JPH1035089A - 画像形成体とその製造方法 - Google Patents

画像形成体とその製造方法

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JPH1035089A
JPH1035089A JP20768796A JP20768796A JPH1035089A JP H1035089 A JPH1035089 A JP H1035089A JP 20768796 A JP20768796 A JP 20768796A JP 20768796 A JP20768796 A JP 20768796A JP H1035089 A JPH1035089 A JP H1035089A
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light
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JP20768796A
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English (en)
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Satoshi Kinoshita
聡 木下
Mikihiko Sakakibara
幹彦 榊原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラックライトによって発光する蛍光画像によ
って真偽識別が可能であり、また、その蛍光画像の再現
が極めて困難であるセキュリティ性の高い画像形成体と
その製造方法を提供する。 【解決手段】可視光以外の波長領域の光によって励起さ
れてR,G,Bの発光を行う3種の色料を含む3種の蛍
光インキを用いて、基板1の少なくとも一部に原稿画像
あるいは被写体の有するR,G,B画像データを印刷し
て蛍光体画像3−20を形成し、励起光を含むブラック
ライトを照射して、蛍光体画像部3−20からR,G,
B光を発光させ、この加色混合によって原稿画像に近い
蛍光画像が現れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,画像形成体に関
し、特に見た目の新奇性やカラーコピー機等による偽造
あるいは変造の防止対策が要求される画像形成体とその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポスター、グリーティングカード、店頭
ディスプレイ等のいわゆる商業印刷分野を主とする分野
においては、常にアイキャッチ効果があり、新奇性に富
んだ画像形成体が要求されている。一方、銀行券、商品
券、クレジットカード等は高いセキュリティを要求され
る印刷物であるが、近年のカラーコピー機の技術的進歩
により、誰にでも簡単に本物と変わりない偽物を作成す
ることが可能となり社会問題となっている。このカラー
コピー機による偽造防止対策として、これまでは、カラ
ーコピーのスキャニング精度(400DPI)より微細
なマイクロ文字(300μm程度の大きさ)を印刷する
ことにより、コピーした際に文字が再現されないことで
真偽を判定する方法、また特定の波長光を照射すること
により蛍光を発光する透明蛍光インキであらかじめなん
らかの画像を印刷しておき、これに例えばブラックライ
トを照射して真偽判定する方法が用いられている。本出
願人が出願した特願平7/127410号の発明にはカ
ラーコピー機の色再現範囲外にある有色蛍光インキを使
用する偽造防止印刷物が提案されている。さらに、カラ
ーコピー機で解像できる大きさの網点と解像できない大
きさの網点とを組合わせて文字やマークのコピー牽制パ
ターンが現れる方法も特開平7−309062号公報等
で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、商業印刷等
の分野では、暗がりで発光する画像形成体として蓄光イ
ンキ、蛍光インキ等を使用したものが一部使用されてい
るが、単色の状態で使用され、新奇性、面白さに欠けて
いるという問題がある。一方、偽造あるいは変造の防止
対策として、従来用いられてきた微細なマイクロ文字で
印刷物の一部を印刷しておく方法では、コピー機の解像
度の向上によりマイクロ文字も再現されてしまうという
問題がある。無色蛍光インキを用いる方法は、古くから
用いられているが、以前は特定の企業のみしか入手でき
なかったので、それを用いた印刷物はセキュリティ性が
高かったが、近年、カラーDTPやデザイン業界におい
て、蛍光インキの需要が増え、比較的容易に無色蛍光イ
