JPH1034241A - ロボットを備えた曲げ加工プレス - Google Patents
ロボットを備えた曲げ加工プレスInfo
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- JPH1034241A JPH1034241A JP8209234A JP20923496A JPH1034241A JP H1034241 A JPH1034241 A JP H1034241A JP 8209234 A JP8209234 A JP 8209234A JP 20923496 A JP20923496 A JP 20923496A JP H1034241 A JPH1034241 A JP H1034241A
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- Manipulator (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
かつ手作業で加工を行うときの作業者の機械への接近性
や作業性を阻害せず、かつロボットを含めた設備をより
安価に提供できる曲げ加工装置を得る。 【解決手段】 ポンチ31を装着するラム4とダイ32
を装着するテーブル3との間に形成される加工領域の背
後側の2枚のサイドフレーム5、5の間の空間にワーク
ハンドリング用のロボット1を備えている。このロボッ
ト1に、テーブル3と平行な水平方向に移動位置決めす
るハンド20を設けることにより、ワークをプレスの側
方に搬送できる。また、上記ロボット1に、基端を鉛直
軸12まわりに旋回位置決め可能なアーム13を設け、
このアームの先端に当該アームの旋回によりサイドフレ
ーム5の外側側方にまで移動するハンド20を設けるこ
とにより、ワークを反転させてプレスの側方に搬送する
ことができる。
Description
出や金型の交換等を行うためのロボットを備えた板材の
曲げ加工装置に関するものである。
曲げ加工プレスは、主要な構成要素として、フレームと
ラムとラムの昇降駆動装置とバックゲージと呼ばれるワ
ークの位置決め装置とを備えている。フレームは、図7
に示すように、上テーブル2と、下テーブル3と、上テ
ーブルと下テーブルを両側端部で連結しているサイドフ
レーム6とを主要な構成要素として構成されている。ラ
ム4は、上下のテーブルの一方2に設けたガイドにより
昇降自在に案内されている。ラム4とラムを設けた側と
反対の側のテーブル3との対向辺には、ポンチ31とダ
イ32とが装着され、ラム4を昇降させることによって
生ずるポンチ31とダイ32との接近動作により、ポン
チ31とダイ32との間に挿入されたワークを屈曲す
る。ワークを屈曲する加工領域の背後側には、両サイド
フレーム5の間の空間に、機械の前後方向に移動位置決
め自在なバックゲージが装着されており、作業者はワー
クをこのバックゲージに当接する位置まで挿入すること
により、ワークの位置決めを行う。
は、人手によりワークの搬入搬出を行っているが、機械
の前面にコンベア42とロボット41とを設けて、ワー
クの搬入搬出及び位置決めを自動化した装置も用いられ
ている。この場合の各装置の配置は、図に示すように、
下テーブル3の手前に下テーブル3と平行にワーク搬送
用のコンベア42を配置し、さらにその手前側に通常は
多関節型のロボット41を設置している。そして、コン
ベア42でプレスの前面に搬送されてきたワークをロボ
ットのハンド20で把持してプレスに挿入し、ポンチ3
1とダイ32がワークを把持したタイミングでハンドを
開いて曲げ加工を行い、その後ポンチ31とダイ32が
若干開いた状態でハンド20で再びワークを把持し、ポ
ンチ31とダイ32を完全に開いた後、ロボット41で
ワークをコンベア42上に降ろすというものである。
やロボット41をプレスの前方に配置すると、それらの
設置スペースが必要で、より広い工場敷地を必要とす
る。また、同一形状のワークを多数加工する際にはテス
トピースを加工しながらラムの下降端位置の設定やダイ
の高さ調整などの段取作業が必要であるが、コンベア4
2やロボット41が邪魔になって、これらの作業が非常
に行いにくくなる。また、設備全体が高価になるととも
に、装置の据付けの際には、プレスとコンベアとロボッ
トとをそれぞれ別個に据え付けて、各装置間の相互位置
設定を行わねばならないため、設置作業が面倒になる。
ためになされたもので、ワークの搬入搬出を行うロボッ
トを内蔵し、かつ手作業で加工を行うときでも作業者の
