JPH1037327A - 目地シーリング材端部処理部材及びそれを取りつけた目地シーリング材 - Google Patents
目地シーリング材端部処理部材及びそれを取りつけた目地シーリング材Info
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- JPH1037327A JPH1037327A JP8200497A JP20049796A JPH1037327A JP H1037327 A JPH1037327 A JP H1037327A JP 8200497 A JP8200497 A JP 8200497A JP 20049796 A JP20049796 A JP 20049796A JP H1037327 A JPH1037327 A JP H1037327A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 隣接配置される外壁パネル間の目地用シーリ
ング材におけるジョイナー材とガスケット材とのシール
力を保持し、またはがれにくくする。 【解決手段】 ガスケット材がはめ込まれたジョイナー
材の端部にはめ込み、ガスケット材とジョイナー材とを
固定する端部処理部材(C)、及びこの端部処理部材を取り
つけた目地シーリング材であって、端部処理部材の構造
は、胴縁材とジョイナー材底板の間に挿入される底板部
(1) と、上記底板部の端部で直角に屈曲して立ち上が
り、ジョイナー材及びガスケット材胴部の端面に当接す
る端板部(2)と、上記端板部の下部において内側に折り
曲げられ、ジョイナー材の両側板の空間部に挿入される
一対の下部爪板部(4) と、端板部の上部において内側に
折り曲げられ、ガスケット材の上下目地封止材が形成す
る空間に挿入される一対の上部爪板部(5) とからなる。
ング材におけるジョイナー材とガスケット材とのシール
力を保持し、またはがれにくくする。 【解決手段】 ガスケット材がはめ込まれたジョイナー
材の端部にはめ込み、ガスケット材とジョイナー材とを
固定する端部処理部材(C)、及びこの端部処理部材を取り
つけた目地シーリング材であって、端部処理部材の構造
は、胴縁材とジョイナー材底板の間に挿入される底板部
(1) と、上記底板部の端部で直角に屈曲して立ち上が
り、ジョイナー材及びガスケット材胴部の端面に当接す
る端板部(2)と、上記端板部の下部において内側に折り
曲げられ、ジョイナー材の両側板の空間部に挿入される
一対の下部爪板部(4) と、端板部の上部において内側に
折り曲げられ、ガスケット材の上下目地封止材が形成す
る空間に挿入される一対の上部爪板部(5) とからなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は外壁パネルの目地用
シーリング材端部処理材の構造及び、上記端部処理材を
端部に取りつけた外壁パネルの目地用シーリング材に関
する。さらに詳しくは、隣接配置される外壁パネル間の
目地用シーリング材のシール力を強化し、またシーリン
グ材をはがれにくくして目地用空隙部から建物内部への
水を防止するための、シーリング材端部処理材の構造及
びそれを端部に取りつけた外壁パネルの目地用シーリン
グ材に関する。
シーリング材端部処理材の構造及び、上記端部処理材を
端部に取りつけた外壁パネルの目地用シーリング材に関
する。さらに詳しくは、隣接配置される外壁パネル間の
目地用シーリング材のシール力を強化し、またシーリン
グ材をはがれにくくして目地用空隙部から建物内部への
水を防止するための、シーリング材端部処理材の構造及
びそれを端部に取りつけた外壁パネルの目地用シーリン
グ材に関する。
【０００２】
【従来の技術】レンガタイルなどの外壁パネルは、構造
的にも優れ、美観も優れているところから、近時、建物
の外装材として広く用いられている。この種の外壁パネ
ルは、所定の規格からなる定尺材として提供されるの
