JPH1035126A - 印刷方法、その装置及び原反 - Google Patents

印刷方法、その装置及び原反

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JPH1035126A
JPH1035126A JP20791696A JP20791696A JPH1035126A JP H1035126 A JPH1035126 A JP H1035126A JP 20791696 A JP20791696 A JP 20791696A JP 20791696 A JP20791696 A JP 20791696A JP H1035126 A JPH1035126 A JP H1035126A
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JP20791696A
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English (en)
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Itsuro Takenoshita
逸郎 竹ノ下
Yoshikazu Soeda
義和 副田
Naohiro Shirahama
直弘 白浜
Mitsuo Kuramoto
盈夫 倉本
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用な印刷方式で印刷でき印刷後に裏面の粘
着層を介し被着体に接着できて、被印刷層の剥離コート
や粘着層の仮着保護用セパレータ等が不要であり、巻回
体等のコンパクトな形態で格納してラベル等を連続的に
形成できる印刷方法の開発。 【解決手段】 剥離コートを有しない被印刷層(11)
の片面に熱賦活性粘着層(12)を有する印刷原反
(1)の当該被印刷層に熱定着型又は乾燥型のインクか
らなる情報(26)を付与(2)した後、その熱賦活性
粘着層を加熱(3)してタックを発生させる印刷方法。 【効果】 巻回体等を容易に巻戻しつつ熱定着型又は乾
燥型のインクを用いて広汎な印刷原反に熱転写式やイン
クジェット式等の汎用な印刷方式で良好に印刷でき、ラ
ベル等を臨機に現場発行して被着体に良好に密着でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、裏面の粘着層をセパレー
タ等で仮着保護する必要がなく、巻回体等のコンパクト
な形態で格納した印刷原反を順次繰出しつつ、熱定着型
又は乾燥型のインクを介し鮮明なパターン情報等を連続
的に付与して当該粘着層を介し被着体に接着できる、ラ
ベル等の連続形成に好適な印刷方法及びその装置と原反
に関する。
【0002】
【発明の背景】印刷後に裏面の粘着層を介して被着体に
接着でき、しかもその粘着層をセパレータ等で仮着保護
する必要がなく巻回体等のコンパクトな形態で格納して
ラベル等を連続的に形成できる印刷方法が望まれて久し
い。けだしセパレータ等は、最終的に粘着層より剥離除
去して廃棄するものであり、剥離除去作業の必要を生じ
たり、ゴミ等の不要品を発生させてその不要化が求めら
れるからである。
【0003】従来、前記を鑑みた印刷方法としては、被
印刷層の表面にセパレータに代わる剥離コートを設けて
巻回体とし、印刷後にそれを巻戻して被着体に接着でき
るようにしたものが提案されていた。しかしながらその
場合には、印刷性と剥離性の両立の要求から熱転写式で
はインクの転写不良、インクジェット式ではインクのハ
ジケなどを生じて付与情報の定着性に乏しい基本的な問
題点に加えて、粘着層との接着力が強くてスムーズな剥
離が達成されず印刷ラインが停止するなどの問題点があ
った。
【0004】前記の問題点を感熱紙を用いることで克服
する提案もあるが(米国特許明細書第4,851,38
3号)、感熱紙では耐熱性や耐水性、耐溶剤性や耐候性
等に乏しくてFA用途や屋外用途等には使用できず、そ
の使用範囲が大きく制約されて実用途に対処できない難
点がある。さらに熱転写式の印刷方法では、印刷済のイ
ンクリボンにおけるスティキング防止層をライナに利用
してプリンタ内の搬送を容易とする提案もあるが、プリ
ンタの機構を複雑化する難点がある。
【0005】一方、粘着層に加熱活性型のものを用い、
かつインクに加熱処理が不要な紫外線硬化型のものを用
いることにより、インク情報の付与後それを紫外線照射
で硬化定着させ、ついで粘着層を加熱して被着体に接着
できるようにする印刷方法も提案されている(特開平1
−254993号公報)。しかしながら紫外線照射機構
の組込や印刷前インクの紫外線遮蔽収納等による印刷装
置の複雑化、紫外線硬化型インクの印刷不良性や使用範
囲の制約、紫外線硬化型インクの印刷性による印刷原反
の制約などの種々の問題点があり、総じて印刷方法の汎
用性に乏しい問題点があった。
【0006】
【発明の技術的課題】本発明は、汎用な印刷方式で印刷
できて印刷後に裏面の粘着層を介し被着体に接着でき、
