JPH1034906A - インクジェット印刷装置 - Google Patents
インクジェット印刷装置Info
- Publication number
- JPH1034906A JPH1034906A JP9110518A JP11051897A JPH1034906A JP H1034906 A JPH1034906 A JP H1034906A JP 9110518 A JP9110518 A JP 9110518A JP 11051897 A JP11051897 A JP 11051897A JP H1034906 A JPH1034906 A JP H1034906A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die assembly
- die
- nozzles
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/145—Arrangement thereof
- B41J2/15—Arrangement thereof for serial printing
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 より広い印刷スワースと高い処理量を有し、
熱膨張の影響を低減し、各ダイス組立体のアライメント
が容易な印刷ヘッドを提供することである。 【解決手段】 インクジェット印刷装置は、第１方向に
往復運動をするように取り付けられた走査キャリッジ
と、前記キャリッジ上に取り付けられた印刷ヘッドを有
する。本発明の印刷ヘッド１０は、共通の基板１６と、
この基板に取り付けられた複数のダイ組立体１９、２０
から成っており、各ダイ組立体は、同じアクティブな印
刷長さＮＤ（Ｎはノズル３０の個数、Ｄはノズルピッ
チ）をもつＮ個のノズル３０の配列を有する。ダイ組立
体１９、２０の一端にある最後のノズルが次の隣接する
ダイ組立体の最初の隣接するノズルからアクティブ印刷
長さＮＤより短い距離ｓだけ離れているように、個々の
ダイ組立体は隣接するダイ組立体から間隔をおいて配置
されている。
熱膨張の影響を低減し、各ダイス組立体のアライメント
が容易な印刷ヘッドを提供することである。 【解決手段】 インクジェット印刷装置は、第１方向に
往復運動をするように取り付けられた走査キャリッジ
と、前記キャリッジ上に取り付けられた印刷ヘッドを有
する。本発明の印刷ヘッド１０は、共通の基板１６と、
この基板に取り付けられた複数のダイ組立体１９、２０
から成っており、各ダイ組立体は、同じアクティブな印
刷長さＮＤ（Ｎはノズル３０の個数、Ｄはノズルピッ
チ）をもつＮ個のノズル３０の配列を有する。ダイ組立
体１９、２０の一端にある最後のノズルが次の隣接する
ダイ組立体の最初の隣接するノズルからアクティブ印刷
長さＮＤより短い距離ｓだけ離れているように、個々の
ダイ組立体は隣接するダイ組立体から間隔をおいて配置
されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット印刷装
置、より詳細には走査モードにおいて印刷に使用する同
一直線上に配置された複数のダイ組立体を有する改良型
インクジェット印刷バーに関する。
置、より詳細には走査モードにおいて印刷に使用する同
一直線上に配置された複数のダイ組立体を有する改良型
インクジェット印刷バーに関する。
【０００２】
【従来の技術】サーマルインクジェット印刷はドロップ
オンデマンド・インクジェット方式の一種であり、要求
に応じてインクジェット印刷ヘッドが毛管インク充満並
列チャンネル内に配置された熱エネルギー発生器（通常
は抵抗器）へ電流パルスを選択的に印加して、インク滴
を噴出させる。サーマルインクジェット印刷ヘッドは、
一般に、複数の抵抗性加熱素子とアドレス（位置）指定
電極が上面に形成されたヒータ板と、抵抗性加熱素子の
数および位置に対応する複数のインクチャンネルが下面
に形成されたチャンネル板とで構成されている。
オンデマンド・インクジェット方式の一種であり、要求
に応じてインクジェット印刷ヘッドが毛管インク充満並
列チャンネル内に配置された熱エネルギー発生器（通常
は抵抗器）へ電流パルスを選択的に印加して、インク滴
を噴出させる。サーマルインクジェット印刷ヘッドは、
一般に、複数の抵抗性加熱素子とアドレス（位置）指定
電極が上面に形成されたヒータ板と、抵抗性加熱素子の
数および位置に対応する複数のインクチャンネルが下面
に形成されたチャンネル板とで構成されている。
【０００３】従来、大部分の市販インクジェットプリン
タは走査型であり、一般に幅１インチ以下の複数のイン
ク噴出ノズルをもつ印刷ヘッドモジュールが記録媒体
（例えば用紙）の移動通路に直角な走査方向に移動する
キャリッジ上に取り付けられている。印刷ヘッドの各行
走査の後、記録媒体が送られ、再び、印刷ヘッドは記録
媒体を横切って走査される。 Xerox 4004 プリンタ、Ca
non Bubble Jet プリンタ、および Hewlett Packard D
eskJet プリンタなどのプリンタはすべて走査印刷ヘッ
ド方式を用いている。４つの印刷ヘッドで構成したカラ
ー走査印刷バーが、米国特許第Ｒｅ．３２，５７２号に
開示されている。
タは走査型であり、一般に幅１インチ以下の複数のイン
ク噴出ノズルをもつ印刷ヘッドモジュールが記録媒体
（例えば用紙）の移動通路に直角な走査方向に移動する
キャリッジ上に取り付けられている。印刷ヘッドの各行
走査の後、記録媒体が送られ、再び、印刷ヘッドは記録
媒体を横切って走査される。 Xerox 4004 プリンタ、Ca
non Bubble Jet プリンタ、および Hewlett Packard D
eskJet プリンタなどのプリンタはすべて走査印刷ヘッ
ド方式を用いている。４つの印刷ヘッドで構成したカラ
ー走査印刷バーが、米国特許第Ｒｅ．３２，５７２号に
開示されている。
【０００４】走査型プリンタの場合、キャリッジの行走
査中に記録される記録スワース（記録区画）の長さ（高
さ）を増すために、単一基板に２個またはそれ以上のダ
イ組立体を組み付けることが望ましい。そのような走査
印刷ヘッド方式は黒またはカラー印刷の処理量を増すこ
とができる。上記米国特許第Ｒｅ．３２，５７２号にお
いては、印刷ヘッドの各ダイ組立体は別個の基板に配置
されている。別個の基板をもつ複数の印刷ヘッドは互い
に一直線に並べることが困難であり、また一直線に並べ
た後も正確なアライメントを維持することが困難であ
る。従って、共通基板に２個、３個、または４個のダイ
組立体を組み付けて、記録スワースの長さを増すことが
望ましい。製造上の見地から、チャンネルのシームレス
配列を得ること（例えば、一のダイ組立体の最後のチャ
ンネルを、隣接するダイ組立体の最初のチャンネルから