で、これを建物の外壁材として用いる場合には、この外
壁パネルの各ユニットを並べて配置するのであるが、そ
の継ぎ目から雨滴などの水液が侵入するのを阻止するた
めの目地を介在させて胴縁材の側に取り付ける必要があ
る。
的にも優れ、美観も優れているところから、近時、建物
の外装材として広く用いられている。この種の外壁パネ
ルは、所定の規格からなる定尺材として提供されるの
で、これを建物の外壁材として用いる場合には、この外
壁パネルの各ユニットを並べて配置するのであるが、そ
の継ぎ目から雨滴などの水液が侵入するのを阻止するた
めの目地を介在させて胴縁材の側に取り付ける必要があ
る。
【０００３】外壁パネルの目地用シーリング材の構造と
して、従来隣接配置される外壁パネルの対向端面間に形
成される目地用空隙部内にその嵌着部を配置させて胴縁
材の表側に定置されるジョイナー材と、このジョイナー
材の嵌着部に保持させて目地用空隙部をシールするため
に装着される目地用ガスケット材とで形成される外壁パ
ネルの目地用シーリング材の構造が用いられている。そ
してその構造は、胴縁材に当接する底板と、該底板の表
側中央部にガスケット材の挿入幅の間隔を設けて平行に
立設された一対の側板とを有するジョイナー材と、その
両側板間に嵌込み固定され、その上部から上下複数段に
おいて両側に翼設された、複数対の目地封止材を有する
ガスケット材とからなり、弾性材料からなるガスケット
材がジョイナー材の両側板間に挿入された際、目地封止
材が上方に湾曲して、外壁パネルの対向端面と接触し、
その復元力で外側へ押される力により端面に強く圧接さ
れ、目地用空隙部を強固にシールするようになってい
る。この目地用シーリング構造の１例を図６により説明
する。
して、従来隣接配置される外壁パネルの対向端面間に形
成される目地用空隙部内にその嵌着部を配置させて胴縁
材の表側に定置されるジョイナー材と、このジョイナー
材の嵌着部に保持させて目地用空隙部をシールするため
に装着される目地用ガスケット材とで形成される外壁パ
ネルの目地用シーリング材の構造が用いられている。そ
してその構造は、胴縁材に当接する底板と、該底板の表
側中央部にガスケット材の挿入幅の間隔を設けて平行に
立設された一対の側板とを有するジョイナー材と、その
両側板間に嵌込み固定され、その上部から上下複数段に
おいて両側に翼設された、複数対の目地封止材を有する
ガスケット材とからなり、弾性材料からなるガスケット
材がジョイナー材の両側板間に挿入された際、目地封止
材が上方に湾曲して、外壁パネルの対向端面と接触し、
その復元力で外側へ押される力により端面に強く圧接さ
れ、目地用空隙部を強固にシールするようになってい
る。この目地用シーリング構造の１例を図６により説明
する。
【０００４】図６において、隣接配置される外壁パネル
１１、１１の対向端面１２、１２間に形成される目地用
空隙部１４内に嵌込まれ、胴縁材１５の表側に当設され
るジョイナー材Ａと、このジョイナー材の内面に噛み合
い密着して目地用空隙部１４をシールするために装着さ
れる目地用ガスケット材Ｂとからなる。
１１、１１の対向端面１２、１２間に形成される目地用
空隙部１４内に嵌込まれ、胴縁材１５の表側に当設され
るジョイナー材Ａと、このジョイナー材の内面に噛み合
い密着して目地用空隙部１４をシールするために装着さ
れる目地用ガスケット材Ｂとからなる。
【０００５】ジョイナー材Ａは例えば図４のような構造
のもので、裏面が胴縁材１５に当接し表面が導水路２１
となる底板２２と、この底板の表側中央部にガスケット
材底部の挿入幅の間隔を設けて、平行に立設された一対
の側板２３、２３とから成っている。側板２３は底板を
表側垂直方向に折曲***させて形成させ、外面板２４及
び内面板２５からなり、その間には空間部２６が存在す
る。
のもので、裏面が胴縁材１５に当接し表面が導水路２１
となる底板２２と、この底板の表側中央部にガスケット
材底部の挿入幅の間隔を設けて、平行に立設された一対
