JPH1037523A - 可動部支持ユニット、それを用いた水平二方向可動装置及びその駆動制御方法 - Google Patents

可動部支持ユニット、それを用いた水平二方向可動装置及びその駆動制御方法

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JPH1037523A
JPH1037523A JP20915496A JP20915496A JPH1037523A JP H1037523 A JPH1037523 A JP H1037523A JP 20915496 A JP20915496 A JP 20915496A JP 20915496 A JP20915496 A JP 20915496A JP H1037523 A JPH1037523 A JP H1037523A
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thrust
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thrusts
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JP20915496A
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English (en)
Inventor
Tatsuji Ishimaru
辰治 石丸
Takahiro Shintani
隆弘 新谷
Hitoshi Morimoto
仁 森本
Ikuo Hayashi
郁夫 林
Yutaka Nakamura
豊 中村
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Tekken Corp
Original Assignee
Tekken Corp
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装置全体の大きさをコンパクト化するととも
に、水平二方向の動特性をほぼ等しくすることができる
可動部支持ユニット及びそれを用いた水平二方向可動装
置を提供する 【解決手段】互いに直交する水平二方向の相対直線運動
を案内するための2つのリニア軸受2、3と、リニア軸
受2、3に一体に設けられ、一方のリニア軸受3に相対
直線運動を生じさせる推力を伝達するための推力伝達機
構4とを有する4基の可動部支持ユニット1X、1X、
1Y、1Yをベース11上に4基配置し、各可動部支持
ユニット全体に亘って可動テーブル10を支持し、可動
部支持ユニットの推力伝達機構4に可動部材にX、Y軸
方向の推力を与えるためのアクチュエータ14、15、
18、19を、各方向について2台ずつそれぞれ連結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可動部支持ユニ
ット及びそれを用いた水平二方向可動装置に関し、さら
に詳細には、アクティブ・マス・ダンパ等の慣性力制御
型制振装置や、振動台、起振器等に適用される技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、高層建築物や、いわゆるペンシル
ビルのような構造物においては、構造物の上部に設置し
たマスに働く慣性力を利用して、地震、風等の外乱によ
る振動を制御する制振装置、例えばアクティブ・マス・
ダンパに代表される慣性力制御型制振装置が提案され、
実施されている。
【0003】従来、このような制振装置や、その他振動
台、起振器等に適用される振動発生装置として、可動テ
ーブルを上下2段の可動部によって構成し、ACサーボ
モータ等のアクチュエータの駆動により、水平二方向す
なわち例えば上段可動部をX軸方向、下段可動部をY軸
方向に加力するものが知られている。しかし、従来の装
置では、可動テーブルが前記のように2段構造となって
いることから、装置自体の外形が大きなものとなり、ま
た、X、Y各軸方向に関する可動部質量、摩擦抵抗力等
の動特性が異なるため、駆動を制御する際、その違いを
考慮する必要があった。
【0004】さらに、従来の装置では、可動テーブルを
X、Y各軸方向に関し、各1台のアクチュエータで加力
する構成が採用されている。これは、一般にはアクチュ
エータの駆動制御方式として、速度/変位制御方式が採
用され、この場合1つの自由度に関して可動テーブルを
複数のアクチュエータで加力しようとすると、装置の機
械的性質やセンサ誤差の影響により、アクチュエータ間
に相互作用(競り合い)が発生し、正常な駆動が困難と
なるからである。
【0005】しかし、このような駆動方式では、図8に
示すように、例えば、可動テーブルの上段可動部50が
X軸方向に移動した状態で、下段可動部を加力すること
により上段可動部50をY軸方向に移動させようとする
と、上段及び下段を含めた可動部全体の重心GはG´に
移動しているため、重心位置と推力FYの作用点との間
