JPH1036282A - ムコ多糖類切断抑制剤 - Google Patents

ムコ多糖類切断抑制剤

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JPH1036282A
JPH1036282A JP8207980A JP20798096A JPH1036282A JP H1036282 A JPH1036282 A JP H1036282A JP 8207980 A JP8207980 A JP 8207980A JP 20798096 A JP20798096 A JP 20798096A JP H1036282 A JPH1036282 A JP H1036282A
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mucopolysaccharide
plant
cleavage
water
essence
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JP8207980A
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Masamichi Ishigami
政道 石神
Noriaki Oka
憲明 岡
Junko Yamada
純子 山田
Masanori Okada
正紀 岡田
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ヒアルロン酸等生体内で重要な役割を担って
いるムコ多糖類の切断を抑制する手段を提供する。 【課題の解決手段】 スペアミント、ペッパーミント、
ウォーターミント、日本ハッカ、、セージ、ローズマリ
ー、マジョラム、キャットニップ、ラベンダー、タイ
ム、タラゴン、レモンバーム等のシソ科の植物を加工・
抽出してエッセンスを得る。このエッセンスは優れたム
コ多糖類切断抑制作用を有する。このエッセンスを食
品、化粧品、医薬品に配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ムコ多糖類切断抑
制剤及びそれを含有する医薬、化粧料、食品などの組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒアルロン酸ナトリウムに代表されるム
コ多糖類は、生体に於いて皮膚或いは関節などに存在
し、保水作用、潤滑作用或いは弾性維持作用等の作用に
より生体を維持して行くのに重要な役割を担っている。
例えば、化学物質によってムコ多糖類が切断されたり、
光などによって架橋されたりすると皮膚は弾性を失いし
わなどを形成しやすくなるし、関節などに於いて、激し
い運動などによりムコ多糖類が切断されたりすると本来
の潤滑能力を失い、関節痛等の疾病を引き起こす。この
様なムコ多糖類の切断による機能不全に対して現在為し
うることは、生体外よりムコ多糖類を補充することぐら
いしか無い。即ち、ムコ多糖類の切断などによる機能不
全に対して、切断を抑制し機能不全に陥らないようにす
る手段は求められていたにもかかわらず得られていなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下行われたものであり、ムコ多糖類の切断を抑制する手
段を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この様な状況に鑑みて、
本発明者等はムコ多糖類の切断を抑制する作用を有する
物質を求めて鋭意研究を重ねた結果、シソ科植物のエッ
センスにその様な作用を見いだした。更に検討を重ねた
結果、これらシソ科植物のエッセンスを化粧料、食品、
医薬品に含有させ、投与することによりムコ多糖類の切
断を抑制しうることを見いだし発明を完成させた。以
下、本発明について発明の実施の形態を中心に詳細に説
明する。
【0005】
【発明の実施の形態】
(1)本発明のムコ多糖類切断抑制剤 本発明のムコ多糖類切断抑制剤はシソ科植物のエッセン
スからなる。ここでエッセンスとは、植物体の一部又は
全部それ自身、植物体の一部又は全部を乾燥、粉砕、細
切などした加工物、植物体の一部又は全部或いはそれら
の加工物に溶媒を加えて処理した抽出物、それらのカラ
ムクロマトグラフィーや液液抽出などによる分画物等の
総称を意味する。本発明で用いることの出来るシソ科植
物としては、例えば、スペアミント、ペッパーミント、
ウォーターミント、日本ハッカ、レモンバーム、キャッ
トニップ、セージ、ローズマリー、マージョラム、タイ
ム、タラゴン、ラベンダー等が好ましく例示できる。こ
れらの内好ましいものは、スペアーミント、ペッパーミ
ント、ウォーターミント、日本ハッカ、セージ、ローズ
マリーである。中でも、スペアーミントとウォーターミ
ントの掛け合わせ品種とセージの中のサルビア・オフィ
シナリス・バール・ラティフォリアとサルビア・オフィ
シナリス・バール・アルバの掛け合わせ品種が特に好ま
しい。又、エッセンスとしては抽出物又はその溶媒溜去
物が好ましい。抽出は植物体又はその加工物に対して1
〜50倍量の溶媒を加え、室温であれば数日、沸点付近
の温度であれば数時間浸漬すれば良い。溶媒としては、