機械への接近性や作業性を阻害することがなく、かつロ
ボットを含めた設備をより安価に提供することが可能な
曲げ加工装置を提供することを課題としている。
スは、ポンチ31を装着するラム4とダイ32を装着す
るテーブル3との間に形成される加工領域の背後側の2
枚のサイドフレーム5、5の間の空間にワークハンドリ
ング用のロボット1を備えているものである。このロボ
ット1に、テーブル3と平行な水平方向に移動位置決め
するハンド20を設けることにより、ワークをプレスの
側方に搬送することができる。
2まわりに旋回位置決め可能なアーム13を設け、この
アームの先端に当該アームの旋回によりサイドフレーム
5の外側側方にまで移動するハンド20を設けることに
より、ワークを反転させてプレスの側方に搬送すること
ができる。
1を備えたプレスの複数ユニットを、一体のフレームに
テーブル3の延在方向に並べて配置して一台の曲げ加工
プレスを構成することにより、複数台のユニットを同期
運転することにより大型のワークの曲げ加工が可能で、
かつロボット1でワークを隣接するユニットに搬送しな
がら複数台のユニットを個別運転することにより、小型
のワークの複数工程を自動処理可能な曲げ加工プレスを
構成することができる。
移動するハンド20を有するロボットを備えたこの発明
の曲げ加工プレスにおいては、サイドフレーム5の外側
側方にプレス金型を収容する棚36を設けることによ
り、ロボット1でワークのハンドリングを行うとともに
当該棚に収容された金型の交換を行うことも可能にな
る。
加工プレスに採用されるロボットの一実施例を示したも
のである。ロボット1は、上下のテーブル2、3及びラ
ム4の背後の2枚のサイドフレーム5、5の間の従来バ
ックゲージが装着されていた空間に配置される。ロボッ
ト1は、従来のバックゲージを支持していたと同様な前
後方向のガイドフレーム6で支持されている。
自在にスライダ11が装着されており、このスライダ1
1には、鉛直方向の旋回ピン12が立設されている。旋
回ピン12には、機械の前面に向かって延びるアーム1
3が枢着されており、図示しない旋回駆動装置によっ
て、回転駆動されるようになっている。アーム13は、
テレスコピック型の伸縮構造14を備え、内蔵したロッ
ドレスシリンダや電気駆動の送りネジにより伸縮方向に
駆動される。
と直交する水平方向のガイドバー15が固着されてい
る。ガイドバー15には、これに沿って往復駆動される
キャリア16が装着されている。キャリア16の駆動
は、ガイドバー15と平行に設けたロッドレスシリンダ
や電動機駆動の送りネジなどによって行う。
備えた2個のリンク17、18を介して、開閉フィンガ
19を備えたハンド20が装着されている。ハンド20
はキャリア16の左右端にそれぞれ設けられており、こ
の一対のハンド20のリンク17、18及びフィンガ1
9は同期動作を行う。
態を示しており、この状態でハンド20は、上下のテー
ブル2、3やラム4より前方に進出することができ、機
械の手前側からワークを搬入したり搬出したりすること
ができる。従って、このようなロボット1を備えたプレ
スの手前に、図7に示すようなベルトコンベア42のみ
を配置すれば、ベルトコンベア42でワークを搬送しな
がら、プレスに内蔵されたロボット1でワークの搬入搬
出、位置決め等を行うことが可能である。
れたワーク30を把持している状態を示したものであ
る。また図3はリンク17、18を折り畳んでハンド2
0を前方に向け、フィンガ19を開いている状態を示し
たもので、この状態でロボットハンド20を従来のバッ
クゲージと同じ機能を持つ装置として用いることができ
る。
は、サイドフレーム5のC形切欠7をワーク30やロボ
ットのキャリア16より先端の部分が通過することがで
きる大きな切欠としている。
おいても、サイドフレーム5にはC形切欠7が設けられ
ているが、従来のC形切欠7は、ワーク加工時に上テー
ブル2と下テーブル3とを引き離す方向に作用する加工
反力によってサイドフレーム5が撓み、それが加工時の
ポンチ31とダイ32との間の間隙誤差となるのを防止
するために、極力小さな切欠とするようにしている。す
なわちC形切欠7を大きくすると、サイドフレーム5を
撓ませる曲げモーメントの腕長さが大きくなるばかりで
なく、曲げに抵抗するサイドフレーム5の奥行き寸法も
小さくなるから、加工反力によるフレームの撓みを小さ
くする上で非常に不利になるからである。
ム5のC形切欠7を大きくした場合には、サイドフレー