でX軸方向にΔXだけの変位が生じ、水平面内のねじり
モーメントMが発生する。
【0006】このため、ガイドベアリングには、装置可
動部の積載荷重による鉛直荷重の他に、水平面内のねじ
りモーメントを受けるため水平荷重も作用することとな
り、その結果、ベアリング等の選定に際し、大きなサイ
ズのものが必要となり、製作コストが高くならざるを得
なかった。さらに、水平面内のねじりモーメントにより
ベアリングに作用する水平荷重は、その大きさや変動が
装置の運動状態に依存して大きくなるなるため、設計時
における装置寿命の推定などに困難があった。
【0007】また、水平面内のねじりモーメントが発生
すると、ベアリングに作用する荷重が変化するため、摩
擦抵抗力が変化し、制御性能にも影響を及ぼすという問
題も生じていた。しかも、この影響は装置の平面的な大
きさに対する装置の有効ストロークの比が大きいほど、
すなわちコンパクトな装置で大ストロークを実現しよう
とするほど顕著になり、機構設計における大きな問題点
となっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目
的を達成するものである。
【0009】この発明の目的は、装置全体の大きさをコ
ンパクト化できる可動部支持ユニット及びそれを用いた
水平二方向可動装置を提供することにある。
【0010】この発明の別の目的は、水平二方向の動特
性をほぼ等しくすることができる可動部支持ユニット及
びそれを用いた水平二方向可動装置を提供することにあ
る。
【0011】この発明のさらに別の目的は、装置の可動
部に発生するねじりモーメントを消去することにより、
べアリングに作用する負荷を小さくし、製作コストの低
減、装置寿命の長期化を図り、また制御性能にすぐれた
水平二方向可動装置の駆動制御方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採用している。
【0013】すなわちこの発明は、互いに直交する水平
二方向の相対直線運動を案内するためのリニア軸受と、
前記リニア軸受に一体に設けられ、一方向に相対直線運
動を生じさせる推力を伝達するための推力伝達機構とを
備えてなることを特徴とする可動部支持ユニットにあ
る。
【0014】またこの発明は、前記推力伝達機構がボー
ルナットと、このボールナットに螺着されたボールねじ
とを含むことを特徴とする可動部支持ユニットにある。
【0015】さらにこの発明はベースと、互いに直交す
る水平二方向の相対直線運動を案内するためのリニア軸
受と、前記リニア軸受に一体に設けられ、一方向に相対
直線運動を生じさせる推力を伝達するための推力伝達機
構とを有する4基の可動部支持ユニットであって、これ
らの可動部支持ユニットのうち、2基の前記可動部支持
ユニットは前記推力伝達機構が水平な第1の方向の推力
を伝達するように、前記ベース上に互いに間隔を置いて
配置され、他の2基の前記可動部支持ユニットは前記推
力伝達機構が第1の方向と直交する水平な第2の方向の
推力を伝達するように、互いに間隔を置いて前記ベース
上に配置されてなる可動部支持ユニットと、前記各可動
部支持ユニット全体に亘って支持された可動部材と、前
記各可動部支持ユニットの前記推力伝達機構にそれぞれ
連結され、前記可動部材に前記第1及び第2の方向の推
力を与えるための、各方向について2台ずつ設けられた
アクチュエータとを備えてなることを特徴とする水平二
方向可動装置にある。
【0016】さらにこの発明は、前記推力伝達機構がボ
ールナットと、このボールナットに螺着されたボールね
じとを含み、前記アクチュエータがサーボモータである
ことを特徴とする水平二方向可動装置にある。
【0017】さらにこの発明は、前記水平二方向可動装
置の駆動制御方法であって、前記可動部材に与える第1
及び第2の方向の必要全推力と、前記可動部材の前記第
1及び第2の方向の変位とから、前記可動部材の重心回
りの水平面内のねじりモーメントの和が零となるような
2つの分配推力を演算し、この分配推力を発生するよう
に前記第1及び第2の方向の各2台のアクチュエータの
駆動を制御することを特徴とする駆動制御方法にある。
【0018】さらにこの発明は、前記水平二方向可動装
置の駆動制御方法であって、前記可動部材に与える第1
及び第2の方向の必要全推力と、前記可動部材の前記第
1及び第2の方向の変位とから、前記可動部材の重心回
りの水平面内のねじりモーメントの和が零となるような
2つの分配推力を演算し、この分配推力を発生するよう
に前記第1及び第2の方向の各2台のサーボモータのト
ルクを制御することを特徴とする駆動制御方法にある。
【0019】この発明の可動部支持ユニット及び水平二
方向可動装置によれば、可動部支持ユニットが水平二方
向の直線運動案内作用をするとともに、一方向の推力伝
達機構を備えているので、このような可動支持ユニット
を第1及び第2の方向についてそれぞれ二基ずつ配置す
ることにより、可動部材を一段構成とすることが可能と
なる。したがって、装置全体の大きさが特に高さ方向に
