JPH1034465A - 回転テーブル装置 - Google Patents

回転テーブル装置

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JPH1034465A
JPH1034465A JP20770296A JP20770296A JPH1034465A JP H1034465 A JPH1034465 A JP H1034465A JP 20770296 A JP20770296 A JP 20770296A JP 20770296 A JP20770296 A JP 20770296A JP H1034465 A JPH1034465 A JP H1034465A
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JP
Japan
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rotary
base
rotary table
annular
plate portion
Prior art date
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JP20770296A
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English (en)
Inventor
Sentaro Sugita
仙太郎 杉田
Hidekazu Hirano
秀和 平野
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転テーブル装置における適確な位決め固締
と装置の簡素化 【解決手段】 回転テーブル装置は、締付け面16aと
なる段部をもつ中空孔12に嵌挿された回転軸部43の
一端が結合され、回転自在及び軸線方向変位自在で基台
1の締付け面に係合離脱自在である回転板部41,4
2、基台1の中空孔12の周面に設けられた環状ピスト
ン3をもつ油圧シリンダ、環状ピストンと回転板部4
1,42との間に介在し、回転板部41,42を回転自
在に支持する軸受8及び回転軸部43の他端に同軸線関
係で減速機5を介して結合された回転駆動源6から構成
され;回転テーブル4の裏面のテーパ環状部44と基台
1の締付面のテーパ凹部17とが係合自在であり、油圧
シリンダの一方向の作動により回転板部41,42が締
付け面に押圧され、他方向の作動により軸受8を介して
回転板部41,42が締付け面から離れるようになって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械等にお
いて使用される回転テーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における回転テーブル装置
は、図3に示すように、基台50と回転テーブル60と
で構成され、基台50は、同心的に上側円筒部51、中
間大径円筒部52及び下側円筒部53から形成されてお
り、中間大径円筒部52の上側面には内フランジ54a
を頂部に備えた円筒状の滑動案内部54が突出して設け
られ、内フランジ54aの頂面は、通孔54bを介して
基台50の外部から潤滑油が圧送されるポケット54c
が形成され、天板部61の内フランジ61b(後出)に
対する滑動面となっている。
【0003】上記の基台50上に回転・固締されるよう
に載置されている回転テーブル60は、上側から順次滑
動案内部54の内フランジ部54aの頂面に載る天板部
61、基台50の上側円筒部51及び中間大径円筒部5
2に回転自在に玉軸受70,70で支承され、中間大径
円筒部52内でウオーム回転駆動機構のウオームホイー
ル71が取付けられた大径軸部62及び基台50の下側
円筒部53に回転自在に嵌合した小径軸部63が上下同
軸線関係で結合されて構成されている。
【0004】下側円筒部53内、即ちウオーム回転駆動
機構より下方に小径軸部63域に設けられた圧油ディス
トリビュータ55は、下側円筒部53の内周面に上下に
配設形成された複数(図示の例では4本)の環状油溝5
5aと各環状油溝55aに外部から連通する基台50に
形成された油路55bとを備えている。
【0005】天板部61の外周には下方に向って円筒状
突出部61aが形成され、その下端部は、基台50の滑
動案内部54の外周面に回転自在に嵌合すると共に、内
フランジ61bが形成されている。内フランジ61b
は、滑動案内部54の内フランジ54aの上に重なる状
態となる。
【0006】上側円筒部51には、上下端に外フランジ
状の上部ピストン部81及び下部ピストン部82が形成
された環状ピストン部材80が上下滑動自在に嵌合さ
れ、ピストン部81の外周面は天板部61の円筒状突出
部61aの内周面に、中間部の外周面は内フランジ61
b及び内フランジ54aの内周面に、下部ピストン部8
2の外周面は滑動案内部54の内周面に夫々嵌合してい
る。
【0007】そして下部ピストン部82の上面と内フラ