ンキを入手することができるようになり、セキュリティ
性が低下してきているという問題がある。また、従来、
商品券等の偽造防止対策として蛍光インキを用いる場
合、会社名やロゴ等を1色の蛍光インキで印刷するケー
スが多く、このような版下を作成し、本物に近い発色を
示す蛍光インキで印刷すれば、容易に本物に近い印刷物
の複製が可能であるという問題がある。また、コピー牽
制パターンを内蔵する印刷物をコピーすると、潜在的に
隠されていた警告文字やパターンが顕在化して、目視で
容易にコピー即ち偽物であることの識別が可能である
が、牽制パターン機能を持たせた印刷物の印刷には、カ
ラーコピー機の解像力の進歩に対抗して、より精細化し
た網点の太り、細りを制御する高度な製版、印刷技術を
必要とし、印刷コストが高くなるという問題がある。本
発明は、前述の問題点に鑑みてなされたもので、蛍光イ
ンキを使用するが、新奇性があり、複製が容易でなく、
セキュリティ性が高い、偽造防止効果のある画像形成体
とその製造方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた手段は、次のものから構成されている。 (1)可視光以外の励起光によって、第1の分光波長分
布を有する可視光を発光する第1の色料を含む第1の画
像領域と、可視光以外の励起光によって、前記第1の分
光波長分布と異なる第2の分光波長分布を有する可視光
を発光する第2の画像領域をもって形成する。 (2)前記第1の色料を含む前記第1の画像領域と前記
第2の色料を含む前記第2の画像領域と、可視光以外の
励起光によって、前記第1の分光波長分布及び前記第2
の分光波長分布と異なる第3の分光波長分布を有する可
視光を発光する第3の色料を含む第3の画像領域とから
形成し、前記第1の色料、前記第2の色料、及び前記第
3の色料が発光する可視光を、それぞれ、加色混合の3
原色である赤、緑、及び、青のいずれかに相当させる。 (3)前記第1の色料を含む前記第1の画像領域の第1
の部分における単位面積当たりの前記第1の色料の含有
量と、前記第1の色料を含む前記第1の画像領域の第1
の部分と異なる第2の部分における前記第1の色料の含
有量とを異ならせ、前記第2の色料を含む前記第2の画
像領域の第1の部分における単位面積当たりの前記第2
の色料の含有量と、前記第2の色料を含む前記第2の画
像領域の第1の部分と異なる第2の部分における前記第
2の色料の含有量を異ならせ、前記第3の色料を含む前
記第3の画像領域の第1の部分における単位面積当たり
の前記第3の色料の含有量と、前記第3の色料を含む前
記第3の画像領域の第1の部分と異なる第2の部分にお
ける前記第3の色料の含有量とを異ならせる。本発明で
いうところの単位面積当たりの色料の含有量は、網点印
刷の場合は、色料を含むインキの網点面積に置き換えて
もよく、またコンベンショナルグラビア印刷、インキジ
ェットプリント等の場合は、色料を含むインキの転移率
に置き換えてもよい。 (4)前記第1乃至第3の色料の各々を励起する励起光
の分光波長領域が、少なくとも部分的に重なるようにす
る。 (5)前記色料を含む画像領域を可視光下で目視できな
いようにする。 (6)画像または被写体から加色混合の3原色に相当す
る赤、緑、及び青の画像成分データを作成し、可視光以
外の励起光によって、前記赤に相当する分光波長分布の
可視光を発光する色料を、前記赤の画像成分データに基
づいて、基材に転移固定し、可視光以外の励起光によっ
て、前記緑に相当する分光波長分布の可視光を発光する
色料を、前記緑の画像成分データに基づいて、基材に転
移固定し、可視光以外の励起光によって、前記青に相当
する分光波長分布の可視光を発光する色料を、前記青の
画像成分データに基づいて、基材に転移固定する。 (7)前記3原色に相当する赤、緑、及び青の画像成分
データを作成するステップにおいて、各色における階調
データも作成する。そして、これらの手段は次の作用効
果を示す。前記(1)の手段によって2種の画像領域か
ら異なる可視光を発光させることができ、従来の1色の
発光の画像形成体に較べて新奇性があり、又は偽造ある
いは変造しにくい画像形成体とすることができる。前記
(2)の手段によって、加色混合の3原色に相当する
赤、緑、青によるフルカラーの発色を可能とし、極めて
偽造あるいは変造しにくい画像形成体とすることができ
る。前記(3)の手段によって、前記フルカラーの発色
に加えて、階調表現を可能とする。前記(4)の手段に
よって、1種の励起光によって効率よく3種の赤、緑、
青の発光を行わせることができる。。前記(5)の手段
によって、前記画像領域を一般可視情報印刷パターンと