の側板２３、２３とから成っている。側板２３は底板を
表側垂直方向に折曲***させて形成させ、外面板２４及
び内面板２５からなり、その間には空間部２６が存在す
る。
【０００６】ガスケット材をジョイナー材の両側板間に
嵌込み固定するために、上記両側板の内面２５に鋸歯状
刻み２７を設け、ガスケット材胴部の下部両側面にも前
記ジョイナー材側板内面にかみ合う鋸歯状刻み３５を設
けてジョイナー材とガスケット材とを固定したり、また
は上記両側板内面が内側に傾斜して折曲され、ガスケッ
ト材胴部の両側面を前記ジョイナー材側板内面に係止固
定する。
嵌込み固定するために、上記両側板の内面２５に鋸歯状
刻み２７を設け、ガスケット材胴部の下部両側面にも前
記ジョイナー材側板内面にかみ合う鋸歯状刻み３５を設
けてジョイナー材とガスケット材とを固定したり、また
は上記両側板内面が内側に傾斜して折曲され、ガスケッ
ト材胴部の両側面を前記ジョイナー材側板内面に係止固
定する。
【０００７】ガスケット材Ｂは弾性材料製で、例えば図
５に示すような構造のものであり、胴部３１とその両側
に翼設された複数段の目地封止材３２、３３、３４とで
形成されている。胴部の下部両側面には前記ジョイナー
材側板内面にかみ合う鋸歯状刻み３５が設けられ、ジョ
イナー材への挿入により密着固定される。
５に示すような構造のものであり、胴部３１とその両側
に翼設された複数段の目地封止材３２、３３、３４とで
形成されている。胴部の下部両側面には前記ジョイナー
材側板内面にかみ合う鋸歯状刻み３５が設けられ、ジョ
イナー材への挿入により密着固定される。
【０００８】目地封止材は胴部の両側面に上下数段で翼
設されている。ガスケット材は弾性材料で構成されてい
るため、ガスケット材がジョイナー材に挿入された際、
各目地封止材は上方に湾曲して、外壁パネルの対向端面
１２と接触し、それ自身の復元力で外側へ押される力に
より端面に強く圧接され、図６に示すように目地用空隙
部を強固にシールすることができる。
設されている。ガスケット材は弾性材料で構成されてい
るため、ガスケット材がジョイナー材に挿入された際、
各目地封止材は上方に湾曲して、外壁パネルの対向端面
１２と接触し、それ自身の復元力で外側へ押される力に
より端面に強く圧接され、図６に示すように目地用空隙
部を強固にシールすることができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような目
地シーリング材で目地空隙部をシールしても、外壁パネ
ルは屋外で使用され、過酷な条件にさらされるので、温
度変化が激しく、外壁パネルが熱収縮をおこすことによ
り、相対する外壁パネル端面の間隔が開き、そのためジ
ョイナー材の両側板も外側に引っ張られて間隔が開くの
で、ガスケット材とジョイナー材及び外壁パネルとの密
着性が弱くなり、そのためシール力が弱くなり、水の侵
入が防げなくなる。またこのような状態になると弱い力
でガスケット材を容易にはがすことができるので、子供
のいたずら等によりはがされることもしばしば起こる。
地シーリング材で目地空隙部をシールしても、外壁パネ
ルは屋外で使用され、過酷な条件にさらされるので、温
度変化が激しく、外壁パネルが熱収縮をおこすことによ
り、相対する外壁パネル端面の間隔が開き、そのためジ
ョイナー材の両側板も外側に引っ張られて間隔が開くの
で、ガスケット材とジョイナー材及び外壁パネルとの密
着性が弱くなり、そのためシール力が弱くなり、水の侵
入が防げなくなる。またこのような状態になると弱い力
でガスケット材を容易にはがすことができるので、子供
のいたずら等によりはがされることもしばしば起こる。
【００１０】本発明の発明者はこれらの問題を解決する
ために、外壁パネルが熱収縮をしても、ジョイナー材が
変形せずガスケット材によるシール力を保持することが
でき、またガスケットをはがされないように保護する方
法について検討した結果、目地シーリング材の端部に以