確実に等しい間隔をおいて配置すること）は非常に困難
である。典型的な製造手順では、平坦な基板の真っ直ぐ
な前縁に沿って２個またはそれ以上の印刷ヘッドダイ組
立体を接着する。しかし、ダイ組立体は、一般にダイの
縁まで延びているマーキング（記録）トランスデューサ
を持っていない。
査中に記録される記録スワース（記録区画）の長さ（高
さ）を増すために、単一基板に２個またはそれ以上のダ
イ組立体を組み付けることが望ましい。そのような走査
印刷ヘッド方式は黒またはカラー印刷の処理量を増すこ
とができる。上記米国特許第Ｒｅ．３２，５７２号にお
いては、印刷ヘッドの各ダイ組立体は別個の基板に配置
されている。別個の基板をもつ複数の印刷ヘッドは互い
に一直線に並べることが困難であり、また一直線に並べ
た後も正確なアライメントを維持することが困難であ
る。従って、共通基板に２個、３個、または４個のダイ
組立体を組み付けて、記録スワースの長さを増すことが
望ましい。製造上の見地から、チャンネルのシームレス
配列を得ること（例えば、一のダイ組立体の最後のチャ
ンネルを、隣接するダイ組立体の最初のチャンネルから
確実に等しい間隔をおいて配置すること）は非常に困難
である。典型的な製造手順では、平坦な基板の真っ直ぐ
な前縁に沿って２個またはそれ以上の印刷ヘッドダイ組
立体を接着する。しかし、ダイ組立体は、一般にダイの
縁まで延びているマーキング（記録）トランスデューサ
を持っていない。
【０００５】重複ノズル配置（ノズル間の正確な間隔を
可能にする）を得るために、共通基板にダイ組立体を、
スタガー配列（ジグザグ配列）に取り付けることは知ら
れている。米国特許第５，１６０，９４５号は、この方
法をページ幅印刷ヘッドの製作に用いている。
可能にする）を得るために、共通基板にダイ組立体を、
スタガー配列（ジグザグ配列）に取り付けることは知ら
れている。米国特許第５，１６０，９４５号は、この方
法をページ幅印刷ヘッドの製作に用いている。
【０００６】米国特許出願第０８／３１６，３３９号
は、共通基板に複数のダイ組立体を組み付けた印刷ヘッ
ドを有する走査型プリンタを開示している。ダイ組立体
は、各ダイ組立体のノズル配列の長さの或る倍数だけ互
いに間隔をおいて配置されている。言い換えると、ダイ
組立体は互いに接合していなく、またダイ組立体の長さ
だけ間隔があいていないが、動作ノズル群の長さ（アク
ティブな印刷長さ）またはその倍数だけ間隔があいてい
る。
は、共通基板に複数のダイ組立体を組み付けた印刷ヘッ
ドを有する走査型プリンタを開示している。ダイ組立体
は、各ダイ組立体のノズル配列の長さの或る倍数だけ互
いに間隔をおいて配置されている。言い換えると、ダイ
組立体は互いに接合していなく、またダイ組立体の長さ
だけ間隔があいていないが、動作ノズル群の長さ（アク
ティブな印刷長さ）またはその倍数だけ間隔があいてい
る。
【０００７】上記の米国特許出願に開示された方式の欠
点は、印刷区域が長くなり、平坦な記録区域を維持する
難しさが増すので望ましくないことである。書込み印刷
ヘッドの長さが増したことに起因する１つの欠点は、熱
膨張の影響が増した長さに比例することである。
点は、印刷区域が長くなり、平坦な記録区域を維持する
難しさが増すので望ましくないことである。書込み印刷
ヘッドの長さが増したことに起因する１つの欠点は、熱
膨張の影響が増した長さに比例することである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第１の目的
は、単一ダイ組立体を使用して達成することができる印
刷処理量に比べて、高い印刷処理量と広いスワースをも
つ走査型印刷ヘッドを提供することである。
は、単一ダイ組立体を使用して達成することができる印
刷処理量に比べて、高い印刷処理量と広いスワースをも
つ走査型印刷ヘッドを提供することである。
【０００９】本発明の第２の目的は、印刷ヘッドを構成
する別個のダイ組立体の熱膨張の影響を低減することで
ある。
する別個のダイ組立体の熱膨張の影響を低減することで
ある。
【００１０】本発明の第３の目的は、それぞれのダイ組
立体のアライメントを容易にすることである。
立体のアライメントを容易にすることである。
【００１１】本発明の第４の目的は、平坦な記録区域を
維持することに関して最適な長さをもつ印刷スワースを
提供することである。
維持することに関して最適な長さをもつ印刷スワースを
提供することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記の諸目的を達成し、
かつ上に述べた欠点を解決するため、本発明の実施例に
従って、走査キャリッジが往復運動をする第１方向と直
角な方向にダイ組立体が互いに隣接するように共通基板
に組み付けられた複数のダイ組立体を有する印刷ヘッド
が走査キャリッジ上に取り付けられている。ダイ組立体
は第１方向と直角な方向に互いに隣接した、記録媒体の
情報のスワースを同時に印刷する。各ダイ組立体は、そ
の第１端の近くから第２端の近くまで延びた一列のノズ
ルを有する。
かつ上に述べた欠点を解決するため、本発明の実施例に
従って、走査キャリッジが往復運動をする第１方向と直
角な方向にダイ組立体が互いに隣接するように共通基板
に組み付けられた複数のダイ組立体を有する印刷ヘッド
が走査キャリッジ上に取り付けられている。ダイ組立体
は第１方向と直角な方向に互いに隣接した、記録媒体の
情報のスワースを同時に印刷する。各ダイ組立体は、そ
の第１端の近くから第２端の近くまで延びた一列のノズ
ルを有する。
【００１３】記録スワースの全長は各ダイ組立体から生
じた印刷スワースの総和である。本発明の目的のため、
ダイ組立体は突き合わせられない、すなわちダイ組立体
の最後の機能ノズルから近い端までの距離がノズル間隔
より大きいものとしてある。本発明に従って、隣接する
ダイ組立体の隣接する機能ノズルが各ダイ組立体のアク
ティブ印刷長さより短い距離だけ離れるように、各ダイ
組立体はある距離だけ間隔があいている。一般例とし
て、１つのダイ組立体は、Ｎ個のノズルを有し、黒を記
録する。隣接するダイ組立体は、３つのノズル群を有
し、各ノズル群は、Ｎ／３個のノズルを有し、１つのカ
ラーに関連付けられている。アクティブな印刷長さはＮ
Ｄ（Ｎはノズル個数、Ｄはノズルピッチ距離（一般に１
／３００インチ））である。２つのダイ組立体上の隣接
するアクティブノズルは、ノズル群のアクティブ長さ
（例えばＮＤ／３）に等しい距離だけ離れている。この
一般的な原理は、カラープリンタに適した最適の幅の広
い印刷長さを提供すると同時に、従来の装置（隣接する
ノズルは少なくとも全アクティブ印刷長さまたはその倍
数だけ離れている）のより大きな印刷長さに対する熱膨
張の影響を最小にし、かつ記録媒体上の記録区域を確実
