JPH1034734A - 成形品の押出成形方法とその押出成形装置 - Google Patents

成形品の押出成形方法とその押出成形装置

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JPH1034734A
JPH1034734A JP8189487A JP18948796A JPH1034734A JP H1034734 A JPH1034734 A JP H1034734A JP 8189487 A JP8189487 A JP 8189487A JP 18948796 A JP18948796 A JP 18948796A JP H1034734 A JPH1034734 A JP H1034734A
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JP
Japan
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hardness
molding
molded product
materials
changed
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JP8189487A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Ito
俊和 伊藤
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Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
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    • B29C47/92

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長手方向に硬度が変化した長尺の成形品を材
料歩留りよく成形する。 【解決手段】 硬度が異なる複数の材料の各供給量の和
は略一定とし、各供給量の比率は時間の経過に基づいて
変化させながら前記各材料を混合装置に供給して混合す
ることで、硬度が変化した混合材料P1,P2を形成
し、その混合材料P1,P2を成形ダイ11の押出口1
4から順次に連続して押出すことで長手方向に硬度が変
化した長尺の成形品1を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長手方向に硬度
が変化した長尺の成形品を押出成形する方法とその押出
成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺の成形品が車両用ウインドモ
ールディングであり、そのモールディングのコーナ部に
おいては屈曲性を考慮して軟質の材料によって成形し、
同モールディングのアッパ部と両サイド部においては硬
質(又は半硬質)の材料によって成形する方法には、例
えば、特開平5−85162号公報に開示されている。
これにおいては、成形ダイに、軟質材料流路と硬質材料
流路とがそれぞれ形成され、各材料流路には第1、第2
の各押出機がそれぞれ接続される。さらに、各材料流路
は切替流路を介して、押出流路と排出流路とに切替え連
通される。
【0003】そして、モールディングのサイド部あるい
はアッパ部を成形する場合には、第1押出機から供給さ
れた硬質(又は半硬質)の材料が成形ダイの硬質材料流
路、及び切替流路を通して押出流路に供給された後、そ
の押出流路の押出口から押出されてモールディングのサ
イド部あるいはアッパ部が成形される。このとき、第2
押出機から供給された柔質の材料は成形ダイの柔質材料
流路及び切替流路を通して排出流路に流れ、外部に排出
される。前記モールディングのサイド部あるいはアッパ
部が所定長さだけ押出成形されると、これに先だって、
前記切替流路の切替えがなされ、柔質の材料が柔質材料
流路及び切替え流路を介して押出流路に供給された後、
その押出流路の押出口から押出されることで、前記モー
ルディングのサイド部に連結するコーナ部が成形され
る。一方、硬質の材料は、硬質材料通路及び切替え流路
を通して排出流路に流れ、外部に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
押出成形方法においては、一方の材料が成形ダイの押出
口から押出されるときに、他方の材料が排出流路から排
出されるため、材料の歩留りが悪く、コスト高となると
いう問題点があった。この発明の目的は前記従来の問題
点に鑑み、長手方向に硬度が変化した長尺の成形品を材
料歩留りよく成形ことができる成形品の押出成形方法と
その押出成形装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る成形品の押出成形方法は、長
手方向に硬度が変化した長尺の成形品を押出成形する方
法であって、硬度が異なる複数の材料の各供給量の和は
略一定とし、各供給量の比率は時間の経過に基づいて変
化させながら前記各材料を混合装置に供給して混合する
ことで、硬度が変化した混合材料を形成し、前記混合材
料を成形ダイの押出口から順次に連続して押出すことで
長手方向に硬度が変化した長尺の成形品を成形すること
を特徴とする。
【0006】したがって、硬度が異なる複数の材料の各
供給量の和は略一定とし、各供給量の比率は時間の経過