下に述べる特定の構造を有する小部材をはめ込み固定す
ることにより、その目的が達成されることを見いだし
た。
ために、外壁パネルが熱収縮をしても、ジョイナー材が
変形せずガスケット材によるシール力を保持することが
でき、またガスケットをはがされないように保護する方
法について検討した結果、目地シーリング材の端部に以
下に述べる特定の構造を有する小部材をはめ込み固定す
ることにより、その目的が達成されることを見いだし
た。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明のシーリング材の
端部処理材は、胴縁材とジョイナー材底板の間に挿入さ
れる底板部と、上記底板部の端部で直角に屈曲して立ち
上がり、ジョイナー材及びガスケット材胴部の端面に当
接する端板部と、上記端板部の下部において内側に折り
曲げられ、ジョイナー材の両側板の空間部に挿入される
一対の下部爪板部と、端板部の上部において内側に折り
曲げられ、ガスケット材の上下目地封止材が形成する空
間に挿入される一対の上部爪板部とからなる。
端部処理材は、胴縁材とジョイナー材底板の間に挿入さ
れる底板部と、上記底板部の端部で直角に屈曲して立ち
上がり、ジョイナー材及びガスケット材胴部の端面に当
接する端板部と、上記端板部の下部において内側に折り
曲げられ、ジョイナー材の両側板の空間部に挿入される
一対の下部爪板部と、端板部の上部において内側に折り
曲げられ、ガスケット材の上下目地封止材が形成する空
間に挿入される一対の上部爪板部とからなる。
【００１２】また本発明は、ジョイナー材及びガスケッ
ト材からなるシーリング材の両端部に上記端部処理部材
をはめ込み固定した目地シーリング材である。すなわ
ち、ジョイナー材（Ａ）、ガスケット材（Ｂ）及び前記
の端部処理部材（Ｃ）とからなり、ジョイナー材は胴縁
材に当接する底板と、該底板の表側中央部においてガス
ケット材底部の挿入幅の間隔を設けた２か所において、
それぞれ底板を表側垂直方向に折曲***させて形成さ
れ、内面板と外面板との間に空間部が設けられ、互いに
平行に立設された一対の側板とを有し、ガスケット材は
弾性材料からなり、ジョイナー材の両側板間に嵌込み固
定される胴部と、その両側に上下複数段において翼設さ
れた複数対の目地封止材を有し、端部処理部材の底板部
が胴縁材とジョイナー材底板との間に挿入され、端板部
がジョイナー材及びガスケット材の両端部に当接し、下
部爪板部がジョイナー材の両側板の空間部に挿入され、
また上部爪板部がガスケット材の上下目地封止材が形成
する空間に挿入されて固定された外壁パネルの目地シー
リング材である。
ト材からなるシーリング材の両端部に上記端部処理部材
をはめ込み固定した目地シーリング材である。すなわ
ち、ジョイナー材（Ａ）、ガスケット材（Ｂ）及び前記
の端部処理部材（Ｃ）とからなり、ジョイナー材は胴縁
材に当接する底板と、該底板の表側中央部においてガス
ケット材底部の挿入幅の間隔を設けた２か所において、
それぞれ底板を表側垂直方向に折曲***させて形成さ
れ、内面板と外面板との間に空間部が設けられ、互いに
平行に立設された一対の側板とを有し、ガスケット材は
弾性材料からなり、ジョイナー材の両側板間に嵌込み固
定される胴部と、その両側に上下複数段において翼設さ
れた複数対の目地封止材を有し、端部処理部材の底板部
が胴縁材とジョイナー材底板との間に挿入され、端板部
がジョイナー材及びガスケット材の両端部に当接し、下
部爪板部がジョイナー材の両側板の空間部に挿入され、
また上部爪板部がガスケット材の上下目地封止材が形成
する空間に挿入されて固定された外壁パネルの目地シー
リング材である。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下本発明の目地シーリング材端
部処理部材の構造を図面に基づいて説明する。図１は本
発明の目地シーリング材端部処理部材（Ｃ）の見取図で