ンジ54aの下面との間の第1油室91及び下部ピスト
ン部82の下面と中間大径円筒部52の上面との間の第
2油室92に対し交互に圧油の供給・排出を図示しない
油圧回路により行うことにより環状環状ピストン部材8
0は上下動するようになっている。中間大径円筒部52
内において、ウオームホイール71と噛み合うウォーム
72は、外部の図示しない駆動手段により制御回転駆動
されるようになっている。
【0008】回転テーブル60の割出し回転に際して
は、第2油室92に圧油が供給され、環状ピストン部材
80は上昇位置になって、上部ピストン部81が天板部
61の内フランジ61bを解放する。通孔54bからポ
ケット54cに図示しない給油手段で滑動面である内フ
ランジ54aの頂面、即ち滑動面に潤滑油が供給され
る。(図3左側参照) そして、ウォーム72は、外部の図示しない駆動手段に
より所定量回転され、それによりウオームホイール7
1、即ち潤滑油が供給された滑動面及び玉軸受70に支
承された回転テーブル60は、所定位置に割出し回転す
る。
【0009】回転テーブル60の割出し回転が終り、通
孔54bを介してポケット54cを解放すると、天板部
61、即ち回転テーブル60が下降し、内フランジ61
bが内フランジ54aの頂面、即ち滑動面に接触する。
そこで、第2油室92からは排油されると共に第1油室
91に圧油が供給され、環状ピストン部材80は下降位
置になって、上部ピストン部81が天板部61の内フラ
ンジ61bを内フランジ54aの頂面、即ち滑動面に向
って押圧する結果、天板部61、即ち回転テーブル60
は、基台50に固締される。(図3右側参照)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
ける回転テーブル装置は、割出し回転の際に、滑動面で
ある基台50の内フランジ54aの頂面に潤滑油が供給
される。そして、回転テーブル60の割出し回転後に、
即ち回転テーブル60が下降し、天板部61の内フラン
ジ61bが内フランジ54aの頂面、即ち滑動面に接触
した際にも、潤滑油が残存したままであり、天板部61
の内フランジ61bが基台50の内フランジ54aの頂
面、即ち滑動面に向って押圧された際にも、潤滑油は完
全には排出されず、油膜が存在する。
【0011】その結果、回転テーブル60の割出し位置
の固締が不完全となり、回転テーブル60に負荷が加わ
ると、滑りがが生じ、割出し位置のずれが生じ易い。
又、油膜が除去されるにしても、長時間を要する。又、
ウォーム機構は、機構自体が高価である上、部品点数が
多いので回転テーブル装置への組込み作業が煩雑である
ことも加わって、回転テーブル装置のコストが高い。更
に、ウォーム機構には、割出し精度にも限界があり、回
転テーブル装置の精度に影響する。この発明は、上記の
ような従来の技術における回転テーブル装置の問題点を
解決するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の回転テーブル
装置は、(a)締付け面となる段部をもつ中空孔が形成
された基台、(b)基台の締付け面に係合離脱自在の回
転板部が一端に設けられ基台の中空孔に嵌挿された回転
軸部を備え、回転自在及び軸線方向変位自在の回転テー
ブル、(c)基台の中空孔の周面に設けられた環状ピス
トンをもつ油圧シリンダ、(d)環状ピストンと回転テ
ーブルとの間に介在し、回転テーブルを回転自在に支持
する軸受、及び(e)回転軸部の他端に減速機を介して
同軸線関係で結合され、回転軸部の軸線方向変位を許容
する回転駆動源から構成されており;そして、回転テー
ブルの裏面に外周テーパ面の環状体部が形成されると共
に基台の締付け面に該環状体部の外周テーパ面と係合離
脱自在の内周テーパ面が形成されているか、又は基台の
締付け面に外周テーパ面の環状体部が形成されると共に
回転テーブルの裏面に該環状体部の外周テーパ面と係合
離脱自在の内周テーパ面が形成され、油圧シリンダの一
方向の作動により軸受を介して回転板部が締付け面から
離れ、その状態で回転駆動源により回転テーブルが任意
の位置に割出され、油圧シリンダの他方向の作動により
回転板部が締付け面に押圧されるようになっている。
【0013】回転板部の割出し回転に際しては、油圧シ
リンダを作動させ、環状ピストンを上昇させると、回転
板部は基台の締付け面への押圧から解放され、そして、
更に上昇する環状ピストンは、軸受を介して回転板部を
押し上げ、その裏面は、基台の締付け面から離れ、回転
テーブルの裏面と基台の締付け面との間における環状体
部の外周テーパ面と内周テーパ面との離脱が生じ、回転
板部は、環状ピストンで支承された軸受を介して回転自
在になる。
【0014】その際、回転軸部も上方に変位するが、そ
の変位は回転駆動源により許容されているので、伝動に
は支障はない。そこで、回転駆動源が所定量制御駆動さ
れると、回転軸部は所定量回転する。即ち回転板部は環
状ピストンに支承された軸受を介して所定位置に割出し
回転する。回転駆動源が停止し、回転板部の割出し回転