重ねて設けることができ、画像形成体のレイアウトの自
由度を高めることができる。前記(6)の手段によっ
て、画像または被写体からそれらが有する加色混合の3
原色に相当する赤、緑、及び青の画像成分データを取り
出し、基材の上に記録させ、画像または被写体が有する
色調を基材からの赤、緑、及び青の発色光による加色混
合によって再現可能とする。前記(7)の手段によっ
て、画像または被写体が有する階調も基材上に記録し、
再現可能とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面に従って、本発明を詳細
に説明する。本発明の「画像形成体」は、基材の上に画
像が形成される物であれば、その基材、画像の種類、ま
たその形成手段はいかなるものであってもよい。しかる
に、本発明による画像形成体はその対象物が商品券、パ
スポート、IDカード等の印刷物が多いため、以下「印
刷物」を「画像形成体」と同義語的に使用する。
【0006】可視光以外の励起光によって可視光を発光
する色料には、蛍光無機顔料,蛍光有機顔料、蛍光染料
が含まれる。これら色料自体の色すなわちボディーカラ
ーは白色あるいは有色のものがある。白色蛍光無機顔料
の一例を挙げれば、254nm,あるいは365nmの
紫外線によって励起され発光ピーク波長が610〜65
5nmの赤色光を発光するもの、発光ピーク波長が50
5〜534nmの緑色光を発光するもの、発光ピーク波
長が435、445nmの青色光を発光するものが知ら
れている。また、発光色が黄緑、赤橙、青緑等の可視光
を発光するものもある。本発明においては、これらの色
料を印刷インキ化して使用するが、これらの色料を以
下、「蛍光インキ」と称する。蛍光インキにおいては、
ビヒクルとして透明な樹脂を使用した場合、ボディーカ
ラーが薄まり、インキとして透明または半透明となり、
目視が困難となる。さらに、下地となる基材の色をボデ
ィーカラーと同系色にすることにより、いっそう目視が
困難となる。このような目視が困難なインキを以下「透
明な蛍光インキ」とよぶ。
【0007】図1は2種の蛍光インキによる本発明によ
る画像形成体の説明図である。図1に示すように、本発
明による画像形成体10には、紙、プラスチック、金属
及びそれらの積層体等からなる基材1の上に、第1の色
料によって第1の分光波長分布を有する可視光のA色を
発光する蛍光インキで印刷されているバックに相当する
第1の画像領域1Aと第2の色料によって第2の分光波
長分布を有するC色を発光する蛍光インキで印刷されて
いる文字「A」に相当する第2の画像領域2Cからなる
蛍光体画像3−10が形成されている。この蛍光体画像
3−10はいかなるパターンであってもよく、図1に示
すように2つの画像領域は必ずしも区画、隣接されるこ
とはなく部分的に重なりあってもよい。重なりあった画
像領域は2つの分光波長分布が混合した混合色(すなわ
ち3色目)の発光を示す。また、蛍光体画像3は目視困
難な透明な蛍光インキで印刷されている限り、画像形成
体10における蛍光体画像3−10の面積、位置は自由
であり、一般印刷による可視情報印刷画像4と重なりあ
って設けることが可能である。従って、画像形成体10
のレイアウトの自由度は失われることはない。しかし、
有色の蛍光インキであっても、現在流通している壱万円
札の銀行印のように、一般の可視インキによるパターン
と蛍光インキパターンを重ねて使用すれば図柄構成上の
問題はない。この場合、一般インキに前記蛍光色料を混
ぜてもよいし、一般インキ層の外側に蛍光インキ層を2
度刷りしてもよい。蛍光体画像3−10の面積は蛍光イ
ンキの使用量の観点から経済的に許させる範囲で広い方
が好ましい。蛍光インキはある程度面積が多いほうが目
視で発光が判り易いからである。第1の色料と第2の色
料との選択はそれらが発光する可視光のA色とC色の差
別化が明確に行えるものであることが好ましい。さら
に、上記の2種の画像領域1A,2Cにおける印刷がベ
タ印刷であっても、あるいは階調を含むものであっても
よい。第1の色料の励起光の分光波長領域と第2の色料
の励起光の分光波長領域とがかさなっている場合、蛍光
体画像3−10を含む画像形成体10に、可視光以外の
波長領域の光である例えば紫外線を含むブラックライト
を照射すると、蛍光体画像3−10は、ベタ印刷された
画像領域1Aと画像領域2CからそれぞれA色とC色を
発光し、また部分的に重なっている場合、A色、C色に
加えて、その重なり部分からは、D色が発光され、蛍光
体画像3−10は実質的に3種の可視光で構成されるこ
とになる。さらに、画像領域1A,あるいは2Cの少な
くとも一方に濃度階調が設けられた場合、重なった部分