しかも被印刷層の剥離コートや粘着層の仮着保護用セパ
レータ等が不要であり、かつ巻回体等のコンパクトな形
態で格納してラベル等を連続的に形成できる印刷方法の
開発を課題とする。従って剥離コートやセパレータ等の
不要化、熱転写式やインクジェット式等による良好な印
刷定着性と巻回体の容易な巻戻し性(スムーズな剥離
性)、かつ被着体への良好な密着性、耐熱性や耐水性、
耐溶剤性や耐候性等の用途に応じた性能設定によるFA
用途や屋外用途等の広汎な使用範囲、紫外線硬化型イン
クの不要化やそれによる印刷装置の複雑化の防止等を達
成し、総じて汎用性に優れる印刷方法の開発を目的とす
る。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は、剥離コートを有しない被
印刷層の片面に熱賦活性粘着層を有する印刷原反の当該
被印刷層に熱定着型又は乾燥型のインクからなる情報を
付与した後、その熱賦活性粘着層を加熱してタックを発
生させることを特徴とする印刷方法を提供するものであ
る。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、被印刷層の片面に密着
させた熱賦活性粘着層が加熱処理されるまではタックを
示さず、従って被印刷層表面の剥離コートや粘着層を仮
着保護するセパレータがなくても印刷原反を巻回体等の
コンパクトな形態で格納してラベル等の連続形成に供す
ることができる。また、その巻回体等を容易に巻戻しつ
つ熱定着型又は乾燥型のインクを用いて熱転写式やイン
クジェット式等の汎用な印刷方式で良好に印刷でき、そ
の後に粘着層を加熱して被着体に良好に密着するタック
を発生させることができる。
【0009】さらに印刷原反は、印刷方式に基づく定着
性や印刷物の使用目的等に応じて耐熱性や耐水性、耐溶
剤性や耐候性等の用途に応じた性能に適宜に設定できて
広汎な範囲で対処でき、紫外線硬化型インクの使用も必
要ないことから印刷装置の複雑化等を防止でき、総じて
汎用性に優れる印刷方式でラベル等を効率よく連続形成
でき、また市販の熱転写プリンタ等を介してラベル等を
臨機に現場発行することもできる。
【0010】
【発明の実施形態】本発明の印刷方法は、剥離コートを
有しない被印刷層の片面に熱賦活性粘着層を有する印刷
原反の当該被印刷層に熱定着型又は乾燥型のインクから
なる情報を付与した後、その熱賦活性粘着層を加熱して
タックを発生させるものであり、タック発生後の熱賦活
性粘着層は容易に被着体に固着することができる。
【0011】図1に本発明の印刷方法を実施するための
印刷装置を例示した。これによれば、剥離コートを有し
ない被印刷層11の片面に熱賦活性粘着層12を有する
連続状の印刷原反1をその巻回体13より順次繰出しつ
つ、印刷データに基づいて熱定着型又は乾燥型のインク
からなる情報26を付与する印刷機構部2に導入して当
該被印刷層11に所定の印刷を行った後、それを後続の
加熱部3に導入してその熱賦活性粘着層12を加熱処理
し、それによりタックを発生させて後続のカット機構4
に導入し印刷原反の幅方向に所定の寸法で切断してラベ
ル等の目的物14を連続形成するようになっている。
【0012】図例の装置では、印刷機構2がプラテンロ
ール21の上に配置したサーマルヘッド22とインクリ
ボン23とその繰出しリール24と巻取りリール25か
らなる熱転写式のものよりなるが、本発明においては熱
転写式のほか、インクジェット式などの熱定着型又は乾
燥型のインクにて印刷できる適宜な印刷機構とすること
ができる。
【0013】また図例の装置では、加熱部3がプラテン
ロール33の下に配置したサーマルヘッド32からなる
サーマルヘッド式のものよりなるが、本発明においては
サーマルヘッド式のほか、加熱ロール式や赤外線放射
式、ドライヤ等を介した熱風吹付け式などの適宜な加熱
方式を採ることができる。
【0014】前記において、加熱部がサーマルヘッド式
や加熱ロール式の如く熱賦活性粘着層12との接触下に
加熱処理する方式のものからなる場合には、図に例示し
た如く加熱部とカット機構の間に印刷原反を引付る順送
り機構5を設けることが好ましい。順送り機構は、加熱
処理によりタックが発生した熱賦活性粘着層がそれに接
触する加熱部と密着して印刷原反の順送りを阻害するこ
とを防止して製造ライン等の停止を予防し、印刷原反を
スムーズに順送りさせることを目的とする。
【0015】図例での順送り機構5は、熱賦活性粘着層
と接触する側にエンボスロール5bを用いたピンチロー
ル5a,5bからなるが、本発明にては熱賦活性粘着層
を介し加熱部に接着した印刷原反を引剥がしてカット機
構に順送りできる、例えばベルトコンベア方式や被印刷
層側の吸引移送方式などの適宜な機構とすることができ
る。なお図例の如くロール等が熱賦活性粘着層と接触す
る方式の順送り機構の場合には、前記ロール面をエンボ
ス状態に加工するか、その接触面にシリコーン系やフッ
素系等の剥離剤からなる剥離コートなどを設けることが
好ましい。