に基づいて変化させながら各材料を混合装置において混
合することで、硬度が変化した混合材料を形成すること
ができ、その混合材料を成形ダイの押出口から順次に連
続して押出すことで、長手方向に硬度が変化した長尺の
成形品を材料歩留りよく成形することができる。
【0007】また、請求項2の発明に係る成形品の押出
成形装置は、長手方向に硬度が変化した成形品を押出成
形する装置であって、硬度が異なる複数の材料をそれぞ
れ個別供給するとともに、各材料の供給量をそれぞれ所
要とする供給量に変化させて供給する複数の可変供給装
置と、前記複数の可変供給装置からそれぞれ供給された
各材料を混合することで、硬度が変化した混合材料を形
成する混合装置と、前記混合装置から供給された混合材
料を押出す押出口を有する成形ダイと、を備えているこ
とを特徴とする。
【0008】したがって、複数の可変供給装置から硬度
が異なる各材料が、これら各材料の供給量の和は略一定
として混合装置に供給されるとともに、時間の経過に基
づいて各材料の供給量の比率が変化されることで、混合
装置において硬度が変化した混合材料が時間の経過に基
づいてそれぞれ形成されている。そして、前記混合材料
が成形ダイの押出口から順次に連続して押出されること
で、長手方向に硬度が変化した長尺の成形品が成形され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面にしたがって説明する。この実施の形態においては、
長尺の成形品が車両用ウインドモールディングである場
合も例示する。図4と図5において、成形品としてのウ
インドモールディング1は、ウインドガラス9の上縁か
ら左右両側部にわたって装着されるアッパモールディン
グ1a、コーナモールディング部1b及び左右の両サイ
ドモールディング部1cを一体に備えて長尺に形成さ
れ、その横断面において、頭部3、脚部4及び係止部5
を有するモールディング本体2とそのモールディング本
体2の頭部3又は脚部4から外側に向けて張出された張
出しリップ6と、を備えている。
【0010】前記張出リップ6はウインドモールディン
グ1の全長にわたって軟質の合成樹脂材料より形成され
ている。これに対しモールディング本体2は、アッパモ
ールディング部1a及び左右の両サイドモールディング
部1cに対応する部分においては半硬質の合成樹脂材料
(例えば、JISA硬度で90度前後のPVC)より形
成され、コーナモールディング部に対応する部分におい
ては軟質の合成樹脂材料(例えば、JISA硬度で65
度前後のPVC)より形成されている。
【0011】次に、前記ウインドモールディング1を押
出成形する装置を説明すると、図1〜図3に示すよう
に、成形ダイ11には、モールディング本体2に対応す
る第1の材料流路12と、張出リップ6に対応する第2
の材料流路13とがそれぞれ形成されており、これら第
1、第2の両材料流路12,13は、これら流路の下流
において、成形ダイ11の前面に開口する押出口14に
それぞれ連通されている。前記第1の材料流路12の上
流の材料流入口には、接続パイプ15を介して混合装置
16が接続されている。前記混合装置16の材料流入口
には、接続パイプ17,18を介して第1、第2の可変
供給装置19,20がそれぞれ接続されている。この実
施の形態において、前記混合装置16には、複数種の材
料に対する混合性にすぐれたスタティックミキサが用い
られている。
【0012】前記第1、第2の可変供給装置19,20
には回転スクリュー19a,20aがそれぞれ内設され
ており、これら回転スクリュー19a,20aの回転数
が加減制御されることで、材料の供給量が増減されるよ
うになっている。さらに、第1、第2の可変供給装置1
9,20には、材料ホッパ(図示しない)がそれぞれ組
付けられている。また、成形ダイ11の第2の材料流路
13の上流の材料流入口には、接続パイプ21を介して
材料押出機22が接続されている。
【0013】次に、前記したように構成される押出成形
装置の作用とともに、押出成形方法を説明する。まず、
第1の可変供給装置19の材料ホッパにはJISA硬度
で95度の前後のPVCよりなるペレット状の第1材料
が投入され、第2の可変供給装置20の材料ホッパには
JISA硬度で60度前後のPVCよりなるペレット状
の第2材料が投入される。ここで、第1、第2の可変供
給装置19,20の回転スクリュー19a,20aが駆
動されるとともに、前記第1の可変供給装置19の回転
スクリュー19aの回転数は60回転(毎分)で、第2
の可変供給装置20の回転スクリュー20aの回転数は
5回転(毎分)でそれぞれ回転するように、各回転スク
リュー19a,20aの回転数が制御される。
【0014】前記第1、第2の可変供給装置19,20
において、第1、第2の材料が、それぞれ溶融されなが
ら、各回転スクリュー19a,20aの回転数に基づく
押出量において、混合装置(スタティックミキサ)16
にそれぞれ押出されて供給される。前記混合装置16に
供給された第1、第2の各材料は、同混合装置16の回
転スクリュー16aによって混合むらなく良好に混合さ
れ、これによって、JISA硬度で90度の硬度をもつ
半硬質の混合材料P1が形成される。そして、混合装置
16の回転スクリュー16aの回転に基づく押出作用に
よって前記半硬質の混合材料P1が略一定の押出量にお
いて成形ダイ11の第1の材料流路12に供給され、同
成形ダイ11の押出口14により押出されてモールディ