からはさらに多色の可視光が発光され、色変化に富んだ
可視画像が得られる。以上述べた2種の蛍光インキによ
る蛍光体画像3−10は、従来の一色の蛍光体画像に較
べれば、発光色は多色になり、それと同等の発色をする
画像形成体を偽造しようとしても、その再現は難しくな
る。たとえ本発明による画像形成体10を偽造したとし
ても、蛍光体画像部を目視するだけで、真偽判定を容易
に行うことが可能となる。
【0008】図2は3種の蛍光インキによる本発明によ
る画像形成体の説明図である。図2に示すように、本発
明による画像形成体20においては、基材1の上に、分
光波長分布がそれぞれ赤(以下R),緑(以下G),青
(以下B)3種の可視光を発光する第1、第2及び第3
の色料による透明な蛍光インキで印刷されている第1画
像領域1R,第2画像領域2G,第3画像領域3Bがそ
れぞれ重なって形成されて、女性の顔の図形が形成され
ている。第1〜第3画像領域1R,2G,3Bは図2に
示すように重ならなくともそれぞれ任意のパターンを形
成し、それぞれが独立していて、例えば抽象的な図柄を
形成するようにしてもよい。しかし真偽判定に使用する
画像としては、人物の顔のような画像が好ましい。蛍光
体画像3−20は透明な蛍光インキで印刷されているの
で、画像形成体20におけるその位置は目視では確認で
きず、それは画像形成体20のどの位置にあっても自由
であり、可視情報印刷画像4と重なりあってもよい。ま
たその面積はインキの使用量等の観点から経済的に許さ
せる範囲で広い方が画像に迫力があり、識別し易くなる
ので好ましい。R,G,Bを発光する3種の第1〜第3
の色料は、R,G,Bの加色混合において、できる限り
広範囲の色再現を可能とするものを選択することが好ま
しい。
【0009】図2に示す画像形成体20においては、事
実上重なっている第1〜第3画像領域において、R,
G,Bの蛍光インキによってそれぞれ階調のある画像が
見当を合わせて印刷されている。従って、各画領域1
R,2G,3Bのそれぞれにおける異なる2点の単位面
積当たりの第1〜第3の色料の含有量はそれぞれ異なっ
て計測される。換言すれば、異なる2点から発光される
R,G,Bの可視光に強弱が存在する。従って、人物の
顔のように微妙なデテールのある絵柄をR,G,Bの可
視光で再生させることができる。
【0010】また以上の第1〜第3の色料を励起して
R,G,Bの可視光を発光させる最適な可視光以外の波
長領域の光、すなわち励起光の分光波長分布が少なくと
も部分的に重なっていることが好ましい。これは、その
重なり部分の波長光を多く含む1種の励起光によって効
率よくR,G,Bを発光させることになるからである。
従って、第1〜第3の色料の選択は前記の色再現範囲の
みならず、励起光の効率の観点からも厳選する必要があ
る。
【0011】次に、本発明による画像形成体の製造方法
について説明する。本発明による画像形成体の製造方法
は大別して次のステップから構成されている。 (1)原稿となるカラー原画または被写体に基づいて、
加色混合の3原色、R,G,B画像成分データを作成
し、必要に応じて記録する。 (2)可視光以外の波長領域の光によって励起されて、
Rに相当する分光波長分布の可視光を発光する色料を、
Rの画像成分データに基づいて、基材に転移固定する。 (3)可視光以外の波長領域の光によって励起されて、
Gに相当する分光波長分布の可視光を発光する色料を、
Gの画像成分データに基づいて、基材に転移固定する。 (4)可視光以外の波長領域の光によって励起されて、
Bに相当する分光波長分布の可視光を発光する色料を、
Bの画像成分データに基づいて、基材に転移固定する。
以上の具体的方法としては次の製造方法を採用すること
ができる。以上の(2)〜(4)の各ステップは略同時
に進行され、またその順も番号通りとが限らない。
【0012】先ず、R,G,B画像成分データの作成
は、一旦カラーフィルムに記録された原稿画像をカラー
スキャナで取り込んでR,G,B分解フィルターを通し
て得られるR,G,B画像成分データとするか、あるい
は印刷のための減色混合による3原色黄色(Y),マゼ
ンタ(M),シアン(C)のデータとし、これを選ばれ
た3種の色料を用いて作成された蛍光インキが励起され
て発光するR,G,Bの分光波長分布に従って、あらか
じめ作成された変換テーブルによって出力用のR,G,
B画像成分データに変換する。この変換は蛍光インキが
発光するR,G,Bの分光波長分布と強度が加色混合の
ための理想的なR,G,Bの分光波長分布と強度と大き
く異なっているため、この不完全な蛍光インキが発光す
るR,G,Bによっても理想的な加色混合による色調と
階調の再現にできる限り近い再現ができるようにR,