【0016】加熱部の後続に設けるカット機構は、印刷
原反をその幅方向に所定の寸法で切断するものであれば
よく、切断刃をカム等を介し制御して間歇動作させ、そ
れにより所定寸法に切断する機構などの適宜な機構にて
形成することができる。また切断は、印刷原反の全幅に
わたるものであってもよいし、手等を介して容易に分離
できる繋ぎ代を残してバラケを予防した状態などの印刷
原反の部分に対するものであってもよい。
【0017】図2に例示の如く、本発明において用いる
印刷原反1は、熱定着型又は乾燥型のインクによる印刷
が可能で、かつ剥離コートを有しない被印刷層11の片
面に、加熱によりタックが発生する熱賦活性粘着層12
を有するものである。前記構成の被印刷層とすることに
より、熱転写プリンタとインクリボンを介した熱転写式
や、インクジェットプリンタとインクを介したインクジ
ェット式等の汎用な印刷機構を介して良好な定着状態の
印刷を行うことができる。
【0018】従って被印刷層は、紙やポリマー等の適宜
な素材からなるシート状物を用いて適宜に形成すること
ができ、熱転写式やインクジェット式、あるいはその他
のスクリーン印刷方式やグラビア印刷方式、凸版印刷方
式や平版印刷方式などで公知の印刷用基材のいずれも用
いうる。また熱定着型又は乾燥型のインクについても、
前記の印刷方式などで公知のいずれのものも用いうる。
【0019】よって被印刷層は、印刷原反の使用目的な
どに応じて、各種の紙、ポリマーからなるフィルムやシ
ートや発泡シート、あるいは当該ポリマーからなる繊維
や布や不織布、さらには紙やフィルム、発泡シートや布
等の前記した素材の2種以上を用いたラミネート体や、
かかる素材と金属箔等の補強基材を併用した複合シート
などとして形成されていてもよい。
【0020】なお前記のポリマーとしては、適宜なもの
を用いることができ特に限定はない。ちなみにその例と
してはポリエチレンやポリプロピレン、エチレン・プロ
ピレン系ポリマーや塩素化ポリエチレン等のオレフィン
系ポリマー、ポリアミドやポリエステル、ポリ酢酸ビニ
ルやエチレン・酢酸ビニル共重合体、ウレタン系ポリマ
ーやポリ(メタ)アクリル酸アルキルエステルの如きア
クリル系ポリマー、ポリ塩化ビニルやスチレン系ポリマ
ー、シリコーン系ポリマーや天然ゴム、ポリイソブチレ
ンやポリイソプレン、クロロプレンゴムやイソプレン・
イソブチレンゴム、ニトリルブチルゴムやスチレン・ブ
タジエンゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンゴムや
スチレン・イソプレン・スチレンゴム、スチレン・エチ
レン・ブタジエンゴムやスチレン・エチレン・ブチレン
・スチレンゴム、スチレン・イソプレン・プロピレン・
スチレンゴムやエチレン・プロピレンターポリマーの如
きプラスチック系やゴム系のポリマー、それらのブレン
ド物などがあげられる。
【0021】熱賦活性粘着層は、加熱前にはタックを示
さず、加熱によりタックが発生して粘着剤層(感圧接着
剤層)としての特性を示すものである。その形成は、例
えば粘着剤に結晶性可塑剤を配合することにより行うこ
とができる。その粘着剤としては、例えばゴム系やアク
リル系、シリコーン系やビニルアルキルエーテル系、ポ
リビニルアルコール系やポリビニルピロリドン系、ポリ
アクリルアミド系やセルロース系などの適宜な粘着剤を
用いることができ、特に限定はない。
【0022】また結晶性可塑剤としても、常温で固体状
態を示す各種の可塑剤を用いることができる。就中、ジ
シクロヘキシルフタレート(融点64℃)やジメチルフ
タレート(融点67℃)やジフェニルフタレート(融点
69℃)の如きフタル酸系可塑剤、ジブチルイタコネー
ト(融点38℃)やモノブチルイタコネート(融点40
℃)やモノメチルイタコネート(融点67℃)の如き反
応性可塑剤などが加熱によるタックの発生性や感圧接着
特性などの点より好ましく用いうる。
【0023】結晶性可塑剤は、1種又は2種以上を用い
ることができ、その配合量はタックの発生性や感圧接着
特性、印刷物の使用目的や被着対象などに応じて適宜に
決定することができる。一般には、粘着剤のベースポリ
マー100重量部あたり、1〜300重量部、就中5〜
100重量部、特に10〜50重量部の結晶性可塑剤が
用いられる。
【0024】熱賦活性粘着層の形成は、例えば結晶性可
塑剤を配合した粘着剤をカレンダーロール法等の圧延方
式、ドクターブレード法やグラビアロールコータ法等の
シート形成方式等の適宜な方式で被印刷層の片面に塗工
する方式などの適宜な方式にて行うことができる。
【0025】被印刷層や熱賦活性粘着層の厚さは、印刷
原反の使用目的などに応じて適宜に決定してよい。一般
には、被印刷層及び熱賦活性粘着層のそれぞれについて
1mm以下、就中1〜500μm、特に5〜200μmの厚
さとされる。なお巻回性や曲面密着性等の点よりは、柔
軟性に優れる仕様とすることが好ましい。被印刷層に
は、例えばシリカやチタニア、アルミナや亜鉛華、ジル