例えばメタノールやエタノール、1,3−ブタンジオー
ル等のアルコール類、酢酸エチルや蟻酸メチル等のエス
テル類、アセトニトリル等のニトリル類、ジエチルエー
テルやテトラヒドロフラン等のエーテル類、クロロホル
ムや塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、アセトン
やメチルエチルケトン等のケトン類、水等が例示でき
る。これらの溶媒は唯一種を単独で用いても良いし、二
種以上を混合して用いても良い。これらの内最も好まし
いものは、30〜70%エタノール水溶液である。かか
る、抽出物をダイアイオンHP−20にチャージして水
洗した後、20%エタノール水溶液で溶出させ溶媒溜去
したものが更に好ましい。かくして得られたエッセンス
は試験例に示すように優れたムコ多糖類の切断を抑制す
る作用を有する。
【0006】[製造例1]スペアーミントの生葉1Kg
に30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフ
ラックスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散さ
せ、蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャー
ジし1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを
流して溶出させ、これを減圧溜去し31gのムコ多糖類
切断抑制剤1を得た。
【0007】[製造例2]ペッパーミントの生葉1Kg
に30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフ
ラックスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散さ
せ、蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャー
ジし1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを
流して溶出させ、これを減圧溜去し34gのムコ多糖類
切断抑制剤2を得た。
【0008】[製造例3]ウォーターミントの生葉1K
gに30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リ
フラックスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散
させ、蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャ
ージし1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2l
を流して溶出させ、これを減圧溜去し29gのムコ多糖
類切断抑制剤3を得た。
【0009】[製造例4]スペアーミントとウォーター
ミントの掛け合わせ品種の生葉1Kgに30lの50%
エタノール水溶液を加え、2時間リフラックスさせた。
濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散させ、蒸留水で充填
したダイアイオンHP−20にチャージし1lの水で水
洗し、20%エタノール水溶液2lを流して溶出させ、
これを減圧溜去し36gのムコ多糖類切断抑制剤4を得
た。
【0010】[製造例5]日本ハッカの生葉1Kgに3
0lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフラッ
クスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散させ、
蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャージし
1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを流し
て溶出させ、これを減圧溜去し23gのムコ多糖類切断
抑制剤5を得た。
【0011】[製造例6]サルビア・オフィシナリス・
バール・ラティフォリアの生葉1Kgに30lの50%
エタノール水溶液を加え、2時間リフラックスさせた。
濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散させ、蒸留水で充填
したダイアイオンHP−20にチャージし1lの水で水
洗し、20%エタノール水溶液2lを流して溶出させ、
これを減圧溜去し18gのムコ多糖類切断抑制剤6を得
た。
【0012】[製造例7]サルビア・オフィシナリス・
バール・アルバの生葉1Kgに30lの50%エタノー
ル水溶液を加え、2時間リフラックスさせた。濾過した
後濃縮し蒸留水で溶解分散させ、蒸留水で充填したダイ
アイオンHP−20にチャージし1lの水で水洗し、2
0%エタノール水溶液2lを流して溶出させ、これを減
圧溜去し15gのムコ多糖類切断抑制剤7を得た。
【0013】[製造例8]サルビア・オフィシナリス・
バール・ラティフォリアとサルビア・オフィシナリス・
バール・アルバの掛け合わせ品種の生葉1Kgに30l
