JP3603972B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ機器等の記録媒体として使用されるディスクカートリッジに関するものであり、更に詳しくは、カートリッジケースを形成するハーフの成形性の向上を図ったディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のディスクカートリッジの一例を示す斜視図である。このディスクカートリッジ101は、互いに対向する上下一対の合成樹脂製のハーフ102、103によって形成されたカートリッジケース104内に光ディスク105を回転自在に収納してなるもので、ヘッドアクセス窓106、モータアクセス窓107、ヘッドアクセス窓106及びモータアクセス窓107を開閉するシャッタ108、シャッタ108を閉方向に弾性付勢するスプリング109、ディスクカートリッジ101をフロッピーディスクドライブ等の機器装置上に固定するための部材が挿入される挿入スロット110、ディスクカートリッジ101を機器装置上に位置決めするためのピンが挿入される位置決め穴111及びアライメント穴112、機器装置のオートチェンジャ機構のグリップが挿入されるグリッパスロット113等を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のディスクカートリッジには、カートリッジケース104を形成しているハーフ102、103の成形性が悪いという問題があった。ハーフ102、103はネジ止めや超音波溶着等によって一体化されるが、ネジ止めの場合には、一方のハーフの外面側にネジ頭を埋め込むための複数個の凹部114が設けられる。一方、超音波溶着の場合には、ハーフ102、103の内面に溶着用のボスが設けられるが、ハーフの射出成形時にボスの部分にヒケが生じないようにするため、ハーフの外面側のボスの裏側となる位置に肉盗みのための凹部が設けられることがある。
【0004】
このような凹部は、ハーフを射出成形するための金型の可動型に設けられた突起によって形成されるが、可動型にこのような突起が有る場合、ハーフの射出成形後の型開きの際に、ハーフが充分に冷却されていないと、突起と凹部の間の摩擦力が大きいため、突起が凹部からスムーズに抜けることができず、凹部が突起に引っ張られて凹部の周辺部が金型の固定型から離型して変形してしまうことがあり、成形性の良くないものであった。また、これをなるべく避けるためにはハーフの冷却時間を長くしなければならず、そうした場合にはハーフの成形性が非常に悪くなるものであった。
【0005】
なお、上述した問題は、上述した箇所以外にも存在する。例えば、図7のディスクカートリッジでは、挿入スロット110、位置決め穴111、アライメント穴112、グリッパスロット113は、機器装置のピンやグリップがハーフの外面側から挿入されるため、外面側周縁部にアールや面取りを形成する必要があり、可動型側の突起によって形成しなければならない。したがって、これらの箇所も、ハーフの冷却時間が短いと、型開きの際に突起がスムーズに抜けず、その周辺部が変形する恐れが有り、ハーフの冷却時間を長くする一因となっている。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、カートリッジケースを形成するハーフの成形性の向上を図ったディスクカートリッジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、請求項1の発明は、互いに対向する上下一対の合成樹脂製のハーフによって形成されたカートリッジケース内にディスク状記録媒体を回転自在に収納してなるディスクカートリッジにおいて、前記ハーフの少なくとも一方に、該ハーフを射出成形するための金型の可動型に設けられた突起によって形成される箇所の周辺部が前記金型の型開きの際に前記金型の固定型から離型しないようにするための固定手段を少なくとも挿入スロット又はグリッパスロットの周辺部に設けたことを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ハーフを射出成形するための金型の可動型に設けられた突起によって形成される箇所の周辺部における前記固定型から離型するための抜き勾配が形成される面の少なくとも一部に前記金型の型開き方向に延びる凸条を形成し、これを前記固定手段としたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態であるディスクカートリッジを表面側から見た図、図2は図1のディスクカートリッジを裏面側から見た図、図3は上ハーフを裏面側から見た図、図4は下ハーフを裏面側から見た図、図5は図4のA部拡大図、図6は図4のB−B線矢視図である。
【0012】
図1、2に示すディスクカートリッジ1は、互いに対向する上下一対の合成樹脂製のハーフ2、3によって形成されたカートリッジケース4内に光ディスク5を回転自在に収納してなるもので、ハーフ2、3は超音波溶着によって一体化されている。ハーフ2にはヘッドアクセス窓6が形成され、ハーフ3にはヘッドアクセス窓6及びモータアクセス窓7が形成されている。8はヘッドアクセス窓6及びモータアクセス窓7を開閉するシャッタで、スプリング9によって閉方向に弾性付勢されている。10は挿入スロット、11は位置決め穴、12はアライメント穴、13はグリッパスロットである。
【0013】
挿入スロット10は、図3、4に示すように、上ハーフ2に設けられ底部が閉塞された半円形の切り欠きからなる第1の挿入スロット形成部10aと、下ハーフ3に設けられ半円形の切り欠きからなる第2の挿入スロット形成部10bとにより形成され、グリッパスロット13は、上ハーフ2に設けられ矩形の切り欠きからなる第1のグリッパスロット形成部13aと、下ハーフ3に設けられ矩形の切り欠きからなる第2のグリッパスロット形成部13bとにより形成されている。