コニアや酸化カルシウム、マイカの如き顔料等の適宜な
着色剤を配合して白色などの適宜な色に着色することが
できる。
【0026】本発明の印刷方法により付与する情報は、
例えば印字パターンや絵柄パターンやバーコードパター
ンなどの任意な文字や図形や記号などで形成することが
できる。従って、識別ラベルなどの適宜な情報シートを
形成することができる。その場合、連続状の印刷原反を
巻回体等のコンパクトな状態で格納して連続的に印刷
し、目的の印刷物を連続して形成することもできるし、
規定サイズの印刷原反を用いて単品や一定数の印刷物を
形成することもできる。
【0027】また連続状の印刷原反を用いて単品や一定
数の印刷物を形成することもでき、従ってラベルの現場
発行等による臨機な印刷物の形成にも対処することがで
きる。得られた印刷物は、それを加熱処理して粘着層に
タックを発生させた後、所定寸法に切断して、目的とす
る適宜な被着体に接着固定することができる。
【0028】ちなみに図3に、本発明方法によりバーコ
ードラベルを製造するための熱転写式印刷装置(プリン
タ)を例示した。このプリンタによれば、印刷原反6が
その巻回体61よりプリンタ内の搬送ロール72を介し
て連続的に搬送されつつ、その前部のガイド71を介し
幅方向が位置決めされ、かつセンサ73を介し印刷原反
の先端位置を割出して、インクリボン74とサーマルヘ
ッド75とプラテンロール76からなる印刷機構7に導
かれる。
【0029】印刷機構では、インクリボンのインクが図
外の印刷データに基づいて作動するサーマルヘッドの発
生熱を介し溶融され、その溶融部分がプラテンロールを
介した押圧力で印刷原反の被印刷層に熱転写され、形成
目的のバーコードパターンが定着して剥離プレート77
を介し被印刷層に密着したインクリボンのインク層が分
離されて印字され、インクリボンが回収リール78に巻
取られる。
【0030】ついで、印字後の印刷原反は、検証機構8
1を介して印字内容の正誤や欠陥不良等が検査され、合
格品である場合には検証機構と連動する熱風ヒータ8が
作動して印刷原反の熱賦活性粘着層を加熱しタックを発
生させた後、カット機構9に到達して印刷原反の幅方向
に所定の寸法で切断され、その切断片からなるバーコー
ドラベル62が形成される。
【0031】前記においてカット機構9は、図4、図
5、図6の如く、図外の本体フレームに下部の取付けフ
レーム91を介し固定されている。取付けフレーム91
には図5、図6の如く固定刃92と入口下ガイド板93
とモータブラケット94と従動プーリ軸95が固定して
あり、その上部にスペーサ96と上フレーム97が固定
されている。
【0032】上フレームは、略コ字状の断面を有し、そ
の上面にキャリッジガイドレール98が固定されてそれ
にキャリッジ99の上部が系合し図6のE方向に摺動自
在となっている。キャリッジには、図5の如く回転刃1
01を保持する保持フレーム102が着脱可能に取り付
けられており、その保持フレームに回転刃軸103が固
着されている。回転刃軸には玉軸受104が軸方向にス
ライド自在に嵌合しており、その玉軸受を介して前記回
転刃101が回転自在に取付けられている。
【0033】前記の回転刃は、回転刃軸103に嵌入さ
せた皿バネ105を介して玉軸受104が図5における
右方へ加圧されることにより、回転刃下部の右端両側が
固定刃92に押付けられるようになっている。一方、前
記キャリッジ99は、図6の如くタイミングベルト10
6の一部に固定されており、図上の左方側に位置するス
トッパに規制されて停止した状態から、カッターモータ
107の回転開始と共にモータ軸に固定の駆動プーリ1
08を介して回動するタイミングベルトによってキャリ
ッジガイドレール98上を移動し、その回転刃101と
固定刃92を介して印刷原反6をその幅方向に所定の寸
法で切断する。
【0034】前記したカッターモータ107の駆動・停
止の制御は、キャリッジの左右停止位置に対応させて配
置した透過型のフォトセンサ109,111、及び11
0,112が、キャリッジの上部に延設した遮光片10
0を検知した際に出力する信号に基づいて行われる。す
なわち前記のセンサ109は、回転刃101を保持する
キャリッジ99がホームポジションにあるプリンタの始
動時及びカット終了後に遮光片を検知し、センサ111
は回転刃が印刷原反の全部にわたるカットを終えてリタ
ーン位置に達したときに遮光片を検知する。
【0035】一方、センサ109とセンサ111の間に
位置するセンサ110,112は、印刷原反6に繋ぎ代
を残す場合に機能し、センサ110はカットの停止位置
を決定するためのもので、図外の保持部材に沿ってキャ
リッジ99の移動方向と同じ上記したE方向(図6)に
移動調節可能に取付けられている。またセンサ112
は、切り残し位置を可変とするために必要に応じて設け
られるものであり、当該E方向に移動調節可能に取付け
られている。なおキャリッジは、遮光片100が各セン
サ109〜112に検知された際に、遮光片の印刷原反