に平坦な状態に維持するため前記印刷長さを最小にする
概念を明らかにしている。
じた印刷スワースの総和である。本発明の目的のため、
ダイ組立体は突き合わせられない、すなわちダイ組立体
の最後の機能ノズルから近い端までの距離がノズル間隔
より大きいものとしてある。本発明に従って、隣接する
ダイ組立体の隣接する機能ノズルが各ダイ組立体のアク
ティブ印刷長さより短い距離だけ離れるように、各ダイ
組立体はある距離だけ間隔があいている。一般例とし
て、１つのダイ組立体は、Ｎ個のノズルを有し、黒を記
録する。隣接するダイ組立体は、３つのノズル群を有
し、各ノズル群は、Ｎ／３個のノズルを有し、１つのカ
ラーに関連付けられている。アクティブな印刷長さはＮ
Ｄ（Ｎはノズル個数、Ｄはノズルピッチ距離（一般に１
／３００インチ））である。２つのダイ組立体上の隣接
するアクティブノズルは、ノズル群のアクティブ長さ
（例えばＮＤ／３）に等しい距離だけ離れている。この
一般的な原理は、カラープリンタに適した最適の幅の広
い印刷長さを提供すると同時に、従来の装置（隣接する
ノズルは少なくとも全アクティブ印刷長さまたはその倍
数だけ離れている）のより大きな印刷長さに対する熱膨
張の影響を最小にし、かつ記録媒体上の記録区域を確実
に平坦な状態に維持するため前記印刷長さを最小にする
概念を明らかにしている。
【００１４】この同一直線上に間隔をあけたダイ組立体
の配置は多目的に使用できる印刷バーを生み出す。この
配置により、単一印刷バー上のダイ組立体は異なる機能
を実行すること（例えば異なるカラーを印刷すること、
または解像度を高めること）ができる。オプションとし
て、例えば単色印刷または作図の処理量を増加させるた
め、ダイ組立体は同じ印刷機能を持つことができる。
の配置は多目的に使用できる印刷バーを生み出す。この
配置により、単一印刷バー上のダイ組立体は異なる機能
を実行すること（例えば異なるカラーを印刷すること、
または解像度を高めること）ができる。オプションとし
て、例えば単色印刷または作図の処理量を増加させるた
め、ダイ組立体は同じ印刷機能を持つことができる。
【００１５】カラー印刷の場合、本発明の実施例に係る
間隔をあけたダイ組立体の配置は、いくつかの利点を有
する。第１に、接合したダイ組立体に比べて、ダイ組立
体を間隔をあけて配置すると、印刷ヘッドのノズル面で
カラーインクが混ざる機会が減る。他に、ダイ組立体間
の間隔は、ダイ組立体が前に印刷した領域の上に直ちに
印刷しないで、スワースの間に一定の乾燥時間を与える
ので、色が混ざる傾向が抑制される。従って、色が混ざ
って印刷の品質が低下するのを防止する。
間隔をあけたダイ組立体の配置は、いくつかの利点を有
する。第１に、接合したダイ組立体に比べて、ダイ組立
体を間隔をあけて配置すると、印刷ヘッドのノズル面で
カラーインクが混ざる機会が減る。他に、ダイ組立体間
の間隔は、ダイ組立体が前に印刷した領域の上に直ちに
印刷しないで、スワースの間に一定の乾燥時間を与える
ので、色が混ざる傾向が抑制される。従って、色が混ざ
って印刷の品質が低下するのを防止する。
【００１６】印刷ヘッドは、例えば、記録媒体（例えば
用紙）の表面を横切って往復運動をするように構成した
インクジェットプリンタのキャリッジに取り付けること
ができる。複数のダイ組立体が情報のスワースを印刷す
るたびに、用紙は所定の距離だけステップ送りされる。
印刷ヘッドの各ダイ組立体のノズル孔の配列は、記録媒
体の移動方向に対しほぼ平行であり、またキャリッジの
移動方向に対しほぼ直角である。
用紙）の表面を横切って往復運動をするように構成した
インクジェットプリンタのキャリッジに取り付けること
ができる。複数のダイ組立体が情報のスワースを印刷す
るたびに、用紙は所定の距離だけステップ送りされる。
印刷ヘッドの各ダイ組立体のノズル孔の配列は、記録媒
体の移動方向に対しほぼ平行であり、またキャリッジの
移動方向に対しほぼ直角である。
【００１７】記録媒体を横切って走査される単一基板に
接着した多数のダイ組立体から成る印刷ヘッドの構造
は、使用する用紙サイズが標準用紙サイズより大きなプ
ロッタに特にうまく適合する。この用途の場合、各ダイ
組立体が用紙全体に印刷するのに必要なオーバースキャ
ン長さは用紙サイズに比べて短い。
接着した多数のダイ組立体から成る印刷ヘッドの構造
は、使用する用紙サイズが標準用紙サイズより大きなプ
ロッタに特にうまく適合する。この用途の場合、各ダイ
組立体が用紙全体に印刷するのに必要なオーバースキャ
ン長さは用紙サイズに比べて短い。
【００１８】さらに、同一直線上に間隔をあけたダイ組
立体の配置は迅速な単色印刷を可能にする。例えば、同
一直線上に４個のダイ組立体を配置した印刷バーは、同
じ走査速度で４倍の印刷処理量を有する。同一直線配置
の４ダイ印刷バーの迅速単色モードでは、４個のダイ組
立体がスワースを同時に印刷するからである。
立体の配置は迅速な単色印刷を可能にする。例えば、同
一直線上に４個のダイ組立体を配置した印刷バーは、同
じ走査速度で４倍の印刷処理量を有する。同一直線配置
の４ダイ印刷バーの迅速単色モードでは、４個のダイ組
立体がスワースを同時に印刷するからである。
【００１９】より詳しく述べると、本発明は、第１方向
に往復運動をするように取り付けられた走査キャリッジ
と、前記走査キャリッジに取り付けられた、以下の特徴
を有する印刷ヘッドを備えたインクジェット印刷装置で
ある。前記印刷ヘッドは基板と前記基板に取り付けられ
た複数のダイ組立体とから成り、各ダイ組立体は、同一
のアクティブな印刷長さＮＤ（Ｎはノズル数、Ｄはノズ
ルピッチ）をもつＮ個のノズルの配列を有する。前記ダ
イ組立体は、走査キャリッジが前記第１方向に移動する
とき、前記第１方向に対しほぼ直角な方向に互いに隣接
して、記録媒体の情報のスワースを同時に印刷するた
め、前記第１方向に対しほぼ直角な方向に互いに隣接し
て基板に取り付けられている。隣接するダイ組立体の隣
接する機能ノズルはアクティブ印刷長さＮＤより短い距
離Ｓだけ離れている。
に往復運動をするように取り付けられた走査キャリッジ
と、前記走査キャリッジに取り付けられた、以下の特徴
を有する印刷ヘッドを備えたインクジェット印刷装置で
ある。前記印刷ヘッドは基板と前記基板に取り付けられ
た複数のダイ組立体とから成り、各ダイ組立体は、同一
のアクティブな印刷長さＮＤ（Ｎはノズル数、Ｄはノズ
ルピッチ）をもつＮ個のノズルの配列を有する。前記ダ
イ組立体は、走査キャリッジが前記第１方向に移動する
とき、前記第１方向に対しほぼ直角な方向に互いに隣接
して、記録媒体の情報のスワースを同時に印刷するた
め、前記第１方向に対しほぼ直角な方向に互いに隣接し
て基板に取り付けられている。隣接するダイ組立体の隣
接する機能ノズルはアクティブ印刷長さＮＤより短い距