の50%エタノール水溶液を加え、2時間リフラックス
させた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散させ、蒸留
水で充填したダイアイオンHP−20にチャージし1l
の水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを流して溶
出させ、これを減圧溜去し20gのムコ多糖類切断抑制
剤8を得た。
【0014】[製造例9]レモンバームの生葉1Kgに
30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフラ
ックスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散さ
せ、蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャー
ジし1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを
流して溶出させ、これを減圧溜去し23gのムコ多糖類
切断抑制剤9を得た。
【0015】[製造例10]キャットニップの生葉1K
gに30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リ
フラックスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散
させ、蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャ
ージし1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2l
を流して溶出させ、これを減圧溜去し17gのムコ多糖
類切断抑制剤10を得た。
【0016】[製造例11]マージョラムの生葉1Kg
に30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフ
ラックスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散さ
せ、蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャー
ジし1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを
流して溶出させ、これを減圧溜去し28gのムコ多糖類
切断抑制剤11を得た。
【0017】[製造例12]タイムの生葉1Kgに30
lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフラック
スさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散させ、蒸
留水で充填したダイアイオンHP−20にチャージし1
lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを流して
溶出させ、これを減圧溜去し11gのムコ多糖類切断抑
制剤12を得た。
【0018】[製造例13]タラゴンの生葉1Kgに3
0lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフラッ
クスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散させ、
蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャージし
1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを流し
て溶出させ、これを減圧溜去し21gのムコ多糖類切断
抑制剤13を得た。
【0019】[製造例14]ローズマリーの生葉1Kg
に30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフ
ラックスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散さ
せ、蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャー
ジし1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを
流して溶出させ、これを減圧溜去し21gのムコ多糖類
切断抑制剤14を得た。
【0020】[製造例15]ラベンダーの生葉1Kgに
30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフラ
ックスさせた。濾過した後濃縮し蒸留水で溶解分散さ
せ、蒸留水で充填したダイアイオンHP−20にチャー
ジし1lの水で水洗し、20%エタノール水溶液2lを
流して溶出させ、これを減圧溜去し21gのムコ多糖類
切断抑制剤15を得た。
【0021】[製造例16]スペアミントの生葉1Kg
に30lの50%エタノール水溶液を加え、2時間リフ
ラックスさせた。濾過した後濃縮し54gのムコ多糖類
切断抑制剤16を得た。
【0022】[製造例17]サルビア・オフィシナリス