ム5の撓みによるポンチとダイとの間の間隔の誤差が増
大することにより、ワークの加工精度が大きく低下す
る。そこで、この問題を避けるため、図4に詳細を示す
ように、サイドフレーム5の近傍にゲージフレーム8を
下テーブル3(ラム4を上テーブル側に設けた場合)に
固着し、かつその上端を上テーブル2の背面に近接させ
て設け、当該ゲージフレームの先端と上テーブルの背面
との間に、リニアスケール9を設けている。ゲージフレ
ーム9には何等の外力も作用しないので、加工反力によ
る上テーブル2の変位は、リニアスケール9で検出され
る。そこでこの検出信号を制御器に入力し、制御器から
指令されるラム4のストローク量にさらにリニアスケー
ル9で検出された変位量を加えた量をラム4の昇降駆動
装置に与えることにより、フレームの歪みをキャンセル
して、ポンチとダイの間隔を正確に保持できるようにし
ている。
し、上述した手段により、C形切欠を大きくしたことに
よる加工精度の低下を防止したときは、ワーク30をサ
イドフレームのC形切欠7を通してプレスに搬入搬出す
ることが可能となり、ロボット1で側方に隣接する他の
プレスにワークを受け渡すことができるようになる。
ブル幅の狭い)従来構造のプレスを3台一体化したよう
なプレスを構成する。図には明示されていないが、図5
のプレスは幅広い1枚の下テーブルを備え、上テーブル
2とラム4とは、幅方向に3個に等分割されている。分
割された各ラム4は、分割された各上テーブル2の両端
にそれぞれガイドされて個別に上下動可能である。また
分割された各ラム4の昇降駆動装置21は、各ラム毎に
設けられている。図の昇降駆動装置は、ACサーボモー
タ22で回転駆動されるボールネジ23を設けた構造
で、ACサーボモータ22の回転がタイミングベルト2
4によりボールネジのナット部材25を回転させ、ラム
4の上縁に植立したボールネジ23を昇降させる構造で
ある。
れ2枚のサイドフレーム5でベース板10及び図示され
ていない下テーブルに連結一体化されている。これらの
サイドフレーム5には、図2に示すような大きなC形切
欠7が設けられている。そして両サイドフレーム5、5
の間の空間には、前述した構造のロボット1が配置され
ており、サイドフレーム5を上テーブル2の側端より内
側に配置することによって、サイドフレーム5とそれに
隣接するユニットのサイドフレーム5との間に受渡しス
ペース35が形成されている。
に第1工程から第3工程までの金型を装着して、図の右
から左へワークを送りながら、1台のプレスで3工程の
加工を行うときのロボット1によるワークの送り動作に
ついて説明する。
きは、前工程(図5の右側)のロボット1aのキャリア
16aをガイドバー15aに沿って右側に移動し、その
状態で先工程で加工されたワークの奥端を把持する。そ
して型を完全に開いた後、ワークをダイから持ち上げ、
キャリア16aがガイドバー15aの左側に移動するこ
とによって、ワークを次工程のユニットへと移送する。
次工程のユニットのロボット1bは、キャリア16bを
ガイドバー15bの右側に移動させた状態で待機し、先
工程から送られてきたワークの左半部分の奥端を把持す
る。その後、先工程のロボット1aのハンドが開き、次
のワークを受け取るために右側に移動する。一方次工程
のロボットのキャリア16bは、ガイドバー15bに沿
って左側に移動し、ワークのセンタを合わせて、ワーク
の新しい折曲げ位置をポンチとダイの間に挿入する。
ときは、次のように行う(図1の想像線も参照)。先工
程で加工されたワークは、キャリア16を中央位置にし
た状態でロボット1bで把持する。次に金型を完全に開
いた後、スライダ11bを前方に移動させながら、アー
ム13bを図で90度右回動する。すると図5で想像線
で示すように、ロボットのスライドバー15bより先端
の部分がワークとともにサイドフレームのC形切欠7を
通過して、受渡しスペース35へと移動する。次工程の
ロボットも同様な動作で、但しアーム13cの回動方向
を逆方向とすることにより、上工程のロボットハンド2
0bと下工程のロボットハンド20cとは、前述した受
渡しスペース35内で対向する。そこでワークの形状に
合わせて、次工程のハンドの位置及び方向を制御し、ワ
ークをつかむ。次に先工程のロボットのハンドを開き、
両方のロボットのアームをそれぞれ元の位置に復帰させ
れば、ワークは180度反転された状態で先工程から次
工程へ移送されることになる。
らのワークの搬出は、図1に実線で示すようにロボット