離Ｓだけ離れている。
【００２０】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を詳しく説
明する。諸図面を通じて、同様な構成要素は同じ参照番
号で示してある。
明する。諸図面を通じて、同様な構成要素は同じ参照番
号で示してある。
【００２１】発明の詳細な説明および特許請求の範囲に
記載したサーマルインクジェット印刷装置は、プロッ
タ、複写機、プリンタ、ラベラー、およびファクシミリ
を含む（しかし、これらに限定されない）、すべてのイ
ンクジェットマーキング装置を包含している。
記載したサーマルインクジェット印刷装置は、プロッ
タ、複写機、プリンタ、ラベラー、およびファクシミリ
を含む（しかし、これらに限定されない）、すべてのイ
ンクジェットマーキング装置を包含している。
【００２２】以下、同一直線上に間隔をあけて２個のダ
イ組立体を基板上に配置した第１実施例について説明す
る。しかし、発明がこの実施例に限定されないことは明
らかになるであろう。例えば、３個、４個、またはそれ
以上のダイ組立体を共通基板上に配置することができ
る。印刷装置は単色または多色（例えばハイライトカラ
ー（通常は黒と赤、緑、または青）またはプロセスカラ
ー（シアン、マゼンタ、イエロー、および黒）で印刷す
ることができる。本発明は、さらに、熱エネルギーを使
用してインク滴の噴出を制御するインクジェット印刷装
置以外のインクジェット印刷装置にも適用できる。例え
ば、インク滴を連続的に噴射し、静電気的にインク滴を
偏向させて像受容体に向け、またはそらす装置を使用す
ることができる。さらに、好ましい実施例は「サイドシ
ュータ」構造として知られる構造をもつダイ組立体を使
用しているが、本発明は「ルーフシュータ」構造を使用
するプリンタにも同様に適用できる。本発明の特徴とな
るアイデアは、同一基板上のダイ組立体の共面アレイで
ある。１個またはそれ以上のダイ組立体は潜在的に異な
る機能を有する（例えば異なるカラーインクまたは異な
るサイズのスポットを噴出するように構成できる）。ま
た隣接するダイ組立体の隣接するノズルはアクティブ印
刷長さより短い距離だけ離れている。
イ組立体を基板上に配置した第１実施例について説明す
る。しかし、発明がこの実施例に限定されないことは明
らかになるであろう。例えば、３個、４個、またはそれ
以上のダイ組立体を共通基板上に配置することができ
る。印刷装置は単色または多色（例えばハイライトカラ
ー（通常は黒と赤、緑、または青）またはプロセスカラ
ー（シアン、マゼンタ、イエロー、および黒）で印刷す
ることができる。本発明は、さらに、熱エネルギーを使
用してインク滴の噴出を制御するインクジェット印刷装
置以外のインクジェット印刷装置にも適用できる。例え
ば、インク滴を連続的に噴射し、静電気的にインク滴を
偏向させて像受容体に向け、またはそらす装置を使用す
ることができる。さらに、好ましい実施例は「サイドシ
ュータ」構造として知られる構造をもつダイ組立体を使
用しているが、本発明は「ルーフシュータ」構造を使用
するプリンタにも同様に適用できる。本発明の特徴とな
るアイデアは、同一基板上のダイ組立体の共面アレイで
ある。１個またはそれ以上のダイ組立体は潜在的に異な
る機能を有する（例えば異なるカラーインクまたは異な
るサイズのスポットを噴出するように構成できる）。ま
た隣接するダイ組立体の隣接するノズルはアクティブ印
刷長さより短い距離だけ離れている。
【００２３】図１に、キャリッジ型インクジェット印刷
装置８を示す。インクジェット印刷装置８は本発明の好
ましい一実施例に係る印刷ヘッド１０を備えている。イ
ンク供給カートリッジ１２はガイドレール１５上で矢印
１３の方向に前後に往復運動をする往復キャリッジ１４
に取付けられている。印刷ヘッド１０は、基板１６と、
その上に取り付けられた２個のダイ組立体１９，２０
（図２）から成る。
装置８を示す。インクジェット印刷装置８は本発明の好
ましい一実施例に係る印刷ヘッド１０を備えている。イ
ンク供給カートリッジ１２はガイドレール１５上で矢印
１３の方向に前後に往復運動をする往復キャリッジ１４
に取付けられている。印刷ヘッド１０は、基板１６と、
その上に取り付けられた２個のダイ組立体１９，２０
（図２）から成る。
【００２４】基板１６はシリコン（ダイ組立体にとって
好ましい材料である）、窒化アルミニウム、または黒鉛
などの低膨張材料から作ることができる。２個のダイ組
立体１９，２０（図２）は離れている（互いに直接当接
していない）ので、基板１６は、ダイ組立体の材料の熱
膨張率とは異なる熱膨張率をもつ材料で作ることができ
る。例えば、銅やアルミニウムなどの金属は優れたヒー
トシンク性と熱伝導性を有する。ダイ組立体１９，２０
は、銀含有エポキシなどの接着剤を用いて基板１６に直
接接着することができる。次に図２および図３を参照し
て説明する。各ダイ組立体１９，２０はそれぞれ前面
（ノズル面）１９Ａ，２０Ａを有する。この実施例の場
合、ダイ組立体１９の前面１９ＡはＮ個の機能ノズル３
０の配列を有する。ノズル間ピッチ距離はＤである。ダ
イ組立体１９のアクティブ印刷長さはＮＤであり、記録
媒体２１上に、黒インクのスワース（区画）をもたらす
（図１）。前面２０Ａをもつダイ組立体２０は３つのノ
ズルセグメント２２，２４，２６に区分されており、各
セグメントは、Ｎ／３個の機能ノズル３０の配列を有
し、それぞれ記録媒体２１上にシアン、マゼンタ、およ
びイエローインクのスワースを印刷する。Ｎ／３個の機
能ノズル３０の各配列は１／３アクティブダイ長さすな
わちＮＤ／３である。従って、基板１６上のダイ組立体
１９，２０はカラー印刷ヘッド１０を構成している。イ
ンクは、カートリッジ１２（図１）によって印刷ヘッド
１０へ供給される。周知のように、カートリッジ１２に
は、通常のやり方で印刷ヘッドノズルへ供給するカラー
インクの複数（本実施例では４個）のリザーバが入って
いる。米国特許第４，８２９，３２４号、および米国特
許第４，９６１，２８１号に、カートリッジから印刷ヘ
ッドへのインクの流れが記載されている。
好ましい材料である）、窒化アルミニウム、または黒鉛
などの低膨張材料から作ることができる。２個のダイ組
立体１９，２０（図２）は離れている（互いに直接当接
していない）ので、基板１６は、ダイ組立体の材料の熱
膨張率とは異なる熱膨張率をもつ材料で作ることができ
る。例えば、銅やアルミニウムなどの金属は優れたヒー
トシンク性と熱伝導性を有する。ダイ組立体１９，２０
は、銀含有エポキシなどの接着剤を用いて基板１６に直
接接着することができる。次に図２および図３を参照し
て説明する。各ダイ組立体１９，２０はそれぞれ前面
（ノズル面）１９Ａ，２０Ａを有する。この実施例の場
合、ダイ組立体１９の前面１９ＡはＮ個の機能ノズル３