あり、図２はその展開図である。図１及び２において１
は底板部で胴縁材とジョイナー材底板の間に挿入される
部分である。底板部の端は図２における折り曲げ線３で
直角に屈曲して立ち上がり、ジョイナー材及びガスケッ
ト材胴部の端面に当接する端板部２を形成する。端板部
２からは上下にそれぞれ１対づつの下部爪板４、４及び
上部爪板５、５が内側に直角に折り曲げられている。下
部爪板４、４は端板部２の下部の６、６の線で内側に直
角に折り曲げられ、図３におけるジョイナー材９の両側
板の空間部２６に挿入される。また上部爪板５、５は端
板部２の上部の７、７の線で内側に直角に折り曲げら
れ、図３のガスケット材の上段部目地封止材３２と中段
部目地封止材３３が形成する空間３６に挿入される。
部処理部材の構造を図面に基づいて説明する。図１は本
発明の目地シーリング材端部処理部材（Ｃ）の見取図で
あり、図２はその展開図である。図１及び２において１
は底板部で胴縁材とジョイナー材底板の間に挿入される
部分である。底板部の端は図２における折り曲げ線３で
直角に屈曲して立ち上がり、ジョイナー材及びガスケッ
ト材胴部の端面に当接する端板部２を形成する。端板部
２からは上下にそれぞれ１対づつの下部爪板４、４及び
上部爪板５、５が内側に直角に折り曲げられている。下
部爪板４、４は端板部２の下部の６、６の線で内側に直
角に折り曲げられ、図３におけるジョイナー材９の両側
板の空間部２６に挿入される。また上部爪板５、５は端
板部２の上部の７、７の線で内側に直角に折り曲げら
れ、図３のガスケット材の上段部目地封止材３２と中段
部目地封止材３３が形成する空間３６に挿入される。
【００１４】端部処理材の材料は鉄、アルミニウム等の
金属や塩化ビニル樹脂、ＡＢＳ樹脂等のプラスチック等
を用いることができる。プラスチックの場合は直接この
形状に成形することもできるが、金属板の場合、図２の
形状の１枚の板を単に折り曲げるだけで製作できるの
で、この方法が最も簡便である。
金属や塩化ビニル樹脂、ＡＢＳ樹脂等のプラスチック等
を用いることができる。プラスチックの場合は直接この
形状に成形することもできるが、金属板の場合、図２の
形状の１枚の板を単に折り曲げるだけで製作できるの
で、この方法が最も簡便である。
【００１５】端部処理材の大きさは、ジョイナー材の大
きさにもよるが、通常底板部がジョイナー材の長さ方向
で２０ｍｍ〜４０ｍｍ、幅方向で２０ｍｍ〜５０ｍｍで
あれば十分であり、下部爪板部の長さは５ｍｍ〜１０ｍ
ｍ、上部爪板の長さは１０ｍｍ〜３０ｍｍ程度が適当で
ある。上下の爪板部の幅はジョイナー材の両側板の空間
部２６及びガスケット材の上下目地封止材間の空間部３
６に挿入できるように設定される。上部爪板の形状は図
１に示すように先端の手前で左右の爪板部が接触し、先
端部が少し開いたクリップ状の構造にすることにより、
ガスケット材への挿入が容易で、かつガスケット材胴部
を締めつける力が働き、ガスケット材との密着性がよく
なるので好ましい。
きさにもよるが、通常底板部がジョイナー材の長さ方向
で２０ｍｍ〜４０ｍｍ、幅方向で２０ｍｍ〜５０ｍｍで
あれば十分であり、下部爪板部の長さは５ｍｍ〜１０ｍ
ｍ、上部爪板の長さは１０ｍｍ〜３０ｍｍ程度が適当で
ある。上下の爪板部の幅はジョイナー材の両側板の空間
部２６及びガスケット材の上下目地封止材間の空間部３
６に挿入できるように設定される。上部爪板の形状は図
１に示すように先端の手前で左右の爪板部が接触し、先
端部が少し開いたクリップ状の構造にすることにより、
ガスケット材への挿入が容易で、かつガスケット材胴部
を締めつける力が働き、ガスケット材との密着性がよく
なるので好ましい。
【００１６】図３は図１に示したジョイナー材（Ａ）及
びガスケット材（Ｂ）からなるシーリング材の端部に上
記端部処理部材（Ｃ）をはめ込み固定したシーリング材
の正面図である。但し、左半分は端部処理部材の端板部
をはがした状態のシーリング材断面図である。図３にお