【0014】
図5に示すように、第2の挿入スロット形成部10bの周囲の円弧状のリブ14の外周面には、下ハーフ3を射出成形するための金型の型開き方向に延びる複数本の凸条14a(固定手段)が形成されている。第2の挿入スロット形成部10bは、従来技術の項で述べた理由により、可動型に設けられた突起によって形成される。リブ14に凸条14aを設けたことにより、固定型とリブ14の間の摩擦力が増すため、型開きの際に第2の挿入スロット形成部10bの周辺部が固定型から離型しにくくなる。
【0015】
なお、第1及び第2のグリッパスロット形成部13a、13bも、可動型に設けられた突起によって形成されるため、これらの周囲のリブ16、17の外周面にもそれぞれ金型の型開き方向に延びる凸条16a、17aが形成されている。なお、第1の挿入スロット形成部10aは、有底であるため、固定型に設けた突起によって形成される。したがって、その周囲のリブ18には凸条が形成されていない。
【0016】
図3に示すように、ハーフ2の内面の四つの角部に近い位置には、超音波溶着用の円筒状のボス19が設けられており、図4に示すように、ハーフ3の内面には、各ボス19に対応する位置にボス19に嵌合する嵌合部20が設けられている。図6に示すように、嵌合部20は、円筒状の周壁21と、該周壁21内の底部に設けられ、ハーフ3の内面側に突出した断面三角形の環状のリブ22とを有している。周壁21の内径Dはボス19の外径よりわずかに小さく、ボス19が嵌合するようになっている。また、リブ22の先端縁の直径dは、ボス19の内径より大きくなっており、ハーフ2、3を重ね合わせたときに、リブ22の先端縁にボス19の先端面が当接し、超音波溶着機でボス19に振動を与えると、リブ22の先端縁とボス19の先端面がこすれ合って互いに溶着されるようになっている。周壁21の外周面21aは、アンダーカット(固定手段)となるように、金型の型開き方向に対して約2゜傾いている。
【0017】
リブ22の内側と、ハーフ3の外面における嵌合部20の裏側となる位置には、嵌合部20の樹脂の流れを良くするために、肉盗みである凹部23、24が設けられている。ハーフ3の外面側の凹部24は、可動型に設けられた突起によって形成されるが、周壁21の外周面21aをアンダーカットにすることにより、固定型と外周面21aの間の摩擦力が増すため、型開きの際に凹部24の周辺部が固定型から離型しにくい。
【0018】
なお、ハーフ3の内面には、位置決め穴11、アライメント穴12の周囲に、それぞれ環状のリブ25、26が設けられており、位置決め穴11、アライメント穴12も可動型に設けられた突起によって形成されるため、リブ25、26の外周面も、周壁21の外周面と同様に、傾斜角度2゜のアンダーカットになっている。
【0019】
なお、本実施形態では、第2の挿入スロット形成部10b、第1及び第2のグリッパスロット形成部13a、13b、嵌合部20の裏側に設けられた肉盗み用の凹部24、位置決め穴11、アライメント穴12の周辺部に固定手段を設けた場合について説明したが、可動型に設けられた突起によって形成される他の箇所の周辺部にも固定手段を設けることができる。
【0020】
また、固定手段は、可動型の突起によって形成される箇所の周辺部の全てに設ける必要はなく、型開きの際に離型しやすい部位のみに設ければ良い。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ハーフを射出成形するための金型の可動型に設けられた突起によって形成される箇所の周辺部が金型の型開きの際に金型の固定型から離型しないようにするための固定手段をハーフに設けたことにより、ハーフの冷却時間を短縮することができ、ハーフの成形性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるディスクカートリッジを表面側から見た図。
【図2】図1のディスクカートリッジ1を裏面側から見た図。
【図3】上ハーフを裏面側から見た図。
【図4】下ハーフを裏面側から見た図。
【図5】図4のA部拡大図。
【図6】図4のB−B線矢視図。
【図7】従来のディスクカートリッジの一例を示す斜視図であり、(a)は表面側から見た図、(b)は裏側から見た図。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ
2 上ハーフ
3 下ハーフ
4 カートリッジケース
5 光ディスク(ディスク状記録媒体)
14a、16a、17a 凸条(固定手段)

Claims (2)

  1. 互いに対向する上下一対の合成樹脂製のハーフによって形成されたカートリッジケース内にディスク状記録媒体を回転自在に収納してなるディスクカートリッジにおいて、
    前記ハーフの少なくとも一方に、該ハーフを射出成形するための金型の可動型に設けられた突起によって形成される箇所の周辺部が前記金型の型開きの際に前記金型の固定型から離型しないようにするための固定手段を少なくとも挿入スロット又はグリッパスロットの周辺部に設けたことを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 前記ハーフを射出成形するための金型の可動型に設けられた突起によって形成される箇所の周辺部における前記固定型から離型するための抜き勾配が形成される面の少なくとも一部に前記金型の型開き方向に延びる凸条を形成し、これを前記固定手段としたことを特徴とする請求項1に記載のディスクカートリッジ。
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