０の配列を有する。ノズル間ピッチ距離はＤである。ダ
イ組立体１９のアクティブ印刷長さはＮＤであり、記録
媒体２１上に、黒インクのスワース（区画）をもたらす
（図１）。前面２０Ａをもつダイ組立体２０は３つのノ
ズルセグメント２２，２４，２６に区分されており、各
セグメントは、Ｎ／３個の機能ノズル３０の配列を有
し、それぞれ記録媒体２１上にシアン、マゼンタ、およ
びイエローインクのスワースを印刷する。Ｎ／３個の機
能ノズル３０の各配列は１／３アクティブダイ長さすな
わちＮＤ／３である。従って、基板１６上のダイ組立体
１９，２０はカラー印刷ヘッド１０を構成している。イ
ンクは、カートリッジ１２（図１）によって印刷ヘッド
１０へ供給される。周知のように、カートリッジ１２に
は、通常のやり方で印刷ヘッドノズルへ供給するカラー
インクの複数（本実施例では４個）のリザーバが入って
いる。米国特許第４，８２９，３２４号、および米国特
許第４，９６１，２８１号に、カートリッジから印刷ヘ
ッドへのインクの流れが記載されている。
【００２５】具体的な例として、図３に示した印刷ヘッ
ド１０の場合、Ｎ＝１２０である。ダイ組立体２０のセ
グメント２２，２４及び２６の各アクティブなダイ長さ
は、ＮＤ／３すなわち４０Ｄである。本発明に従って、
ダイ組立体１９の最も近い隣接する機能ノズル（ノズル
３０(120) ）がアクティブ印刷長さより短い距離だけダ
イ組立体２０の最初の機能ノズル（ノズル３０Ａ(1) ）
から間隔があいているように、ダイ組立体１９，２０は
互いに離して配置されている。この実施例の場合、ダイ
組立体１９の最後のノズル（ノズル３０(120) ）はセグ
メント２２の最初の機能ノズル（ノズル３０Ａ(1) ）か
ら４０Ｄ／３の距離だけ間隔があいている。隣接するダ
イ組立体の最後ノズルと最初のノズルの間のこの距離
は、説明のため図３に間隔Ｓとして示したが、Ｓ＝ＮＤ
／３であることが判る。
ド１０の場合、Ｎ＝１２０である。ダイ組立体２０のセ
グメント２２，２４及び２６の各アクティブなダイ長さ
は、ＮＤ／３すなわち４０Ｄである。本発明に従って、
ダイ組立体１９の最も近い隣接する機能ノズル（ノズル
３０(120) ）がアクティブ印刷長さより短い距離だけダ
イ組立体２０の最初の機能ノズル（ノズル３０Ａ(1) ）
から間隔があいているように、ダイ組立体１９，２０は
互いに離して配置されている。この実施例の場合、ダイ
組立体１９の最後のノズル（ノズル３０(120) ）はセグ
メント２２の最初の機能ノズル（ノズル３０Ａ(1) ）か
ら４０Ｄ／３の距離だけ間隔があいている。隣接するダ
イ組立体の最後ノズルと最初のノズルの間のこの距離
は、説明のため図３に間隔Ｓとして示したが、Ｓ＝ＮＤ
／３であることが判る。
【００２６】図１を参照すると、動作中およびカラー文
書を印刷するとき、キャリッジ１４による単一記録移動
の間に、印刷ヘッド１０が４つのスワースを印刷するこ
とは理解されるであろう。Ｎ＝１２０の場合は、図３に
おいて、各スワースは４０ノズル（ＮＤ／３）の高さと
間隔Ｓを有するであろう。各キャリッジ記録走査後の用
紙のステップ送り量はＮＤ／３すなわち４０Ｄの間隔に
なるであろう。黒色印刷は１２０個のノズル３０の１／
３を使用して行われるので、遅速乾燥性黒インクを迅速
乾燥性カラーインクと組み合わせて使用して、色混じり
の無い、向上した品質の黒色印刷物を得ることができ
る。
書を印刷するとき、キャリッジ１４による単一記録移動
の間に、印刷ヘッド１０が４つのスワースを印刷するこ
とは理解されるであろう。Ｎ＝１２０の場合は、図３に
おいて、各スワースは４０ノズル（ＮＤ／３）の高さと
間隔Ｓを有するであろう。各キャリッジ記録走査後の用
紙のステップ送り量はＮＤ／３すなわち４０Ｄの間隔に
なるであろう。黒色印刷は１２０個のノズル３０の１／
３を使用して行われるので、遅速乾燥性黒インクを迅速
乾燥性カラーインクと組み合わせて使用して、色混じり
の無い、向上した品質の黒色印刷物を得ることができ
る。
【００２７】ノズルからインクを噴出させるため使用し
たパルス発生回路は、引用特許文献に記載されている通
常のものである。印刷装置コントローラ（図示せず）
は、受け取ったディジタル信号に応じて、印刷ヘッドの
ノズル孔から所定の距離に配置された個々の抵抗性加熱
素子（図示せず）を電流パルスで選択的にアドレスする
ことによって一列のノズル３０，３０Ａ，３０Ｂ，３０
Ｃの孔からインク滴を記録媒体に向けて噴出させる。電
流パルスは抵抗性加熱素子の温度を上昇させ、抵抗性加
熱素子に接しているインクを蒸発させて一時的に気泡を
発生させ、チャンネル孔からインク滴を噴出させる。
たパルス発生回路は、引用特許文献に記載されている通
常のものである。印刷装置コントローラ（図示せず）
は、受け取ったディジタル信号に応じて、印刷ヘッドの
ノズル孔から所定の距離に配置された個々の抵抗性加熱
素子（図示せず）を電流パルスで選択的にアドレスする
ことによって一列のノズル３０，３０Ａ，３０Ｂ，３０
Ｃの孔からインク滴を記録媒体に向けて噴出させる。電
流パルスは抵抗性加熱素子の温度を上昇させ、抵抗性加
熱素子に接しているインクを蒸発させて一時的に気泡を
発生させ、チャンネル孔からインク滴を噴出させる。
【００２８】図１〜図３の実施例は、さらに、単色
（黒）文書を印刷するのに使用することができるであろ
う。その場合、記録媒体のステップ送り量は１２０ノズ
ルの完全なアクティブ印刷長さＬであるので、処理量が
大きくなる。
（黒）文書を印刷するのに使用することができるであろ
う。その場合、記録媒体のステップ送り量は１２０ノズ
ルの完全なアクティブ印刷長さＬであるので、処理量が
大きくなる。
【００２９】上記の第１実施例の説明は、本発明の一般
的原理、すなわち複数のダイ組立体を接合せずに共通の
基板に接着すること、ダイ組立体を離す実際の距離は各
ダイ組立体の隣接する機能ノズル間の距離の関数であ
り、その距離はアクティブダイ長さより短いことを明ら
かにしている。本発明の目的に矛盾しないいろいろな修
正物が考えられる。図４に、特定のノズルから発生する
印刷欠陥をランダム化するため使用できる本発明の変更
態様を示す。この実施例の場合は、印刷ヘッドの異なる
セクションから相補形チェッカーボードパターンを使用
して、像を印刷することができる。距離ＳはＮＤ／６に
等しく、各記録スワースの後、用紙は距離ＮＤ／６だけ
送られる。
的原理、すなわち複数のダイ組立体を接合せずに共通の
基板に接着すること、ダイ組立体を離す実際の距離は各
ダイ組立体の隣接する機能ノズル間の距離の関数であ
り、その距離はアクティブダイ長さより短いことを明ら
かにしている。本発明の目的に矛盾しないいろいろな修
正物が考えられる。図４に、特定のノズルから発生する
印刷欠陥をランダム化するため使用できる本発明の変更