けるジョイナー材及びガスケット材の構造は図６、図４
及び図５と同じであるので詳細な説明は省略する。ジョ
イナー材は金属板、プラスチック板等を用いて製作さ
れ、底板２２と、平行に立設された一対の側板２３とか
らなり、側板２３は外面板２４及び内面板２５からな
り、その間には端部処理部材の下部爪板部４、４が挿入
される空間部２６が存在する。またガスケット材は弾性
材料製で、胴部３１と複数段の目地封止材３２、３３、
３４とからなり、上段部目地封止材３２と中段部目地封
止材３３の間には端部処理部材の上部爪板部５、５が挿
入される空間部３６が存在する。目地封止材は先端が分
岐し、２以上の舌片を有する構造をとることもできる。
外壁パネルの対向端面との密着性を良くするために、図
３及び図４では下段部目地封止材３４の先端が分岐して
上部舌片３４ａ、下部舌片３４ｂを有する構造となって
いる。
びガスケット材（Ｂ）からなるシーリング材の端部に上
記端部処理部材（Ｃ）をはめ込み固定したシーリング材
の正面図である。但し、左半分は端部処理部材の端板部
をはがした状態のシーリング材断面図である。図３にお
けるジョイナー材及びガスケット材の構造は図６、図４
及び図５と同じであるので詳細な説明は省略する。ジョ
イナー材は金属板、プラスチック板等を用いて製作さ
れ、底板２２と、平行に立設された一対の側板２３とか
らなり、側板２３は外面板２４及び内面板２５からな
り、その間には端部処理部材の下部爪板部４、４が挿入
される空間部２６が存在する。またガスケット材は弾性
材料製で、胴部３１と複数段の目地封止材３２、３３、
３４とからなり、上段部目地封止材３２と中段部目地封
止材３３の間には端部処理部材の上部爪板部５、５が挿
入される空間部３６が存在する。目地封止材は先端が分
岐し、２以上の舌片を有する構造をとることもできる。
外壁パネルの対向端面との密着性を良くするために、図
３及び図４では下段部目地封止材３４の先端が分岐して
上部舌片３４ａ、下部舌片３４ｂを有する構造となって
いる。
【００１７】ガスケット材は、ジョイナー材の両側板間
に挿入され、その胴部の下部両側面に設けられた、ジョ
イナー材側板内面にかみ合う鋸歯状刻みにより、または
ジョイナー材の側板を内側に傾斜して折曲させることに
より、ジョイナー材に密着固定される。
に挿入され、その胴部の下部両側面に設けられた、ジョ
イナー材側板内面にかみ合う鋸歯状刻みにより、または
ジョイナー材の側板を内側に傾斜して折曲させることに
より、ジョイナー材に密着固定される。
【００１８】本発明の目地シーリング材は、上記ジョイ
ナー材（Ａ）にガスケット材（Ｂ）を挿入したシーリン
グ材の両端部に前述の端部処理部材（Ｃ）をはめ込んで
両者を固定したもので、端部処理部材の底板部１が胴縁
材とジョイナー材底板の間に挿入され胴縁材に当接す
る。端部処理部材の端板部はジョイナー材とガスケット
材の両端部に当接し、端部処理部材の下部爪板部４，４
がジョイナー材の両側板の空間部２６に挿入され、上部
爪板部５，５がガスケット材の上下目地封止材が形成す
る空間部３６に挿入されて全体が強固に固定されてい
る。
ナー材（Ａ）にガスケット材（Ｂ）を挿入したシーリン
グ材の両端部に前述の端部処理部材（Ｃ）をはめ込んで
両者を固定したもので、端部処理部材の底板部１が胴縁
材とジョイナー材底板の間に挿入され胴縁材に当接す
る。端部処理部材の端板部はジョイナー材とガスケット
材の両端部に当接し、端部処理部材の下部爪板部４，４
がジョイナー材の両側板の空間部２６に挿入され、上部
爪板部５，５がガスケット材の上下目地封止材が形成す
る空間部３６に挿入されて全体が強固に固定されてい
る。
【００１９】このように端部処理部材により両端部を固
定された目地シーリング材は、温度変化により、外壁パ
ネルが熱収縮をして、外壁パネル端面の間隔が開き、ジ
ョイナー材の両側板が外側に引っ張られる力が働いて
も、端部処理部材により固定されているので、両側板間