・バールラチフォリアの生葉1Kgに10lの1,3−
ブタンジオールを加え90℃で3時間加熱し濾過して
9.8lのムコ多糖類切断抑制剤17を得た。
【0023】[試験例]ムコ多糖類を切断する作用を有
することが知られている2,2’−アゾビス(2−アミ
ジノプロパン)ハイドクロライド(以下、AAPH)を
検体とともにヒアルロン酸ナトリウム水溶液に加え、イ
ンキュベートし、切断されたヒアルロン酸をアルブミン
と沈澱させこれを600nmの吸光光度で濁度として測
定した。即ち、0.04%ヒアルロン酸0.3M燐酸緩
衝液(pH5.3)溶液1mlに試料1mgを溶かした
0.3M燐酸緩衝液(pH5.3)100μlと250
mMのAAPH0.3M燐酸緩衝液(pH5.3)溶液
200μlを加え37℃で18時間インキュベートし
た。これから200μlをサンプリングし0.1%アル
ブミン0.3M酢酸緩衝液(pH3.75)溶液2ml
を加え、吸光光度計で600nmの吸光度を測定した。
この吸光度より、次の式1に従ってムコ多糖類切断抑制
活性を算出した。
【0024】ムコ多糖類切断抑制活性(%)=(吸光度
−0.015)×182 式1
【0025】
【表1】
【0026】(2)本発明の組成物 本発明の組成物は上記ムコ多糖類切断抑制剤を含有する
ことを特徴とする。本発明の組成物は、ヒアルロン酸に
代表されるムコ多糖類が化学物質や光、物理的摩擦によ
って切断されるのを抑制する作用を有する。例えば、強
い光により体内の酸素や水から生じた一重項の酸素や種
々のラジカルによって誘導された活性化学物質によるム
コ多糖類の架橋反応や切断反応、関節の過度の使用に起
因する摩擦によるムコ多糖類の切断等からの保護組成物
として用いることが出来る。又、リューマチ等の治療に
於いてヒアルロン酸等と関節に投与すれば、投与したヒ
アルロン酸などのムコ多糖類が切断されずに有効に効果
を発揮することが出来る。即ち、本発明の組成物はムコ
多糖類の切断による疾病の治療用又は予防用の化粧料、
食品、医薬品などが例示できる。本発明の組成物は上記
ムコ多糖類切断抑制剤以外にこれらの製剤で通常用いら
れている任意成分を含有することが出来る。かかる任意
成分としては、化粧品であれば、ワセリンやマイクロク
リスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油や
ゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等のトリグ
リセライド類、セタノール、オレイルアルコール等の高
級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪
酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価アル
コール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、
カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カ
ーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化
剤、色素、粉体類等が例示でき、医薬品であれば、賦形
剤、結合剤、被覆剤、滑沢剤、糖衣剤、崩壊剤、増量
剤、矯味矯臭剤、乳化・可溶化・分散剤、安定剤、pH
調整剤、等張剤等が例示でき、食品であれば保存料、乳
化剤、安定剤、増粘剤、矯味矯臭剤、呈味剤、甘味剤、
酸味剤、着色料等が例示できる。本発明の組成物に於け
るムコ多糖類切断抑制剤の好ましい含有量は、0.01
〜20重量%であり、より好ましくは0.05〜10重
量%であり、更に好ましくは0.1〜5重量%である。
又、医薬品に於ける好ましいムコ多糖類切断抑制剤の投
与量は成人1人1日あたり、0.1〜10000mgが
好ましい。ムコ多糖類切断抑制剤はこの量を一度に投与
することもできるし、数回に分けて投与することも可能
である。これは本発明のムコ多糖類切断抑制剤がハーブ
を基源植物としているので安全性に優れるためである。
【0027】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明について詳細に
説明するが、本発明がこれらの実施例にのみ限定を受け
ないことは言うまでもない。尚、数値は重量部を表す。
【0028】実施例1〜4 配合例 表2に示す処方で化粧水を作成した。即ち、処方成分を
室温で攪拌可溶化して化粧水を得た。
【0029】
【表2】
【0030】実施例5〜8 配合例 表3に示す処方で化粧水を作成した。即ち、処方成分を
室温で攪拌可溶化して化粧水を得た。
【0031】
【表3】
【0032】実施例9〜11 配合例 下記表4に示す処方に従ってクリームを作成した。即
ち、イ、ロ、ハをそれぞれ80℃に加熱溶解して、イに
ロを徐々に加え、更にハを加え乳化した後、ホモミキサ
ーにより乳化粒子を均一化し、冷却してクリームを得
た。
【0033】
【表4】
【0034】実施例12 配合例 下記の処方に従ってファンデーションを作成した。即
ち、イ、ロ、ハをそれぞれ80℃で加熱溶解させ、イを
良く混練りし、これをロで希釈し、これにニを分散さ