G,B画像成分データの方を修正するためである。つづ
いて、この変換されたデータを磁気ドラム記憶装置に一
旦記憶させるか、あるいは直接イメージセッターに送
り、3枚の原版フィルムにそれぞれ出力する。この原版
フィルムを用いて通常のオフセット、グラビア等の製版
を行い、最後に、3種の選ばれた色料から作成された
R,G,B蛍光インキを用いて基材1の上に蛍光体画像
3−20を3色印刷する。蛍光インキは透明に近いた
め、R,G,B蛍光インキの刷り重ね順は自由である。
【0013】また、カメラバックに少なくとも130万
画素以上のCCDを備えたデジタルカメラを使用して被
写体をR,G,Bフィルターを通して撮影し、撮影した
データを一旦外部ハードディスクにダウンロードするか
あるいは直接コンピュータによって画像処理し、入力さ
れたR,G,B画像成分データを出力用のR,G,B画
像成分データに変換してイメージセッタで製版フィルム
に出力する。あるいは製版工程を飛び越して直接プリン
タからあらかじめ用意したR,G,B蛍光熱転写型リボ
ンにより熱転写するか、若しくはR,G,B蛍光インク
ジェットインキをインクジェット装置から噴射させて蛍
光体画像3−20を形成してもよい。
【0014】さらに、今日、コンピュータ画面上で、デ
ザイナーによって、イメージリーダーから取り込んだポ
ジ画像をベースとして、原画あるいは被写体と殆ど変わ
らないカラーマッチングが可能となり、あえてカラーフ
ィルムからスキャナー、デジタルカメラ等を通してR,
G,B画像成分データを作成しなくとも、精彩でリアル
な色調と階調を有する画像をカラーディスプレー上で造
りだすことができ、この画面を構成するR,G,B画像
成分データをそのまま直接出力して、R,G,B蛍光イ
ンキあるいは蛍光熱転写リボン等によって蛍光体画像を
形成してもよい。
【0015】図3は本発明による画像形成体の蛍光体画
像部の模式断面図である。図3(a)は2色の蛍光イン
キを使用した場合の蛍光体画像部の模式断面図である。
蛍光体画像部3−10の層構成は。紙、プラスチック等
の基材1の上に一般可視情報等の一般の可視インキによ
る可視情報印刷層4を設け、その上から基材1全面を覆
う紫外線(UV)吸収層5を設けている。これは、基材
1の紙に増白剤が使用されている場合、増白剤が励起さ
れて発光する可視光はノイズとして邪魔になるため、こ
れを遮断する必要があり、また、基材1の面からのUV
が均一に反射すればよいが、可視情報印刷層4の影響を
受けて不均一になり、ノイズとなることを防止するため
である。従って増白剤が使用されていない基材1であっ
て、かつ蛍光体画像3−20が可視情報印刷画像4と重
ならないように設けられるのであればUV吸収層5は設
ける必要がない。次にA色とC色の蛍光インキで所定の
部分を印刷し蛍光インキ層6を設けている。最後に、保
護層として機能するアクリル系の樹脂等によるOP層7
を全面に設ける。以上の層構成の中で、蛍光インキ層6
とOP層7は励起光である紫外線並びに蛍光インキから
発光される可視光の双方に対して透過性であらねばなら
ない。
【0016】図3(b)はR,G,B3色を発光する蛍
光インキを使用した場合の蛍光体画像部3−20の模式
断面図であって、図3(a)と比較すると、蛍光インキ
層6のみが異なっていて、その他の層構成は同一であ
る。またUV吸収層5の作用効果も同様である。R,
G,B蛍光インキ層6はUV吸収層5を介して可視情報
印刷層4と重ねて設けることができる。
【0017】本発明による画像形成体に使用する透明な
蛍光インキは、可視光以外の波長領域の光、主としてU
V光によって励起されて所望の可視光を発光する色料を
含んでいる。色料は蛍光体、広義にはルミネッセンスを
発光する物質であって、無機蛍光顔料としては、Ca,
Ba,Mg,Zn,Cdなどの酸化物、硫化物、ケイ酸
塩、などの結晶を主成分とし、Mn,Zn,Ag,C
u,Sb,Pbなどの金属元素もしくはランタノイド等
の希土類元素を活性剤として添加して焼成して得られる
顔料が用いられる。有機蛍光顔料としては、ジアミノス
チルベンジスルホン酸誘導体、イミダゾール誘導体、ク
マリン誘導体、トリアゾール、ピリジン、ナフタル酸、
イミダゾロン等の誘導体、フルオレセイン、エオシン等
の色素、アントラセン等ベンゼン環状オレフィンコポリ
マーを持つ化合物などが用いられる。無色蛍光インキの
耐久性、耐候性の点では無機顔料が優れているが、有機
顔料は粒径を小さくできるため、特に表面処理をしなく
とも、インキ化適性に優れている。蛍光インキの輝度な
どの蛍光特性と印刷適性の向上を図るために、蛍光顔料
の粒径は、0.7〜50μmの顔料粒子からなるものを