の間隔は広がらず、ガスケット材と外壁パネルとのシー
ル力は低下しないので、水の侵入は防止できる。また端
部処理部材により両端部をふさいで固定したことによっ
てガスケット材をはがすこともできない。
定された目地シーリング材は、温度変化により、外壁パ
ネルが熱収縮をして、外壁パネル端面の間隔が開き、ジ
ョイナー材の両側板が外側に引っ張られる力が働いて
も、端部処理部材により固定されているので、両側板間
の間隔は広がらず、ガスケット材と外壁パネルとのシー
ル力は低下しないので、水の侵入は防止できる。また端
部処理部材により両端部をふさいで固定したことによっ
てガスケット材をはがすこともできない。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、ジョイナー材にガスケ
ット材をはめ込んだ外壁パネルの目地シーリング材の両
端部に端部処理部材をはめ込み固定したことにより、外
壁パネルの熱収縮によるシーリング材のシーリング力の
低下を防止し、外壁パネル内への水の侵入や、ガスケッ
ト材がはがされるのを防止することができる。また端部
処理部材により両端部を固定したことによってガスケッ
ト材をはがすことも防止できるので目地用空隙部のシー
ル材として有効である。
ット材をはめ込んだ外壁パネルの目地シーリング材の両
端部に端部処理部材をはめ込み固定したことにより、外
壁パネルの熱収縮によるシーリング材のシーリング力の
低下を防止し、外壁パネル内への水の侵入や、ガスケッ
ト材がはがされるのを防止することができる。また端部
処理部材により両端部を固定したことによってガスケッ
ト材をはがすことも防止できるので目地用空隙部のシー
ル材として有効である。
【図１】本発明の目地シーリング材端部処理部材の見取
り図。
り図。
【図２】本発明の目地シーリング材端部処理部材の展開
図。
図。
【図３】ジョイナー材とガスケット材の端部に本発明の
端部処理部材をはめ込み固定したシーリング材の断面
図。
端部処理部材をはめ込み固定したシーリング材の断面
図。
【図４】本発明の目地シーリング材を構成するジョイナ
ー材の断面図。
ー材の断面図。
【図５】本発明の目地シーリング材を構成するガスケッ
ト材の断面図。
ト材の断面図。
【図６】端部処理部材を取りつけていない状態での目地
シーリング材の断面図。
シーリング材の断面図。
Ａ ジョイナー材 Ｂ ガスケット材 Ｃ 端部処理部材 １ 底板部 ２ 端板部 ３ 折り曲げ線 ４ 下部爪板部 ５ 上部爪板部 ６ 折り曲げ線 ７ 折り曲げ線 １１ 外壁パネル １２ 外壁パネル端面 １３ 外壁パネル外面 １４ 目地用空隙部 １５ 胴縁材 ２１ 導水路 ２２ ジョイナー材底板 ２３ 側板 ２４ 外面板 ２５ 内面板 ２６ 空間部 ２７ 鋸歯状刻み ３１ ガスケット材胴部 ３２ 上段部目地封止材 ３３ 中段部目地封止材 ３４ 下段部目地封止材 ３４a 上部舌片 ３４b 下部舌片 ３５ 鋸歯状刻み ３６ 目地封止材空間部
Claims (4)
- 【請求項１】胴縁材とジョイナー材底板の間に挿入され
る底板部と、上記底板部の端部で直角に屈曲して立ち上
がり、ジョイナー材及びガスケット材胴部の端面に当接
する端板部と、上記端板部の下部において内側に折り曲
げられ、ジョイナー材の両側板の空間部に挿入される一
対の下部爪板部と、端板部の上部において内側に折り曲
げられ、ガスケット材の上下目地封止材が形成する空間
に挿入される一対の上部爪板部とからなる目地シーリン
グ材端部処理部材。 - 【請求項２】ジョイナー材（Ａ）、ガスケット材（Ｂ）
及び請求項１記載の端部処理部材（Ｃ）とからなり、ジ
ョイナー材は胴縁材に当接する底板と、該底板の表側中
央部においてガスケット材底部の挿入幅の間隔を設けた
２か所において、それぞれ底板を表側垂直方向に折曲隆
起させて形成され、内面板と外面板との間に空間部が設
けられ、互いに平行に立設された一対の側板とを有し、
ガスケット材は弾性材料からなり、ジョイナー材の両側
