてい
ないと、突起と凹部の間の摩擦力が大きいため、突起が
凹部からスムーズに抜けることができず、凹部が突起に
引っ張られて凹部の周辺部が金型の固定型から離型して
変形してしまうことがあり、成形性の良くないものであ
った。また、これをなるべく避けるためにはハーフの冷
却時間を長くしなければならず、そうした場合にはハー
フの成形性が非常に悪くなるものであった。
【0005】なお、上述した問題は、上述した箇所以外
にも存在する。例えば、図7のディスクカートリッジで
は、挿入スロット110、位置決め穴111、アライメ
ント穴112、グリッパスロット113は、機器装置の
ピンやグリップがハーフの外面側から挿入されるため、
外面側周縁部にアールや面取りを形成する必要があり、
可動型側の突起によって形成しなければならない。した
がって、これらの箇所も、ハーフの冷却時間が短いと、
型開きの際に突起がスムーズに抜けず、その周辺部が変
形する恐れが有り、ハーフの冷却時間を長くする一因と
なっている。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであって、その目的は、カートリッジケ
ースを形成するハーフの成形性の向上を図ったディスク
カートリッジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、互いに対向する上下一対の
合成樹脂製のハーフによって形成されたカートリッジケ
ース内にディスク状記録媒体を回転自在に収納してなる
ディスクカートリッジにおいて、前記ハーフの少なくと
も一方に、該ハーフを射出成形するための金型の可動型
に設けられた突起によって形成される箇所の周辺部が前
記金型の型開きの際に前記金型の固定型から離型しない
ようにするための固定手段を少なくとも一箇所に設けた
ことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記周辺部における前記固定型から離型する
ための抜き勾配が形成される面の少なくとも一部に前記
金型の型開き方向に延びる凸条を形成し、これを前記固
定手段としたことを特徴とすものである。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明において、前記周辺部における前記固定
型から離型するための抜き勾配が形成される面の少なく
とも一部をアンダーカットとし、これを前記固定手段と
したことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1〜請求
項3の発明において、前記固定手段が挿入スロットの周
辺部に設けられたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態であるディスクカートリッジを表面側から見た図、
図2は図1のディスクカートリッジを裏面側から見た
図、図3は上ハーフを裏面側から見た図、図4は下ハー
フを裏面側から見た図、図5は図4のA部拡大図、図6
は図4のB−B線矢視図である。
【0012】図1、2に示すディスクカートリッジ1
は、互いに対向する上下一対の合成樹脂製のハーフ2、
3によって形成されたカートリッジケース4内に光ディ
スク5を回転自在に収納してなるもので、ハーフ2、3
は超音波溶着によって一体化されている。ハーフ2には
ヘッドアクセス窓6が形成され、ハーフ3にはヘッドア
クセス窓6及びモータアクセス窓7が形成されている。
8はヘッドアクセス窓6及びモータアクセス窓7を開閉
するシャッタで、スプリング9によって閉方向に弾性付
勢されている。10は挿入スロット、11は位置決め
穴、12はアライメント穴、13はグリッパスロットで
ある。
【0013】挿入スロット10は、図3、4に示すよう
に、上ハーフ2に設けられ底部が閉塞された半円形の切
り欠きからなる第1の挿入スロット形成部10aと、下
ハーフ3に設けられ半円形の切り欠きからなる第2の挿
入スロット形成部10bとにより形成され、グリッパス
ロット13は、上ハーフ2に設けられ矩形の切り欠きか
らなる第1のグリッパスロット形成部13aと、下ハー
フ3に設けられ矩形の切り欠きからなる第2のグリッパ
スロット形成部13bとにより形成されている。
【0014】図5に示すように、第2の挿入スロット形
成部10bの周囲の円弧状のリブ14の外周面には、下
ハーフ3を射出成形するための金型の型開き方向に延び
る複数本の凸条14a(固定手段)が形成されている。
第2の挿入スロット形成部10bは、従来技術の項で述
べた理由により、可動型に設けられた突起によって形成
される。リブ14に凸条14aを設けたことにより、固
定型とリブ14の間の摩擦力が増すため、型開きの際に
第2の挿入スロット形成部10bの周辺部が固定型から
離型しにくくなる。
【0015】なお、第1及び第2のグリッパスロット形
成部13a、13bも、可動型に設けられた突起によっ
て形成されるため、これらの周囲のリブ16、17の外
周面にもそれぞれ金型の型開き方向に延びる凸条16
a、17aが形成されている。なお、第1の挿入スロッ
ト形成部10aは、有底であるため、固定型に設けた突
起によって形成される。したがって、その周囲のリブ1
8には凸条が形成されていない。
【0016】図3に示すように、ハーフ2の内面の四つ
の角部に近い位置には、超音波溶着用の円筒状のボス1
9が設けられており、図4に示すように、ハーフ3の内
面には、各ボス19に対応する位置にボス19に嵌合す
る嵌合部20が設けられている。図6に示すように、嵌
合部20は、円筒状の周壁21と、該周壁21内の底部
に設けられ、ハーフ3の内面側に突出した断面三角形の
環状のリブ22とを有している。周壁21の内径Dはボ