せ、ハを徐々に加え乳化し攪拌冷却してファンデーショ
ンを得た。 イ マルチトール70%水溶液 10 1,3−ブタンジオール 5 メチルパラベン 0.3 トリグリセリンジイソステアレート 4 ロ 流動パラフィン 16 軽質流動イソパラフィン 4 ブチルパラベン 0.1 ハ 水 40.6 ニ 酸化チタン 10 タルク 5 黄色酸化鉄 3.5 ベンガラ 0.5 ムコ多糖類切断抑制剤12 0.5 ムコ多糖類切断抑制剤13 0.5
【0035】実施例13 配合例 下記処方に従ってヘアトニックを作成した。即ち、処方
成分を室温で攪拌可溶化してヘアトニックを得た。 トウガラシチンキ 0.1 エチニルエストラジオール 0.1 メントール 0.1 香料 0.1 ムコ多糖類切断抑制剤14 0.1 エタノール 60 水 39.5
【0036】実施例14 配合例 下記処方に従ってパンを作成した。即ち、処方成分を良
く混練りし、37℃で45分一次発酵させ、成形した後
30分二次発酵させ、200℃のオーブンで30分焼い
てパンを得た。このパンは作成後1週間でも風味が落ち
なかった。 強力粉 500 砂糖 30 バター 50 塩 5 ドライイースト 12 ムコ多糖類切断抑制剤15 3 水 250
【0037】実施例15〜17 配合例 下記表5の処方に従ってキャンディーを作成した。即
ち、処方成分を120℃で加熱溶解し110℃まで冷ま
し、型に流し込んで固化させて、型から外しキャンディ
ーを得た。
【0038】
【表5】
【0039】実施例18 配合例 下記処方に従ってクッキーを作成した。即ち、バターと
砂糖とを良く混練りし、これに卵黄を加え良く混ぜ、更
に薄力粉とベーキングパウダーとアーモンドプードルと
ムコ多糖類切断抑制剤2を加えさっくりまぜ、成形して
180℃のオーブンで30分焼きクッキーを得た。この
クッキーは1ヶ月立ってもバターの風味が損なわれなか
った。 薄力粉 150 アーモンドプードル 50 砂糖 80 バター 50 卵黄 2個分 ベーキングパウダー 1 ムコ多糖類切断抑制剤8 1
【0040】実施例19 配合例 下記処方に従って顆粒剤を作成した。即ち、処方成分を
グラッド造粒機で良く混ぜ、これに50%エタノール水
溶液50重量部を噴霧して加え、造粒した後、40℃で
48時間送風乾燥し、篩過して顆粒剤を得た。 乳糖 50 結晶セルロース 40 ヒドロキシプロピルセルロース 5 ムコ多糖類切断抑制剤4 5
【0041】実施例20 配合例 下記の処方に従って皮膚外用剤を作成した。即ち、処方
成分を良く混練りし皮膚外用剤を得た。 ワセリン 90 ムコ多糖類切断抑制剤8 10
【0042】
【発明の効果】本発明のムコ多糖類切断抑制剤はムコ多
糖類が切断されるのを抑制する作用に優れるので、これ
を含有する化粧料、食品、医薬品等の組成物を投与する
ことにより容易にムコ多糖類の切断を抑制しうる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23G 3/00 101 A23G 3/00 101 102 102 A23L 1/221 A23L 1/221 C 1/30 1/30 A A61K 7/00 A61K 7/00 K 7/02 7/02 Z 7/06 7/06 7/48 7/48 (72)発明者 岡田 正紀 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シソ科植物のエッセンスからなるムコ多
    糖類切断抑制剤。
  2. 【請求項2】 シソ科植物が、スペアミント、ペッパー
    ミント、ウォーターミント、日本ハッカ、、セージ、ロ
    ーズマリー、マジョラム、キャットニップ、ラベンダ
    ー、タイム、タラゴン、レモンバームの何れかである、
    請求項1記載のムコ多糖類切断抑制剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のムコ多糖類切断抑
    制剤を含有するムコ多糖類切断抑制用の組成物。
  4. 【請求項4】 用途が医薬である、請求項3記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 用途が化粧料である、請求項3記載の組
    成物。
  6. 【請求項6】 用途が食品である、請求項3記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】 シソ科植物のエッセンスを含有する、ム
    コ多糖類切断抑制用の化粧料。
  8. 【請求項8】 シソ科植物がスペアミント、ペッパーミ
    ント、ウォーターミント、日本ハッカ、セージ、ローズ
    マリー、マジョラム、キャットニップ、ラベンダー、タ
    イム、タラゴン、レモンバームの何れかである、請求項
    7に記載の化粧料。
  9. 【請求項9】 シソ科植物のエッセンスのムコ多糖類切
    断抑制のための使用。
JP8207980A 1996-07-18 1996-07-18 ムコ多糖類切断抑制剤 Pending JPH1036282A (ja)

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