板間に嵌込み固定される胴部と、その両側に上下複数段
において翼設された複数対の目地封止材を有し、端部処
理部材の底板部が胴縁材とジョイナー材底板との間に挿
入され、端板部がジョイナー材及びガスケット材の両端
部に当接し、下部爪板部がジョイナー材の両側板の空間
部に挿入され、また上部爪板部がガスケット材の上下目
地封止材が形成する空間に挿入されて固定された外壁パ
ネルの目地シーリング材。 - 【請求項３】 ガスケット材の下部目地封止材の先端が
分岐して、２以上の舌片を有するものが左右一対となっ
ていることを特徴とする請求項２記載の外壁パネルの目
地用シーリング材の構造。 - 【請求項４】ジョイナー材両側板の内面に鋸歯状刻みを
設け、ガスケット材胴部の下部両側面には前記ジョイナ
ー材側板内面にかみ合う鋸歯状刻みを設けてガスケット
材胴部をジョイナー材両側板に固定することを特徴とす
る請求項２〜３のいずれかに記載の外壁パネルの目地用
シーリング材の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8200497A JPH1037327A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 目地シーリング材端部処理部材及びそれを取りつけた目地シーリング材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8200497A JPH1037327A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 目地シーリング材端部処理部材及びそれを取りつけた目地シーリング材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1037327A true JPH1037327A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16425311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8200497A Pending JPH1037327A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 目地シーリング材端部処理部材及びそれを取りつけた目地シーリング材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1037327A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000170270A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-20 | Daiwa House Ind Co Ltd | 乾式目地材及び目地防水構造 |
| JP2010502508A (ja) * | 2006-09-08 | 2010-01-28 | エアバス・フランス | パネル組立体およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8200497A patent/JPH1037327A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000170270A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-20 | Daiwa House Ind Co Ltd | 乾式目地材及び目地防水構造 |
| JP2010502508A (ja) * | 2006-09-08 | 2010-01-28 | エアバス・フランス | パネル組立体およびその製造方法 |
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