幅方向の略中央(回転刃101の中心に対応する)がセ
ンサのセンス位置となるように停止のタイミングが制御
される。
【0036】図7に前記プリンタの制御系を表したブロ
ック図を示した。メイン制御部40には、回転刃101
による印刷原反のカット方向を管理するために、センサ
109〜112がキャリッジ99の遮光片100を検知
した際に出力する検知信号が入力されている。またメイ
ン制御部40には、図外の操作パネルにおけるキーやス
イッチ類の操作を介して印字内容やカット条件などが入
力される。
【0037】印字制御手段として機能する印字制御部4
1は、メイン制御部との間で信号を授受し、入力された
印字データに基づく印字内容をカット方向の判別結果に
対応した向きに印字させる信号をサーマルヘッドドライ
バ部46に出力し、サーマルヘッド75を介して印刷原
反に所定の印字を実行させる。
【0038】すなわち図8の如く印字制御部は、メモリ
(RAM)51と印字データの解析手段52と印字イメ
ージの展開手段53と送出手段57からなり、印字デー
タの供給手段58からメモリ51に送られてくる印字デ
ータに基づいて解析手段52がそのコマンドを解析し、
展開手段53がメモリ内のイメージバッファに印字イメ
ージをビットマップ展開し、それを送出手段57が1ラ
インずつ印字イメージに合わせてサーマルヘッドドライ
バ部46に印字実行のイメージデータとして送出する。
【0039】一方、カッター制御手段として機能するカ
ッター制御部43は、メイン制御部に入力された例えば
ラベル等の貼り付け単位の寸法や全幅カット又は繋ぎ代
カット、その繋ぎ代カットの回数等のカット条件に関る
信号を受けてカッターモータドライバ部44にその信号
を出力し、それによりカッターモータ107が駆動して
印刷原反の幅方向に対する所定のカットを実行する。
【0040】上記のように図例のプリンタは、印刷原反
を全幅カットして切り離したり、図4の如く部分的な切
り残しからなる繋ぎ代63を設けたりすることができる
ようになっている。またその繋ぎ代の幅も、センサ11
0又はセンサ112を介した回転刃101の停止位置の
調節で制御することができる。その場合にセンサ11
0、112の2個を設けることで繋ぎ代部をある単位ご
とに印刷原反の左右に配置分けすることができる。従っ
て、印刷原反の左右いずれか一方に繋ぎ代部の配置を統
一する場合には、センサ110、112の一方は不要で
ある。
【0041】前記において繋ぎ代カットは、例えば同種
印字内容の複数枚を単位として連続印字し(1ジョ
ブ)、それらを繋ぎ代を介し実用に供するまでの間、一
連の状態で保管して実用時にその繋ぎ代を順次切り離し
てラベル等の貼り付け単位で被着体に接着する物流用途
等に好ましく利用できる方式である。すなわちこの方式
は、例えば図9の如く同種印字内容の複数枚ア1〜5、
イ1〜5、ウ1〜5を単位としたジョブ単位6A,6
B,6Cでは全幅にわたるカットでそれらを切離し、1
ジョブ内の貼り付け単位ア1〜5、イ1〜5、ウ1〜5
では繋ぎ代カットして手作業分離等が可能な一連物とし
て得ることなどを目的する。
【0042】前記の全幅カットと繋ぎ代カットの組合せ
からなるカット操作の実行は、図6において先ず、回転
刃101を保持するキャリッジ99の遮光片100がセ
ンサ109の検知部を遮光して回転刃がカット開始前の
ホームポジションに位置し、その回転刃がカッターモー
タ107の駆動によるタイミングベルト106の回動で
キャリッジと共に図上、右方へ移動して印刷原反6のカ
ットを開始する。
【0043】次に前記の回転刃の移動がセンサ110に
対応する位置にまで達すると、そのセンサ110がキャ
リッジの遮光片を検知して信号を発し、その検知信号に
基づいてカッターモータが停止すると共に逆回転して回
転刃がホームポジションに戻り、繋ぎ代63を残したカ
ットが実行される。従ってセンサ110の配置位置の調
節で繋ぎ代の長短を適宜に制御することができる。
【0044】ついで前記の繋ぎ代カットが設定回数に応
じて繰返された後(図例ではア1〜5等の4回)、6A
から6B等へのジョブ単位の変更目になると回転刃がセ
ンサ111に対応する位置にまで達して全幅カットを達
成し、そのセンサ111がキャリッジの遮光片を検知し
て信号を発し、その検知信号に基づいてカッターモータ
が逆回転して回転刃がホームポジションに戻り、上記の
開始前の状態となって次のジョブに移行する状態とな
る。そして次のジョブについて上記と同様の繋ぎ代カッ
トと全幅カットを繰返し、その作業を繰返すことで図9
の如きジョブ単位6A、6B、6C・・・を得ることが
できる。
【0045】得られたジョブ単位は、繋ぎ代を介して連
結しているため各ジョブの貼り付け単位が混合すること
を防止でき、従来のように貼り付け単位を仕分けする機
能を付与したスタッカのような複雑な機構を備えた装置
を用いなくても、ジョブ毎の貼り付け単位を簡単に仕分
けることができる。
【0046】従って上記した繋ぎ代カットと全幅カット