関してコンパクト化し、また水平二方向の可動部質量、
摩擦抵抗力等の動特性がほぼ等しくなる。
【0020】また、この発明の駆動制御方法によれば、
第1及び第2の方向について各2台のアクチュエータで
可動部材に推力を与え、その際、第1及び第2の方向の
変位に応じて、可動部材の重心回りの水平面内のねじり
モーメントの和が零となるように全推力を2つに分配し
て可動部材に与えるので、可動部に発生するねじりモー
メントが消去され、ベアリングに作用する負荷が小さく
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を用
いて以下に説明する。図1は、この発明による可動部支
持ユニットを示す斜視図である。可動部支持ユニット1
は、上側リニア軸受2及び下側リニア軸受3からなるリ
ニア軸受と、推力伝達機構4とを備えている。上側リニ
ア軸受2及び下側リニア軸受3は互いに直交する水平二
方向の相対直線運動を案内するためのものであり、それ
ぞれ上側ガイドレール2a及び下側ガイドレール3a
と、各ガイドレール2a、3aが装着される溝形の上側
ガイドレール受け2b及び下側ガイドレール受け3bと
を有してる。
【0022】上側ガイドレール受け2b及び下側ガイド
レール受け3bには、それぞれ上向き及び下向きの案内
面2c、2dが形成され(図2参照)、上側ガイドレー
ル2a及び下側ガイドレール3aは各案内面2c、2d
に転動体保持器5を介して相対直線運動自在に装着され
ている。
【0023】推力伝達機構4は上側ガイドレール受け2
b及び下側ガイドレール受け3b間に固定されたボール
ナット6と、このボールナット6に螺着されたボールね
じ7とからなっている。ボールねじ7は下側リニア軸受
3と同方向に延び、したがって推力伝達機構4はボール
ねじ7の回転により下側リニア軸受3に相対直線運動を
生じさせる。
【0024】図3は上述の可動部支持ユニットを用いた
水平二方向可動装置の全体を示す斜視図、図4は可動テ
ーブルを除去した状態の平面図、図5は側面図である。
【0025】可動部支持ユニット1は4基用いられ、そ
のうちの2基が可動部材である可動テーブル10をX軸
方向(第1の方向)に駆動するためのものであり、他の
2基が可動テーブル10をX軸方向と直交するY軸方向
(第2の方向)に駆動するためのものであり、それぞれ
符号に添字X、Yを付してある。
【0026】X軸方向駆動用の可動部支持ユニット1
X、1Xは、それらの下側リニア軸受3がX軸方向に沿
って互いに平行となるように、すなわち推力伝達機構4
がX軸方向の推力を伝達するように互いに間隔を置いて
ベースである基礎フレーム11上に配置され、下側ガイ
ドレール3aが基礎フレーム11に固定されている。可
動部支持ユニット1X、1Xのボールねじ7、7の両端
は軸受ブラケット12によって支持され、これらのボー
ルねじ7、7の一端にはカップリング13を介して第
1、第2のX軸サーボモータ14、15が連結されてい
る。
【0027】同様に、Y軸方向駆動用の可動部支持ユニ
ット1Y、1Yも、それらの下側リニア軸受3がY軸方
向に沿って互いに平行となるように、すなわち推力伝達
機構4がY軸方向の推力を伝達するように互いに間隔を
置いて基礎フレーム11上に配置され、下側ガイドレー
ル3aが基礎フレーム11に固定されている。可動部支
持ユニット1Y、1Yのボールねじ7、7の両端は軸受
16によって支持され、これらのボールねじ7、7の一
端にはカップリング17を介して第1、第2のY軸サー
ボモータ18、19が連結されている。可動テーブル1
0のアクチュエータである第1、第2のX軸サーボモー
タ14、15及び第1、第2のY軸サーボモータ18、
19は、X、Y各軸方向に関してそれぞれ対角位置に配
置され、これらのサーボモータ14、15、18、19
はこの実施の形態ではACサーボモータが用いられてい
る。
【0028】可動テーブル10は可動部支持ユニット1
X、1X、1Y、1Y全体に亘ってそれらの上側ガイド
レール2aに固定され、支持されている。可動テーブル
10はX軸サーボモータ14、15及びY軸サーボモー
タ18、19の駆動により、可動部支持ユニット1X、
1X、1Y、1Yを介して推力を与えられ、X、Y軸方
向に運動する。すなわち、X軸サーボモータ14、15
が駆動されると、可動部支持ユニット1X、1Xの各ボ
ールねじ7が回転し、下側リニア軸受3にX軸方向の相
対直線運動が生じる。これにより、可動テーブル10が
X軸方向に直線運動し、その際、可動部支持ユニット1
Y、1Yに関しては、上側リニア軸受2にX軸方向の相
対直線運動が生じる。
【0029】同様に、Y軸サーボモータ18、19が駆
動されると、可動部支持ユニット1Y、1Yの各ボール
ねじ7が回転し、下側リニア軸受3にY軸方向の相対直
線運動が生じる。これにより、可動テーブル10がY軸
方向に直線運動し、その際、可動部支持ユニット1X、
1Xに関しては、上側リニア軸受2にY軸方向の相対直
線運動が生じる。
【0030】図6は上記水平二方向可動装置の駆動制御