ス19の外径よりわずかに小さく、ボス19が嵌合する
ようになっている。また、リブ22の先端縁の直径d
は、ボス19の内径より大きくなっており、ハーフ2、
3を重ね合わせたときに、リブ22の先端縁にボス19
の先端面が当接し、超音波溶着機でボス19に振動を与
えると、リブ22の先端縁とボス19の先端面がこすれ
合って互いに溶着されるようになっている。周壁21の
外周面21aは、アンダーカット(固定手段)となるよ
うに、金型の型開き方向に対して約2゜傾いている。
【0017】リブ22の内側と、ハーフ3の外面におけ
る嵌合部20の裏側となる位置には、嵌合部20の樹脂
の流れを良くするために、肉盗みである凹部23、24
が設けられている。ハーフ3の外面側の凹部24は、可
動型に設けられた突起によって形成されるが、周壁21
の外周面21aをアンダーカットにすることにより、固
定型と外周面21aの間の摩擦力が増すため、型開きの
際に凹部24の周辺部が固定型から離型しにくい。
【0018】なお、ハーフ3の内面には、位置決め穴1
1、アライメント穴12の周囲に、それぞれ環状のリブ
25、26が設けられており、位置決め穴11、アライ
メント穴12も可動型に設けられた突起によって形成さ
れるため、リブ25、26の外周面も、周壁21の外周
面と同様に、傾斜角度2゜のアンダーカットになってい
る。
【0019】なお、本実施形態では、第2の挿入スロッ
ト形成部10b、第1及び第2のグリッパスロット形成
部13a、13b、嵌合部20の裏側に設けられた肉盗
み用の凹部24、位置決め穴11、アライメント穴12
の周辺部に固定手段を設けた場合について説明したが、
可動型に設けられた突起によって形成される他の箇所の
周辺部にも固定手段を設けることができる。
【0020】また、固定手段は、可動型の突起によって
形成される箇所の周辺部の全てに設ける必要はなく、型
開きの際に離型しやすい部位のみに設ければ良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハーフを射出成形するための金型の可動型に設けられた
突起によって形成される箇所の周辺部が金型の型開きの
際に金型の固定型から離型しないようにするための固定
手段をハーフに設けたことにより、ハーフの冷却時間を
短縮することができ、ハーフの成形性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるディスクカートリ
ッジを表面側から見た図。
【図2】 図1のディスクカートリッジ1を裏面側から
見た図。
【図3】 上ハーフを裏面側から見た図。
【図4】 下ハーフを裏面側から見た図。
【図5】 図4のA部拡大図。
【図6】 図4のB−B線矢視図。
【図7】 従来のディスクカートリッジの一例を示す斜
視図であり、(a)は表面側から見た図、(b)は裏側
から見た図。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 2 上ハーフ 3 下ハーフ 4 カートリッジケース 5 光ディスク(ディスク状記録媒体) 14a、16a、17a 凸条(固定手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する上下一対の合成樹脂製の
    ハーフによって形成されたカートリッジケース内にディ
    スク状記録媒体を回転自在に収納してなるディスクカー
    トリッジにおいて、 前記ハーフの少なくとも一方に、該ハーフを射出成形す
    るための金型の可動型に設けられた突起によって形成さ
    れる箇所の周辺部が前記金型の型開きの際に前記金型の
    固定型から離型しないようにするための固定手段を少な
    くとも一箇所に設けたことを特徴とするディスクカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 前記周辺部における前記固定型から離型
    するための抜き勾配が形成される面の少なくとも一部に
    前記金型の型開き方向に延びる凸条を形成し、これを前
    記固定手段としたことを特徴とする請求項1に記載のデ
    ィスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記周辺部における前記固定型から離型
    するための抜き勾配が形成される面の少なくとも一部を
    アンダーカットとし、これを前記固定手段としたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のディスクカ
    ートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記固定手段が挿入スロットの周辺部に
    設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3に記載
    のディスクカートリッジ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754167B1 (en) 1998-11-16 2004-06-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Disk cartridge
US7007292B2 (en) * 1999-11-12 2006-02-28 Sony Corporation Disk cartridge device operative with disk cartridges of different sizes and height

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