が終了し、油圧シリンダを作動させると、環状ピストン
は、軸受を介して回転板部を支承したまま下降する。そ
して、回転板部は、軸受を介して下降する。その際、回
転軸部も下方に変位するが、上方変位の場合同様に、こ
の変位は回転駆動源により許容されるので下方変位には
支障はない。
【0015】そして、下降により、回転板部の下面は、
基台の締付け面に接触すると共に、回転テーブルの裏面
に形成された環状体部の外周テーパ面が基台の締付け面
に形成された内周テーパ周面に接触するか、回転テーブ
ルの裏面に形成された内周テーパ周面が基台の締付け面
に形成された環状体部の外周テーパ面に接触し、回転板
部の下降は阻止されるが、環状ピストンは更に下降し、
軸受から離れ、回転板部の下面を基台の締付け面に押圧
すると共に、環状体部を弾性変形させて、内周テーパ面
に押圧する。回転板部は、環状体部の弾性変形による環
状体部の外周テーパ面と内周テーパ面との密着により正
確に心出しされると共に、回転板部の下面の基台の締付
け面への押圧接触により割出し位置に固締される。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態における工
作機械に使用される回転テーブル装置を図面に従って説
明する。なお、上下・水平方向は、図1における方向と
する。回転テーブルの基台1は、上端に外フランジ11
が形成され、上端面から順次、大径円形凹部と、中心孔
12及び中心孔12より拡径された円形凹部13が同軸
関係で形成されて貫通した厚肉円筒体である。
【0017】そして回転テーブル4の基台1は、ベッド
Bに形成された装着孔に嵌着され、外フランジ11に円
周等配に形成されたボルト孔に挿入され、ベッドBにね
じ込まれる取付けボルト7によりベッドBに固着されて
いる。大径円形凹部は、上側開口凹部14と、段部15
と、下側凹部16と、下側凹部16の底面、即ち締付け
面16aに形成された上拡がりのテーパ周面17aをも
つテーパ凹部17とから構成されている。
【0018】基台1の上面には、基台1と同心的に位置
する案内環状体2が円周等配に形成されたボルト孔に挿
入され、基台1の外フランジ11にねじ込まれる取付け
ボルト7により固着されている。案内環状体2の内周面
は、下側内周面21、下向きの段部22、中間内周面2
3、下向きの段部24及び上側内周面25から形成され
ている。下側内周面21は、大径円形凹部の上側開口凹
部14と同一円周面となり、中間内周面23は、大径円
形凹部の下側凹部16と同一円周面となっている。
【0019】上記の基台1には、回転テーブル4が回転
・上下動し得るように載置されており、回転テーブル4
は、上側から順次案内環状体2の上面に微小間隙を介し
て載り、周縁部に外部からの切削・研削液等の侵入を防
止する嵌合環部41aが形成された天板部41、天板部
41の下面にボルト結合され、基台1の締付け面16a
に載る回転板部42及び回転板部42と一体で、中心孔
12に嵌挿される回転軸部43から構成され、基台1の
締付け面16aに対し回転板部42の下面が押圧される
ことにより回転テーブル4は固締される。回転板部42
は、天板部41が一体的となり、天板部41を含むもの
でもよい。
【0020】回転板部42の外周面には二段の段部42
a,42bが形成され、回転板部42の上側外周面に嵌
着されたクロスローラ軸受8の内輪8aは、天板部41
の下面と上側段部42aに挟持され、クロスローラ軸受
8の外輪8bの外周面は、回転板部42の下側外周面と
同一円筒面上にある。基台1の上側開口凹部14、段部
15及び下側凹部16と案内環状体2の下側内周面2
1、下向きの段部22及び中間内周面23とから形成さ
れるシリンダには、環状体31の外周面の中央部にピス
トン部32が、同じく内周面の中央部に環状押圧部33
が夫々突出して形成された環状ピストン部材3が上下滑
動自在に嵌合している。
【0021】即ち、環状体31の上部は案内環状体2の
中間内周面23とクロスローラ軸受8の外輪の外周面と
で形成される環状空間に、環状体31の下部は大径円形
凹部の下側凹部16の内周面と回転板部42の下側外周
面とで形成される環状空間に夫々上下滑動自在に嵌合し
ており、環状押圧部33は、クロスローラ軸受8の下端
と段部42bとの間の間隙に上下動し得るように係合さ
れている。
【0022】そして、ピストン部32は、段部22と段
部15との間を上下滑動するように案内環状体2の下側
内周面21及び基台1の上側開口凹部14から成るシリ
ンダ面に上下滑動自在に嵌合し、ピストン部32の下面
と段部15との間の第1油室34及びピストン部32の
上面と段部22との間の第2油室35に対し交互に圧油
の供給・排出を図示しない油圧回路により行うことによ
り環状ピストン部材3は上下動するようになっている。
【0023】又、回転板部42の下面には、基台1のテ
ーパ凹部17のテーパ周面17aに離脱自在に嵌合し得
る心出し用のテーパ面44aをもつ薄肉のテーパ環状部
44が形成されている。図示の実施の形態における基台