使用することが好ましく、望ましくは1.0〜20μm
の範囲の顔料粒子を使用するとよい。粒径が0.7μm
未満では、蛍光に輝度がいきおい低下する現象が見ら
れ、一方粒径が、50μmを越すとインキ流動性が悪く
なる傾向が見られる。蛍光インキ組成物全体に対する蛍
光顔料の含有量は、15〜50重量%が適当であり、好
ましい範囲は20〜40重量%である。さらに、本発明
においては、顔料の性質(隠蔽力、着色力、給油量、耐
久性等)を改善するため、ビヒクルを構成する樹脂との
親和性を持たせるための表面処理を行うことが好まし
い。このビヒクルは励起光並びに上記色料から発光され
る可視光の双方に対して透過性であることが要求され
る。本発明のビヒクルを構成する樹脂としては、セルロ
ーズ、シェラック、ロジン等の天然系樹脂、ビニル系、
アクリル系、スチレン系、ポリオレフィン系、等の熱可
塑性樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹
脂、エポキシ、不飽和ポリエステル系等の熱硬化性樹脂
などがあげられ、必要に応じてインキ皮膜の柔軟性、強
度安定化のための可塑剤、粘度調整、乾燥性のための溶
剤、さらに乾燥、粘度、分散性、各種反応剤等の助剤を
適宜添加する。また、本発明には、蛍光インキ皮膜の乾
燥後、汚染物質を吸着しないように、溶剤を用いないで
単官能アクリレートあるいは多官能アクリレートからな
る電子線硬化型インキ、あるいはさらに光重合開始剤、
増感剤、助剤を添加した光重合硬化型インキを用いるこ
とも有力な手段である。
【0018】本発明による画像形成体の蛍光体画像を印
刷するに当たって透明な蛍光インキを使用するのは、印
刷がほどこされているか否かのチェック、さらに見当制
度のチェック等ができなくなる問題がある。そこで、前
記蛍光インキ組成物の中に消色性着色剤をさらに混入す
ることが好ましい。この消色性着色剤の混入された蛍光
インキは印刷段階では可視状態を示し、近赤外線の照射
等の操作によって非可逆的に消色させることができる。
この消色性着色剤としては、IR820B(昭和電光
製)やシアニン系色素とテトラブチルアンモニウム・ブ
チルフェニルボレートなどの有機ホウ素アンモニウム塩
を共存することにより、近赤外線を吸収して両者がカッ
プリングし、可逆的に透明になるものがある。
【0019】本発明による画像形成体に用いるUV吸収
剤には酸化亜鉛、酸化チタンなどをあげることができ
る。これらの無機粒状物質は、可視光線に対して実質的
に透明である。またその粒径は蛍光インキ層に移動しな
いという観点から、0.1〜1μmの範囲にあることか
好ましい。
【0020】(実施例1)図1に示すような2色の蛍光
インキを使用したIDカードの実施例サンプルを試作し
た。可視情報印刷画像の文字版下とロゴ「A」の版下か
ら、文字版、2色の蛍光インキ用特色版からなるオフセ
ット印刷版を作成した。この際、可視情報用印刷画像の
文字の一部がロゴと重なるようにした。基材1として、
白色ポリエチレンテレフタレートシート(188μm)
を選び、その処理面に、文字版を使用し、プロセスカラ
ー用の墨インキによってオフセット印刷を行い、次いで
UV吸収インキを画像形成体10全面にベタ刷りした。
次に、2色の蛍光インキ用特色版を使用して、ロゴのバ
ックを青、ロゴの文字を赤にそれぞれ発色する蛍光イン
キを用いてオフセット印刷した。なお、2色の蛍光イン
キには、254nmの紫外光で励起されてピーク波長4
45nmの青色光とピーク波長655nmの赤色光を発
光する透明蛍光無機顔料を使用した。また、UV吸収イ
ンキには、チヌビン(チバガイギー社製)を10重量%
混入したものを使用した。以上のように製造されたID
カードの実施例サンプルにおいて、ロゴ「A」の存在を
目視で認識することはできなかった。以上のIDカード
にピーク波長が254nmの紫外光を含むブラックラン
プを照射したところ、ロゴ「A」の蛍光体画像部3−1
0からは青のバックの中に赤色の文字Aが浮き上がった
ように現れた。この両者の組合わせによりコントラスト
の強い画像がえられ、文字の赤色は単色で見るよりも鮮
やかに見え、また文字Aの方が前面にあるように見え
た。また、可視情報用文字の一部がロゴと重なっている
が、重なった部分の文字画像が蛍光体画像に悪影響を及
ぼすことはなかった。
【0021】(実施例2)図2に示すようなR,G,B
3色の蛍光インキを使用した実施例サンプルを次の方法
で試作した。まず、254nmの紫外光で励起してR
(ピーク波長625nm),G(ピーク波長508n
m),B(ピーク波長445nm)を発光する透明蛍光
無機顔料をオフセットインキ化してR,G,B蛍光イン