ング本体2が成形される一方、前記成形ダイ11の第2
の材料流路13には材料押出機22から張出リップ用軟
質材料P3が供給され前記半硬質の混合材料P1と共に
押出口14より押出されることで、前記モールディング
本体2と一体に接合された張出リップ6が成形され、こ
れによってウインドモールディング1の一方のサイドモ
ールディング部1cが押出成形される。
【0015】前記サイドモールディング部1cが所要と
する長さだけ押出成形されるに先だって、第1の可変供
給装置19の回転スクリュー19aの回転数は60回転
から5回転(毎分)まで下げられる一方、第2の可変供
給装置20の回転スクリュー20aの回転数は5回転か
ら60回転(毎分)まで上げられる。これによって、混
合装置16に供給される第1、第2の各材料の供給量の
和は略一定に保たれながら、これら材料の混合比率が変
化され、これによって、JISA硬度で65度の硬度を
もつ軟質の混合材料P2が形成される。そして、前記成
形ダイ11の押出口14からサイドモールディング部1
cが所要長さだけ押出成形されたところで、その押出口
14から前記軟質の混合材料P2と共に張出リップ用軟
質材料P3が押出され、これによって、軟質の混合材料
P2よりなるモールディング本体2と軟質材料P3より
なる張出リップ6とを一体に備えたコーナモールディン
グ部1bが押出成形される。
【0016】前記したように、第1、第2の可変供給装
置19,20の各回転スクリュー19a,20aの回転
数を制御して、第1、第2の各材料の供給量の和は略一
定とし、各供給量の比率は時間の経過に基づいて変化さ
せながら、混合装置16に供給して混合することで、半
硬質の混合材料P1よりなるモールディング本体2を有
するサイドモールディング部1c及びアッパモールディ
ング部1aと、軟質の混合材料P2よりなるモールディ
ング本体2を有するコーナモールディング部1bを連続
して備えた車両用ウインドモールディング1を押出成形
することができる。
【0017】なお、前記実施の形態では長尺の成形品が
車両用ウインドモールディング1である場合を例示した
が、これに限定するものではない。例えば、長尺の成形
品が各種のモールディグ、シール材、パッキン等であっ
てもよい。この場合においては、成形ダイ11に対し張
出リップ6に対応する第2の材料流路13や材料押出機
22は不要となる。また、硬度が異なる2以上の材料を
用いて混合材料の硬度を多様に変え、長尺の成形品を押
出成形することも可能であり、さらに、成形品の長手方
向において硬質部分、半硬質部分及び軟質部分をそれぞ
れ連続して成形することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
長手方向に硬度が変化した長尺の成形品を材料歩留りよ
く良好に成形することができ、成形品の製造コストの低
減に効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、押出成形
装置全体を表わした説明図である。
【図2】同じく成形ダイの平断面図である。
【図3】同じく成形ダイの正面図である。
【図4】同じくウインドモールディングを示す説明図で
ある。
【図5】同じくウインドモールディングの横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ウインドモールディング(長尺の成形品) 11 成形ダイ 12 第1の材料流路 14 押出口 16 混合装置 19 第1の可変供給装置 20 第2の可変供給装置 P1 半硬質の混合材料 P2 軟質の混合材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に硬度が変化した長尺の成形品
    を押出成形する方法であって、硬度が異なる複数の材料
    の各供給量の和は略一定とし、各供給量の比率は時間の
    経過に基づいて変化させながら前記各材料を混合装置に
    供給して混合することで、硬度が変化した混合材料を形
    成し、前記混合材料を成形ダイの押出口から順次に連続
    して押出すことで長手方向に硬度が変化した長尺の成形
    品を成形することを特徴とする成形品の押出成形方法。
  2. 【請求項2】 長手方向に硬度が変化した成形品を押出
    成形する装置であって、硬度が異なる複数の材料をそれ
    ぞれ個別供給するとともに、各材料の供給量をそれぞれ
    所要とする供給量に変化させて供給する複数の可変供給
    装置と、 前記複数の可変供給装置からそれぞれ供給された各材料
    を混合することで、硬度が変化した混合材料を形成する
    混合装置と、 前記混合装置から供給された混合材料を押出す押出口を
    有する成形ダイと、を備えていることを特徴とする成形
    品の押出成形装置。
JP8189487A 1996-07-18 1996-07-18 成形品の押出成形方法とその押出成形装置 Pending JPH1034734A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002355878A (ja) * 2001-05-30 2002-12-10 Bridgestone Corp グリーンタイヤの製造方法およびその装置

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