態様を示す。この実施例の場合は、印刷ヘッドの異なる
セクションから相補形チェッカーボードパターンを使用
して、像を印刷することができる。距離ＳはＮＤ／６に
等しく、各記録スワースの後、用紙は距離ＮＤ／６だけ
送られる。
【００３０】図５は、図３の実施例に似た実施例を示し
ており、隣接するノズルセグメント２２，２４の間に２
つの非印刷スペース（距離ｐ）が形成されるように印刷
ヘッド１０′が作られている点で図３の実施例と違って
いる。それらの非印刷スペース（一般に長さが１〜４ノ
ズルピッチ）は、印刷ヘッド１０′の前面でカラーイン
クが混ざるのを最小にし、カラー境界に近いノズルが互
いに汚染するのを防止する。この実施例の場合、最適の
間隔Ｓ′は非印刷スペースｐを埋めるために選択した画
素印刷アルゴリズムによって決まるであろう。
ており、隣接するノズルセグメント２２，２４の間に２
つの非印刷スペース（距離ｐ）が形成されるように印刷
ヘッド１０′が作られている点で図３の実施例と違って
いる。それらの非印刷スペース（一般に長さが１〜４ノ
ズルピッチ）は、印刷ヘッド１０′の前面でカラーイン
クが混ざるのを最小にし、カラー境界に近いノズルが互
いに汚染するのを防止する。この実施例の場合、最適の
間隔Ｓ′は非印刷スペースｐを埋めるために選択した画
素印刷アルゴリズムによって決まるであろう。
【００３１】図６に、遅速乾燥性黒インクと迅速乾燥性
カラーインクの両方を用いることが望ましい用途に使用
できる実施例を示す。印刷ヘッド４０は、遅速乾燥性黒
インクを印刷するため１２８個のノズルとアクティブ印
刷長さ１２８Ｄをもつダイ組立体１９′を有する。また
ダイ組立体２０′は、各セグメントがそれぞれより迅速
乾燥性ブラック、シアン、マゼンタ、マゼンタ、および
イエローインクを印刷する３２個のアクティブノズルを
もつ４個のノズルセグメント４２，４４，４６，４８を
有する。この実施例の場合、Ｓ＝ＮＤ／４＝３２Ｄであ
る。
カラーインクの両方を用いることが望ましい用途に使用
できる実施例を示す。印刷ヘッド４０は、遅速乾燥性黒
インクを印刷するため１２８個のノズルとアクティブ印
刷長さ１２８Ｄをもつダイ組立体１９′を有する。また
ダイ組立体２０′は、各セグメントがそれぞれより迅速
乾燥性ブラック、シアン、マゼンタ、マゼンタ、および
イエローインクを印刷する３２個のアクティブノズルを
もつ４個のノズルセグメント４２，４４，４６，４８を
有する。この実施例の場合、Ｓ＝ＮＤ／４＝３２Ｄであ
る。
【００３２】図７に、図３の別の変更態様を示す。印刷
ヘッド１０″の場合、両ダイ組立体１９″，２０″は分
割されており、カラーの１つがダイ組立体１９″へ移さ
れている。ダイ組立体１９″は２つのセグメント５０，
５２で構成されている。セグメント５０は黒インクで記
録する６０個のノズルを有し、セグメント５２はシアン
インクで記録する６０個のノズルを有する。ダイ組立体
２０″は２つのセグメント６０，６２で構成されてい
る。セグメント６０はマゼンタインクで記録する６０個
のノズルを有し、セグメント６２はイエローインクで記
録する６０個のノズルを有する。この実施例の場合、Ｓ
＝ＮＤ／２＝６０Ｄである。
ヘッド１０″の場合、両ダイ組立体１９″，２０″は分
割されており、カラーの１つがダイ組立体１９″へ移さ
れている。ダイ組立体１９″は２つのセグメント５０，
５２で構成されている。セグメント５０は黒インクで記
録する６０個のノズルを有し、セグメント５２はシアン
インクで記録する６０個のノズルを有する。ダイ組立体
２０″は２つのセグメント６０，６２で構成されてい
る。セグメント６０はマゼンタインクで記録する６０個
のノズルを有し、セグメント６２はイエローインクで記
録する６０個のノズルを有する。この実施例の場合、Ｓ
＝ＮＤ／２＝６０Ｄである。
【００３３】図８に、本発明の更に別の実施例を示す。
画素印刷アルゴリズムと組み合わせて解像度を高めるた
めに、長さＳは短い距離だけオフセットさせてある。
画素印刷アルゴリズムと組み合わせて解像度を高めるた
めに、長さＳは短い距離だけオフセットさせてある。
【００３４】印刷ヘッド７０は、基板１６に取り付けた
２個のダイ組立体７１，７２で構成されている。ダイ組
立体７１，７２はそれぞれ、３００ｓｐｉの解像度で黒
インクを印刷する１２８個のノズルとアクティブ印刷長
さ１２８Ｄを有する。この実施例の場合、間隔長さＳは
短い距離ｄ1 （この実施例の場合、Ｄ／２すなわち１／
６００インチ）だけオフセットしたＮＤ／２（６４Ｄ）
である。この実施例で単色で６００ｓｐｉの印刷を実現
するため、次の記録媒体ステップ送りと印刷方法を用い
ている。最初の左から右へのパスにおいて、用紙を通過
する第１ダイ組立体の前半分で画素を印刷する。詳しく
述べると、３００ｓｐｉタイミング・フェンス（または
エンコーダ）からのタイミングパルスに一致する走査方
向に沿った位置に対応する画素を印刷する。そのあと用
紙をアクティブダイ長さ（ＮＤ／２＝Ｓ）の半分だけス
テップ送りする。１２８ノズルの３００ｓｐｉ印刷ヘッ
ドの場合、これは０．２１３３″に相当するであろう。
最初の右から左へのパスにおいて、ダイ組立体７２のす
べてのチャンネルで印刷するが、内挿した３００ｓｐｉ
タイミングフェンスからのパルス（すなわち走査方向に
１／６００インチだけオフセットしている）に対応する
画素を印刷する。そのあと用紙をアクティブダイ長さの
半分だけステップ送りする。第２の左から右へのパスに
おいて、３００ｓｐｉタイミングフェンスからのパルス
に対応するダイ組立体７２のすべてのチャンネルを用い
て印刷する。この時点で、２個のダイ組立体間の空スペ
ースは用紙の上にある。用紙をアクティブダイ長さＮＤ
／２の半分だけステップ送りする。第２の右から左への
パスにおいて、ダイ組立体７２のすべてのチャンネルと
ダイ組立体７１（１／６００″だけ配列方向に沿ってオ
フセットしている）の最初の半分のチャンネルで印刷す
る。内挿した３００ｓｐｉタイミングフェンスのパルス
に対応する画素を印刷する。そのあと用紙をアクティブ
ダイ長さの半分だけステップ送りする。第３の左から右
へのパスにおいて、両ダイ組立体７１，７２のすべての
チャンネルで印刷し、タイミングフェンスのパルスに対
応して、それらのタイミングをとる。ページの残部につ
いて、この同じやり方を続行する。ページの終わりに、
同様なやり方で用紙をダイ組立体を越えてステップ送り
したらダイ組立体の半分による印刷を終了する。この方
式の場合、必要な用紙ステップ送りは１単位だけである
ことを留意されたい。
２個のダイ組立体７１，７２で構成されている。ダイ組
立体７１，７２はそれぞれ、３００ｓｐｉの解像度で黒
インクを印刷する１２８個のノズルとアクティブ印刷長
さ１２８Ｄを有する。この実施例の場合、間隔長さＳは
短い距離ｄ1 （この実施例の場合、Ｄ／２すなわち１／