キを試作した。その組成は次の如くである。 R蛍光インキ R蛍光顔料(根本特殊化学製) 50 重量% マイクロシリカ 4 有機ベントナイト 1 アルキッド樹脂 35 溶剤(アルキルベンゼン系) 10 G蛍光インキ G蛍光顔料(根本特殊化学製) 6.5 重量% マイクロシリカ 10 有機ベントナイト 2 アルキッド樹脂 65 溶剤(アルキルベンゼン系) 16.5 B蛍光インキ B蛍光顔料(根本特殊化学製) 25 重量% マイクロシリカ 8 有機ベントナイト 2 アルキッド樹脂 50 溶剤(アルキルベンゼン系) 15 カラー原稿として女性の顔をカラーフィルムで撮影した
ものをカラースキャナによって400DPIの解像度で
読み込み、得られるY,M,Cデータを、あらかじめ前
述の蛍光インキが発光するR,G,Bの分光波長分布に
基づいて作成された変換テーブルで出力用の次のR,
G,B画像成分データに変換し、これをイメージセッタ
ーから製版フィルム上に出力しR,G,B分色網ポシ画
像を有する原版フィルムを得た。このフィルムを用いて
通常の方法でオフセット用のR,G,B特色印刷版を作
成した。基材として蛍光増白剤の入っていない上質紙9
0g/m2 に図2に示す可視情報印刷用文字をプロセス
カラーの墨を用いて印刷した。次に、図2に示すような
所定の位置に上記R,G,B色蛍光インキと、上記印刷
版を用いて3色印刷を行い、蛍光体画像3−20を設け
た。最後に画像形成体10全体をカバーするようにOP
層7をオフセット印刷のベタ刷りによって形成した。以
上の方法で得られた、商品券の実施例サンプルでは蛍光
体画像3−20は目視できなかったが、ピーク波長が2
54nmの紫外光を含むブラックランプを照射したとこ
ろ、原稿のカラーフィルムに近い女性の顔が浮かび上が
った。以上の方法で製造された蛍光体画像3−20を有
する本物の画像形成体20を偽造しようとしても、基に
なるカラー原画は見ることができず、カラーコピー機に
よる複写は全く使用できず、たとえ3色のR,G,B蛍
光体が分析の結果判明したとしても、出力用のR,G,
B画像成分データ、R,G,Bのカラーバランス等を本
物と全く同様に再現することは極めて難しく、実質的に
本物の蛍光体画像と全く同じものを再現することは不可
能である。従って以上の方法で製造されたR,G,B蛍
光体画像を有する本発明による画像形成体20は、セキ
ュリティ性の極めて高いものである。
【0022】本発明による印刷物は上述した実施例に限
定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変形が可能である。例えば蛍光体画像を設ける位
置は基材の裏面であってもよく、2色以上の蛍光インキ
は、それが形成する蛍光体画像のタイプによっては、必
ずしも透明である必要はなく、有色であってもよい。す
なわち有色蛍光インキによって画像形成体の上に可視可
能な蛍光体画像が形成されていて、それがブラックライ
トを照射することによって、パターンは同じでも全く異
なる蛍光による画像を形成させるようにしてもよい。ま
た蛍光インキの色もR,G,Bに限定されることはな
く、オレンジ、イエロー、ピンク系等、あるいはこれら
の中間色のものを用いても良い。また本発明に使用する
色料の基材の上への転移、固定手段は、前述した、蛍光
インキを使用する通常の印刷方式によるか、色料を一旦
転写紙に加工しておいて、インパクトあるいはノンイン
パクト(熱転写方式を含む)方式によってもよいし、あ
るいは蛍光染料を使用して液状のインキを加工してお
き、インキジェット方式で、2色、あるいは3色の印刷
あるいは印字を施すようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明による画像形成体は以上説明した
ように、基材の少なくとも一部に形成された蛍光体画像
部から少なくとも2色以上の可視光を発光することによ
って潜在画像を目視することが可能となるので、これま
での一色の発光では見られない新奇性のあるアイキャッ
チ効果があり、また優れた複写機能を有するカラーコピ
ー機を偽造手段として全く使用不能とすることができ
る。また、蛍光体画像を透明にして、かつUV吸収層を
設けることによって画像形成体のレイアウトの自由度を
高めることが可能となる。また本発明による画像形成体
のR,G,Bの可視光を発光する3色の蛍光インキによ
って形成される可視画像の偽造を試みようとすれば、カ
ラー原稿あるいは被写体がないこと、また、R,G,B
蛍光インキの種類、入力されたR,G,B画像成分デー
タを出力されるR,G,B画像データに変換する変換テ
ーブルの設定条件、R,G,Bのカラーバランス設定条