ハンド20を機械の前方に延ばすことによって、機械の
前方から行ってもよいし、また、サイドフレームの大き
なC形切欠7を利用して、機械の側方から行ってもよ
い。いずれにしても、機械の前方にロボットを設置する
必要はなくなり、搬送用の機器を設置するとしても、コ
ンベアのみでよいから、手作業で加工を行うときの機械
への接近性や、段取り作業等の作業性は良好である。
ような棚36を設けておき、この棚36に交換用のポン
チやダイを収容しておくことにより、ロボット1を用い
て金型の自動交換を行うことも可能である。必要があれ
ば、棚36を昇降駆動して金型の選択を行い、棚板37
を前方にスライドさせて、ロボットハンドとの間での金
型の受渡しを行うことが可能である。また、棚36から
取り出した金型をワークの移送を行ったときと同様な方
法で、隣接するユニットに移送することも可能である。
プレスは、複数のラムに同じ金型を装着してそれらを同
期昇降させることにより、幅広い1個のワークの折曲げ
加工を行うことが可能である。この場合、金型の延在方
向の加工反力の分布により、上テーブルの撓み量が相違
してくるが、各テーブルの撓み量は、それぞれのユニッ
トに設けたリニアスケール9によって検出されて各ラム
のストローク量が補正されるので、金型の長手方向にお
けるポンチとダイの間隔が正確に制御され、テーブルの
撓みにより、ワークの中間部の曲げ角度に誤差が生ずる
いわゆる中ダレ現象を防ぐことができる。
面図
面図
図
図
斜視図
Claims (5)
- 【請求項1】 ラム(4) とテーブル(3) とによって形成
される加工領域の背後側の2枚のサイドフレーム(5,5)
の間の空間にワークハンドリング用のロボット(1) を備
えていることを特徴とする、ロボットを備えた曲げ加工
プレス。 - 【請求項2】 ロボット(1) が、テーブル(3) に平行な
水平方向に移動位置決め可能なハンド(20)を備えてい
る、請求項1記載のロボットを備えた曲げ加工プレス。 - 【請求項3】 ロボット(1) が、基端を鉛直軸(12)まわ
りに旋回位置決め可能なアーム(13)の先端に装着されて
当該アームの旋回によりサイドフレーム(5)の外側側方
に移動可能なハンド(20)を備えている、請求項1または
2記載のロボットを備えた曲げ加工プレス。 - 【請求項4】 一体のフレームに請求項2または3記載
のロボット(1) を備えた曲げ加工プレスの複数ユニット
をテーブル(3) の延在方向に並べて配置してなる、ロボ
ットを備えた曲げ加工プレス。 - 【請求項5】 サイドフレーム(5) の外側側方にプレス
金型を収容する棚(36)を備え、ロボット(1) が当該棚に
収容された金型の交換を行うことを特徴とする、請求項
3記載のロボットを備えた曲げ加工プレス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8209234A JPH1034241A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | ロボットを備えた曲げ加工プレス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8209234A JPH1034241A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | ロボットを備えた曲げ加工プレス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1034241A true JPH1034241A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16569585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8209234A Pending JPH1034241A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | ロボットを備えた曲げ加工プレス |
Country Status (1)
Country | Link |
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- 1996-07-18 JP JP8209234A patent/JPH1034241A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060606 |