６００インチ）だけオフセットしたＮＤ／２（６４Ｄ）
である。この実施例で単色で６００ｓｐｉの印刷を実現
するため、次の記録媒体ステップ送りと印刷方法を用い
ている。最初の左から右へのパスにおいて、用紙を通過
する第１ダイ組立体の前半分で画素を印刷する。詳しく
述べると、３００ｓｐｉタイミング・フェンス（または
エンコーダ）からのタイミングパルスに一致する走査方
向に沿った位置に対応する画素を印刷する。そのあと用
紙をアクティブダイ長さ（ＮＤ／２＝Ｓ）の半分だけス
テップ送りする。１２８ノズルの３００ｓｐｉ印刷ヘッ
ドの場合、これは０．２１３３″に相当するであろう。
最初の右から左へのパスにおいて、ダイ組立体７２のす
べてのチャンネルで印刷するが、内挿した３００ｓｐｉ
タイミングフェンスからのパルス（すなわち走査方向に
１／６００インチだけオフセットしている）に対応する
画素を印刷する。そのあと用紙をアクティブダイ長さの
半分だけステップ送りする。第２の左から右へのパスに
おいて、３００ｓｐｉタイミングフェンスからのパルス
に対応するダイ組立体７２のすべてのチャンネルを用い
て印刷する。この時点で、２個のダイ組立体間の空スペ
ースは用紙の上にある。用紙をアクティブダイ長さＮＤ
／２の半分だけステップ送りする。第２の右から左への
パスにおいて、ダイ組立体７２のすべてのチャンネルと
ダイ組立体７１（１／６００″だけ配列方向に沿ってオ
フセットしている）の最初の半分のチャンネルで印刷す
る。内挿した３００ｓｐｉタイミングフェンスのパルス
に対応する画素を印刷する。そのあと用紙をアクティブ
ダイ長さの半分だけステップ送りする。第３の左から右
へのパスにおいて、両ダイ組立体７１，７２のすべての
チャンネルで印刷し、タイミングフェンスのパルスに対
応して、それらのタイミングをとる。ページの残部につ
いて、この同じやり方を続行する。ページの終わりに、
同様なやり方で用紙をダイ組立体を越えてステップ送り
したらダイ組立体の半分による印刷を終了する。この方
式の場合、必要な用紙ステップ送りは１単位だけである
ことを留意されたい。
【００３５】以上、好ましい実施例（発明を例示したも
のであり、限定するものでない）について発明を説明し
た。一例として、各ダイ組立体には１つのノズル配列の
みを示したが、配列は時にはジグザクで配列した複数の
ノズル列をもつことができる。またダイ組立体は走査方
向に等しくない幅、たとえば等しくないクティブ印刷長
さをもつことができる。以上の説明から、この分野の専
門家は多くの修正物や変更物を思い浮かべるであろう
が、そのような修正物や変更物はすべて特許請求の範囲
に包含されるものとする。
のであり、限定するものでない）について発明を説明し
た。一例として、各ダイ組立体には１つのノズル配列の
みを示したが、配列は時にはジグザクで配列した複数の
ノズル列をもつことができる。またダイ組立体は走査方
向に等しくない幅、たとえば等しくないクティブ印刷長
さをもつことができる。以上の説明から、この分野の専
門家は多くの修正物や変更物を思い浮かべるであろう
が、そのような修正物や変更物はすべて特許請求の範囲
に包含されるものとする。
【図１】本発明の実施例のキャリッジ型インクジェット
印刷装置の斜視図である。
印刷装置の斜視図である。
【図２】図１に示した印刷ヘッドの正面から見た斜視図
である。
である。
【図３】２つのダイ組立体を示す図２の印刷ヘッドの拡
大正面図である。この図において、第１ダイ組立体はＮ
個のノズルを有し、黒インクを印刷する。第２ダイ組立
体はそれぞれがＮ／３個のノズルから成る３つのノズル
群から成り、各ノズル群は異なるカラーに関連付けられ
ており、第１ダイ組立体の最後のアクティブノズルは第
２ダイ組立体の最初のアクティブノズルからアクティブ
印刷ヘッド長さＮＤ（Ｄはノズルピッチ）より短い距離
だけ離れている。
大正面図である。この図において、第１ダイ組立体はＮ
個のノズルを有し、黒インクを印刷する。第２ダイ組立
体はそれぞれがＮ／３個のノズルから成る３つのノズル
群から成り、各ノズル群は異なるカラーに関連付けられ
ており、第１ダイ組立体の最後のアクティブノズルは第
２ダイ組立体の最初のアクティブノズルからアクティブ
印刷ヘッド長さＮＤ（Ｄはノズルピッチ）より短い距離
だけ離れている。
【図４】ダイ組立体間の距離がより短い図３の実施例の
変更例の拡大正面図である。
変更例の拡大正面図である。
【図５】第２ダイ組立体のカラーノズル群の間に非印刷
スペースが存在する図３の実施例の変更例の拡大正面図
である。
スペースが存在する図３の実施例の変更例の拡大正面図
である。
【図６】第２ダイ組立体が４つのノズル群を有し、その
１つのノズル群が第１ダイ組立体とは異なる乾燥特性を
もつ黒インクを印刷する図３の実施例の変更例の拡大正
面図である。
１つのノズル群が第１ダイ組立体とは異なる乾燥特性を
もつ黒インクを印刷する図３の実施例の変更例の拡大正
面図である。
【図７】第１ダイ組立体が黒ノズル群と１つのカラーノ
ズル群を有し、第２ダイ組立体が２つのカラーノズル群
を有する図３の実施例の変更例の正面図である。
ズル群を有し、第２ダイ組立体が２つのカラーノズル群
を有する図３の実施例の変更例の正面図である。
【図８】印刷解像度を高めるため改造した図３の実施例
の変更例の正面図である。
の変更例の正面図である。
８ キャリッジ型インクジェット印刷装置 １０ 印刷ヘッド １２ インク供給カートリッジ １３ キャリッジの移動方向 １４ キャリッジ １５ サイドレール １６ 基板 １７ 用紙送り方向 １９，２０ ダイ組立体 １９Ａ，２０Ａ ダイ組立体の前面 ２１ 用紙 ２２，２４，２６ ダイ組立体のグメント ３０ 機能ノズル ４０ 印刷ヘッド ４２，４４，４６，４８ ダイ組立体のセグメント ５０，５２，６０，６２ ダイ組立体のセグメント ７０ 印刷ヘッド ７１，７２ ダイ組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム アール バーガー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14450 フェアポート ブライアー ウェイ 14 (72)発明者 スティーヴン アール ムーア アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14623 ロチェスター ゴールウェイ ドライヴ 148 (72)発明者 マイケル ジェイ ロー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14534 ピッツフォード チェルシー パーク 37 (72)発明者 ピーター ジェイ ジョン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14616 ロチェスター リップルウッド ドライ ヴ 450