1のテーパ凹部17と回転板部42のテーパ環状部44
とを逆にしてもよい。即ち、基台1の締付け面16aに
テーパ環状部44を形成し、回転板部42の下面にテー
パ凹部17を形成してもよい。
【0024】回転軸部43の下端は、基台1の円形凹部
13に嵌装された減速機5を介してモータ6に結合さ
れ、モータ6は図示しない外部の制御装置により制御駆
動されるようになっている。即ち、回転軸部43の下端
には、フレックス・スプライン5aが、基台1の下面に
装着されたモータ6のモータ軸には、ウエーブ・ジェネ
レータ5bが同軸線関係に夫々取り付けられ、フレック
ス・スプライン5aに噛み合うサーキュラ・スプライン
5cにウエーブ・ジェネレータ5bが係合している。
【0025】回転板部42と減速機5との間の回転軸部
43域に設けられた圧油ディストリビュータ18は、中
心孔12の内周面に上下に配設形成され複数(図示の例
では4本)の環状油溝18aと各環状油溝18aに外部
から連通する基台1に形成された油路18bとを備えて
いる。上記の実施の形態は、回転テーブルの回転軸線が
直立方向の回転テーブル装置であるが、回転テーブルの
回転軸線が水平、その他の方向の回転テーブル装置や割
出し装置でもよい。
【0026】上記の回転テーブル装置の作用・操作につ
いて説明する。回転テーブル4の割出し回転に際して
は、第1油室34に図示しない圧油回路により圧油を供
給すると共に、第2油室35から排油される。すると、
環状ピストン部材3は上昇し、環状押圧部33は回転板
部42の段部42bから離れ、回転板部42の下面は、
基台1の締付け面16aへの押圧から解放され、そし
て、更に上昇する環状押圧部33は、クロスローラ軸受
8の外輪8bに当接して外輪8bを押し上げる。
【0027】すると、天板部41・回転板部42は、ク
ロスローラ軸受8を介して上昇し、回転板部42の下面
は、基台1の締付け面16aから離れ、テーパ環状部4
4のテーパ面44aもテーパ凹部17のテーパ周面17
aから離れ、天板部41・回転板部42、即ち回転テー
ブル4は、環状ピストン部材3で支承されたクロスロー
ラ軸受8を介して回転自在になる。その際、回転軸部4
3、即ち減速機5のフレックス・スプライン5aも上方
に変位するが、フレックス・スプライン5aは、固定側
のサーキュラ・スプライン5cとスプライン結合である
ので、伝動には支障はない。(図1左側参照)
【0028】そこで、モータ6が図示しない外部の制御
装置により所定量制御駆動されると、回転軸部43は減
速機5を介して減速されて所定量回転する。即ち天板部
41・回転板部42は、クロスローラ軸受8に支承され
て所定位置に割出し回転する。モータ6が停止し、回転
テーブル40の割出し回転が終ると、第2油室35に図
示しない圧油回路により圧油を供給すると共に、第1油
室34から排油される。すると、環状ピストン部材3
は、クロスローラ軸受8を介して天板部41・回転板部
42を支承したまま下降する。
【0029】そして、天板部41・回転板部42は、ク
ロスローラ軸受8を介して下降する。その際、回転軸部
43、即ち減速機5のフレックス・スプライン5aも下
方に変位するが、上方変位の場合同様にフレックス・ス
プライン5aの下方変位には支障はない。
【0030】そして、下降により、回転板部42の下面
は、基台1の締付け面16aに接触すると共に、テーパ
環状部44のテーパ面44aもテーパ凹部17のテーパ
周面17aに接触し、天板部41・回転板部42の下降
は阻止されるが、環状ピストン部材3は更に下降し、環
状押圧部33は、クロスローラ軸受8の外輪8bから離
れ、回転板部42の段部42bに当接し、回転板部42
の下面を基台1の締付け面16aに押圧すると共に、テ
ーパ環状部44を弾性変形させて、テーパ面44aをテ
ーパ凹部17のテーパ周面17aに押圧する。(図1右
側参照)
【0031】天板部41・回転板部42は、テーパ環状
部44の弾性変形によるテーパ環状部44のテーパ面4
4aとテーパ凹部17のテーパ周面17aとの密着によ
り正確に心出しされると共に、回転板部42の下面の基
台1の締付け面16aへの押圧接触により割出し位置に
固締される。
【0032】
【発明の効果】この発明の回転テーブル装置は、油圧シ
リンダの作動により軸受を介して回転テーブルが締付け
面から離れ、軸受によって支持された状態で回転テーブ
ルの割出しを行うので、基台における締付け面は滑動面
として利用されないで、防錆用のミストエアが供給され
る程度であるので、固締時に油膜が存在しない。従っ
て、回転テーブルに負荷が加わると、滑りが生じ、割出
し位置のずれが生じ易いというような回転テーブルの割
出し位置の不完全固締というようなことはない。
【0033】又、回転テーブルの割出し完了後、回転テ
ーブルを締付け面は、押圧接触させる際、回転テーブル
の裏面に形成された環状体部の外周テーパ面と基台の締
付け面に形成された内周テーパ面とが係合するか、又は
回転テーブルの裏面に形成された内周テーパ面と基台の