方法を説明するためのブロック図である。制御手段20
はフィードバック制御コントローラ21と、分配推力演
算回路22とを備えている。水平二方向可動装置が例え
ば、制振装置として使用される場合、フィードバック制
御コントローラ21は、建物の揺れに応じて設定される
制御目標値と、加速度検出器等により検出されてフィー
ドバックされる可動テーブル10の運動状態量との偏差
に基づき、X軸方向の全推力FX及びY軸方向の全推力
FYを算出し、各軸方向の全推力指令を出力する。これ
らの全推力指令は分配推力演算回路22に入力される。
【0031】分配推力演算回路22は、X軸方向演算器
23と、Y軸方向演算器24とからなっている。可動テ
ーブル10にはX軸方向変位検出器25と、Y軸方向変
位検出器26とが設けられている。変位検出器25、2
6の検出値ΔX、ΔYは、それぞれY軸方向演算器24
及びX軸方向演算器23に入力される。各演算器23、
24は全推力FX、FYと変位ΔX、ΔYとから、可動部
材10の重心回りのねじりモーメントの和が零となるよ
うな、2つの分配推力をX軸方向及びY軸方向について
演算する。
【0032】ここで、分配推力の演算方法を図7を参照
して説明する。装置中心と可動テーブル10の重心Gが
一致した状態での、重心Gを原点とするX、Y座標を考
える。可動テーブル10がX軸方向にΔX変位し、重心
がG´に移動した状態で、可動テーブル10にY軸方向
の全推力FYを与える場合、同方向の分配推力fY1、fY
2は、次の条件式(1)、(2)により演算される。
【0033】 fY1+fY2=FY (1) (ΔX−L)・fY2+(ΔX+L)・fY1=0 (2) 同様に、可動テーブル10がY軸方向にΔY変位した状
態で、可動テーブル10にX軸方向の全推力FXを与え
る場合、同方向の分配推力fX1、fX2は、次の条件式
(3)、(4)により演算される。
【0034】 fX1+fX2=FX (3) (ΔY−L)・fX2+(ΔY+L)・fX1=0 (4) 上記各式において、LはX軸サーボモータ14、15及
びY軸サーボモータ18、19の作用点のX、Y座標原
点からのX、Y軸方向距離である。
【0035】X軸方向演算器23及びY軸方向演算器2
4は、それぞれ分配推力fX1、fX2及び分配推力fY1、
fY2に応じた分配推力指令を第1、第2X軸サーボモー
タ14、15及び第1、第2Y軸サーボモータ18、1
9に与え、可動テーブル10を加力する。この場合、各
分配推力指令は各サーボモータにトルク指令として与え
られ、各サーボモータの駆動トルクが制御される。
【0036】このように、可動テーブル10には条件式
(1)、(2)、(3)、(4)を満足するような分配
推力が与えられるので、可動テーブル10に発生する水
平面内のねじりモーメントが消去される。
【0037】この発明の装置は制振装置、振動台、起振
器等の振動発生装置に限らず、可動部材を水平二方向に
加力するものであれば、他の装置にも適用できる。ま
た、上記実施の形態は単なる例示にすぎず、この発明は
種々の改変が可能である。例えば、アクチュエータとし
てはACサーボモータに限らず、DCサーボモータを用
いてもよく、さらにサーボモータ以外の流体圧シリンダ
等他のアクチュエータを用いてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、装置全
体の大きさが特に高さ方向に関してコンパクト化し、ま
た水平二方向の可動部質量、摩擦抵抗力等の動特性をほ
ぼ等しくすることが可能となり、駆動二方向の動特性の
違いを考慮する必要のないシステムを実現することがで
きる。
【0039】また、装置の可動部に発生するねじりモー
メントが消去されるので、リニア軸受に作用する負荷が
小さくなり、製作コストの低減、装置寿命の長期化を図
ることができ、また制御性能にすぐれたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明による可動部支持ユニットの実
施の形態を示す斜視図である。
【図2】図2は同支持ユニットのガイドレール等を除去
した状態の斜視図である。
【図3】図3はこの発明による水平二方向可動装置の実
施の形態を示す斜視図である。
【図4】図4は同装置の可動テーブルを除去した状態の
平面図である。
【図5】図5は同装置の側面図である。
【図6】図5はこの発明による駆動制御方法を説明する
ためのブロック図である。
【図7】図7は分配推力の演算方法を説明するための図
である。
【図8】図8は従来の装置において発生するねじりモー
メントを説明するための図である。
【符号の説明】