Claims (3)
- 【請求項１】 第１方向に往復運動をするように取り付
けられた走査キャリッジと、該走査キャリッジに取り付
けられた印刷ヘッドとから成るインクジェット印刷装置
において、 前記印刷ヘッドは、基板と、該基板に取り付けられた複
数のダイ組立体とから成り、各ダイ組立体は、同一のア
クティブな印刷長さＮＤ（Ｎはノズルの個数、Ｄはノズ
ルピッチ）をもつＮ個のノズルの配列を有し、 前記ダイ組立体は、前記走査キャリッジが前記第１方向
に移動するとき、前記第１方向に対しほぼ直角な方向に
互いに隣接した、記録媒体上の情報のスワース（区画）
を同時に印刷するため、前記第１方向に対しほぼ直角な
方向に互いに隣接して前記基板に取り付けられており、 前記隣接するダイ組立体上の隣接する機能ノズルは、前
記アクティブ印刷長さＮＤより短い距離Ｓだけ離れてい
ることを特徴とするインクジェット印刷装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の印刷装置において、前
記基板に第１および第２ダイ組立体が取り付けられてお
り、前記第１ダイ組立体は、アクティブ印刷長さＮＤを
有し、前記第２ダイ組立体は３つのセグメントに分割さ
れて、各セグメントがアクティブ印刷長さＮＤ／３を有
しており、前記距離ＳはＮＤ／３に等しくなっており、
印刷装置は、さらに、前記記録媒体を、前記走査キャリ
ッジの第１方向の各移動の後、距離ＮＤ／３だけ送る手
段を備えていることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項３】 第１及び第２方向に往復運動をするよう
に取り付けられた走査キャリッジと、該走査キャリッジ
に取り付けられた印刷ヘッドとから成り、 前記印刷ヘッドは、基板と前記基板に線形配列で取り付
けられた複数のダイ組立体とから成り、各ダイ組立体
は、同一のアクティブな印刷長さＮＤ（Ｎはノズルの個
数、Ｄはノズルピッチ）をもつＮ個のノズルの配列を有
し、各ノズルは抵抗性加熱素子に関連付けられており、
前記ダイ組立体は、走査キャリッジが前記第１方向に移
動するとき、該第１方向に対しほぼ直角な方向に互いに
隣接した、記録媒体の情報のスワースを同時に印刷する
ため、その第１方向に対しほぼ直角な方向に互いに隣接
して前記基板に取り付けられており、前記隣接するダイ
組立体上の隣接する機能ノズルは前記アクティブ印刷長
さＮＤより短い距離Ｓだけ離れていることを特徴とする
サーマルインクジェット印刷装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/643677 | 1996-05-06 | ||
| US08/643,677 US5808635A (en) | 1996-05-06 | 1996-05-06 | Multiple die assembly printbar with die spacing less than an active print length |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034906A true JPH1034906A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=24581835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9110518A Pending JPH1034906A (ja) | 1996-05-06 | 1997-04-28 | インクジェット印刷装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5808635A (ja) |
| JP (1) | JPH1034906A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002166578A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Canon Inc | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
| JP2011046206A (ja) * | 2010-12-07 | 2011-03-10 | Canon Inc | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
Families Citing this family (36)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6123410A (en) | 1997-10-28 | 2000-09-26 | Hewlett-Packard Company | Scalable wide-array inkjet printhead and method for fabricating same |
| AUPP702498A0 (en) * | 1998-11-09 | 1998-12-03 | Silverbrook Research Pty Ltd | Image creation method and apparatus (ART77) |
| US6338544B1 (en) * | 1999-06-29 | 2002-01-15 | Xerox Corporation | Reduction of stitch joint error by alternating print head firing mode |
| US7093926B2 (en) * | 2003-07-16 | 2006-08-22 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Printhead arrangement |
| US20050030554A1 (en) * | 2003-08-09 | 2005-02-10 | Dixon Bradford N. | Recyclable printing mechanism and related method |
| US7549718B2 (en) * | 2004-05-27 | 2009-06-23 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printhead module having operation controllable on basis of thermal sensors |
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