の組合せからなるジョブ単位により、従来の容易な分離
を達成するために予めミシン目を入れた印刷原反等にお
ける、ミシン目形成工程の増加やミシン目部分より排出
する紙粉が印字位置に付着して表示品位を低下させる問
題点や、ミシン目のない連続紙に連続印字したのちジョ
ブ単位毎にカットしたり、予めジョブ単位にカットした
印刷紙に印刷を施してそれを櫛刃状のカッタで繋ぎ代カ
ットする場合の多時間、多労力を要する問題点を回避す
ることができる。さらに図10の如きスリット30a付
きラベル用紙30を用い、ジョブ単位を非印字ラベル3
0bの間挿で区分けしていた場合のように、作製に多労
力を要する印刷原反を用いて不使用ラベルを間挿させる
無駄の発生も回避することができる。
【0047】また上記の本発明によるジョブ単位では、
印刷原反の順送り過程で繋ぎ代カットも行えるので、1
ジョブ分のラベルや札等の貼り付け単位の発行を即時に
行いうる利点などもある。加えてセンサ110,112
の配置位置の調節で極く僅かな繋ぎ代にても切り落しを
防止することができる。すなわち印刷原反ではロット間
による原反幅のバラツキや印刷原反の順送りにおけるセ
ット位置のバラツキなどがあってスキューしたり、セン
サ110,112の光軸のバラツキ等でカット位置がズ
レたりして、極く僅かな繋ぎ代では全幅カットになる恐
れがあるが、そのような場合にも本発明によるジョブ単
位では、センサ位置を調節して全幅カットによる切り落
しを容易に防止することができる。
【0048】なお前記において、カッターモータとして
ステッピングモータを用いることにより、回転刃の移動
によるカット位置をステップ数の制御で容易に調整する
ことができることから、その場合には操作パネルにカッ
ト量調整用のスイッチを設けることでそのスイッチの設
定変更によるステップ数の微調節でカット量の微調整も
容易に行うことができる。
【0049】ちなみに3極のディップスイッチを設ける
ことで8通りの設定が可能となり、その1通りを±0ス
テップ、3通りを+1〜+3ステップ、残る4通りを−
1〜−4ステップとして定義づけることにより、実際の
カット状態に適合した微調整が可能となる。なお前記し
たステッピングモータによるカット量調節方式とした場
合、モータに加わる負荷の変動でステップ角のバラツキ
等が発生しうるが、そのときは当該ステップ数の調整で
所望の繋ぎ代を残すことができる。
【0050】上記においては、繋ぎ代カット後のジョブ
終了時に印刷原反を全幅カットした際、回転刃101は
ホームポジションに戻ることとしたが、本発明による上
記したプリンタではホームポジションへの戻り動作を省
略することもできる。この場合には、図11に例示の如
く繋ぎ代カットで残される繋ぎ代63の位置が先のジョ
ブ単位(6Bに対する6A、6Cに対する6B)とは左
右が逆転することとなるが、回転刃のホームポジション
への戻り動作の省略で作業効率の向上を図ることがで
き、多数のジョブを繰り返す場合には処理時間を効果的
に短縮することができる。
【0051】前記の処理は、ジョブ終了時の印刷原反の
全幅カット後、回転刃をその停止位置で待機させ、次の
ジョブにおける繋ぎ代カットを当該停止位置より開始さ
せることで行うことができる。すなわち図6において、
センサ109とセンサ111の間にセンサ板110と左
右対称な位置にセンサ112を配置し、センサ109の
側よりカットを開始した場合にはセンサ110がキャリ
ッジ99の遮光板100を検知すると元に戻る繋ぎ代カ
ットを所定回数繰り返した後センサ111が検知するま
で回転刃を移動させて全幅カットし、ジョブを終了する
と共に回転刃をその停止位置に止まらせる。
【0052】ついで次のジョブを開始し、センサ111
の側よりカットしてセンサ112がキャリッジ99の遮
光板100を検知すると元に戻る繋ぎ代カットを所定回
数繰り返した後センサ109が検知するまで回転刃を移
動させて全幅カットし、ジョブを終了すると共に回転刃
をその停止位置に止まらせる。そして再びセンサ109
の側よりカットする繋ぎ代カットで次のジョブを開始す
る動作を繰り返させることにより前記の目的が達成され
る。
【0053】前記したジョブ毎に繋ぎ代の位置が左右逆
転するカット動作は、図外の操作パネルに動作切換え用
のボタンを設ける方式や、所定の繋ぎ代カット数を超え
たときに自動的に動作が切換えられるようにする方式な
どにより実現することができる。
【0054】なお前記のカット動作では、繋ぎ代カット
の際にセンサ109とセンサ111の間に位置する2個
のセンサ110,112に基づく2回の検知信号が発せ
られることとなるが、その2回の検知信号による誤動作
の防止は、カット方向に基づいていずれの検知信号が正
しいかは容易に判別できるし、また2回目の検知信号が
繋ぎ代カットの停止位置となることをプログラミングし
ておけば容易に対処することができる。
【0055】上記したプリンタには、図3、図7に示し
た如く検証機構81が設けてある。これは、印字された