締付け面に形成された環状体部の外周テーパ面とが係合
するかにより、回転テーブルの心出しを確実に行い得
る。回転テーブルは、同軸線関係で減速機を介して回転
駆動源に結合されているので、部品点数も削減され組立
作業も簡単になり、回転テーブル装置は、コストダウン
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における工作機械に使用
される回転テーブルの断面正面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来の技術における工作機械に使用される回転
テーブルの断面正面図である。
【符号の説明】
1 基台 11 外フランジ 12中心孔 13 円形凹部 14 上側開口凹部 15 段部 16 下側凹部 16a 締付け面 17 テーパ凹部 17a テーパ周
面 18 圧油ディストリビュータ 18a 環状油溝 18b 油路 2 案内環状体 21 下側内周面 22,24 下向
きの段部 23 中間内周面 25 上側内周面 3 環状ピストン部材 31 環状体 32 ピストン部 33 環状押圧部 34 第1油室 35 第2油室 4 回転テーブル 41 天板部 41a 嵌合環部 42 回転板部 42a,42b 段部 43 回転軸部 44 テーパ環状部(環状体部) 44a テーパ面 5 減速機 5a フレックス
・スプライン 5b ウエーブ・ジェネレータ 5c サーキュラ
・スプライン 6 モータ 7 取付けボルト 8 クロスローラ軸受 8a 内輪 8b 外輪 B ベッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締付け面となる段部をもつ中空孔が形成
    された基台、 基台の締付け面に係合離脱自在の回転板部が一端に設け
    られ基台の中空孔に嵌挿された回転軸部を備え、回転自
    在及び軸線方向変位自在の回転テーブル、 基台の中空孔の周面に設けられた環状ピストンをもつ油
    圧シリンダ、 環状ピストンと回転テーブルとの間に介在し、回転テー
    ブルを回転自在に支持する軸受、 及び回転軸部の他端に結合され、回転軸部の軸線方向変
    位を許容する回転駆動源から構成され、 油圧シリンダの一方向の作動により軸受を介して回転板
    部が締付け面から離れ、その状態で回転駆動源により回
    転テーブルが任意の位置に割出され、油圧シリンダの他
    方向の作動により回転板部が締付け面に押圧されること
    を特徴とする回転テーブル装置。
  2. 【請求項2】 回転テーブルの裏面に外周テーパ面の環
    状体部が形成されると共に基台の締付け面に該環状体部
    の外周テーパ面と係合離脱自在の内周テーパ面が形成さ
    れているか、又は基台の締付け面に外周テーパ面の環状
    体部が形成されると共に回転テーブルの裏面に該環状体
    部の外周テーパ面と係合離脱自在の内周テーパ面が形成
    されている請求項1に記載の回転テーブル装置。
  3. 【請求項3】 回転駆動源を減速機を介して同軸線関係
    で回転軸部の他端に結合した請求項1又は請求項2に記
    載の回転テーブル装置。
JP20770296A 1996-07-19 1996-07-19 回転テーブル装置 Pending JPH1034465A (ja)

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JP20770296A JPH1034465A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 回転テーブル装置

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JP20770296A JPH1034465A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 回転テーブル装置

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JPH1034465A true JPH1034465A (ja) 1998-02-10

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ID=16544159

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433569B1 (ko) * 2000-10-25 2004-06-02 가부시끼가이샤 산쿄 세이사쿠쇼 회전 테이블 장치
CN104668973A (zh) * 2013-12-02 2015-06-03 海博精密有限公司 旋转工作台装置
CN113263335A (zh) * 2021-06-10 2021-08-17 苏州群志机械设备有限公司 一种数控转台

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