1…可動部支持ユニット 2…上側リニア軸受 2a…上側リニアガイドレール 2b…上側リニアガイドレール受け 3…下側リニア軸受 3a…下側リニアガイドレール 3b…下側リニアガイドレール受け 4…推力伝達機構 6…ボールナット 7…ボールねじ 10…可動テーブル 11…基礎フレーム 14…第1のX軸サーボモータ 15…第2のX軸サーボモータ 18…第1のY軸サーボモータ 19…第2のY軸サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新谷 隆弘 千葉県船橋市前原東5−8−16 (72)発明者 森本 仁 千葉県成田市新泉9−1 鉄建建設株式会 社技術研究所内 (72)発明者 林 郁夫 千葉県成田市新泉9−1 鉄建建設株式会 社技術研究所内 (72)発明者 中村 豊 千葉県成田市新泉9−1 鉄建建設株式会 社技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直交する水平二方向の相対直線運動
    を案内するためのリニア軸受と、 前記リニア軸受に一体に設けられ、一方向に相対直線運
    動を生じさせる推力を伝達するための推力伝達機構とを
    備えてなることを特徴とする可動部支持ユニット。
  2. 【請求項2】前記推力伝達機構がボールナットと、この
    ボールナットに螺着されたボールねじとを含むことを特
    徴とする請求項1記載の可動部支持ユニット。
  3. 【請求項3】ベースと、 互いに直交する水平二方向の相対直線運動を案内するた
    めのリニア軸受と、前記リニア軸受に一体に設けられ、
    一方向に相対直線運動を生じさせる推力を伝達するため
    の推力伝達機構とを有する4基の可動部支持ユニットで
    あって、 これらの可動部支持ユニットのうち、2基の前記可動部
    支持ユニットは前記推力伝達機構が水平な第1の方向の
    推力を伝達するように、前記ベース上に互いに間隔を置
    いて配置され、他の2基の前記可動部支持ユニットは前
    記推力伝達機構が第1の方向と直交する水平な第2の方
    向の推力を伝達するように、互いに間隔を置いて前記ベ
    ース上に配置されてなる可動部支持ユニットと、 前記各可動部支持ユニット全体に亘って支持された可動
    部材と、 前記各可動部支持ユニットの前記推力伝達機構にそれぞ
    れ連結され、前記可動部材に前記第1及び第2の方向の
    推力を与えるための、各方向について2台ずつ設けられ
    たアクチュエータとを備えてなることを特徴とする水平
    二方向可動装置。
  4. 【請求項4】前記推力伝達機構がボールナットと、この
    ボールナットに螺着されたボールねじとを含み、 前記アクチュエータがサーボモータであることを特徴と
    する請求項3記載の水平二方向可動装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の水平二方向可動装置の駆動
    制御方法であって、 前記可動部材に与える第1及び第2の方向の必要全推力
    と、前記可動部材の前記第1及び第2の方向の変位とか
    ら、前記可動部材の重心回りの水平面内のねじりモーメ
    ントの和が零となるような2つの分配推力を演算し、 この分配推力を発生するように前記第1及び第2の方向
    の各2台のアクチュエータの駆動を制御することを特徴
    とする水平二方向可動装置の駆動制御方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載の水平二方向可動装置の駆動
    制御方法であって、 前記可動部材に与える第1及び第2の方向の必要全推力
    と、前記可動部材の前記第1及び第2の方向の変位とか
    ら、前記可動部材の重心回りの水平面内のねじりモーメ
    ントの和が零となるような2つの分配推力を演算し、 この分配推力を発生するように前記第1及び第2の方向
    の各2台のサーボモータのトルクを制御することを特徴
    とする水平二方向可動装置の駆動制御方法。
JP20915496A 1996-07-19 1996-07-19 可動部支持ユニット、それを用いた水平二方向可動装置及びその駆動制御方法 Pending JPH1037523A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7302853B2 (en) * 2004-10-18 2007-12-04 National Kaohsiung University Of Applied Sciences Sliding vibration-resisting building model
EP3207194A1 (en) * 2014-10-16 2017-08-23 Even Zohar, Oshri Object, such as a building, provided with a system for preventing damage from earthquakes to the object
CN114531003A (zh) * 2022-02-21 2022-05-24 南京航空航天大学 一种非对称双边长初级磁悬浮永磁直线同步电机

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