内容を印字データに基づいて検証し、それが不良品等の
不合格品である場合に、目的の印字内容が次の用紙分に
再印字されるようにする再印字制御手段と、その不合格
品の印字部分にカット機構9を介して無効を意味する切
り込みを入れる無効表示動作制御手段からなる。
【0056】実施例のプリンタでは、バーコードを検証
してバーコードリーダで読み取り不能な不良品の無効処
理を目的とし、その検証機構81は、図12に示した如
くペン型スキャナ54を搭載したキャリッジ55が図外
の駆動モータを介しガイドシャフト56に沿って移動し
てバーコード31を読み取るようにしたものである。な
お検証機構は、例えばCCDラインイメージセンサによ
るバーコード読取方式のものとして形成することもで
き、本発明においては適宜な方式の検証機構とすること
ができる。
【0057】前記により読み取った情報は、それを数値
化して検証制御部45に入力し(図7)、検証制御部で
はその信号をレコードして入力すべき印字データと照合
し、判読の可否を介して合否を判定し、その判定結果を
メイン制御部40に通知(信号)する。その信号を受け
たメイン制御部は、合格品である場合、印字内容を保存
した所定の寸法にカットする信号を出力し、不合格品で
ある場合には図13に例示の2枚目の如く、そのバーコ
ード部分31に無効表示のカットSを入れると共に、3
枚目の用紙部分に2枚目にあるべき印字内容を再印字す
る信号を出力する。
【0058】不合格品に無効表示のカットを入れること
により、不合格品であることを明確に判別することがで
きてその使用を未然に防止でき、また不合格品の後続に
その再印字物を配置することで、ラベル等の必要数の管
理を容易に行えると共に、ジョブ終了後に不合格品の代
替物を再度、印字データの入力より開始する必要を回避
することができる。
【0059】前記において、無効表示のカットを繋ぎ代
カットとは異なる長さで入れる場合には、それ専用のセ
ンサを前記のセンサ109〜112に準じて所定位置に
配置する必要がある(図示せず)。このように本発明に
おいては、カットの種類に応じて適宜にセンサを配置す
ることができる。また貼り付け単位62の寸法などによ
り1本のカット線Sによる無効表示ではその判別が容易
でない場合には、2本以上のカット線を入れて視認の容
易化を図ることも可能である。
【0060】さらに図14に示した如く、ラベル等の貼
り付け単位62の内に複数個のバーコード31a,31
b,31cがあるとき、無効表示のカットSの終点と不
良バーコード31aの位置とを対応させるなどして不良
バーコードの位置を指示することにより、バーコードの
欠陥位置を知ることができて欠陥発生原因の究明に有効
である。この場合には、バーコード位置に対応したカッ
トを入れる必要上、上記したステッピングモータを用い
たステップ数による制御でカット量を調節する方式の採
用が好ましい。
【0061】上記のプリンタは、さらに印刷原反に対す
るカット方向に対応して印字方向を変換する印字制御手
段も備えている。これは図15に例示の如く、繋ぎ代部
の印字64を控え等に利用することを目的にその繋ぎ代
部が連続した状態で残るように貼り付け単位を分離する
場合に、6bの如く当該控え等にカットが入るとその目
的が達成できなくなるため、そのような問題の発生を回
避するためである。
【0062】すなわち、上記した繋ぎ代カットの方向が
ジョブ毎に変るとき、そのカット方向の変化に対応して
印字方向を変換することにより、前記の控え等にカット
線が入ることを防止することができる。印字方向を変換
するための印字制御手段は、カット方向の判別手段によ
る判別結果に対応してサーマルヘッド75による印字内
容を変更するものである。
【0063】すなわち上記した印字制御部41を介して
印字を制御する際に、図15におけるジョブ6aからジ
ョブ6cの印字内容に変換する。これは、ジョブ6aの
状態から繋ぎ代カットの方向変化に応じ印字内容を18
0度回転させてイメージ展開する信号を介し容易に達成
することができる。従ってジョブ6cの状態では、ジョ
ブ6bの状態の如く繋ぎ代部64にカット線が入ること
が防止されており、ジョブ6aの場合と同様に繋ぎ代部
の連結状態を維持したまま貼り付け単位を手切り等の適
宜な方式で分離できるようになっている。なお矢印は、
ジョブの搬送方向である。
【0064】前記において、ジョブ6aにおけるイメー
ジ展開を基本とした場合、繋ぎ代カットの方向変化に応
じてイメージバッファに展開された印字データを逆方向
から読み出して印字する方式にても繋ぎ代部にカット線
が入ることを防止したジョブ6cを達成することができ
る。この場合には、印字データの逆方向からの読み出し
による印字作業がジョブ毎の印字周期を延長することが
ないように、主としてハードウェアで実現するシステム
がスループットを下げずにカット方向に応じた印字を得
ることができて好ましい。
【0065】上記した本発明によるプリンタにおけるカ
ット機構としては、例えば図16(a),(b)に例示