件、印刷条件等が判別しにくいことから、忠実な可視画
像の再現は極めて難しい。従って、本発明による画像形
成体には高度な偽造あるいは変造防止効果があり、セキ
ュリティ性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2色の蛍光インキによる本発明による画像形成
体の説明図
【図2】3色の蛍光インキによる本発明による画像形成
体の説明図
【図3】本発明による画像形成体の蛍光体画像部の模式
断面図
【符号の説明】
1 基材 1A A色を発光する蛍光インキで印刷されている
第1の画像領域 2C C色を発光する蛍光インキで印刷されている
第2の画像領域 3−10 蛍光体画像、蛍光体画像部(2色蛍光インキ
の場合) 3−20 蛍光体画像、蛍光体画像部(3色蛍光インキ
の場合) 4 可視情報印刷画像、あるいは可視情報印刷層 5 UV吸収層 6 蛍光インキ層 7 OP層 10 2色の蛍光インキによる本発明による画像
形成体 20 3色の蛍光インキによる本発明による画像
形成体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光以外の励起光によって、第1の分
    光波長分布を有する可視光を発光する第1の色料を含む
    第1の画像領域と、可視光以外の励起光によって、前記
    第1の分光波長分布と異なる第2の分光波長分布を有す
    る可視光を発光する第2の画像領域からなることを特徴
    とする画像形成体。
  2. 【請求項2】 前記第1の色料を含む前記第1の画像領
    域と前記第2の色料を含む前記第2の画像領域と、可視
    光以外の励起光によって、前記第1の分光波長分布及び
    前記第2の分光波長分布と異なる第3の分光波長分布を
    有する可視光を発光する第3の色料を含む第3の画像領
    域とからなり、前記第1の色料、前記第2の色料、及び
    前記第3の色料が発光する可視光が、それぞれ、加色混
    合の3原色である赤、緑、及び、青のいずれかに相当す
    る請求項1記載の画像形成体。
  3. 【請求項3】 前記第1の色料を含む前記第1の画像領
    域の第1の部分における単位面積当たりの前記第1の色
    料の含有量と、前記第1の色料を含む前記第1の画像領
    域の第1の部分と異なる第2の部分における前記第1の
    色料の含有量とが、異なり、 前記第2の色料を含む前記第2の画像領域の第1の部分
    における単位面積当たりの前記第2の色料の含有量と、
    前記第2の色料を含む前記第2の画像領域の第1の部分
    と異なる第2の部分における前記第2の色料の含有量と
    が、異なり、 前記第3の色料を含む前記第3の画像領域の第1の部分
    における単位面積当たりの前記第3の色料の含有量と、
    前記第3の色料を含む前記第3の画像領域の第1の部分
    と異なる第2の部分における前記第3の色料の含有量と
    が、異なる請求項2に記載の画像形成体。
  4. 【請求項4】 前記第1乃至第3の色料の各々を励起す
    る励起光の分光波長領域が、少なくとも部分的に重なっ
    ている請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成
    体。
  5. 【請求項5】 前記色料を含む画像領域が、可視光下で
    目視困難である請求項1から4のいずれか1項に記載の
    画像形成体。
  6. 【請求項6】 画像または被写体から加色混合の3原色
    に相当する赤、緑、及び青の画像成分データを作成する
    ステップと、 可視光以外の励起光によって、前記赤に相当する分光波
    長分布の可視光を発光する色料を、前記赤の画像成分デ
    ータに基づいて、基材に転移固定するステップと、 可視光以外の励起光によって、前記緑に相当する分光波
    長分布の可視光を発光する色料を、前記緑の画像成分デ
    ータに基づいて、基材に転移固定するステップと、 可視光以外の励起光によって、前記青に相当する分光波
    長分布の可視光を発光する色料を、前記青の画像成分デ
    ータに基づいて、基材に転移固定するステップと、 からなる画像形成体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記3原色に相当する赤、緑、及び青の
    画像成分データを作成するステップにおいて、各色にお
    ける階調データを作成する請求項6記載の画像形成体の
    製造方法。
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