の如く、回転刃86と固定刃87によるロータリー式の
ものなどとして形成することもできる。図例のカット機
構85によれば、ステッピングモータ89によるステッ
プ数で軸88を介した回転刃86の回転を制御する方式
にて、所定のカット量に応じたステップ数を回転させた
後それを逆回転させてカット量を制御し、所定の繋ぎ代
カットができるようになっている。
【0066】なお上記したプリンタにおいては、不合格
品が連続して一定数発生したとき、装置の故障等のトラ
ブルが発生したと考えられるので、異常の報知を発して
装置全体の動作が停止するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置例の部分拡大説明図
【図2】印刷原反例の断面図
【図3】他の印刷装置例(プリンタ)の側面方の構成説
明図
【図4】カット機構の斜視説明図
【図5】カット機構の側面説明図
【図6】カット機構の正面説明図
【図7】プリンタ制御系のブロック図
【図8】印字制御系のブロック図
【図9】ジョブ例の説明図
【図10】従来例の斜視図
【図11】カット例の説明図
【図12】検証機構の説明図
【図13】無効表示カット例の説明図
【図14】他の無効表示カット例の説明図
【図15】他のカット例の説明図
【図16】他のカット機構の説明図
【符号の説明】
1,6:印刷原反 11:被印刷層 12:熱賦活性粘着層 13,61:巻回体 14,62:印刷目的物 2,7:印刷機構部 22,75:サーマルヘッド 23,78:インクリボン 26:インク情報 3,8:加熱部 32:サーマルヘッド 4,9,85:カット機構 5:順送り機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉本 盈夫 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離コートを有しない被印刷層の片面に
    熱賦活性粘着層を有する印刷原反の当該被印刷層に熱定
    着型又は乾燥型のインクからなる情報を付与した後、そ
    の熱賦活性粘着層を加熱してタックを発生させることを
    特徴とする印刷方法。
  2. 【請求項2】 剥離コートを有しない被印刷層の片面に
    熱賦活性粘着層を有する連続状の印刷原反の当該被印刷
    層に印刷データに基づいて熱定着型又は乾燥型のインク
    からなる情報を付与する印刷機構と、前記印刷後にその
    熱賦活性粘着層を加熱してタックを発生させる加熱部
    と、前記加熱後の印刷物を幅方向に所定の寸法で切断す
    るカット機構を有してなることを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、印刷機構が熱転写式
    のものである印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、加熱部が熱風
    吹付け式、赤外線放射式、サーマルヘッド式、又は加熱
    ロール式のものからなる印刷装置。
  5. 【請求項5】 熱定着型又は乾燥型のインクによる印刷
    が可能で、かつ剥離コートを有しない被印刷層の片面
    に、加熱によりタックが発生する熱賦活性粘着層を有す
    ることを特徴とする印刷原反。
JP20791696A 1996-07-17 1996-07-17 印刷方法、その装置及び原反 Pending JPH1035126A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1674543A1 (en) 2004-12-22 2006-06-28 Ricoh Company, Ltd. Heat-sensitive adhesive material
EP1918212A1 (en) * 2003-06-10 2008-05-07 Seiko Instruments Inc. Thermal activation apparatus for a heat-sensitive adhesive sheet
US7811661B2 (en) 2004-09-13 2010-10-12 Ricoh Company, Ltd. Heat-sensitive adhesive material
EP2397531A1 (en) 2010-06-17 2011-12-21 Ricoh Company, Ltd. Heat-sensitive adhesive material

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP1918211A1 (en) * 2003-06-10 2008-05-07 Seiko Instruments Inc. Thermal activation apparatus for a heat-sensitive adhesive sheet
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